JPH0988828A - 圧縮機のバルブ装置 - Google Patents

圧縮機のバルブ装置

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JPH0988828A
JPH0988828A JP25272095A JP25272095A JPH0988828A JP H0988828 A JPH0988828 A JP H0988828A JP 25272095 A JP25272095 A JP 25272095A JP 25272095 A JP25272095 A JP 25272095A JP H0988828 A JPH0988828 A JP H0988828A
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Ichiro Kita
一朗 喜多
Yasuhiko Tanaka
泰彦 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、2個の吐出孔と2個の吐出弁と2
個のパス穴を有する圧縮機のバルブ装置において、吐出
される冷媒ガスの相互干渉による圧縮効率低下を防ぐと
ともに、脈動レベルの増大を防ぎ騒音を低減することを
目的とする。 【構成】 冷媒ガスを吐出する第1の吐出孔111と第
1の吐出弁112および、第2の吐出孔113と第2の
吐出弁114が、それぞれ独立した空間の第1の吐出室
119と、第2の吐出室120ないに配設されているの
で、吐出ガスの流れの相互干渉がなくなり圧縮効率向上
と脈動減少による騒音低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用冷蔵庫等に用い
られる比較的小型の往復動圧縮機のバルブ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、圧縮機のバルブ装置は圧縮機の高
効率化を目的に種々の改良がなされているが、市場から
は、高効率とともに低騒音化の要望も高い。
【0003】従来の圧縮機のバルブ装置として例えば特
開平3−175174号公報に示されているものがあ
る。
【0004】以下、図6、図7および図8を参照にしな
がら、上述した特開平3−175174号公報に示され
ている従来の圧縮機のバルブ装置の一実施例について説
明する。
【0005】図6は、従来のバルブ装置の一実施例にお
けるバルブ装置の組立断面図、図7は、図6のバルブ装
置の組立断面側面図、図8は、図6の分解斜視図であ
る。図6から図8において、1は、バルブ装置で、4
は、2個の吸入孔2と、2個の吐出孔3を有するバルブ
プレートである。前記吐出孔3の開閉を行う吐出リード
弁22は、バルブプレート4に設けられた凹所21に設
置されている。23は前記リード弁22のリフト量を規
制するストッパーで、リベット24で、固定されてい
る。シリンダ10には、吸入リード弁11、プレートガ
スケット12、前記バルブプレート4、ヘッドガスケッ
ト13、シリンダヘッド14が、ボルト(図示せず)に
より固定されている。
【0006】前記シリンダ10内には、モーター(図示
せず)の駆動で往復運動するピストンが遊嵌されてい
る。また、シリンダヘッドは、吸入室25と、吐出室2
6を有する。
【0007】以上のように構成された従来の圧縮機のバ
ルブ装置の一実施例において、以下その動作を説明す
る。
【0008】まず、ピストン15の往復運動で、冷媒ガ
スは、シリンダヘッド14の吸入室25から、吸入リー
ド弁11の開閉によって、バルブプレート4の吸入孔2
を通ってシリンダ10内に吸入される。シリンダ10内
で圧縮されたされた冷媒ガスは、吐出リード弁の開閉に
よって、2個の吐出孔3を通り、シリンダヘッド14の
吐出室26に吐出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、2個の吐出孔3から、冷媒ガスが同時
に吐出室26に流出するので、冷媒ガスの流れがお互い
に干渉しあい冷媒のスムーズな流れを阻害するため、吐
出効率が悪化し、能力が低下する欠点と、2つの吐出孔
3から出た冷媒ガスが同時に吐出室26に断続的に放
出、停止を繰り返すことによって非常に大きな冷媒ガス
の脈動と、騒音を発生する欠点があった。
【0010】本発明は、従来の課題を解決するもので、
吐出効率が良く、能力低下の少ない圧縮機のバルブ装置
を提供ことを目的とする。また、冷媒ガスの脈動が小さ
く騒音発生の少ない圧縮機のバルブ装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の圧縮機のバルブ装置は、ピストンを内蔵す
るシリンダと吸入マフラーと吸入孔を開閉するリードバ
ルブと、2個の吐出孔と2個の吐出弁と2個のパス穴を
配置したバルブプレートと、吸入室と2個の吐出室から
なるシリンダヘッドと、バルブプレートとシリンダヘッ
ドをシールする吐出ガスケットと、吐出マフラーとから
なり、の第1の吐出孔と第1の吐出弁と第1のパス穴
は、シリンダヘッドの第1の吐出室内に配設され、第2
の吐出孔と第2の吐出弁と第2のパス穴は、第2の吐出
室内に配設され、第1の吐出室と第2の吐出室は、吐出
ガスケットによって完全に独立した空間を形成するとと
もに、第1のパス穴と第2のパス穴は、ともに吐出マフ
ラーに連通する構成となっている。
【0012】また、さらに2個の吐出孔と2個の吐出弁
とパス穴を配置したバルブプレートと、吸入室と2個の
吐出室と、混合室からなるシリンダヘッドと、バルブプ
レートとシリンダヘッドをシールする吐出ガスケット
と、吐出マフラーを有し、の第1の吐出孔と第1の吐出
弁は、シリンダヘッドの第1の吐出室内に配設され、第
2の吐出孔と第2の吐出弁は、第2の吐出室内に配設さ
れ、第1の吐出室には、混合室と連通する第1の連通孔
があり、第2の吐出室には、混合室と連通する第2の連
通孔があり、混合室は、吐出ガスケットによって完全に
独立した空間を形成するとともに、混合室のパス穴は、
吐出マフラーに連通する構成となっている。
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載の圧縮機のバルブ装置
は、2個の吐出孔と2個の吐出弁とがそれぞれ独立した
第1、第2の吐出室内に配設されるとともに、第1、第
2の吐出室はパス穴を介して吐出マフラーに連通してい
るので、2個の吐出穴から冷媒ガスが同時に単一の吐出
室内に流れ込むことによって生じる冷媒ガスの流れの干
渉がなくなり、冷媒の流れの干渉によって生じる吐出効
率の低下は解消される。また、第1、第2の吐出室が異
なる容積であるので、吐出室内の脈動の周波数がことな
り、吐出マフラー内で互いに共鳴して騒音を増幅しあう
ことがなくなる。
【0014】さらに、第1、第2の吐出室から、吐出マ
フラーに連通する第1、第2のパス穴の径が異なるの
で、通過流速の差から吐出マフラー内での脈動周波数が
ずれ、互いに共鳴して騒音を増幅させることがなくな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明による圧縮機のバルブ装置の第
1の実施例について、図面を参照しながら説明する。図
1は本発明の第1の実施例による圧縮機のバルブ装置の
分解斜視図、図2は、図1のA矢視によるバルブ装置の
要部断面図である。
【0016】図1および図2において、101はビスト
ンで、シリンダ102内で往復運動をすることによりシ
リンダ102内の空間の冷媒ガスを圧縮する。103は
吸入マフラーで、冷媒ガスを吸い込むマフラー吸入孔1
04を有する。
【0017】105は吸入ガスケット、106は吸入リ
ードで、リードバルブ107を有する。108はバルブ
プレートで2個の吸入口110がリードバルブ106と
相対している。また、バルブプレート108は、第1の
吐出孔111と、第1の吐出孔111を開閉するための
第1の吐出弁112、および第1のパス穴112a、第
2の吐出孔113と、第2の吐出孔113を開閉するた
めの第2の吐出弁114、および第2のパス穴114a
を有し、第1、第2の吐出弁は、止め具115によっ
て、バルブプレート108に固定されている。
【0018】116は吐出ガスケットで、バルブプレー
ト108とシリンダヘッド117の間にあり、吐出ガス
ケット116のシールによって、シリンダヘッド117
には、吸入室118と、第1の吐出室119、第2の吐
出室120が形成され、第1の吐出室119には、第1
の吐出孔111、と第1の吐出弁112、第1のパス穴
112aが配設され、第2の吐出室120には、第2の
吐出孔113、第2の吐出弁114、第2のパス穴11
4aが配設され、第1のパス穴112aと、第2のパス
穴114aはともに吐出マフラー121に連通してい
る。
【0019】以上のように構成された圧縮機のバルブ装
置について、以下その動作を説明する。
【0020】まず、ピストン101の往復運動で、冷媒
ガスは、マフラー吸入口104から吸入マフラー103
内を通って吸入室118にみちびかれ、リードバルブ1
17の開閉によって吸入孔110からシリンダ102内
に吸入される。
【0021】シリンダ102内で圧縮された冷媒ガス
は、第1のリード弁と、第2のリード弁の開閉によって
第1の吐出孔111と、第2の吐出孔112に分かれて
それぞれ、第1の吐出室119、第2の吐出室120に
吐出される。第1の吐出室119と、第2の吐出室12
0は、それぞれ完全に独立した空間であるので、吐出に
よって生じる冷媒ガスの流れが第1の吐出弁112と第
2の吐出弁114の周りで干渉しあうことがなく、冷媒
はスムーズに吐出弁周りを流れ、一方の吐出弁周りの流
れが他の吐出弁周りの流れを干渉することによって起こ
る吐出効率の悪化を防止することができる。
【0022】以上のように、本実施例の圧縮機のバルブ
装置は、ピストン101を内蔵するシリンダ102と吸
入マフラー103と吸入孔110を開閉するリードバル
ブ107と、2個の吐出孔111、113と2個の吐出
弁112、114と2個のパス穴112a、114aを
配置したバルブプレート108と、吸入室118と2個
の吐出室119、120からなるシリンダヘッド117
と、バルブプレート108とシリンダヘッド117をシ
ールする吐出ガスケット116と、吐出マフラーを有
し、第1の吐出孔111と第1の吐出弁112と第1の
パス穴112aは、シリンダヘッド117の第1の吐出
室119内に配設され、第2の吐出孔113と第2の吐
出弁114と第2のパス穴114aは、第2の吐出室1
20内に配設され、第1の吐出室119と第2の吐出室
120は、吐出ガスケット116によって完全に独立し
た空間を形成するとともに、第1のパス穴112aと第
2のパス穴114aは、ともに吐出マフラー121に連
通する構成であるので、2個の吐出穴から冷媒ガスが同
時に単一の吐出室内に流れ込むことによって生じる冷媒
ガスの流れの干渉がなくなり、冷媒の流れの干渉によっ
て生じる吐出効率の低下は解消できる。
【0023】次に、本発明による圧縮のバルブ装置の第
2の実施例について図面を参照しながら説明する。尚、
第1の実施例と同一構成については、同一符号を付して
詳細な説明は省略する。
【0024】図3は、本発明の第2の実施例による圧縮
機のバルブ装置の要部断面図である。
【0025】図3において、122は第1の吐出室、1
23は第2の吐出室で、それぞれ異なった空間容積を有
する。
【0026】以上のように構成された圧縮機のバルブ装
置について以下その動作を説明する。
【0027】冷媒ガスは、第1の吐出弁112と第2の
吐出弁114の開閉によって、第1の吐出孔111と、
第2の吐出孔113からそれぞれ第1の吐出室122
と、第2の吐出室123に吐出される。ところで冷媒ガ
スは、断続的な吐出によって吐出室内で圧力脈動を起こ
し、この脈動が大きいと脈動が加振源となり、振動や騒
音の増大を招くのであるが、第1の吐出室122と、第
2の吐出室123がそれぞれ異なった容積を有するの
で、それぞれ異なった脈動の周波数を有することとな
り、異なった脈動の周波数で、それぞれ第1のパス穴1
12a、第2のパス穴114aから吐出マフラー121
に冷媒ガスが流れ、吐出マフラー内では同一の脈動周波
数の冷媒ガスが流れることによって発生する共鳴起因の
騒音の増幅がなくなる。さらに、第1の吐出室122と
第2の吐出室123の容積を適切に設定することによっ
て、吐出マフラー内での脈動を大幅に抑制することが可
能である。
【0028】以上のように本発明の第2の実施例による
圧縮機のバルブ装置は、それぞれが異なる容量を有する
シリンダヘッドの第1の吐出室122と第2の吐出室1
23を備えているので、吐出室内の脈動の周波数がこと
なり、吐出マフラー内で互いに共鳴して騒音を増幅しあ
うことがなくなる。
【0029】次に、本発明による圧縮のバルブ装置の第
3の実施例について図面を参照しながら説明する。尚、
第1の実施例と同一構成については、同一符号を付して
詳細な説明は省略する。
【0030】図4は、本発明の第3の実施例による圧縮
機のバルブ装置の要部断面図である。
【0031】図4において、112bは第1のパス穴、
114bは、第2のパス穴で、それぞれ異なった径を有
する。
【0032】以上のように構成された圧縮機のバルブ装
置について以下その動作を説明する。
【0033】冷媒ガスは、第1の吐出弁112と第2の
吐出弁113の開閉によって、第1の吐出孔111と、
第2の吐出孔113からそれぞれ第1の吐出室119
と、第2の吐出室120に吐出される。その後、第1の
吐出室119と、第2の吐出室からそれぞれ、第1のパ
ス穴112bと第1のパス穴とは径を異にする第2のパ
ス穴114bを通って吐出マフラー121に吐出され
る。
【0034】以上のように構成された圧縮機のバルブ装
置について以下その動作を説明する。
【0035】冷媒ガスは、第1の吐出弁112と第2の
吐出弁113の開閉によって、第1の吐と連通孔111
と、第2の吐出孔113からそれぞれ第1の吐出室11
9と、第2の吐出室120に吐出される。ところで冷媒
ガスは、断続的な吐出によって吐出室内で圧力脈動を起
こし、この脈動が大きいと脈動が加振源となり、振動や
騒音の増大を招くのであるが、第1の吐出室119から
吐出マフラーに連通する第1の吐出パス穴112bと、
第2の吐出室120から吐出マフラー121に連通する
第2の吐出パス穴121はそれぞれ異なった径を有する
ので、それぞれの通加流速が異なることとなるため、吐
出マフラー121に流入する時の脈動の周波数が異なる
こととなる。したがって吐出マフラー内では同一の脈動
周波数の冷媒ガスが流れることによって発生する共鳴起
因の騒音の増幅がなくなることとなる。
【0036】以上のように本発明の第3の実施例による
圧縮機のバルブ装置は、それぞれが異なる径の第1のパ
ス穴112bと、第2のパス穴114bを備えているの
で、第1のパス穴112bと第2のパス穴114bを通
過する冷媒ガスの脈動周波数が異なるので、吐出マフラ
ー内で互いに共鳴して騒音を増幅しあうことがなくな
る。
【0037】図5は、本発明の第4の実施例による圧縮
機のバルブ装置の要部断面図である。
【0038】図5において、119bは第1の吐出室、
120b第2の吐出室、125は混合室で、第1の連通
孔125によって第1の吐出室119bと連通し、第2
の連通孔126によって第2の吐出室120bと連通し
ている。混合室127は、パス穴128によって吐出マ
フラー121に連通している。
【0039】以上のように構成された圧縮機のバルブ装
置について、以下その動作を説明する。
【0040】冷媒ガスは、第1の吐出弁112と第2の
吐出弁114の開閉によって第1の吐出孔111と第2
の吐出孔113からそれぞれ第1の吐出室119bと第
2の吐出室120bに吐出される。第1の吐出室119
bと、第2の吐出室120bはそれぞれ独立した空間で
あるので、吐出された冷媒が干渉しあって吐出効率を悪
化させることはない。次に、吐出された冷媒ガスは、そ
れぞれ第1の連通孔125と第2の連通孔で縮流され、
混合室127に流れる。吐出は断続的に行われるため、
冷媒ガスの脈動が発生するが第1の連通孔125と第2
の連通孔126で縮流され、脈動が小さくなるととも
に、混合室127がパス穴128を通って吐出マフラー
121に流れる冷媒ガスの断続的な流れを緩和する空間
として働くので、吐出マフラー121の内部での脈動が
抑えるとともに、冷媒ガスの流れがスムーズになり、騒
音発生が大幅に抑えられる。
【0041】以上のように、本実施例の第4の実施例に
よる圧縮機のバルブ装置は、第1の吐出孔111と第1
の吐出弁112は、シリンダヘッド117の第1の吐出
室119b内に配設され、第2の吐出孔113と第2の
吐出弁114は、第2の吐出室120b内に配設され、
第1の吐出室119bには、混合室127と連通する第
1の連通孔125があり、第2の吐出室120bには、
混合室127と連通する第2の連通孔126があり、混
合室127は、吐出ガスケット116によって完全に独
立した空間を形成するとともに、混合室127のパス穴
128は、吐出マフラー121に連通する構成であるの
で、2個の吐出孔111、113から断続的に流れる冷
媒ガスの相互干渉による吐出効率低かがなく、混合室1
27が吐出マフラー121へ流れる冷媒の脈動緩衝と整
流をするため、冷媒ガスの脈動が小さく流れがスムーズ
で、騒音の発生を大幅に低減することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の圧縮機のバルブ装置は、ピストンを内蔵するシリン
ダと吸入マフラーと吸入孔を開閉するリードバルブと、
2個の吐出孔と2個の吐出弁と2個のパス穴を配置した
バルブプレートと、吸入室と2個の吐出室を有するシリ
ンダヘッドと、バルブプレートとシリンダヘッドをシー
ルする吐出ガスケットと、吐出マフラーを有し、第1の
吐出孔と第1の吐出弁と第1のパス穴は、シリンダヘッ
ドの第1の吐出室内に配設され、第2の吐出孔と第2の
吐出弁と第2のパス穴は、第2の吐出室内に配設され、
第1の吐出室と第2の吐出室は、吐出ガスケットによっ
て完全に独立した空間を形成するとともに、第1のパス
穴と第2のパス穴は、ともに吐出マフラーに連通する構
成であるので、2個の吐出穴から冷媒ガスが同時に単一
の吐出室内に流れ込むことによって生じる冷媒ガスの流
れの干渉がなくなり、冷媒の流れの干渉によって生じる
吐出効率の低下は解消できる。
【0043】また、それぞれが異なる容量を有するシリ
ンダヘッドの第1の吐出室と第2の吐出室を備えている
ので、吐出室内の脈動の周波数がことなり、吐出マフラ
ー内で互いに共鳴して騒音を増幅しあうことがなくな
る。
【0044】また、それぞれが異なる径の第1のパス穴
と、第2のパス穴を備えているので、第1のパス穴と第
2のパス穴を通過する冷媒ガスの脈動周波数が異なるの
で、吐出マフラー内で互いに共鳴して騒音を増幅しあう
ことがなくなる。
【0045】また、第1の吐出孔と第1の吐出弁は、シ
リンダヘッドの第1の吐出室内に配設され、第2の吐出
孔と第2の吐出弁は、第2の吐出室内に配設され、第1
の吐出室には、混合室と連通する第1の連通孔があり、
第2の吐出室には、混合室と連通する第2の連通孔があ
り、混合室は、吐出ガスケットによって完全に独立した
空間を形成するとともに、混合室のパス穴は、吐出マフ
ラーに連通する構成であるので、2個の吐出孔から断続
的に流れる冷媒ガスの相互干渉による吐出効率低かがな
く、混合室が吐出マフラーへ流れる冷媒の脈動緩衝と整
流をするため、冷媒ガスの脈動が小さく流れがスムーズ
で、騒音の発生を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による圧縮機のバルブ装
置の分解斜視図
【図2】本発明の第1の実施例による圧縮機のバルブ装
置の要部断面図
【図3】本発明の第2の実施例による圧縮機のバルブ装
置の要部断面図
【図4】本発明の第3の実施例による圧縮機のバルブ装
置の要部断面図
【図5】本発明の第4の実施例による圧縮機のバルブ装
置の要部断面図
【図6】従来の圧縮機のバルブ装置の一例による組立断
面図
【図7】図6の組立断面側面図
【図8】図6の分解斜視図
【符号の説明】
101 ピストン 102 シリンダ 104 吸入マフラー 107 リードバルブ 108 バルブプレート 110 吸入孔 111 第1の吐出孔 112 第1の吐出弁 112a 第1のパス穴 113 第2の吐出孔 114 第2の吐出弁 114a 第2のパス穴 116 吐出ガスケット 117 シリンダヘッド 118 吸入室 119 第1の吐出室 120 第2の吐出室 121 吐出マフラー 125 第1の連通孔 126 第2の連通孔 128 パス穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンを内蔵するシリンダと吸入マフ
    ラーと吸入孔を開閉するリードバルブと、2個の吐出孔
    と2個の吐出弁と2個のパス穴を配置したバルブプレー
    トと、吸入室と2個の吐出室からなるシリンダヘッド
    と、前記バルブプレートと前記シリンダヘッドをシール
    する吐出ガスケットと、吐出マフラーを有し、前記第1
    の吐出孔と第1の吐出弁と第1のパス穴は、前記シリン
    ダヘッドの前記第1の吐出室内に配設され、前記第2の
    吐出孔と第2の吐出弁と第2のパス穴は、前記第2の吐
    出室内に配設され、前記第1の吐出室と前記第2の吐出
    室は、前記吐出ガスケットによって完全に独立した空間
    を形成するとともに、前記第1のパス穴と前記第2のパ
    ス穴は、ともに前記吐出マフラーに連通する構成からな
    る圧縮機のバルブ装置。
  2. 【請求項2】 それぞれが異なる容量を有するシリンダ
    ヘッドの第1の吐出室と第2の吐出室を備えた請求項1
    記載の圧縮機のバルブ装置。
  3. 【請求項3】 それぞれが異なる径の第1のパス穴と第
    2のパス穴を備えた請求項1記載の圧縮機のバルブ装
    置。
  4. 【請求項4】 ピストンを内蔵するシリンダと吸入マフ
    ラーと吸入孔を開閉するリードバルブと、2個の吐出孔
    と2個の吐出弁とパス穴を配置したバルブプレートと、
    吸入室と2個の吐出室と、混合室からなるシリンダヘッ
    ドと、前記バルブプレートと前記シリンダヘッドをシー
    ルする吐出ガスケットと、吐出マフラーを有し、前記の
    第1の吐出孔と第1の吐出弁は、前記シリンダヘッドの
    前記第1の吐出室内に配設され、前記第2の吐出孔と第
    2の吐出弁は、前記第2の吐出室内に配設され、前記第
    1の吐出室には、前記混合室と連通する第1の連通孔が
    あり、前記第2の吐出室には、前記混合室と連通する第
    2の連通孔があり、前記混合室は、前記吐出ガスケット
    によって完全に独立した空間を形成するとともに、前記
    混合室の前記パス穴は、前記吐出マフラーに連通する構
    成からなる圧縮機のバルブ装置。
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