JPH04124476A

JPH04124476A - 密閉型圧縮機

Info

Publication number: JPH04124476A
Application number: JP24559990A
Authority: JP
Inventors: Ichiro Kita; 一朗喜多
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-09-13
Filing date: 1990-09-13
Publication date: 1992-04-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、冷蔵庫等に使用される密閉型圧縮機に関する
ものである。

従来の技術近年、密閉型圧縮機（以下圧縮機という）は、小型でエ
ネルギー効率が高く、しかも低騒音のものが求められ、
吸込マフラーを圧縮要素の吸込孔に近接させることによ
シ吸込ガスの比容積を向上する方法が提言されている（
例えば特開昭６０−１２ａ９８１号公報、特開昭６２−
１４７０５８号公報、特開昭８３−２９０７９号公報）
。以下図面を参照しながら従来の圧縮機の一例について
説明する。

まず、第３図は、特開昭６０−１２８９８１号公報記載
の圧縮機の断面図である。第３図において、１は圧縮機
で、密閉容器２内に封入し、この密閉容器２内に冷媒ガ
スを収容している。圧縮機１は、電動機３、シリンダブ
ロック４を有する。

そして、吐出マフラー６はシリンダブロック４とともに
鋳造によシ吐出うイン中に形成されている。

シリンダヘッド６は、ボルト７によりシリンダ（図示せ
ず）に取りつけられている。シリンダヘッド６上に吸込
マフラー７が取りつけられている。

第４図は、吸込マフラー７の詳細構造を示し、吸込マフ
ラー７は、吐出室８と共にシリンダヘッド６内に形成し
た吸込室９に接続する。吸込マフラー７は、本体７ａと
カバー７ｂで構成され、カバー７ｂによシ本体７ａの下
側を閉塞する。本体Ｔ＆の前側には孔９ａがあシ、これ
は吸込ラインの密閉容器２に取り付けられた吸込チュー
ブ（図示せず）の軸線に位置し、吸込チューブよシ入っ
た冷媒ガスは、孔９ａよシ吸込マフラー７内に導かれる
。吸込マフラー７内に吸い込まれた冷媒ガスは、吸込小
空間１ｏから、Ｍ状エレメント１１と、側方内壁１２に
より形成される吸込通路１３および、カバー９に設けら
れた２個の吸込孔１４を通って吸込室９に導かれる。以
上のような構成において、圧縮機１が運転を始めると、
冷媒ガヌは、密閉容器２に取り付けられた吸込チューブ
（図示せず）から吸込マフラー７の孔９δを通って吸込
小空間１０へと導かれる。冷媒ガスはさらに、２本の吸
込通路と２本の吸込孔１４を通って吸込室９へ導かれる
こととなる。微視的に、圧縮機１が、吸込、圧縮工程を
くシ返すサイクルを考えると、冷媒ガスは、吸込マフラ
ー７の中の２本の吸込通路１３や、２本の吸込孔１４を
流れたり、止まったり（実際には吹き返しと呼ぶ逆の流
れを発生）しながら、これらの通路で、特定のモードを
持つこととなる。また、吸込マフラー７にプラスチック
等の低熱伝導度材料を用いることで、吸込冷媒ガス温度
を低減し、圧縮機１の効率を上げる方法や、吸込マフラ
ーの内部に吸込通路を設け、冷媒ガヌの流速をコントロ
ールすると共に、騒音を低減させる方法は既に公知であ
る。

発明が解決しようとする課題しかしながら上記のような構成では、冷媒ガスの流れが
、吸込通路や吸込孔で常に一定の固有の周波数モードを
持つことになるので、吸込み冷媒ガスの密度や流速と吸
込通路や吸込孔の持つ固有の周波数モード（冷媒ガスの
吸込、圧縮によシ生じるパルス動）が一致しているとき
は良いが、冷蔵庫等のシステムで、温度、圧力条件が変
化したとき、冷媒ガスの密度や流速と吸込通路や吸込孔
の持つ固有の周波数モードが合わなぐなシ、異常な冷媒
ガヌ振動による騒音を発生したシ、急激な性能低下を引
きおこすという課題を有していた。

本発明は上記課題に鑑み、冷蔵庫等のシ７テムで考えら
れるさまざまな圧力、温度条件で、異常な冷媒ガス振動
による騒音を発生したシ、性能低下を引き起こすことの
ない圧縮機を提供するものである。

課題を解決するための手段以上のような課題を解決するために、本発明の圧縮機は
、プラスチック等の断熱材料で作られた吸込マフラーを
有し、前記吸込マフラーは、一端が接続部に接続される
吸込小空間を構成し、他端が前記吸込管の近傍に開口す
る少なくとも２枚の仕切シ板がそれぞれ異なる長さを有
することで、前記少なくとも２本の吸込通路がそれぞれ
異なる長さを有するという構成を備えたものである。

作用本発明は上記した構成によシ、少なくとも２本の吸込通
路のうち１本が、冷蔵庫システムのある条件（冷媒の密
度、流速等を決定する）において、冷媒ガヌの流れに不
適切な固有の周波数モードを持っておシ、冷媒ガヌが異
常な振動を起こす状況であったとしても、他の少なくと
も１本の吸込通路はその長さが異なることから、また別
の固有の周波数モードを有することとなるので、冷媒ガ
ヌの流れは、流れやすい方向によシ多く流れることとな
シ、冷媒ガスの異常な振動が起こりにくくなる。

実施例以下、本発明の一実施例の圧綴機について、図面を参照
しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における圧ａｍの横断面図、
第２図は第１図の吸込７７ラーの斜視図である。第１図
、第２図において、３１は圧縮機、３２は密閉容器で、
電動要素３３と圧縮要素３４が弾性支持されている。圧
縮要素３４はビヌトン３５、シリンダ３６を有する。３
７は吸込マフラーで、吸込マフラー３７の一端を構成す
る吸込管３８は、パルププレート３９の吸込孔４０に連
通している。また、吸込管３８は、２本の異なる断面積
を持つ吸込管通路３８ａ、吸込管通路３８ｂで構成され
ている。４０は接続部、４１は吸込小空間で、吸込マフ
ラー３７の他端を成し、スプリング４２を介して吸込チ
ューブ４３に接続している。吸込チューブ４３は、密閉
容器３２を貫通して取り付けられている。一方、吸込マ
フラー３７の内部は、スプリング４２が接続されている
吸込小空間４１と、３枚の仕切シ板、４４ａ　、４４ｂ
。

４４ｃがあシ、３枚の仕切シ板４４ａ、４４ｂ。

４４ｃが吸込通路４ｔｓａ　、　４ｃｓｂ　、　４５ｃ
、４５ｄを形成し、吸込通量と開放小空間４１と吸込管
３８が連通している。３枚の仕切シ板はそれぞれ異なっ
た長さを有し、各々の長さは、仕切り板４４ａがＡ、仕
切シ板４４ｂがＢ、仕切り板４４ｃがＣである。

以上のように構成された圧縮機について、以下第１図お
よび第２図を用いてその動作を説明する。

圧縮機３１が運転を始めると圧縮機３１から吐出された
冷媒ガスは、冷凍サイクル（図示していない）から吸込
チューブ４３およびスプリング４２を通って吸込マフラ
ー３７の吸込小空間４１へと導かれる。吸込小空間４１
に導かれた冷媒ガスは、仕切シ板４４ａ、４４ｂ、４４
ｃによって形成される吸込通路４ｓａ　、　４ｓｂ　、
　４５ｃ　、　４ｓｄを通って開放小空間４６に送シこ
まれ、さらに吸込管３８の吸込管通路３８ａ　、３８ｂ
を通シバルププレート３９の吸込孔４ｏからシリンダ３
６内へと吸い込まれる。ここで微視的に、ピヌトン３５
の往復動による吸込と圧縮の工程を考えると、冷媒ガス
は、吸込工程では流れ、圧縮工程では吸込側は停止する
という動きをくり返すこととなる。

この吸込と停止の繰り返しは、吸込マフラー３７の内部
では、パルス動となシ、吸込通路の有する固有の周波数
モードがこのパルス動と一致しなくなると冷媒ガスの異
常な振動によシ、騒音を発したシ、急激な性能低下を招
くことになる。

ところで、本実施例に示す実施例の場合、吸込通路４５
ａＦｉＡの長さ、４６ｂはＢの長さ、４５ｃはＣの長さ
を持つため、この冷媒のパルス動と、例えば吸込通路４
５ａが冷媒の異常振動を発生する関係にあったとしても
、冷媒ガスは、よシ流れやすい（周波数がよシ一致して
いる）吸込通路＋ｓｂや４ｅｓｃ、＋ｓｄを通過するこ
とで、この異常振動によ多発生する騒音は低減されるこ
ととなる。

また、圧縮機の運転条件が変わシ（例えば、圧縮機が長
時間運転後は圧縮機の温度は約７０℃であるが、運転の
初期では約４０℃である。また例えば、吐出と吸込圧力
が変化する。）、冷媒ガスのパルス動の周波数が変化し
た場合も、吸込通路４５ａ　、４５ｂ、４５Ｃ，４５ｄ
の固有の周波数モードがそれぞれ違うので、もっとも流
れやすい吸込通路を冷媒ガスが流れることとなシ、特定
の条件下で、異常な騒音を発したり、急激な性能低下を
招いたりすることがなく、安定した騒音レベルや性能が
得られることとなる。また、吸込管通路３８ａ　、　３
ａｂにおいてもそれぞれの通路断面積の違いから、異な
る周波数モードを持つこととなるので、同様の動作が得
られることとなる。

したがって、本実施例によれば、吸込冷媒ガスの微視的
な吸込、停止によるパルス動の影響が、吸込７７ラー内
の少なくとも２本以上の吸込通路（吸込孔通路）を選択
通過することになるので、吸込通路（吸込孔通路）が、
常に一定の固有振動数モードを持つことがなぐなシ、吸
込み冷媒ガスの蜜償や流速によシ固有化される冷媒ガス
のパルス動のモードと吸込通路（吸込孔通路）の持つ固
有のモードが、すべての吸込通路（吸込孔通路）で一致
しなくなることが防止でき、冷媒ガスの異常な振動によ
シ生じる騒音の発生や急激な性能低下を防止することが
できる。

なお、本発明に示す圧縮機の実施例の騒音効果は特定条
件下のテストで、４００〜５００Ｈｚの騒音が約５ｄＢ
（ハ）の低下、性能では約３％の向上として得られてい
る（当社従来比）。

発明の効果以上のように本発明は、プラスチック等の断熱材料で作
られた吸込マフラーを有し、前記吸込マフラーは、一端
が接続部に接続される吸込小空間を構成し、他端が前記
吸込管の近傍に開口する少なくとも２枚の仕切り板がそ
れぞれ異なる長さを有することで、前記少なくとも２本
の吸込通路がそれぞれ異なる長さを有するという構成を
備えることによシ、少なくとも２本の吸込通路のうちの
１本が、冷蔵庫システムのある条件下に於いて、冷媒ガ
スの流れに不適切な固有の周波数モードを持っておシ、
冷媒ガスが異常な振動を起こす状況であったとしても、
他の少なくとも一本の吸込通路は、その長さや断面積が
異なることから、また別の固有モードを有することとな
るので、冷媒ガスの流れは、流れやすい通路を流れるこ
ととなシ。

冷媒ガヌの異常な振動を起こしにくく、これによる騒音
の発生や、急激な性能低下を起こすことのない圧縮機を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における圧縮機の横断面図、
第２図は第１図の圧縮機の吸込マフラーの斜視図、第３
図は従来の圧縮機の縦断面図、第４図は第３図の圧縮機
の吸込マフラーの詳細構造を示す断面図である。３２・・・・・・密閉容器、３３・・・・・・電動要素
、３４・・・・・・圧縮要素、３７・・・・・・吸込マ
フラー、３８・・・・・・吸込管、３９・・・・・・パ
ルププレート、４０・・・・・・吸込口、４０ａ・・・
・・・接続部、４１・・・・・・吸込小空間、４４ａ。４４ｂ、４４ｃ・−−−−−仕切シ板、４５ａ、４５ｂ
。４５Ｃ，４５ｄ・・自・・吸込通路。代理人の氏名　弁理士　小鍜治　　明　ほか２名＠閉電動圧扁唄込噴込パルＤ々込ＰＩ繞唄込容器饗　累Ｗ　　累マフブプレー口郭小つＭラド第図第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）密閉容器内に電動要素と圧縮要素とプラスチック
等の断熱材料でつくられた吸込マフラーとを有し、前記
吸込マフラーの一端をなす吸込管がバルブプレートの吸
入口に連通し、前記吸込マフラーの他端をなす接続部が
前記密閉容器内に取りつけられた吸込チューブに連結あ
るいは近接する構成とし、前記吸込マフラーは、一端が
前記接続部に接続される吸込小空間を構成し、他端が前
記吸込管の近傍に開口する吸込通路を形成する少なくと
も２枚の仕切り板を有するとともに、前記少なくとも２
枚の仕切り板がそれぞれ異なる長さを有することで、前
記少なくとも２枚の仕切り板により形成される少なくと
も２本の吸込通路がそれぞれ異なる長さを有することを
特徴とする密閉型圧縮機。
（２）２枚の仕切り板が形成する少なくとも２本の吸込
通路の断面積がそれぞれ異なることを特徴とする請求項
１記載の密閉型圧縮機。