JPH0987050A - ブレーキ材およびエレベータ非常停止用ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ材およびエレベータ非常停止用ブレーキ装置

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JPH0987050A
JPH0987050A JP7252997A JP25299795A JPH0987050A JP H0987050 A JPH0987050 A JP H0987050A JP 7252997 A JP7252997 A JP 7252997A JP 25299795 A JP25299795 A JP 25299795A JP H0987050 A JPH0987050 A JP H0987050A
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JP
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brake
ceramics
fibers
ceramic
sliding surface
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JP7252997A
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English (en)
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Akiko Suyama
章子 須山
Tsuneji Kameda
常治 亀田
Takayuki Fukazawa
孝幸 深澤
Yoshinori Hayakawa
義則 早川
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦係数が高く損傷が小さく、相手への攻撃性
も小さいという優れた制動特性を有し、しかも耐熱性、
耐酸化性に優れ熱伝導率が高く摺動面の温度上昇も緩和
できるようにする。 【解決手段】非酸化物系セラミックスからなるマトリッ
クス中にSi系セラミックスからなる繊維を複合して非
酸化物系のセラミックス基繊維複合材料を構成する。こ
の複合材料によって少なくとも摺動面を形成する。マト
リックスを構成する非酸化物系セラミックスの主成分が
SiC、Si3 4 、サイアロンのいずれかである。繊
維を構成する非酸化物系セラミックスの主成分がSi
C、Si3 4 、その他のSi系セラミックス材料であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス基繊
維複合材料からなるブレーキ材およびこのブレーキ材を
用いたエレベータ非常停止用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータのかごの下部には、こ
のかごを吊っているロープが切断した場合にかごの落下
を防止するために、非常停止用ブレーキ装置が設けられ
ている。この非常停止用ブレーキ装置は、かごの昇降路
に設けられた垂直なレールを側方から挟持するブレーキ
シューを有する構成とされている。そして、例えばエレ
ベータの速度が定格速度の1.2〜2倍になると調速機
(ガバナ)が動作してガバナロープをつかみ、さらにか
ごが下降するとガバナロープに固定された非常停止レバ
ーが引上げられ、このレバーの回転によって持上げられ
たブレーキシューがレールを挟持し、このブレーキシュ
ーとレールとの間の摩擦力によって、かごを減速停止さ
せるようになっている。
【0003】ところで、今後高層建築物等に設けられる
エレベータは例えば1000m/min 等の超高速で昇降
する。このような超高速エレベータに適用される非常停
止用ブレーキ装置では、制動時にブレーキシューに極め
て大きい摺動抵抗が作用して高摩擦熱が発生するため、
ブレーキ材には高温状態において安定した制動特性が要
求される。
【0004】そこで従来では、摩擦係数および耐熱性の
高いセラミックスをブレーキ材として適用することが提
案されている(例:特開昭59−7682号,特開昭6
2−34574号,特開昭62−34675号,特開平
6−206675号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した各
公知例に示されているように、セラミックスをブレーキ
材に適用する技術が種々開発されているものの、その特
性はセラミックスの種類、特に材質や形状によって大き
く異なっており、ブレーキ材としてどのようなセラミッ
クスが適合するかについては、これまで必ずしも明らか
になっていない。
【0006】また、上述した従来の技術では、ブレーキ
材を構成するセラミックスに炭素繊維からなる芯材を混
入して靭性を高め、これにより欠損の防止を図ることも
考えられている(特公昭62−34675号等)。
【0007】しかし、炭素繊維をセラミックス中に混入
した場合、摺動面に炭素繊維が露出すると、摩擦係数お
よび耐酸化性が低下する。例えば摺動面が1000℃以
上に昇温した場合には露出した繊維が焼損するなどのダ
メージを受ける。また、熱伝導率も低下して摺動時の摩
擦熱が蓄積し、摺動面の温度が上昇して異常摩耗が発生
し、制動不能になる可能性もある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、第1の目的は摩擦係数が高く異常摩耗を生じな
いという優れた制動特性を有し、そのうえ熱伝導率が高
く摺動面の温度上昇も緩和できるブレーキ材を提供する
ことにある。
【0009】また、第2の目的は非酸化物系のセラミッ
クス基繊維複合材料からなるブレーキ材を用いることに
よって、優れた制動性および安全性を発揮することがで
きるエレベータ非常停止用ブレーキ装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】非酸化物系のセラミック
ス、例えばSiCは1600℃程度の高温まで安定した
材料特性を有し、かつ摩擦係数が高く、焼付き等の異常
摩耗を生じないので、エレベータの非常停止用ブレーキ
装置のブレーキ材に要求される制動特性が優れたものと
なり得る。しかも、非酸化物系のセラミックスは例えば
SiCは熱伝導率が高く、摺動面の温度上昇の緩和が有
効的に図れる。
【0011】ただし、非酸化物系セラミックスは上記の
ような優れた特性を有する反面、脆性材料であることか
ら、モノリシックセラミックスのみからなる構成ではブ
レーキ材への適用が困難である。
【0012】そこで本発明に係るブレーキ材は、非酸化
物系セラミックスからなるマトリックス中にSi系セラ
ミックスからなる繊維を複合してセラミックス基繊維複
合材料を構成し、この複合材料によって少なくとも摺動
面を形成したものである。
【0013】このような非酸化物系のセラミックス基繊
維複合材料で構成したブレーキ材は、繊維の複合効果に
よって破壊靭性や破壊エネルギーが増大し、優れた耐熱
性を示す。耐熱性が高いと、制動時における高荷重・高
速度に対し、摩擦熱による摺動面の温度上昇による異常
摩耗、即ち焼付き防止に極めて有効であり、例えば高層
ビル用エレベータの如く高速で移動する高質量の移動体
の非常用ブレーキ装置のブレーキシューとして好適なも
のとなることにつながる。
【0014】また、安定した制動特性が得られるため、
ブレーキ材が接触する相手材、即ちエレベータの場合は
鋼製のレールに対し、攻撃性が小さく、相手材への影響
が少ない。
【0015】したがって、本発明に係るブレーキ材によ
ると、高摩擦係数と高吸収エネルギーとが備えられ、し
かもセラミックス特有の耐摩耗性を有する一方で、繊維
複合による高靭性化によって脆性も低下するので、制動
性および安全性の極めて高いブレーキへの適用が有効的
に図れるようになる。
【0016】なお、本発明において望ましくは、マトリ
ックスを構成する非酸化物系セラミックスとして、Si
C、Si3 4 、サイアロン等を適用する。
【0017】また、繊維を構成する非酸化物系セラミッ
クスには、SiC、Si3 4 等のSi系セラミックス
材料を適用することが望ましい。
【0018】特にSiCは、1600℃付近の高温まで
安定した材料特性を示し、かつ非常停止用のブレーキ材
に要求される制動特性(摩擦係数が高く、焼付き等の異
常摩耗を生じない)に優れており、しかも高熱伝導率で
摺動面の温度上昇の緩和効果が大である。したがって、
SiCをマトリックスおよび繊維の両方に適用すること
が特に望ましい。
【0019】また、セラミックス繊維としては、長繊
維、短繊維およびウィスカー等、種々の形態を有するも
のが知られており、それぞれ特性が異なる。例えば短繊
維やウィスカーは長繊維に比べて、マクロ構造で均質な
複合構造が得られ、長繊維は繊維平行方向の機械的性質
が著しく改善できる。
【0020】そこで、本発明では繊維の原料,組成の異
なる複数種類の繊維を複合するハイブリッド複合材料の
適用や、また長繊維、短繊維、ウィスカー、粒子等形状
の異なる強化素材を少なくとも2種類以上複合している
ことが有効である。
【0021】このような複合構造のセラミックス基繊維
複合材料は、構造が均質化され、部品としての靭性が向
上し、摩耗特性のバラツキも大幅に軽減できるようにな
る。
【0022】一方、セラミックスマトリックスで覆われ
た摺動面とセラミックス繊維が露出した摺動面とを摩耗
性の点で比較した場合、セラミックス繊維が露出した摺
動面はセラミックスマトリックスで覆われた摺動面より
も摩擦係数が高くかつ若干摩耗し易い。エレベータの場
合、レールの取り替えが困難であるため、非常停止後に
レールに残る損傷の程度は小さいほど好ましい。
【0023】このことから本発明において望ましくは、
ブレーキ材の摺動面となる表面にセラミックス繊維が露
出した構成とする。
【0024】このような構成のブレーキ材であると、前
述した高摩擦係数の非酸化物系セラミックスの特徴に加
えて、摺動面に複合繊維を露出させることで、より高摩
擦係数のブレーキシューが構成できるようになり、ブレ
ーキシューの相手材であるレールへの攻撃性が低減す
る。これにより、取り替えが困難なレールの損傷を軽減
させることができ、特にエレベータ非常停止用ブレーキ
装置のブレーキ材として好適なものとなる。
【0025】以上の特性を有するブレーキ材を、エレベ
ータのかごの昇降路に設けられた垂直なレールを側方か
ら挟持するブレーキシューとして適用し、エレベータ非
常停止用ブレーキ装置を構成すれば、優れた制動姓およ
び安全性を発揮することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブレーキ材お
よびエレベータ非常停止用ブレーキ装置の実施例および
比較例について表1および表2により説明する。また、
表3および表4に、実施例および比較例の主な材質の耐
熱姓、耐酸化性および熱伝導率の特性を示す。
【0027】実施例1(表1) この実施例では、SiCをマトリックスとし、これにS
i−C−O繊維を複合させたブレーキ材(実施例1)を
反応焼結法によって作成した。
【0028】実施例においては、まず、BN(窒化ホウ
素)をコーティングしたSi−C−O繊維(商品名:ハ
イニカロン、日本カーボン社製)を製織してクロスに
し、これをブレーキ材の摺動面に対して平行になるよう
に積層してプリフォームを形成した。プリフォームを多
孔質の型内に配置し、SiCおよびC粉末からなるスラ
リーを含浸して形成した。次いで、この成形体を、真空
中または不活性雰囲気中約1450℃でSiを溶融含浸
し反応焼結を行わせ、SiC基SiC長繊維複合材料か
らなる平板状の試験片を作製した。
【0029】一方、エレベータのレール材料として、S
S41からなる摺動試験用の円板を作製した。
【0030】そして、1000m/min エレベータ非常
停止用ブレーキ装置の動作条件を想定して、試験片サイ
ズでの摺動試験を行った。即ち、この摺動試験は、表面
速度約20m/sec で回転する前記の円板に試験片を3
00kg/cm2 の面圧で押付け、円板の回転が減速から停
止に至るまでの押付け力、摩擦力、回転数等を測定し、
摩擦速度と摩擦係数との相関を調べた。通常、ブレーキ
材については、その開発にあたって試験片サイズでの摺
動試験の後、1/10サイズのモデル落下試験を行い、
その後実機相当落下試験を行い、この一連のプロセスで
検証する。本実施例ではこのうち、試験片サイズのブレ
ーキ材を作製し、その摺動試験を行うものである。
【0031】試験結果を表1に示す。同表に示したよう
に、実施例1のブレーキ材では摩擦係数が現用材(比較
例1)を1とした場合その相対値で1.5倍以上と高
く、比摩耗量(単位摺動距離、単位荷重当たりの摩耗体
積)が現用材(比較例1)を1とした場合その相対値で
シュー材は0.1、レール材は、0.8と小さいことが
認められた。
【0032】したがって、摩擦係数が高く、シュー自身
の損傷が小さく、レールへの攻撃性も小さいという優れ
た制動特性を有することがわかる。また、このブレーキ
材は熱伝導率が42W/m・Kと高く、摺動面の温度上
昇も緩和できるうえ耐熱温度,耐酸化温度も1400℃
と非常に高く、機械的強度,破壊靭性も十分である。
【0033】実施例2 この実施例は、Si3 4 をマトリックスとし、これに
Si−Ti−C−O繊維を複合させたブレーキ材につい
てのものである。
【0034】その作製方法は実施例1と同様に作製した
Si−Ti−C−O繊維(商品名:チラノ、宇部興産株
式会社製)プリフォームに、Y2 3 、Al2 3 を焼
結助剤として添加したSi3 4 粉末スラリーを、含浸
成形した。この成形体を、約1600℃でホットプレス
焼結した。このブレーキ材についても、前記同様に試験
片レベルでの摺動試験を行った。試験の結果、表1に示
すように、前記実施例1と同様に、良好なブレーキ特性
を有することが認められた。
【0035】実施例3 この実施例は、サイアロンをマトリックスとし、これら
SiC繊維を複合させたブレーキ材についてのものであ
る。
【0036】その作製方法はSiC繊維(SCS−9、
テキストロン社製)の一方向シートを積層し、プリフォ
ームを作製した。多孔質型内にプリフォームを配置し、
Si3 4 、Al2 3 、HfO2 粉末からなるスラリ
ーを用いて含浸成形した。次いで、約1550℃でホッ
トプレス焼結した。このブレーキ材についても、前記同
様に試験片レベルでの摺動試験を行った。試験の結果、
表1に示すように、前記実施例1および2と同様に、良
好なブレーキ特性を有することが認められた。
【0037】実施例4〜6(表) これらの実施例のブレーキ材は、前記実施例13のブレ
ーキ材とそれぞれ同一の材料素成のものに対し、摺動面
にセラミックス繊維が露出した構造としたものである。
【0038】このように摺動面にセラミックス繊維を露
出させた実施例4〜6のブレーキ材では、表2に示すよ
うに摩擦係数がさらに高くなる。
【0039】シュー自体の摩耗量は若干増加するが、相
手材であるレールの摩耗量が減少し、取り替えが困難な
エレベータのレールの損傷を軽減させることができる。
【0040】実施例7〜12(表1) 上記各実施例のほか、複合するセラミックス繊維、繊維
長、径、形態、材質、組成等異なる複数種の繊維を複合
したハイブリッド複合材料を作製した。
【0041】このようなブレーキ材では、部品としての
靭性がさらに向上し、材料特性が均質化され、摩耗特性
のバラツキが大幅に軽減できることが認められた。
【0042】比較例(表2) 前記各実施例と比較するために、一般的なブレーキ材で
あるFC250鋳鉄(比較例1)、FCD700鋳鉄
(比較例2)、銅系焼結合金(比較例3)、セラミック
ス(Si3 4 モノリシック)(比較例4)、セラミッ
クス(Si3 4基C繊維複合材)(比較例5,6)等
による試験片を作製し、これらについて前記実施例と同
様の摺動試験を行った。
【0043】これらの試験結果を表2に示す。同表に示
すように、各比較例のものは前記各実施例のものに比べ
て摩擦係数が低く、さらにシューおよびレール材の比摩
耗量が多い。また、耐熱性,耐酸化性および高熱伝導率
の条件をすべて満たすものはなかった。
【0044】実施例と比較例の検討(図1〜図3) 図1は前述した摺動試験において、円板の回転速度とこ
れに押し付けたブレーキ材の試験片の摩擦係数との関係
を示したもので、実施例1(マトリックスおよび繊維と
もSiCとしたもの),実施例4(実施例1の組成で摺
動面に繊維を露出させたもの),比較例1(FC25
0)および比較例2(FC700)を試料として使用し
たものである。
【0045】また、図2は図1の各試料の摩擦係数の平
均値を示したものである。これらの図に示したように、
比較例を1とした場合の摩擦係数の相対値は、実施例1
の場合に1.6、実施例4の場合に約2.1であり、摩
擦係数が本発明の場合は約1.5倍以上と大幅に向上で
きることが確認された。しかも図1に示したように、実
施例1および4のものは摺動直後の摩擦係数の低下が殆
どなく、変動の少ない安定した特性を有することが認め
られた。
【0046】さらに図3は上記の各試料についての比摩
耗量を示したもので、実施例1および実施例4の摩耗は
比較例1,2に比して減少できることが確認された。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、摩擦係数が高く、シュー自身の損傷が小さく、レー
ルへの攻撃性も小さいという優れた制動特性を有し、し
かも耐熱性,耐酸化性に優れ、さらに熱伝導率が高く摺
動面の温度上昇も緩和できるブレーキ材が提供できると
ともに、このブレーキ材を用いることによって、優れた
制動特性および安全性を発揮することができるエレベー
タ非常停止用ブレーキ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキ材の摩擦係数の特性を従
来例と比較して示すグラフ。
【図2】図1の平均値を示すグラフ。
【図3】本発明に係るブレーキ材の比摩耗量を従来例と
比較して示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16D 69/02 F16D 69/02 B (72)発明者 深澤 孝幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 早川 義則 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非酸化物系セラミックスからなるマトリ
    ックス中にSi系セラミックスからなる繊維を複合して
    非酸化物系のセラミックス基繊維複合材料を構成し、こ
    の複合材料によって少なくとも摺動面を形成したことを
    特徴とするブレーキ材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブレーキ材において、マ
    トリックスを構成する非酸化物系セラミックスの主成分
    がSiC、Si3 4 、サイアロンのいずれかであり、
    繊維はSi系セラミックスで構成されていることを特徴
    とするブレーキ材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のブレーキ材にお
    いて、セラミックス基繊維複合材料が原料または組成の
    異なる繊維を少なくとも2種類以上複合したハイブリッ
    ド複合材料であることを特徴とするブレーキ材。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のブレーキ材にお
    いて、セラミックス基繊維複合材料が長繊維、短繊維、
    ウィスカー、粒子その他形状の異なる強化素材を少なく
    とも2種類以上複合していることを特徴とするブレーキ
    材。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    ブレーキ材において、摺動面となる表面にセラミックス
    繊維が露出していることを特徴とするブレーキ材。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    ブレーキ材を用いて、エレベータのかごの昇降路に設け
    られた垂直なレールを側方から挟持するブレーキシュー
    を構成したことを特徴とするエレベータ非常停止用ブレ
    ーキ装置。
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