JPH0986444A - 車両の部品取付構造 - Google Patents

車両の部品取付構造

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JPH0986444A
JPH0986444A JP7274939A JP27493995A JPH0986444A JP H0986444 A JPH0986444 A JP H0986444A JP 7274939 A JP7274939 A JP 7274939A JP 27493995 A JP27493995 A JP 27493995A JP H0986444 A JPH0986444 A JP H0986444A
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JP
Japan
Prior art keywords
cowl panel
pin
flat plate
front edge
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP7274939A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sato
顕一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体フランジ部へのカウルパネル及びシール
フードの取付構造において、多数のクリップを用いる構
造では、部品数が多くコストが高くなり、車体フランジ
部とそれに接合されたカウルパネルとをシールフードの
挟持部で挟み付けるだけの構造では、シールフードがず
れたりはずれたりする虞れがある、という課題を有して
いた。 【解決手段】 カウルパネル2にピン部22を一体に形
成し、車体フランジ部4に設けた穴部41にピン部22
を貫通させて車体フランジ部4上にカウルパネル2を接
合し、車体フランジ部4とカウルパネル2との接合部に
シールフード1の挟持部12を挿込み、挟持部12の上
面部12aと下面部12bとで挟み付けると共に、下面
部12b先端の爪部14がピン部22先端部分に係合し
て、シールフード1とカウルパネル2とが車体フランジ
部4に固定される構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の部品取付構
造、特にシールフード及びカウルパネルの取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両において、図1に示すように、カウ
ルの上部を覆うように取付けられるカウルパネル2の前
縁部には、エンジンフード3の後部下面に弾接して該エ
ンジンフード3と車体との隙間をシールするシールフー
ド1が取付けられる。
【0003】このシールフード1の取付けは、従来は、
図3に示すように、予めクリップ5を約10箇所程度埋
設して形成したシールフード1を、カウルパネル2の前
縁部を挟んで車体フランジ部4に挿込み固定する(例え
ば実開平1−113061号公報参照)方策を採ってい
るのが一般的である。図3において、6はカウルパネル
2と車体フランジ部4との接合部に介装されるシール剤
である。
【0004】又、図4に示すように、車体フランジ部4
とそれに重ね合わされたカウルパネル2の前縁部とを、
シールフード1に一体に形成したほぼコ字状断面の挟持
部にて挟み付けて固定する構造のものも従来より用いら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構造のう
ち、図3に示すものは、多くのクリップ5をシールフー
ド1に予め埋設しなければならないので、部品点数が多
くコストが高くなるという課題を有している。特にシー
ル面が湾曲している場合は、形状追従のためにクリップ
5の数を更に増やさなくてはならず、部品点数が更に増
えコストもそれだけ高くなる。
【0006】図4に示す従来構造は、部品点数が少なく
構造が簡単で安価であるが、その代わりに、シールフー
ド1がはずれやすく、又カウルパネル2の前縁部とシー
ルフード1との位置精度が出しにくい、という課題を有
している。
【0007】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂部品であ
るカウルパネルの前縁部に下向きに突出する複数のピン
部を一体に形成し、車体フランジ部に上記複数のピン部
が貫通する複数の穴部を設け、シールフードのコ字状断
面をなす挟持部の下面部先端に内向きに突出する爪部を
形成し、上記ピン部を上記穴部に貫通させ該ピン部の先
端が該穴部から所定長さ突出した状態にて上記カウルパ
ネル前縁部を車体フランジ部上に重ね合わせ、この重ね
合わせ部分の前端からシールフードの挟持部を挿込むこ
とによって、該挟持部が車体フランジ部とカウルパネル
前縁部との重ね合わせ部を挟み付けると共に、該挟持部
の下面部先端の爪部が上記ピン部先端の突出部分に係合
して、シールフード及びカウルパネル前縁部が車体フラ
ンジ部に固定される構造としたものである。
【0009】上記により、クリップ等の固定専用の部品
なしに、極めて簡単な作業にて、シールフードとカウル
パネルとの2部品の取付けを同時的に行なうことがで
き、シールフードがはずれたりずれたりする虞れは全く
なく、カウルパネルに対するシールフードの位置精度も
充分に確保され、部品点数の削減、取付作業の簡略化及
び大幅なコストダウンをはかることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図2
を参照して説明する。
【0011】樹脂成形品であるカウルパネル2の前縁部
21には、下方に向けて突出する複数のピン部22が車
幅方向に所定間隔をもって一体に形成されている。上記
ピン部22の先端は前上りの傾斜面22aに形成されて
いる。又、カウルパネル2の前縁部21の上方には、前
縁部21とほぼ平行なフランジ部23が、車幅方向全域
にわたり或は部分的に、一体に突出形成されている。
【0012】カウルパネル2の前縁部21が接合取付け
られる車体フランジ部4には、上記カウルパネル2のピ
ン部22が貫通する複数の穴部41が設けられており、
車体フランジ部4上にカウルパネル2の前縁部21を重
ねたとき、複数の穴部41に複数のピン部22がそれぞ
れ貫通し、該ピン部22の先端部が車体フランジ部4の
下面より所定長さ下方に突出した状態となるよう構成さ
れる。
【0013】ゴム等の弾性材よりなるシールフード1
は、エンジンフード3の下面に弾接してシールを行なう
内部中空のシール部11と、芯材13の埋設にて補強さ
れたほぼコ字状断面の挟持部12とからなり、シール部
11の下部に挟持部12が一体に連接した構造に構成さ
れる。上記挟持部12の上面部12aと下面部12bに
は内側に向けて突出するリップ部12cが形成されると
共に、下面部12bの先端には爪部14が内側向きに突
出形成されている。
【0014】上記構成のカウルパネル2及びシールフー
ド1の車体フランジ部4への取付けは、以下の手順によ
って行なわれる。
【0015】先ず、カウルパネル2の前縁部21を、複
数のピン部22を複数の穴部41に挿込みながら、車体
フランジ部4の上に重ね合わせる。カウルパネル2の前
縁部21が車体フランジ部4上に重ね合わされた状態で
は、ピン部22の先端部は車体フランジ部4の下面より
所定長さだけ下方に突出した状態となっている。
【0016】次に、カウルパネル前縁部21と車体フラ
ンジ部4との重ね合わせ部の前側からシールフード1の
挟持部12を挿込む。すると、該挟持部12の下面部1
2b先端の爪部14がピン部22先端の傾斜面22aに
摺接して下面部12bが下方へ弾性変形しつつ嵌挿さ
れ、挿込み終ったところで爪部14がピン部22に係合
し、カウルパネル2の前縁部21及びシールフード1の
取付けが完了する。上記において、ピン部22の先端に
傾斜面22aが形成されていることにより、挟持部12
を挿込むときは爪部14が該ピン部22の先端を乗り越
えやすく、且つ乗り越えた後は爪部14がピン部22に
しっかりと係合することができる。又、上記挟持部12
を挿込み固定した状態で、上面部12aはその上側をカ
ウルパネル2のフランジ部23にて押えられ、コ字状断
面の挟持部12が口開きしにくくなっており、容易には
脱落しないようになっている。
【0017】この状態では、シールフード1は、挟持部
12の上面部12aと下面部12bがカウルパネル2の
前縁部21と車体フランジ部4との重ね合わせ部を上下
から挟み付け、下面部12b先端の爪部14がピン部2
2に係合することによって、ずれたり外れたりすること
がないよう確実に取付けられ、カウルパネル2の前縁部
21とシールフード1との位置精度が容易に確保され
る。
【0018】又、カウルパネル2の前縁部21は、その
ピン部22が車体フランジ部4の穴部41に嵌合してい
ることにより、車体フランジ部4に対してずれるような
ことがなく、上記シールフード1の挟持部12による挟
み付けにて前縁部21と車体フランジ部4との接合状態
が保持されることによって、車体フランジ部4上にしっ
かりと固定される。
【0019】上記のように、シールフード1とカウルパ
ネル1との2つの部品が、一方が他方を固定状態に保持
すると共に他方が一方を固定状態に保持する、というよ
うに相互に機能しあって車体側に固定される構造とした
ことによって、クリップ等の固定専用の部品なしに、極
めて簡単な作業にて、2つの部品の確実な取付けを行な
うことができるものである。
【0020】上記シールフード1とカウルパネル2との
取付構造は、合成樹脂によって成形される樹脂部品を車
体の平板部に接合固定する樹脂部品取付構造に敷衍して
適用することができる。
【0021】即ち、車体の平板部の端部近傍に貫通穴を
設け、該平板部に接合される樹脂部品の端部近傍に接合
面に対しほぼ垂直なピン部を一体に突出形成する。そし
て、該ピン部を上記貫通穴に貫通させ、該ピン部の先端
が貫通穴から所定長さだけ反対側に突出した状態で上記
樹脂部品が平板部に重ね合わせる構造とし、ほぼコ字状
断面をなし一端部に内側に突出する爪部を有する係止部
材(図示のシールフード1の挟持部12とほぼ同じ構造
に構成される)を、上記平板部と樹脂部品との重ね合わ
せ部の端部側から挿込み、該係止部材が平板部と樹脂部
品とを挟持すると共に、該係止部材の爪部が上記ピン部
の先端突出部分に係合して、樹脂部品が平板部に接合固
定されるようにする。この場合、上記ピン部の先端に傾
斜面を形成しておくことにより、係止部材を挿込むとき
爪部がピン部先端の突出部分を乗り越えやすく、乗り越
えた後の係合が確実となる。
【0022】このように構成することにより、樹脂部品
の平板部への取付けを簡単容易に行なうことができる。
又、上記係止部材が平板部と樹脂部品との接合固定部の
端末部に取付けられる他の部品であった場合は、樹脂部
品と該他の部品との2部品を同時的に平板部にしっかり
と取付けることができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シールフ
ード及びカウルパネル前縁部の車体側部材への取付固定
を、クリップ等の固定専用部品なしに、極めて簡単な作
業によって確実に行なうことができ、部品点数の大幅な
削減、取付作業の簡略化及びそれらに伴なうコストダウ
ン等をはかることができるものであり、更にこの取付構
造は車体平板部への一般的な樹脂部品の接合固定構造に
も適用することができるもので、実用上多大の効果をも
たらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のシールフード及びカウルパネルの取付部
の概略を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示すもので、
(A)はシールフード及びカウルパネル取付構造の分解
斜視図、(B)はシールフードの断面図、(C)はカウ
ルパネルの前縁部分の断面図、(D)はシールフード及
びカウルパネルの取付状態を示す断面図である。
【図3】シールフード及びカウルパネル取付構造の第1
の従来例を示す断面図である。
【図4】シールフード及びカウルパネル取付構造の第2
の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 シールフード 2 カウルパネル 3 エンジンフード 4 車体フランジ部 11 シール部 12 挟持部 12a 上面部 12b 下面部 12c リップ部 13 芯材 14 爪部 21 前縁部 22 ピン部 22a 傾斜面 23 フランジ部 41 穴部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の平板部の端部近傍に該平板部を貫
    通する穴部を設け、該平板部に接合固定される樹脂部品
    の端部近傍に該樹脂部品の接合面にほぼ垂直なピン部を
    一体に突出形成し、該ピン部を上記穴部に貫通させ該ピ
    ン部の先端が穴部から所定長さ突出した状態にて樹脂部
    品を上記平板部に重ね合わせ、ほぼコ字状断面をなし一
    端部に内側向きに突出する爪部を有する挟持部材を、上
    記平板部と樹脂部品との重ね合わせ部の端部より挿込む
    ことにより、該挟持部材が平板部と樹脂部品とを挟持す
    ると共に、挟持部材の爪部が上記ピン部先端の突出部分
    に係合して、樹脂部品と挟持部材とが平板部に固定され
    ることを特徴とする車両の部品取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両の部品取付構造に
    おいて、車体の平板部は車体フランジ部であり、樹脂部
    品はカウルパネルであってピン部は該カウルパネルの前
    縁部の下面に下向きに突出形成されるものであり、挟持
    部材にはエンジンフードの下面が弾接するシール部が一
    体に形成されていることを特徴とする車両のシールフー
    ド及びカウルパネル取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のピン部
    は、その先端面が傾斜面に形成され、挟持部材を挿込む
    とき該挟持部材の爪部が該ピン部の先端を乗り越え易い
    構成となっていることを特徴とする車両の部品取付構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の車両のシールフード及
    びカウルパネル取付構造において、カウルパネルの前縁
    部の上方には該前縁部とほぼ平行配置のフランジ部が一
    体に突出形成され、上記前縁部と該フランジ部との間に
    挟持部材の上面部が挿込まれ、該挟持部材の上面部の上
    部を該フランジ部が抑える構造となっていることを特徴
    とする車両のシールフード及びカウルパネル取付構造。
JP7274939A 1995-09-28 1995-09-28 車両の部品取付構造 Pending JPH0986444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106151192A (zh) * 2015-03-23 2016-11-23 泰安鼎鑫冷却器有限公司 一种卡式部件连接固定结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106151192A (zh) * 2015-03-23 2016-11-23 泰安鼎鑫冷却器有限公司 一种卡式部件连接固定结构

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