JPH0986008A - 回転軸支持装置 - Google Patents

回転軸支持装置

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JPH0986008A
JPH0986008A JP24951995A JP24951995A JPH0986008A JP H0986008 A JPH0986008 A JP H0986008A JP 24951995 A JP24951995 A JP 24951995A JP 24951995 A JP24951995 A JP 24951995A JP H0986008 A JPH0986008 A JP H0986008A
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shaft
bearing
cylindrical
cylindrical portion
power transmission
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JP24951995A
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Ryuichiro Umeda
隆一郎 梅田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙送りローラを、部品点数を少なく、かつ摩
耗を生じさせることなく高精度にフレームに取り付け
る。 【解決手段】 金属製のフレーム26にはバーリング加
工により円筒状の軸受28を形成し、ギヤ20にはその
軸受に対して回転可能に摺動する軸部24を形成する。
軸部24には、紙送りローラ10の回転軸10aを嵌合
する嵌合部24aを形成すると共に、弾性逆刺片36を
形成する。軸部24を軸受28に嵌合することにより、
弾性逆刺片36を軸受28の円筒部分の縁に係止して、
軸部24が抜けるのを阻止し、また紙送りローラ10の
回転軸10aを嵌合部24aに嵌合することで、弾性逆
刺片36が軸受28との係止から外れるのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力伝達用回転体
を備えた回転軸を、金属製のフレームに支持する回転軸
支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット型等のプリンタにおい
て、インク噴射ヘッド等により用紙に印刷を行う位置の
直前に設けられ、用紙をこの印刷を行う位置に送り出す
ための紙送りローラが知られている。
【0003】この紙送りローラは、用紙の送り出し量の
調整により用紙の上下方向の印刷間隔、すなわち改行幅
を決定するものであり、プリンタの印刷品質を決定する
極めて重要な部品である。したがって、プリンタ内の他
の機構に対して位置ずれや回転中のぶれがないように取
付精度高く行わなくてはならない。そのため、金属製の
板材、例えば鋼板製フレームに軸受を設けて、この紙送
りローラを回転可能に支持し、更に、同じ鋼板製フレー
ムに、この紙送りローラに設けられた動力伝達用ギヤに
対して動力を伝達する他のギヤ類やこのギヤ類を介して
駆動力を出力するステッピングモータも取り付けられて
いた。
【0004】しかし、軸受は金属製の板材に貫通孔を形
成し、この貫通孔に紙送りローラを挿入して回転可能に
支持することになるが、金属製の板材の場合、生産効率
の問題から、通常、プレス加工にて板材を剪断して貫通
孔を形成している。このため、貫通孔の内面は粗いもの
となり、直接、紙送りローラを取り付けると、紙送りロ
ーラは貫通孔の粗い内面に対して摺動するため、紙送り
ローラの摩耗を招くこととなる。したがって、次第に紙
送りローラの位置がずれて、プリンタとしての改行精度
に悪影響を生じるという問題があった。
【0005】これを解決するために、従来は、図5に示
すごとく、金属製の板材102にプレスにより成形され
た貫通孔104に対してプラスチック製の軸受106を
取り付けて、紙送りローラ108を回転可能に支持して
いた。このようにすれば、紙送りローラ108はプラス
チックの軸受106に対して摺動するので、摩耗性の問
題は無くなった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように別
体の軸受106を金属製の板材102に設け、その軸受
106を介して紙送りローラ108を支持すると、特別
に軸受106が必要となって部品数が増加することとな
り、資材のコストアップとともに組立作業性も低下する
という問題が生じた。
【0007】また、貫通孔104の内面はプレス加工に
て形成された剪断面であることから、その精度は低いも
のであり、軸受106の取付位置に無視できないばらつ
きを生じた。また、紙送りローラ108には一端に動力
伝達用回転体としてのギヤ110が設けられているが、
従来の構成ではこのギヤ110は取付位置の基準となる
金属製の板材102に対して、軸受106および紙送り
ローラ108を介して位置決めがなされている。このた
め、貫通孔104の内面の公差ばかりでなく、軸受10
6と紙送りローラ108の公差も累積され、例え貫通孔
104が高精度に成形されていたとしても、位置精度が
低下して、ギヤ110の回転のタイミングがずれたり回
転むらを生じて高精度な紙送りができなくなる恐れがあ
った。
【0008】本発明は、部品点数を少なくし、摩耗を生
じさせることなく、紙送りローラ等の回転軸を高精度に
取り付けできる回転軸支持装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
記載の発明は、動力伝達用回転体を備えた回転軸を、金
属製のフレームに支持する回転軸支持装置において、前
記フレームに設けられた貫通孔の周囲のフレーム部分を
円筒状に立ち上げた形状に成形された軸受と、動力伝達
用回転体本体とこの動力伝達用回転体本体に対して同軸
状態に設けられた軸部とからなり、前記回転軸を同軸状
態に取り付けると共に、前記軸部にて前記軸受の円筒状
部分に挿入されてこの円筒状部分に対して摺動すること
で回転可能に前記軸受に支持される動力伝達用回転体
と、を備えたことを特徴とする回転軸支持装置である。
【0010】請求項2記載の発明は、前記動力伝達用回
転体の軸部が、前記軸受の円筒状部分への挿入時には、
前記円筒状部分の内面に押されて前記軸部内部に後退し
て前記円筒状部分への挿入を阻止せず、前記軸部がほぼ
完全に前記円筒状部分へ挿入されると、前記円筒状部分
から抜け出すことにより前記軸部内部から前進して挿入
方向とは反対側の前記円筒状部分の縁に係止することに
より前記軸部が抜けるのを阻止する弾性逆刺片を有する
ことを特徴とする請求項1記載の回転軸支持装置であ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、前記動力伝達用回
転体の軸部に嵌合部が設けられ、この嵌合部にて前記回
転軸の一端を同軸状態に嵌合するとともに、この嵌合に
て前記回転軸が、前記弾性逆刺片の背面に配置されるこ
とにより、前記弾性逆刺片が前記軸部内部に後退するの
を阻止することを特徴とする請求項2記載の回転軸支持
装置である。
【0012】請求項4記載の発明は、前記フレームに設
けられた貫通孔の周囲のフレーム部分を円筒状に立ち上
げた形状に成形されてなる軸受の形状が、バーリング加
工により形成されたことを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか記載の回転軸支持装置である。
【0013】請求項5記載の発明は、インクジェット型
プリンタにて、印刷を行う位置の直前に設けられて用紙
をこの印刷を行う位置に送り出す紙送りローラを回転軸
として支持することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か記載の回転軸支持装置である。
【0014】ここで、請求項1の回転軸支持装置は、軸
受と動力伝達用回転体とを備え、軸受は、金属製のフレ
ームに設けられた貫通孔の周囲のフレーム部分を円筒状
に立ち上げた形状に成形され、また、動力伝達用回転体
は、動力伝達用回転体本体とこの動力伝達用回転体本体
に対して同軸状態に設けられた軸部とからなり、回転軸
を同軸状態に取り付けると共に、軸部にて軸受の円筒状
部分に挿入されてこの円筒状部分に対して摺動すること
で回転可能に軸受に支持される。
【0015】このように金属製のフレームはその貫通孔
の周囲が円筒状に立ち上げた形状に成形されている。し
たがって、その円筒状部分に支持される軸部は、その軸
部の周面と円筒状部分の内面とが摺動することにより、
回転可能に支持されることになる。フレームの貫通孔
が、例え、プレスで打ち抜かれたもので剪断面を有する
ものであっても、その周囲を円筒状に立ち上げた形状に
することにより、フレームに支持される軸部は、円筒状
部分の内面、すなわち、貫通孔の剪断面でなくフレーム
の表面と同じ平滑な面にて摺動することになる。このた
め、動力伝達用回転体の軸部の周面が摩耗することはな
い。
【0016】また、円筒状部分の内面は剪断面ではない
ので、滑らかで精度の高い状態とすることができ、その
ため動力伝達用回転体も位置ずれや回転むらを生じない
高精度な取付けが可能となり、またその動力伝達用回転
体に取り付けられている回転軸も同様に高精度に取り付
けられる。
【0017】更に、フレームの円筒状部分に直接、動力
伝達用回転体が取り付けられているため、特別に軸受部
材を設ける必要がない。したがって、部品点数が減少
し、組み付け作業性も向上する。また、このことから、
公差が累積せず、ギヤやプーリ等の動力伝達用回転体本
体が、位置ずれや回転むらを生じることなく高精度にフ
レームに取り付けられる。
【0018】また、軸受の円筒状部分への挿入時には、
円筒状部分の内面に押されて軸部内部に後退して軸部が
円筒状部分へ挿入するのを阻止せず、また軸部がほぼ完
全に円筒状部分へ挿入されると、円筒状部分から抜け出
すことにより軸部内部から前進して挿入方向とは反対側
の円筒状部分の縁に係止することにより軸部が抜けるの
を阻止する弾性逆刺片を、動力伝達用回転体の軸部が有
することとしても良い。このことにより、フレームに対
して動力伝達用回転体の軸部を、フレームの円筒状部分
に挿入するのみで、動力伝達用回転体をフレームに回転
可能に取り付けることができるので、組み付け作業が極
めて効率的にできる。
【0019】また、動力伝達用回転体の軸部に嵌合部が
設けられ、この嵌合部にて回転軸の一端を同軸状態に嵌
合するとともに、この嵌合にて回転軸が、前記弾性逆刺
片の背面に配置されることにより、弾性逆刺片が前記軸
部内部に後退するのを阻止するように構成しても良い。
このように構成すると、動力伝達用回転体をフレームの
円筒状部分に挿入した後に、その軸部の嵌合部に回転軸
を嵌合して組み立てると、前記弾性逆刺片が何等かの原
因で軸部内部方向に後退する力を受けた場合にも、回転
軸が弾性逆刺片の背面に当接して、その後退を阻止する
ので、円筒状部分の縁に対する弾性逆刺片の係止が解か
れることはなく、動力伝達用回転体が抜けるのを防止で
きる。
【0020】尚、軸受の特徴的な形状である、フレーム
に設けられた貫通孔の周囲のフレーム部分を円筒状に立
ち上げた形状は、バーリング加工による形成が、特に精
度高く形成する上で好ましい。このような回転軸支持装
置は、特に、インクジェット型プリンタにて、印刷を行
う位置の直前に設けられて用紙をこの印刷を行う位置に
送り出す紙送りローラを回転軸として支持する支持装置
として用いて有用である。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の回転軸支持装置
を適用したインクジェット型プリンタ2の概略構成を示
している。ここで給紙カセット4から給紙ローラ6にて
送り出された用紙(図示していない)は、その先端が押
えローラホルダ8aに衝突した後、ローラホルダ8aに
より押えローラ8と紙送りローラ10との間に誘導され
て、インク噴射ヘッド12の前、すなわち印刷を行う位
置に送り出される。ここで、紙送りローラ10による一
行分の送り出し毎に、キャリッジ11が用紙の送り出し
方向とは直角方向に移動し、キャリッジ11上のインク
噴射ヘッド12からのインク噴射により用紙の表面にイ
ンクで印刷がなされる。その後、用紙は排出ローラ14
と拍車16との間に挟持されて、排出ローラ14の回転
により引き出されることにより、排紙トレー18に排出
される。
【0022】図2に一部を示すごとく、紙送りローラ1
0は、その一端にて動力伝達用回転体としてのギヤ20
に同軸状態に嵌合されている。ギヤ20は全体がプラス
チック製であり、ギヤ本体22とこのギヤ本体22に対
して同軸状態に設けられた円筒状の軸部24とからな
り、この軸部24にて紙送りローラ10を同軸状態に取
り付けている。更に、この軸部24にて金属製フレーム
(ここでは鋼板)26の軸受28の円筒状部分28aに
挿入されてこの円筒状部分28aに対して摺動すること
で回転可能に軸受28に支持されている。
【0023】金属製フレーム26は、インクジェット型
プリンタ2全体のフレームであるプラスチック製本体フ
レーム2aに対してネジ止めにて固定されている。円筒
状部分28aはバーリング加工により、貫通孔の形成と
同時に円筒状の壁部を形成することにより形成したもの
である。したがって、精度が低い剪断面28bは円筒状
部分28aの端面となっており、円筒状部分28aの内
面28cは滑らかで精度が高く形成されている。
【0024】ギヤ20の軸部24は、この円筒状部分2
8aにて軸受されているので、金属製フレーム26上で
のギヤ本体22の位置精度は非常に高い。また、この同
じ金属製フレーム26には、ステッピングモータ30、
およびそのステッピングモータ30の出力軸30aに設
けられた駆動出力ギヤ32の回転をギヤ20に仲介する
仲介ギヤ34も取り付けられていることから、ステッピ
ングモータ30、仲介ギヤ34およびギヤ20同士はそ
の配置が極めて正確になされている。したがって、ステ
ッピングモータ30の回転が、むらなく、またタイミン
グのずれもなく、ギヤ20に伝達されるので、印刷品質
も高いものとなる。
【0025】図3の斜視図および図4(a)の断面図に
示すごとく、ギヤ20の軸部24は、円筒状をなし、そ
の内部空間は嵌合部24aを形成し、紙送りローラ10
の一端の回転軸10aを同軸状態に嵌合可能である。紙
送りローラ10の回転軸10aには、ネジ孔10bが形
成されており、軸部24に設けられた貫通孔24bを挿
通したネジ25に螺合されることにより、紙送りローラ
10と軸部24とが一体化される。
【0026】また、軸部24には、図4(b)に示すご
とく、軸方向に長い貫通孔35内にギヤ本体22側から
突出する弾性逆刺片36が設けられている。この弾性逆
刺片36は、軸部24を軸受28の円筒状部分28aへ
挿入する際には、円筒状部分28aの内面28cに押さ
れて軸部24の内部、すなわち嵌合部24a内へ後退し
て円筒状部分28aへの挿入を阻止することはない。し
かし、軸部24がほぼ完全に前記円筒状部分へ挿入され
ると、図4(c)に示すごとく、自己の復元力により円
筒状部分28aから抜け出し、嵌合部24aから前進し
て、その先端の係止面36aが、軸部24の外周面から
突出する。このことにより、軸部24を軸受28から抜
き出そうとすると、挿入方向とは反対側の円筒状部分2
8aの剪断面28bに係止面36aが係止することによ
り軸部24が抜けるのを阻止することができる。
【0027】尚、軸部24の外周面に環状に設けられた
突条37は、軸受28の周囲の金属製フレーム26に当
接して、軸部24のこれ以上の円筒状部分28a内への
挿入を阻止して、ギヤ本体22が金属製フレーム26に
接触しないようにしている。このようにして、金属製フ
レーム26の円筒状部分28aに挿入されたギヤ20に
対して、その軸部24の嵌合部24aに紙送りローラ1
0の回転軸10aを嵌合すると、弾性逆刺片36が何等
かの原因で軸部24内部方向に後退する力を受けた場合
にも、紙送りローラ10が弾性逆刺片36の背面36b
に当接して、その後退を阻止する。したがって、円筒状
部分28aの縁、すなわち剪断面28bに対する係止が
解かれることはなく、ギヤ20が円筒状部分28aから
抜けるのを防止できる。
【0028】また、このことにより、金属製フレーム2
6に対してギヤ20の軸部24を、金属製フレーム26
の軸受28の円筒状部分28aに挿入するのみで、ギヤ
20を金属製フレーム26に回転可能に取り付けること
ができるので、組み付け作業が極めて効率的にできる。
【0029】本実施の形態では、金属製フレーム26
は、その軸受28において、貫通孔の周囲を円筒状に立
ち上げた形状に成形されている。すなわち、円筒状部分
28aが形成されている。このことにより、その円筒状
部分28aに支持されるギヤ20の軸部24は、軸部2
4の周面と円筒状部分28aの内面とが摺動することに
より、回転可能に支持される。この金属製フレーム26
の軸受28をバーリング加工にて打ち抜いて貫通孔を形
成しても、その周囲を円筒状に立ち上げた形状にするこ
とにより、精度の粗い剪断面28bは、円筒状部分28
aの先端面となり、金属製フレーム26に支持される軸
部24は、円筒状部分28aの内面、すなわち、金属製
フレーム26の表面と同じ平滑な面にて軸受されて摺動
することになる。したがって、ギヤ20の軸部24の周
面が摩耗することはないので、軸部24に嵌合している
紙送りローラ10の位置を長期にわたって高精度に維持
することができる。このため、経時により紙送りローラ
10の位置がずれて回転むらが生じたり、回転タイミン
グにずれが生じるのを防止できる。
【0030】また、このようなバーリング加工により、
円筒状部分28aの内面を高精度に形成できるので、組
み立て当初からギヤ20を容易に高精度に位置決めする
ことができる。更に、金属製フレーム26の軸受28の
円筒状部分28aに直接、ギヤ20が取り付けられてい
るため、従来のごとく特別に軸受部材を設ける必要がな
く、部品点数が減少し、組み付け作業性も向上する。ま
た、このことから、公差が累積せず、一層高精度にギヤ
20を金属製フレーム26に取り付けられる。
【0031】尚、紙送りローラ10の一端の回転軸10
aとは反対側の回転軸は図示していないが、プラスチッ
ク製本体フレーム2aに、例えば、従来のごとくプラス
チック製の軸受にて回転可能に支持されている。この反
対側の回転軸は、回転駆動力の伝達側ではないため、一
端の回転軸10a側ほど高精度に位置決めする必要がな
いからである。しかも、上述した一端の回転軸10aは
ネジ25によりギヤ20に一体化されて金属製フレーム
26の位置に位置決めされているので、反対側の回転軸
では抜け止めのための加工をしたり抜け止め用のピン等
を取り付ける必要がなく、単に支持するのみで良く、コ
スト的にも有利となる。
【0032】[その他]前記実施の形態では、ギヤ20
を動力伝達用回転体として用いたが、これ以外の動力伝
達用回転体として、プーリを用いたものであっても良
く、同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の回転軸支持装置を適用したインクジ
ェット型プリンタの概略構成説明図である。
【図2】 ギヤを介して紙送りローラを金属製フレーム
に取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図3】 ギヤの形状の説明斜視図である。
【図4】 ギヤの断面、および金属製フレームの軸受へ
ギヤを取り付ける過程を示す説明図である。
【図5】 従来の紙送りローラを金属製の板材へ取り付
けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2…インクジェット型プリンタ 2a…プラスチック
製本体フレーム 10…紙送りローラ 10a…回転軸 10b…ネ
ジ孔 12…インク噴射ヘッド 20…ギヤ 22…ギヤ
本体 24…軸部 24a…嵌合部 24b…貫通孔
25…ネジ 26…金属製フレーム 28…軸受 28a…円筒
状部分 28b…剪断面 28c…内面 30…ステッピン
グモータ 30a…出力軸 32…駆動出力ギヤ 34…仲介
ギヤ 36…弾性逆刺片 36a…係止面 37…突条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力伝達用回転体を備えた回転軸を、金属
    製のフレームに支持する回転軸支持装置において、 前記フレームに設けられた貫通孔の周囲のフレーム部分
    を円筒状に立ち上げた形状に成形された軸受と、 動力伝達用回転体本体とこの動力伝達用回転体本体に対
    して同軸状態に設けられた軸部とからなり、前記回転軸
    を同軸状態に取り付けると共に、前記軸部にて前記軸受
    の円筒状部分に挿入されてこの円筒状部分に対して摺動
    することで回転可能に前記軸受に支持される動力伝達用
    回転体と、を備えたことを特徴とする回転軸支持装置。
  2. 【請求項2】前記動力伝達用回転体の軸部が、前記軸受
    の円筒状部分への挿入時には、前記円筒状部分の内面に
    押されて前記軸部内部に後退して前記円筒状部分への挿
    入を阻止せず、前記軸部がほぼ完全に前記円筒状部分へ
    挿入されると、前記円筒状部分から抜け出すことにより
    前記軸部内部から前進して挿入方向とは反対側の前記円
    筒状部分の縁に係止することにより前記軸部が抜けるの
    を阻止する弾性逆刺片を有することを特徴とする請求項
    1記載の回転軸支持装置。
  3. 【請求項3】前記動力伝達用回転体の軸部に嵌合部が設
    けられ、この嵌合部にて前記回転軸の一端を同軸状態に
    嵌合するとともに、この嵌合にて前記回転軸が、前記弾
    性逆刺片の背面に配置されることにより、前記弾性逆刺
    片が前記軸部内部に後退するのを阻止することを特徴と
    する請求項2記載の回転軸支持装置。
  4. 【請求項4】前記フレームに設けられた貫通孔の周囲の
    フレーム部分を円筒状に立ち上げた形状に成形されてな
    る軸受の形状が、バーリング加工により形成されたこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の回転軸支持
    装置。
  5. 【請求項5】インクジェット型プリンタにて、印刷を行
    う位置の直前に設けられて用紙をこの印刷を行う位置に
    送り出す紙送りローラを回転軸として支持することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか記載の回転軸支持装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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