JPH0985454A - 融点を異にする二種の金属部材の重ね合せ接合方法 - Google Patents

融点を異にする二種の金属部材の重ね合せ接合方法

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JPH0985454A
JPH0985454A JP7263469A JP26346995A JPH0985454A JP H0985454 A JPH0985454 A JP H0985454A JP 7263469 A JP7263469 A JP 7263469A JP 26346995 A JP26346995 A JP 26346995A JP H0985454 A JPH0985454 A JP H0985454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 融点を異にするAl系合金板と鋼板の重ね合
せ部分を強固に接合する。 【解決手段】 Al系合金板2と鋼板3との重ね合せ部
分4において、鋼板よりなる円形ブランク5をAl系合
金板2に重ね合せ、次いでそれら三部材2,3,5を一
対の電極6,7により加圧すると共に両電極6,7間に
溶接電流を流して、Al系合金板2の通電部分およびそ
の近傍の溶融、ブランク5のAl系合金板2側への部分
的膨出変形による溶融部分の排除、膨出変形部分8の鋼
板3への当接および膨出変形部分8と鋼板3との抵抗溶
接を順次現出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、融点を異にする二
種の金属部材の重ね合せ接合方法、特に、第1の金属部
材と、その第1の金属部材よりも高い融点を持つ第2の
金属部材とを重ね合せて、その重ね合せ部分を接合する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】融点を異にする二種の金属部材、例えば
Al系合金板(Alの融点660℃)と鋼板(Feの融
点1540℃)との重ね合せ部分を接合すべく、スポッ
ト溶接法を適用すると、それらの融点差に起因してAl
系合金板は溶融するが、鋼板は殆ど溶融しない、という
現象が発生する。
【0003】このような異材種溶接部についてその強度
を調べると、その異材種溶接部は引張り剪断試験におい
てはAl系合金板相互の溶接部、つまり同材種溶接部と
略同等の強度を示すが、U字形引張り試験においては同
材種溶接部の例えば6分の1程度の強度しか示さない、
ということが判る。
【0004】そこで、従来は、Al系合金板と鋼板との
重ね合せ部分間に、Al系合金層と鋼層とよりなるクラ
ッド材を、そのAl系合金層をAl系合金板側に、また
鋼層を鋼板側にそれぞれ位置させて介在させる、といっ
た方法が採用されている(特開平5−111778号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来法
は、重ね合せ部分が弧状をなす等複雑な形状を有する場
合に対応性が悪く、また重ね合せ部分において、クラッ
ド材の厚さに応じてAl系合金板および鋼板間にギャッ
プが生じるため、デザイン上、その施行場所に対する制
約が大きく、さらにクラッド材を前記重ね合せ部分間に
点在させた場合には前記ギャップにより溶接部の気密性
が損われ、一方、重ね合せ部分全長に亘って配設した場
合には重量増を招く、といった問題がある。またクラッ
ド材は比較的高価であるから、接合体の生産コストの増
加は否めない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、重ね合せ部分
が複雑な形状を有する場合にも対応性が良く、また重ね
合せ部分における前記ギャップの発生を回避し、その上
接合体の生産コストを低減し得る前記接合方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】前記目的を達成するため本発明によれば、
第1の金属部材と、その第1の金属部材よりも高い融点
を持つ第2の金属部材とを重ね合せて、その重ね合せ部
分を接合するに当り、前記第1の金属部材よりも高い融
点を持ち、且つ塑性変形および前記第2の金属部材との
抵抗溶接がそれぞれ可能な第3の金属部材を、前記重ね
合せ部分において前記第1の金属部材に重ね合せ、次い
で前記第1,第2および第3の金属部材を一対の電極に
より加圧すると共に両電極間に溶接電流を流して、前記
第1の金属部材の通電部分およびその近傍の溶融、前記
第3の金属部材の、前記第2の金属部材側への部分的膨
出変形による溶融部分の排除、膨出変形部分の前記第2
の金属部材への当接および前記膨出変形部分と前記第2
の金属部材との抵抗溶接を順次現出させる重ね合せ接合
方法が提供される。
【0008】前記方法によれば、第1の金属部材は、第
3の金属部材およびその膨出変形部分によるリベット継
手状の締結構造によって、第2の金属部材と強固に接合
される。
【0009】また第3の金属部材は打抜きによるブラン
クでよいから、その形状自由度が大きく、その結果、重
ね合せ部分が複雑な形状を有する場合にも、それに容易
に対応することが可能である。
【0010】さらに第3の金属部材は、重ね合せ部分に
おいて第1の金属部材に重ね合されるので、第1および
第2の金属部材間にギャップを生じることがない。
【0011】その上、第3の金属部材としては、単板構
造のものを用いることが可能であるから、その第3の金
属部材を用いることによる接合体の生産コスト増および
重量増は抑制される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1,2において、接合体1は第
1の金属部材であるAl系合金板(またはAl板)2
と、そのAl系合金板2よりも高い融点を持つ第2の金
属部材である鋼板(Fe系合金板、またはFe板)3と
を有し、それら2,3の重ね合せ部分4が接合されてい
る。
【0013】この重ね合せ接合には、Al系合金板2よ
りも高い融点を持つ第3の金属部材、例えば鋼板より打
抜かれた円形ブランク5が用いられると共に抵抗溶接法
としてのスポット溶接法が適用される。
【0014】これにより得られる接合構造は、O.F.
C.製上、下部電極6,7による加圧通電下で生じた円
形ブランク5中央部分の塑性変形による膨出変形部分8
が、Al系合金板2の溶融部分を排除して鋼板3にナゲ
ット9の形成下でスポット溶接され、また円形ブランク
5の外周部分10がAl系合金板2に圧着されている、
といった構造となる。
【0015】以下、前記重ね合せ接合方法について詳細
に説明する。
【0016】図3,4において、スポット溶接機11の
上部電極6は、断面円形のロッド状電極本体12と、そ
の電極本体12の下端面に突設された抜き勾配13を有
する円錐台形突出部14とよりなる。したがって、突出
部14は電極軸線方向と交差する平面内において円形断
面を有する。また突出部14の小端面15周縁部には丸
み16を付されている。下部電極7としては、JIS
R形電極が用いられているが、JIS CF形電極また
はCR形電極でもよい。図中、17はトランス、18は
インバータ式制御器である。 (a) 図5に示すように、鋼板3の一端部上にAl系
合金板2の一端部を重ね合せ、次いで重ね合せ部分4に
おいてAl系合金板2の上に、円形ブランク5を重ね合
せる。 (b) 図6に示すように、円形ブランク5、Al系合
金板2および鋼板3を、その円形ブランク5を上部電極
6側に位置させて、両電極6,7間に配設し、次いでそ
れら5,2,3を両電極6,7によって加圧すると共に
両電極6,7間に溶接電流を流す。 (c) 図7に示すように、前記加圧下での通電によっ
て円形ブランク5、Al系合金板2および鋼板3が接触
抵抗により発熱し、次いで、融点の低いAl系合金板2
の通電部分19およびその近傍が溶融し、また円形ブラ
ンク5および鋼板3の通電部分およびその近傍が軟化す
る。 (d) 図8に示すように、上部電極6の円錐台形突出
部14により加圧されている円形ブランク5の中央部分
がAl系合金板2側へ円錐台形をなすように膨出変形
し、これにより溶融部分がAl系合金板2および鋼板3
間の間隙に排除されるので、膨出変形部分8の小端20
が鋼板3に当接する。 (e) 図9に示すように、膨出変形部分8の小端20
と、それと当接する鋼板3とが、両電極6,7により加
圧下で通電されるので、その小端20と鋼板3とがナゲ
ット9を形成してスポット溶接され、これにより同材種
溶接部が形成される。
【0017】前記スポット溶接後において、上部電極6
の円錐台形突出部14は、それが抜き勾配13を有する
ことから、膨出変形部分8より容易に抜ける。
【0018】前記方法によれば、Al系合金板2は、円
形ブランク5の外周部分10およびその膨出変形部分8
によるリベット継手状の締結構造によって、鋼板3と強
固に接合される。
【0019】また打抜きによる円形ブランク5は、その
形状自由度が大きく、その結果、重ね合せ部分4が複雑
な形状を有する場合にも、それに容易に対応することが
可能である。
【0020】さらに円形ブランク5は、重ね合せ部分4
においてAl系合金板2上に重ね合されるので、Al系
合金板2および鋼板3間にギャップを生じることがな
い。
【0021】その上、円形ブランク5は、単板構造であ
るから、その円形ブランク5を用いることによる接合体
1の生産コスト増および重量増は抑制される。
【0022】図10に示すように、円形ブランク5のA
l系合金板2との対向面21において、その外周部全体
に接着剤22を塗布し、これにより、円形ブランク5を
重ね合せ部分4の所定位置に確実に保持して接合作業性
を向上させることができる。
【0023】また図11に示すように接着剤22をシー
リング材23と代替すると共に重ね合せ部分4において
Al系合金板2と鋼板3との間にシーリング材23を環
状に介在させ、これによりAl系合金板2に接合作業で
生じた孔部24(図9参照)を含む接合部の耐食性を向
上させることができる。
【0024】図12〜14は、鋼板3の塑性変形能を利
用して、第3の金属部材を形成するようにした接合体1
の3例を示す。
【0025】図12(a),(b)に示す例は、鋼板3
の一端部25を折返して、その折返し部分51 を第3の
金属部材とし、次いで鋼板3と折返し部分51 との間に
Al系合金板2の一端部を、そのAl系合金板2と鋼板
3の両平面が相互に平行し、且つ両板2,3の伸長方向
が90度食違うように嵌込み、その後前記と同様の接合
方法を実施したものである。
【0026】図13に示す例は、鋼板3の端部一側縁に
板状突出部26を、その平面と鋼板3の平面とが同一平
面上に位置するように設け、その板状突出部26を折返
して、その折返し部分51 を第3の金属部材とし、次い
で鋼板3と折返し部分51 との間にAl系合金板2の一
端部を、そのAl系合金板2と鋼板3の両平面が相互に
平行し、且つ両板2,3の伸長方向が同一となるように
嵌込み、その後前記と同様の接合方法を実施したもので
ある。
【0027】図14に示す例は、鋼板3の一端部を直角
に折曲げることにより形成された板状折曲げ部27の略
半分を折返して、その折返し部分51 を第3の金属部材
とし、次いで鋼板3と折返し部分51 との間にAl系合
金板2の一端部を、そのAl系合金板2と鋼板3の両平
面が直角関係にあり、且つ両板2,3の伸長方向が90
度食違うように嵌込み、その後前記と同様の接合方法を
実施したものである。
【0028】以下、具体例について説明する。 A.U字形引張強さについて 図15に示すように、JIS Z 3137に則って、
Al系合金板2より複数のU字形引張り試験片用第1半
体28を製作し、また鋼板3より複数のU字形引張り試
験片用第2半体29を製作した。さらに、前記鋼板3に
打抜き加工を施して複数の円形ブランク5を得た。
【0029】Al系合金板2の材種はJIS 5182
であって、その厚さt1 はt1 =1.0mmに設定され、
一方、鋼板3の材種はJIS SPCCであって、厚さ
2はt2 =0.7mmに設定された。この場合、Al系
合金板2の厚さt1 と鋼板3の厚さt2 との間には、t
1 =(21/2 )×t2 が成立している。これは両板2,
3の剛性を略同一にするためである。円形ブランク5の
直径D1 はD1 =15mmに設定された。
【0030】図3に示すように、上部電極6において、
その電極本体12の直径D2 はD2=16mmに、円錐台
形突出部14のテーパ角度θはθ=90度に、その長さ
LはL=4mmに、小端面15周縁部における丸み16の
半径R1 はR1 =1mmにそれぞれ設定された。小端径D
3 は4〜7mmの範囲で変化させた。
【0031】下部電極7において、その直径D4 はD4
=16mmに、球状先端面30の半径R2 はR2 =80mm
にそれぞれ設定された。
【0032】第1,第2半体28,29および円形ブラ
ンク5を用い、また溶接条件および上部電極6をそれぞ
れ変更して前記同様の接合方法(図5〜9参照)を実施
することにより、図16に示すような、実施例に係る複
数のU字形引張り試験片31を得た。
【0033】次に、第1,第2半体28,29を用い、
また2つの下部電極7を、それぞれ上、下部電極として
スポット溶接を行い、図17に示す比較例1に係るU字
形引張り試験片32を得た。
【0034】さらに、2つの第1半体28を用い、また
2つの下部電極7を、それぞれ上、下部電極としてスポ
ット溶接を行い、図18に示す比較例2に係るU字形引
張り試験片33を得た。
【0035】その後、各U字形引張り試験片31〜33
について引張り試験を行った。
【0036】表1は、各U字形引張り試験片31〜33
に関する上部電極6の小端径D3 、溶接条件、散りの有
無、U字形引張強さを示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1から明らかなように、実施例1〜4に
よれば、U字形引張強さが大いに向上し、それらは比較
例2のAl系合金板相互の接合強度を上回っている。比
較例2のU字形引張強さは比較例1のそれの略6分の1
であることが判る。
【0039】図19において、(a)は実施例1の接合
部断面における金属組織を示す顕微鏡写真であり、
(b)は(a)の縮小写図である。図19より、膨出変
形部分8の小端20と第2半体29との間にナゲット9
が形成されて、第1,第2半体28,29が強固に接合
されていることが判る。
【0040】なお、実施例3,4のように上部電極6の
小端径D3 がD3 ≧6mmになると、U字形引張強さは高
くなるものの散りも発生する。
【0041】次に、第1半体28の厚さt1 をt1
1.2mmに、また第2半体29の厚さt2 をt2 =0.
8mmにそれぞれ変更し、さらに溶接条件を一部変えて前
記同様の接合方法を実施し、前記同様のU字形引張り試
験片31〜33を得た。
【0042】表2は、各U字形引張り試験片31〜33
に関する上部電極6の小端径D3 、溶接条件、散りの有
無、U字形引張強さを示す。
【0043】
【表2】
【0044】表2の場合も表1の場合と同様の傾向がみ
られることが明らかである。 B.上部電極の円錐台形突出部におけるテーパ角度θに
ついて 上部電極6として、その円錐台形突出部14のテーパ角
度θを変更したものを複数用意した。ただし、各上部電
極6において、その電極本体12の直径D2 はD2 =1
6mmに、円錐台形突出部14の小端径D3 はD3 =4mm
に、また長さLはL=3mmに、さらに小端面15周縁部
の丸み16の半径R1 はR1 =1mmにそれぞれ設定され
た。
【0045】下部電極7において、その直径D4 はD4
=16mmに、球状先端面30の半径R2 はR2 =80mm
にそれぞれ設定された。
【0046】また複数のAl系合金板2、複数の鋼板3
およびそれら鋼板3と同種の鋼板より打抜かれた複数の
円形ブランク5を用意した。各Al系合金板2の材種は
JIS 5182であって、その厚さt1 はt1 =1.
0mmに設定され、また各鋼板3の材種はJIS SPC
Cであって、その厚さt2 はt2 =0.7mmに設定され
た。円形ブランク5の直径D1 はD1 =15mmに設定さ
れた。
【0047】次いで、前記同様の接合方法(図5〜9参
照)を実施して、前記テーパ角度θと離型不良率Pとの
関係を求めたところ、表3の結果を得た。
【0048】溶接条件は、溶接電流10kA、加圧力2
00kgfおよび通電時間20サイクルである。離型不良
率Pは、所定のテーパ角度θを持つ円錐台形突出部14
を備えた上部電極6を用いて行われた接合作業回数を1
0回とし、また円錐台形突出部14が膨出変形部分8の
内面に付着した回数をn回としたとき、P=(n/1
0)×100(%)として求められた。なお、前記付着
とは、ハンマで接合体1を叩くことによって円錐台形突
出部14が膨出変形部分8内面から外れる程度の機械的
嵌合状態を意味する。
【0049】
【表3】
【0050】表3から明らかなように、テーパ角度θを
θ≧90度に設定することによって、離型不良率Pを大
幅に低減することができる。 C.図20,21は上部電極6の変形例を示す。この上
部電極6は断面円形のロッド状電極本体12と、その電
極本体12の下端面に突設された円柱状突出部141
よりなる。したがって、その突出部141 は、真直な突
出部であり、且つ電極軸線方向と交差する平面内におい
て円形断面を有する。突出部141 は円形ブランク5に
膨出変形部分8を形成するもので、先端面151 の縁
部、したがって周縁部には丸み161 を付されている。
【0051】この丸み161 の半径R3 と、前記離型不
良率Pとの関係を求めるため、半径R3 を異にする複数
の上部電極6を用意した。ただし、各上部電極6におい
て、その電極本体12の直径D2 はD2 =16mmに、ま
た突出部141 の長さLはL=5mmに、さらに先端面1
1 の直径D3 はD3 =4mmにそれぞれ設定された。
【0052】図3に示すように下部電極7において、そ
の直径D4 はD4 =16mmに、球状先端面30の半径R
2 はR2 =80mmにそれぞれ設定された。
【0053】また複数のAl系合金板2、複数の鋼板3
およびそれら鋼板3と同種の鋼板より打抜かれた複数の
円形ブランク5を用意した。各Al系合金板2の材種は
JIS 5182であって、その厚さt1 はt1 =1.
0mmに設定され、また各鋼板3の材種はJIS SPC
Cであって、その厚さt2 はt2 =0.7mmに設定され
た。円形ブランク5の直径D1 はD1 =15mmに設定さ
れた。
【0054】次いで、前記同様の接合方法(図5〜9参
照)を実施して、前記半径R3 と離型不良率Pとの関係
を求めたところ、表4の結果を得た。
【0055】溶接条件は、溶接電流10kA、加圧力2
00kgfおよび通電時間20サイクルである。
【0056】
【表4】
【0057】表4から明らかなように、丸み161 の半
径R3 をR3 ≧2mmに設定することによって離型不良率
Pを大幅に低減することができる。
【0058】上部電極6における突出部は、電極軸線方
向と交差する平面内において、前記のような円形断面を
有することなく、非円形断面、例えば図22,23に示
すように方形断面を有していてもよい。つまり、図22
に示す突出部142 は四角錐台形をなし、また抜き勾配
13を有する。図23に示す突出部143 は四角柱状を
なし、また先端面151 の縁部、したがって周縁部には
丸み161 を付されている。
【0059】このように構成すると、Al系合金板2お
よび鋼板3間の相対回転を確実に防止することができ
る。
【0060】なお、本発明の実施にはシーム溶接法等も
適用される。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、第1の金属部材と、そ
の第1の金属部材よりも高い融点を持つ第2の金属部材
とを重ね合せて、その重ね合せ部分を接合するに当り、
前記のように第3の金属部材を用い、また抵抗溶接手段
を適用することによって、第1の金属部材を第2の金属
部材に強固に接合することができる。
【0062】また重ね合せ部分が複雑な形状を有する場
合にも、それに容易に対応することができ、さらに第1
および第2の金属部材間にギャップを生じることがない
ので、そのギャップの発生に伴う不具合を解消すること
ができる。
【0063】さらにまた第3の金属部材としては単板構
造のものを用いることが可能であるから、その第3の金
属部材を用いることによる接合体の生産コスト増および
重量増を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接合体の平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】スポット溶接機の説明図である。
【図4】上部電極の第1例を示す要部斜視図である。
【図5】円形ブランク、Al系合金板および鋼板の重ね
合せ状態の一例を示す要部斜視図である。
【図6】円形ブランク、Al系合金板および鋼板を上、
下部電極間で加圧すると共に両電極間に溶接電流を流す
状態を示す説明図である。
【図7】Al系合金板の一部が溶融した状態を示す説明
図である。
【図8】円形ブランクの部分的膨出変形状態を示す説明
図である。
【図9】膨出変形部分と鋼板との接合状態を示す説明図
である。
【図10】接着剤を塗布された円形ブランクの斜視図で
ある。
【図11】円形ブランク、Al系合金板および鋼板の重
ね合せ状態の他例を示す断面図である。
【図12】(a)は円形ブランクに対応する第3の金属
部材を鋼板より折曲げ形成した接合体の第1例を示す要
部斜視図であり、(b)は(a)のb−b線断面図であ
る。
【図13】円形ブランクに対応する第3の金属部材を鋼
板より折曲げ形成した接合体の第2例を示す要部斜視図
である。
【図14】円形ブランクに対応する第3の金属部材を鋼
板より折曲げ形成した接合体の第3例を示す要部斜視図
である。
【図15】U字形引張り試験片の分解斜視図である。
【図16】U字形引張り試験片の第1例を示す斜視図で
ある。
【図17】U字形引張り試験片の第2例を示す斜視図で
ある。
【図18】U字形引張り試験片の第3例を示す斜視図で
ある。
【図19】(a)は接合部断面における金属組織を示す
顕微鏡写真であり、(b)は(a)の縮小写図である。
【図20】上部電極の第2例を示す要部正面図である。
【図21】図20の21−21矢視図である。
【図22】上部電極の第3例を示す要部斜視図である。
【図23】上部電極の第4例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
2 第1の金属部材 3 第2の金属部材 4 重ね合せ部分 5,51 第3の金属部材 6,7 電極 8 膨出変形部分 13 抜き勾配 14,141 ,142 ,143 突出部 151 先端面 161 丸み 19 通電部分 21 対向面 22 接着剤 23 シーリング材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の金属部材(2)と、その第1の金
    属部材(2)よりも高い融点を持つ第2の金属部材
    (3)とを重ね合せて、その重ね合せ部分(4)を接合
    するに当り、前記第1の金属部材(2)よりも高い融点
    を持ち、且つ塑性変形および前記第2の金属部材(3)
    との抵抗溶接がそれぞれ可能な第3の金属部材(5,5
    1 )を、前記重ね合せ部分(4)において前記第1の金
    属部材(2)に重ね合せ、次いで前記第1,第2および
    第3の金属部材(2,3,5,51)を一対の電極
    (6,7)により加圧すると共に両電極(6,7)間に
    溶接電流を流して、前記第1の金属部材(2)の通電部
    分(19)およびその近傍の溶融、前記第3の金属部材
    (5,51 )の、前記第2の金属部材(3)側への部分
    的膨出変形による溶融部分の排除、膨出変形部分(8)
    の前記第2の金属部材(3)への当接および前記膨出変
    形部分(8)と前記第2の金属部材(3)との抵抗溶接
    を順次現出させることを特徴とする、融点を異にする二
    種の金属部材の重ね合せ接合方法。
  2. 【請求項2】 前記第3の金属部材(5,51 )は、前
    記第1の金属部材(2)との対向面(21)に接着剤
    (22)を塗布されている、請求項1記載の融点を異に
    する二種の金属部材の重ね合せ接合方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の金属部材(5,51 )は、前
    記第1の金属部材(2)との対向面(21)にシーリン
    グ材(23)を塗布され、また前記重ね合せ部分(4)
    において前記第1および第2の金属部材(2,3)間に
    シーリング材(23)を介在させる、請求項1記載の融
    点を異にする二種の金属部材の重ね合せ接合方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の金属部材(3)は塑性変形可
    能であり、前記第3の金属部材(51 )は前記第2の金
    属部材(3)の一部を折り返すことにより形成される、
    請求項1または3記載の融点を異にする二種の金属部材
    の重ね合せ接合方法。
  5. 【請求項5】 前記第3の金属部材(5,51 )に接触
    する一方の前記電極(6)は、その第3の金属部材
    (5,51 )に膨出変形部分(8)を形成すべく、抜き
    勾配(13)を備えた突出部(14,142 )を有す
    る、請求項1,2,3または4記載の融点を異にする二
    種の金属部材の重ね合せ接合方法。
  6. 【請求項6】 前記第3の金属部材(5,51 )に接触
    する一方の前記電極(6)は、その第3の金属部材
    (5,51 )に膨出変形部分(8)を形成すべく、先端
    面(151 )の縁部に丸み(161 )を付された真直な
    突出部(141 ,143 )を有する、請求項1,2,3
    または4記載の融点を異にする二種の金属部材の重ね合
    せ接合方法。
  7. 【請求項7】 前記抵抗溶接はスポット溶接であり、一
    方の前記電極(6)の前記突出部(14,141 )は、
    電極軸線方向と交差する平面内において、円形断面を有
    する、請求項5または6記載の融点を異にする二種の金
    属部材の重ね合せ接合方法。
  8. 【請求項8】 前記抵抗溶接はスポット溶接であり、一
    方の前記電極(6)の前記突出部(142 ,143
    は、電極軸線方向と交差する平面内において、非円形断
    面を有する、請求項5または6記載の融点を異にする二
    種の金属部材の重ね合せ接合方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の金属部材(2)はAlおよび
    Al系合金の一方より構成され、前記第2および第3の
    金属部材(3,5,51 )はFeおよびFe系合金の一
    方より構成される、請求項1,2,3,4,5,6,7
    または8記載の融点を異にする二種の金属部材の重ね合
    せ接合方法。
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