JPH0985214A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JPH0985214A
JPH0985214A JP7247251A JP24725195A JPH0985214A JP H0985214 A JPH0985214 A JP H0985214A JP 7247251 A JP7247251 A JP 7247251A JP 24725195 A JP24725195 A JP 24725195A JP H0985214 A JPH0985214 A JP H0985214A
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weight
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Masashi Yamaguchi
雅司 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、生ごみを効果的に分解処理する生
ごみ処理装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の生ごみ処理装置本体1は、生ごみと
微生物担体6の混合物が収容される処理槽5と、処理槽
5内の温度センサー17と、処理槽5の重量を検出する
重量センサー13と、混合物の加熱手段12と、混合物
に通気して酸素を供給する排気ファン11と、温度セン
サー17と重量センサー13とが検知した検出量をそれ
ぞれ単位体積当たりの水分量Yに換算するとともに加熱
手段12と排気フアン11を制御する制御手段19を備
え、検出重量から算出した混合物の単位体積当たりの水
分量Yと検出温度から算出した混合物の単位体積当たり
の水分量Yのいずれかから選択した水分量Yに基づいて
排気ファン11による通気を制御する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、個人住宅や集合住宅等
の台所から発生する有機物である生ごみを分解する微生
物が担持される微生物担体を備え、迅速かつ衛生的に処
理する生ごみ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】個人住宅や集合住宅等の台所から発生す
る生ごみ等を迅速に処理する従来の技術として、生ごみ
粉砕装置を利用して生ごみを粉砕し、下水道に放流する
ものがある。しかし、最近では粉砕された生ごみを放流
すると排水管の詰まりや放流汚濁負荷が増大するため、
これを軽減する必要がある。
【0003】このような事情を背景に、最近、生ごみを
処理槽内で撹拌、混合し、微生物により生ごみを分解処
理する生ごみ処理技術(実開平2−1291号公報)が
提案された。この技術は、処理槽内に設けた撹拌羽根で
生ごみを撹拌しながら、処理槽内に棲息する好気性微生
物によって生ごみを気体と水に分解するものである。ま
た、処理槽内において微生物を棲息しやすくして生ごみ
の分解速度を早くするために、微生物を微生物担体に担
持し、微生物担体と共に生ごみを撹拌、混合して分解さ
せる生ごみ処理技術もある。
【0004】しかし、この微生物によって生ごみを分解
する方法は、処理槽内の温度、微生物担体中の含水率や
換気等の微生物の棲息状態を良好な状態に保つことが難
しい。そして、微生物担体の嵩が不足すると、当然、生
ごみ処理の能力は低下してしまう。そこで、この微生物
担体の嵩が不足状態にあるのを確認することができる生
ごみ処理技術(特開平7−31958号公報)が提案さ
れた。この技術は、処理槽内に目印を設けて微生物担体
の嵩を目視し、微生物担体の不足による生ごみの分解能
力の低下を防止するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平7−
31958号公報に記載された生ごみ処理装置は、処理
槽内に設けた目印によって微生物担体の概略の嵩を確認
でき、微生物担体の不足による生ごみの分解能力の低下
に対処できるものであるが、分解能力の低下は、微生物
担体が不足する場合よりむしろ、微生物担体が含んでい
る水の量によって嵩が増加したときに生じるものであ
る。
【0006】また、生ごみを長期間分解処理し続ける
と、分解されずに残る残留物が推積して生ごみ混合物の
嵩は増加し続け、処理槽の容積の多くの部分を占めるよ
うになる。この場合にも処理槽内に設けた目印によって
は生ごみ混合物の嵩を確認できなくなり、投入できる生
ごみの量が少なくなり、処理能力が低下するという問題
を有していた。
【0007】また、微生物の活性度が低下して処理槽内
に投入された生ごみはそのまま分解されずに推積し、こ
の場合も生ごみ混合物の嵩が確認できなくなり、分解さ
れずに推積している生ごみが悪臭を放つという問題点を
有していた。
【0008】ここで、この種の生ごみ処理装置において
生ごみの分解が促進されるのは、生ごみ混合物の温度5
0〜60℃前後、水分量が250〜300g/L、酸素
濃度が10%程度の場合であることが判明した。したが
って、生ごみ混合物の温度制御、水分制御、酸素濃度制
御が必要である。しかし、これらは相互に独立のパラメ
ータという訳ではなく、微生物担体であるオガクズなど
では、微生物担体が古くなるにつれて水分と酸素濃度は
密接な関係をもってくるし、微生物が死滅するとオガク
ズの水分が急増し、生ごみ混合物の温度は下がるし、水
分を含んで嵩も大になるものである。前記の制御につい
て、温度制御を行うことは知られているが、最も重要な
水分量を制御することは開発されていない。
【0009】本発明は、前記のことから温度制御はもと
より、複数の検知手段の特徴を生かしながら水分量を正
確に算出して水分量制御をなし、処理槽における微生物
の棲息状態を常に良好な状態にして生ごみを効果的に分
解処理でき、衛生的な処理が行え、しかも処理槽のメン
テナンスが容易な生ごみ処理装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の生ごみ処理装置は、生ごみを投入する投入口
部を備えた本体容器と、本体容器内に設けられ生ごみと
微生物担体の混合物が収容される処理槽と、処理槽内に
設けられ水分検知用ヒーターから所定の間隔をあけて置
かれた温度検知手段と、混合物を収容した処理槽の重量
を検出する重量検知手段と、混合物を加熱する加熱手段
と、混合物に酸素を供給する通気手段と、温度検知手段
と重量検知手段とが検知した検出量をそれぞれ単位体積
当たりの水分量に換算するとともに加熱手段と通気手段
を制御する制御手段とを備え、重量検知手段が検出する
重量から算出した混合物の単位体積当たりの水分量と温
度検出手段が検知した温度から算出した混合物の単位体
積当たりの水分量のいずれかから選択した水分量に基づ
いて通気手段を制御することを特徴とする。
【0011】また、生ごみ処理開始から所定の期間は、
重量検知手段が検出する重量から算出した混合物の単位
体積当たりの水分量に従って制御手段が通気手段を制御
するとともに、所定の期間経過後は、温度検知手段が検
知した温度から混合物の単位体積当たりの水分量を算出
して制御手段が通気手段を制御する。
【0012】また、混合物の高さを検出できるレベル検
知手段を設けて混合物の嵩を算出する。
【0013】また、混合物の嵩により制御手段が微生物
担体の取り出し時期を算出して報知手段に表示させる。
【0014】また、混合物の嵩の現在量と数日前の量と
の差を日数で割って混合物の嵩の一日当たりの増加量を
計算するとともに、混合物の嵩の上限値と現在量との差
を増加量で割って取り出し時期を算出する。
【0015】また、混合物の内容物乾燥重量密度の現在
量と数日前の量との差を日数で割って混合物の内容物乾
燥重量密度の一日当たりの増加量を計算し、混合物の内
容物乾燥重量密度の上限値と現在量との差を増加量で割
って取り出し時期を算出して報知手段に報知する。
【0016】また、上記の取り出し時期をいずれも算出
して比較し、早く到来する取り出し時期の方を報知手段
に表示させる。
【0017】また、制御手段が担体取り出し量を算出し
て報知手段に表示させる。
【0018】
【作用】上記のように、重量検知手段と温度検知手段に
よって算出した水分量のいずれかに基づいて通気手段を
制御するから、精度のよい検知手段によって算出された
水分量を用いて制御できる。
【0019】また、生ごみ処理開始から所定の期間は、
重量検知手段によって算出した水分量に従って制御する
とともに、所定の期間経過後は、温度検知手段によって
算出した水分量に従って通気手段を制御するから、生ご
み処理に伴って精度の高い制御ができる。
【0020】また、レベル検知手段を設けるから、混合
物の嵩を算出することができる。また、混合物の嵩によ
り微生物担体の取り出し時期を算出して表示するから、
メンテナンスがしやすい。
【0021】また、混合物の嵩の現在量と数日前の量と
の差を日数で割って混合物の嵩の一日当たりの増加量を
計算するとともに、混合物の嵩の上限値と現在量との差
を増加量で割って取り出し時期を算出するので、嵩が変
化する場合でも精度が高い。
【0022】また、混合物の内容物乾燥重量密度の現在
量と数日前の量との差を日数で割って混合物の内容物乾
燥重量密度の一日当たりの増加量を計算し、混合物の内
容物乾燥重量密度の上限値と現在量との差を増加量で割
って取り出し時期を算出するので、嵩が変化しない場合
に正確に精度を算出できる。
【0023】また、上記の取り出し時期をいずれも算出
して比較し、早く到来する取り出し時期の方を報知手段
に表示させるから、取り出し時期を誤ることはない。
【0024】また、担体取り出し量を算出して報知手段
に表示するから、最適な担体取り出し量で交換すること
ができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例の生ごみ処理装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0026】図1(a)は、本発明の一実施例の生ごみ
処理装置の外観を示す斜視図、図1(b)は、本発明の
一実施例の生ごみ処理装置の正面断面図、図1(c)
は、本発明の一実施例の生ごみ処理装置の側面断面図で
ある。図2は、本発明の一実施例の生ごみ処理装置の動
作時のブロック図、図3は、本発明の一実施例の生ごみ
処理装置の動作時のフローチャートである。図4は、本
発明の一実施例の生ごみ処理装置の生ごみ混合物の貯蔵
嵩、水分量の変化図である。
【0027】図1、図2および図3において、構成要素
として、1は生ごみ処理装置本体、2は開閉蓋、3は報
知手段であるLCD表示部、4は断熱材、5は処理槽、
6は微生物担体、7は回転撹拌部、8は駆動ベルト、9
は駆動部、10は投入口部、11は通気手段である排気
ファン、12は電気的に加熱する加熱手段、13は重量
検知手段である重量センサー、14は処理槽支持部、1
5は底部扉、16は水分検知用ヒーター、17は温度検
知手段である温度センサー、18はレベル検知手段であ
る超音波センサー、19は制御手段である。
【0028】生ごみ処理装置本体1は上部に生ごみを投
入する投入口部10を、また、内部に生ごみを微生物に
よって分解する処理槽5を備えている。この実施例で使
用した処理槽5は通常家庭で使用される程度の大きさ
で、その内容積は約30リットル程度である。処理槽5
には、微生物が担持された微生物担体6が所定量貯蔵さ
れている。
【0029】この微生物は好気性条件下で活動する細
菌、放線菌、糸状菌、とくに50〜60℃の高温処理時
にはバシリス属を主体とする好熱性細菌等に分類される
ものである。好熱性細菌は、50〜60℃前後の環境下
で、好熱性細菌自体の内生呼吸速度、すなわち、微生物
自身の分解速度が速くなる。このとき、生ごみ分解後の
残さはほとんど残らない。したがって、この温度範囲が
処理にとって最適となる。ただし、無機物が混入してい
れば、未処理物として無機物が残ることはいうまでもな
い。
【0030】また、処理槽5には回転撹拌部7が設けら
れ、回転撹拌部7は駆動部9によって駆動ベルト8を介
して回転駆動される。回転撹拌部7には撹拌羽根が設け
られており、この撹拌羽根によって生ごみと微生物担体
6を撹拌、混合して微生物と生ごみとの接触頻度を多く
したり、微生物と空気中の酸素との接触を多くして、よ
り好気的状態を実現している。以下、生ごみと微生物担
体6との混合物を生ごみ混合物という。回転撹拌部7の
回転速度は3〜30rpm程度でよく、生ごみの投入時
に約5分間程度回転し、その後、約1時間毎に約1分間
回転するようにするのがよい。このように、間欠回転に
よって生ごみが微生物によって効果的に分解される。
【0031】生ごみ混合物の貯蔵嵩を検知するためのレ
ベル検知手段である超音波センサー18は、処理容器天
井奥の中央、すなわち、開閉蓋2の下面中央に設けられ
ており、超音波の発信部と受信部の機能を有している。
超音波センサー18の超音波発信と受信が制御手段19
に伝達され、その時間差から予め設定された計算式によ
り、貯蔵嵩が求められる。
【0032】すなわち、超音波センサー18によって検
出されるところの超音波センサー18と生ごみ混合物表
面の距離をs(cm)とすると、貯蔵嵩V(L)はV=
30−sで算出される。これは超音波センサー18と生
ごみ混合物表面の距離s(cm)が10cmのときにV
=20L、s=20cmのときにVは上限値10Lとな
るように処理槽5が設計されているからである。
【0033】水分検知手段である水分検知用ヒーター1
6と温度センサー17は、処理槽5の底部の回転撹拌部
7と接触しない位置に所定の間隔をあけて設けられてお
り、水分検知用ヒーター16が一定時間通電して加熱す
る前後の生ごみ混合物の温度変化を温度センサー17で
検知して制御部19に伝達し、ここで実験的に得られた
計算式により、生ごみ混合物中の単位体積あたりの水分
量が求められる。
【0034】すなわち、本実施例においては、水分検知
用ヒーター16の通電開始から5分後の温度センサー1
7の上昇温度差が2℃のとき350g/Lの水分量であ
り、同様に3℃のとき300g/L、5℃のとき250
/Lである。そして、2〜3℃、3〜5℃の間はおおむ
ね線形の次の計算式に従う。また、この上昇温度差が2
℃〜5℃の範囲を出ることはほとんどない。生ごみ単位
体積当たりの水分量をY(g/L)、上昇温度差を△T
(℃)とすると、2〜3℃の間はY=−50×△T+6
00、3〜5℃の間はY=−25×△T+375という
計算式である。次に、貯蔵重量の検知手段である重量セ
ンサー13は、処理槽5の下部中央の前方に設けられて
おり、処理槽5全体の重量を処理槽支持部14とで半分
づつの荷重がかかるようになっている。ここで検知され
た重量は制御手段19に伝達され、実験的に予め設定さ
れた計算式により、貯蔵重量が求められる。
【0035】すなわち、重量センサー13には、生ごみ
混合物を収容し駆動部9等の付属された処理槽5の半分
の荷重がかかるようになっている。そして、本実施例に
おいては、生ごみ混合物がない空の状態で3kgに設計
されているから、貯蔵重量をw(kg)、重量センサー
13が検知した検出重量をx(kg)とすると、w=
(x−3)×2という計算式で算出することができる。
これによって現時点での貯蔵重量wが計算される。ま
た、重量センサー13で生ごみの全投入量を算出するた
めに、生ごみ処理装置本体1の開閉蓋2を開ける度ごと
に、重量センサー13が上記計算式に従って生ごみを投
入する前後で増加量がどれだけ生じたかを算出し、さら
に、これを積算して制御手段9の記憶部に記憶しておく
ものである。この積算した増加量が生ごみの全投入量で
ある。
【0036】重量センサー13に基づいて検出する水分
量Yは、生ごみ処理開始から約30日の期間わりと正確
に計算することができる。この水分量の計算式は生ごみ
処理開始から10日の間は、水分量をY(g/L)、前
記全投入量をz(kg)、貯蔵重量w(kg)、超音波
センサー18と生ごみ混合物表面の距離をs(cm)と
すると、Y=(z×0.15−w)×1000/(30
−s)となる。10日と20日の間はY=(z×0.1
0−w)×1000/(30−s)であり、20日から
30日の間はY=(z×0.07−w)×1000/
(30−s)である。
【0037】ところで、微生物が活発に増殖し、生ごみ
の分解を促進するためには、温度が50〜60℃程度
で、水分量Yが250〜300g/L程度にあり、常に
処理槽5内の空気中の酸素濃度が10%以上あることが
好ましい。このときの水分量Yを含水率で表すと、使用
前のオガクズ等の微生物担体6では、約60〜65%に
相当する。なお、含水率は、水分を含んだ微生物担体6
を100℃程度に加熱して水分を蒸発させて乾燥させた
ときの乾燥減量である。また、長期間使用した後の生ご
み混合物では、比重が大きくなってくるため、約50〜
60%に相当する。外気温が下がって生ごみ混合物の温
度が50℃以下に低下した場合などには、温度センサー
17が検知した温度を制御手段19に伝達し、制御手段
19の記憶部に予め記憶させた温度と比較、演算して、
必要に応じて加熱手段12に電力を供給し、処理槽5を
加熱して生ごみ混合物を50〜60℃の範囲に制御す
る。そして、生ごみ混合物の温度が50℃以上になれ
ば、加熱手段12への電力の供給を停止するものであ
る。
【0038】次に、排気ファン11の制御について説明
する。排気ファン11は使用開始から30日の初期モー
ドと、30日を過ぎた通常モードで異なった制御がなさ
れる。すなわち、30日を過ぎた通常モードにおいて
は、水分検知用ヒーター16と温度センサー17を用
い、これらで検知した生ごみ混合物の温度から換算して
得られた水分量Yが250g/L未満のときには、排気
ファン11を停止する。もし水分量Yが250〜300
g/Lのときには、5分運転、25分停止というサイク
ル運転を繰り返して行うことになる。また、水分量Yが
300〜350g/Lのときには、排気ファン11を1
0分運転、20分停止し、これを繰り返す。そして、水
分量Yが350g/L以上の場合には、排気ファン11
を常時運転するものである。これによって水分量Yが良
好に保たれることになる。
【0039】しかし、生ごみ処理装置の運転開始から3
0日程度の間は、オガクズ等の微生物担体6が新しく含
有水分量Yが、生ごみの全投入量から比較的簡単、正確
に算出できるという特徴があるため、本実施例において
はこの特徴を生かして、重量センサー13から生ごみ混
合物単位体積当たりの水分量Yを算出して利用してい
る。すなわち、水分量Yは上述した通り、重量センサー
13によって検出した生ごみの全投入量と貯蔵重量w、
超音波センサー18が検出した貯蔵嵩Vとから算出され
る。水分量をY(g/L)、前記全投入量をz(k
g)、貯蔵重量w(kg)、超音波センサー18と生ご
み混合物表面の距離をs(cm)とすると、Y=(z×
0.15−w)×1000/(30−s)となる。10
日と20日の間はY=(z×0.10−w)×1000
/(30−s)であり、20日から30日の間はY=
(z×0.07−w)×1000/(30−s)であ
る。そして、このうち貯蔵嵩Vは、実験的に生ごみ運転
開始から30日〜40日程度の間平均的にあまり変動し
ないので、概ね貯蔵嵩Vを示す(30−s)に対して平
均値を与えておけば制御としては足りるものである。も
ちろん、超音波センサー18の計測する生ごみ混合物表
面の距離sを考慮して制御すれば、さらに正確となる。
そして、たとえば運転開始から10日の間において、Y
=(z×0.15−w)×1000/(30−s)<2
50g/Lであれば、排気ファン11を常時停止する。
もし250g/L≦Y<300g/Lであれば、5分運
転、25分停止というサイクル運転を繰り返して行う。
300g/L≦Y<350g/Lであれば、排気ファン
11を10分運転、20分停止し、これを繰り返すもの
である。350g/L≦Yであれば、排気ファン11を
常時運転する。
【0040】このように、各センサーが正確となる領域
において、その検出する水分量Yが正確な方のセンサー
を用いれば、制御が正確なものとなる。本実施例におい
ては、30日を経過するまで重量センサー13から水分
量Yを算出した初期モードで、これより後は水分検知用
ヒーター16と温度センサー17を用いて水分量Yを算
出した通常モードで制御しているが、なにもこれには限
られない。すなわち、状況次第で2つの水分量Yの算出
する手段のうち、適当な方を選択して水分量Yを算出
し、排気ファン11を制御すればよいものである。そし
て、場合によっては重量センサー13だけ、あるいは重
量センサー13と超音波センサー18を用いることで、
水分検知用ヒーター16と温度センサー17を使わずに
制御することも可能である。同様に、水分検知用ヒータ
ー16と温度センサー17だけで制御するのも、そし
て、それは実験的に得た計算式の精度を上げるのが望ま
しいが、可能である。
【0041】さらに、本実施例においては、生ごみ混合
物の嵩により微生物担体6の取り出し時期Hを算出して
表示している。すなわち、超音波センサー18で検知し
た生ごみ混合物表面の距離sから算出した貯蔵嵩Vの現
在量から数日前の貯蔵嵩Vの量Vlを減算して差を求
め、その差を当該日数lで割って生ごみ混合物の貯蔵嵩
Vの一日当たりの増加量を計算する。lは10日程度の
値が望ましい。続いて貯蔵嵩Vの上限値Vuと現在量V
との差を求め、計算で求めた貯蔵嵩Vの一日当たりの増
加量で割ったものが、生ごみ混合物の取り出し時期Hと
なる。このようにして得られた取り出し時期Hは、報知
手段であるLCD表示部3に制御手段19が表示させ
る。また、貯蔵嵩Vが10L以下の場合には、別の報知
手段である表示ランプを消灯してもよい。貯蔵嵩Vが1
0〜20Lである場合には、これを点灯する。そして2
0L以上である場合には、これを点滅して知らせるもの
である。ただ上記の生ごみ混合物の嵩によって取り出し
時期を算出する方法は、生ごみ混合物の嵩が増加する場
合に有効なものにすぎない。したがって、この嵩があま
り変化しない場合は、次に説明する内容物乾燥重量密度
Γに基づいて取り出し時期Hを算出するのが適当であ
る。すなわち、既に説明した3つのセンサーである温度
センサー17、重量センサー13、超音波センサー18
によって得られた生ごみ混合物の貯蔵嵩V、貯蔵重量
w、水分量Yを用いて内容物乾燥重量密度Γを計算す
る。内容物乾燥重量密度Γは(貯蔵重量w−水分量Y×
貯蔵嵩V)/貯蔵嵩Vで定義されるものである。これ
は、生ごみ混合物中の水分を除いた固形分の密度に相当
するものである。もしこれが所定の値650g/L以上
になったときは、微生物担体6が劣化して処理能力が落
ちていることを示す。まず、生ごみ混合物の内容物乾燥
重量密度の現在量Γと数日(20日程度)前の量Γlと
の差を、その日数lで割って混合物の内容物乾燥重量密
度Γの一日当たりの増加量を計算する。次に、生ごみ混
合物の内容物乾燥重量密度の上限値Γuと内容物乾燥重
量密度の現在量Γとの差をこの増加量で割れば、取り出
し時期Hが算出される。このようにして得られた取り出
し時期Hは、報知手段であるLCD表示部3に制御手段
19によって表示される。また、内容物乾燥重量密度Γ
が600g/L以下であれば別の表示ランプを消灯さ
せ、600〜650g/Lであればこれを点灯し、65
0g/L以上になれば表示ランプを点滅させてもよい。
【0042】また、取り出し時期と同様に、生ごみ混合
物を取り出して微生物担体6を交換するとすると、現在
どれだけ取り出せばよいか、取り出し量Qを算出するこ
ともできる。内容物乾燥重量密度の上限値Γu(本実施
例においては650g/L)と現時点の内容物乾燥重量
密度Γとの差を求め、上限値Γuに至ったとき交換する
際、残す量をqu(L)、下限値Γdに至ったとき残す
残余量をqd(L)とすると、Q=20−(Γ−Γd)
×(qu−qd)/(Γu−Γd)として計算される。
なお、ここで20は上限と下限間の貯蔵嵩Vである。こ
れを制御手段19がLCD表示部3に表示させればよ
い。取り出し量Qを算出して報知手段であるLCD表示
部3に表示するから、最適な担体取り出し量で交換する
ことができる。ところで、上記取り出し時期Hの算出を
同時に併行して行い、2つの取り出し時期予測日のうち
早く到来する方の予測日を行えば、時期が遅れて取り出
し時期を誤ることはない。
【0043】図4は本発明の一実施例の生ごみ処理装置
の生ごみ混合物の貯蔵嵩、水分量の変化図である。測定
に用いた生ごみ、生ごみ処理装置本体1の仕様と測定条
件、測定項目は次の通りである。
【0044】 処理槽有効容積 : 30L 生ごみ投入量 : 一般家庭2世帯分の生ごみを毎日入手し、1日1回 分を1kgに調整し、午前9時に投入した。
【0045】 但し、貝類、魚と鶏以外の動物の骨は除いた。 投入期間 : 100日 設置場所 : 屋外で日陰になる場所 測定項目 : 生ごみ混合物水分量 : 生ごみ混合物嵩 測定時間 : 午後4時 図4によれば、30日まで300g/L前後の水分量Y
で推移しており、その後も250〜300g/Lの範囲
にほぼ維持されている。これより、生ごみを分解する微
生物にとって最適な水分環境に制御されていることが分
かる。また、生ごみ混合物の嵩は若干の変動はあるもの
の、40日まで平均的には13L程度を続け、その後、
漸減して11.5L程度になっているが、全体としてほ
とんど増加していない。この間、作業中に気になるよう
な悪臭は発生せず、生ごみ混合物容積も安定しているた
め、100日目で測定を終了した。そして生活害虫もほ
とんど発生しなかった。
【0046】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなよう
に、本発明の生ごみ処理装置は、重量検知手段と温度検
知手段によって算出した水分量のいずれかに基づいて通
気手段を制御するから、精度のよい検知手段によって算
出された水分量を用いて制御でき、微生物にとって良好
な水分量に保つことができ、あわせて加熱手段を制御す
ることによって生ごみ混合物を所定の温度に制御するた
め、メンテナンスが容易であり、微生物の生息状態が良
好に保たれ、高温好気性発酵微生物が増殖して生ごみの
減量化速度を高めることができ、悪臭や生活害虫も発生
しにくくなる。
【0047】また、生ごみ処理開始から所定の期間は重
量検知手段によって算出した水分量に従って制御すると
ともに、所定の期間経過後は温度検知手段によって算出
した水分量に従って通気手段を制御するから、生ごみ処
理に伴って水分量としてより精度の高い値に従って制御
することができる。
【0048】また、レベル検知手段を設けるから、生ご
み混合物の嵩を連続的に算出することができ、微生物担
体の取り出し時期を算出して表示するから、メンテナン
スがしやすくなる。混合物の嵩によって取り出し時期を
算出するから、嵩が変化する場合には簡単に精度のよい
時期を算出できる。また、生ごみ混合物の内容物乾燥密
度によって取り出し時期を算出するから、精度のよい取
り出し時期を予測することができる。また、取り出し時
期を上記の2つの方法のいずれでも算出して両者を比較
し、早く到来する取り出し時期の方を報知手段に表示さ
せるから、遅い予測によって取り出し時期を誤ることは
ない。さらに、担体取り出し量を算出して報知手段に表
示するから、最適な担体取り出し量で交換することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の生ごみ処理装置の
外観を示す斜視図 (b)は本発明の一実施例の生ごみ処理装置の正面断面
図 (c)は本発明の一実施例の生ごみ処理装置の側面断面
【図2】本発明の一実施例の生ごみ処理装置の動作時の
ブロック図
【図3】本発明の一実施例の生ごみ処理装置の動作時の
フローチャート
【図4】本発明の一実施例の生ごみ処理装置の生ごみ混
合物の貯蔵嵩、水分量の変化図
【符号の説明】
1 生ごみ処理装置本体 2 開閉蓋 3 LCD表示部 4 断熱材 5 処理槽 6 微生物担体 7 回転撹拌部 8 駆動ベルト 9 駆動部 10 投入口部 11 排気ファン 12 加熱手段 13 重量センサー 14 処理槽支持部 15 底部扉 16 水分検知用ヒーター 17 温度センサー 18 超音波センサー 19 制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ごみを投入する投入口を備えた本体容器
    と、前記本体容器内に設けられた生ごみと微生物担体の
    混合物が収容される処理槽と、前記処理槽内に設けられ
    水分検知用ヒーターから所定の間隔をあけて置かれた温
    度検知手段と、前記混合物を収容した前記処理槽の重量
    を検出する重量検知手段と、前記混合物を加熱する加熱
    手段と、前記混合物に酸素を供給する通気手段と、前記
    温度検知手段と前記重量検知手段とが検知した検出量を
    それぞれ単位体積当たりの水分量に換算するとともに前
    記加熱手段と前記通気手段を制御する制御手段とを備
    え、前記重量検知手段が検出する重量から算出した前記
    混合物の単位体積当たりの水分量と前記温度検知手段が
    検知した温度から算出した混合物の単位体積当たりの水
    分量のいずれかから選択した水分量に基づいて前記通気
    手段を制御することを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】生ごみ処理開始から所定の期間は前記重量
    検知手段が検出する重量から算出した前記混合物の単位
    体積当たりの水分量に従って前記制御手段が前記通気手
    段を制御するとともに、前記所定の期間経過後は前記温
    度検知手段が検知した温度から混合物の単位体積当たり
    の水分量を算出して前記制御手段が前記通気手段を制御
    することを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】前記混合物の高さを検出できるレベル検知
    手段を設けて前記混合物の嵩を算出することを特徴とす
    る請求項1または2記載の生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】前記混合物の嵩により前記制御手段が微生
    物担体の取り出し時期を算出して報知手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項3記載の生ごみ処理装置。
  5. 【請求項5】前記混合物の嵩の現在量と数日前の量との
    差を日数で割って前記混合物の嵩の一日当たりの増加量
    を計算するとともに、前記混合物の嵩の上限値と現在量
    との差を前記増加量で割って取り出し時期を算出するこ
    とを特徴とする請求項4記載の生ごみ処理装置。
  6. 【請求項6】前記混合物の内容物乾燥重量密度の現在量
    と数日前の量との差を日数で割って前記混合物の内容物
    乾燥重量密度の一日当たりの増加量を計算し、前記混合
    物の内容物乾燥重量密度の上限値と現在量との差を前記
    増加量で割って取り出し時期を算出して報知手段に報知
    することを特徴とする請求項3記載の生ごみ処理装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の生ごみ処理装置の取り出し
    時期と請求項6記載の生ごみ処理装置の取り出し時期を
    いずれも算出して比較し、早く到来する取り出し時期の
    方を報知手段に表示させることを特徴とする生ごみ処理
    装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段が担体取り出し量を算出して
    報知手段に表示させることを特徴とする請求項3記載の
    生ごみ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102079788B1 (ko) * 2018-11-01 2020-02-20 이상기 배기가스 기반의 밀폐 순환형 폐기물 건조장치 및 이를 통한 연료 생성 방법
KR102079876B1 (ko) * 2018-11-01 2020-02-20 이상기 친환경 밀폐 순환형 다단 폐기물 건조장치

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