JPH0984784A - X線検査装置 - Google Patents

X線検査装置

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JPH0984784A
JPH0984784A JP7244409A JP24440995A JPH0984784A JP H0984784 A JPH0984784 A JP H0984784A JP 7244409 A JP7244409 A JP 7244409A JP 24440995 A JP24440995 A JP 24440995A JP H0984784 A JPH0984784 A JP H0984784A
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ray
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imaging
movement
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JP7244409A
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Mikio Mochitate
幹雄 持立
Hiroyuki Abe
浩之 阿部
Hideki Kono
秀樹 河野
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/04Positioning of patients; Tiltable beds or the like
    • A61B6/0487Motor-assisted positioning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computerised tomographs
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線診断装置(第1撮影領域)、X線CT装
置(第2撮影領域)及び寝台を有し、両撮影領域が寝台
の天板の移動経路に所定距離離れて位置するよう、前記
両装置が天板移動経路に沿って設けられたX線検査装置
において、X線診断装置での撮影後、X線CT装置での
撮影に移行する際、又はその逆で撮影する際、迅速,正
確に天板上の被検体を各装置の撮影領域に位置決め可能
とする。 【解決手段】 被検体4の所望部位4aを第1撮影領域
SR1に位置決めした際の第1天板位置P1と、この第1
天板位置から第1,第2撮影領域SR1,SR2相互間距
離l1だけX線CT装置2側に天板31を移動させた際
の第2天板位置P2を、両装置1,2相互間移動におけ
る往動又は復動の停止位置としてスイッチ操作により天
板を往動又は復動させる天板往復動制御手段5を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向配置されたX
線管及びイメージインテンシファイアを備えてなるX線
診断装置、特に循環器検査用X線診断装置とX線CT装
置を使用してIVR(Interventional Radiology)手技
等を実施するのに好適なX線検査装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、第1撮影領域を介して対向配
置されたX線管及びイメージインテンシファイアを備え
てなるX線診断装置と、第2撮影領域内に位置付けされ
た被検体の断層像を得るX線CT装置と、被検体を寝載
する天板及びこの天板をその長手方向に沿って移動自在
に支持する天板支持ユニットを備えてなる寝台とを具備
し、前記X線診断装置とX線CT装置が、前記第1及び
第2撮影領域が前記天板の移動経路の各位置に所定距離
離れて位置するように天板移動経路に沿って配設された
X線検査装置がある(特開平6−54843号参照)。
【0003】このようなX線検査装置によれば、寝台の
天板を移動させるだけでX線診断装置とX線CT装置の
各撮影領域相互間の被検体搬送が可能となるので、X線
診断装置による透視像とX線CT装置による断層像とを
適宜選択的に参照しながらの外科的手術を確実かつ簡易
に実施することができる。
【0004】特に、X線診断装置として循環器検査用X
線診断装置を用い、カテーテルを使っての血管の造影診
断や塞栓術等の術技を実施した後、X線CT装置による
断層像でカテーテルや塞栓部位の3次元的位置把握を行
う場合等に有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のX線検査装
置では、X線診断装置とX線CT装置の各位置における
天板(被検者)の位置決めに関しては何ら配慮されてな
く、操作者が寝台の天板支持ユニットを手動操作して天
板を移動させ、各装置における天板の位置決めをしてい
た。このため、位置決め操作に多大な手間と時間がかか
り、また操作者によって位置決め精度がまちまちにな
り、従来、これらの点についての改善が要望されてい
た。
【0006】請求項1の発明の目的は、X線診断装置で
撮影した後、X線CT装置での撮影に移行する際、又は
その逆の順序で撮影する際、迅速,容易かつ正確に天板
(被検体)をX線CT装置又はX線診断装置の撮影領域
に位置決めできるX線検査装置を提供することにある。
【0007】請求項2の発明の目的は、X線診断装置で
撮影した後、X線CT装置での螺旋スキャンによる撮影
に移行する際、又はその逆の順序で撮影する際、迅速,
容易かつ正確に天板(被検体)をX線CT装置の螺旋ス
キャン撮影準備位置又はX線診断装置の撮影領域に位置
決めできるX線検査装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の目的
は、第1撮影領域を介して対向配置されたX線管及びイ
メージインテンシファイアを備えてなるX線診断装置
と、第2撮影領域内に位置付けされた被検体の断層像を
得るX線CT装置と、被検体を寝載する天板及びこの天
板をその長手方向に沿って移動自在に支持する天板支持
ユニットを備えてなる寝台とを具備し、前記X線診断装
置とX線CT装置は、前記第1及び第2撮影領域が前記
天板の移動経路の各位置に所定距離離れて位置するよう
に天板移動経路に沿って配設されたX線検査装置におい
て、前記天板に寝載された被検体の所望部位を前記第1
撮影領域に位置決めした際の第1天板位置と、この第1
天板位置から前記第1及び第2撮影領域相互間距離だけ
前記X線CT装置側に天板を移動させた際の第2天板位
置(CTスキャン撮影天板位置)を、前記X線診断装置
とX線CT装置相互間移動における往動又は復動の停止
位置としてスイッチ操作により天板を往動又は復動させ
る天板往復動制御手段を設けることにより達成される。
【0009】請求項1の発明の天板往復動制御手段は、
天板に寝載された被検体の所望部位を第1撮影領域に位
置決めした際の第1天板位置と、この第1天板位置から
第1及び第2撮影領域相互間距離(一定値)だけ前記X
線CT装置側に天板を移動させた際の第2天板位置(C
Tスキャン撮影天板位置)を、X線診断装置とX線CT
装置相互間移動における往動又は復動の停止位置として
スイッチ操作により天板を往動又は復動させる。これに
より、X線診断装置で撮影した後、X線CT装置での撮
影に移行する際、又はその逆の順序で撮影する際、迅
速,容易かつ正確に天板(被検体)をX線CT装置又は
X線診断装置の撮影領域に位置決めされる。
【0010】請求項2の発明の目的は、第1撮影領域を
介して対向配置されたX線管及びイメージインテンシフ
ァイアを備えてなるX線診断装置と、第2撮影領域内に
位置付けされた被検体の断層像を得るX線CT装置と、
被検体を寝載する天板及びこの天板をその長手方向に沿
って移動自在に支持する天板支持ユニットを備えてなる
寝台とを具備し、前記X線診断装置とX線CT装置は、
前記第1及び第2撮影領域が前記天板の移動経路の各位
置に所定距離離れて位置するように天板移動経路に沿っ
て配設されたX線検査装置において、前記X線CT装置
は螺旋スキャンが可能に構成され、螺旋スキャン前又は
後に、前記天板に寝載された被検体の所望部位を前記第
1撮影領域に位置決めした際の第1天板位置と、前記第
1及び第2撮影領域相互間距離から少なくとも前記イメ
ージインテンシファイアの視野の天板移動方向の寸法の
1/2を差し引いた距離だけ前記第1天板位置から前記
X線CT装置側に天板を移動させた際の第2天板位置
(CT螺旋スキャン撮影準備天板位置)を、前記X線診
断装置とX線CT装置相互間移動における往動又は復動
の停止位置としてスイッチ操作により天板を往動又は復
動させる天板往復動制御手段を設けることにより達成さ
れる。
【0011】請求項2の発明の天板往復動制御手段は、
螺旋スキャン前又は後に、天板に寝載された被検体の所
望部位を第1撮影領域に位置決めした際の第1天板位置
と、第1及び第2撮影領域相互間距離(一定値)から少
なくともイメージインテンシファイアの視野の天板移動
方向の寸法の1/2を差し引いた距離だけ第1天板位置
から前記X線CT装置側に天板を移動させた際の第2天
板位置(CT螺旋スキャン撮影準備天板位置)を、X線
診断装置とX線CT装置相互間移動における往動又は復
動の停止位置としてスイッチ操作により天板を往動又は
復動させる。これにより、X線診断装置で撮影した後、
X線CT装置での螺旋スキャンによる撮影に移行する
際、又はその逆の順序で撮影する際、迅速,容易かつ正
確に天板(被検体)をX線CT装置の螺旋スキャン撮影
準備位置又はX線診断装置の撮影領域に位置決めされ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、請求項1の発明によるX線検
査装置の一実施例を示す側面図である。この図1におい
て、1は第1撮影領域SR1を介して対向配置されたX
線を出射するX線管11及びX線を可視光に変換するイ
メージインテンシファイア(以下、I.I.という。)12
を備えてなるX線診断装置、ここでは循環器検査用X線
診断装置である。この場合、前記X線管11及びI.I.1
2はCアーム13の各端に取り付けられており、Cアー
ム13の種々の駆動により第1撮影領域SR1内の後述
被検体を種々の方向から撮影可能である。また、X線管
11のX線出射側には絞り14が装着され、I.I.12の
出力側には光学系15を介してテレビカメラ16が装着
されている。このテレビカメラ16の出力信号は画像処
理装置(図示せず)に送られて、例えば複数の透視像か
ら血管抽出像が得られ、これがモニタ17に表示されて
観察,診断等に供される。
【0013】2は第2撮影領域SR2内に位置付けされ
た後述被検体の断層像を得るX線CT装置、21はその
ガントリである。ガントリ21は第2撮影領域SR2を
介して対向配置されたX線源及びX線検出器等(図示せ
ず)を備える。X線CT装置2は、ここではR−R方式
(第3世代)のものである。
【0014】3は被検体4を寝載する天板31及びこの
天板31をその長手方向(図中左右方向)に沿って移動
自在に支持する天板支持ユニット32とを備えてなる寝
台である。この場合、天板支持ユニット32は天板31
の昇降をも行う。33は天板31の長手方向移動の駆動
源としてのモータである。
【0015】ここで、前記X線診断装置1とX線CT装
置2は、第1及び第2撮影領域SR1,SR2が天板31
の移動経路の各位置に所定距離離れて位置するように天
板移動経路に沿って配設されている。換言すれば、前記
寝台3はX線診断装置1とX線CT装置2に共用される
ものである。
【0016】5は天板往復動制御手段で、天板31に寝
載された被検体4の所望部位を第1撮影領域SR1に位
置決めした際の第1天板位置P1と、この第1天板位置
P1から第1及び第2撮影領域SR1,SR2相互間距離
l1(一定値)だけX線CT装置2側に天板31を移動
させた際の第2天板位置(CTスキャン撮影天板位置)
P2を、X線診断装置1とX線CT装置2相互間移動に
おける往動又は復動の停止位置としてスイッチ操作によ
り天板31を往動又は復動させるものである。
【0017】この天板往復動制御手段5は、ここでは前
記スイッチ操作を行う操作器51と、天板31の図示休
止位置(最後退位置)PSからの図中左方向への移動量
(前進量)PXを検出する天板移動量検出器52と、操
作器51の操作により天板31を前記往動又は復動させ
る制御器53とを備えてなり、また、前記往動又は復動
とは別に通常の天板移動をも可能に構成されている。し
たがって操作器51は、図2に示すように天板31の通
常の移動を行うための前進(図中左方向移動)スイッチ
釦SW1及び後退(図中右方向移動)スイッチ釦SW2
と、天板31に寝載された被検体4の所望部位を第1撮
影領域SR1に位置決めした際の天板位置、すなわち第
1天板位置P1を制御器53中のメモリ(図示せず)に
記憶させる第1天板位置記憶スイッチ釦SW3、第1天
板位置P1から第2天板位置P2に天板移動(往動)させ
るA→CTスイッチ釦SW4及びそれとは逆方向に天板
移動(復動)させるCT→Aスイッチ釦SW5とを備え
てなる。
【0018】この場合、前進(左方向移動)スイッチ釦
SW1及び後退(右方向移動)スイッチ釦SW2は、各々
押圧操作している間のみ、継続して所定の範囲内(図示
休止位置、すなわち最後退位置PSから予め設定された
最前進位置までの間)を天板移動させ得るスイッチであ
る。またA→CTスイッチ釦SW4は、1回の押圧操作
(ワンタッチ操作)で、天板31を第1天板位置P1か
ら第2天板位置P2へ移動(往動)させるスイッチ、C
T→Aスイッチ釦SW5は、同様にワンタッチ操作で、
天板31を第2天板位置P2から第1天板位置P1へ移動
(復動)させるスイッチである。また前記天板移動量検
出器52は、ここでは天板31の長手方向移動動作を回
転動作に変換してその移動量を検出するアブソリュート
型ロータリエンコーダを備えてなる。
【0019】なお、上述説明における第1及び第2撮影
領域SR1,SR2相互間距離l1は、図1を見て分かる
ように、詳しくは第1,第2撮影領域SR1,SR2の各
中心位置PA,PCTの相互間距離l1である。このよう
に、第1,第2撮影領域SR1,SR2についての位置
は、ここではそれらの中心位置PA,PCTを指すものと
する。また天板31の位置は、ここでは天板先端(図中
左端)位置を基準とする。l2は天板31の休止位置PS
から第1撮影領域SR1(位置PA)までの距離である。
4aは被検体4の所望の検査部位、ここでは胸部であ
る。
【0020】次に上述X線検査装置の動作を図3及び図
4を併用して説明する。いま、被検体4の所望部位、こ
こでは胸部4aを、循環器検査用X線診断装置1による
アンギオ検査を行うために第1撮影領域SR1(位置P
A)に位置決めしてあるものとする。この場合には、図
3から分かるように被検体4が寝載された天板31は休
止位置PSから距離S1だけ前進した第1天板位置P1で
停止している。
【0021】ここで、休止位置PSから第1天板位置P1
までの移動は、胸部4aが第1撮影領域SR1(位置P
A)に達するまで操作者が操作器51の前進スイッチ釦
SW1を押し続け、その間、制御器53を介してモータ
33が駆動されることにより行われる。この際、距離S
1は天板移動量検出器52により検出されており、制御
器53中の前記メモリに記憶可能である。また、第1及
び第2撮影領域SR1,SR2相互間距離l1は、循環器
検査用X線診断装置1,X線CT装置2の設置時に、又
はこれらの装置1,2が図1中左右方向に移動可能の場
合には少なくともこれらの装置1,2による当該検査開
始時までに一定値となっており、この距離l1も制御器
53の前記メモリに記憶されている。
【0022】胸部4aが第1撮影領域SR1(位置PA)
に達し、前進スイッチ釦SW1の押圧を止めた後、操作
者が操作器51の第1天板位置記憶スイッチ釦SW3を
押せば、第1天板位置P1は制御器53中の前記メモリ
に記憶される。この状態で、循環器検査用X線診断装置
1を作動させ、胸部4aの例えば血管抽出像を得てモニ
タ17に表示し、観察,診断等、検査を行いつつ、IV
R手技等を実施する。
【0023】必要な術技を実施した後、X線CT装置2
による断層像でカテーテルや塞栓部位の3次元的位置把
握等を行いたいの場合には、操作者が操作器51のA→
CTスイッチ釦SW4を1回、押圧操作する。これによ
り、制御器53は天板移動量検出器52の出力値を参照
しつつモータ33を駆動して天板31を前進させる。天
板移動量検出器52の出力値が第1及び第2撮影領域S
R1,SR2相互間距離l1に一致すると制御器53はモ
ータ33を停止させ、天板31は第2天板位置P2にて
停止し、往動を完了する。
【0024】この時、被検体4の胸部4aは、図4から
分かるように第2撮影領域SR2(位置PCT)に位置決
めされており、X線CT装置2を作動させることにより
その断層像が得られる。得られた断層像は、モニタ17
にそれまでの血管抽出像に代えて表示される。モニタ1
7がマルチ画像表示対応ならば、前記血管抽出像に隣接
表示されて、カテーテルや塞栓部位の3次元的位置把握
に供される。
【0025】その後、再び被検体4の胸部4aの血管抽
出像等を得てモニタ17に表示し、観察,診断、あるい
はIVR手技等を実施する場合には、操作者が操作器5
1のCT→Aスイッチ釦SW5を1回、押圧操作する。
これにより、制御器53は前記距離l1から天板移動量
検出器52の出力値を引算しつつモータ33を駆動して
天板31を後退させる。前記引算の結果値が0になる
と、制御器53はモータ33を停止させ、天板31は第
1天板位置P1にて停止し、復動を完了する。
【0026】この時、被検体4の胸部4aは、図3に示
すように第1撮影領域SR1(位置PA)に位置決めされ
ており、循環器検査用X線診断装置1を作動させること
によりその血管抽出像が得られる。得られた血管抽出像
は、モニタ17に表示されていたそれまでの表示画像に
代えて表示され、観察,診断等に供され、必要に応じて
再度IVR手技等が実施される。
【0027】以後、必要に応じて上述動作が繰り返され
るが、天板31の第1天板位置P1から第2天板位置P2
への移動、換言すれば被検体胸部4aの第1撮影領域S
R1(位置PA)から第2撮影領域SR2(位置PCT)へ
の位置決め(往動)は、A→CTスイッチ釦SW4のワ
ンタッチ操作で行える。逆に、天板31の第2天板位置
P2から第1天板位置P1への移動、換言すれば被検体胸
部4aの第2撮影領域SR2(位置PCT)から第1撮影
領域SR1(位置PA)への位置決め(復動)は、CT→
Aスイッチ釦SW5のワンタッチ操作で行える。
【0028】次に請求項2の発明の実施例について説明
する。請求項2の発明によるX線検査装置は、図1にお
いて、X線CT装置2が螺旋スキャン可能に構成され、
天板往復動制御手段5が以下のように構成されているこ
とを除き、上述請求項1の発明と同様に構成されてい
る。すなわち、天板往復動制御手段5は、螺旋スキャン
前又は後に、天板31に寝載された被検体4の所望部位
を第1撮影領域SR1に位置決めした際の第1天板位置
P1と、第1及び第2撮影領域SR1,SR2相互間距離
l1(一定値)から少なくともI.I.12の視野の天板移
動方向の寸法leの1/2を差し引いた距離だけ第1天
板位置P1からX線CT装置2側に天板を移動させた際
の第2天板位置(CT螺旋スキャン撮影準備天板位置)
P2を、X線診断装置1とX線CT装置2相互間移動に
おける往動又は復動の停止位置としてスイッチ操作によ
り天板31を往動又は復動させるものである。
【0029】請求項2の発明では、螺旋スキャン可能の
X線CT装置2により、少なくともI.I.12の視野の天
板移動方向の寸法le分の3次元のCTデータを計測可
能とするために、第2天板位置P2が請求項1の発明に
おけるCTスキャン撮影天板位置に代えてCT螺旋スキ
ャン撮影準備天板位置とされている。このCT螺旋スキ
ャン撮影準備天板位置は、天板31に寝載された被検体
4の所望部位、ここでは胸部4aが第2撮影領域SR2
(位置PCT)より寸法leの1/2以上の任意の値lnだ
け第1天板位置P1寄りにずらした天板位置、すなわち
天板31の休止位置(最後退位置)PSから{S1+(l
1−ln)}(但しln≧(le/2))だけ前進した天板
位置である。図5はこのような位置関係を示した図で、
ここではln=(le/2)の場合を示している。
【0030】いま、天板31が図3に示すアンギオ検査
位置に位置しているものとする。この状態で、操作者が
操作器51のA→CTスイッチ釦SW4をワンタッチ操
作すると、制御器53は天板移動量検出器52の出力値
を参照しつつモータ33を駆動して天板31を前進させ
る。天板移動量検出器52の出力値が前記(l1−ln)
に一致すると制御器53はモータ33を停止させ、天板
31は第2天板位置(CT螺旋スキャン撮影準備天板位
置)P2にて停止し、往動を完了する。
【0031】その後、天板31を前進させつつX線CT
装置2を作動させることにより螺旋スキャン撮影が行わ
れる。螺旋スキャン撮影が終了し、再び被検体4の胸部
4aの血管抽出像等を得てモニタ17に表示し、観察,
診断、あるいはIVR手技等を実施する場合には、操作
者が操作器51のCT→Aスイッチ釦SW5をワンタッ
チ操作する。これにより制御器53は、前記(l1−l
n)に螺旋スキャン時の前進移動量lm(但しlm≧le)
を加算し、この加算値(l1−ln)+lmから天板移動
量検出器52の出力値を引算しつつモータ33を駆動し
て天板31を後退させる。前記引算の結果値が0になる
と、制御器53はモータ33を停止させ、天板31は第
1天板位置P1にて停止し、復動を完了する。
【0032】以後、必要に応じて上述動作が繰り返され
る。このとき、天板31の第1天板位置P1から第2天
板位置(CT螺旋スキャン撮影準備天板位置)P2への
移動(往動)は、A→CTスイッチ釦SW4のワンタッ
チ操作で行え、逆に、天板31の第2天板位置(CT螺
旋スキャン撮影準備天板位置)P2から第1天板位置P1
への移動(復動)は、CT→Aスイッチ釦SW5のワン
タッチ操作で行えることは上述請求項1の発明と同様で
ある。前記lnは制御器53に予め設定してもよく、ま
た制御器53に任意に設定可能としてもよい。
【0033】なお、前記A→CTスイッチ釦SW4及び
CT→Aスイッチ釦SW5を、前進スイッチ釦SW1及び
後退スイッチ釦SW2と同様に、押圧操作している間の
み、継続して天板移動させ得るようにしてもよい。この
ようにすれば、往動又は復動中に何らかの理由で天板3
1を非常停止したい場合、単に押圧操作を止めればよ
く、安全性に優れる。いずれにしても、A→CTスイッ
チ釦SW4及びCT→Aスイッチ釦SW5による天板31
の移動は、天板31が第2天板位置P2又は第1天板位
置P1へ到達した時、それらのスイッチ釦SW4,SW5
が押圧操作状態にあるか否かに拘わらず停止される。ま
た、X線診断装置1にフィルム撮影系を付加し、透視像
等のX線フィルム撮影を可能としてもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1のX線検査装置によれば、被検
体の所望部位を第1撮影領域に位置決めした際の第1天
板位置と、この第1天板位置から第1及び第2撮影領域
相互間距離だけX線CT装置側に天板を移動させた際の
第2天板位置(CTスキャン撮影天板位置)を、X線診
断装置とX線CT装置相互間移動における往動又は復動
の停止位置としてスイッチ操作により天板を往動又は復
動可能にしたので、X線診断装置で撮影した後、X線C
T装置での撮影に移行する際、又はその逆の順序で撮影
する際、迅速,容易かつ正確に天板(被検体)をX線C
T装置又はX線診断装置の撮影領域に位置決めできると
いう効果がある。
【0035】また請求項2のX線検査装置によれば、螺
旋スキャン前又は後に、被検体の所望部位を第1撮影領
域に位置決めした際の第1天板位置と、第1及び第2撮
影領域相互間距離から少なくともイメージインテンシフ
ァイアの視野の天板移動方向の寸法の1/2を差し引い
た距離だけ第1天板位置からX線CT装置側に天板を移
動させた際の第2天板位置(CT螺旋スキャン撮影準備
天板位置)を、X線診断装置とX線CT装置相互間移動
における往動又は復動の停止位置としてスイッチ操作に
より天板を往動又は復動可能にしたので、X線診断装置
で撮影した後、X線CT装置での螺旋スキャンによる撮
影に移行する際、又はその逆の順序で撮影する際、迅
速,容易かつ正確に天板(被検体)をX線CT装置の螺
旋スキャン撮影準備位置又はX線診断装置の撮影領域に
位置決めできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1のX線検査装置の一実施例を示す側面
図である。
【図2】図1中の操作器の平面図である。
【図3】図1に示すX線検査装置の動作説明図で、天板
が循環器検査用X線診断装置による検査位置にある状態
を示す。
【図4】同じく動作説明図で、天板がX線CT装置によ
る検査位置にある状態を示す。
【図5】請求項2のX線検査装置において天板がX線C
T装置による螺旋スキャン検査の準備位置にある状態の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1…X線診断装置、11…X線管、12…イメージイン
テンシファイア(I.I.)、13…Cアーム、14…絞
り、15…光学系、16…テレビカメラ、17…モニ
タ、2…X線CT装置、21…ガントリ、3…寝台、3
1…天板、32…天板支持ユニット、33…モータ、4
…被検体、5…天板往復動制御手段、51…操作器、5
2…天板移動量検出器、53…制御器、P1…第1天板
位置、P2…第2天板位置(CTスキャン撮影天板位置
又はCT螺旋スキャン撮影準備天板位置)、PS…休止
位置(最後退位置)、SR1…第1撮影領域、PA…第1
撮影領域の中心位置、SR2…第2撮影領域、PCT…第
2撮影領域の中心位置、l1…第1及び第2撮影領域相
互間距離、l2…天板の休止位置から第1撮影領域まで
の距離、le…I.I.の視野の天板移動方向の寸法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1撮影領域を介して対向配置されたX
    線管及びイメージインテンシファイアを備えてなるX線
    診断装置と、第2撮影領域内に位置付けされた被検体の
    断層像を得るX線CT装置と、被検体を寝載する天板及
    びこの天板をその長手方向に沿って移動自在に支持する
    天板支持ユニットを備えてなる寝台とを具備し、前記X
    線診断装置とX線CT装置は、前記第1及び第2撮影領
    域が前記天板の移動経路の各位置に所定距離離れて位置
    するように天板移動経路に沿って配設されたX線検査装
    置において、 前記天板に寝載された被検体の所望部位を前記第1撮影
    領域に位置決めした際の第1天板位置と、この第1天板
    位置から前記第1及び第2撮影領域相互間距離だけ前記
    X線CT装置側に天板を移動させた際の第2天板位置
    を、前記X線診断装置とX線CT装置相互間移動におけ
    る往動又は復動の停止位置としてスイッチ操作により天
    板を往動又は復動させる天板往復動制御手段を具備する
    ことを特徴とするX線検査装置。
  2. 【請求項2】 第1撮影領域を介して対向配置されたX
    線管及びイメージインテンシファイアを備えてなるX線
    診断装置と、第2撮影領域内に位置付けされた被検体の
    断層像を得るX線CT装置と、被検体を寝載する天板及
    びこの天板をその長手方向に沿って移動自在に支持する
    天板支持ユニットを備えてなる寝台とを具備し、前記X
    線診断装置とX線CT装置は、前記第1及び第2撮影領
    域が前記天板の移動経路の各位置に所定距離離れて位置
    するように天板移動経路に沿って配設されたX線検査装
    置において、 前記X線CT装置は螺旋スキャンが可能に構成され、 螺旋スキャン前又は後に、前記天板に寝載された被検体
    の所望部位を前記第1撮影領域に位置決めした際の第1
    天板位置と、前記第1及び第2撮影領域相互間距離から
    少なくとも前記イメージインテンシファイアの視野の天
    板移動方向の寸法の1/2を差し引いた距離だけ前記第
    1天板位置から前記X線CT装置側に天板を移動させた
    際の第2天板位置を、前記X線診断装置とX線CT装置
    相互間移動における往動又は復動の停止位置としてスイ
    ッチ操作により天板を往動又は復動させる天板往復動制
    御手段を具備することを特徴とするX線検査装置。
JP7244409A 1995-09-22 1995-09-22 X線検査装置 Pending JPH0984784A (ja)

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