JPH0984049A - 映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体 - Google Patents
映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体Info
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- JPH0984049A JPH0984049A JP7230976A JP23097695A JPH0984049A JP H0984049 A JPH0984049 A JP H0984049A JP 7230976 A JP7230976 A JP 7230976A JP 23097695 A JP23097695 A JP 23097695A JP H0984049 A JPH0984049 A JP H0984049A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 垂直解像度補強信号VT/VH'及び水平解像度補
強信号HH'による解像度補強信号の帯域不足を生じ、補
強信号としての効果が得られない。 【解決手段】 信号選択切換及びY/C/HH'分離フィルタ
13は、EDTV2の映像信号から輝度信号Y、垂直解像度
補強信号VT/VH'及び識別制御信号が時系列的に合成され
た第1の信号と、搬送色信号Cと水平解像度補強信号H
H'とが多重された第2の信号と、水平解像度補強信号H
H'の計3信号に分離する。HH'デコーダ14は、水平輝
度高域成分を出力する。加算回路15は、第1の信号と
水平輝度高域成分を加算合成する。記録信号処理回路1
6は、加算回路15の出力信号を周波数変調して所定周
波数帯域のFM変調波とし、第2の信号をFM変調波の
周波数帯域よりも低域へ周波数変換して低域変換信号と
した後、これらを周波数分割多重して、回転ヘッド1
7、18により磁気テープ19に記録させる。
強信号HH'による解像度補強信号の帯域不足を生じ、補
強信号としての効果が得られない。 【解決手段】 信号選択切換及びY/C/HH'分離フィルタ
13は、EDTV2の映像信号から輝度信号Y、垂直解像度
補強信号VT/VH'及び識別制御信号が時系列的に合成され
た第1の信号と、搬送色信号Cと水平解像度補強信号H
H'とが多重された第2の信号と、水平解像度補強信号H
H'の計3信号に分離する。HH'デコーダ14は、水平輝
度高域成分を出力する。加算回路15は、第1の信号と
水平輝度高域成分を加算合成する。記録信号処理回路1
6は、加算回路15の出力信号を周波数変調して所定周
波数帯域のFM変調波とし、第2の信号をFM変調波の
周波数帯域よりも低域へ周波数変換して低域変換信号と
した後、これらを周波数分割多重して、回転ヘッド1
7、18により磁気テープ19に記録させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号記録方法、
記録再生装置及び記録媒体に係り、特に回転ヘッドによ
りワイドクリアビジョンの映像信号をテープ状記録媒体
に記録し、再生する映像信号記録方法、記録再生装置及
び記録媒体に関する。
記録再生装置及び記録媒体に係り、特に回転ヘッドによ
りワイドクリアビジョンの映像信号をテープ状記録媒体
に記録し、再生する映像信号記録方法、記録再生装置及
び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のNTSC方式等の標準方式カラー
テレビジョン方式の解像度よりも高画質なカラーテレビ
ジョン放送方式として、現行カラーテレビジョン方式と
の両立性を保ちながら信号形式を変更したEDTV(E
xtended Definition TV)が知ら
れている。更に、日本のEDTVには第2世代のEDT
Vとしてワイドクリアビジョンと呼称されているEDT
V2がある。このEDTV2では受像機のアスペクト比
が4:3である現行のカラーテレビジョン方式用受像機
でも見ることができる両立性を保ちながら、現行よりも
横長のハイビジョン方式と同じ16:9のワイド化を図
り、また、映像の垂直方向と水平方向の解像度を高める
ことを目的としたものである。
テレビジョン方式の解像度よりも高画質なカラーテレビ
ジョン放送方式として、現行カラーテレビジョン方式と
の両立性を保ちながら信号形式を変更したEDTV(E
xtended Definition TV)が知ら
れている。更に、日本のEDTVには第2世代のEDT
Vとしてワイドクリアビジョンと呼称されているEDT
V2がある。このEDTV2では受像機のアスペクト比
が4:3である現行のカラーテレビジョン方式用受像機
でも見ることができる両立性を保ちながら、現行よりも
横長のハイビジョン方式と同じ16:9のワイド化を図
り、また、映像の垂直方向と水平方向の解像度を高める
ことを目的としたものである。
【0003】このEDTV2では、いわゆるレターボッ
クス形式と呼ばれる画像形式で、アスペクト比が16:
9のEDTV2用受像機で図6(A)に示すように、画
像を表示すべく伝送するようにしており、アスペクト比
が4:3の現行の受像機では図6(B)に示すように、
画面中央部に主画部1としてフィールドあたり180本
の走査線を設定し、画面上部と画面下部のそれぞれに無
画部2a、2bとしてフィールドあたりそれぞれ30本
ずつを設定する。これにより、主画部1のアスペクト比
が16:9となる。
クス形式と呼ばれる画像形式で、アスペクト比が16:
9のEDTV2用受像機で図6(A)に示すように、画
像を表示すべく伝送するようにしており、アスペクト比
が4:3の現行の受像機では図6(B)に示すように、
画面中央部に主画部1としてフィールドあたり180本
の走査線を設定し、画面上部と画面下部のそれぞれに無
画部2a、2bとしてフィールドあたりそれぞれ30本
ずつを設定する。これにより、主画部1のアスペクト比
が16:9となる。
【0004】従って、レターボックス形式で主画部のみ
を伝送した場合、画像は現行の受像機に比べて垂直方向
の空間解像度が約3/4に低下する。このため、これを
防止し、かつ、それ以上の高画質化を図るために、ED
TV2では垂直解像度補強信号を伝送する。同様に、レ
ターボックス形式で主画部のみを伝送した場合、画面高
が一致する画面サイズで比較すると、画像は現行の受像
機に比べて水平方向の空間解像度も約3/4に低下す
る。このため、これを防止するために、EDTV2では
水平解像度補強信号HH’を伝送する。
を伝送した場合、画像は現行の受像機に比べて垂直方向
の空間解像度が約3/4に低下する。このため、これを
防止し、かつ、それ以上の高画質化を図るために、ED
TV2では垂直解像度補強信号を伝送する。同様に、レ
ターボックス形式で主画部のみを伝送した場合、画面高
が一致する画面サイズで比較すると、画像は現行の受像
機に比べて水平方向の空間解像度も約3/4に低下す
る。このため、これを防止するために、EDTV2では
水平解像度補強信号HH’を伝送する。
【0005】上記の垂直解像度補強信号は、525本順
次走査相当の有効走査線480本を4−3変換によりフ
レーム当りの有効走査線数360本の信号に変換した
後、所定の処理を行って得られた垂直時間成分VTと、
垂直高域成分VH(360lph〜480lph)を垂
直低域に垂直周波数シフトし、4−3変換した後、飛び
越し走査に変換した成分VH’とからなり、これらの信
号VT/VH’は共に水平方向に1/3に圧縮されて上
下の無画部に多重されて伝送される。VH’信号は静止
画時のみ多重される。
次走査相当の有効走査線480本を4−3変換によりフ
レーム当りの有効走査線数360本の信号に変換した
後、所定の処理を行って得られた垂直時間成分VTと、
垂直高域成分VH(360lph〜480lph)を垂
直低域に垂直周波数シフトし、4−3変換した後、飛び
越し走査に変換した成分VH’とからなり、これらの信
号VT/VH’は共に水平方向に1/3に圧縮されて上
下の無画部に多重されて伝送される。VH’信号は静止
画時のみ多重される。
【0006】一方、上記の水平解像度補強信号HH’
は、図7(A)に周波数スペクトラムを示す輝度信号の
4.2MHz〜約6MHzの水平輝度高域成分HHを搬
送波抑圧振幅変調し、約2MHz〜4MHzの低域に周
波数シフトした信号である。なお、図7(A)におい
て、fscは搬送色信号Cの色副搬送波周波数である。
は、図7(A)に周波数スペクトラムを示す輝度信号の
4.2MHz〜約6MHzの水平輝度高域成分HHを搬
送波抑圧振幅変調し、約2MHz〜4MHzの低域に周
波数シフトした信号である。なお、図7(A)におい
て、fscは搬送色信号Cの色副搬送波周波数である。
【0007】この水平解像度補強信号HH’はレターボ
ックス形式の主画部に周波数分割多重される。すなわ
ち、水平解像度補強信号HH’は、図7(B)に示すよ
うに、垂直−時間周波数領域の搬送色信号Cと共役な第
1、第3象限のホールに多重される。このため、水平解
像度補強信号HH’はフィールド毎に極性が反転する。
ックス形式の主画部に周波数分割多重される。すなわ
ち、水平解像度補強信号HH’は、図7(B)に示すよ
うに、垂直−時間周波数領域の搬送色信号Cと共役な第
1、第3象限のホールに多重される。このため、水平解
像度補強信号HH’はフィールド毎に極性が反転する。
【0008】図8は色副搬送波周波数fscの4倍の周
波数のクロックでサンプリングした画素とライン及び信
号の割り当ての関係を示す図である。上記したように、
垂直解像度補強信号VT/VH’は上部無画部30ライ
ンと下部無画部30ラインで水平方向に1/3に圧縮さ
れれて1ブロック当り252画素が伝送される。また、
水平解像度補強信号HH’は主画部180ラインで伝送
される。更に、識別制御信号が22ラインと、285ラ
インで伝送される。
波数のクロックでサンプリングした画素とライン及び信
号の割り当ての関係を示す図である。上記したように、
垂直解像度補強信号VT/VH’は上部無画部30ライ
ンと下部無画部30ラインで水平方向に1/3に圧縮さ
れれて1ブロック当り252画素が伝送される。また、
水平解像度補強信号HH’は主画部180ラインで伝送
される。更に、識別制御信号が22ラインと、285ラ
インで伝送される。
【0009】EDTV2では、図9に示すように、隣り
合う2つの水平同期信号HSの間の水平映像期間に7/
fscの時間幅で27のビット領域B1〜B27を設け
たとき、ビット領域B3〜B23に識別信号を、ビット
領域B25〜B27に現行NTSC方式映像信号との判
別用の確認信号を割り当て、また、制御(位相)情報は
各ビット領域の境界及び確認信号の位相によって表して
いる。ここで、ビット領域B6〜B23の識別信号は色
副搬送波を搬送波抑圧振幅変調した変調波である。ま
た、確認信号は色副搬送波の4/7倍の周波数を搬送波
抑圧振幅変調した変調波である。なお、図9中、CBは
カラーバースト信号である。
合う2つの水平同期信号HSの間の水平映像期間に7/
fscの時間幅で27のビット領域B1〜B27を設け
たとき、ビット領域B3〜B23に識別信号を、ビット
領域B25〜B27に現行NTSC方式映像信号との判
別用の確認信号を割り当て、また、制御(位相)情報は
各ビット領域の境界及び確認信号の位相によって表して
いる。ここで、ビット領域B6〜B23の識別信号は色
副搬送波を搬送波抑圧振幅変調した変調波である。ま
た、確認信号は色副搬送波の4/7倍の周波数を搬送波
抑圧振幅変調した変調波である。なお、図9中、CBは
カラーバースト信号である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラー映像
信号を記録再生する装置として、カラー映像信号を輝度
信号と搬送色信号とに分離し、輝度信号は周波数変調し
てFM輝度信号とし、搬送色信号はFM輝度信号の周波
数帯域よりも低域側へ周波数変換した低域変換搬送色信
号とし、これら両信号を周波数分割多重して磁気テープ
に回転ヘッドにより記録し、再生時には記録済み磁気テ
ープから回転ヘッドにより再生した周波数分割多重信号
から低域変換搬送色信号とFM輝度信号をフィルタを用
いて分離した後、それぞれの信号に対し記録時と逆の信
号処理を行って再生カラー映像信号を得る、カラー低域
変換記録再生方式の民生用VTRが広く普及している。
信号を記録再生する装置として、カラー映像信号を輝度
信号と搬送色信号とに分離し、輝度信号は周波数変調し
てFM輝度信号とし、搬送色信号はFM輝度信号の周波
数帯域よりも低域側へ周波数変換した低域変換搬送色信
号とし、これら両信号を周波数分割多重して磁気テープ
に回転ヘッドにより記録し、再生時には記録済み磁気テ
ープから回転ヘッドにより再生した周波数分割多重信号
から低域変換搬送色信号とFM輝度信号をフィルタを用
いて分離した後、それぞれの信号に対し記録時と逆の信
号処理を行って再生カラー映像信号を得る、カラー低域
変換記録再生方式の民生用VTRが広く普及している。
【0011】かかるVTRにより、前記の規格の図10
に概略波形を示すEDTV2の映像信号を記録再生する
と、従来はEDTV2の映像信号が正しく伝送されず、
再生映像信号をEDTV2用受像機に入力しても、垂直
解像度補強信号VT/VH’及び水平解像度補強信号H
H’は効果を発揮せず、また識別制御信号も誤弁別を引
き起こすおそれがあった。
に概略波形を示すEDTV2の映像信号を記録再生する
と、従来はEDTV2の映像信号が正しく伝送されず、
再生映像信号をEDTV2用受像機に入力しても、垂直
解像度補強信号VT/VH’及び水平解像度補強信号H
H’は効果を発揮せず、また識別制御信号も誤弁別を引
き起こすおそれがあった。
【0012】すなわち、図8及び図10に示すように垂
直同期信号VS直後の画面上部と次の垂直同期信号VS
直前の下部の無画部で伝送される2種の垂直解像度補強
信号VT/VH’と、主画部で輝度信号Yと搬送色信号
Cと共に伝送される水平解像度補強信号HH’は、それ
ぞれ3.58MHzの色副搬送波周波数fscを搬送波
抑圧振幅変調した信号形態で構成されているため、この
EDTV2の映像信号をVTRに入力すると、VTRは
搬送色信号Cと周波数が同じである垂直解像度補強信号
VT/VH’及び水平解像度補強信号HH’を、搬送色
信号として分離して記録し、再生してしまう。
直同期信号VS直後の画面上部と次の垂直同期信号VS
直前の下部の無画部で伝送される2種の垂直解像度補強
信号VT/VH’と、主画部で輝度信号Yと搬送色信号
Cと共に伝送される水平解像度補強信号HH’は、それ
ぞれ3.58MHzの色副搬送波周波数fscを搬送波
抑圧振幅変調した信号形態で構成されているため、この
EDTV2の映像信号をVTRに入力すると、VTRは
搬送色信号Cと周波数が同じである垂直解像度補強信号
VT/VH’及び水平解像度補強信号HH’を、搬送色
信号として分離して記録し、再生してしまう。
【0013】従って、VTRでは色信号として記録再生
される周波数帯域が0.5MHz程度しかないため、再
生された垂直解像度補強信号VT/VH’及び水平解像
度補強信号HH’の帯域不足を生じ、更にジッター(時
間軸変動)を含むので補強信号としては不十分であり、
補強信号としての効果が得られない。
される周波数帯域が0.5MHz程度しかないため、再
生された垂直解像度補強信号VT/VH’及び水平解像
度補強信号HH’の帯域不足を生じ、更にジッター(時
間軸変動)を含むので補強信号としては不十分であり、
補強信号としての効果が得られない。
【0014】また、図10に5及び6で示した第22ラ
イン識別制御信号及び第285ライン識別制御信号も、
図9と共に説明したように、一部が色副搬送波周波数と
関連した周波数にあるので、この信号部分も上記と同じ
理由から正しく伝送されず、誤弁別を引き起こす可能性
がある。
イン識別制御信号及び第285ライン識別制御信号も、
図9と共に説明したように、一部が色副搬送波周波数と
関連した周波数にあるので、この信号部分も上記と同じ
理由から正しく伝送されず、誤弁別を引き起こす可能性
がある。
【0015】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
EDTV2の映像信号に含まれる垂直解像度補強信号及
び水平解像度補強信号の解像度補強効果が、再生時に得
られるように記録媒体にEDTV2の映像信号を記録し
得る映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体を提
供することを目的とする。
EDTV2の映像信号に含まれる垂直解像度補強信号及
び水平解像度補強信号の解像度補強効果が、再生時に得
られるように記録媒体にEDTV2の映像信号を記録し
得る映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体を提
供することを目的とする。
【0016】また、本発明の他の目的は、複数種類のモ
ニタ用受像機のそれぞれの機能を最大限に発揮し得るよ
うに、EDTV2の映像信号を記録媒体に記録し、再生
する映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体を提
供することにある。
ニタ用受像機のそれぞれの機能を最大限に発揮し得るよ
うに、EDTV2の映像信号を記録媒体に記録し、再生
する映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の映像信号記録方法は、輝度信号を周波数変
調して所定周波数帯域のFM輝度信号とし、搬送色信号
はFM輝度信号の周波数帯域より低域へ周波数変換して
低域変換搬送色信号とし、これら両信号を周波数分割多
重してテープ状記録媒体に回転ヘッドにより記録する映
像信号記録方法において、標準方式カラーテレビジョン
放送方式用受像機の画面のアスペクト比よりも横長のア
スペクト比の受像機で表示される放送方式の映像信号で
あって、輝度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信
号、垂直解像度補強信号及び識別制御信号が付加された
映像信号の記録時に、水平解像度補強信号を復調して得
た輝度高域成分を輝度信号に合成した信号と垂直解像度
補強信号及び識別制御信号からなる時系列合成信号全体
を周波数変調して、所定周波数帯域のFM変調波とし、
搬送色信号及び水平解像度補強信号からなる多重信号を
所定周波数帯域より低域へ周波数変換して低域変換信号
とし、これらFM変調波及び低域変換信号を周波数分割
多重してテープ状記録媒体に回転ヘッドにより記録する
ようにしたものである。
め、本発明の映像信号記録方法は、輝度信号を周波数変
調して所定周波数帯域のFM輝度信号とし、搬送色信号
はFM輝度信号の周波数帯域より低域へ周波数変換して
低域変換搬送色信号とし、これら両信号を周波数分割多
重してテープ状記録媒体に回転ヘッドにより記録する映
像信号記録方法において、標準方式カラーテレビジョン
放送方式用受像機の画面のアスペクト比よりも横長のア
スペクト比の受像機で表示される放送方式の映像信号で
あって、輝度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信
号、垂直解像度補強信号及び識別制御信号が付加された
映像信号の記録時に、水平解像度補強信号を復調して得
た輝度高域成分を輝度信号に合成した信号と垂直解像度
補強信号及び識別制御信号からなる時系列合成信号全体
を周波数変調して、所定周波数帯域のFM変調波とし、
搬送色信号及び水平解像度補強信号からなる多重信号を
所定周波数帯域より低域へ周波数変換して低域変換信号
とし、これらFM変調波及び低域変換信号を周波数分割
多重してテープ状記録媒体に回転ヘッドにより記録する
ようにしたものである。
【0018】また、本発明の映像信号記録再生装置は、
前記目的を達成するため、標準方式カラーテレビジョン
放送方式用受像機の画面のアスペクト比よりも横長のア
スペクト比の受像機で表示される放送方式の映像信号
で、かつ、輝度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信
号、垂直解像度補強信号及び識別制御信号が付加された
映像信号から輝度信号、垂直解像度補強信号及び識別制
御信号が時系列的に合成された第1の信号と、搬送色信
号と水平解像度補強信号の多重信号である第2の信号
と、水平解像度補強信号の計3信号に分離する分離手段
と、分離手段からの水平解像度補強信号を復調して水平
輝度高域成分を出力するデコーダと、分離手段からの第
1の信号とデコーダからの水平輝度高域成分を加算合成
する加算回路と、加算回路の出力信号を周波数変調して
所定周波数帯域のFM変調波とし、分離手段からの第2
の信号をFM変調波の周波数帯域よりも低域へ周波数変
換して低域変換信号とした後、これらFM変調波及び低
域変換信号を周波数分割多重する記録信号処理手段と、
記録信号処理手段により周波数分割多重された信号をテ
ープ状記録媒体に記録する記録手段とより記録系を構成
し、テープ状記録媒体に記録されている周波数分割多重
信号を再生する再生手段と、再生手段から入力された再
生周波数分割多重信号をFM変調波と低域変換信号に分
離し、分離したFM変調波は周波数復調して第1の信号
の復調信号を出力し、分離した低域変換信号はもとの帯
域に周波数変換して第2の信号の再生信号を再生色信号
出力端子へ出力する再生信号処理手段と、再生信号処理
手段からの第1の信号の復調信号を入力信号として受
け、垂直解像度補強信号を抑圧して再生輝度信号出力端
子へ出力する抑圧回路とより再生系を構成したものであ
る。
前記目的を達成するため、標準方式カラーテレビジョン
放送方式用受像機の画面のアスペクト比よりも横長のア
スペクト比の受像機で表示される放送方式の映像信号
で、かつ、輝度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信
号、垂直解像度補強信号及び識別制御信号が付加された
映像信号から輝度信号、垂直解像度補強信号及び識別制
御信号が時系列的に合成された第1の信号と、搬送色信
号と水平解像度補強信号の多重信号である第2の信号
と、水平解像度補強信号の計3信号に分離する分離手段
と、分離手段からの水平解像度補強信号を復調して水平
輝度高域成分を出力するデコーダと、分離手段からの第
1の信号とデコーダからの水平輝度高域成分を加算合成
する加算回路と、加算回路の出力信号を周波数変調して
所定周波数帯域のFM変調波とし、分離手段からの第2
の信号をFM変調波の周波数帯域よりも低域へ周波数変
換して低域変換信号とした後、これらFM変調波及び低
域変換信号を周波数分割多重する記録信号処理手段と、
記録信号処理手段により周波数分割多重された信号をテ
ープ状記録媒体に記録する記録手段とより記録系を構成
し、テープ状記録媒体に記録されている周波数分割多重
信号を再生する再生手段と、再生手段から入力された再
生周波数分割多重信号をFM変調波と低域変換信号に分
離し、分離したFM変調波は周波数復調して第1の信号
の復調信号を出力し、分離した低域変換信号はもとの帯
域に周波数変換して第2の信号の再生信号を再生色信号
出力端子へ出力する再生信号処理手段と、再生信号処理
手段からの第1の信号の復調信号を入力信号として受
け、垂直解像度補強信号を抑圧して再生輝度信号出力端
子へ出力する抑圧回路とより再生系を構成したものであ
る。
【0019】また、本発明は、再生系の抑圧回路に代え
て、再生信号処理手段からの第1の信号の復調信号を入
力信号として受け、水平輝度高域成分の下限周波数にほ
ぼ等しい周波数以下の周波数成分を濾波するフィルタ
と、再生信号処理手段からの第2の信号の再生信号のジ
ッターとフィルタの出力信号のジッターとをそれぞれ除
去するジッター除去手段とを設けるか、又は再生信号処
理手段からの第1の信号の復調信号を入力信号として受
け、復調信号中のジッターを除去して再生輝度信号出力
端子へ出力するジッター除去手段を設けると共に、再生
信号処理手段からの第2の信号の再生信号を再生色信号
出力端子へ出力する構成としたものである。
て、再生信号処理手段からの第1の信号の復調信号を入
力信号として受け、水平輝度高域成分の下限周波数にほ
ぼ等しい周波数以下の周波数成分を濾波するフィルタ
と、再生信号処理手段からの第2の信号の再生信号のジ
ッターとフィルタの出力信号のジッターとをそれぞれ除
去するジッター除去手段とを設けるか、又は再生信号処
理手段からの第1の信号の復調信号を入力信号として受
け、復調信号中のジッターを除去して再生輝度信号出力
端子へ出力するジッター除去手段を設けると共に、再生
信号処理手段からの第2の信号の再生信号を再生色信号
出力端子へ出力する構成としたものである。
【0020】ここで、ジッター除去手段から出力される
復調信号中の識別制御信号の前記水平解像度補強信号の
存在の有無を示すビット領域の値を、「無」を示す値に
書き換えて出力する手段を有することが、受像機で第2
の再生信号中の水平解像度補強信号を用いなくて済む。
復調信号中の識別制御信号の前記水平解像度補強信号の
存在の有無を示すビット領域の値を、「無」を示す値に
書き換えて出力する手段を有することが、受像機で第2
の再生信号中の水平解像度補強信号を用いなくて済む。
【0021】また、本発明の記録媒体は、標準方式カラ
ーテレビジョン放送方式用受像機の画面のアスペクト比
よりも横長のアスペクト比の受像機で表示される放送方
式の映像信号で、かつ、輝度信号及び搬送色信号に水平
解像度補強信号、垂直解像度補強信号及び識別制御信号
が付加された映像信号の、水平解像度補強信号の復調輝
度高域成分を輝度信号に合成した信号と垂直解像度補強
信号及び識別制御信号からなる時系列合成信号全体を周
波数変調して得た所定周波数帯域のFM変調波と、搬送
色信号及び水平解像度補強信号からなる多重信号を所定
周波数帯域より低域に周波数変換して得た低域変換信号
との周波数分割多重信号が回転ヘッドにより、順次の傾
斜トラックに記録されているようにしたものである。
ーテレビジョン放送方式用受像機の画面のアスペクト比
よりも横長のアスペクト比の受像機で表示される放送方
式の映像信号で、かつ、輝度信号及び搬送色信号に水平
解像度補強信号、垂直解像度補強信号及び識別制御信号
が付加された映像信号の、水平解像度補強信号の復調輝
度高域成分を輝度信号に合成した信号と垂直解像度補強
信号及び識別制御信号からなる時系列合成信号全体を周
波数変調して得た所定周波数帯域のFM変調波と、搬送
色信号及び水平解像度補強信号からなる多重信号を所定
周波数帯域より低域に周波数変換して得た低域変換信号
との周波数分割多重信号が回転ヘッドにより、順次の傾
斜トラックに記録されているようにしたものである。
【0022】本発明になる映像信号記録方法及び記録再
生装置では、FM輝度信号と低域変換搬送色信号とを多
重して記録するカラー低域変換記録再生方式により、標
準方式カラーテレビジョン放送方式用受像機の画面のア
スペクト比よりも横長のアスペクト比の受像機で表示さ
れる放送方式の映像信号で、かつ、輝度信号及び搬送色
信号に水平解像度補強信号、垂直解像度補強信号及び識
別制御信号が付加された映像信号を記録するにあたり、
水平解像度補強信号の復調輝度高域成分を輝度信号に合
成した広帯域輝度信号及び垂直解像度補強信号及び識別
制御信号からなる時系列合成信号全体を周波数変調して
FM変調波として記録し、搬送色信号及び水平解像度補
強信号からなる多重信号を低域変換信号として記録する
ようにしているため、標準方式カラーテレビジョン放送
方式用の受像機で再生画像を表示するときには、広帯域
輝度信号を再生できる。また、標準方式カラーテレビジ
ョン放送方式用受像機の画面のアスペクト比よりも横長
のアスペクト比の高解像度テレビジョン放送方式用受像
機で再生画像を表示するときには、すべての信号を正確
に受像機に伝送入力できる。
生装置では、FM輝度信号と低域変換搬送色信号とを多
重して記録するカラー低域変換記録再生方式により、標
準方式カラーテレビジョン放送方式用受像機の画面のア
スペクト比よりも横長のアスペクト比の受像機で表示さ
れる放送方式の映像信号で、かつ、輝度信号及び搬送色
信号に水平解像度補強信号、垂直解像度補強信号及び識
別制御信号が付加された映像信号を記録するにあたり、
水平解像度補強信号の復調輝度高域成分を輝度信号に合
成した広帯域輝度信号及び垂直解像度補強信号及び識別
制御信号からなる時系列合成信号全体を周波数変調して
FM変調波として記録し、搬送色信号及び水平解像度補
強信号からなる多重信号を低域変換信号として記録する
ようにしているため、標準方式カラーテレビジョン放送
方式用の受像機で再生画像を表示するときには、広帯域
輝度信号を再生できる。また、標準方式カラーテレビジ
ョン放送方式用受像機の画面のアスペクト比よりも横長
のアスペクト比の高解像度テレビジョン放送方式用受像
機で再生画像を表示するときには、すべての信号を正確
に受像機に伝送入力できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる映像信号記
録方法及び記録再生装置の記録系の一実施の形態のブロ
ック図、図2はその要部の信号概略波形図を示す。同図
において、アンテナ11に到来したEDTV2規格のカ
ラーテレビジョン信号は、チューナ12により所望のチ
ャンネルの放送局のEDTV2規格のカラーテレビジョ
ン信号のみが選択受信された後、中間周波増幅及び復調
され、受信カラー映像信号として信号選択切換及びY/
C/HH’分離フィルタ13に供給される。
て図面と共に説明する。図1は本発明になる映像信号記
録方法及び記録再生装置の記録系の一実施の形態のブロ
ック図、図2はその要部の信号概略波形図を示す。同図
において、アンテナ11に到来したEDTV2規格のカ
ラーテレビジョン信号は、チューナ12により所望のチ
ャンネルの放送局のEDTV2規格のカラーテレビジョ
ン信号のみが選択受信された後、中間周波増幅及び復調
され、受信カラー映像信号として信号選択切換及びY/
C/HH’分離フィルタ13に供給される。
【0024】信号選択切換及びY/C/HH’分離フィ
ルタ13は、入力された図10にその概略波形を示した
EDTV2規格の受信カラー映像信号から、公知の3次
元フィルタであるY/C/HH’分離フィルタにより、
周波数帯域0〜4.2MHzの輝度信号Yと搬送色信号
(カラーバースト信号含む)Cと水平解像度補強信号H
H’をそれぞれ分離し、図2(B)に示すように搬送色
信号(カラーバースト信号含む)Cと水平解像度補強信
号HH’からなる多重信号を記録信号処理回路16に供
給し、かつ、図2(C)に示す水平解像度補強信号H
H’のみをHH’デコーダ14に供給する。
ルタ13は、入力された図10にその概略波形を示した
EDTV2規格の受信カラー映像信号から、公知の3次
元フィルタであるY/C/HH’分離フィルタにより、
周波数帯域0〜4.2MHzの輝度信号Yと搬送色信号
(カラーバースト信号含む)Cと水平解像度補強信号H
H’をそれぞれ分離し、図2(B)に示すように搬送色
信号(カラーバースト信号含む)Cと水平解像度補強信
号HH’からなる多重信号を記録信号処理回路16に供
給し、かつ、図2(C)に示す水平解像度補強信号H
H’のみをHH’デコーダ14に供給する。
【0025】更に、信号選択切換及びY/C/HH’分
離フィルタ13は、信号選択切換部により上記の輝度信
号Yと無画部で伝送される垂直解像度補強信号VT/V
H’と識別制御信号からなる図2(A)に示す時系列的
合成信号を加算回路15に供給する。HH’デコーダ1
4は入力された水平解像度補強信号HH’を例えば同期
検波して図7(A)に示した、周波数帯域4.2MHz
〜約6MHzの水平輝度高域成分HHを復調して加算回
路15へ供給し、ここで信号選択切換及びY/C/H
H’分離フィルタ13よりの輝度信号Y、垂直解像度補
強信号VT/VH’及び識別制御信号と加算させる。
離フィルタ13は、信号選択切換部により上記の輝度信
号Yと無画部で伝送される垂直解像度補強信号VT/V
H’と識別制御信号からなる図2(A)に示す時系列的
合成信号を加算回路15に供給する。HH’デコーダ1
4は入力された水平解像度補強信号HH’を例えば同期
検波して図7(A)に示した、周波数帯域4.2MHz
〜約6MHzの水平輝度高域成分HHを復調して加算回
路15へ供給し、ここで信号選択切換及びY/C/H
H’分離フィルタ13よりの輝度信号Y、垂直解像度補
強信号VT/VH’及び識別制御信号と加算させる。
【0026】これにより、加算回路15からは周波数帯
域が0〜約6MHzの広帯域とされた輝度信号が垂直解
像度補強信号VT/VH’及び識別制御信号と共に取り
出されて、記録信号処理回路16に供給される。記録信
号処理回路16はS−VHSなどの周知のカラー低域変
換記録再生方式の民生用VTRにおける記録信号処理回
路で、輝度信号入力端子と色信号入力端子を有する。
域が0〜約6MHzの広帯域とされた輝度信号が垂直解
像度補強信号VT/VH’及び識別制御信号と共に取り
出されて、記録信号処理回路16に供給される。記録信
号処理回路16はS−VHSなどの周知のカラー低域変
換記録再生方式の民生用VTRにおける記録信号処理回
路で、輝度信号入力端子と色信号入力端子を有する。
【0027】ここでは、記録信号処理回路16は輝度信
号入力端子に加算回路15の出力信号が入力され、また
色信号入力端子には信号選択切換及びY/C/HH’分
離フィルタ13よりの搬送色信号Cと水平解像度補強信
号HH’の合成信号が入力され、輝度信号入力端子に入
力された加算回路15の出力信号に対しては周波数変調
(FM)して予め定められた所定の周波数帯域のFM変
調波とし、色信号入力端子に入力された合成信号(C+
HH’)に対してはFM変調波の周波数帯域よりも低域
の予め定められた所定の周波数帯域に周波数変換して低
域変換信号とした後、これらFM変調波と低域変換信号
とを周波数分割多重し、更に記録に必要な公知の各種信
号処理(増幅、プリエンファシスその他)を行って記録
信号を得る。
号入力端子に加算回路15の出力信号が入力され、また
色信号入力端子には信号選択切換及びY/C/HH’分
離フィルタ13よりの搬送色信号Cと水平解像度補強信
号HH’の合成信号が入力され、輝度信号入力端子に入
力された加算回路15の出力信号に対しては周波数変調
(FM)して予め定められた所定の周波数帯域のFM変
調波とし、色信号入力端子に入力された合成信号(C+
HH’)に対してはFM変調波の周波数帯域よりも低域
の予め定められた所定の周波数帯域に周波数変換して低
域変換信号とした後、これらFM変調波と低域変換信号
とを周波数分割多重し、更に記録に必要な公知の各種信
号処理(増幅、プリエンファシスその他)を行って記録
信号を得る。
【0028】記録信号処理回路16より取り出された記
録信号は、図示しない回転体の回転面に180度対向し
て取り付けられた回転ヘッド17及び18に供給され、
上記回転体に例えば180度強の角度範囲にわたって斜
めに巻回されつつ走行する磁気テープ19上に回転ヘッ
ド17及び18により交互に傾斜トラックを形成して記
録される。
録信号は、図示しない回転体の回転面に180度対向し
て取り付けられた回転ヘッド17及び18に供給され、
上記回転体に例えば180度強の角度範囲にわたって斜
めに巻回されつつ走行する磁気テープ19上に回転ヘッ
ド17及び18により交互に傾斜トラックを形成して記
録される。
【0029】このように、この記録系では、水平解像度
補強信号HH’の復調信号である水平輝度高域成分が色
副搬送波周波数と同じ周波数の垂直解像度補強信号VT
/VH’や識別制御信号などと共に輝度信号記録系で周
波数変調されて記録され、色副搬送波周波数と同じ周波
数の水平解像度補強信号HH’は搬送色信号と合成され
て、色信号記録系で低域周波数変換されて記録される。
すなわち、この実施の形態の記録系は、水平解像度補強
信号HH’が輝度信号記録系と色信号記録系のそれぞれ
で記録される点に特徴がある。これは、再生時にいろい
ろな再生形態に対応できるようにするためである。
補強信号HH’の復調信号である水平輝度高域成分が色
副搬送波周波数と同じ周波数の垂直解像度補強信号VT
/VH’や識別制御信号などと共に輝度信号記録系で周
波数変調されて記録され、色副搬送波周波数と同じ周波
数の水平解像度補強信号HH’は搬送色信号と合成され
て、色信号記録系で低域周波数変換されて記録される。
すなわち、この実施の形態の記録系は、水平解像度補強
信号HH’が輝度信号記録系と色信号記録系のそれぞれ
で記録される点に特徴がある。これは、再生時にいろい
ろな再生形態に対応できるようにするためである。
【0030】次に、再生系について説明する。図3は本
発明映像信号記録再生装置の再生系の第1の実施の形態
のブロック図を示す。同図において、図1の記録系で記
録された記録済み磁気テープ19の既記録信号は、図示
しない回転体の回転面に180度対向して取り付けられ
た回転ヘッド21及び22により再生されて再生系映像
信号処理回路23に供給される。
発明映像信号記録再生装置の再生系の第1の実施の形態
のブロック図を示す。同図において、図1の記録系で記
録された記録済み磁気テープ19の既記録信号は、図示
しない回転体の回転面に180度対向して取り付けられ
た回転ヘッド21及び22により再生されて再生系映像
信号処理回路23に供給される。
【0031】再生系信号処理回路23はS−VHSなど
の周知のカラー低域変換記録再生方式の民生用VTRに
おける再生系信号処理回路で、再生輝度信号出力端子と
再生色信号出力端子を有する。ここでは、再生系信号処
理回路23は回転ヘッド21及び22により交互に再生
されて入力される、FM変調波と低域変換信号との周波
数分割多重信号を周波数選択して分離し、FM変調波は
周波数復調した後所定の信号処理(増幅、ディエンファ
シスその他)を行って再生輝度信号出力端子へ出力し、
また低域変換信号はもとの周波数帯域へ周波数変換した
後所定の信号処理を行って再生色信号出力端子27へ出
力する。
の周知のカラー低域変換記録再生方式の民生用VTRに
おける再生系信号処理回路で、再生輝度信号出力端子と
再生色信号出力端子を有する。ここでは、再生系信号処
理回路23は回転ヘッド21及び22により交互に再生
されて入力される、FM変調波と低域変換信号との周波
数分割多重信号を周波数選択して分離し、FM変調波は
周波数復調した後所定の信号処理(増幅、ディエンファ
シスその他)を行って再生輝度信号出力端子へ出力し、
また低域変換信号はもとの周波数帯域へ周波数変換した
後所定の信号処理を行って再生色信号出力端子27へ出
力する。
【0032】従って、再生系信号処理回路23の再生輝
度信号出力端子からは、輝度信号と垂直解像度補強信号
VT/VH’及び識別制御信号からなる信号の再生信号
が取り出されてVT/VT’抑圧回路24に供給され
る。VT/VT’抑圧回路24は例えばスイッチ回路な
どから構成されており、無画部で伝送される垂直解像度
補強信号VT/VH’と第22ラインと第285ライン
で伝送される識別制御信号の伝送を阻止することによ
り、入力信号のうち再生輝度信号のみを再生輝度信号出
力端子26へそのまま出力する。垂直解像度補強信号V
T/VH’を抑圧するのは、この垂直解像度補強信号V
T/VH’は無画部で伝送されるといっても、僅かでは
あるが無画部にノイズとして表示されることがあるか
ら、そのノイズの発生を防止して、より高品質の画像再
生をするためである。
度信号出力端子からは、輝度信号と垂直解像度補強信号
VT/VH’及び識別制御信号からなる信号の再生信号
が取り出されてVT/VT’抑圧回路24に供給され
る。VT/VT’抑圧回路24は例えばスイッチ回路な
どから構成されており、無画部で伝送される垂直解像度
補強信号VT/VH’と第22ラインと第285ライン
で伝送される識別制御信号の伝送を阻止することによ
り、入力信号のうち再生輝度信号のみを再生輝度信号出
力端子26へそのまま出力する。垂直解像度補強信号V
T/VH’を抑圧するのは、この垂直解像度補強信号V
T/VH’は無画部で伝送されるといっても、僅かでは
あるが無画部にノイズとして表示されることがあるか
ら、そのノイズの発生を防止して、より高品質の画像再
生をするためである。
【0033】出力端子26より取り出された再生輝度信
号と出力端子27より取り出された再生搬送色信号C及
び再生水平解像度補強信号HH’との合成信号は、アス
ペクト比4:3の現行の標準方式カラーテレビジョン放
送用受像機29に供給されて画像表示される。ここで、
輝度信号については周波数帯域が0〜約6MHzまでの
広帯域信号で記録されても、記録再生過程においてVT
Rの持つ固有の記録再生帯域の上限周波数(S−VHS
では約5MHz)までの周波数帯域に制限されるが、V
TRの持つ上限周波数一杯までの広帯域での再生ができ
る。
号と出力端子27より取り出された再生搬送色信号C及
び再生水平解像度補強信号HH’との合成信号は、アス
ペクト比4:3の現行の標準方式カラーテレビジョン放
送用受像機29に供給されて画像表示される。ここで、
輝度信号については周波数帯域が0〜約6MHzまでの
広帯域信号で記録されても、記録再生過程においてVT
Rの持つ固有の記録再生帯域の上限周波数(S−VHS
では約5MHz)までの周波数帯域に制限されるが、V
TRの持つ上限周波数一杯までの広帯域での再生ができ
る。
【0034】なお、VT/VH’抑圧回路24の出力再
生輝度信号と再生系信号処理回路23よりの再生搬送色
信号及び再生水平解像度補強信号HH’との合成信号
は、加算回路25で多重されてコンポジット信号とされ
て出力端子28へ出力される。
生輝度信号と再生系信号処理回路23よりの再生搬送色
信号及び再生水平解像度補強信号HH’との合成信号
は、加算回路25で多重されてコンポジット信号とされ
て出力端子28へ出力される。
【0035】このように、受像機29がEDTV2対応
でなくても、本発明の実施の形態によれば、輝度信号に
ついては現行のNTSC方式カラーテレビジョン放送受
信時に比べて約1MHz(S−VHSの場合)周波数帯
域を広帯域化できるため、高画質の画像再生ができる。
また、この再生系は極めて簡単な信号処理回路23を有
することで実現できるので、安価に構成できる。
でなくても、本発明の実施の形態によれば、輝度信号に
ついては現行のNTSC方式カラーテレビジョン放送受
信時に比べて約1MHz(S−VHSの場合)周波数帯
域を広帯域化できるため、高画質の画像再生ができる。
また、この再生系は極めて簡単な信号処理回路23を有
することで実現できるので、安価に構成できる。
【0036】また、図1の記録系で記録した磁気テープ
19を有していれば、まだEDTV2対応の受像機を持
たないが、いずれEDTV2対応の受像機や後述の再生
系を有する記録再生装置に代えたときにも、この磁気テ
ープ19を再生することにより、補強信号を復元でき、
高画質が得られるので安心である。
19を有していれば、まだEDTV2対応の受像機を持
たないが、いずれEDTV2対応の受像機や後述の再生
系を有する記録再生装置に代えたときにも、この磁気テ
ープ19を再生することにより、補強信号を復元でき、
高画質が得られるので安心である。
【0037】図4は本発明映像信号記録再生装置の再生
系の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図
3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。この実施の形態は垂直解像度補強信号VT/V
H’及び水平解像度補強信号HH’と識別制御信号をE
DTV2の原信号と同様な信号形態に戻してEDTV2
対応の受像機34へ再生映像信号を入力する再生系であ
る。
系の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図
3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。この実施の形態は垂直解像度補強信号VT/V
H’及び水平解像度補強信号HH’と識別制御信号をE
DTV2の原信号と同様な信号形態に戻してEDTV2
対応の受像機34へ再生映像信号を入力する再生系であ
る。
【0038】図4において、再生系信号処理回路23の
再生輝度信号出力端子からは、輝度信号と垂直解像度補
強信号VT/VH’及び識別制御信号からなる信号の再
生信号が取り出されて低域フィルタ(LPF)31に供
給され、ここでその遮断周波数4.2MHz以下の周波
数成分が濾波されてTBC(タイム・ベース・コレク
タ)32に供給される。LPF31は、受像機34で水
平解像度補強信号HH’を復調したときに、この復調信
号(水平輝度高域成分)HHと、再生された周波数帯域
0〜5MHzの輝度信号Yの高域成分とが同じ帯域で干
渉するのを防止するためである。
再生輝度信号出力端子からは、輝度信号と垂直解像度補
強信号VT/VH’及び識別制御信号からなる信号の再
生信号が取り出されて低域フィルタ(LPF)31に供
給され、ここでその遮断周波数4.2MHz以下の周波
数成分が濾波されてTBC(タイム・ベース・コレク
タ)32に供給される。LPF31は、受像機34で水
平解像度補強信号HH’を復調したときに、この復調信
号(水平輝度高域成分)HHと、再生された周波数帯域
0〜5MHzの輝度信号Yの高域成分とが同じ帯域で干
渉するのを防止するためである。
【0039】TBC32はディジタルメモリ及びその周
辺回路からなる公知の回路で、LPF31よりの上限周
波数が4.2MHzに帯域制限された再生輝度信号と再
生垂直解像度補強信号VT/VH’及び再生識別制御信
号が第1の入力端子に入力され、そのジッターを除去し
て第1の出力端子より加算回路33へ出力すると共に、
再生系信号処理回路23より取り出された再生搬送色信
号C及び再生水平解像度補強信号HH’との合成信号が
第2の入力端子に入力され、そのジッターを除去すると
共に、再生識別制御信号と再生搬送色信号Cとの位相を
も一致させるような精密なジッター除去処理を施して第
2の出力端子より加算回路33へ出力する。
辺回路からなる公知の回路で、LPF31よりの上限周
波数が4.2MHzに帯域制限された再生輝度信号と再
生垂直解像度補強信号VT/VH’及び再生識別制御信
号が第1の入力端子に入力され、そのジッターを除去し
て第1の出力端子より加算回路33へ出力すると共に、
再生系信号処理回路23より取り出された再生搬送色信
号C及び再生水平解像度補強信号HH’との合成信号が
第2の入力端子に入力され、そのジッターを除去すると
共に、再生識別制御信号と再生搬送色信号Cとの位相を
も一致させるような精密なジッター除去処理を施して第
2の出力端子より加算回路33へ出力する。
【0040】加算回路33はジッターが除去され、か
つ、位相ずれも除去された再生輝度信号、再生垂直解像
度補強信号VT/VH’、再生識別制御信号、再生搬送
色信号C及び再生水平解像度補強信号HH’とが合成さ
れた、EDTV2の原信号と同様な信号形態の再生信号
をEDTV2対応の受像機34へ供給する。これによ
り、EDTV2で意図したと同様の高画質の画像が受像
機34により表示される。
つ、位相ずれも除去された再生輝度信号、再生垂直解像
度補強信号VT/VH’、再生識別制御信号、再生搬送
色信号C及び再生水平解像度補強信号HH’とが合成さ
れた、EDTV2の原信号と同様な信号形態の再生信号
をEDTV2対応の受像機34へ供給する。これによ
り、EDTV2で意図したと同様の高画質の画像が受像
機34により表示される。
【0041】なお、この再生系では、水平解像度補強信
号HH’がVTRの色信号記録再生系を経て伝送される
ので、方式上再生された水平解像度補強信号HH’の周
波数帯域が約0.5MHz程度に制限されてしまうの
で、水平解像度補強信号HH’が本来もっている広帯域
成分の一部しか利用できない。
号HH’がVTRの色信号記録再生系を経て伝送される
ので、方式上再生された水平解像度補強信号HH’の周
波数帯域が約0.5MHz程度に制限されてしまうの
で、水平解像度補強信号HH’が本来もっている広帯域
成分の一部しか利用できない。
【0042】図5は本発明映像信号記録再生装置の再生
系の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図
3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図4の実施の形態では水平解像度補強信号HH’
として色信号記録再生系を経た方の水平解像度補強信号
を用いるために伝送帯域が狭いことや再生時に精密なT
BCが必要になるという問題があるので、これを解決す
るために、この実施の形態は水平解像度補強信号HH’
として、記録系で既に水平輝度高域成分HHに復元され
ている状態の信号を用いるものである。
系の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図
3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図4の実施の形態では水平解像度補強信号HH’
として色信号記録再生系を経た方の水平解像度補強信号
を用いるために伝送帯域が狭いことや再生時に精密なT
BCが必要になるという問題があるので、これを解決す
るために、この実施の形態は水平解像度補強信号HH’
として、記録系で既に水平輝度高域成分HHに復元され
ている状態の信号を用いるものである。
【0043】図5において、再生系信号処理回路23の
再生輝度信号出力端子から取り出された、輝度信号と垂
直解像度補強信号VT/VH’及び識別制御信号からな
る信号の再生信号は、TBC36に供給され、ここでデ
ィジタルメモリを用いた公知の手段でジッターが除去さ
れた後、再生輝度信号出力端子37を介してEDTV2
対応のアスペクト比16:9の受像機39へ出力され
る。
再生輝度信号出力端子から取り出された、輝度信号と垂
直解像度補強信号VT/VH’及び識別制御信号からな
る信号の再生信号は、TBC36に供給され、ここでデ
ィジタルメモリを用いた公知の手段でジッターが除去さ
れた後、再生輝度信号出力端子37を介してEDTV2
対応のアスペクト比16:9の受像機39へ出力され
る。
【0044】また、一方、再生系信号処理回路23より
取り出された再生搬送色信号C及び再生水平解像度補強
信号HH’との合成信号は、そのまま再生色信号出力端
子38を介してEDTV2対応の受像機39へ出力され
る。受像機39は再生輝度信号出力端子37からの、水
平輝度高域成分HHが多重されて周波数帯域が0〜約5
MHz程度の広帯域とされた再生輝度信号と垂直解像度
補強信号VT/VH’及び識別制御信号と、再生色信号
出力端子38よりの再生搬送色信号とに基づいてEDT
V2で目的とする高画質の画像表示を行う。
取り出された再生搬送色信号C及び再生水平解像度補強
信号HH’との合成信号は、そのまま再生色信号出力端
子38を介してEDTV2対応の受像機39へ出力され
る。受像機39は再生輝度信号出力端子37からの、水
平輝度高域成分HHが多重されて周波数帯域が0〜約5
MHz程度の広帯域とされた再生輝度信号と垂直解像度
補強信号VT/VH’及び識別制御信号と、再生色信号
出力端子38よりの再生搬送色信号とに基づいてEDT
V2で目的とする高画質の画像表示を行う。
【0045】ここで、受像機39では識別制御信号の内
容を所定値に書き換えることにより、再生色信号出力端
子38よりの再生水平解像度補強信号HH’は使用しな
いようにしてあるので、特に再生水平解像度補強信号H
H’を除去しないで受像機39に入力するようにしても
差し支えない。
容を所定値に書き換えることにより、再生色信号出力端
子38よりの再生水平解像度補強信号HH’は使用しな
いようにしてあるので、特に再生水平解像度補強信号H
H’を除去しないで受像機39に入力するようにしても
差し支えない。
【0046】前記したように第22ラインと第285ラ
インで伝送される識別制御信号は、EDTV2の映像信
号であるかどうかの情報以外に、垂直解像度補強信号V
T、VH’、水平解像度補強信号HH’の有無を情報と
して伝送するように規定されている。従って、この実施
の形態のように水平解像度補強信号HH’を使用しない
場合は、上記の識別制御信号の内容の書き換えは、水平
解像度補強信号HH’の有無の情報を送る図9のビット
領域B10の信号位相を180度移相(又は反転)す
る。これにより、水平解像度補強信号HH’は「無」の
情報となるので、受像機39では用いられない。
インで伝送される識別制御信号は、EDTV2の映像信
号であるかどうかの情報以外に、垂直解像度補強信号V
T、VH’、水平解像度補強信号HH’の有無を情報と
して伝送するように規定されている。従って、この実施
の形態のように水平解像度補強信号HH’を使用しない
場合は、上記の識別制御信号の内容の書き換えは、水平
解像度補強信号HH’の有無の情報を送る図9のビット
領域B10の信号位相を180度移相(又は反転)す
る。これにより、水平解像度補強信号HH’は「無」の
情報となるので、受像機39では用いられない。
【0047】なお、以上の実施の形態ではS−VHS規
格のVTRに適用する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、8ミリビデオや3/
4インチ幅のカセットテープを用いるVCRその他のす
べてのカラー低域変換記録再生方式のVTRに適用でき
るものである。
格のVTRに適用する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、8ミリビデオや3/
4インチ幅のカセットテープを用いるVCRその他のす
べてのカラー低域変換記録再生方式のVTRに適用でき
るものである。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー低域変換記録再生方式により、標準方式カラーテ
レビジョン放送方式用受像機の画面のアスペクト比より
も横長のアスペクト比の高解像度テレビジョン放送方式
用受像機で表示される放送方式の映像信号で、かつ、輝
度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信号、垂直解像
度補強信号及び識別制御信号が付加された映像信号を記
録するにあたり、水平解像度補強信号の復調輝度高域成
分を輝度信号に合成した広帯域輝度信号及び垂直解像度
補強信号及び識別制御信号からなる時系列合成信号全体
を周波数変調してFM変調波として記録し、搬送色信号
及び水平解像度補強信号からなる多重信号を低域変換信
号として記録することで、標準方式カラーテレビジョン
放送方式用の受像機で再生画像を表示するときには、広
帯域輝度信号を再生できるため、従来に比べて高解像度
の画像表示ができる。
カラー低域変換記録再生方式により、標準方式カラーテ
レビジョン放送方式用受像機の画面のアスペクト比より
も横長のアスペクト比の高解像度テレビジョン放送方式
用受像機で表示される放送方式の映像信号で、かつ、輝
度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信号、垂直解像
度補強信号及び識別制御信号が付加された映像信号を記
録するにあたり、水平解像度補強信号の復調輝度高域成
分を輝度信号に合成した広帯域輝度信号及び垂直解像度
補強信号及び識別制御信号からなる時系列合成信号全体
を周波数変調してFM変調波として記録し、搬送色信号
及び水平解像度補強信号からなる多重信号を低域変換信
号として記録することで、標準方式カラーテレビジョン
放送方式用の受像機で再生画像を表示するときには、広
帯域輝度信号を再生できるため、従来に比べて高解像度
の画像表示ができる。
【0049】また、本発明によれば、高解像度テレビジ
ョン放送方式用受像機で再生画像を表示するときには、
すべての信号をほぼ正確に受像機に伝送入力できるた
め、所期の解像度に近い高解像度の画像表示ができる。
ョン放送方式用受像機で再生画像を表示するときには、
すべての信号をほぼ正確に受像機に伝送入力できるた
め、所期の解像度に近い高解像度の画像表示ができる。
【0050】更に、本発明によれば、記録媒体に解像度
補強信号のすべてが記録され、輝度信号は広帯域信号と
して記録されているので、画像表示する受像機の種類に
応じて最適な再生信号を供給するようにでき、よって、
ユーザが今後機器のグレードアップを図ったときには、
以前に記録した記録媒体をそのまま用いることができ、
有効利用できる。
補強信号のすべてが記録され、輝度信号は広帯域信号と
して記録されているので、画像表示する受像機の種類に
応じて最適な再生信号を供給するようにでき、よって、
ユーザが今後機器のグレードアップを図ったときには、
以前に記録した記録媒体をそのまま用いることができ、
有効利用できる。
【図1】本発明方法及び記録再生装置の記録系の一実施
の形態のブロック図である。
の形態のブロック図である。
【図2】図1の要部の信号波形図である。
【図3】本発明映像信号記録再生装置の再生系の第1の
実施の形態のブロック図である。
実施の形態のブロック図である。
【図4】本発明映像信号記録再生装置の再生系の第2の
実施の形態のブロック図である。
実施の形態のブロック図である。
【図5】本発明映像信号記録再生装置の再生系の第3の
実施の形態のブロック図である。
実施の形態のブロック図である。
【図6】EDTV2による画像形式であるレターボック
ス形式を説明する図である。
ス形式を説明する図である。
【図7】水平解像度補強信号及び水平輝度高域成分等を
説明する周波数スペクトル図である。
説明する周波数スペクトル図である。
【図8】EDTV2における色副搬送波周波数fscの
4倍の周波数のクロックでサンプリングした画素とライ
ン及び信号の割り当ての関係を示す図である。
4倍の周波数のクロックでサンプリングした画素とライ
ン及び信号の割り当ての関係を示す図である。
【図9】識別制御信号を説明する波形図である。
【図10】EDTV2の概略信号波形図である。
12 チューナ 13 信号選択切換及びY/C/HH’分離フィルタ
(分離手段) 14 HH’デコーダ 15、25、33 加算回路 16 記録信号処理回路(記録信号処理手段) 17、18 回転ヘッド(記録手段) 19 磁気テープ(テープ状記録媒体) 21、22 回転ヘッド(再生手段) 23 再生系信号処理回路(再生信号処理手段) 24 VT/VH’抑圧回路(抑圧回路) 26、37 再生輝度信号出力端子 27、38 再生色信号出力端子 29 標準カラーテレビジョン放送方式用受像機 31 低域フィルタ(LPF)(フィルタ) 32、36 タイム・ベース・コレクタ(TBC)(ジ
ッター除去手段) 34、39 EDTV2用受像機
(分離手段) 14 HH’デコーダ 15、25、33 加算回路 16 記録信号処理回路(記録信号処理手段) 17、18 回転ヘッド(記録手段) 19 磁気テープ(テープ状記録媒体) 21、22 回転ヘッド(再生手段) 23 再生系信号処理回路(再生信号処理手段) 24 VT/VH’抑圧回路(抑圧回路) 26、37 再生輝度信号出力端子 27、38 再生色信号出力端子 29 標準カラーテレビジョン放送方式用受像機 31 低域フィルタ(LPF)(フィルタ) 32、36 タイム・ベース・コレクタ(TBC)(ジ
ッター除去手段) 34、39 EDTV2用受像機
Claims (6)
- 【請求項1】 輝度信号を周波数変調して所定周波数帯
域のFM輝度信号とし、搬送色信号は該FM輝度信号の
周波数帯域より低域へ周波数変換して低域変換搬送色信
号とし、これら両信号を周波数分割多重してテープ状記
録媒体に回転ヘッドにより記録する映像信号記録方法に
おいて、 標準方式カラーテレビジョン放送方式用受像機の画面の
アスペクト比よりも横長のアスペクト比の受像機で表示
される放送方式の映像信号であって、輝度信号及び搬送
色信号に水平解像度補強信号、垂直解像度補強信号及び
識別制御信号が付加された映像信号の記録時に、前記水
平解像度補強信号を復調して得た輝度高域成分を前記輝
度信号に合成した信号と前記垂直解像度補強信号及び識
別制御信号からなる時系列合成信号全体を周波数変調し
て、前記所定周波数帯域のFM変調波とし、前記搬送色
信号及び前記水平解像度補強信号からなる多重信号を前
記所定周波数帯域より低域へ周波数変換して低域変換信
号とし、これらFM変調波及び低域変換信号を周波数分
割多重してテープ状記録媒体に回転ヘッドにより記録す
ることを特徴とする映像信号記録方法。 - 【請求項2】 標準方式カラーテレビジョン放送方式用
受像機の画面のアスペクト比よりも横長のアスペクト比
の受像機で表示される放送方式の映像信号で、かつ、輝
度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信号、垂直解像
度補強信号及び識別制御信号が付加された映像信号を記
録再生する記録再生装置であって、記録時は、前記映像
信号から前記輝度信号、垂直解像度補強信号及び識別制
御信号が時系列的に合成された第1の信号と、前記搬送
色信号と前記水平解像度補強信号とが多重された第2の
信号と、前記水平解像度補強信号の計3信号に分離する
分離手段と、 前記分離手段からの前記水平解像度補強信号を復調して
水平輝度高域成分を出力するデコーダと、 前記分離手段からの前記第1の信号と前記デコーダから
の前記水平輝度高域成分を加算合成する加算回路と、 前記加算回路の出力信号を周波数変調して所定周波数帯
域のFM変調波とし、前記分離手段からの前記第2の信
号を前記FM変調波の周波数帯域よりも低域へ周波数変
換して低域変換信号とした後、これらFM変調波及び低
域変換信号を周波数分割多重する記録信号処理手段と、 前記記録信号処理手段により周波数分割多重された信号
をテープ状記録媒体に記録する記録手段と、 テープ状記録媒体に記録されている前記周波数分割多重
信号を再生する再生手段と、 前記再生手段から入力された再生周波数分割多重信号を
前記FM変調波と前記低域変換信号に分離し、分離した
前記FM変調波は周波数復調して前記第1の信号の復調
信号を出力し、分離した前記低域変換信号はもとの帯域
に周波数変換して前記第2の信号の再生信号を再生色信
号出力端子へ出力する再生信号処理手段と、 前記再生信号処理手段からの前記第1の信号の復調信号
を入力信号として受け、前記垂直解像度補強信号を抑圧
して再生輝度信号出力端子へ出力する抑圧回路とを有す
ることを特徴とする映像信号記録再生装置。 - 【請求項3】 前記抑圧回路に代えて、前記再生信号処
理手段からの前記第1の信号の復調信号を入力信号とし
て受け、前記水平輝度高域成分の下限周波数にほぼ等し
い周波数以下の周波数成分を濾波するフィルタと、前記
再生信号処理手段からの前記第2の信号の再生信号のジ
ッターと前記フィルタの出力信号のジッターとをそれぞ
れ除去するジッター除去手段とを設けたことを特徴とす
る請求項2記載の映像信号記録再生装置。 - 【請求項4】 前記抑圧回路に代えて、前記再生信号処
理手段からの前記第1の信号の復調信号を入力信号とし
て受け、前記復調信号中のジッターを除去して再生輝度
信号出力端子へ出力するジッター除去手段を設けると共
に、前記再生信号処理手段からの前記第2の信号の再生
信号を再生色信号出力端子へ出力することを特徴とする
請求項2記載の映像信号記録再生装置。 - 【請求項5】 前記ジッター除去手段から出力される復
調信号中の前記識別制御信号の前記水平解像度補強信号
の存在の有無を示すビット領域の値を、「無」を示す値
に書き換えて出力する手段を有することを特徴とする請
求項4記載の映像信号記録再生装置。 - 【請求項6】 標準方式カラーテレビジョン放送方式用
受像機の画面のアスペクト比よりも横長のアスペクト比
の受像機で表示される放送方式の映像信号で、かつ、輝
度信号及び搬送色信号に水平解像度補強信号、垂直解像
度補強信号及び識別制御信号が付加された映像信号の、
前記水平解像度補強信号の復調輝度高域成分を前記輝度
信号に合成した信号と前記垂直解像度補強信号及び識別
制御信号からなる時系列合成信号全体を周波数変調して
得た所定周波数帯域のFM変調波と、前記搬送色信号及
び前記水平解像度補強信号からなる多重信号を前記所定
周波数帯域より低域に周波数変換して得た低域変換信号
との周波数分割多重信号が回転ヘッドにより、順次の傾
斜トラックに記録されていることを特徴とする記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230976A JPH0984049A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230976A JPH0984049A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984049A true JPH0984049A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16916280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7230976A Pending JPH0984049A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 映像信号記録方法、記録再生装置及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0984049A (ja) |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP7230976A patent/JPH0984049A/ja active Pending
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