JPH0818999A - 高解像度補強信号対応記録再生装置 - Google Patents

高解像度補強信号対応記録再生装置

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JPH0818999A
JPH0818999A JP6147916A JP14791694A JPH0818999A JP H0818999 A JPH0818999 A JP H0818999A JP 6147916 A JP6147916 A JP 6147916A JP 14791694 A JP14791694 A JP 14791694A JP H0818999 A JPH0818999 A JP H0818999A
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JP
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signal
phase
recording
luminance
color
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JP6147916A
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Inventor
Kazumasa Ikeda
一雅 池田
Takashi Koga
隆史 古賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な回路構成で高解像度補強信号を含む映像
信号を記録再生可能であり、低価格化を得られ、輝度信
号系と色信号系の位相管理が所定の関係に厳密に得られ
るようにする。 【構成】高解像度補強信号と識別信号とを多重した映像
信号を入力信号として記録を行う装置において、信号分
離回路2は、入力信号を輝度信号と前記識別信号を含む
第1の多重信号と、色信号と前記高解像度補強信号を含
む第2の多重信号とに分離し、記録Y信号処理回路5、
記録C信号処理回路6、加算器7、記録ヘッド8は、第
1の多重信号と第2の多重信号に対してそれぞれ異なる
信号処理を行い記録媒体9記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高解像度補強信号を
付加した映像信号を入力とし、複数の信号に分離して記
媒体に記録し、また再生を行う高解像度補強信号対応記
録及び再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のNTSC方式のテレビジョン信号
は、周波数帯域4.2MHz、フレーム周波数30フレ
ーム/秒、走査線数525本/フレーム、アスペクト比
4:3である。近年、現行の伝送路を使用して高画質で
ワイドアスペクト比のワイド映像信号を伝送するEDT
V−2方式が検討されている。
【0003】図14にその概要を示す。このワイド映像
信号は、図14(A)に示すように4:3の現行のアス
ペクト比の画面中において、上下に無画部を設けた残り
の16:9のアスペクト比の画面に主画面部映像を伝送
するもので、通称レターボックス方式と呼ばれる。現行
の4:3の画面を有する受像機で再生すれば、上下に無
画部が生じた画面となる。またレターボックス方式の信
号をデコードする機能を有し、アスペクト比16:9の
画面を有するテレビジョン受像機で再生すれば、図14
(B)に示すように主画面部を画面一杯に拡大した画像
を得ることができる。
【0004】ここで、レターボックス方式の信号を作成
するエンコーダ側では、次のような処理が行われてい
る。アスペクト比16:9の画像信号を現行のアスペク
ト比4:3の中に圧縮して嵌め込むのであるから、主画
面部の走査線数は、480本から360本となり、12
0本減り、主画面部の垂直解像度が劣化する。そこで、
上下無画部に、垂直解像度補強信号を多重して伝送し、
デコーダ側ではこの垂直解像度補強信号を再生して、主
画面部の信号を480本に再現したときに補強信号を加
え高解像度の画像を再現できるようにしている。また、
現行のNTSC方式の信号の伝送帯域は、水平が4.2
MHzに制限されている。これに対してEDTV−2方
式では6MHzまでの水平成分が存在する。そこで4.
2MHz〜6MHzの水平高域成分を画面上では目立た
ないようにある位相のキャリアで変調し、主画面部の映
像信号(帯域4.2MHz)に重畳して伝送して、デコ
ーダ側で再現して主画面部の映像信号に加え、水平方向
の解像度も6MHzまで向上することが提案されてい
る。
【0005】図14(C)にはEDTV−2方式の信号
の一部を示している。EDTV−2方式の信号の第1フ
ィールドは、画面中央部の180本(飛び越し走査)の
水平走査期間に映像信号が存在し、画面上下部のそれぞ
れ30本の水平走査期間に垂直解像度補強信号が挿入さ
れ、さらに特定の1つの水平走査期間にEDTV−2方
式信号であることを示す識別信号が挿入されている。画
面中央の映像信号部分が主画面部であり、画面上下部の
補強信号部分が上下無画部である。また主画面部は、現
行のNTSC方式の信号であるが、ある垂直時間周波数
領域の色信号と共役領域には水平帯域を拡大するための
水平高域補強信号が挿入されている。
【0006】図15(A)には、水平高域補強信号を伝
送する場合の周波数領域を示している。水平高域補強信
号は、輝度信号の4.2MHz〜6MHzの高域成分を
約2MHz〜4MHzの帯域に周波数変換して、映像信
号に多重している。輝度信号は、DC〜4.2MHzの
帯域に存在し、色信号は2MHz〜4MHzの帯域に存
在する。従って、水平高域補強信号と色信号とは同じ水
平帯域に存在することになる。ところが、時間方向周波
数で見ると色信号と水平高域補強信号とは別の帯域に存
在するために分離することが可能である。
【0007】図15(B)に示す時間−垂直周波数領域
では、色信号は第2、第4象限に存在するが、水平高域
補強信号は第1、第3象限に存在する。従って、フィー
ルドコムフィルタを用いて分離することが可能である。
【0008】ところで、上記したEDTV−2方式の信
号も磁気記録再生装置(以下VTRと記す)にて記録、
再生されることが要望される。VTRにより上記のよう
な信号を記録したり、また再生したりすることを考える
と以下の手法が考えられる。
【0009】まず、水平高域補強信号を一旦復調し、輝
度信号に加算して輝度信号を4.2MHzから6MHz
の高解像度輝度信号に復元し、例えばVHS方式のVT
Rで記録、再生することである。そのシステムを示すと
例えば以下のようになる。
【0010】図16において、入力映像信号は端子10
0を介して輝度色を分離するY/C分離回路101に入
力される。分離された輝度信号は、記録Y信号処理回路
104に入力され、分離された色信号は、記録C信号処
理回路105に入力される。記録Y信号処理回路104
では、輝度信号のエンファシス、FM処理等が行われ、
FM輝度信号は加算器106に供給される。記録C信号
処理回路105では、色信号の低域周波数変換処理等が
行われ低域変換色信号は加算器106に供給される。加
算器106の出力は、記録増幅器(図示せず)を介して
記録ヘッド107に供給され、記録媒体である磁気テー
プ108に記録される。
【0011】記録した信号は再生ヘッド109で読み出
され、再生Y信号処理回路110、再生C信号処理回路
111に供給される。再生Y信号処理回路110では、
FM輝度信号の復調処理が行われ、また再生C信号処理
回路111では低域変換色信号を周波数変換して元の周
波数に戻す処理が行われる。出力端子112には復調さ
れた輝度信号、出力端子113には復調された色信号が
導出される。
【0012】図17には、Y/C分離回路101の構成
例を示している。入力端子100からの入力映像信号
は、C信号抽出回路120、Y信号抽出回路121、水
平高域補強信号抽出回路122、動き検出回路126、
キャリア発生回路127に供給される。C信号抽出回路
120で抽出された色信号は出力端子102に導出され
る。Y信号抽出回路121で抽出された輝度信号は、加
算器125に入力される。水平高域補強信号抽出回路1
22で抽出された水平高域補強信号(変調された状態)
は、復調回路123にて復調され、スイッチ124を介
して加算器125に供給される。これにより加算器12
5からは高解像度輝度信号が得られ出力端子102に導
出される。動き検出回路126は、画像動きを検出し、
画像動き検出信号を得、この動き検出信号でスイッチ1
24を制御する。画像が静止画のときのみスイッチ12
4がオンされる。キャリア発生回路127は、例えば識
別信号を用いて復調キャリアを得て復調回路123に供
給している。
【0013】図18の各種信号帯域は、上述した水平高
域補強信号の復調方法を説明するために示している。入
力輝度信号は、図18(a)のような帯域であり、入力
水平高域補強信号(周波数変換されている)は、図18
(b)のような帯域である。よって、これらを総合して
重畳しているEDTV−2方式の伝送信号は、図18
(c)に示すようになっている。Y信号抽出回路121
の出力は、図18(a)に示すような帯域の信号であ
る。また、水平高域補強信号抽出回路122の出力は、
図18(b)のような帯域の信号であり、これが、復調
回路123で復調されると、図18(d)に示すような
帯域の信号となる。この信号が(図18(a)、図18
(d))が加算器125で加算されるのであるから、図
18(e)に示すような帯域の信号が得られる。
【0014】図19には、水平高域補強信号抽出回路1
22の構成例を示している。入力端子100の入力映像
信号は、フレーム遅延回路130と減算器131に供給
される。減算器131にはフレーム遅延回路130の出
力が供給されている。減算器131からは、水平高域補
強信号と、色信号とが得られる。減算器131の出力
は、フィールド遅延回路132と減算器133に供給さ
れる。減算器133にはフィールド遅延回路132の出
力が供給されている。この構成によりフレームコムフィ
ルタが形成されており水平高域補強信号を得ることがで
きる。
【0015】上記したように、図16に示すVTRシス
テムでは、水平高域補強信号を再生し、これを輝度信号
に加えた後、磁気テープに記録を行うという手法を取っ
ている。このために、図17に示すように、水平高域補
強信号抽出回路122、復調回路123、選択回路12
4、加算器125、動き検出回路126、キャリア発生
回路127等の回路が必要である。この結果、上記のV
TRシステムではコストが増大する。特に水平高域補強
信号抽出回路122、動き検出回路126には、フレー
ム遅延回路、フィールド遅延回路等が必要であるが、こ
れらの回路は大規模のメモリを用いる回路であり、製品
コストを低減させることが困難な要因である。
【0016】図20にはEDTV−2方式の信号の垂直
ブランキング期間の一部に多重されている識別信号を示
している。この識別信号は、EDTV−2方式であるこ
とを受信側に知らしめるために挿入される信号である。
【0017】ここで、上記VTRシステムでEDTV−
2方式信号を記録、再生することを考えた場合、識別信
号の記録再生に対する配慮がなされていないために、識
別信号が正しく伝送されないことになる。この結果、テ
レビ受信機でEDTV−2方式の信号を正しく判定でき
ない場合があり、この場合、テレビ受信機では通常のN
TSC方式信号として処理することになる。よって、V
TRに一旦記録を行い、再生した場合、せっかくの高解
像度補強信号を利用できず画質を向上することができな
いことになる。
【0018】識別信号について、さらに説明を加える。
識別信号はデジタルデータを数十ビット使用するが、デ
ジタルデータの変調方式は種々考えられる。例えば、N
RZ、キャリアでの変調等である。また、水平高域補強
信号のキャリア位相情報である2MHz程度のバースト
信号を乗せる可能性もある。
【0019】上述したVTRにおいては、位相情報、つ
まり2MHzバースト信号は、上述したY/C分離回路
で、輝度信号として分離されるので輝度信号と一緒に記
録・再生処理される。一方、水平高域補強信号は、色信
号と同じに分離されるために、C信号伝送系で記録・再
生処理されることになる。よって、C信号伝送経路で伝
送される水平高域補強信号をテレビ受信機で復調する
際、位相情報(2MHzバースト信号)がY信号伝送経
路を通るために正しくキャリア再生(補強信号等を処理
するために重要となるキャリア)することが困難とな
る。これはVTR等ではY信号伝送経路とC信号伝送経
路との2つの伝送経路の信号伝送における位相管理が厳
格に成されていないからである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、水平
高域補強信号を復調して輝度信号を4.2MHzから
6.2MHzに帯域拡大して高解像度輝度信号を得て、
記録、再生を行う上述したVTR等の記録再生装置で
は、メモリ等のコストの高い部品を大く使用する回路構
成となり価格が増大すると言う問題がある。また上述し
たVTRの方式であると、輝度信号処理経路と、色信号
処理経路の相互間の位相管理が厳格になされおらず、再
生された高解像信号の画質が保証されないという問題が
ある。
【0021】そこでこの発明は、簡単な回路構成で高解
像度補強信号を含む映像信号を記録再生可能であり、低
価格化を得られる記録装置及び再生装置を提供すること
を目的とする。さらにまた、この発明は再生信号におい
て輝度信号系と色信号系の位相管理が所定の関係に厳密
に得られた高解像度補強信号を含む映像信号を得る記録
及び再生装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力映像信
号を複数の信号に分離して、それぞれの信号に異なる信
号処理経路で異なる信号処理を行い記録、再生を行うシ
ステムにおいて、DEV−2方式信号等の高解像度補強
信号を多重されている映像信号を記録再生する場合、記
録時には位相基準となる信号を輝度信号に付加して記
録、または、映像信号中の識別信号を輝度信号と同じ記
録伝送路で記録する手段を持ち、再生時には前記位相基
準信号または識別信号を用いて色副搬送波位相に当該位
相基準信号または識別信号の位相を合わせるように各信
号経路を位相制御する手段を持つものである。また、入
力映像信号の方式を方式検出手段で検出して信号分離回
路の動作を切り換えるようにしている。また、記録媒体
に記録された信号方式を方式検出手段で検出して位相制
御手段の動作を切り換えるようにしている。
【0023】
【作用】上記の手段により、入力映像信号がEDTV−
2方式等の高解像度補強信号をを含む場合、水平高域補
強信号をC信号伝送経路で伝送し水平高域補強信号のキ
ャリア位相を示す識別信号をY信号伝送経路で伝送て
も、上記位相制御手段によりYとC信号伝送経路におけ
る所定の信号の位相関係が厳格に管理されるために、キ
ャリア位相と水平高域補強信号の位相とが合致しテレビ
受信機で正しく水平高域補強信号が復調される。また、
水平高域補強信号を記録時には復調することなく、C信
号伝送経路で記録再生することにより記録時には水平高
域補強信号を復調する回路は不要となる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1(A)はこの発明の一実施例であり、図1
(B)、図1(C)は、それぞれ図1(A)の信号分離
回路の例を示している。入力端子1には、EDTV−2
方式の信号が供給され、信号分離回路2に入力される。
信号分離回路2は、出力端子3、4にそれぞれ分離出力
を得る。出力端子3の信号は、記録Y信号処理回路5に
入力され、出力端子4の信号は記録C信号処理回路6に
入力される。記録Y信号処理回路5で処理された信号
と、記録C信号処理回路6で処理された信号とは加算器
7で加算され、その加算出力は、記録増幅器(図示せ
ず)を介して記録ヘッド8を駆動し、記録媒体(磁気テ
ープ)9に記録される。
【0025】図1(B)は信号分離回路2の具体的一例
である。入力映像信号は、入力端子1を介してY信号抽
出回路11と、C信号及び水平高域補強信号抽出回路1
2と、選択回路15の一方の入力端に供給される。選択
回路15の他方の入力端には、Y信号抽出回路11の出
力が供給される。この選択回路15の出力が輝度信号伝
送経路の出力となる。選択回路15を制御する選択信号
16は、図示していないがEDTV−2方式信号の識別
信号を検出する識別信号検出回路から得られる。Y信号
抽出回路11は、輝度信号を分離導出し、選択回路15
は輝度信号を出力端子3に導出するが、入力端子1に識
別信号が到来したときはスルーにして直接出力端子3に
導出する。C信号及び水平高域補強信号抽出回路12
は、色信号と水平高域補強信号を抽出し、出力端子4に
導出する。この回路は通常の色信号分離回路でよくライ
ン相関を用いた分離回路、フレーム相関を用いた分離回
路であればよい。
【0026】図1(C)には信号分離回路2のさらに他
の実施例を示している。先の信号分離回路と同一部分に
は同一符号を付している。この回路は、Y信号抽出回路
11の出力がさらに位相基準信号付加回路14を介して
出力端子3に導出されるようになっている。他の部分は
先の分離回路と同じである。したがって、この分離回路
2から得られる輝度信号は、その適当な位置に位相基準
信号が付加されている。例えば水平ブランキング期間に
位相基準信号が付加されていることになる。
【0027】図2は、この発明に係わる再生装置を示し
ている。記録媒体9上に記録されている信号は、再生ヘ
ッド31でピックアップされ、再生増幅器(図示せず)
で増幅された後、再生Y信号処理回路32、再生C信号
処理回路34に供給される。再生Y信号処理回路32
は、FM輝度信号をFM復調する。この回路からの再生
信号は、輝度信号と位相基準信号または識別信号であ
る。再生C信号処理回路34からの再生信号は、色信号
と水平高域補強信号である。再生Y信号処理回路32
と、再生C信号処理回路34の出力端子33、35は、
位相制御回路36に接続されている。位相制御回路36
は、色信号系統の色副搬送波と、輝度信号系統の位相基
準信号または識別信号との位相差が所定の関係となるよ
うに位相制御を行い、各系統の再生信号を出力端子37
と38に出力する。
【0028】上記のように位相管理された輝度信号系統
と色信号系統の信号がEDTV−2方式対応のテレビ受
信機に供給された場合、受信機では正確に水平高域補強
信号を復調することができ高画質の映像を得ることがで
きる。
【0029】図3には位相制御回路36の具体的構成例
を示している。入力端子40には再生Y信号処理回路3
2からの再生信号が供給され、入力端子47には再生C
信号処理回路34からの再生信号が入力される。入力端
子40の信号は、可変遅延回路41を介して出力端子3
7に導出されるとともに、位相基準信号抽出回路43に
入力される。位相基準信号(または識別信号)抽出回路
43は、再生輝度信号に含まれる位相基準信号(または
識別信号)を抽出し、位相検出回路44に供給する。位
相検出回路44は、入力端子45に供給される基準色副
搬送波と先の位相基準信号(または識別信号)との位相
誤差を検出し、その位相誤差検出出力をループフィルタ
46に供給する。ループフィルタ46の平滑出力は、可
変遅延回路41の遅延量制御端子に供給されている。こ
れにより、位相基準信号は、基準色副搬送波との位相関
係が所定の関係となるように位相制御される。
【0030】一方、入力端子47の再生信号は、復調回
路48に入力される。復調回路48には復調用キャリア
として先の基準色副搬送波(第1のキャリア)とこれを
90度移相器49で90度移相した搬送波(第2のキャ
リア)とが供給されている。復調回路48からは、2種
類の復調出力が得られ、この復調出力は、それぞれ可変
遅延回路50a、50bを介して変調器51に入力され
る。復調出力としては、2種類の色差信号であり、また
水平高域補強信号も2種類のベースバンド信号となって
いる。可変遅延回路51a、51bにおいては、遅延量
が先のループフィルタ46の出力により制御される。
【0031】遅延調整されたベースバンド信号は変調器
51において、再変調され、色信号と水平高域補強信号
となり出力端子38に導出される。変調器51における
変調キャリアも先の基準色副搬送波(第1のキャリア)
とこれを90度移相器52で90度移相した搬送波(第
2のキャリア)とが用いられている。これにより、出力
端子38から得られる色信号(水平高域補強信号を含
む)も基準色副搬送波と所定の位相関係に維持されるこ
とになる。よって、出力端子37、38に得られる信号
間も基準色副搬送波と所定の位相関係に維持されること
になる。
【0032】図4は、位相制御回路36の他の具体的構
成例を示している。先の位相制御回路はフィードバック
ループタイプの回路であるが、図4の回路はフィードフ
ォワードタイプの回路である。先の回路と同一部分には
同一符号を付して、異なる部分を説明する。入力端子4
0は、位相基準信号(または識別信号)抽出回路54に
接続されている。この位相基準信号抽出回路54から抽
出された位相基準信号(または識別信号)は、位相検出
回路55に入力される。この位相検出回路55は、入力
端子45からの基準色副搬送波と位相基準信号(または
識別信号)との位相差を検出し、その位相差検出出力は
ループフィルタ56で平滑され、可変遅延回路41、可
変遅延回路50a、50bの遅延量制御信号として用い
られる。他の部分の動作は、先の実施例と同じである。
【0033】図5は、位相制御回路36のさらに他の具
体的構成例を示している。図3の実施例と同一部分には
同一符号を付して、異なる部分を説明する。図3の実施
例ではC信号系において復調処理、変調処理を行った
が、この実施例では、入力端子47の信号が可変遅延回
路60に直接入力され、この可変遅延回路60の出力が
出力端子38に導出される構成となっている。可変遅延
回路60の遅延量は、ループフィルタ46の出力で制御
される。
【0034】図6は、位相制御回路36のさらに他の具
体的構成例を示している。図4の実施例と同一部分には
同一符号を付して、異なる部分を説明する。図4の実施
例ではC信号系において復調処理、変調処理を行った
が、この実施例では、入力端子47の信号が可変遅延回
路61に直接入力され、この可変遅延回路61の出力が
出力端子38に導出される構成となっている。可変遅延
回路61の遅延量は、ループフィルタ56の出力で制御
される。
【0035】図7は、この発明に係わる記録再生装置を
示している。入力端子70には、EDTV−2方式の信
号が供給され、信号分離回路71に入力される。信号分
離回路71の一方の分離信号は、記録Y信号処理回路7
2に入力され、他方の分離信号は記録C信号処理回路7
3に入力される。記録Y信号処理回路72で処理された
信号と、記録C信号処理回路73で処理された信号とは
加算器74で加算され、その加算出力は、記録増幅器
(図示せず)を介して記録ヘッド75を駆動し、記録媒
体(磁気テープ)76に記録される。
【0036】記録媒体76上に記録されている信号は、
再生ヘッド77でピックアップされ、再生増幅器(図示
せず)で増幅された後、再生Y信号処理回路78、再生
C信号処理回路79に供給される。再生Y信号処理回路
78は、FM輝度信号をFM復調する。この回路からの
再生信号は、輝度信号と位相基準信号または識別信号で
ある。再生C信号処理回路79からの再生信号は、色信
号と水平高域補強信号である。再生Y信号処理回路78
と、再生C信号処理回路79の出力端子は、位相制御回
路80に接続されている。位相制御回路80は、色信号
系統の色副搬送波と、輝度信号系統の位相基準信号また
は識別信号との位相差が所定の関係となるように位相制
御を行い、各系統の再生信号を出力端子81と82に出
力する。
【0037】図8は、この発明に係わる記録装置を示し
ている。図1(A)の実施例と同一部分には同一符号を
付して、異なる部分を説明することにする。入力端子1
には信号方式検出回路90が接続され、この信号方式検
出回路90の方式検出出力が信号分離回路2の制御部に
入力される。
【0038】テレビジョン放送としては、当面の間は、
水平高域補強信号を含むEDTV−2方式の信号と、現
行のNTSC方式の信号が混在することになる。そこで
入力映像信号がEDTV−2方式であるか否かを判定す
ることになる。判定は例えば識別信号が多重されている
かどうか、あるは上下無画部が存在するかどうか等によ
り判定される。
【0039】EDTV−2方式の信号が到来していると
きは、図1(B)、図1(C)で説明したしたような動
作が信号分離回路2で実行されるが、通常のNTSC方
式の信号が到来していると判定され場合は、以下のよう
な処理モードに制御される。即ち、信号分離回路2が図
1(B)に示すような回路であった場合、選択回路16
は強制的に記録Y信号抽出回路11の出力のみを出力端
子3に導出する状態に固定制御される。また、信号分離
回路2が図1(C)に示すような回路であった場合、位
相基準信号付加回路14の動作が停止され、Y信号抽出
回路11の出力を出力端子3に直接導出される状態に制
御される。
【0040】図9は、この発明に係わる再生装置を示し
ている。図2の実施例と同一部分には同一符号を付し
て、異なる部分を説明することにする。この実施例で
は、再生Y信号処理回路32の出力端子33、再生C信
号処理回路34の出力端子35が信号方式検出回路91
に接続されている。そして、この信号方式検出回路91
の検出出力が位相制御回路36の制御部に供給される。
記録媒体に記録されている信号としては、水平高域補強
信号を含むEDTV−2方式の信号と、現行のNTSC
方式の信号が混在することになる。そこで再生映像信号
がEDTV−2方式であるか否かを判定する必要があ
る。EDTV−2方式の再生信号が入力したときは、位
相制御回路36における位相制御動作を行わせる。ED
TV−2方式の信号でない場合には、位相制御回路36
における位相制御動作が停止される。位相制御動作の停
止としては、例えば、ループフィルタの出力を一定値に
固定すること実現できる。また位相検出回路44や55
の動作を完全に停止することでも実現できる。さらにま
た可変遅延回路の遅延時間を固定にすることでも実現で
きる。
【0041】図10は、この発明に係わる記録再生装置
を示している。図7の実施例と同一部分には同一符号を
付して、異なる部分を説明することにする。この実施例
では、記録側に図8で説明したような信号方式検出回路
200を設け、再生側に図9で説明したような信号方式
検出回路201を設けている。
【0042】図11には、輝度信号に対し付加され位相
基準信号の各種信号波形例を示している。図11(a)
は、輝度信号に対して入力映像信号に含まれるカラーバ
ースト信号と同じ信号を付加した例である。このバース
ト状信号は、少なくともフィールドに1ライン分付加さ
れていれば良い。またカラーバーストと同じライン数分
付加してもよい。位相は任意であって良いがあらかじめ
決められた位相であることが必要である。図11(b)
は映像信号の絵柄期間に色副搬送波と同じ周波数で既定
位相の信号を付加した例である。信号を付加するライン
は任意で良いが位相基準信号を付加する場合、輝度信号
情報を一定DCにしておく方が無難である。それは輝度
信号と位相基準信号の分離が簡単に行えるからである。
もっとも一定DCにすることをこの発明で限定するもの
ではない、輝度信号と位相基準信号の分離が容易に行え
ればよい。図11(c)は、ステップ信号を用いた例で
ある。ステップ信号の立上がりまたは立ち下がりが色副
搬送波位相と同じであることが条件である。この場合、
再生側で色副搬送波との位相検出は、ステップ信号の立
上がりまたは立ち下がり検出タイミングとの位相比較に
より実現される。立上がり立ち下がりの両方を利用すれ
ば、検出精度を上げることもできる。
【0043】以上、位相基準信号として輝度信号に付加
する信号の例を説明したが、これら信号は少なくとも1
フィールドに1回位相検出できればよいのであり、付加
するライン数等を制限するものではない。
【0044】また識別信号を用いて上記と同様の位相検
出を行うこともできる。識別信号の最初のNRZ信号を
図11(c)のステップ信号として利用することもでき
る。また識別信号の色副搬送波で変調されたデジタルデ
ータを使用することも可能であり、この場合は図11
(b)の信号波形に相当する。
【0045】次に、上記した各実施例において分離した
信号を再度加算して、コンポジット信号を得るコンポジ
ット信号作成手段について説明する。図12は、図1
(C)に示す実施例(信号分離回路2)に合成手段を付
加した例である。即ち、位相基準信号付加回路14の出
力は、位相基準信号除去回路1000にも供給される。
ここでは位相基準信号が例えばその反転信号と合成され
ることにより除去される。位相基準信号除去回路100
0の出力とC信号及び水平高域補強信号抽出回路12の
出力は、加算器1001で加算され、出力端子1002
を介して例えばEDTV受信機に供給される。
【0046】図13は、図9の再生装置に、さらにコン
ポジット信号作成手段を追加して示している。位相制御
回路36から得られた輝度信号系統の出力信号は、位相
基準信号除去回路1003に入力された後、加算器10
04に入力され、ここで位相制御回路36から得られた
色信号系統の出力信号と加算され、コンポジット信号と
なり、出力端子1005に導出される。上記のように構
成すれば、S端子出力としてのみならず、コンポジット
信号出力端子を得ることができ、EDTV−2方式テレ
ビ受信機に供給することができる。
【0047】このようにVTRの構成を大幅に変更する
ことなく、EDTV−2方式の放送信号のように高解像
度補強信号を含む信号を記録、再生することができる。
またEDTV−2方式の放送信号では、画面の上下無画
部に垂直解像度補強信号を多重して伝送するようになっ
ている。画面の上下無画部期間は、上記した水平高域補
強信号とは異なる期間であるために、垂直解像度補強信
号が多重されているからといって、上述した水平高域補
強信号のための信号処理方式を変更する必要はない。逆
に、本発明の処理回路が垂直解像度補強信号の処理に制
限を与えるものでもない。
【0048】以上説明したように、この発明のシステム
では、水平高域補強信号を抽出して復調することなく、
入力映像信号からC信号と一緒に分離抽出して記録再生
するように構成されている。従って、従来の記録再生装
置、例えばS−VHS VTR等を若干改良することで
記録再生が可能であり、極めて低コストで記録再生装置
を実現でき、従来の装置とさほど変わりがない。またE
DTV−2方式の信号を記録再生できる装置を安価に提
供できることは、EDTV−2方式の普及に重要な意味
をもつ。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
簡単な回路構成で高解像度補強信号を含む映像信号を記
録再生可能であり、低価格化を得られる記録装置及び再
生装置を得る。さらにまた、この発明は再生信号におい
て輝度信号系と色信号系の位相管理が所定の関係に厳密
に得られた高解像度補強信号を含む映像信号を得る記録
及び再生装置を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の記録装置における一実施例を示す
図。
【図2】この発明の再生装置における一実施例を示す
図。
【図3】図2の位相制御回路の例を示す図。
【図4】位相制御回路の他の例を示す図。
【図5】位相制御回路のさらに他の例を示す図。
【図6】位相制御回路のまた他の例を示す図。
【図7】この発明の記録再生装置における一実施例を示
す図。
【図8】この発明の記録装置における他の実施例を示す
図。
【図9】この発明の再生装置における他の実施例を示す
図。
【図10】この発明の記録再生装置における他の実施例
を示す図。
【図11】位相基準信号の波形例を示す図。
【図12】この発明の記録装置におけるさらに他の実施
例を示す図。
【図13】この発明の再生装置におけるさらに他の実施
例を示す図。
【図14】EDTV−2方式信号の説明図。
【図15】同じくEDTV−2方式信号の説明図。
【図16】VTRの構成を示す図。
【図17】従来考えられるY/C分離回路を示す図。
【図18】EDTV−2方式信号の説明図。
【図19】従来考えられる水平高域補強信号抽出回路の
例を示す図。
【図20】識別信号の波形を示す図。
【符号の説明】
2、71…信号分離回路、5、72…記録Y信号処理回
路、6、73…記録C信号処理回路、7、74…加算
器、8、75…記録ヘッド、9、76…記録媒体、3
1、77…再生ヘッド、32、78…再生Y信号処理回
路、34、79…再生C信号処理回路、36、80…位
相制御回路、90、91、200、201…信号方式検
出回路、1000、1003…位相基準信号除去回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/00 A 9/80 Z

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高解像度補強信号と識別信号とを多重した
    映像信号を入力信号として記録を行う装置において、 前記入力信号を輝度信号と前記識別信号を含む第1の多
    重信号と、色信号と前記高解像度補強信号を含む第2の
    多重信号とに分離する分離手段と、 前記第1の多重信号と第2の多重信号に対してそれぞれ
    異なる信号処理を行い記録媒体に記録する記録手段とを
    具備したことを特徴とする高解像度補強信号対応記録装
    置。
  2. 【請求項2】高解像度補強信号と識別信号とを多重した
    映像信号を入力信号として記録を行う装置において、 前記入力信号を輝度信号と、色信号と前記高解像度補強
    信号を含む信号とに分離する分離手段と、 前記輝度信号に対して位相基準信号を付加して第1の多
    重信号とし、色信号と前記高解像度補強信号を含む信号
    を第2の多重信号とし、それぞれの多重信号に対してそ
    れぞれ異なる信号処理を行い記録媒体に記録する記録手
    段とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号対応
    記録装置。
  3. 【請求項3】高解像度補強信号を多重した映像信号を記
    録媒体から再生する装置において、 前記記録媒体に記録されている信号が位相基準信号を付
    加した輝度信号を含む第1の記録信号と、色信号及び高
    解像補強信号を含む第2の記録信号であり、 前記記録媒体から再生された前記第1、第2の記録信号
    にそれぞれ再生処理を行う輝度系及び色系の再生手段
    と、 前記輝度系再生手段から得られた前記位相基準信号と色
    副搬送波との位相差情報を検出し、再生された輝度信号
    の特定位相を前記色副搬送波の位相に合わせる位相制御
    手段とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号対
    応再生装置。
  4. 【請求項4】高解像度補強信号を多重した映像信号を記
    録媒体から再生する装置において、 前記記録媒体に記録されている信号が輝度信号と識別信
    号を含む第1の記録信号と、色信号と高解像度補強信号
    とを含む第2の記録信号であり、 前記記録媒体から再生された前記第1、第2の記録信号
    にそれぞれ再生処理を行う輝度系及び色系の再生手段
    と、 前記輝度系再生手段から得られた前記識別信号と色副搬
    送波との位相差情報を検出し、再生された輝度信号の特
    定位相を前記色副搬送波の位相に合わせる位相制御手段
    とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号対応再
    生装置。
  5. 【請求項5】高解像度補強信号を多重した映像信号を入
    力信号として記録し、また記録信号を再生する装置にお
    いて、 前記入力信号を輝度信号と、色信号と前記高解像度補強
    信号を含む信号とに分離する分離手段と、 前記輝度信号に対して位相基準信号を付加して第1の多
    重信号とし、色信号と前記高解像度補強信号を含む信号
    を第2の多重信号とし、それぞれの多重信号に対してそ
    れぞれ異なる信号処理を行い記録媒体に記録する記録手
    段と、 前記記録媒体から再生された前記第1、第2の多重信号
    にそれぞれ再生処理を行う輝度系及び色系の再生手段
    と、 前記輝度系再生手段から得られた前記位相基準信号と色
    副搬送波との位相差情報を検出し、再生された輝度信号
    の特定位相を前記色副搬送波の位相に合わせる位相制御
    手段とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号対
    応記録再生装置。
  6. 【請求項6】高解像度補強信号と識別信号を多重した映
    像信号を入力信号として記録し、また記録信号を再生す
    る装置において、 前記入力信号を輝度信号と前記識別信号を含む第1の多
    重信号と、色信号と前記高解像度補強信号を含む第2の
    多重信号とに分離する分離手段と、 前記第1の多重信号と第2の多重信号に対してそれぞれ
    異なる信号処理を行い記録媒体に記録する記録手段と、 前記記録媒体から再生された前記第1、第2の多重信号
    にそれぞれ再生処理を行う輝度系及び色系の再生手段
    と、 前記輝度系再生手段から得られた前記識別信号と色副搬
    送波との位相差情報を検出し、再生された輝度信号の特
    定位相を前記色副搬送波の位相に合わせる位相制御手段
    とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号対応記
    録再生装置。
  7. 【請求項7】入力映像信号の信号方式を検出する方式検
    出手段と、 前記方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含まれて
    いることを検出したときは前記位相基準信号を前記輝度
    信号に付加し、前記高解像度補強信号が含まれていない
    ことを検出したときは前記位相基準信号の付加を停止す
    る手段とを有したことを特徴とする請求項2記載の高解
    像度補強信号対応記録装置。
  8. 【請求項8】入力映像信号の信号方式を検出する方式検
    出手段と、 前記方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含まれて
    いることを検出したときは前記識別信号を前記輝度信号
    の出力端と同じ出力端に導出し、前記高解像度補強信号
    が含まれていないことを検出したときは前記識別信号の
    出力を停止する手段とを有したことを特徴とする請求項
    2記載の高解像度補強信号対応記録装置。
  9. 【請求項9】前記再生手段から得られた再生信号を用い
    て映像信号の信号方式を検出する方式検出手段と、 前記方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含まれて
    いることを検出したときは前記位相制御手段の位相制御
    動作をアクティブとし、前記高解像度補強信号が含まれ
    ていないことを検出したときは前記位相制御手段の位相
    制御動作を停止する手段とを有したことを特徴とする請
    求項3、4のいずれかに記載の高解像度補強信号対応再
    生装置。
  10. 【請求項10】入力映像信号の信号方式を検出する第1
    の方式検出手段と、 前記第1の方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含
    まれていることを検出したときは前記位相基準信号を前
    記輝度信号に付加し、前記高解像度補強信号が含まれて
    いないことを検出したときは前記位相基準信号の付加を
    停止する手段と、 前記再生手段から得られた再生信号を用いて映像信号の
    信号方式を検出する第2の方式検出手段と、 前記第2の方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含
    まれていることを検出したときは前記位相制御手段の位
    相制御動作をアクティブとし、前記高解像度補強信号が
    含まれていないことを検出したときは前記位相制御手段
    の位相制御動作を停止する手段とを有したことを特徴と
    する請求項5記載の高解像度補強信号対応記録再生装
    置。
  11. 【請求項11】入力映像信号の信号方式を検出する第1
    の方式検出手段と、 前記第1の方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含
    まれていることを検出したときは前記識別信号を前記輝
    度信号の出力端と同じ出力端に導出し、前記高解像度補
    強信号が含まれていないことを検出したときは前記識別
    信号の出力を停止する手段と、 前記再生手段から得られた再生信号を用いて映像信号の
    信号方式を検出する第2の方式検出手段と、 前記第2の方式検出手段が、前記高解像度補強信号が含
    まれていることを検出したときは前記位相制御手段の位
    相制御動作をアクティブとし、前記高解像度補強信号が
    含まれていないことを検出したときは前記位相制御手段
    の位相制御動作を停止する手段とを有したことを特徴と
    する請求項6記載の高解像度補強信号対応記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】入力映像信号に含まれるカラーバースト
    信号を位相基準信号として、前記入力映像信号から分離
    した輝度信号に付加し、このカラーバースト信号を含む
    輝度信号を記録する手段を有したことを特徴とする高解
    像度補強信号対応記録装置。
  13. 【請求項13】入力映像信号に対応する色副搬送波と同
    じ周波数の位相基準信号を既定の位相で、前記入力映像
    信号から分離した輝度信号に付加し、この位相基準信号
    を含む輝度信号を記録する手段を有したことを特徴とす
    る高解像度補強信号対応記録装置。
  14. 【請求項14】入力映像信号に対応する色副搬送波位相
    と立上がりまたは立ち下がり位相が一致したステップ信
    号を位相基準信号とし、前記入力映像信号から分離した
    輝度信号に付加し、この位相基準信号を含む輝度信号を
    記録する手段を有したことを特徴とする高解像度補強信
    号対応記録装置。
  15. 【請求項15】高解像度補強信号を多重した映像信号を
    記録媒体から再生する装置において、 再生映像信号から得られた輝度信号と位相基準信号を含
    む第1の信号と、色信号と高解像度補強信号を含む第1
    の信号とがそれぞれ供給される第1、第2の可変遅延手
    段と、 前記第1の可変遅延手段の入力又は出力側の前記位相基
    準信号と色副搬送波との位相差情報を得る位相差検出手
    段と、 前記位相差検出手段の出力に基づいて前記第1と第2の
    可変遅延手段の遅延量を制御し、前記色副搬送波の位相
    と前記位相基準信号の位相とを所定の関係に制御する位
    相制御手段とを具備したことを特徴とする高解像度補強
    信号対応再生装置。
  16. 【請求項16】高解像度補強信号を多重した映像信号を
    記録媒体から再生する装置において、 再生映像信号から得られた輝度信号と識別信号を含む第
    1の信号と、色信号と高解像度補強信号を含む第1の信
    号とがそれぞれ供給される第1、第2の可変遅延手段
    と、 前記第1の可変遅延手段の入力又は出力側の前記識別信
    号と色副搬送波との位相差情報を得る位相差検出手段
    と、 前記位相差検出手段の出力に基づいて前記第1と第2の
    可変遅延手段の遅延量を制御し、前記色副搬送波の位相
    と前記識別信号の位相とを所定の関係に制御する位相制
    御手段とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号
    対応再生装置。
  17. 【請求項17】高解像度補強信号を多重した映像信号を
    記録媒体から再生する装置において、 再生映像信号から得られた輝度信号と位相基準信号を含
    む第1の信号が供給される第1の可変遅延手段と、 色信号と高解像度補強信号を含む第1の信号が供給さ
    れ、この第1の信号を色副搬送波で復調処理する復調手
    段と、 前記復調手段で得られた復調信号が供給される第2の可
    変遅延手段と、 前記第1の可変遅延手段の入力又は出力側の前記位相基
    準信号と前記色副搬送波との位相差情報を得る位相差検
    出手段と、 前記位相差検出手段の出力に基づいて前記第1と第2の
    可変遅延手段の遅延量を制御し、前記色副搬送波の位相
    と前記位相基準信号の位相とを所定の関係に制御する位
    相制御手段と、 前記第2の可変遅延手段から出力された復調出力を前記
    色副搬送波で変調して出力する変調手段とを具備したこ
    とを特徴とする高解像度補強信号対応再生装置。
  18. 【請求項18】高解像度補強信号を多重した映像信号を
    記録媒体から再生する装置において、 再生映像信号から得られた輝度信号と識別信号を含む第
    1の信号が供給される第1の可変遅延手段と、 色信号と高解像度補強信号を含む第1の信号が供給さ
    れ、この第1の信号を色副搬送波で復調処理する復調手
    段と、 前記復調手段で得られた復調信号が供給される第2の可
    変遅延手段と、 前記第1の可変遅延手段の入力又は出力側の前記識別信
    号と前記色副搬送波との位相差情報を得る位相差検出手
    段と、 前記位相差検出手段の出力に基づいて前記第1と第2の
    可変遅延手段の遅延量を制御し、前記色副搬送波の位相
    と前記識別信号の位相とを所定の関係に制御する位相制
    御手段と、 前記第2の可変遅延手段から出力された復調出力を前記
    色副搬送波で変調して出力する変調手段とを具備したこ
    とを特徴とする高解像度補強信号対応再生装置。
  19. 【請求項19】前記輝度信号に付加される位相基準信号
    は、カラーバースト信号、または色副搬送波と同じ周波
    数で既定位相の信号、または色副搬送の位相と立上がり
    または立ち下がり位相が一致したステップ信号であるこ
    とを特徴とする請求項15、17のいずれかに記載の高
    解像度補強信号対応再生装置。
  20. 【請求項20】複数の異なる高解像度補強信号を多重し
    た映像信号を入力信号として記録を行う装置において、
    少なくとも前記高解像補強信号の1つである水平高域補
    強信号は、色信号と同じ伝送路で記録する手段を有する
    ことを特徴とする高解像度補強信号対応記録装置。
  21. 【請求項21】高解像度補強信号と識別信号とを多重し
    た映像信号を入力信号として記録を行う装置において、 前記入力信号を輝度信号と、色信号と前記高解像度補強
    信号を含む信号とに分離する分離手段と、 前記輝度信号に対して位相基準信号を付加して第1の多
    重信号とし、色信号と前記高解像度補強信号を含む信号
    を第2の多重信号とし、それぞれの多重信号に対してそ
    れぞれ異なる信号処理を行い記録媒体に記録する記録手
    段と、 前記第1の多重信号から前記位相基準信号を除去して、
    前記輝度信号を得、この輝度信号に前記第2の多重信号
    を加算し、コンポジット信号を得るコンポジット信号作
    成手段とを具備したことを特徴とする高解像度補強信号
    対応記録装置。
  22. 【請求項22】高解像度補強信号を多重した映像信号を
    記録媒体から再生する装置において、 前記記録媒体に記録されている信号が位相基準信号を付
    加した輝度信号を含む第1の記録信号と、色信号及び高
    解像補強信号を含む第2の記録信号であり、 前記記録媒体から再生された前記第1、第2の記録信号
    にそれぞれ再生処理を行う輝度系及び色系の再生手段
    と、 前記輝度系再生手段から得られた前記位相基準信号と色
    副搬送波との位相差情報を検出し、再生された輝度信号
    の特定位相を前記色副搬送波の位相に合わせる位相制御
    手段と、 前記位相制御手段から得られた位相基準信号及び輝度信
    号との中から、前記位相基準信号を除去し、残った輝度
    信号と前記色信号及び高解像度補強信号とを加算してコ
    ンポジット信号を得る手段とを具備したことを特徴とす
    る高解像度補強信号対応再生装置。
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