JPH0982689A - プラズマ処理装置およびその方法 - Google Patents

プラズマ処理装置およびその方法

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JPH0982689A
JPH0982689A JP7240268A JP24026895A JPH0982689A JP H0982689 A JPH0982689 A JP H0982689A JP 7240268 A JP7240268 A JP 7240268A JP 24026895 A JP24026895 A JP 24026895A JP H0982689 A JPH0982689 A JP H0982689A
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chamber
work
plasma
medium gas
neutral active
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JP7240268A
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English (en)
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Yutaka Uchida
裕 内田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は媒質ガスを励起してプラズマ化す
ることで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、中性
活性粒子によってワ−クを処理できるようにしたプラズ
マ処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 媒質ガスが導入されるとともにワ−ク1
1が設置されるチャンバ1を有し、このチャンバ内に導
入される上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで
発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、上記チャンバ
内に設けられた粒子選択壁としてのグリッド6を通過す
る中性活性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ
処理装置において、上記粒子選択壁が、少なくとも上記
媒質ガスに対向する表面が誘電体6Aからなる粒子選択
壁であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は媒質ガスを励起す
ることで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、中性
活性粒子によってワ−クを処理するプラズマ処理装置お
よびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】媒質ガスを励起してプラズマ化し、それ
によって発生する粒子でチャンバ内に設置されたワ−ク
にエッチングやアッシングなどの処理を行うプラズマ処
理装置が知られている。
【0003】媒質ガスを励起する手段としてはマイクロ
波が知られている。媒質ガスがマイクロ波によって励起
されてプラズマ状態になると、そのプラズマ中には活性
粒子のみならず、イオンや電子などの種々の粒子が混在
する。プラズマ処理に際しては、プラズマ中の粒子のう
ち、荷電粒子と中性活性粒子がワ−クに対して作用する
ことになる。
【0004】しかしながら、ワ−クにたとえば損傷し易
い薄膜が形成されているような場合、荷電粒子は上記ワ
−クに与える衝撃が大きく、薄膜を損傷させる虞がある
ため、中性活性粒子だけを上記ワ−クに作用させてプラ
ズマ処理するということが行われている。そのような例
としては、たとえばケミカルドライエッチング(CD
E)などが知られている。
【0005】従来、荷電粒子がワ−クに作用するのを阻
止するためには、チャンバ内の、媒質ガスをマイクロ波
で励起してプラズマを発生させるプラズマ発生領域と、
このプラズマ発生領域で発生した粒子によってワ−クを
処理するプロセス領域との境界部分にパンチングプレ−
トや金網等で作られたシャワ−ヘッドを設ける。そし
て、このシャワ−ヘッドを接地電位に保持することで、
荷電粒子とシャワ−ヘッドと野間にイオン−電子再結合
を起こさせて、上記プラズマ領域を電気的に閉じ込め
る。荷電粒子は接地電位にあるシャワ−ヘッドにより閉
じ込められるが、他方、中性活性粒子は再結合を起こす
ことがないから、シャワ−ヘッドに設けられる微小な穴
を通過し、ワ−ク表面に達する。すなわち、この中性活
性粒子により、ワ−クの処理が行われる。
【0006】上記シャワ−ヘッドの開口率を大きくして
いくと、プロセス領域に荷電粒子が流れ込んだり、マイ
クロ波が透過してしまうため、通常、上記シャワ−ヘッ
ドは開口率が30%程度に設定されている。
【0007】しかしながら、シャワ−ヘッドの開口率が
30%程度であると、プラズマ領域で発生した荷電粒子
の流出を阻止するだけでなく、中性活性粒子の流出も阻
止され、十分にプロセス領域へ到達しなくなるから、プ
ロセス領域において高い反応レ−トを得ることができな
くなるということがある。高い反応レ−トを得るために
はプラズマ領域へのマイクロ波の入力を高くしなければ
ならないから、発熱によるシャワ−ヘッドの変形などが
問題となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなエッチヌ装
置では加工効率の向上が要求されており、そのためにプ
ラズマに励起密度を高めることが必要である。しかし、
一般にワ−クは金属である場合が多く、発生させるアッ
シングガスは金属に対する浸食性の高いものにしている
ということがある。一方、シャワ−ヘッドもアルミニウ
ムなどの金属で作られている。そのため、励起密度を高
めることによって、シャワ−ヘッドがガスによる浸食を
大きく受けるということある。
【0009】また、エッチングレ−トを上げるために励
起密度を高めると、電子温度などが上昇し、粒子の運動
エネルギが増加する。このような大きな運動エネルギを
持つ活性粒子の流出を阻止するためには更にシャワ−ヘ
ッドの開口率を小さくしなければならないが、この方法
では同時に中性粒子のワ−ク表面への到達率も低下する
ため、結果的に加工効率の低下を招いていた。
【0010】この発明は上記事情にもとづきなされたも
ので、その目的とするところは、加工効率を落とすこと
なく、装置の耐久性を維持したままでプラズマの励起密
度を高めることが可能なプラズマ処理装置およびその方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載された発明は、媒質ガスが導入される
とともにワ−クが設置されるチャンバを有し、このチャ
ンバ内に導入される上記媒質ガスを励起してプラズマ化
することで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、上
記チャンバ内に設けられた粒子選択壁を通過する中性活
性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ処理装置
において、上記粒子選択壁が、少なくとも上記媒質ガス
に対向する表面が誘電体からなる粒子選択壁であること
を特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、媒質ガスが導入される
とともにワ−クが設置されるチャンバを有し、このチャ
ンバ内に導入される上記媒質ガスを励起してプラズマ化
することで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、上
記チャンバ内に設けられた粒子選択壁を通過する中性活
性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ処理装置
において、上記粒子選択壁に電圧を印加し静電力を発生
させる静電力発生手段を具備することを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、媒質ガスが導入される
とともにワ−クが設置されるチャンバを有し、このチャ
ンバ内に導入される上記媒質ガスを励起してプラズマ化
することで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、上
記チャンバ内に設けられた粒子選択壁を通過する中性活
性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ処理方法
において、上記粒子選択壁に、上記家電粒子に対応した
電荷を誘起することを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、上記チャンバには、表面に異なる極
性の静電力を発生する2つの誘電体が設けられているこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、媒質ガスが導入される
とともにワ−クが設置されるチャンバを有し、このチャ
ンバ内に導入された上記媒質ガスを励起してプラズマ化
することで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、中
性活性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ処理
装置において、誘電体によって形成されているとともに
上記チャンバ内に設けられその内部に電極を有する支持
具と、この支持具によって支持され上記電極に電圧が印
加されることで支持具に発生する静電気を帯電しその静
電力で上記荷電粒子が上記ワ−クへ到達するのを阻止す
る金属製のグリッドとを具備したことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、媒質ガスが導入される
とともにワ−クが設置されるチャンバを有し、このチャ
ンバ内に導入された上記媒質ガスを励起してプラズマ化
することで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、中
性活性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ処理
装置において、上記チャンバに設けられた支持具と、こ
の支持具に上記チャンバと電気的に絶縁されて支持され
た金属製のグリッドと、このグリッドの近傍に配置され
無声放電が点弧されることで上記グリッドに静電気を帯
電させその静電力で上記荷電粒子が上記ワ−クへ到達す
るのを阻止させる電極対とを具備したことを特徴とす
る。
【0017】請求項7の発明は、媒質ガスが導入される
とともにワ−クが設置されるチャンバを有し、このチャ
ンバ内に導入された上記媒質ガスを励起してプラズマ化
することで発生する中性活性粒子と荷電粒子のうち、中
性活性粒子によって上記ワ−クを処理するプラズマ処理
装置において、上記チャンバに設けられた支持具と、こ
の支持具に所定間隔で離間対向して設けられた金属製の
一対のグリッドと、これらグリッド間に放電を発生させ
その放電領域によって荷電粒子が上記ワ−クへ到達する
のを阻止させる放電駆動手段とを具備したことを特徴と
する。
【0018】請求項1の発明によれば、粒子選択壁が誘
電体で覆われていることで、その表面が活性粒子によっ
て腐食されるのが防止される。請求項2と請求項3の発
明によれば、誘電体に静電力を発生させることで、その
静電力で荷電粒子がワ−クへ到達するのを阻止できるた
め、中性活性粒子がワ−クへ到達しにくくなる構成とせ
ずにすむ。
【0019】請求項4の発明によれば、2つの誘電体に
異なる極性の静電力を帯電させることで、荷電粒子に含
まれる正と負の両方のイオンがワ−クへ到達するのを阻
止することができる。
【0020】請求項5の発明によれば、支持具に発生す
る静電力を、この支持具に支持された金属製のグリッド
に帯電させることができるから、このグリッドに帯電し
た静電力で荷電粒子がワ−クに到達するのを阻止するこ
とができる。
【0021】請求項6の発明によれば、電極対で発生す
る無声放電によってグリッドに静電力を帯電させること
ができるから、その静電力によって荷電粒子がワ−クに
到達するのを阻止することができる。
【0022】請求項7の発明によれば、一対の金属製の
グリッド間で放電を点弧させることで、この放電領域が
電気的導体と見なすことができるから、荷電粒子は上記
放電領域によってエネルギが減衰されたり、さらにには
一対のグリッドの間から流出するのを阻止できる。
【0023】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3はこの発明の第1の実
施形態で、図1はエッチング装置やアッシング装置など
のプラズマ処理装置を示す。このプラズマ処理装置は気
密構造のチャンバ1を備えている。このチャンバ1の上
部壁はマイクロ波を導入する導入窓2に形成され、この
導入窓2には導波管3の一端が接続されている。この導
波管3の他端にはマイクロ波の発生源4が接続されてい
る。この発生源4で発生したマイクロ波は上記導波管3
を伝わって上記導入窓2からチャンバ1内へ入射するよ
うになっている。
【0024】上記チャンバ1の内周壁の高さ方向中途部
には支持具5が設けられ、この支持具5には後述する構
成の粒子選択壁としてのグリッド6が周辺部を係合させ
て保持されている。このグリッド6によって上記チャン
バ1内は、上側のプラズマ発生領域1Aと、下側のプロ
セス領域1Bとに区画されている。
【0025】上記プラズマ発生領域1Aには供給管7の
一端が接続されている。この供給管7の他端には媒質ガ
スの供給源8が接続されている。この供給源8に貯えら
れた媒質ガスは、供給管7を通じて上記チャンバ1のプ
ラズマ発生領域1Aに供給されるようになっている。
【0026】プラズマ発生領域1Aに供給された媒質ガ
スは、上記導波管3を通じてプラズマ発生領域1Aに入
射したマイクロ波によって励起される。それによって、
上記媒質ガスはプラズマ化されるから、そのプラズマ中
には中性活性粒子や荷電粒子が混在する。
【0027】上記プロセス領域1Bにはステ−ジ9が設
置されている。このステ−ジ9上にはたとえば半導体ウ
エハなどのワ−ク11が載置される。このワ−ク11は
上記プラズマ領域1Aで発生した中性活性粒子と荷電粒
子のうち、後述するごとく中性活性粒子によって処理さ
れることになる。
【0028】さらに、上記プロセス領域1Bには排気管
12の一端が接続されている。この排気管12には排気
ポンプ13が接続されている。したがって、上記チャン
バ1内に供給された媒質ガスは上記プラズマ発生領域1
Aでプラズマ化されてワ−ク11と反応したのち、上記
排気管12から排出されるようになっている。
【0029】上記グリッド6は、図2に示すようにアル
ミナや窒化珪素などのセラミックかならる誘電体6Aに
よって格子状に形成されていて、その内部には図3
(a)に示すように帯状金属からなる電極6Bが埋設さ
れている。
【0030】なお、誘電体6Aは図3(b)や図3
(c)に示すように電極6Bの全面を覆わず、上面と側
面あるいは上面だけを覆うように設けてもよく、要は少
なくとも媒質ガスに対向する表面に設けられていればよ
い。
【0031】上記電極6Bにはバイアス電位発生部15
が接続されている。このバイアス電位発生部15は上記
電極6Bに正または負の電圧を選択的に印加できるよう
になっている。それによって、上記グリッド6の誘電体
6Aには静電気が発生するから、その静電力(ク−ロン
力)によって上記プラズマ発生領域1Aで発生する荷電
粒子がグリッド6を通過してプロセス領域1Bに侵入す
るのを阻止できるようになっている。
【0032】上記グリッド6によってプロセス領域1B
へ侵入するのを阻止したい荷電粒子が正イオンである場
合、上記電極6Bには正の電圧を印加する。それによっ
て、上記誘電体6Aの表面には正の静電力が発生し、そ
の静電力によって荷電粒子の正のイオンとグリッド6と
の間に反発力が生じる。その反発力で、正イオンはグリ
ッド6の開口を通り抜けることができずにプラズマ領域
6Aに滞留するから、プロセス領域6Bに到達するのが
阻止されることになる。
【0033】逆に、グリッド6によって捕捉したい荷電
粒子が負のイオンである場合、上記電極6Bに負の電圧
を印加する。それによって、誘電体6Aの表面には負の
静電力が発生するから、負のイオンを静電反発力でプラ
ズマ領域6Aに滞留させ、プロセス領域6Bに侵入する
のを阻止できる。
【0034】上記プラズマ領域1Aにはイオン温度、電
子温度を計測するためのプロ−ブ17が設けられてい
る。このプロ−ブ17からの検出信号は電圧制御部18
に入力される。この電圧制御部18は上記バイアス電位
発生部15を制御し、上記グリッド6の電極6Bに印加
する電圧を制御するようになっている。それによって、
上記グリッド6の誘電体6Aの表面に発生する静電力を
制御できるよになっている。
【0035】つまり、上記プロ−ブ17の検出信号によ
ってグリッド6に印加する電圧を制御することで、誘電
体6Aの表面に発生する静電力を最適な値に設定し、荷
電粒子がグリッド6を通過するのを確実に阻止すること
ができる。
【0036】このような構成のプラズマ処理装置によれ
ば、プラズマ発生領域1Aで発生した荷電粒子のうち、
正のイオンがプロセス領域1Bに侵入するのを阻止した
い場合には、バイアス電位発生部15によってグリッド
6の電極6Bに正の電圧を印加する。それによって、上
記グリッド6の誘電体6Aの表面には正の静電力が発生
する。
【0037】このような状態でチャンバ1内に媒質ガス
を供給するとともにマイクロ波を入射させ、上記媒質ガ
スを励起する。媒質ガスが励起されることでプラズマ状
態になると、そのプラズマ中には中性活性粒子だけでな
く、荷電粒子も混在する。これらの粒子はプラズマ発生
領域1Aからプロセス領域1Bに向かって流れる。
【0038】上記粒子がグリッド6に接近すると、その
グリッド6の誘電体6Aには正の静電力が発生している
ため、中性活性粒子はグリッド6を通過するが、荷電粒
子のうちの正のイオンと上記誘電体6Aとの間には静電
反発力が生じる。それによって、正のイオンはグリッド
6から離れる方向へ戻され、プラズマ領域6Aに滞留す
るから、プロセス領域6Bへ侵入することがない。
【0039】したがって、プラズマ発生領域1Aで発生
する荷電粒子のうち、ワ−ク11に対して大きな損傷を
与える虞のある正のイオンがプロセス領域1Bへ侵入す
るのを確実に阻止することができるから、上記ワ−ク1
1を中性活性粒子によって確実に処理することができ
る。
【0040】このように、グリッド6の誘電体6Aに静
電力を発生させ、プラズマ中の荷電粒子に静電反発力を
与えることで、上記荷電粒子がグリッド6を通過してプ
ロセス領域6Bへ侵入するのを阻止するようにしたた
め、グリッド6の開口率に係わりなく荷電粒子が上記グ
リッド6を通過するのを阻止することが可能となる。
【0041】すなわち、上記グリッド6の開口率を従来
のシャワ−ヘッドに比べて十分に大きくすることができ
るから、プラズマ発生領域1Aで発生した中性活性粒子
の利用率、つまりプロセス領域1Bへの中性活性粒子の
流入率を高めることができる。それによって、プラズマ
発生領域1Aへのマイクロ波の入力を増大させることな
く、プロセス領域1Bで高い反応レ−トを得ることがで
きる。
【0042】グリッド6の電極6Bに印加する電圧を
V、グリッド6に形成された矩形状の開口の直径をL
(mm)、その開口の直径Lを変えたときに、その開口か
らF- イオンを流出させないために上記電極6Bに印加
する電圧をV(ボルト)とし、これらLとVとの関係を
測定したところ、下記表1のようになった。
【0043】
【表1】
【0044】以上の測定結果から、グリッド6の開口を
十分に大きくしても、そのグリッド6の電極6Bに印加
する電圧をさほど大きくせずに、誘電体6AとF- イオ
ンとの間に発生する静電反発力によって、上記F- イオ
ンが上記開口からプロセス領域1Bへ流出するのを確実
に阻止できることが分かる。
【0045】つまり、中性活性粒子がグリッド6によっ
て阻止されることがないよう、そのグリッド6の開口率
を十分に大きくしても、上記グリッド6によって荷電粒
子を阻止することができる。
【0046】つぎに、この発明の第2乃至第5の実施形
態を図4乃至図5を参照して説明する。なお、これらの
実施形態において、上記第1の実施形態と同一部分には
同一記号を付して説明を省略する。
【0047】図4はこの発明の第2の実施形態を示す。
この第2の実施形態は、チャンバ1の内周面に上下方向
に所定間隔で離間して上部支持具5aと下部支持具5b
とが設けられている。上部支持具5aには上部グリッド
21が周辺部を係合させて保持され、下部支持具5bに
は下部グリッド22が周辺部を係合させて保持されてい
る。各グリッド21、22は上記第1の実施形態と同
様、セラミックなどによって格子状に形成された誘電体
21A、22Aと、この誘電体21A、22Aに埋設さ
れた電極21B、22Bとからなる。
【0048】上部グリッド21の電極21Bには第1の
バイアス電位発生部23が接続され、下部グリッド22
の電極22Bには第2のバイアス電位発生部24が接続
されている。これら電位発生部23、24がグリッド2
1、22に印加する電圧は、第1の実施形態と同様、プ
ロ−ブ17からの検出信号によって電圧制御部18を介
して制御される。
【0049】このような構成において、2つのグリッド
21、22の電極21B、22Bには異なる極性の電位
が印加される。たとえば、上部グリッド21の電極21
Bには正の電圧を印加し、下部グリッド22の電極22
Bには負の電圧を印加することで、それぞれ静電力を発
生させる。
【0050】それによって、チャンバ1内のプラズマ発
生領域1Aで発生する荷電粒子のうち、正イオンは正の
静電力を帯電した上部グリッド21との間に発生する静
電反発力によってプロセス領域1Bへ流入するのが阻止
される。また、負イオンは負の静電力を帯電した下部グ
リッド22との間に発生する静電反発力によってプロセ
ス領域1Bへ流入するのが阻止される。
【0051】つまり、2つのグリッド21、22を設
け、各グリッド21、22に印加する電圧の極性を違え
ることで、プラズマ発生領域1Aで発生する荷電粒子の
正イオンと負イオンの両方がプロセス領域1Bに侵入す
るのを阻止することができる。
【0052】この実施形態の場合、上部グリッド21に
正の電圧を印加して正のイオンが通過するのを阻止し、
下部グリッド22に負の電圧を印加して負のイオンが通
過するのを阻止する構成とすることで、負のイオンが上
部グリッド21で加速され、その上部グリッド21を通
過するのを防止することができる。
【0053】図5はこの発明の第3の実施形態を示す。
この第3の実施形態は、チャンバ1の内周壁の高さ方向
中途部に支持具31が設けられている。この支持具31
はセラミックなどの誘電体31Aによって断面形状がL
字状に形成されているとともに、その内部には電極31
Bが内蔵されている。
【0054】上記電極31Bにはバイアス電位発生部3
2が接続されている。このバイアス電位発生部32は上
記電極31Bに任意の極性の電圧を印加できるようにな
っている。上記支持具31にはグリッド33が周辺部を
係合させて保持されている。このグリッド33は導電性
の金属によって形成されている。
【0055】このような構成によれば、支持具31の誘
電体31Aに埋設された電極31Bに、バイアス電位発
生部32によってたとえば正の極性の電圧を印加する
と、上記誘電体31Aの表面には正の極性の静電力が発
生する。
【0056】誘電体31Aの表面に静電力が発生する
と、その静電力は支持具31に保持されたグリッド33
に伝わるから、このグリッド33は正の静電力が帯電す
る。それによって、チャンバ1のプラズマ発生領域1A
で発生した荷電粒子のうち、正のイオンは上記グリッド
33との間で発生する静電反発力によってグリッド33
を通過するのが阻止されることになる。
【0057】なお、上記支持具31の電極31Bに負の
電圧を印加すれば、グリッド33には負の静電力が帯電
されるから、プラズマ領域1Aで発生する荷電粒子のう
ち、負のイオンを静電反発力によってプロセス領域1B
へ流入するのを阻止することができる。
【0058】図6はこの発明の第4の実施形態を示す。
この第4の実施形態はチャンバ1の内周壁の高さ方向中
途部に支持具41を設け、この支持具41には金属製の
グリッド42がその周辺部に一体的に設けられた絶縁物
43を介して上記支持具41と電気的に絶縁されて支持
されている。
【0059】上記グリッド42の周辺部には先端を所定
の間隔で離間させた2本のピン電極からなるピン電極対
44が設けられている。このピン電極対44は無声放電
駆動回路45に接続されている。この無声放電駆動回路
45によって上記ピン電極対44には放電電圧が印加さ
れる。
【0060】上記ピン電極対44に放電電圧が印加され
て無声放電が点弧されると、その放電部付近の電離度が
上がるため、上記グリッド42の表面が帯電する。それ
によって、上記グリッド42と、このグリッド42に帯
電された静電気と同じ極性のイオンとの間に静電反発力
が生じるから、そのイオンがグリッド42を透過してプ
ロセス領域1Bに侵入するのを阻止することができる。
【0061】なお、グリッド42に帯電させる静電気の
極性は、上記ピン電極対44に印加する電圧の極性を制
御することで変えることができる。また、ピン電極対4
4はグリッド42の周方向に所定間隔で複数対設けるよ
うにしてもよいこと勿論である。
【0062】図7はこの発明の第5の実施形態を示す。
この実施形態はチャンバ1の内周壁の高さ方向中途部に
電気絶縁材料で作られた断面山形状の支持具51が設け
られている。この支持具51には金属製の上部グリッド
52と下部グリッド52が所定間隔dで離間対向して保
持されている。
【0063】上記一対のグリッド52、53には、これ
らグリッドに放電を点弧させるための放電駆動回路54
が接続されている。この放電駆動回路54によって上記
一対のグリッド52、53間に放電が点弧されると、こ
れらのグリッド52、53間の空間部がプラズマ状態と
なる。すなわち、中間プラズマ領域55となる。つま
り、チャンバ1のプラズマ領域1Aとプロセス領域1B
との間に上記中間プラズマ領域55が形成されることに
なる。
【0064】したがって、チャンバ11のプラズマ領域
1Aで発生した荷電粒子が上記中間プラズマ領域55へ
侵入すると、その荷電粒子は中間プラズマ領域55で発
生した電子などと衝突するなどしてエネルギが減衰さ
れ、プロセス領域1Bへほとんど侵入することがなくな
るばかりか、たとえ侵入してもエネルギが減衰されてい
るので、ワ−ク11に対してダメ−ジを与えることがな
い。
【0065】上記一対のグリッド52、53の間隔d
は、中間プラズマ領域55に侵入する荷電粒子の平均自
由工程よりも大きくする、たとえば2倍程度とすること
が望ましい。それによって、中間プラズマ領域55に侵
入する荷電粒子は、この領域55で発生する粒子に100
%に近い確率で衝突することになるから、上記領域55
を通過することがほとんどなくなるばかりか、たとえ通
過したとしても、他の粒子との衝突によってエネルギが
十分に減衰されることになる。
【0066】この実施形態においては、一対のグリッド
52、53に与える電圧はたとえば数十V程度と十分に
低くすれば、中間プラズマ領域55で発生する荷電粒子
のエネルギによってプロセス領域1Bのワ−ク11に対
してダメ−ジを与えることがない。
【0067】さらに、プラズマ領域1Aで発生した荷電
粒子を中間プラズマ領域55で有効に減速するために
は、たとえば減速しようとするイオンの極性が正の場合
には、一対のグリッド52、53に対して正のバイアス
電位を与えるようにすればよい。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明は、粒
子選択壁を誘電体で覆うようにしたので、その表面が活
性粒子によって腐食されるのを防止することができる。
請求項2と請求項3の発明によれば、誘電体に静電力を
発生させることで、その静電力で荷電粒子がワ−クへ到
達するのを阻止できるため、中性活性粒子がワ−クへ到
達しにくくなる構成とせずにすむ。
【0069】そのため、上記ワ−クを中性活性粒子によ
って効率よく処理することができるとともに、荷電粒子
によって損傷を受けるのを防止することができる。請求
項4の発明によれば、チャンバに2つの誘電体を設け、
これら誘電体に異なる極性の静電力を発生させるように
した。
【0070】そのため、2つの誘電体により、荷電粒子
のうちの正のイオンと負のイオンとの両方がワ−クに到
達するのを阻止し、中性活性粒子によってワ−クを処理
することができる。
【0071】請求項5の発明によれば、支持具に静電力
を発生させると、その静電力が支持具に支持された金属
製のグリッドに帯電する。そのため、上記グリッドに帯
電した静電力で荷電粒子がワ−クに到達するのを阻止す
ることができるから、ワ−クを荷電粒子によって損傷さ
せることなく、中性活性粒子によって処理することがで
きる。
【0072】請求項6の発明によれば、チャンバに設け
られた金属製のグリッドの近傍に電極対を配置し、この
電極対に無声放電を点弧させることで、上記グリッドに
静電気を帯電させるようにした。
【0073】そのため、グリッドに帯電された静電気に
よって荷電粒子がグリッドを透過するのを阻止できるか
ら、ワ−クを中性活性粒子によって処理することができ
る。請求項7の発明によれば、チャンバに一対の金属製
のグリッドを所定間隔で設け、これらのグリッド間に放
電を発生させ、この放電領域で荷電粒子を捕捉したり、
エネルギを減衰するようにした。そのため、荷電粒子が
ワ−クに到達するのを阻止し、このワ−クを中性活性粒
子によって処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す全体構成図。
【図2】同じくグリッドの平面図。
【図3】同じくグリッドの一部分の拡大断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示す全体構成図。
【図5】この発明の第3の実施形態を示す全体構成図。
【図6】この発明の第4の実施形態を示す全体構成図。
【図7】この発明の第5の実施形態を示す全体構成図。
【符号の説明】
1…チャンバ、1A…プラズマ領域、1B…プロセス領
域、6…グリッド(粒子選択壁)、6A…誘電体、6B
…電極、11…ワ−ク、15…バイアス電位発生部、2
1、22…グリッド、21A、22A…誘電体、21
B、22B…電極、31…支持具、31…誘電体、31
B…電極、33…グリッド、41…支持具、42…グリ
ッド、44…ピン電極対、45…無声放電駆動回路、5
2、53…グリッド、54…放電駆動回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒質ガスが導入されるとともにワ−クが
    設置されるチャンバを有し、このチャンバ内に導入され
    る上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで発生す
    る中性活性粒子と荷電粒子のうち、上記チャンバ内に設
    けられた粒子選択壁を通過する中性活性粒子によって上
    記ワ−クを処理するプラズマ処理装置において、 上記粒子選択壁が、少なくとも上記媒質ガスに対向する
    表面が誘電体からなる粒子選択壁であることを特徴とす
    るプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 媒質ガスが導入されるとともにワ−クが
    設置されるチャンバを有し、このチャンバ内に導入され
    る上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで発生す
    る中性活性粒子と荷電粒子のうち、上記チャンバ内に設
    けられた粒子選択壁を通過する中性活性粒子によって上
    記ワ−クを処理するプラズマ処理装置において、 上記粒子選択壁に電圧を印加し静電力を発生させる静電
    力発生手段を具備することを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 媒質ガスが導入されるとともにワ−クが
    設置されるチャンバを有し、このチャンバ内に導入され
    る上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで発生す
    る中性活性粒子と荷電粒子のうち、上記チャンバ内に設
    けられた粒子選択壁を通過する中性活性粒子によって上
    記ワ−クを処理するプラズマ処理方法において、 上記粒子選択壁に、上記家電粒子に対応した電荷を誘起
    することを特徴とするプラズマ処理方法。
  4. 【請求項4】 上記チャンバには、表面に異なる極性の
    静電力を発生する2つの誘電体が設けられていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のプラズマ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 媒質ガスが導入されるとともにワ−クが
    設置されるチャンバを有し、このチャンバ内に導入され
    た上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで発生す
    る中性活性粒子と荷電粒子のうち、中性活性粒子によっ
    て上記ワ−クを処理するプラズマ処理装置において、 誘電体によって形成されているとともに上記チャンバ内
    に設けられその内部に電極を有する支持具と、この支持
    具によって支持され上記電極に電圧が印加されることで
    支持具に発生する静電気を帯電しその静電力で上記荷電
    粒子が上記ワ−クへ到達するのを阻止する金属製のグリ
    ッドとを具備したことを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 媒質ガスが導入されるとともにワ−クが
    設置されるチャンバを有し、このチャンバ内に導入され
    た上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで発生す
    る中性活性粒子と荷電粒子のうち、中性活性粒子によっ
    て上記ワ−クを処理するプラズマ処理装置において、 上記チャンバに設けられた支持具と、この支持具に上記
    チャンバと電気的に絶縁されて支持された金属製のグリ
    ッドと、このグリッドの近傍に配置され無声放電が点弧
    されることで上記グリッドに静電気を帯電させその静電
    力で上記荷電粒子が上記ワ−クへ到達するのを阻止させ
    る電極対とを具備したことを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 媒質ガスが導入されるとともにワ−クが
    設置されるチャンバを有し、このチャンバ内に導入され
    た上記媒質ガスを励起してプラズマ化することで発生す
    る中性活性粒子と荷電粒子のうち、中性活性粒子によっ
    て上記ワ−クを処理するプラズマ処理装置において、 上記チャンバに設けられた支持具と、この支持具に所定
    間隔で離間対向して設けられた金属製の一対のグリッド
    と、これらグリッド間に放電を発生させその放電領域に
    よって荷電粒子が上記ワ−クへ到達するのを阻止させる
    放電駆動手段とを具備したことを特徴とするプラズマ処
    理装置。
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