JPH0982383A - 電力ケーブル分割導体の接続方法 - Google Patents

電力ケーブル分割導体の接続方法

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Publication number
JPH0982383A
JPH0982383A JP7235780A JP23578095A JPH0982383A JP H0982383 A JPH0982383 A JP H0982383A JP 7235780 A JP7235780 A JP 7235780A JP 23578095 A JP23578095 A JP 23578095A JP H0982383 A JPH0982383 A JP H0982383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
divided
conductor
conductors
quasi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7235780A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Watanabe
明年 渡辺
Seiichi Okuyama
清一 奥山
Masayuki Tan
正之 丹
Yoshiyuki Fujii
善之 藤井
Katsuya Yamagami
勝哉 山上
Katsunao Shinoda
勝直 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication of JPH0982383A publication Critical patent/JPH0982383A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割導体の海底ケーブル等のFJ(工場ジョ
イント)において、接続部が可撓性を失わず、かつ接続
時間の短縮を図ること。 【解決手段】 電力ケーブル分割導体端部を中央に隔壁
を有する準同径スリーブ内に挿入した後、これを一括圧
縮接続することを特徴とするFJ(工場ジョイント)で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブルの分
割導体接続方法、特に、海底ケーブルなどの長距離スパ
ンケーブルへの対応を目的とした接続部分の外径がケー
ブル導体外径とほぼ同径の接続とする工場ジョイント
(以下FJという)の導体接続方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電力ケーブル(以下単にケーブル
と呼ぶ)は製造設備能力,運搬上の重量,大きさ等の制
限により有限長しか製造出来ず、一方海底ケーブルで
は、総必要長を接続して船積して然る後布設するため導
体を同径接続するFJが必要である。
【0003】上記のFJ部は、工場から出荷後の運搬や
延線布設時に曲げ,引張り等の履歴を受けるので可撓性
が要求される。分割導体の接続は、セグメント(1分割
をセグメントと呼んでいる)毎に接続することでこの要
求を満たしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のセグメント毎の
接続によって可撓性と引張り強度は確保できるが、導体
接続工程に長時間要した。
【0005】また、分割導体を一括してスリーブ圧縮接
続することによりケーブル導体とほぼ同径の接続が試み
られている。例えば、特開昭49−46182号公報に
開示するように、分割導体接続部において分割導体の少
なくとも最外層に位置する素線を切り落し、その分だけ
肉厚を増大させた導体接続スリーブを使用し、且つ切り
落しによって生じたセグメント間の間隙に金属プレート
を挿入し、スリーブによりケーブル導体全体を圧縮接続
するものである。
【0006】この方法は接続工程の時間短縮は幾らか図
られるが未だ不充分なものであり、また可撓性について
問題を残すものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、分割導体を、標準スリーブに比べて長さ
約70%,外径約85%であり、且つスリーブ中央に隔
壁を有する準同径スリーブを用いて一括圧縮接続するも
のである。
【0008】本発明の接続方法は、スリーブ外径が小さ
いので、従来の標準スリーブを用いた現地施工型接続部
の様に導体接続部の著しい拡径が起らない。また、スリ
ーブ長が短いので非可撓部として扱われる長さが短くな
る。
【0009】さらに、スリーブ中央に隔壁を有すること
から、先例の接続する左右のケーブル導体つき合せ部の
空隙を考慮してスリーブ肉厚を厚くして、その分導体最
外層に位置する素線を切り落し、且つ切り落しによって
生じたセグメント間の間隙に金属プレートを挿入して、
分割導体を一括圧縮接続する方法に比べて、本発明の接
続工法は接続に要する時間が大幅に短縮される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施形
態を説明する。図3は本発明に係る分割導体の断面を示
す。この分割導体例はCVケーブルに適用しているもの
であるが、OFケーブルの中心に油通路を有する分割導
体であっても本発明が適用できることは勿論である。こ
の分割導体の外周にステンレステープの押え巻層,絶縁
層,シース層が順次設けられてケーブルが形成される。
【0011】図3に示すように、分割導体10は5個の
セグメント11で構成している。
【0012】図1は本発明による分割導体接続部の縦断
面図を示し、図2は接続に使用される準同径スリーブの
一部を切欠いた正面図(半分は断面を示している)を示
している。
【0013】図1に従って本発明の接続方法を説明する
と、接続する左右ケーブルの絶縁層12を接続作業に必
要な長さだけ剥ぎ取り、ケーブルの分割導体10をむき
出す。図2に示す準同径スリーブ1にそれぞれむき出し
た分割導体10を差し込み圧縮ダイスにより圧縮して接
続を終える。
【0014】ここで準同径スリーブ1は材質は純銅で、
中央に隔壁2を有する円筒状のものである。準同径スリ
ーブの一例として2500mm2 5分割導体の接続に要
する最低必要長を算出すると表1になる。
【0015】
【表1】 また、圧縮接続後の準同径スリーブ長さLと接続部導体
抵抗(対ケーブル導体比率)との関係を図4に示す。
【0016】準同径スリーブの長さは、接続部の非可撓
部長さを出来るだけ短くする観点から短くする必要があ
るが、スリーブ圧縮後の導体抵抗をケーブル導体と同等
に保つには図4より150mm以上は必要である。
【0017】
【発明の効果】本発明の分割導体接続方法は、スリーブ
による分割導体一括圧縮接続であっても著しい拡径が起
らず、非可撓部として扱われる長さを短くでき、かつ、
接続部導体抵抗の増加を阻止できるので、海底ケーブル
等のFJが可能となった。また、接続に要する時間が大
幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による分割導体接続部の縦断面図であ
る。
【図2】本発明の接続方法に用いられる準同径スリーブ
の一部を切欠いた正面図である。
【図3】本発明に係る分割導体の断面図である。
【図4】本発明の圧縮接続後の接続部導体抵抗と準同径
スリーブ長さとの関係を表わすグラフである。
【符号の説明】
1 準同径スリーブ 2 スリーブ中央隔壁 10 分割導体 11 分割導体のセグメント 12 ケーブルの絶縁層
フロントページの続き (72)発明者 藤井 善之 千葉県富津市新富町42−1 株式会社フジ クラ富津工場内 (72)発明者 山上 勝哉 千葉県富津市新富町42−1 株式会社フジ クラ富津工場内 (72)発明者 篠田 勝直 千葉県富津市新富町42−1 株式会社フジ クラ富津工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚線を圧縮成形した複数条のセグメント
    を撚合せて形成した電力ケーブル分割導体の接続方法に
    おいて、 一対の分割導体端部を中央に隔壁を有す準同径スリーブ
    内に挿入した後、これを圧縮することを特徴とする電力
    ケーブル分割導体の接続方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の準同径スリーブは、該当
    する分割導体に対応する標準スリーブに比べて長さ約7
    0%,外径約85%であることを特徴とする請求項1記
    載の電力ケーブル分割導体の接続方法。
JP7235780A 1995-09-13 1995-09-13 電力ケーブル分割導体の接続方法 Pending JPH0982383A (ja)

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JP7235780A JPH0982383A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 電力ケーブル分割導体の接続方法

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JP7235780A JPH0982383A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 電力ケーブル分割導体の接続方法

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JPH0982383A true JPH0982383A (ja) 1997-03-28

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JP7235780A Pending JPH0982383A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 電力ケーブル分割導体の接続方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109638596A (zh) * 2018-11-28 2019-04-16 滁州正德配电有限责任公司 电缆接头无缝焊接方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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