JPS6013124Y2 - 電力ケ−ブルの分割導体 - Google Patents

電力ケ−ブルの分割導体

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Publication number
JPS6013124Y2
JPS6013124Y2 JP3618582U JP3618582U JPS6013124Y2 JP S6013124 Y2 JPS6013124 Y2 JP S6013124Y2 JP 3618582 U JP3618582 U JP 3618582U JP 3618582 U JP3618582 U JP 3618582U JP S6013124 Y2 JPS6013124 Y2 JP S6013124Y2
Authority
JP
Japan
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conductor
segment
power cable
divided
wire
Prior art date
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Expired
Application number
JP3618582U
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English (en)
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JPS57173212U (ja
Inventor
耕一 杉山
順夫 安藤
Original Assignee
日立電線株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立電線株式会社 filed Critical 日立電線株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電カケープルの分割導体に関する。
近年、送電容量の増加とともに電カケープルの導体サイ
ズは大型化の一途を辿っている。
分割導体はこのような大型型カケープルにおいては、表
皮効果を低減させるための必要不可欠な手段となってい
る。
しかしさらに大型化が進むにつれて、分割されたセグメ
ントにおける表皮効果の問題が顕著となってきた。
過去にアイデアとしては、セグメント内の導体素線の1
本1本を絶縁線例えばエナメル線とする案が提示されて
いる。
ところが素線をエナメル線とした場合には、表皮効果の
低減は遠戚できるが、ケーブルの接続が困難であり、従
来の接続工法を適用することができず、しかも素線価格
が大幅に高価なものとなってしまう欠点があった。
また、特公昭29−3936に示されるように、導体素
線のうち少数を絶縁線とする案もあるが、例え1本でも
絶縁線が混入していると接続部での電流容量が大幅に低
下し、発熱による事故を招来する可能性があるので、特
に送電容量の大きな電カケープルでは実用的ではない。
そこで、導体素線は全て裸線とし、分割導体の分割数を
通常の4〜6個に比べ大幅に増加する案がある。
しかし、いわゆるセグメント数を増大することは即、製
造工数を増大することであり、しかも接続部の製造をも
めんどうにするので、これもまた実用的ではない。
これに対し、層絶縁分割導体という案がある。
これはセグメントの中の導体素線をさらに層状に絶縁す
るというものであり、原理的には従来の分割導体という
思想の延長上にあるものと言える。
しかし、製造工数を格別増大することなく、しかも接続
部の形成を現実的に容易ならしめるためには、単に思想
を延長させるのみではなく、相当の実験と検討が必要で
あった。
すでに公知の構造として、セグメントを構成する最外層
の導体素線とその内側層との間にセロファン紙を介在さ
せるものがある。
この構造は、導体素線撚合せ時にセロファン紙を介在さ
せるだけであるから、製造工数を格別増大させることな
く、計算によれば相当の表皮効果低減が遠戚できるので
、工業上極めて有効なはずであった。
ところが一般市販のセロファン紙を用いて各セグメント
の導体素線層間に介在させたところ、接続部の形成が極
めてめんどうであることが判明した。
すなわち、そのままの状態で、導体を圧縮スリーブによ
り圧縮接続しようとしても、セロファン紙が介在してい
るため良好な接続が得られず、結局セグメントの導体素
線を端部でばらして開き拡げてからセロファン紙を切断
除去する作業を行う必要がある。
そこで、圧縮スリーブにより圧縮したとき破れやすいよ
うに特別薄いセロファン紙を用いることを検討した。
ところがこのようなセロファン紙では、ケーブル製造時
すなわち導体素線撚合せ時の張力に対応できず、製造過
程で破損してしまうため、事実上製造が不可能であるこ
とが判明した。
セロファン紙以外のプラスチックテープあるいはプラス
チックシートでもほとんど同じ状況であり、製造が可能
な場合には圧縮によってもほとんど破断せず、まれに破
断した場合でも破断片が大きいために結局そのままでは
接続部として製品化することのできないものであった。
本考案は斯かる状況に鑑み、従来の欠点を解消し、現実
に製造が容易であり、かつ現場での接続作業性が良好な
層絶縁分割導体を提供することを目的とし、その要旨は
セグメント内の層絶縁用絶縁テープとしてクラフト紙を
採用したことにある。
本考案の構成を、実施例を示す図面を参照して具体的に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面説明図であり
、1は分割導体のセグメントであり、中央の導体素線群
2と表面のクラフト紙よりなる絶縁テープ3から構成さ
れている。
分割導体全体はこのようなセグメント1が通常4〜6個
撚合せられて構成されている。
第2図は本考案の特徴部分である第1図の導体素線群2
の説明図であり、4は導体素線、5はクラフト紙よりな
る絶縁テープである。
この第2図から明らかなように、導体素線4は同心多層
構造となっており、導体素線の最外層とその内側の層と
を離隔するようにクラフト紙からなる絶縁テープ5が設
けられている。
このように構成されていれば、導体素線4は裸線である
が同一層の隣接素線としか接触せず、同一層の素線はほ
とんど同一の電位にあり、しかも撚合せられているため
、表皮効果は素線絶縁とほとんど同様に低減できるもの
である。
導体素線の中では、最外層が最も重要な通電の役を果し
、内層はど重要性が小さく素線数も少ないことはよく知
られているところであるから、クラフト紙を何層目まで
介在させるかは選択可能であり、同心状の中央部付近に
おいて省略することは格別支障がない。
このような分割導体の製造に当っては、導体素線を撚合
せる際に各層間にクラフト紙からなる絶縁テープを縦添
えあるいは巻回すればよく、格別製造工数を増大させる
こともなく製造可能である。
また、このような分割導体の接続に当っては、圧縮スリ
ーブにより圧縮することにより、層間に介在したクラフ
ト紙は細かく破断され、特にクラフト紙の除去作業を行
なうことなく接続することができる。
第2図においては、図面の判りやすさを考えて導体素線
4がルーズに配置されているように描かれているが、導
体素線4を特にルーズに配置する必要はなく、むしろ密
に配置することが望まれるものである。
以上説明したような本考案の分割導体であれば、次のよ
うな顕著な効果を奏する。
(1)各セグメントの導体素線が同心多層構造となって
おり、最外層の導体素線とその内側の導体素線層との間
にクラフト紙が介在されているので、充分な表皮効果の
低減が果せる。
(2)各導体素線層間にクラフト紙を介在するだけなの
で、製造が容易であり、製造工数が格別増大するような
ことがない。
(3)接続の際には、圧縮スリーブにより圧縮すれば層
間のクラフト紙は細かく破断するので、めんどうな層間
絶縁テープ除去作業が不要であり、現場接続作業の能率
が高い。
(4)導体素線は全て裸線であり、絶縁線を用いていな
いので、撚線導体をそのまま圧縮接続しても接続部に電
気的不都合を生じることがなく信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面説明図であり
、第2図は本考案の実施例における要部を示す説明図で
ある。 1・・・・・・セグメント、2・・・・・・導体素線群
、4・・・・・・導体素線、 −プ。 3゜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. いくつかのセグメントに分割された電カケープルの分割
    導体において、各セグメント1を構成する導体素線4が
    悉く裸導線であり、該導体素線4が同心多層構造となっ
    てセグメント1を構成しており、該セグメント1の最外
    層を構成する導体素線層とその内側の導体素線層との間
    にクラフト紙5が介在されていることを特徴とする電カ
    ケープルの分割導体。
JP3618582U 1982-03-15 1982-03-15 電力ケ−ブルの分割導体 Expired JPS6013124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3618582U JPS6013124Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 電力ケ−ブルの分割導体

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JP3618582U JPS6013124Y2 (ja) 1982-03-15 1982-03-15 電力ケ−ブルの分割導体

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Publication Number Publication Date
JPS57173212U JPS57173212U (ja) 1982-11-01
JPS6013124Y2 true JPS6013124Y2 (ja) 1985-04-26

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ID=29833428

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JPS57173212U (ja) 1982-11-01

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