JPH0982199A - 継電器 - Google Patents

継電器

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JPH0982199A
JPH0982199A JP23241495A JP23241495A JPH0982199A JP H0982199 A JPH0982199 A JP H0982199A JP 23241495 A JP23241495 A JP 23241495A JP 23241495 A JP23241495 A JP 23241495A JP H0982199 A JPH0982199 A JP H0982199A
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JP
Japan
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drive
fixed
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JP23241495A
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Inventor
Makoto Moriguchi
誠 森口
Tatsuhisa Kawabata
達央 川畑
Toshihiko Omi
俊彦 近江
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0036Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/0036Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS]
    • H01H2001/0084Switches making use of microelectromechanical systems [MEMS] with perpendicular movement of the movable contact relative to the substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H57/00Electrostrictive relays; Piezo-electric relays
    • H01H2057/006Micromechanical piezoelectric relay
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H57/00Electrostrictive relays; Piezo-electric relays

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた絶縁特性を有する継電器を提供するこ
とにある。 【解決手段】 固定接点ブロック10と、可動接点ブロ
ック20と、駆動ブロック30とを積層一体化する。そ
して、駆動台36のヒンジ部34に設けた電歪素子37
に電圧を印加して駆動台36を上下方向に変位させ、こ
の駆動台36の下端面に接合一体化した可動台23を上
下方向に移動させることにより、前記可動台23の可動
接点24を前記固定接点ブロック10の固定接点14
a,14bに接離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は継電器、特に、優れ
た絶縁特性を有する継電器に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、継
電器としては、例えば、図26に示す静電リレー(特開
平3−112032号公報)がある。すなわち、可動電
極ブロック1の枠部1aの一端と固定電極ブロック2の
固定電極部6の6bとの間に直流高電圧を加えると、可
動電極板3の下面に形成した絶縁薄膜層(図示せず)と
固定電極6の最上面に形成した絶縁薄膜層6cとの間
に、それぞれ正負の電荷がチャージされ、両者間に静電
引力が働き、この静電引力によって可動電極板3が支持
ばね部5を中心に揺動し、先方が固定電極部6に吸着さ
れるものがある。そして、この可動電極板3の動きに伴
い、両側の接点板3a,3aが変位し、可動接点層4,
4が固定接点層7,7間を導通し、いわゆる1a接点構
成の静電リレーが構成される。
【0003】しかしながら、前述の継電器によれば、例
えば、固定接点層7と固定電極部6とが同一平面上にあ
り、適当な絶縁空間が存在しないので、所望の絶縁特性
が得にくいという問題点があるある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、優れた絶縁
特性を有する継電器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる継電
器は、前記目的を達成するため、上面に少なくとも一対
の固定接点を設けた固定接点ブロックと、下端面に可動
接点を設けた可動台を上下方向に貫通する貫通孔内に遊
嵌した可動接点ブロックと、上下方向に貫通する貫通孔
に遊嵌した駆動台の上端縁部を少なくとも一つのヒンジ
部で前記貫通孔の開口縁部に上下動可能に支持するとと
もに、前記ヒンジ部に電歪素子を設けた駆動ブロックと
を積層一体化し、前記駆動台のヒンジ部に設けた電歪素
子に電圧を印加して駆動台を上下方向に変位させ、この
駆動台の下端面に接合一体化した前記可動台を上下方向
に移動させることにより、前記可動台の可動接点を前記
固定接点ブロックの固定接点に接離する構成としてあ
る。
【0006】第2の発明にかかる継電器は、上面に少な
くとも一対の固定接点を設けた固定接点ブロックと、下
端面に可動接点を設けた可動台を上下方向に貫通する貫
通孔内に遊嵌した可動接点ブロックと、上下方向に貫通
する貫通孔に遊嵌した駆動台の上端縁部を少なくとも一
つのヒンジ部で前記貫通孔の開口縁部に上下動可能に支
持するとともに、前記駆動台の上面に可動電極部を設け
た駆動ブロックと、下面に前記駆動台の可動電極部を吸
引する固定電極を設けたカバーとを積層一体化し、前記
カバーの固定電極部に電圧を印加して駆動台を吸引し、
この駆動台の下端面に接合一体化した前記可動台を上方
に移動させることにより、前記可動台の可動接点を前記
固定接点ブロックの固定接点から開離する構成としてあ
る。なお、前記可動電極部および固定電極部は、電圧を
印加して正負の電荷をチャージすることにより、静電引
力で吸引するものであってもよく、また、電圧を印加す
ることにより、磁力線で吸引するものであってもよい。
【0007】第3の発明にかかる継電器は、上面に少な
くとも一対の固定接点を設けた固定接点ブロックと、下
端面に可動接点を設けた可動台を上下方向に貫通する貫
通孔内に遊嵌した可動接点ブロックと、上下方向に貫通
する貫通孔に遊嵌した駆動台の上端縁部を同一直線上に
配した一対のヒンジ部で前記貫通孔の開口縁部に回動可
能に支持するとともに、前記駆動台の上面片側に可動電
極部を設けた駆動ブロックと、下面に前記駆動台の可動
電極部を吸引する固定電極を設けたカバーとを積層一体
化し、前記カバーの固定電極部に電圧を印加して駆動台
を吸引し、この駆動台の下端面に接合一体化した可動台
を前記ヒンジ部を支点に回動させることにより、前記可
動台の可動接点を前記固定接点ブロックの固定接点に接
離する構成としてある。
【0008】第4の発明にかかる継電器は、上面に少な
くとも一対の固定接点を設けた第1固定接点ブロック
と、下端面に可動接点を設けた可動台を上下方向に貫通
する貫通孔内に遊嵌した第1可動接点ブロックと、上下
方向に貫通する貫通孔に遊嵌した駆動台の上端縁部を少
なくとも一つのヒンジ部で前記貫通孔の開口縁部に上下
動可能に支持した駆動ブロックと、上端面に可動接点を
設けた可動台を上下方向に貫通する貫通孔内に遊嵌した
第2可動接点ブロックと、下面に少なくとも一対の固定
接点を設けた第2固定接点ブロックとを積層一体化し、
前記第1,第2可動接点ブロックのうち、いずれか一方
の駆動台との対向面に設けた固定電極に電圧を印加し、
駆動台の対向面に設けた可動電極を吸引することによ
り、前記駆動台およびその上下端面に接合一体化した第
1,第2可動接点ブロックの可動台を上下方向に往復移
動させ、前記第1,第2可動接点ブロックの可動接点を
前記第1,第2固定接点ブロックの固定接点に交互に接
離する構成としてある。
【0009】第5の発明にかかる継電器は、前記ヒンジ
部に設けた電歪素子を平面略ノコギリ刃状としてある。
【0010】第6の発明にかかる継電器は、上下動する
前記可動台および駆動台に、その軸心を貫通する空気抜
き用貫通孔を設けた構成としてある。
【0011】第7の発明にかかる継電器は、上下動する
前記可動台の外周面に複数本の縦溝を設けた構成として
ある。
【0012】第8の発明にかかる継電器は、固定部品と
上下動する可動部品との対向面のうち、いずれか一方に
永久磁石を設ける一方、他方に磁性体を設けた構成とし
てある。
【0013】第9の発明にかかる継電器は、複数個の前
記固定接点ブロックを1枚のプレートに形成した固定接
点プレートと、複数個の前記可動接点ブロックを1枚の
プレートに形成した可動接点プレートと、複数個の前記
駆動ブロックを1枚のプレートに形成した駆動プレート
と、複数枚の前記カバーを1枚のプレートに形成したカ
バープレートとを積層一体化した構成としてある。
【0014】第10の発明にかかる継電器は、複数個の
前記第1固定接点ブロックを1枚のプレートに形成した
第1固定接点プレートと、複数個の前記第1可動接点ブ
ロックを1枚のプレートに形成した第1可動接点プレー
トと、複数個の前記駆動ブロックを1枚のプレートに形
成した駆動プレートと、複数個の前記第2可動接点ブロ
ックを1枚のプレートに形成した第2可動接点プレート
と、複数枚の前記カバーを1枚のプレートに形成したカ
バープレートと、複数個の前記第2固定接点ブロックを
1枚のプレートに形成した第2固定接点プレートとを積
層一体化した構成としてある。
【0015】第11の発明にかかる継電器は、複数個の
前記固定接点ブロックを1枚のプレートに形成した固定
接点プレートと、複数個の前記可動接点ブロックを1枚
のプレートに形成した可動接点プレートと、複数個の前
記駆動ブロックを1枚のプレートに形成した駆動プレー
トと、複数枚の前記カバーを1枚のプレートに形成した
カバープレートとを積層一体化するととともに、プリン
ト基板上に実装した構成としてある。
【0016】第12の発明にかかる継電器は、複数個の
前記第1固定接点ブロックを1枚のプレートに形成した
第1固定接点プレートと、複数個の前記第1可動接点ブ
ロックを1枚のプレートに形成した第1可動接点プレー
トと、複数個の前記駆動ブロックを1枚のプレートに形
成した駆動プレートと、複数個の前記第2可動接点ブロ
ックを1枚のプレートに形成した第2可動接点プレート
と、複数枚の前記カバーを1枚のプレートに形成したカ
バープレートと、複数個の前記第2固定接点ブロックを
1枚のプレートに形成した第2固定接点プレートとを積
層一体化するとともに、プリント基板上に実装した構成
としてある。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる継電器の実
施の形態を図1ないし図25の添付図面に従って説明す
る。すなわち、第1の実施形態は、図1ないし図3に示
すように、大略、固定接点ブロック10と、可動接点ブ
ロック20と、駆動ブロック30と、カバー40とから
なるものである。
【0018】固定接点ブロック10は、シリコンプレー
ト11の表面にエッチング処理で形成された凹所12の
底面全面に窒化ケイ素等からなる絶縁層13を設けた
後、この絶縁層13の上面に一対の固定接点14a,1
4bを所定の距離だけ離して形成したものである。そし
て、固定接点ブロック10には、前記固定接点14a,
14bにそれぞれ導通するスルーホール15a,15b
が設けられている。さらに、このスルーホール15a,
15bは固定接点ブロック10の下面に延在する固定接
点端子(図示せず)に接続されている。
【0019】前記シリコンプレート11としては、例え
ば、ホウ素,アルミニウム等の3価の元素が添加された
P型シリコン、また、例えば、リン,アンチモン等の5
価の元素が添加されたN型シリコンからなるものが挙げ
られる。
【0020】エッチング処理液としては、水酸化カリウ
ム(KOH),TMAH((CH34-N-OH),ヒド
ラジン,TEAH((CH3-CH2)4-N-OH),Na
OHなどが挙げられる。
【0021】固定接点14a,14bは、例えば、金属
蒸着法などの既存の方法から適宜選択して形成できる。
【0022】可動接点ブロック20は、例えば、絶縁材
であるパイレックス(商品名)等からなるガラスプレー
ト21の略中央に設けた貫通孔22内に可動台23を、
後述する駆動ブロック30の駆動台35を介して上下動
可能に吊り下げたものである。さらに、前記可動台23
の下端面には可動接点24が設けられている。
【0023】駆動ブロック30は、シリコンプレート3
1にエッチング処理を施して凹所32を形成し、その底
面全面に絶縁層33を形成するとともに、この凹所32
の略中央部に一対の薄肉のヒンジ部34,34だけを残
して環状溝35を形成し、駆動台36をくり貫くことに
より、前記ヒンジ部34,34を介して前記可動台33
6を上下可能に支持してある。そして、前記ヒンジ部3
4の上面には、電圧を印加した場合に厚さ方向に変位し
て駆動台36を上下動させる電歪素子37,37がそれ
ぞれ設けられている。なお、電歪素子37は、図1
(c)に示すように、前記絶縁層33の表面にプリント
配線されたリード線38a,38bを介して外部電源に
接続される。このため、前記凹所32の表面には前記リ
ード線38a,38bと、後述するカバー40のスルー
ホール42,42とをそれぞれ電気接続するプリント配
線(図示せず)が設けられている。
【0024】電歪素子37の材料としては、例えば、P
ZT(Pb(ZrxTi1-x)O3)、PLZT((Pbx
La1-x)(ZrxTi1-x)O3)、PMN(Pb(Mn
xNi1-x)O3)、ジルコン酸バリウム(PbZr
3)、チタン酸バリウム(PbTiO3)、ポリフッ化
ビニリデン(-CH2-CF2-)nが挙げられる。
【0025】カバー40は、前記駆動ブロック30のを
被覆して密閉する平面形状を有するシリコンプレート4
1からなるものであり、前記電歪素子36に電圧を印加
するするためのスルーホール42,42が形成されてい
る。このスルーホール42は、前記駆動ブロック30を
カバー40に積層一体化して被覆した場合に、駆動ブロ
ック30の表面に設けた前記プリント配線(図示せず)
に接続できる位置に設けられている。
【0026】第1の実施形態にかかる継電器の製造方法
としては、例えば、図2に示すように、駆動ブロック3
0となるシリコンプレート31の上面にエッチング処理
で凹所32を形成し、その底面全面に絶縁膜33を形成
した後、リード線となるプリント配線(図示せず)を施
し、ついで、ヒンジ部34,34となる領域に電歪素子
37,37を形成し、さらに、その上面にプリント配線
を施して電気接続する。ついで、前記シリコンプレート
31の下面にエッチング処理を施し、ヒンジ部34,3
4だけを残して環状溝35a(図1(b))を形成し、
駆動台36をくり貫くことにより、駆動ブロック30が
完成する。
【0027】そして、物理的または化学的エッチング方
法で環状溝22aを形成したガラスプレート21に前記
駆動ブロック30を陽極接合で一体化した後(図
(b))、このガラスプレート21の下面を機械研磨等
で研磨して可動台23を形成する(図(c))。さら
に、可動台23の下面に可動接点24を金属蒸着等で形
成し(図(d))、可動接点ブロック20を完成する。
【0028】他方、固定接点ブロック10となるシリコ
ンプレート11の上面にエッチング処理を施して凹所1
2を形成し、その底面全面に絶縁膜13を形成し、さら
に、その上面に所定の距離だけ離して一対の固定接点1
4a,14bを形成する。そして、前記シリコンプレー
ト11の下面に図示しない固定接点端子を設けた後、最
後に、上端部が固定接点14a,14bにそれぞれ電気
接続され、かつ、下端部が図示しない固定端子に電気接
続されたスルーホール15a,15bを形成することに
より、固定接点ブロック10が完成する。
【0029】そして、この固定接点ブロック10に可動
接点ブロック20を陽極接合で積層一体化することによ
り、可動接点24が固定接点14a,14bに接離可能
に対向する(図(f))。最後に、前記駆動ブロック3
0の上面縁部にカバー(図示せず)を陽極接合で積層一
体化し、電歪素子37,37を外部電源に電気接続する
ことにより、組み立て作業が完了する。
【0030】本願発明にかかる継電器の製造方法は前述
のものに限らず、例えば、図3に示すように、シリコン
プレート50の上面に陽極接合したガラスプレート21
(図3(a))にブラスト処理等を施して環状溝22a
を設けることにより(図(b))、貫通孔22内に可動
台23が位置するように形成した後、前記シリコンプレ
ート50の下面を研磨して薄くする(図(c))。つい
で、前記可動台23の直下に位置するシリコンプレート
50の下面に可動接点24を金属蒸着等で形成する(図
(d))。
【0031】一方、ブラスト処理等で環状溝22aを形
成したガラスプレート21に、前述と同様に駆動ブロッ
ク30を陽極接合で一体化した後(図3(e))、この
ガラスプレート50の下面にエッチング処理を施して可
動台23を切り離すことにより、可動接点ブロック20
が完成する(図(f))。
【0032】ついで、前述と同様に形成した固定接点ブ
ロック10を前記可動接点ブロック20に陽極接合で積
層一体化した後(図3(g))、前述と同様に形成した
カバーを駆動ブロック30に陽極接合で積層一体化する
ことにより、組立作業が完了する。
【0033】次に、前述の構成からなる常開タイプの継
電器の動作について説明する。電圧を印加していない場
合には、可動接点24が固定接点14a,14bから開
離している。
【0034】そして、電歪素子37,37にリード線3
8a,38bを介して電圧を印加することにより、ヒン
ジ部34,34を下方側に撓ませると、駆動台36が下
降し、駆動台36の下端面に接合一体化した可動台23
の可動接点24が固定接点14a,14bに接触して回
路を閉成する。
【0035】ついで、電圧の印加を解除すると、電歪素
子37を設けたヒンジ部34のばね力で駆動台36が元
の位置に復帰し、この駆動台36と一体な可動台23が
上方に移動することにより、可動接点24が固定接点1
4a,14bから開離して電気回路が開く。なお、復帰
動作を早めるため、ヒンジ部34のばね力だけでなく、
前述と逆方向の電圧を電歪素子37に印加してヒンジ部
37,37を反転させることにより、駆動台36を復帰
させてもよい。
【0036】第2の実施形態は、図4に示すように、前
述の第1の実施形態は一対の固定接点14a,14bか
らなる一極の継電器であるのに対し、固定接点ブロック
10に2対の固定接点14a,14bおよび14c,1
4dを設けた場合である。一方、可動台23の下端面に
は所定の距離だけ離して形成された一対の可動接24
a,24b点が形成されている。したがって、駆動台3
6の電歪素子37,37に電圧を印加して駆動台36を
上下動させると、可動台23の可動接点24aが固定接
点14a,14bに、可動接点24bが固定接点14
c,14dにそれぞれ接離し、2回路を同時に開閉す
る。他は前述の実施形態と同様であるので、説明を省略
する。
【0037】第3の実施形態は、図5に示すように、可
動台23および駆動台36の中心を貫通する空気抜き用
貫通孔25を設けた場合である。この実施形態によれ
ば、可動台23および駆動台36に空気抜き用貫通孔2
5を設けてあるので、可動台23が上下動する際の空気
抵抗が減少し、可動接点24にブレが生じず、固定接点
14a,14bに片当たりしないという利点がある。他
は前述の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0038】第4の実施形態は、図6に示すように、前
述の実施形態が可動台23および駆動台36を貫通する
空気抜き用貫通孔25を設ける場合であるのに対し、可
動台23の外周面に複数本の縦溝26を形成した場合で
ある。本実施形態によれば、可動台23の上下動におい
て乱流が生じにくくなり、可動台23の上下動が滑らか
になり、可動接点24が固定接点14a,14bに片当
たりしないという利点がある。他は前述の実施形態と同
様であるので、説明を省略する。
【0039】なお、前述の実施形態では、常開タイプの
継電器について説明したが、図7(a)に示すように、
可動接点24が固定接点14a,14bに常時接触して
いる常閉タイプの継電器に適用してもよい。この場合
は、電歪素子37,37に電圧を印加してヒンジ部3
4,34を上方に撓ませる。また、図7(b)に示すよ
うに、可動台23の外周面に形成された環状溝22aの
巾寸法をできる限り小さくすることにより、絶縁特性の
向上を図ってもよい。さらに、可動接点24の平面形状
と可動台23との平面形状とは必ずしも同一である必要
はなく、例えば、図7(c)に示すように、可動接点2
4よりも広い平面形状を有する可動台23で可動ブロッ
ク20を形成してもよい。この実施形態によれば、可動
接点24と電歪素子37との沿面距離が長くなり、絶縁
特性がより一層向上するという利点がある。
【0040】第5の実施形態は、図8に示すように、前
述の実施形態が主としてヒンジ部34,34で可動台2
3を上下動可能に吊り下げた常開タイプの継電器である
のに対し、永久磁石25を利用した常閉タイプの継電器
である。すなわち、シリコンプレート11の上面にエッ
チング処理で形成した凹所12の底面全面に絶縁層13
を形成した後、その上面に一対の帯状固定接点14a,
14bを形成するとともに、この帯状固定接点14a,
14bの対向する端部近傍の両側に永久磁石16,16
を設ける一方、可動台23の下端面の中央部に前記固定
接点14a,14bに当接可能な可動接点24を設ける
とともに、この可動接点24の両側に所定の間隙を配し
て磁性材25,25を設けてある。
【0041】したがって、電歪素子37,37に電圧を
印加していない場合には、永久磁石16,16に磁性材
25,25が吸着しているので、可動接点24が固定接
点14a,14bに接触して電気回路を閉成している。
そして、前記電歪素子370,37に電圧を印加してヒ
ンジ部34,34を上方に撓ませると、永久磁石16,
16の磁力に抗して駆動台36が上方に移動し、これに
つれて可動台23の可動接点24が固定接点14a,1
4bから開離する。ついで、電圧の印加を解除すると、
可動接点24の両側に設けた磁性材25が永久磁石1
6,16に吸引されて吸着し、可動台23が元の状態に
復帰して可動接点24が固定接点14a,14bに接触
する。
【0042】第6の実施形態は、図9に示すように、前
述の実施形態では、ヒンジ部34に設けた電歪素子37
で駆動台36を駆動して接点を開閉する場合であるのに
対し、カバー40の下面と駆動台36の上面との間でチ
ャージされた正負の電荷による静電引力で駆動台36を
駆動する場合である。すなわち、駆動台36の上面には
誘電体が設けられて可動電極部38が形成されている一
方、カバー40の下面に金属層および絶縁層を順次形成
した固定電極43が設けられている。
【0043】したがって、電圧が印加されていない場合
には、駆動台36と一体な可動台23が下方側に位置
し、可動接点24が固定接点14a,14bに接触して
いる。そして、前記カバー40の固定電極部43と駆動
台36の可動電極部38との間に電圧を印加すると、両
者の間に正負の電荷がチャージされ、静電引力で駆動台
36の可動電極部がカバー40の固定電極部43に吸引
されて吸着する。このため、可動台23の可動接点24
が固定接点14a,14bから開離して回路を開く。つ
いで、前述した電圧の印加を解除すると、可動台23お
よび駆動台36が下降して元の位置に復帰し、接点を閉
成する。
【0044】第7の実施形態は、図10に示すように、
カバー40の下面に渦巻状のプリント配線を設けて固定
電極部43を形成する一方、駆動台36の上面に磁性材
を設けて可動電極部38を形成した点を除き、他は前述
の第6の実施形態と同様である。したがって、電圧を印
加されていない場合には、駆動台36および可動台23
が下方側に位置し、可動台23の可動接点24が固定接
点14a,14bに接触して電気回路を閉成している。
そして、カバー40の固定電極部43に電圧を印加して
励磁すると、駆動台36の可動電極部38が吸引されて
固定電極部44に吸着するので、可動台23が上方に移
動し、可動接点24が固定接点14a,14bから開離
する。ついで、電圧の印加を解除すると、可動台23お
よび駆動台36が元の位置に復帰し、接点を閉成する。
【0045】なお、前述の実施形態では、駆動台36は
同一直線上に位置する一対のヒンジ部34,34で吊り
下げる場合について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、例えば、図11に示すように、隣り合う一対のヒン
ジ部34,34で可動台36を吊り下げてもよい。ま
た、図12に示すように、四方に配したヒンジ部34で
駆動台36を吊り下げてもよく、図13に示すように、
八方に配したヒンジ部34で可動台36を吊り下げても
よい。さらに、図14に示すように、可動台36の周囲
に環状の薄肉部からなるヒンジ部34を残して可動台3
6を形成してもよい。そして、図15に示すように、可
動台36を一対の略Γ字状のヒンジ部34で吊り下げて
もよい。この実施形態によれば、ヒンジ部3を実質的に
長くできるので、可動台36の上下変位を大きくできる
という利点がある。
【0046】ただし、前述のように可動台36の上下変
位を大きくするには、前述の方法に限らず、例えば、図
16に示すように、可動台36を吊り下げる一対のヒン
ジ部34の両側縁部に切り欠きを交互にそれぞれ設けて
もよく、また、図17に示すように、ヒンジ部34をノ
コギリ刃状に蛇行するように形成してもよい。この場
合、ヒンジ部34と電歪素子37とは同一平面形状であ
ってもよいが(図17(b))、電歪素子37だけを蛇
行させてもよい(図17(c))。両者によれば、高電
圧を印加できるという利点がある。
【0047】第8の実施形態は、図18に示すように、
前述の実施形態が駆動台36を上下動させて接点を開閉
する場合であるのに対し、駆動台36をヒンジ部34,
34を中心に回動させて接点を開閉する場合である。す
なわち、固定接点ブロック10の上面には、2対の固定
接点14a,14bおよび14c,14bが設けられて
いる一方、可動台23の下端面には、所定の間隙を配し
て一対の可動接点24a,24bが設けられている。さ
らに、駆動ブロック30の駆動台36は一対のヒンジ部
34,34を介して吊り下げられているとともに、駆動
台36上面の片側縁部には磁性材が設けられて可動電極
部38が設けられている。そして、カバー40の下面片
側には渦巻状のプリント配線が設けられて固定電極部4
3が設けられている。
【0048】したがって、カバー40の固定電極部43
に電圧が印加されていない場合、可動台36に設けた可
動接点24bが固定接点14c,14dに接触して電気
回路を閉成している。そして、前記固定電極部43に電
圧を印加して励磁すると、駆動台36の可動電極部38
が固定電極部43に吸引されて吸着するので、駆動台3
6がヒンジ部34,34を支点として回動する。このた
め、可動台23の可動接点24bが固定接点14c,1
4dから開離した後、可動接点24aが固定接点14
a,14bに接触して電気回路を閉成する。ついで、電
圧の印加を解除すると、駆動台36のヒンジ部34,3
4のばね力で駆動台36が前述とは逆方向に回動し、可
動台23が元の位置に復帰する。
【0049】第9の実施形態は、図19に示すように、
前述の実施形態は1極または同一平面に2極の接点機構
を形成した場合であるのに対し、同一軸心上に2つの接
点機構を配して2極の継電器を形成する場合であり、大
略、第1固定接点ブロック10、第1可動接点ブロック
20、駆動ブロック30、第2可動接点ブロック60、
第2固定接点ブロック70からなるものである。すなわ
ち、第1固定接点ブロック10は、シリコンプレート1
1の上面にエッチング処理を施して形成した凹所12の
底面全面に絶縁層13を形成した後、所定の間隙を介し
て第1固定接点14a,14bを形成したものである。
なお、前記第1固定接点14a,14bはスルーホール
15a,15bにそれぞれ電気接続されている。
【0050】第1可動ブロック20は、ガラスプレート
21の上面にエッチング処理を施して形成した凹所27
の底面にプリント配線を渦巻状に設けて固定電極部28
形成するとともに、その中央部に設けた貫通孔22に第
1可動台23を後述する駆動ブロック30の駆動台36
を介して上下動自在に吊り下げたものである。そして、
前記第1可動台23の下端面には第1可動接点24が設
けられている(図20)。
【0051】駆動ブロック30は、シリコンプレート3
1の上下面にエッチング処理を施して環状溝35a,3
5bを形成することにより、薄肉の環状ヒンジ部34で
駆動台36を上下動自在に吊り下げたものである。そし
て、前記駆動台36の下面のうち、第1可動ブロック2
0の固定電極部28と対向する部分に磁性材を設けて可
動電極部38が形成されている。
【0052】第2可動ブロック60は、前述の第1可動
ブロック20と同様、ガラスプレート61に形成した貫
通孔62に第2可動台63を前記駆動ブロック30の駆
動台36を介して上下動自在に支持したものである。そ
して、前記第2可動台63の上端面には、第1可動台2
3の第1可動接点24よりも肉厚の第2可動接点64が
設けられている。
【0053】第2固定接点ブロック70は、シリコンプ
レート71の下面にエッチング処理を施して凹所72を
形成し、この凹所72の天井面全面に絶縁層73を形成
した後、所定の間隙を介して第2固定接点74a,74
bを形成したものである。そして、前記第2固定接点7
4a,74bにはスルーホール75a,75bがそれぞ
れ接続されている。この実施形態によれば、第1固定接
点ブロック10を第2固定接点ブロック70に転用でき
るので、部品管理が容易になるという利点がある。
【0054】そして、第1固定接点ブロック10、第1
可動接点ブロック20、駆動ブロック30、第2可動接
点ブロック60および第2固定接点ブロック70を陽極
接合で積層一体化することにより、継電器が完成する。
【0055】したがって、第1可動接点ブロック20の
固定電極部28に電圧を印加しない場合には、第2可動
台63の第2可動接点64が第2固定接点ブロック70
の第2固定接点74a,74bに接触している一方、第
1可動台23の第1可動接点24が第1固定接点ブロッ
ク10の第2固定接点14a,14bから開離してい
る。
【0056】そして、前記固定電極部28に電圧を印加
して励磁すると、駆動台36の可動電極部38が第1可
動接点ブロック20の固定電極部28に吸着するので、
第2可動台63の第2可動接点64が第2固定接点74
a,74bから開離した後、第1可動台23の第1可動
接点24が第1固定接点14a,14bに接触して電気
回路を閉成する。
【0057】ついで、前述の励磁を解くと、環状ヒンジ
部34のばね力によって駆動台36が元の位置に復帰
し、第1可動接点24が第1固定接点14a,14bか
ら開離した後、第2可動接点64が第2固定接点74
a,74bに接触し、元の状態に復帰する。
【0058】前述の実施形態における第1,第2可動台
23,63は略ソロバン玉形状を有するものであるが、
必ずしもこれに限らず、例えば、図21に示すように、
略円錐台形状を有するものであってもよい。これによれ
ば、片面だけをエッチング処理するだけでよいので、生
産工数が減少し、生産性が向上するという利点がある。
他は前述の実施形態と同様であるので、説明を省略す
る。
【0059】また、前述の実施形態では、個々に継電器
を製造する場合について説明したが、必ずしもこれに限
らず、例えば、図22ないし図24に示すように、固定
接点ブロック10、可動接点ブロック20、駆動ブロッ
ク3およびカバー40を4個ずつ1枚のシリコンプレー
トまたはガラスプレートにそれぞれ形成し、積層一体化
して4個一体の継電器51を得、この継電器51をリー
ド線52をプリント配線した基板53上に実装してもよ
い。
【0060】さらに、前述の実施形態では、4個一体の
継電器51について説明したが、必ずしもこれに限ら
ず、例えば、図25に示すように、一枚の板状に形成し
た多数個の継電器51をプリント基板54上に載置して
電気接続することにより、いわゆるマトリックスリレー
として使用してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1ないし12の継電器によれば、駆動台と可動
接点との間に可動台が介在し、駆動台を駆動する電歪素
子または可動電極と、可動接点とが同一平面上に位置す
ることがない。このため、所望の絶縁距離を絶縁材を介
して確保でき、優れた絶縁特性を有する継電器が得られ
る。特に、請求項5の継電器によれば、電歪素子が実質
的に長くなるので、上下方向に大きく変位させることが
できる。請求項6の継電器によれば、空気抵抗が小さく
なり、可動台にブレが生じないので、上下移動が円滑に
なり、可動接点の片当たりがない。請求項7によれば、
可動台が上下動しても、乱流が生じず、可動台にブレが
生じないので、前述と同様に可動接点の片当たりがな
い。請求項8によれば、永久磁石が磁性体を吸引し、自
己復帰型の継電器が得られる。請求項9および10によ
れば、積層作業だけで、複数個の継電器を一度に製造で
きるので、生産性の高い継電器が得られる。請求項11
および12によれば、前述の継電器を利用することによ
り、いわゆるマトリックスリレーが得られるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の第1の実施形態にかかる継電器を
示し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図、図
(c)は要部拡大断面図である。
【図2】 図(a)ないし図(f)は第1実施形態の製
造工程を示す断面図である。
【図3】 図(a)ないし図(g)は第1実施形態の他
の製造工程を示す断面図である。
【図4】 本願発明の第2実施形態にかかる継電器を示
し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図である。
【図5】 本願発明の第3実施形態にかかる継電器を示
し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図である。
【図6】 本願発明の第4実施形態にかかる継電器を示
し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図である。
【図7】 前述の実施形態にかかる継電器の応用例を示
し、図(a)は常閉タイプの断面図、図(b),図
(c)は優れた絶縁性を有するタイプの断面図である。
【図8】 本願発明の第5実施形態にかかる継電器を示
し、図(a)は分解斜視図、図(b),図(c)は断面
図である。
【図9】 本願発明の第6実施形態にかかる継電器を示
し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図である。
【図10】 本願発明の第7実施形態にかかる継電器を
示し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図であ
る。
【図11】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
1応用例を示し、図(a)は斜視図であり、図(b)は
断面図である。
【図12】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
2応用例を示し、図(a)は斜視図であり、図(b)は
断面図である。
【図13】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
3応用例を示し、図(a)は斜視図であり、図(b)は
断面図である。
【図14】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
4応用例を示し、図(a)は斜視図であり、図(b)は
断面図である。
【図15】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
5応用例を示し、図(a)は斜視図であり、図(b)は
断面図であり、図(c)は要部斜視図である。
【図16】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
6応用例を示す要部斜視図である。
【図17】 前述の実施形態にかかる駆動ブロックの第
7応用例を示し、図(a)は要部斜視図であり、図
(b)は要部拡大斜視図であり、図(c)は他の変形例
を示す要部拡大斜視図である。
【図18】 本願発明の第8実施形態にかかる継電器を
示し、図(a)は分解斜視図、図(b)は断面図であ
る。
【図19】 本願発明にかかる継電器の第9実施形態を
示す分解斜視図である。
【図20】 第9実施形態の断面図である。
【図21】 第9実施形態の応用例を示す断面図であ
る。
【図22】 本願発明にかかる継電器の第10実施形態
を示す分解斜視図である。
【図23】 第10実施形態にかかる組立完成後の継電
器を示し、図(a),図(b)は部分透視斜視図であ
る。
【図24】 第10実施形態の実装方法を示す分解斜視
図である。
【図25】 本願発明にかかる継電器を利用したマトリ
ックスリレーを示す分解斜視図である。。
【図26】 従来例にかかる継電器の斜視図である。
【符号の説明】
10…固定接点ブロック、11…シリコンプレート、1
4a,14b,14c,14d…固定接点、16…永久
磁石、20…可動接点ブロック、21…ガラスプレー
ト、23…可動台、24,64…可動接点、28…固定
電極部、30…駆動ブロック、31…シリコンプレー
ト、34…ヒンジ部、36…駆動台、37…電歪素子、
38…可動電極、40…カバー、41…ガラスプレー
ト、43…固定電極。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に少なくとも一対の固定接点を設け
    た固定接点ブロックと、下端面に可動接点を設けた可動
    台を上下方向に貫通する貫通孔内に遊嵌した可動接点ブ
    ロックと、上下方向に貫通する貫通孔に遊嵌した駆動台
    の上端縁部を少なくとも一つのヒンジ部で前記貫通孔の
    開口縁部に上下動可能に支持するとともに、前記ヒンジ
    部に電歪素子を設けた駆動ブロックとを積層一体化し、
    前記駆動台のヒンジ部に設けた電歪素子に電圧を印加し
    て駆動台を上下方向に変位させ、この駆動台の下端面に
    接合一体化した前記可動台を上下方向に移動させること
    により、前記可動台の可動接点を前記固定接点ブロック
    の固定接点に接離することを特徴とする継電器。
  2. 【請求項2】 上面に少なくとも一対の固定接点を設け
    た固定接点ブロックと、下端面に可動接点を設けた可動
    台を上下方向に貫通する貫通孔内に遊嵌した可動接点ブ
    ロックと、上下方向に貫通する貫通孔に遊嵌した駆動台
    の上端縁部を少なくとも一つのヒンジ部で前記貫通孔の
    開口縁部に上下動可能に支持するとともに、前記駆動台
    の上面に可動電極部を設けた駆動ブロックと、下面に前
    記駆動台の可動電極部を吸引する固定電極を設けたカバ
    ーとを積層一体化し、前記カバーの固定電極部に電圧を
    印加して駆動台を吸引し、この駆動台の下端面に接合一
    体化した前記可動台を上方に移動させることにより、前
    記可動台の可動接点を前記固定接点ブロックの固定接点
    から開離することを特徴とする継電器。
  3. 【請求項3】 上面に少なくとも一対の固定接点を設け
    た固定接点ブロックと、下端面に可動接点を設けた可動
    台を上下方向に貫通する貫通孔内に遊嵌した可動接点ブ
    ロックと、上下方向に貫通する貫通孔に遊嵌した駆動台
    の上端縁部を同一直線上に配した一対のヒンジ部で前記
    貫通孔の開口縁部に回動可能に支持するとともに、前記
    駆動台の上面片側に可動電極部を設けた駆動ブロック
    と、下面に前記駆動台の可動電極部を吸引する固定電極
    を設けたカバーとを積層一体化し、前記カバーの固定電
    極部に電圧を印加して駆動台を吸引し、この駆動台の下
    端面に接合一体化した可動台を前記ヒンジ部を支点に回
    動させることにより、前記可動台の可動接点を前記固定
    接点ブロックの固定接点に接離することを特徴とする継
    電器。
  4. 【請求項4】 上面に少なくとも一対の固定接点を設け
    た第1固定接点ブロックと、下端面に可動接点を設けた
    可動台を上下方向に貫通する貫通孔内に遊嵌した第1可
    動接点ブロックと、上下方向に貫通する貫通孔に遊嵌し
    た駆動台の上端縁部を少なくとも一つのヒンジ部で前記
    貫通孔の開口縁部に上下動可能に支持した駆動ブロック
    と、上端面に可動接点を設けた可動台を上下方向に貫通
    する貫通孔内に遊嵌した第2可動接点ブロックと、下面
    に少なくとも一対の固定接点を設けた第2固定接点ブロ
    ックとを積層一体化し、前記第1,第2可動接点ブロッ
    クのうち、いずれか一方の駆動台との対向面に設けた固
    定電極に電圧を印加し、駆動台の対向面に設けた可動電
    極を吸引することにより、前記駆動台およびその上下端
    面に接合一体化した第1,第2可動接点ブロックの可動
    台を上下方向に往復移動させ、前記第1,第2可動接点
    ブロックの可動接点を前記第1,第2固定接点ブロック
    の固定接点に交互に接離することを特徴とする継電器。
  5. 【請求項5】 前記ヒンジ部に設けた電歪素子が、平面
    略ノコギリ刃状であることを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか1項に記載の継電器。
  6. 【請求項6】 上下動する前記可動台および駆動台に、
    その軸心を貫通する空気抜き用貫通孔を設けたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載
    の継電器。
  7. 【請求項7】 上下動する前記可動台の外周面に複数本
    の縦溝を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    6のいずれか1項に記載の継電器。
  8. 【請求項8】 固定部品と上下動する可動部品との対向
    面のうち、いずれか一方に永久磁石を設ける一方、他方
    に磁性体を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項7のいずれか1項に記載の継電器。
  9. 【請求項9】 複数個の前記固定接点ブロックを1枚の
    プレートに形成した固定接点プレートと、複数個の前記
    可動接点ブロックを1枚のプレートに形成した可動接点
    プレートと、複数個の前記駆動ブロックを1枚のプレー
    トに形成した駆動プレートと、複数枚の前記カバーを1
    枚のプレートに形成したカバープレートとを積層一体化
    したことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれ
    か1項に記載の継電器。
  10. 【請求項10】 複数個の前記第1固定接点ブロックを
    1枚のプレートに形成した第1固定接点プレートと、複
    数個の前記第1可動接点ブロックを1枚のプレートに形
    成した第1可動接点プレートと、複数個の前記駆動ブロ
    ックを1枚のプレートに形成した駆動プレートと、複数
    個の前記第2可動接点ブロックを1枚のプレートに形成
    した第2可動接点プレートと、複数枚の前記カバーを1
    枚のプレートに形成したカバープレートと、複数個の前
    記第2固定接点ブロックを1枚のプレートに形成した第
    2固定接点プレートとを積層一体化したことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の継電
    器。
  11. 【請求項11】 複数個の前記固定接点ブロックを1枚
    のプレートに形成した固定接点プレートと、複数個の前
    記可動接点ブロックを1枚のプレートに形成した可動接
    点プレートと、複数個の前記駆動ブロックを1枚のプレ
    ートに形成した駆動プレートと、複数枚の前記カバーを
    1枚のプレートに形成したカバープレートとを積層一体
    化するととともに、プリント基板上に実装したことを特
    徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載
    の継電器。
  12. 【請求項12】 複数個の前記第1固定接点ブロックを
    1枚のプレートに形成した第1固定接点プレートと、複
    数個の前記第1可動接点ブロックを1枚のプレートに形
    成した第1可動接点プレートと、複数個の前記駆動ブロ
    ックを1枚のプレートに形成した駆動プレートと、複数
    個の前記第2可動接点ブロックを1枚のプレートに形成
    した第2可動接点プレートと、複数枚の前記カバーを1
    枚のプレートに形成したカバープレートと、複数個の前
    記第2固定接点ブロックを1枚のプレートに形成した第
    2固定接点プレートとを積層一体化するとともに、プリ
    ント基板上に実装したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項8のいずれか1項に記載の継電器。
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