JPH0982179A - レバースイッチ - Google Patents

レバースイッチ

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JPH0982179A
JPH0982179A JP26241295A JP26241295A JPH0982179A JP H0982179 A JPH0982179 A JP H0982179A JP 26241295 A JP26241295 A JP 26241295A JP 26241295 A JP26241295 A JP 26241295A JP H0982179 A JPH0982179 A JP H0982179A
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Tetsuo Yamamoto
哲生 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異物の侵入に起因する操作不良の発生を防止
する。 【解決手段】 操作レバー30は、球面同士を広い面で
接触させて支持するのでなく、直交する支持軸27と傾
動軸32によって傾動可能に支持される。よって、支持
軸27や傾動軸32の回転部分に異物が噛み込んでもそ
れが噛み込んだままになる虞が少なく、操作レバー30
の円滑な傾動操作と中立位置への復帰動作とが保障され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作レバーの軸方
向への押し操作と傾動操作によってスイッチを作動させ
るレバースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のレバースイッチの一例として
は、実開昭61−201244号公報に開示されている
ものがある。これは、図5に示すように、ハウジング7
0の中空内上部の半球形案内面71に摺接して回動自由
に案内された略半球形の軸受体73と、この軸受体73
にその中心を通るように摺動自由に嵌通した摺動棒74
とからなる操作レバー72を備えている。
【0003】この操作レバー72の中立状態においてそ
の摺動棒74の上端のノブ75を押し操作すると、摺動
棒74の下端が作動ピン76を押し下げ、もってこの作
動ピン76の下に配置したスイッチ77が作動する。ノ
ブ75から手を離すと、戻しバネ80により操作レバー
72が元の状態に復動する。
【0004】また、操作レバー72を中立状態から傾動
操作すると、その摺動棒74と軸受体73とが一体とな
って回動することにより軸受体73の下面の外周縁が作
動ピン78を押し下げ、もってこの作動ピン78の下に
配置したスイッチ79が作動し、操作レバー72から手
を離すと戻しバネ81により操作レバー72が中立状態
に復動するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレバースイ
ッチ装置は、操作レバー72を傾動可能に案内支持する
手段として、操作レバー72を貫通支持する軸受体73
の半球形の外面とハウジング70の半球形案内面71と
を摺接させることにより、その半球面の球心を中心とし
て操作レバー72を傾動させるようになっていた。
【0006】しかし、このように球面同士を広い面積に
亘って摺接させることによって案内支持するという手段
では、ハウジング70の半球形案内面71と軸受体73
の半球形の外面との間に塵や埃等の異物が侵入した場合
に、異物は簡単には外部へ排出されずに両面の間に噛み
込んだままになり易く、このようになると、操作レバー
72の操作力が重くなるばかりでなく、操作力を解除し
ても中立位置に復帰しなくなるという不具合が生じる得
る。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、異物の侵入に起因する動作不良の発生を防止す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、操作
レバーがその軸方向に押し操作されることによってセッ
トスイッチが作動すると共に、操作レバーが中立位置か
ら傾動操作されることによってセットスイッチを包囲す
るように配したセレクトスイッチが作動するレバースイ
ッチにおいて、操作レバーが傾動軸を中心とする回動を
可能に傾動体に支持されると共に、この傾動体が傾動軸
と交差する支持軸を中心とする回動を可能に軸受体に支
持され、この軸受体が操作レバーの軸方向への変位可能
にガイドされて設けられている構成としたところに特徴
を有する。かかる構成の発明においては、操作レバーは
傾動軸と支持軸の両方又はいずれか一方を中心として傾
動する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、傾動体と軸受体が固定ベース内に収容されると共に
操作レバーが固定ベースの外部へ突出して設けられ、固
定ベースにはその操作レバーを突出させる開口部を包囲
する周壁部が設けられている構成としたところに特徴を
有する。かかる構成の発明においては、傾動軸と支持軸
が固定ベース内に隠蔽されているために異物から保護さ
れ、さらに、操作レバーを突出させる開口部は周壁部で
包囲されているから、異物の固定ベース内への侵入防止
が図られている。
【0010】
【発明の効果】本発明は、操作レバーを互いに交差する
傾動軸と支持軸によって傾動可能に支持するようになっ
ているため、広い球面同士を摺接させるようにしていた
従来のレバースイッチとは異なり、万一、軸部分に異物
が侵入して噛み込んだとしても、長期間に亘って噛み込
んだままになるというおそれは少ない。従って、異物の
噛み込みに起因する動作不良の発生を防止することがで
きる。
【0011】特に、請求項2の発明によれば、傾動軸と
支持軸が設けられている場所まで異物が到達し難いよう
になっているから、操作レバーの良好な操作性を維持す
る効果が更に高められている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1乃至図4を参照して説明する。
【0013】浅い盆状をなす方形のケース10内には、
裏面に図示しないIC、トランジスタ、抵抗、コンデン
サ等の回路構成部品が取り付けられている方形のプリン
ト基板11が固定されている。このプリント基板11の
表面には、1対の電極からなるセットスイッチ用固定接
触子12aが配置されていると共に、複数の電極で1組
を構成する8組のセレクトスイッチ用固定接触子12b
がセットスイッチ用固定接触子12aを中心とする円周
上に45°の等角度間隔を空けて配置されている。
【0014】このプリント基板11の表面には、電気絶
縁性及び弾力性を有するゴム製のスイッチカバー13が
固着されている。このスイッチカバー13は、全体とし
てはプリント基板11の全面を覆う方形の薄板状をなし
ており、上記したセットスイッチ用固定接触子12a及
び8組のセレクトスイッチ用固定接触子12bの各々と
対応する合計9カ所の位置には、常にはプリント基板1
1の表面から離間するように膨出したスイッチ作動部1
4a,14bが形成されている。
【0015】各スイッチ作動部14a,14bは、スイ
ッチカバー13の表面から各固定接触子12a,12b
を囲むようにテーパ筒状に立ち上がった肉薄の弾性立上
り部15a,15bと、この弾性立上り部15a,15
bの突出端に位置する円形の頭部16a,16bとから
なっている。これらの頭部16a,16bの裏面には、
夫々、導電性を有するゴム材料からなる円板形の可動短
絡子17a,17bが固着されている。かかるスイッチ
作動部14a,14bは、常には弾性立上り部15a,
15bが立ち上がって可動短絡子17a,17bを固定
接触子12a,12bから離間させた非作動状態にあ
り、頭部16aまたは16bが押されると弾性立上り部
15aまたは15bの弾性変形を伴いつつ可動短絡子1
7aまたは17bを固定接触子12aまたは12bに接
触させてこれを導通させるようになっている。また、頭
部16a,16bへの押圧が解除されると、弾性立上り
部15a,15bの弾性復元力によって可動短絡子7
a,17bが固定接触子12a,12bから離間する非
作動状態に復帰するようになっている。
【0016】上述した固定接触子12a、スイッチ作動
部14a及び可動短絡子17aによってセットスイッチ
18Aが構成されていると共に、固定接触子12b、ス
イッチ作動部14b及び可動短絡子17bによって8つ
のセレクトスイッチ18Bが構成されている。また、非
作動状態においてはセットスイッチ18Aの固定接触子
12aと可動短絡子17aとの間隔がセレクトスイッチ
18Bの固定接触子12bと可動短絡子17bとの間隔
よりも小さくなるように設定されている。
【0017】スイッチカバー13の上には、そのセット
スイッチ18Aを中心とする8つのセレクトスイッチ1
8Bの配置円と同心の円形をなす固定ベース20が、そ
の周縁部を後述するカバー40の押さえ部45によって
位置決めされた状態で固定されている。
【0018】固定ベース20のセットスイッチ18Aと
対応する中央位置には、その底面を凹ませることによっ
て方形断面の収容室21が形成されていると共に、この
収容室21の天井面から固定ベース20の上面に連通す
るレバー貫通孔22が形成されている。さらに、固定ベ
ース20の上面には、レバー貫通孔22を包囲するよう
に周壁部46が形成されている。収容室21内には、底
面が閉塞された角筒形をなす軸受体23が上下方向の移
動を可能にガイドされ、且つ、上下方向の軸回りの回転
を規制された状態で収容されている。この軸受体23の
底面とスイッチカバー13との間にはセットスイッチ1
8Aのスイッチ作動部14aを囲むように復帰バネ24
が装着されている。この復帰バネ24はスイッチ作動部
14aと協動して軸受体23を上方へ付勢しており、常
には軸受体23がその上端縁を収容室21の天井面に当
接させた状態に保持されている。尚、この復帰バネ24
とスイッチ作動部14aによる付勢力の大きさはセレク
トスイッチ18Bのスイッチ作動部14bの付勢力より
も大きく設定されている。
【0019】かかる軸受体23には、その平行な2つの
側面部を貫通させることにより、互いに同軸でプリント
基板11と平行な軸受孔25,25が形成されている。
この両軸受孔25,25の軸線は、上下方向に視た投影
面上においてセレクトスイッチ18Bの配置円の中心を
通るように設定されている。
【0020】この軸受体23の中空内には、同じく角筒
形をなす傾動体26がその外側面に突成した支持軸2
7,27を軸受孔25,25に嵌装することによって取
り付けられている。この傾動体は、支持軸27,27を
中心として所定の角度範囲内で軸受体23に対して相対
的に傾動することが可能となっている。
【0021】この傾動体26の支持軸27,27が形成
されていない側面部には、互いに同軸でプリント基板1
1と平行な軸嵌孔28,28が形成されている。この軸
嵌孔28,28の軸線は、上下方向から視た投影面上に
おいてセレクトスイッチ18Bの配置円の中心を通り、
且つ、上記軸受孔25の軸線と直角に交差するように設
定されている。
【0022】かかる傾動体26には、操作レバー30が
その脚部31の下端部に突成した一対の傾動軸32,3
2を軸嵌孔28,28に嵌装させることによって支持さ
れている。この操作レバー30は、脚部31を固定ベー
ス20のレバー貫通孔22に貫通させて上方へ突出され
ている。操作レバー30の上端の摘み部33を摘んで水
平方向へ変位させるように操作すると、操作レバー30
が傾動軸32を中心として所定の角度範囲内で傾動体2
6に対して相対的に傾動することが可能となっている。
【0023】かかる操作レバー30は、互いに直交する
支持軸27と傾動軸32によって支持されているため、
プリント基板11と直角な中立姿勢を基準として両軸2
7,32の軸線の交点を中心に軸受体23に対する任意
方向への傾動が可能となっている。
【0024】また、この操作レバー30には、その摘み
部33から傘状に延出させることによって拡出部34が
形成されている。この拡出部34の外面は、上記支持軸
27と傾動軸32の両軸線の直交点を中心とする球面と
なっている。
【0025】上記の固定ベース20には、そのセレクト
スイッチ18Bと対応する8カ所の位置において底面を
凹ませることにより各スイッチ作動部14bとの干渉を
回避するための逃がし部35が形成されていると共に、
各逃がし部35の天井面から固定ベース20の上面に連
通する案内孔36が形成されている。案内孔36には、
下端に係止鍔38の形成された作動ピン37が、その上
端を固定ベース20の上面側へ突出させた状態で上下方
向の移動を自由に嵌装されている。この作動ピン37
は、常にはスイッチ作動部14bの弾性復元力によりそ
の頭部16bで押し上げられ係止鍔38が逃がし部35
の天井面に押圧された状態に保持されている。
【0026】操作レバー30が中立姿勢で非作動状態に
あるときには、その傘状の拡出部34の下端縁が上記8
本の作動ピン37の上端の全てに同時に当接する。そし
て、この各作動ピン37は上記のようにスイッチ作動部
14bの弾性復元力によって突出方向に付勢されてい
る。したがって、操作レバー30は、常には8本の作動
ピン37により周方向において均等に押し上げられるこ
とにより中立姿勢に保持される。さらに、操作レバー3
0は、上記復帰バネ24とスイッチ作動部14aの付勢
力によって常には全体として上方へ押し上げられた非作
動状態に保持される。
【0027】また、ケース10には、上記の各部材を覆
うようにカバー40が被せられて固定されている。この
カバー40の上面には固定ベース20と同心の円形をな
して操作レバー30の摘み部33よりも大径の窓孔41
が形成されており、この窓孔41からは摘み部33が露
出している。また、窓孔41の孔縁は、操作レバー30
が非作動状態にあるときにおいて拡出部34の外面と僅
かな隙間を空けて対応している。
【0028】更に、プリント基板11には上記固定接触
子12a,12bとは別に2つの操作スイッチ用固定接
触子12c,12cが設けられている。カバー40の窓
孔44から露出させて設けた操作釦43を操作すると、
スイッチカバー13のスイッチ作動部14cに設けた図
示しない可動短絡子が固定接触子12cに対して接離
し、この固定接触子12cがオン・オフ作動するように
なっている。
【0029】次に、上記構成になるレバースイッチの作
動について説明する。操作レバー30は、常には、中立
姿勢で非作動状態にあり、1つのセットスイッチ18A
及び8つのセレクトスイッチ18Bのいずれもがオフ状
態にある。
【0030】この状態から、セットスイッチ18Aをオ
ンに切り替える場合には、操作レバー30をその軸線方
向下向きに復帰バネ24とスイッチ作動部14aの付勢
に抗して押込み操作する。これにより、傾動体26と軸
受体23が操作レバー30と一体となって下動し、可動
短絡子17aが固定接触子12aに接触してこれを短絡
させ、もってセットスイッチ18Aがオン状態に切り替
わる。尚、このときにセレクトスイッチ18Bにおいて
は、その可動短絡子17bと固定接触子12bとの間に
隙間が空き、8つのセレクトスイッチ18Bのすべてが
オフ状態のままである。
【0031】この状態から操作レバー30の押し操作を
解除すると、復帰バネ24とスイッチ作動部14aの弾
性復元力により操作レバー30が上動して非作動状態に
復帰すると共に、可動短絡子17aが12a固定接触子
から離間してセットスイッチ18Aがオフ状態となる。
【0032】次に、セレクトスイッチ18Bをオンに切
り替える操作について説明する。この操作は、操作レバ
ー30の摘み部33を摘んで方向のうちの任意の方向へ
変位させることによって行う。このときの移動方向が傾
動軸32の軸線と直角な方向である場合には、軸受体2
3と傾動体26との間では支持軸27回りの相対的な回
動を生じることがなく、操作レバー30が傾動軸32を
中心に軸受体23及び傾動体26に対して傾動すること
になる。操作レバー30の操作方向が支持軸27の軸線
と直角な方向である場合には、操作レバー30と傾動体
26とが一体となって支持軸27を中心に軸受体23に
対して傾動することになる。操作レバー30の操作方向
が支持軸27及び傾動軸32の両軸線に対して45°の
角度をなす方向である場合には、軸受体23に対して傾
動体26が支持軸27を中心に傾動すると同時に、この
傾動体26に対して操作レバー30が傾動軸32を中心
に傾動することになる。なお、上記の3通りの傾動の仕
方のいずれにおいても、操作レバー30の傾動の中心は
支持軸27と傾動軸32の両軸線の交点となっている。
【0033】このようにして操作レバー30が傾動する
と、8本の作動ピン37のうちの傾動方向に位置する作
動ピン37が拡出部34によって押し下げられ、スイッ
チ作動部14bがその弾力に抗して潰されるように弾性
撓みする。これにより、可動短絡子17bが固定接触子
12bに接触してこれを短絡させ、もって、セレクトス
イッチ18Bがオン状態に切り替わる。
【0034】また、操作レバー30に対する傾動方向の
操作力を解除すると、スイッチ作動部14bの弾性復元
力によって作動ピン37が上方へ復動すると同時に操作
レバー30が非作動状態に復帰し、可動短絡子17bが
固定接触子12bから離間してセレクトスイッチ18B
がオフ状態に切り替わる。
【0035】尚、セレクトスイッチ18Bにおけるスイ
ッチ作動部14bの付勢力よりもセットスイッチ18A
における復帰バネ24及びスイッチ作動部14aの付勢
力のほうが大きく設定されているため、操作レバー30
を傾動してセレクトスイッチ18Bを作動する際にセッ
トスイッチ18Aがオン状態に切り替わるおそれはな
い。
【0036】上述したように、本実施形態では、操作レ
バー30の傾動動作を案内する手段として、従来のよう
に球面同士を広い面で接触させるのではなく、互いに直
交する支持軸27と傾動軸32を中心として回動させる
構成となっている。支持軸27は小径であってその軸受
孔25との接触面積は狭く、また、傾動軸32も小径で
あってその軸嵌孔28との接触面積は小さい。したがっ
て、操作機構の内部に塵や埃等の異物が侵入したとして
も、これらの異物が支持軸27と軸受孔25との間や傾
動軸32と軸嵌孔28との間に噛み込むおそれが少な
い。万一、支持軸27と軸受孔25との隙間や傾動軸3
2と軸嵌孔28との隙間に異物が噛み込んだとしても、
比較的短期間のうちに異物が排除される。これにより、
操作レバーの円滑な傾動操作が保障されると共に、操作
レバーの傾動操作を解除したときの操作レバーの中立位
置への復帰動作が保障される。
【0037】特に、本実施形態では、拡出部34の外面
はその傾動中心と同心の球面となっていることから、操
作レバー30の傾動及び復動時に拡出部34がカバー4
0の窓孔41の孔縁と干渉することがなく、また、拡出
部34と窓孔41の孔縁との間が常に一定の僅かな隙間
しか空かないようになっている。このため、カバー4の
窓孔41からの異物の侵入防止が図られている。
【0038】しかも、固定ベース20の上面にはレバー
貫通孔2を包囲する周壁部46が形成されているから、
例えカバー40の内部に異物が侵入したとしても、その
異物が収容室21内に侵入することは防止される。した
がって、異物が支持軸27と軸受孔25との摺動部分及
び傾動軸32と軸嵌孔28との摺動部分に到達し難くな
っている。
【0039】また、本実施例においては、収容室21と
軸受体23を角形断面としたことによって操作レバー3
0の回転を阻止する構成としたから、操作レバー30の
摘み部33を摘んだときに回転することに起因して間違
った方向に傾動させたりするといった操作ミスが生じ難
くなっている。
【0040】さらに、本実施形態では、セットスイッチ
18Aをオン操作する際に操作レバー30が傾いた姿勢
になっていても、軸受体23が真下方向へ平行移動して
スイッチ作動部14aの頭部16aを傾かせずに真っ直
ぐ下降させるようになっている。したがって、例えば操
作レバーが直接頭部を押圧する構造になっている場合の
ように頭部が斜めに押される、という虞がなく、本実施
形態ではセットスイッチ18Aのオン動作が確実に行わ
れる。
【0041】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0042】(1)上記実施形態ではセットスイッチス
イッチ用の復帰バネ24を用いたが、スイッチ作動部1
4aの弾性復元力が十分大きければ、復帰バネ24を設
けなくてもよい。
【0043】(2)上記実施例においては、操作レバー
30を傾動自由に支持するための傾動軸32と支持軸2
7とをその軸線同士が一点で直角に交差する場合につい
て説明したが、本発明によれば、傾動軸32と支持軸2
7の軸線が操作レバー30の長さ方向においてずれた2
位置を各別に通るように交差する構成とすることも可能
である。
【0044】(3)上記実施例においては、軸受体23
による傾動体26の支持手段を軸受体23に設けた軸受
孔25と傾動体26に形成した支持軸27とによって構
成したが、本発明によれば、軸受体に支持軸を設けると
共に傾動体に軸受孔を設ける構成としてもよい。
【0045】(4)上記実施例においては、傾動体26
による操作レバー30の支持手段を傾動体26に形成し
た軸嵌孔28と操作レバー30に形成した傾動軸32と
によって構成したが、本発明によれば、傾動体に傾動軸
を形成すると共に操作レバーに軸嵌孔を形成する構成と
してもよい。
【0046】(5)本発明において操作レバーの押し操
作または傾動操作によりオン・オフされるスイッチは、
上記実施例のスイッチング手段に限定されるものではな
く、タクトスイッチ等の他のスイッチング手段を含むも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図
【図2】非作動状態の断面図
【図3】操作レバーを傾動操作した状態の断面図
【図4】操作レバーを押し操作した状態の断面図
【図5】従来例の断面図
【符号の説明】
18A…セットスイッチ 18B…セレクトスイッチ 23…軸受体 26…傾動体 27…支持軸 30…操作レバー 32…傾動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーがその軸方向に押し操作され
    ることによってセットスイッチが作動すると共に、前記
    操作レバーが中立位置から傾動操作されることによって
    前記セットスイッチを包囲するように配したセレクトス
    イッチが作動するレバースイッチにおいて、 前記操作レバーが傾動軸を中心とする回動を可能に傾動
    体に支持されると共に、この傾動体が前記傾動軸と交差
    する支持軸を中心とする回動を可能に軸受体に支持さ
    れ、この軸受体が前記操作レバーの軸方向への変位可能
    にガイドされて設けられていることを特徴とするレバー
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 傾動体と軸受体が固定ベース内に収容さ
    れると共に操作レバーが前記固定ベースの外部へ突出し
    て設けられ、前記固定ベースにはその前記操作レバーを
    突出させる開口部を包囲する周壁部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のレバースイッチ。
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Cited By (3)

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