JPH0982055A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JPH0982055A
JPH0982055A JP8167217A JP16721796A JPH0982055A JP H0982055 A JPH0982055 A JP H0982055A JP 8167217 A JP8167217 A JP 8167217A JP 16721796 A JP16721796 A JP 16721796A JP H0982055 A JPH0982055 A JP H0982055A
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Japan
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shutter
head
drive device
case
insertion hole
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JP8167217A
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English (en)
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Minoru Fujita
稔 藤田
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Nintendo Co Ltd
Maxell Holdings Ltd
Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
Nintendo Co Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドライブ装置に装着してヘッドの挿入時上ヘ
ッドと下ヘッドの上下動のストロークを小さくし、ドラ
イブ装置の薄型化を実現し、ヘッドの位置決め精度を向
上し得る、ディスクカートリッジを提供する。 【解決手段】 上ハーフ2および下ハーフ3を重ね合わ
せたケース1の内部には、ディスク状記録媒体が回転自
在に収納される。下ハーフ3の裏面には、ドライブ装置
への挿入方向側の端面のほぼ中央から挿入方向と逆方向
に向かって細長く延びるように下ヘッド挿入孔が形成さ
れる。上ハーフ2の上面であって下ヘッド挿入孔のほぼ
直上部には、盛り上がり形状を有する上ヘッド収容部2
1が形成される。ドライブ装置への挿入方向側のケース
端面に、下ヘッド挿入孔と連接する端面開口部が形成さ
れる。通常、端面開口部は、シャッタ4の短辺部42で
閉塞され、下ヘッド挿入孔は、シャッタ4の長辺部41
で閉塞される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクカートリ
ッジに関し、より特定的には、磁気ディスク、CD−R
OM、MOD等のディスク状記録媒体を回転可能に収納
すると共に、ドライブ装置に装着されて使用されるディ
スクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディスクカートリッジと
しては、例えば特公平4−42754号公報(以下「先
行技術1」)に開示のものがあった。先行技術1は、ケ
ースが上ハーフと下ハーフからなりかつ挿入方向先端の
1つの角に切欠部を有する矩形状に構成され、上ケース
と下ケースのそれぞれにヘッド挿入孔を形成し、ヘッド
挿入孔を覆うためにコ字状(又は鋼材の断面形状を示す
チャンネル形)のシャッタを開閉自在に形成し、ケース
の内部にディスク状記録媒体を収納したものである。こ
の先行技術1は、ドライブ装置に水平に挿入され、ほぼ
完全に挿入された状態で厚さ方向(垂直方向)に下降し
てローディングされる。シャッタは、常時閉成する方向
にバネによって付勢されている。そして、先行技術1の
ディスクカートリッジがドライブ装置にローディングさ
れるとき、水平方向に挿入されながらシャッタが開成さ
れ、ドライブ装置にほぼ完全に挿入される状態になると
き挿入方向先端の切欠部によって逆差しの有無を区別可
能とされて、正常なローディングが確保される。ローデ
ィングが完了すると、ドライブ装置内部のヘッドが上下
に開いた状態でカートリッジ前縁部(シャッタ前縁部)
を越え、ヘッド挿入孔と対応する位置でヘッドがディス
クに対して近づくように構成されている。
【0003】その他のディスクカートリッジとして、特
公平4−66078号公報(以下「先行技術2」)に開
示のものもある。先行技術2は、シャッタ開成時におけ
るヘッド挿入孔に対応するシャッタの端面部分を他の部
分の厚さよりも薄くなるように、幅の狭い部分を形成し
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先行技術1のディスク
カートリッジは、ドライブ装置にローディングすると
き、ドライブ装置側の上ヘッドと下ヘッドが上ハーフと
下ハーフのそれぞれのヘッド挿入孔からディスク記録媒
体を上下から挟むように挿入されるため、上ヘッドと下
ヘッドの間隔を広く設ける必要があり、ドライブ装置を
薄型化することが困難であった。また、ヘッドの上下動
のストロークが大きくなり、上下動させることにより、
ヘッドの位置決め精度が悪くなるという欠点がある。特
に、位置決め精度は、ケースに収納される媒体が高密度
記録可能なものの場合に影響が大きくなる。さらに、ド
ライブ装置にほとんど挿入した状態になるまで、正規に
挿入されているか逆方向に挿入されているのか検出でき
ないので、逆方向に挿入していることに気付かずに無理
に押し込んでしまって装置を破損する心配もあった。
【0005】一方、先行技術2は、上ヘッドと下ヘッド
が上ハーフと下ハーフのそれぞれのヘッド挿入孔からデ
ィスク記録媒体を上下から挟むように挿入されることに
変わりなく、上ヘッドと下ヘッドストロークを先行技術
1よりも若干小さくできる程度の差に過ぎない。
【0006】また、先行技術1および2は、何れも上ハ
ーフと下ハーフの両側にヘッド挿入孔を形成しているた
め、カートリッジケースの平面の上から踏みつけたり、
カートリッジケースを捩ったりして外部応力を加えたと
きにケースの強度が弱いので、ケースの破損を招き易
く、その結果ディスク状記録媒体に傷を付けて記録デー
タの破損を招くという問題もある。
【0007】それ故に、この発明の主たる目的は、ドラ
イブ装置に装着してヘッドを挿入する際の上ヘッドと下
ヘッドの上下動のストロークをできる限り小さくして、
ドライブ装置の薄型化を実現するとともに、ヘッドの位
置決め精度を向上し得る、ディスクカートリッジを提供
することである。この発明の他の目的は、ヘッド挿入孔
を片面に形成しても強度を十分に確保でき、しかもドラ
イブ装置への逆差しを未然に防止できるディスクカート
リッジを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、対向配置された上ヘッドおよび下ヘッドを有
し、これら上ヘッドおよび下ヘッドの間に挿入されたデ
ィスク状記録媒体から記録情報を読み取るように構成さ
れたドライブ装置に使用することが可能で、矩形の平面
形状を有し、その空間内において、回転自在に保持され
るディスク状記録媒体を備えたディスクカートリッジで
あって、上ハーフおよび下ハーフの内面側同士を重ね合
わせて構成され、ディスクカートリッジの外部形状を規
定するケース、下ハーフにおいて、ある一つの端面のほ
ぼ中央からカートリッジ中央部に向かって細長く延びる
ように形成された下ヘッド挿入孔、上ハーフにおいて下
ヘッド挿入孔のほぼ直上部に形成され、上ハーフ主面の
他の部分に比べて盛り上がった形状を有しており、ある
一つの端面に、下ヘッド挿入孔と連接しかつ上ヘッドが
挿入可能な端面開口部を形成する上ヘッド収容部、およ
び互いに直交する短辺部と長辺部とを有する断面ほぼL
字状に形成され、短辺部で端面開口部を閉塞し、かつ長
辺部で下ヘッド挿入孔を閉塞し、ケースをドライブ装置
に挿入するときに、スライドして開成可能に保持された
シャッタを備えている。
【0009】上記のように、第1の発明では、下ケース
のみに下ヘッドを挿入するためのヘッド挿入孔が形成さ
れ、上ケースには他の面よりも盛り上がるようにヘッド
収容部が形成される。そして、ヘッド収容部とヘッド挿
入孔とが連なることにより、ヘッド挿入孔近傍のケース
の端面には、端面開口部が形成される。さらに、この端
面開口部とヘッド挿入孔を覆うように、L字状のシャッ
タが摺動自在に形成される。これによって、ドライブ装
置側の上下ヘッドの上下動のストロークを出来る限り小
さくでき、ドライブ装置を薄型化出来る。また、ヘッド
の位置決め精度を向上できる。また、第1の発明によれ
ば、下ケースのヘッド挿入孔に対応する上ケースには、
ヘッド収容部が形成されているので、両面にヘッド挿入
孔を形成したディスクカートリッジに比べて、平面方向
からの外部応力に対する強度を強くでき、またひねりに
よる外力にたいしても十分な強度が得られる。従って、
乱暴に取り扱ってもケースが破損することがなく、結果
として記録媒体の損傷を防止することができる。さら
に、第1の発明によれば、ヘッド挿入孔を下ケース(片
面)に形成しても強度を十分に確保でき、しかもドライ
ブ装置への逆差しを未然に防止できるディスクカートリ
ッジを得ることができる。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、上ハ
ーフと下ハーフとの間に形成される空間内において下ヘ
ッド挿入孔の近傍に収納され、ケースをドライブ装置に
装着していないときにシャッタを閉成する方向に弾性的
に付勢する弾性部材をさらに備えることを特徴とする。
【0011】上記第2の発明によれば、ケースをドライ
ブ装置に装着していない状態では、シャッタが弾性部材
によって閉成方向に付勢される。従って、不使用時にお
いてシャッタが定常的に閉じた状態となるため、ケース
内に塵埃や異物が侵入するのを防止できる。
【0012】第3の発明は、第1の発明において、上ヘ
ッド収容部は、ケースをある一つの端面から見たとき
に、台形状を有するように形成されることを特徴とす
る。
【0013】上記のように、第3の発明では、上ヘッド
収容部が台形状に形成されているため、さらにケースの
強度を増すことができる。すなわち、ケースに対して折
り曲げ方向の力が作用しても、台形の傾斜の部分で、当
該力が分散するので、折り曲げに対して強くなる。ま
た、シャッタの短辺部は、台形状に形成された上ヘッド
収容部の斜辺に沿ってスライドするため、引っ掛かりを
防止することができ、安定したシャッタの開閉動作が可
能となる。
【0014】第4の発明は、第1または第2の発明にお
いて、上ハーフの外面には、ある一つの端面と直交する
1対の端面に沿って延びる1対の突条部が形成されてい
ることを特徴とする。
【0015】上記のように、第4の発明では、上ハーフ
の外面に1対の突条部を設けるようにしているので、ケ
ースの強度をさらに増すことができる。
【0016】第5の発明は、第4の発明において、上ハ
ーフに形成される1対の突条部の最高面部の高さは、上
ヘッド収容部の最高面部の高さとほぼ同一の高さになる
ように選ばれていることを特徴とする。
【0017】上記のように、第5の発明では、上ハーフ
に形成される1対の突条部の最高面部の高さと上ヘッド
収容部の最高面部の高さとを揃えることにより、複数の
ディスクカートリッジを積み重ねた場合に、ディスクカ
ートリッジ間でがたつきが生じるのを防止している。そ
の結果、保管や運搬に適したディスクカートリッジが得
られる。
【0018】第6の発明は、第1ないし第3のいずれか
の発明において、シャッタの短辺部は、その先端部が上
ヘッド収容部の最高面部近傍位置まで延ばされており、
シャッタを開成したときに当該先端部が上ヘッド収容部
よりも低い上ハーフ主面の他の部分の面から突出するこ
とを特徴とする。
【0019】上記のように、第6の発明では、シャッタ
の短辺部の先端部が上ヘッド収容部の最高面部近傍位置
まで延ばされているため、シャッタを開成したときに、
当該先端部が上ハーフの主面から突出する。この突出し
た部分を利用して、ドライブ装置側では、例えばシャッ
タの開成検知を行うことができる。また、このときの検
知結果を、何らかの制御(例えば、シャッタが開成され
たときのみディスクカートリッジのローディングを許可
する制御)に応用することができる。
【0020】第7の発明は、第1の発明において、シャ
ッタの長辺部の先端部近傍には、他の部分に比べて肉厚
の薄い薄肉部分が形成されており、下ハーフには、長辺
部の薄肉部分を差し込むことによりシャッタを係合支持
するための係合孔が形成されていることを特徴とする。
【0021】本発明のディスクカートリッジは、ケース
の一方面に、盛り上がり形状を有する上ヘッド収容部が
設けられている。そのため、シャッタは、ケースの一方
面上を摺動することができず、他方面上のみを摺動する
ことになる。従って、そのままでの構成では、シャッタ
のケースに対する保持性が悪くなる。そこで、第6の発
明では、シャッタの長辺部の先端部近傍に薄肉部分を形
成し、下ハーフには係合孔を形成し、この係合孔に長辺
部の薄肉部分を差し込むことにより、シャッタを係合支
持するようにしている。これによって、シャッタのケー
スに対する保持性が著しく良好になる。
【0022】第8の発明は、第1の発明において、ディ
スク状記録媒体の中央部には、ドライブ装置のスピンド
ルによってチャッキングされるハブが形成されており、
下ハーフのほぼ中央部には、ハブを露出させかつその直
径よりも大きな直径を有するスピンドル孔が形成されて
おり、シャッタの長辺部は、短辺部と連続しかつ閉成時
において端面開口部と対向しかつ端面開口部全体を覆う
ことが可能な第1の部分と、閉成時においてスピンドル
孔と対向しかつスピンドル孔全体を覆うことが可能な第
2の部分とを含み、長辺部の第1の部分における開成方
向と逆方向の端部の位置と、短辺部における開成方向と
逆方向の端部の位置とを、第2の部分における開成方向
と逆方向の端部の位置よりも開成方向側にずらせたこと
を特徴とする。
【0023】上記のように、第8の発明では、下ヘッド
挿入孔と対向する長辺部の第1の部分の一方端部(開成
方向と逆方向の端部)の位置および端面開口部と対向す
る短辺部の一方端部(開成方向と逆方向の端部)の位置
を、スピンドル孔と対向する長辺部の第2の部分の一方
端部(開成方向と逆方向の端部)の位置よりも開成方向
側にずらせるようにしている。これによって、シャッタ
の開成時において、下ヘッド挿入孔がスピンドル孔より
も早く露出する。その結果、ディスクカートリッジをド
ライブ装置に挿入する際に、端面開口部および下ヘッド
挿入孔が素早く開口し、ドライブ装置側の上ヘッドおよ
び下ヘッドがシャッタと干渉して破損するのを防止でき
る。また、端面開口部および下ヘッド挿入孔を素早く開
口させることにより、ディスクカートリッジがドライブ
装置に完全に装着されるのを待たずにドライブ装置側の
上ヘッドおよび下ヘッドを挿入することが可能となり、
ドライブ装置の奥行きを短くすることも可能となる。
【0024】第9の発明は、第1の発明において、上ハ
ーフの内面には、ディスク状記録媒体の外周よりも少し
中心側の円周方向に沿ってリブが形成されていることを
特徴とする。
【0025】上記のように、第9の発明では、ディスク
状記録媒体の外周よりも少し中心側の円周方向に沿って
リブを形成することにより、ケース内部でディスク状記
録媒体が上下方向に変位するのを防いでいる。
【0026】第10の発明は、第4または第5の発明に
おいて、上ハーフの外面であってドライブ装置への挿入
方向と逆方向側の端部近傍には、上ヘッド収容部と同じ
幅でかつ同じ高さを有する盛り上がり部が形成されるこ
とを特徴とする。
【0027】上記のように、第10の発明では、上ハー
フの端部(ドライブ装置への挿入方向と逆方向側の端
部)近傍に、上ヘッド収容部と同じ幅でかつ同じ高さを
有する盛り上がり部を形成することにより、ケースの強
度をさらに増すようにしている。
【0028】第11の発明は、第10の発明において、
上ハーフの外面であってドライブ装置への挿入方向と逆
方向側の端部には、盛り上がり部から左右の1対の突条
部へと延びる凸壁が形成されることを特徴とする。
【0029】上記のように、第11の発明では、上ハー
フの端部(ドライブ装置への挿入方向と逆方向側の端
部)に、盛り上がり部から左右の1対の突条部へと延び
る凸壁を形成するようにしている。これによって、ケー
スの正面形状(ドライブ装置に最初に挿入される面とは
逆の面から見た形状)が矩形状となる。従って、ドライ
ブ装置にケースの正面形状と対応する矩形状のカートリ
ッジ挿入口を設けておけば、ディスクカートリッジをド
ライブ装置内に完全に挿入した状態で、当該カートリッ
ジ挿入口がケースによって完全に閉塞され、使用時にお
いて塵埃や異物がドライブ装置内に侵入するのを防止で
きる。また、このような凸壁を形成することにより、ケ
ースの強度をさらに増すことができ、カートリッジに垂
直方向に過大な力が加わったときにスペーサの役割を果
たし、ディスク状記録媒体がダメージを受けるのを防止
できる。さらに、ケースを成形するときに反りが発生す
るのを低減することができる。
【0030】第12の発明は、対向配置された上ヘッド
および下ヘッドを有し、これら上ヘッドおよび下ヘッド
の間に挿入されたディスク状記録媒体から記録情報を読
み取るように構成されたドライブ装置に使用することが
可能で、矩形の平面形状を有し、その空間内において、
回転自在に保持されるディスク状記録媒体を備えたディ
スクカートリッジであって、上ハーフおよび下ハーフの
内面側同士を重ね合わせて構成され、ディスクカートリ
ッジの外部形状を規定するケース、下ハーフにおいて、
ある一つの端面のほぼ中央から中心方向に向かって細長
く延びるように形成された下ヘッド挿入孔、上ハーフに
おいて下ヘッド挿入孔のほぼ直上部に形成され、上ハー
フ主面の他の部分に比べて盛り上がった形状を有してお
り、ある一つの端面に、下ヘッド挿入孔と連接しかつ上
ヘッドが挿入可能な端面開口部を形成する上ヘッド収容
部、互いに直交する短辺部と長辺部とを有する断面L字
状に形成され、短辺部で端面開口部を閉塞し、かつ長辺
部で下ヘッド挿入孔を閉塞し、ケースをドライブ装置に
挿入するときにスライドして開成可能に、上ハーフと下
ハーフとに挟まれた状態で保持されたシャッタ、および
上ハーフと下ハーフとの間に形成される空間内において
下ヘッド挿入孔の近傍に収納され、ケースをドライブ装
置に装着していないときにシャッタを閉成する方向に弾
性的に付勢する弾性部材を備えている。上記第12の発
明は、前述の第1の発明と同様の効果を奏する。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るディスクカートリッジを斜め上側から見た状態を
示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るディ
スクカートリッジを斜め下側から見た状態を示す斜視図
である。図3は、第1の実施形態に係るディスクカート
リッジを真上から見た状態を示す平面図である。図4
は、第1の実施形態に係るディスクカートリッジを真下
から見た状態を示す底面図である。図5は、第1の実施
形態に係るディスクカートリッジの背面図である。以
下、これら図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施
形態に係るディスクカートリッジが有する外観の特徴を
説明する。
【0032】ケース1は、その平面が矩形状に形成され
ている。このようなケース1は、図1および図2に示す
ように、合成樹脂成形体の上ハーフ2および下ハーフ3
の内面側同士を重ね合わせ、これらを超音波溶着やネジ
等によって接合することにより構成されている。ケース
1の内部には空間が形成されており、この空間内には、
磁気ディスク、CD−ROM、MOD(光磁気ディス
ク)等のディスク状記録媒体5(図4参照)が回転自在
に収納されている。従って、ケース1は、図1および図
2に示すように、扁平な直方体形状を有しており、その
外形が、上面1Uと、下面1Dと、正面1Fと、背面1
Bと、右側面1Rと、左側面1Lとによって規定され
る。下面1Dにおいて、背面1Bのほぼ中央部からケー
ス1の中心に向かって、下ヘッド挿入孔35が形成され
ている。上面1Uにおいて、下ヘッド挿入孔35のほぼ
直上部には、下ヘッド挿入孔35と連接されかつ上ヘッ
ドが挿入可能な端面開口部11を背面1Bに有する上ヘ
ッド収容部21が突出して形成されている。下ヘッド挿
入孔35と端面開口部11は、互いに直交する短辺部と
長辺部を有する断面ほぼL字状のシャッタ4によって閉
塞されている。なお、ケース1は、背面1B側から後述
するドライブ装置に挿入される。ドライブ装置は、対向
配置された上ヘッドおよび下ヘッドを有し、これら上ヘ
ッドおよび下ヘッドの間にディスク状記録媒体を挿入す
ることにより、当該ディスク状記録媒体から記録情報を
読み取る。なお、ディスク状記録媒体が、MODのよう
に書き込み可能な場合は、上ヘッドおよび下ヘッドは、
記録情報を読み取るだけでなく、情報の書き込みも行う
ことができる。
【0033】また、ケース1には、シャッタ4がスライ
ド自在に保持されている。このシャッタ4は、下ハーフ
3の外面の一部を覆う長辺部41と、ケース1の背面の
一部を覆う短辺部42とを有し、長辺部41と短辺部4
2が互いに直交している。従って、シャッタ4は、その
断面がL字状に形成されている。シャッタ4は、ケース
1の内部に収納されたバネ(後述する)によって、閉成
方向に弾性的に付勢されており、通常の保管状態におい
て、シャッタ4は閉成されている。図2は、シャッタ4
が閉成された状態を示している。この閉成状態におい
て、シャッタ4は、ケース1の内部に収納されたシャッ
タロック部材(後述する)によってロックされている。
従って、シャッタ4は、容易には開かず、ケース内部の
ディスク状記録媒体5が不用意に露出することが防止さ
れる。図4および図5は、シャッタ4が開成された状態
を示している。シャッタロック部材によるシャッタ4の
ロック状態は、後述するドライブ装置によって解除さ
れ、ロック状態の解除を受けてシャッタ4が開成する。
すなわち、本実施形態のディスクカートリッジをドライ
ブ装置に挿入すると、ドライブ装置側の構成によってシ
ャッタ4のロックが解除される。シャッタ4のロックお
よびロック解除のメカニズムについては、後に詳細に説
明する。
【0034】次に、上ハーフ2の構成について説明す
る。ケース1の背面1Bの近傍であって、上ハーフ2の
左右方向中央部には、上ヘッド収容部21が形成されて
いる。この上ヘッド収容部21は、ケース1の上面1U
の他の部分よりも盛り上がるように形成されている。す
なわち、上ヘッド収容部21は、ケース1の上面1Uの
最低面部22から所定の傾斜角度を有して立ち上がる傾
斜部21bと、表面が平らな最高面部21aとを含む。
従って、図5に示すように、上ヘッド収容部21は、ケ
ース1の背面1B側から見ると、台形状に形成されてい
る。このような上ヘッド収容部21を設けることによ
り、ケース1の背面1Bには、ドライブ装置の上ヘッド
を挿入するための端面開口部11が形成される(図5参
照)。上ヘッド収容部21には、端面開口部11の前方
からほぼ水平方向にドライブ装置の上ヘッドが挿入され
る。これによって、ケース1に対して折り曲げ方向の力
が作用しても、台形の傾斜の部分で当該力が分散するの
で、折り曲げに対する強度が向上する。また、シャッタ
4の短辺部42は、台形状に形成された上ヘッド収容部
21の斜辺に沿ってスライドするため、引っ掛かりを防
止することができ、安定したシャッタの開閉動作が可能
となる。
【0035】また、ケース1の正面1Fの近傍であっ
て、上ハーフ2の左右方向中央部には、盛り上がり部2
3が形成される。この盛り上がり部23は、上ヘッド収
容部21と同様に、ケース1の上面1Uの最低面部22
から所定の傾斜角度を有して立ち上がる傾斜部23b
と、表面が平らな最高面部23aとを含む。なお、盛り
上がり部23の最高面部23aの高さは、上ヘッド収容
部21の最高面部21aの高さとほぼ等しくなるように
選ばれている。これによって、ケース1の強度をさらに
増すことができる。
【0036】また、上ハーフ2の右端部および左端部に
は、それぞれ、ケース1の右側面1Rおよび左側面1L
に沿って延びる右突条部24Rおよび左突条部24Lが
形成されている。これら右突条部24Rおよび左突条部
24Lは、それぞれ、ケース1の上面1Uの最低面部2
2から所定の傾斜角度を有して立ち上がる傾斜部24R
bおよび24Lbと、表面が平らな最高面部24Raお
よび24Laとを含む。なお、最高面部24Raおよび
24Laの高さは、上ヘッド収容部21の最高面部21
aの高さとほぼ等しくなるように選ばれている。さら
に、ケース1の正面1Fには、盛り上がり部23から右
および左突条部24Rおよび24Lに向かって延びる左
右1対の凸壁25が形成されている。これによって、ケ
ース1の強度をさらに増すことができ、カートリッジに
垂直方向に過大な力が加わったときにスペーサの役割を
果たし、ディスク5がダメージを受けるのを防止でき
る。また、ケース1を成形するときに反りの発生を低減
することができる。さらに、左右1対の凸壁25を形成
することによって、ケース1の正面1Fの形状が矩形状
になり、ドライブ装置のカートリッジ挿入口をケース1
の背面1Bの形状と対応する形状としても、ディスクカ
ートリッジをドライブ装置に完全に装着すれば、当該カ
ートリッジ挿入口はケース1によって完全に閉塞され、
使用時にドライブ装置内にゴミや埃が侵入することを防
止できる。
【0037】上記のように、ケース1の上面1Uには、
従来のディスクカートリッジに設けられているようなヘ
ッド挿入孔が設けられていない。従って、ケース1の強
度が従来のディスクカートリッジのケースに比べて高く
なっている。さらに、傾斜部21b,23b,24Rb
および24Lbを設けることにより、折り曲げ方向に対
する上ハウジングの強度が、表面がフラットなものに比
べて、飛躍的に高くなっている。これは、傾斜部21
b,23b,24Rbおよび24Lbによって、折り曲
げ方向の力が法線方向に分散されるためと考えられる。
また、各最高面部21a,23a,24Raおよび24
Laの高さが、同一の高さに揃えられているため、複数
のディスクカートリッジを重ねて保管する場合にも、各
ディスクカートリッジ間でがたつきが生じない。また、
凸部に囲まれた凹部(最低面部22)は、積み重ねた場
合でも擦れることがないため、ディスクの内容を示すラ
ベルの添付領域などに利用することができる。
【0038】次に、下ハーフ3の構成について説明す
る。下ハーフ3は、その表面がほぼフラットな形状に形
成されている。ただし、シャッタ4がスライドするスラ
イド領域31は、下ハーフ3の主表面領域32に比べ
て、その高さがシャッタ4の長辺部41の厚み分だけ低
くなっている。これによって、シャッタ4の長辺部41
の表面が、下ハーフ3の主表面領域32から突出するこ
とがない。このことは、複数のディスクカートリッジを
重ねた場合に、各ディスクカートリッジ間でがたつきが
生じないことを意味する。また、スライド領域31にお
いて、ケース1の正面1Fに近い側の端部には、段差部
33が形成されている。この段差部33は、スライド領
域31よりも少し低くなっている。さらに、この段差部
33において、ケース1の正面1Fに近い側の端部と主
表面領域32との間には、スリット状の係合孔34が形
成されている。この係合孔34には、シャッタ4の長辺
部41の先端部が差し込まれて係合される。
【0039】従来のディスクカートリッジのシャッタ
は、ケースの上面および下面の両方に接するように、断
面チャネル状に形成されている。そのため、当該シャッ
タを1箇所で保持しても、ケースから離脱しにくくなっ
ている。これに対し、本実施形態のディスクカートリッ
ジでは、ケース1の上面1Uには、ヘッド挿入孔に代え
て、盛り上がり形状を有する上ヘッド収容部21が形成
されている。従って、シャッタ4は、ケース1の上面1
U上をスライドすることが不可能である。そのため、シ
ャッタ4は、ケース1の下面1Dにのみ接する断面L字
状に形成されている。このような構成では、1箇所のみ
でシャッタ4を保持した場合、ケース1に対する保持性
が悪く、シャッタ4が容易にケース1から離脱してしま
う。そこで、上記実施形態では、上ハーフ2と下ハーフ
3との間でシャッタ4の短辺部42を保持するだけでな
く、シャッタ4の長辺部41の先端部を係合孔34に差
し込んで係合保持することにより、シャッタ4のケース
1に対する保持性を高めている。
【0040】さらに、下ハーフ3には、図4に示すよう
に、下ヘッド挿入孔35およびスピンドル孔36が形成
されている。下ヘッド挿入孔35は、ケース1の背面1
Bの近傍であって、下ハーフ3の左右方向中央部に配置
されている。ドライブ装置の下ヘッドは、下ヘッド挿入
孔35の下方向から挿入される。スピンドル孔36は、
下ハーフ3のほぼ中央部であって、ディスク状記録媒体
5の中心に設けられたハブ51に対向する位置に配置さ
れている。スピンドル孔36の直径は、ハブ51の直径
よりも大きく選ばれている。従って、シャッタ4の開成
時には、ハブ51がスピンドル孔36を介して完全に露
出する。ハブ36は、ドライブ装置のスピンドルによっ
てチャッキングされ、その後、回転される。
【0041】図6は、上ハーフ2の内面の詳細を示す図
である。図7は、下ハーフ3の内面の詳細を示す図であ
る。以下、これら図6および図7を参照して、ケース1
の内部構造について説明する。
【0042】上ハーフ2の内面には、図6に示すよう
に、それぞれが直径の異なる同心円の円周方向に沿って
延びる複数のリブ26a〜26fが形成されている。一
方、下ハーフ3の内面には、図7に示すように、スピン
ドル孔36と同一中心を有する円の円周方向に沿って延
びるリブ37が形成されている。リブ26aの直径は、
下ハーフ3に形成されたスピンドル孔36の直径とほぼ
等しくなるように選ばれている。リブ26aは(図14
に示す)、ハブ51のフランジ52に対向して設けられ
る。ケース1の外部からケース1の厚さ方向に過大な力
が加わったとき、ハブ51のフランジ52は、リブ26
aと下ハーフ3内面のスピンドル孔36の周辺部36a
の間に挟まれる。その結果、ディスク状記録媒体5に対
向する上ハーフ2と下ハーフ3の間の空間が確保され、
ディスクの損傷を防止することができる。リブ26b、
26cは、ハブ51周辺のディスク状記録媒体5が、上
下方向に変位するのを規制している。同様に、リブ26
dおよび26eは、ディスク状記録媒体5における外周
近傍が、上下方向に変位するのを規制している。これに
よって、ディスク状記録媒体5は、ほぼ同一面内で安定
して回転することになる。リブ26fの直径は、リブ3
7の直径とほぼ等しくなるように選ばれている。上ハー
フ2と下ハーフ3とを重ね合わせたとき、リブ26fは
リブ37と対向し、それによってディスク状記録媒体5
の回転領域とその外側の領域を隔離して、塵埃の侵入を
防止している。また、本実施態様においては、リブ26
d、26eによってディスク5の回転面を、ケース1の
厚みの中央よりも下ハーフ3側に規制しているので、下
面1Dからディスク5までの距離を短くでき、ヘッドお
よびスピンドルのローディング時の移動ストロークを小
さくして、ドライブ装置を小型化することができる。
【0043】図8は、シャッタ4の正面図である。図9
は、シャッタ4の平面図である。図10は、シャッタ4
の側面図である。図11は、シャッタ4の底面図であ
る。図12は、図11の線B−B’に沿う拡大断面図で
ある。図13は、シャッタ4が閉じた状態の、本実施形
態のディスクカートリッジの底面図である。図14は、
図1の線A−A’に沿う断面図である。以下、これら図
8〜図14を参照して、シャッタ4の形状について説明
する。
【0044】シャッタ4は、合成樹脂の成形体によって
構成され、平面状の1枚の長辺部41と、当該長辺部4
1の前端から立設された短辺部42とを備えている。従
って、シャッタ4の側面形状は、図10に示すように、
ほぼL字状をしている。
【0045】図2および図4に示すように、シャッタ4
の長辺部41は、下ハーフ3のスライド領域31内に配
置され、閉成時において、下ヘッド挿入孔35およびス
ピンドル孔36を閉塞する機能を有している。一方、シ
ャッタ4の短辺部42は、図2および図5に示すよう
に、端面開口部11を開閉する機能を有している。この
短辺部42において、シャッタ開き方向(図5の矢印X
の方向)の下流側には、短辺部42を表側から裏側に向
けて貫通した係合窓43が形成されている。
【0046】短辺部42の内面には、そのほぼ全長にわ
たって、側面形状が小L字形をした爪状部44が形成さ
れる(図10参照)。この爪状部44は、図14に示す
ように、上ハーフ2の内面に形成されたスライド溝27
に挿入され、シャッタ4のガイドと抜け止めの機能とを
果たしている。
【0047】爪状部44においてシャッタ開き方向Xの
下流側端部には、バネ端受け溝45が形成されている。
図13に示すように、ケース1の内部には、バネ12が
下ハーフ3の内面とバネ端受け溝45との間に張架され
る。このバネ12は、シャッタ4を閉成方向に弾性的に
付勢しており、ディスクカートリッジの不使用時におい
て、端面開口部11,下ヘッド挿入孔35およびスピン
ドル孔36が、定常的に閉塞される。
【0048】図15は、シャッタ4がロックされた状態
を示す部分拡大図である。図16は、シャッタ4を開く
途中の状態を示す部分拡大図である。以下、これら図1
5および図16を参照して、シャッタ4の開閉機能につ
いて説明する。
【0049】ロック部材13は、弾性を有する合成樹脂
成形体によって構成され、シャッタ4を所定の閉じ位置
に保持してそれが移動するのを防止する機能を有する。
このロック部材13は、図15に示すように、平面形状
がほぼU字状をしており、基部13aと、折り返し部1
3bと、基部13aと平行に延びた薄肉の折り曲げ部1
3cとを備えている。
【0050】基部13aの先端近傍には、孔13dが形
成され、下ハーフ3から突出した軸38が、この孔13
dに挿通される。これによって、ロック部材13が下ハ
ーフ3に対し、所定の角度回動可能に支持される。折り
曲げ部13cの先端部には、係止爪13eが形成され
る。この係止爪13eの一方(シャッタ開き方向Xの上
流側)の側面には係止面13fが、他方(シャッタ開き
方向Xの下流側)の側面には傾斜面13gが、それぞれ
形成されている。
【0051】ロック部材13から見て、シャッタ開き方
向Xの下流側に位置する下ハーフ3の側壁39は、ロッ
ク部材13と対向する端部が、下ハーフ3の中央側に向
けて傾斜しており、リブ状の規制部39aを形成してい
る。側壁39の手前側には、それと平行に延びたバネス
ライド突条301が設けられており、バネ12の一方端
部がバネスライド突条301の上に位置する。シャッタ
4の閉成状態において、ロック部材13の係止爪13e
がシャッタ4の係合窓43に嵌入することにより、シャ
ッタ4がロック位置に保持され、シャッタ4が不用意に
移動するのが阻止される。
【0052】ディスクカートリッジを後述するドライブ
装置に挿入すると、ドライブ装置内のシャッタ開閉ピン
600が係合窓43から露出している係止爪13eに当
接し、さらにディスクカートリッジをドライブ装置に挿
入すると、シャッタ開閉ピン600が係合窓43に入り
込む。
【0053】図15に示すごとく、ロック部材13は、
軸38で軸支されていると共に、リブ37の先端部37
aで支えられているから、シャッタ開閉ピン600の押
圧でロック部材13のロック解除方向Y(図15参照)
に力が作用したときに、ロック部材13は、リブ37の
先端部37aを支点として折り曲げ部13cが図16に
示すように軸38側に撓む。この撓みにより、係止爪1
3eが係合窓43から外れてシャッタ4のロックが解除
され、係止爪13eの先端は、規制部39aの近くを通
過して軸38側に変位する。このように、ロック部材1
3に対してロック解除方向Yに正規に力が作用したとき
には、規制部39aは邪魔にならない位置にある。
【0054】ディスクカートリッジをさらにドライブ装
置内に挿入すると、シャッタ開閉ピン600は、ディス
クカートリッジに対し、シャッタ開き方向Xに沿って移
動する。このシャッタ開閉ピン600の移動に連れて、
シャッタ4がシャッタ開き方向Xに沿ってスライドする
(図16参照)。
【0055】図13に示す閉成状態から、シャッタ4が
開いて、その長辺部41の一方の側端縁41aがスライ
ド領域31の一方の側端縁31aに当接したところで、
シャッタ4の開き動作が終了し、端面開口部11,下ヘ
ッド挿入孔35およびスピンドル孔36が完全に開口さ
れ、ディスク状記録媒体5に対して、所望のデータの記
録/再生が行われる。
【0056】図17は、シャッタ4が完全に開いた位置
にある状態を示しており、シャッタ4の短辺部42の一
方(シャッタ4の開き方向Xの上流側)の側端縁42a
が係止爪13eの傾斜面13g上にある。従って、ディ
スクカートリッジをドライブ装置からイジェクトする際
には、バネ12の弾性によるシャッタ4の戻りの動作に
よって自動的に係止爪13eが押し下げられ、シャッタ
4の戻り動作がスムーズに行える。
【0057】図18は、例えばディスクカートリッジを
ドライブ装置に挿入しないで、シャッタ4を故意に開こ
うとする場合などのように、ロック部材13のロック解
除方向Yに力が作用しないでシャッタ4の開き方向X
(スライド方向)に力が加えられたときの状態を示す図
である。
【0058】図18に示すように、シャッタ4に矢印X
方向の力が作用したとき、シャッタ4の係合窓43の一
方の側端縁が、係止爪13eの係止面13fに当接す
る。そのため、ロック部材13は、軸38を中心にして
時計方向に所定角度回動し、基部13aがリブ37の先
端から離れる。このロック部材13の時計方向の回動
で、係止爪13eの先端部が矢印Z方向、すなわち規制
部39a側に移動(変位)し、規制部39aの上に当接
する。そのため、それ以上、係止爪13eが変位するこ
とが阻止される。従って、シャッタ4と係止爪13eと
の係合関係は、そのまま維持され、シャッタ4が開くこ
とはない。
【0059】図19は、シャッタロック機構の他の実施
形態を示す図である。前述の例では、ロック部材13を
図15に示すようにリブ37の先端37aで支えたが、
この例では基部13aにバネスライド突条301側に延
びた延長部13hを設けている。従って、ロック部材1
3の係止爪13eにロック解除方向の力が作用した場
合、図19に示すように延長部13hがバネスライド突
条301の側面に当接してロック部材13を支えること
になる。
【0060】なお、図19の例では、延長部13hをバ
ネスライド突条301の側面に当接する例を示している
が、バネスライド突条301に限定されず、ケース1の
内面に突出した他の突出部の他の部位に延長部13hを
当接する構造でも構わない。
【0061】ところで、シャッタ4の長辺部41は、図
9および図13に示すように、シャッタ4の閉成時にお
いて下ヘッド挿入孔35と対向しかつ下ヘッド挿入孔3
5全体を覆うことが可能な第1の幅W1を有する第1の
部分α1と、シャッタ4の閉成時においてスピンドル孔
36と対向しかつスピンドル孔36全体を覆うことが可
能な第2の幅W2を有する第2の部分α2とを含む。こ
こで、スピンドル孔36の直径は、下ヘッド挿入孔35
の幅よりも大きく選ばれている。そして、長辺部41に
おいて、第1の部分α1の第1の幅W1が第2の部分α
2の第2の幅W2よりも短くなるように、第1の部分α
1においてシャッタ4の開き方向Xの上流側の端部の位
置を、第2の部分α2においてシャッタ4の開き方向X
の上流側の端部の位置よりも開き方向Xの下流側にずら
せている。これによって、長辺部41の第1の部分α1
と連続する短辺部42におけるシャッタ4の開き方向X
の上流側の端部の位置も、第2の部分α2におけるシャ
ッタ4の開き方向Xの上流側の端部の位置よりも開き方
向Xの下流側にずれている。その結果、シャッタ4の開
成時において、端面開口部11および下ヘッド挿入孔3
5が、スピンドル孔36よりも早く露出する。これは、
ディスクカートリッジをドライブ装置に挿入する際に、
端面開口部11および下ヘッド挿入孔35を素早く開口
させないと、ドライブ装置側の上ヘッドおよび下ヘッド
がシャッタ4と干渉し、破損するからである。また、端
面開口部11および下ヘッド挿入孔35を素早く開口さ
せることにより、ディスクカートリッジがドライブ装置
に完全に装着されるのを待たずにドライブ装置側の上ヘ
ッドおよび下ヘッドを挿入することが可能となり、ドラ
イブ装置の奥行きを短くすることも可能となる。
【0062】また、シャッタ4の短辺部43の上端は、
図2に示すように、上ヘッド収容部21の最高面部21
aとほぼ同じ高さまで延びている。従って、シャッタ4
が開いているとき、短辺部43の上端部近傍は、図5に
示すように、上ヘッド収容部21と右突条部24Rとの
間の最低面部22から上方へ突出した状態になる。この
短辺部43の突出した部分を利用して、ドライブ装置側
でシャッタ4の開成状態を検知し、当該検知結果を何ら
かの制御に用いるようにしても良い。例えば、シャッタ
4が開成されたときのみディスクカートリッジのローデ
ィングを許可する制御に応用することができる。
【0063】図20は、上記実施形態のディスクカート
リッジを受け入れて情報の読み出し(または、書き込み
および読み出し)を行うドライブ装置の内部構造の平面
図である。図21は、同ドライブ装置の内部構造の側面
図である。図22は、同ドライブ装置に備えられるメイ
ンシャーシの平面図である。図23は、同ドライブ装置
に備えられるサブシャーシの平面図である。図24は、
同ドライブ装置に備えられるヘッド移送機構の側面図で
ある。図25は、当該ヘッド移送機構の動作説明図であ
る。
【0064】図20および図21に示すように、本ドラ
イブ装置は、金属平板を折り曲げて形成した、メインシ
ャーシ601と、このメインシャーシ601上に前後進
かつ昇降可能に支持されたサブシャーシ602と、この
サブシャーシ602上に載置されたヘッド移送機構60
3と、メインシャーシ601の上方開口端に固定された
ホルダ604と、メインシャーシ601の側面に取り付
けられたイジェクトレバー605と等を備えている。
【0065】図22に示すように、メインシャーシ60
1の内底面には、ストッパ片601aが切り起こし形成
されると共に、第1のロックレバー606が軸607に
よって回動自在に支持されている。第1のロックレバー
606には、ロック部606aと受け部606bとが形
成されている。この第1のロックレバー606は、スプ
リング608によって図示時計回り方向へ付勢され、メ
インシャーシ601に形成された突起609によって回
転角度が規制されている。メインシャーシ601の両側
面には片側について2個ずつ、左右両側で4個のカム孔
610が形成されている(図21参照)。また、メイン
シャーシ601の両側面には、L字状に折り曲げ形成さ
れた複数の取付板611が固定されている。これら取付
板611は、図示しない筐体の内部に直接、あるいは緩
衝ゴム等を介して取り付けられるようになっている。さ
らに、メインシャーシ601の一方の側面には、イジェ
クトレバー605が前後進可能に取り付けられている。
このイジェクトレバー605は、スプリング612によ
って図22の下方へ付勢され、その先端に形成した解除
部605aが第1のロックレバー606の受け部606
bと対向している。
【0066】メインシャーシ601の内部には、図23
に示すサブシャーシ602が配置されている。このサブ
シャーシ602に、第2のロックレバー613が軸61
4によって回動自在に支持されている。第2のロックレ
バー613は、スプリング615によって、図示反時計
回り方向へ付勢されている。この第2のロックレバー6
13には、メインシャーシ601のストッパ片601a
と係脱可能なロック部613aと、ディスクカートリッ
ジと当接可能な受け部613bとが形成されている。サ
ブシャーシ602の両側面には、片側について2個ず
つ、左右両側で4個のガイド突起616が形成されてい
る。これらガイド突起616は、メインシャーシ601
の各カム孔610内に挿入されている。サブシャーシ6
02は、図示しないスプリングによって図20の下方へ
付勢されており、その両側面中央には、ディスクカート
リッジと当接可能な1対の受け部602aが、その内底
面には、第1のロックレバー606のロック部606a
と係脱可能なストッパ片602bが、それぞれ折り曲げ
形成されている。また、サブシャーシ602上には、ス
ピンドルモータ617やその駆動用回路部品等を実装し
た回路基板618と、ヘッド移送機構603を搭載した
支持板619とが固定されると共に、駆動アーム620
が回動可能に軸支されている。駆動アーム620は、サ
ブシャーシ602と支持板619との間に位置してお
り、スプリング621によって図示時計回り方向へ付勢
されている。
【0067】ヘッド移送機構603は、リニアモータ6
22と、このリニアモータ622によって駆動されるキ
ャリッジ623とで構成されている。キャリッジ623
は、1対のガイドシャフト624に沿って図23の上下
方向へ往復運動可能であり、駆動アーム620によって
図23の上方へ付勢されている。図25(a)に示すよ
うに、キャリッジ623には、ヘッド支持体625が板
バネ637を介してヒンジ結合されており、このヘッド
支持体625は、ロードバネ626によってキャリッジ
623側へと付勢されている。支持体625の下面に
は、後端から先端にかけて、第1の平坦部625aと傾
斜部625bと第2の平坦部625cとが連続的に形成
されており、その先端に上ヘッド(例えば、磁気ヘッ
ド)627が取り付けられている。一方、キャリッジ6
23には、下ヘッド(例えば、磁気ヘッド)628が取
り付けられており、この下ヘッド628は、上ヘッド6
27と対向している。
【0068】図20に戻り、メインシャーシ601の上
方開口端に、ホルダ604と橋絡板629とが固定され
ている。ホルダ604の上面には、ガイド孔630が形
成されている。ガイド孔630には、シャッタ開閉部材
631が摺動自在に係合されている。すなわち、シャッ
タ開閉部材631は、下方に向けて突出するシャッタ開
閉ピン600を備え、このシャッタ開閉ピン600は、
ガイド孔630と係合状態にある。シャッタ開閉部材6
31は、スプリング632によってガイド孔630の始
端側へ付勢されている。橋絡板629には、駆動ピン6
33と制御ピン634とが固定されている。制御ピン6
34は、真下へ延びて駆動アーム620の回転を規制す
る。駆動ピン633は、ヘッド支持体625の下方を横
切って水平方向へ延びている。サブシャーシ602が上
方のロード位置にある状態では、図25(a)に示すよ
うに、駆動ピン633がヘッド支持体625の第2の平
坦部625cと当接し、上ヘッド627は、下ヘッド6
28から離反する。また、図25(b)に示すように、
駆動ピン633がヘッド支持体625の第1の平坦部6
25a側に位置している場合、上ヘッド627は、ロー
ドバネ626によって下ヘッド628側へ付勢される。
これに対し、サブシャーシ602が下方のアンロード位
置にある状態では、図25(c)に示すように、駆動ピ
ン633はヘッド支持体625の第1の平坦部625a
と当接し、上ヘッド627のと下ヘッド628との両方
が最大に離反する。
【0069】上記のように構成されたドライブ装置にお
いて、ディスクカートリッジの未装着時、サブシャーシ
602は、図示しないスプリングによって後端下方のア
ンロード位置に付勢されており、第2のロックレバー6
13のロック部613aがメインシャーシ601のスト
ッパ片601aと当接することにより、サブシャーシ6
02の移動はロックされている。この場合、キャリッジ
623は、駆動アーム620によって図23の上方へ付
勢され、外部からの振動によってキャリッジ623が移
動しないようになっている。また、図25(c)に示す
ように、駆動ピン633はヘッド支持体625の第1の
平坦部625aと当接しており、上ヘッド627と下ヘ
ッド628との両方が最大に離反した状態になってい
る。
【0070】一方、図21に示すように、ドライブ装置
の前面に開設された挿入口(図示省略)からディスクカ
ートリッジのケース1をホルダ604に挿入すると、そ
の挿入途中でケース1の背面1Bが受け部613bを押
圧することにより、第2のロックレバー613が軸61
4を中心に時計回り方向へ回動し、サブシャーシ602
のロックが解除される。さらに、ケース1をホルダ60
4の内部に挿入すると、シャッタ開閉ピン600が、デ
ィスクカートリッジのシャッタ4の係合窓43から露出
している係止爪13eに当接し、さらにケース1をドラ
イブ装置内に挿入すると、シャッタ開閉ピン600が係
合窓43に入り込む。これによって、シャッタ4のロッ
クが解除される。さらにケース1をドライブ装置内へ挿
入すると、シャッタ開閉ピン600は、挿入力によって
ガイド孔630に沿って図20において右側に移動す
る。このシャッタ開閉ピン600の移動に連れてシャッ
タ4が開成方向へとスライドする。
【0071】シャッタ4が、ガイド孔630内を移動す
るシャッタ開閉部材631によって完全に開かれた状態
となり、また、ケース1の背面1Bが受け部602aを
押圧することにより、ガイド突起616がカム孔610
に沿って移動し、サブシャーシ602は、メインシャー
シ601上を前進しながら上昇してロード位置に達す
る。その結果、第1のロックレバー606が軸607を
中心に時計回り方向へ回動し、そのロック部606aが
ストッパ片602bに係合することにより、サブシャー
シ602は、ロード位置にロックされる。なお、サブシ
ャーシ602がメインシャーシ601に対して前進する
と、メインシャーシ601に設けられた制御ピン631
によって駆動アーム620の回転が規制されるため、キ
ャリッジ623は、駆動アーム620からの付勢力を受
けない自由状態となる。
【0072】このようにしてディスクカートリッジがホ
ルダ604に完全に挿入されると、ディスクカートリッ
ジはホルダ604によって上昇位置に保持されるが、ス
ピンドルモータ617が、サブシャーシ602と共に上
昇し、ディスクカートリッジ内に収納されたディスク状
記録媒体5のハブ51と係合する。そして、当該スピン
ドルモータ617の駆動によってディスク状記録媒体5
が回転し、また、リニアモータ622のコイルに供給さ
れる電流の向きと大きさとに応じてヘッド移送機構60
3も駆動され、キャリッジ623がガイドシャフト62
4に沿ってディスク状記録媒体5の半径方向へ往復移動
される。その際、キャリッジ623の往復移動に伴っ
て、ヘッド支持体625の下面と橋絡板629に設けら
れた駆動ピン633との相対位置が変化し、キャリッジ
623がディスク状記録媒体5から遠ざかるリトラクト
位置にある場合、図25(a)に示すように、駆動ピン
633はヘッド支持体625の第2の平坦部625cと
当接し、上ヘッド627は下ヘッド628から離反して
いる。一方、キャリッジ623がディスク状記録媒体5
の中心に向かって移動された場合、図25(b)に示す
ように、駆動ピン633とヘッド支持体625とは当接
しなくなり、ロードバネ626の弾性付勢力によって上
ヘッド627がディスク状記録媒体5を介して下ヘッド
628に圧接され、これら上および下ヘッド627およ
び628によってディスク状記録媒体5に対する情報の
記録/再生が行われる。
【0073】また、ディスクカートリッジをドライブ装
置から排出する場合は、イジェクトレバー605をスプ
リング612の弾性に抗して押圧する。応じて、イジェ
クトレバー605の解除部605aが受け部606bを
押圧し、第1のロックレバー606が反時計回り方向へ
回動する。その結果、ロック部606aとストッパ片6
02bとの係合が解除され、サブシャーシ602は、上
記とは逆にメインシャーシ601上を後進しながら下降
し、第2のロックレバー613によって再びアンロード
位置にロックされる。その際、ヘッド移送機構603
は、サブシャーシ602と共に下降するが、ヘッド支持
体625は、駆動ピン633によって下方への移動が規
制されるため、図25(c)に示すように、駆動ピン6
33は、ヘッド支持体625の第1の平坦部625aと
当接し、上ヘッド627と下ヘッド628との両方がデ
ィスク状記録媒体5から大きく離反する。従って、ディ
スクカートリッジのイジェクト時に、上下両ヘッド62
7,628がディスクカートリッジと干渉することはな
く、上下両ヘッド627,628の損傷を防止すること
ができる。
【0074】図26は、上記ドライブ装置のカートリッ
ジ挿入口付近の外観構造を示す部分正面図である。図2
7は、ドライブ装置が備えるドア開閉機構の閉塞状態を
示す断面図である。図28は、ドライブ装置が備えるド
ア開閉機構の要部を示す分解斜視図である。図29は、
ドライブ装置が備えるドア開閉機構の開放状態を示す断
面図である。以下、これら図26〜図29を参照して、
当該ドライブ装置のドア開閉動作について説明する。
【0075】図26および図27に示すように、合成樹
脂等で構成された前面板701には、カートリッジ挿入
口702が形成されている。この前面板701は、ドラ
イブ装置内部に配置されたメインシャーシ601の所定
の部分にスナップ固定されている。前面板701には、
カートリッジ挿入口702の上辺から下方へ突出する1
対の突出部701aおよび701bが形成されている。
これら突出部701aおよび701bは、それぞれ、デ
ィスクカートリッジの上ハーフ2に形成された上ヘッド
収容部21と右突条部24Rとの間の凹部形状および上
ヘッド収容部21と左突条部24Lとの間の凹部形状
(図1参照)に対応している。従って、ディスクカート
リッジをその背面1Bから正しくカートリッジ挿入口7
02に差し込んだ場合、ディスクカートリッジは、上記
突出部701aおよび701bに当接することなく所定
位置まで挿入されるが、ディスクカートリッジを正面1
Fから逆向きに差し込もうとすると、突出部701aお
よび701bに当接するため、ディスクカートリッジを
カートリッジ挿入口702内に挿入することができない
ようになっている。また、ディスクカートリッジにおい
て上ハーフ2の正面1F近傍には、左右1対の凸壁25
が形成されている(図1参照)。このような凸壁25を
形成することにより、ディスクカートリッジをドライブ
装置に完全に挿入したとき、カートリッジ挿入口702
がほぼ完全に閉塞される。これによって、ディスクカー
トリッジ挿入時に、ドライブ装置内に異物等が進入する
のを防止できる。
【0076】前面板701の裏側には、板状のドア70
7が配置されている。このドア707の両下側には、回
転軸707aが一体形成されると共に、逃げ孔707b
が形成されている。これら回転軸707aは、前面板7
01の裏面に回動自在に支持されている。また、一方の
回転軸707aには、捩りコイルバネ708が巻回され
ている。捩りコイルバネ708の両端は、ドア707と
前面板701の裏面とに係止されている。ドア707
は、捩りコイルバネ708の弾性によって、カートリッ
ジ挿入口702を閉塞する方向へ付勢されている。図2
7に示すように、各回転軸707aの後方には、ストッ
パ片709が設けられている。本ドライブ装置では、ス
トッパ片709は、メインシャーシ601に一体的に形
成されているが、ドライブ装置内の他の部材に形成する
ことも可能である。ストッパ片709は、回転軸707
aのカートリッジ挿入方向(矢印P方向)への移動を阻
止するが、逃げ孔707b内に入り込むことでドア70
7の回動を妨げないようになっている。
【0077】前面板701の裏側には、1対のロック部
材710が配置されている。そして、これらロック部材
710によってドア707の自由な回動が阻止される。
図28に示すように、これらロック部材710は、周面
に1対の切り欠き711を有する支軸710aと、支軸
710aの両端部に一体形成された1対のロック部71
0b,710cと、一方のロック部710bから直交方
向に延びる被押圧部710dとで構成されている。な
お、被押圧部710dには、面取り状のテーパ710e
が形成されている。一方、前面板701の裏面には、厚
肉の突堤701cが形成されている。この突堤701c
は、カートリッジ挿入口702の上辺両端の凹部701
dを除いて、カートリッジ挿入口702の周縁に沿って
延びている。突堤701cの突出部701a,701b
の真裏に位置する箇所には、1対の抜け止め部701e
が形成されており、これら抜け止め部701eの両側に
短寸の突起701fが形成されている。抜け止め部70
1eの内部は、支軸710aとほぼ同一の曲面をもって
凹状に形成されており、同様に、突起701fと対向す
る部分も支軸710aとほぼ同一の曲面をもって凹状に
形成されている。
【0078】上記のごとく構成されたロック部材710
は、前面板701の裏側に組み込まれ、支軸710aに
巻回した捩りコイルバネ712の両端がロック部710
cの近傍と前面板701の上部とに係止される。これに
より、支軸710aを回動支点として、ロック部710
b,710cが、ドア707の上端と係止する方向へ付
勢される。
【0079】このように構成されたドア開閉機構では、
ドライブ装置にディスクカートリッジが装着されていな
い非装着時において、カートリッジ挿入口702はドア
707によって閉塞されており、ドア707の自由な回
動はロック部材710によって阻止されている。従っ
て、例えば指や筆記用具等のディスクカートリッジ以外
のものでドア707が押圧されたとしても、ドア707
の回動はロック部材710によって阻止され、異物がカ
ートリッジ挿入口702からドライブ装置内部に侵入す
ることを確実に防止できる。また、正規のディスクカー
トリッジとは断面形状が異なる他のディスクカートリッ
ジをカートリッジ挿入口702に差し込もうとしても、
この他のディスクカートリッジは突出部701a,70
1bに当接して被押圧部710dを押圧できない。その
ため、ドア707の回動は、ロック部材710によって
阻止されたままであり、他のディスクカートリッジの誤
挿入が防止される。なお、このように正規のものでない
ディスクカートリッジでドア707が押圧されても、こ
の押圧力は、ロック部材710のロック部710b,7
10cとストッパ片709とによってドア707の上下
両辺で受けられるため、ドア707の回転軸707aは
破損しにくくなっている。
【0080】使用に際し、ディスクカートリッジをカー
トリッジ挿入口702に対して図27の矢印P方向に押
し込むと、その挿入途中で、カートリッジ挿入口702
の上下両端に露出する被押圧部710dが、ディスクカ
ートリッジの左右突条部24L、24Rによって押圧さ
れるため、ロック部材710は、支軸710aを支点と
して回動し、ロック部710b,710cとドア707
との係止が解除される。その際、被押圧部710dと左
右突条部24L、24Rとは、テーパ710eで当接す
るため、ディスクカートリッジがカートリッジ挿入口7
02内で多少位置ずれしても、ロック部材710は確実
に回動する。ディスクカートリッジをさらに押し込んで
ドア707を押圧すると、図29に示すように、ドア7
07は回転軸707aを支点として回動し、ディスクカ
ートリッジはドライブ装置内のメインシャーシ601に
保持される。
【0081】また、イジェクトレバー605を操作し、
ディスクカートリッジを上記とは逆にドライブ装置から
カートリッジ挿入口702へ排出すると、ドア707は
捩りコイルバネ708の付勢力によって逆方向へ回動す
ると共に、ロック部材710も捩りコイルバネ712の
付勢力によって逆方向へ回動する。その結果、図27に
示すように、カートリッジ挿入口702は再びドア70
7によって閉塞され、このドア707の自由な回動がロ
ック部材710によって阻止される。
【0082】図30は、本発明の第2の実施形態に係る
ディスクカートリッジを真上から見た状態を示す平面図
である。図31は、第2の実施形態に係るディスクカー
トリッジを真下から見た状態を示す底面図である。図3
2は、第2の実施形態に係るディスクカートリッジの背
面図である。図33は、図31に示す線D−D’に沿う
断面図である。以下、これら図30〜図33を参照し
て、第2の実施形態に係るディスクカートリッジについ
て説明する。
【0083】第2の実施形態のディスクカートリッジ
は、第1の実施形態のディスクカートリッジと同様に、
上ハーフ200と下ハーフ300とを重ねてケース10
0が構成される。このケース100の内部には、ディス
ク状記録媒体5が回転自在に収納される。また、ケース
100の背面には、端面開口部11および下ヘッド挿入
孔35を開閉するためのシャッタ4がスライド可能に設
けられる。
【0084】本実施形態のディスクカートリッジでは、
上ハーフ200の上面に、第1の実施形態のディスクカ
ートリッジにおける上ヘッド収容部21と同様の構成の
上ヘッド収容部210が形成されている。すなわち、こ
の上ヘッド収容部210は、ケース100の上面の他の
部分よりも盛り上がるように形成されている。しかしな
がら、ケース100の上面には、第1の実施形態で設け
られているような盛り上がり部23,右突条部24Rお
よび左突条部24Lに対応する部分が形成されていな
い。この点が第1の実施形態と異なっている。その他の
部分は、第1の実施形態と同様であり、相当する部分に
は同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスクカート
リッジを斜め上側から見た状態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係るディスクカートリッジを
斜め下側から見た状態を示す斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係るディスクカートリッジを
真上から見た状態を示す平面図である。
【図4】第1の実施形態に係るディスクカートリッジを
真下から見た状態を示す底面図である。
【図5】第1の実施形態に係るディスクカートリッジの
背面図である。
【図6】上ハーフ2の内面の詳細を示す図である。
【図7】下ハーフ3の内面の詳細を示す図である。
【図8】シャッタ4の正面図である。
【図9】シャッタ4の平面図である。
【図10】シャッタ4の側面図である。
【図11】シャッタ4の底面図である。
【図12】図11の線B−B’に沿う拡大断面図であ
る。
【図13】シャッタ4が閉じた状態の、第1の実施形態
のディスクカートリッジの底面図である。
【図14】図1の線A−A’に沿う断面図である。
【図15】シャッタ4がロックされた状態を示す部分拡
大図である。
【図16】シャッタ4を開く途中の状態を示す部分拡大
図である。
【図17】シャッタ4が完全に開いた位置にある状態を
示す図である。
【図18】例えばディスクカートリッジをドライブ装置
に挿入しないで、シャッタ4を故意に開こうとする場合
の状態を示す図である。
【図19】シャッタロック機構の他の実施形態を示す図
である。
【図20】第1の実施形態のディスクカートリッジを受
け入れて情報の読み出し(または、書き込みおよび読み
出し)を行うドライブ装置の内部構造の平面図である。
【図21】ドライブ装置の内部構造の側面図である。
【図22】ドライブ装置に備えられるメインシャーシの
平面図である。
【図23】ドライブ装置に備えられるサブシャーシの平
面図である。
【図24】ドライブ装置に備えられるヘッド移送機構の
側面図である。
【図25】ヘッド移送機構の動作説明図である。
【図26】ドライブ装置のカートリッジ挿入口付近の外
観構造を示す部分正面図である。
【図27】ドライブ装置が備えるドア開閉機構の閉塞状
態を示す断面図である。
【図28】ドライブ装置が備えるドア開閉機構の要部を
示す分解斜視図である。
【図29】図29は、ドライブ装置が備えるドア開閉機
構の開放状態を示す断面図である。
【図30】本発明の第2の実施形態に係るディスクカー
トリッジを真上から見た状態を示す平面図である。
【図31】第2の実施形態に係るディスクカートリッジ
を真下から見た状態を示す底面図である。
【図32】第2の実施形態に係るディスクカートリッジ
の背面図である。
【図33】図31に示す線D−D’に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ケース 2…上ハーフ 3…下ハーフ 4…シャッタ 5…ディスク状記録媒体 11…端面開口部 13…ロック部材 21…上ヘッド収容部 23…盛り上がり部 24R…右突条部 24L…左突条部 35…下ヘッド挿入孔 41…長辺 42…短辺 51…ハブ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された上ヘッドおよび下ヘッド
    を有し、これら上ヘッドおよび下ヘッドの間に挿入され
    たディスク状記録媒体から記録情報を読み取るように構
    成されたドライブ装置に使用することが可能で、矩形の
    平面形状を有し、その空間内において、回転自在に保持
    されるディスク状記録媒体を備えたディスクカートリッ
    ジであって、 上ハーフおよび下ハーフの内面側同士を重ね合わせて構
    成され、ディスクカートリッジの外部形状を規定するケ
    ース、 前記下ハーフにおいて、ある一つの端面のほぼ中央から
    カートリッジ中央部に向かって細長く延びるように形成
    された下ヘッド挿入孔、 前記上ハーフにおいて前記下ヘッド挿入孔のほぼ直上部
    に形成され、上ハーフ主面の他の部分に比べて盛り上が
    った形状を有しており、前記ある一つの端面に、前記下
    ヘッド挿入孔と連接しかつ前記上ヘッドが挿入可能な端
    面開口部を形成する上ヘッド収容部、および互いに直交
    する短辺部と長辺部とを有する断面ほぼL字状に形成さ
    れ、短辺部で前記端面開口部を閉塞し、かつ長辺部で前
    記下ヘッド挿入孔を閉塞し、前記ケースを前記ドライブ
    装置に挿入するときに、スライドして開成可能に保持さ
    れたシャッタを備えた、ディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記上ハーフと前記下ハーフとの間に形
    成される空間内において前記下ヘッド挿入孔の近傍に収
    納され、前記ケースを前記ドライブ装置に装着していな
    いときに前記シャッタを閉成する方向に弾性的に付勢す
    る弾性部材をさらに備えた、請求項1に記載のディスク
    カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記上ヘッド収容部は、前記ケースを前
    記ある一つの端面から見たときに、台形状を有するよう
    に形成される、請求項1に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  4. 【請求項4】 前記上ハーフの外面には、前記ある一つ
    の端面と直交する1対の端面に沿って延びる1対の突条
    部が形成されている、請求項1または2に記載のディス
    クカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記上ハーフに形成される1対の突条部
    の最高面部の高さは、前記上ヘッド収容部の最高面部の
    高さとほぼ同一の高さになるように選ばれている、請求
    項4に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記シャッタの短辺部は、その先端部が
    前記上ヘッド収容部の最高面部近傍位置まで延ばされて
    おり、前記シャッタを開成したときに当該先端部が上ヘ
    ッド収容部よりも低い前記上ハーフ主面の他の部分の面
    から突出することを特徴とする、請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記シャッタの長辺部の先端部近傍に
    は、他の部分に比べて肉厚の薄い薄肉部分が形成されて
    おり、 前記下ハーフには、前記長辺部の薄肉部分を差し込むこ
    とにより前記シャッタを係合支持するための係合孔が形
    成されている、請求項1に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 前記ディスク状記録媒体の中央部には、
    前記ドライブ装置のスピンドルによってチャッキングさ
    れるハブが形成されており、 前記下ハーフのほぼ中央部には、前記ハブを露出させか
    つその直径よりも大きな直径を有するスピンドル孔が形
    成されており、 前記シャッタの長辺部は、短辺部と連続しかつ閉成時に
    おいて前記下ヘッド挿入孔と対向しかつ下ヘッド挿入孔
    全体を覆うことが可能な第1の部分と、閉成時において
    前記スピンドル孔と対向しかつスピンドル孔全体を覆う
    ことが可能な第2の部分とを含み、 前記長辺部の第1の部分における開成方向と逆方向の端
    部の位置と、前記短辺部における開成方向と逆方向の端
    部の位置とを、前記第2の部分における開成方向と逆方
    向の端部の位置よりも開成方向側にずらせたことを特徴
    とする、請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記上ハーフの内面には、前記ディスク
    状記録媒体の外周よりも少し中心側の円周方向に沿って
    リブが形成されている、請求項1に記載のディスクカー
    トリッジ。
  10. 【請求項10】 前記上ハーフの外面であって前記ドラ
    イブ装置への挿入方向と逆方向側の端部近傍には、前記
    上ヘッド収容部と同じ幅でかつ同じ高さを有する盛り上
    がり部が形成される、請求項4または5に記載のディス
    クカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記上ハーフの外面であって前記ドラ
    イブ装置への挿入方向と逆方向側の端部には、前記盛り
    上がり部から左右の前記1対の突条部へと延びる凸壁が
    形成される、請求項10に記載のディスクカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 対向配置された上ヘッドおよび下ヘッ
    ドを有し、これら上ヘッドおよび下ヘッドの間に挿入さ
    れたディスク状記録媒体から記録情報を読み取るように
    構成されたドライブ装置に使用することが可能で、矩形
    の平面形状を有し、その空間内において、回転自在に保
    持されるディスク状記録媒体を備えたディスクカートリ
    ッジであって、 上ハーフおよび下ハーフの内面側同士を重ね合わせて構
    成され、ディスクカートリッジの外部形状を規定するケ
    ース、 前記下ハーフにおいて、ある一つの端面のほぼ中央から
    中心方向に向かって細長く延びるように形成された下ヘ
    ッド挿入孔、 前記上ハーフにおいて前記下ヘッド挿入孔のほぼ直上部
    に形成され、上ハーフ主面の他の部分に比べて盛り上が
    った形状を有しており、前記ある一つの端面に、前記下
    ヘッド挿入孔と連接しかつ前記上ヘッドが挿入可能な端
    面開口部を形成する上ヘッド収容部、 互いに直交する短辺部と長辺部とを有する断面L字状に
    形成され、短辺部で前記端面開口部を閉塞し、かつ長辺
    部で前記下ヘッド挿入孔を閉塞し、前記ケースを前記ド
    ライブ装置に挿入するときにスライドして開成可能に、
    前記上ハーフと前記下ハーフとに挟まれた状態で保持さ
    れたシャッタ、および前記上ハーフと前記下ハーフとの
    間に形成される空間内において前記下ヘッド挿入孔の近
    傍に収納され、前記ケースを前記ドライブ装置に装着し
    ていないときに前記シャッタを閉成する方向に弾性的に
    付勢する弾性部材を備えた、ディスクカートリッジ。
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