JPH0981859A - セルフスキャンシステム - Google Patents

セルフスキャンシステム

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Publication number
JPH0981859A
JPH0981859A JP24105495A JP24105495A JPH0981859A JP H0981859 A JPH0981859 A JP H0981859A JP 24105495 A JP24105495 A JP 24105495A JP 24105495 A JP24105495 A JP 24105495A JP H0981859 A JPH0981859 A JP H0981859A
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JP
Japan
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product
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scanner
code data
data
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Application number
JP24105495A
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English (en)
Inventor
Motoyasu Nagashima
基恭 永島
Kazumasa Yanaka
一勝 谷中
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N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
Application filed by N T T DATA TSUSHIN KK, NTT Data Communications Systems Corp filed Critical N T T DATA TSUSHIN KK
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Publication of JPH0981859A publication Critical patent/JPH0981859A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精算時間の短縮化と商品の購入等の事実の秘
匿化を図り、且つ不正運用を未然に防止できるセルフス
キャンシステムを提供する。 【解決手段】 顧客は、商品を選択した後、顧客カード
6を精算機1に挿入し、スキャナ2により商品4のバー
コードシール41をスキャニングする。スキャナ2は、
バーコードシール41の読取機能だけではなく、データ
キャリア42へのステータス情報の書込機能をも備え、
個々の商品4についてのスキャニングと同時にデータキ
ャリア42へ購入済のステータスを書き込む。全ての商
品4についてスキャニングが終了すると現金等の支払い
を行う。精算後は、商品4がセキュリティゲート3を通
過するようにする。このとき商品4のスキャニングを行
わずに店を出ようとすると、セキュリティゲート3でデ
ータキャリア42に購入済のステータス情報が書き込ま
れていないことを認識し、警告音を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の需用者、す
なわち顧客が、自ら商品上に付されたコードデータをス
キャン(読取のための走査、以下同じ)して商品情報や
金額コードを読み取り、精算処理の自動化を図るセルフ
スキャンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品情報や金額データ等を表すバ
ーコードを商品の所定部位に印刷ないし貼付するととも
に、商品上のバーコードを据置型あるいは手持ち式のバ
ーコード読取装置(スキャナ)で読み取って精算処理等
を行うPOSシステムが多用されている。このようなP
OSシステムを採用する店舗では、顧客が、商品陳列棚
から購入あるいは借入(レンタル、以下同じ)を欲する
商品を選択してレジに運ぶ。レジでは、店員がスキャナ
を操作して個々の商品上のバーコードを逐次読み取り、
各商品の金額データを累積して顧客に表示し、所要の精
算を行う。最近は金額データの累積加算等に使用する情
報処理装置の処理能力が高まっていることから、一顧客
の精算に要する時間の殆どは、個々の商品に付されたバ
ーコードを読み込むためのスキャナ操作時間と、現金授
受あるいはカード処理に要する時間との合計となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムの運用コストや店員数の制約等の理由から、小規模店
舗ではスキャナを配置したレジが一つ程度であり、いわ
ゆるスーパーやデパートのような大規模店舗でも限られ
た数のレジしか設けられていないのが通常である。その
ため、繁忙時間帯ともなるとレジの前に精算を待つ顧客
の列ができ、店舗空間を圧迫するばかりでなく、店員の
作業量を極度に増加させたり、順番待ちの顧客に不快感
を与える問題があった。
【0004】また、商品によっては、購入あるいは借入
することを他人に知られることが憚られるものがある。
しかし、実際のレジでの精算場面では、店員が、個々の
商品をスキャナの操作し易い位置に移動してバーコード
を読み取っており、店員や順番待ちの他の顧客に商品の
内容を知られてしまうため、そのような商品の購入等の
促進が図りにくいという問題もあった。このような問題
を解消する手法として、顧客自身にスキャナを操作させ
ることが考えられるが、そうすると、顧客が意図的にバ
ーコードの読取を省略したり、あるいは精算をせずに店
外に搬出するという、不正運用の問題が新たに生じる。
【0005】本発明の課題は、上記問題点を解消し、精
算時間の短縮化と商品の購入等の事実の秘匿化を図り、
且つ不正操作の発生をも防止することができるセルフス
キャンシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明のセルフスキャ
ンシステムは、商品情報及び金額データを表すコードデ
ータが印刷された印刷媒体と個々の印刷媒体に対応する
書換自在の記録媒体とが付された商品と、前記商品上の
印刷媒体からコードデータを読み取る読取手段,及び該
コードデータの読取終了を契機に対応する前記記録媒体
に対して所定のステータス情報を記録させる手段,を有
するスキャナと、前記スキャナが読み取ったコードデー
タを取得して商品の累積金額データを生成するとともに
所定の精算処理を行う精算機と、前記商品上の記録媒体
におけるステータス情報を非接触で検出する手段,検出
したステータス情報の正当性を判定する手段,及び判定
結果が不当の場合に所定のアラーム情報を生成する手
段,を有するセキュリティゲートと、を含んで構成さ
れ、顧客が前記スキャナを操作して当該商品の印刷媒体
から読み取ったコードデータを前記精算機に入力し、所
要の精算を終了した後、当該商品を前記セキュリティゲ
ートを通過させることを特徴とする。
【0007】コードデータには、従来のバーコードのほ
か、例えば図5(a)(b)に例示するような二次元コ
ードを使用することができる。この場合、スキャナにお
けるコードデータの読取手段には、バーコードの場合は
公知のバーコードリーダ、二次元コードの場合は公知の
画像処理手段を用いる。書換自在の記録媒体として、好
ましくは、 前記ステータス情報を記憶する情報記憶領
域,及び該情報記憶領域に記憶されているステータス情
報の状態を非接触で変更させる手段,を備えた無線タグ
を用いる。この情報記憶領域には、非接触で記憶情報の
変更が可能な媒体であればどのようなものであっても良
く、例えば磁性体を埋め込んで成るタグや印刷段階でイ
ンクに磁性材を含ませたバーコードのようなものも用い
ることができる。また、無線タグの一例として、所定周
波数の電磁波の送受信手段,受信した電磁波に含まれる
情報を記憶する情報記憶領域,及び該情報記憶領域に記
憶されている情報を前記電磁波に変換する手段を備えた
無線タグ(通称、データキャリア)を用いることもでき
る。
【0008】また、第2発明のセルフスキャンシステム
は、第1発明の場合と異なり、需要者がスキャナを持ち
歩いて商品に付された印刷媒体のコードデータの読取と
書換自在の記憶媒体へのステータス情報の書込とを随時
行う。すなわち、スキャナを、商品上のコードデータの
読取手段,該コードデータの読取終了を契機に対応する
前記記憶媒体に対して所定のステータス情報を記録させ
る手段,読み取ったコードデータに含まれる個々の商品
の情報を記憶する不揮発性のメモリを有する可般性のも
のとし、精算機は、前記不揮発性のメモリに記憶された
商品情報を取得して所定の精算処理を行うように構成す
る。このようにすれば、精算機では現金授受や必要なカ
ード処理のみを行うだけで済むようになり、精算機にお
ける商品の集中や精算待ちの需要者の列の発生を抑える
ことが可能になる。
【0009】上記構成のセルフスキャンシステムにおけ
るセキュリティ対策は、主として、セキュリティゲート
を商品が通過する際に、各商品上の記憶媒体におけるス
テータス情報を検出してその正当性を判定し、不当な場
合にはアラーム情報を生成して警告音を発生させたり、
あるいは顧客に対するメッセージを表示させること等に
より行うが、より徹底する場合は、本システムに以下の
構成要素を付加する。すなわち、前記精算処理前に顧客
の個人情報を記憶したカードメモリを保持するととも
に、該精算処理が正常に終了したとき、及び/又は、前
記アラーム情報が生成されることなく当該商品が前記セ
キュリティゲートを通過したときに前記カードメモリを
排出する機構を備え、精算未処理あるいはステータス情
報が不当の場合にはカードメモリを本システム側で保留
するようにする。
【0010】なお、前記カードメモリに記憶された個人
情報を読み取るカード読取手段と、読み取った個人情報
と前記商品の累積金額データとを関連付けた商品取引デ
ータを生成する商品取引データ生成手段とを更に備える
ことにより、顧客管理、及び個々の顧客の商品取引の履
歴等の管理が容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明のセルフスキャンシス
テムの第1実施形態を表すブロック構成図であり、選択
した複数の商品を自動精算機まで運んで顧客自身がスキ
ャニングする場合の例を示すものである。また、この例
では、商品情報及び金額データを表すコードデータとし
て既存のバーコードを用いる。またその印刷媒体とし
て、表面にバーコードが印刷されたバーコードシールを
用い、書換自在の記録媒体として、公知のデータキャリ
アを用いている。
【0012】まず、本実施形態のセルフスキャンシステ
ムの構成要素について説明する。本システムは、商品コ
ードとその値段とを対応させて記録した商品マスタテー
ブルや、顧客コードその他の個人情報を顧客毎に記録し
た顧客テーブル等を格納している顧客管理システム5
と、この顧客管理システム5と双方向のデータ伝送を行
うとともに所定の精算処理を行う精算機1と、この精算
機1に接続された可搬性のスキャナ2と、店舗出口付近
に設けられたセキュリティゲート3とを備えて構成され
る。スキャナ2の読取対象となる商品4の所定部位に
は、バーコードシール41とデータキャリア42が貼付
されている。データキャリア42は、所定周波数の電磁
波の送受を行う送受信部421と、「購入済/借入済」
を表す“1”信号と「返却」あるいは「未購入/未借
入」を表す“0”信号とを選択的に格納する商品ステー
タス格納部422と、所定のコマンドを格納するコマン
ド格納部423と、各部の動作を制御する制御部424
とを有している。
【0013】精算機1は、管理システム5との間のデー
タ伝送のインタフェース(I/F)となる管理システム
I/F11と、累積金額データや精算のためのメッセー
ジ等を表示するための表示部12と、図示しないカード
読取機構に装着された顧客カード(ICカード)6の記
録情報を読み取る顧客カード読取部13と、顧客との間
で現金7やクレジットカードによる入出金処理を行う入
出金処理部14と、金額データの累積加算を行う演算部
15と、演算部15の演算結果と商品情報とに基づき商
品取引データを生成してこれを一時格納する商品管理部
16と、各部の動作を制御する制御部17とを備えて構
成されている。
【0014】スキャナ2は、商品4上のバーコードシー
ル41からバーコードを読み取って所定の解読処理を行
うバーコード読取部21と、データキャリア42に対し
てステータス情報を送信する送受信部22と、データ入
力時に、商品取引形態、例えば商品売買、あるいは商品
レンタルの種別に応じて、購入/返却モード(借入/返
却モード)を選択的に切り換えるモード切換部23と、
切り換えられたモード情報を記憶したモード記憶部24
と、各部の動作及びデータキャリア42に対するステー
タス情報の送信タイミングを制御する制御部25とを備
えて構成される。なお、ここでいうステータス情報は、
例えば「購入」,「借入」,「返却」等をデータキャリ
ア42に認識させるための商品ステータス指示コマンド
それ自体、あるいは該コマンドを含む情報である。
【0015】また、セキュリティゲート3は、商品4の
み、あるいは商品4を持った顧客を通過させるためのゲ
ートの所定部位に、商品4上のデータキャリア42に商
品ステータス確認コマンドを送信する送信部31と、該
コマンドの返答データを受信する受信部32と、受信し
た返答データの正当性判定を行う正当性判定部33と、
判定結果が不当のときに所定のアラーム情報を生成して
警告音を鳴動せしめる警告音発生部34と、各部の動作
を制御する制御部35とを配置して構成される。送信部
31の出力電力及び受信部32における受信感度は、商
品の材質、寸法、平均数量、あるいはゲートの通過姿態
に応じて任意に設定する。通常、このセキュリティゲー
ト3は、精算機1や管理システム5とは独立に動作させ
るが、顧客の個人情報あるいは商品取引データと正当性
判定結果情報とを連携させて管理することもできる。こ
の場合は、制御部35と精算機1の管理システムI/F
11とを接続して顧客コードや商品取引データを相互に
伝送させ、必要に応じていずれかのデータをキーとして
索出する。
【0016】なお、図示を省略してあるが、カード収容
機構に装着されている顧客カード6については、入出金
処理部14における処理が終了するまで該顧客カード6
を保持しておき、入出金処理が正常に終了した時点で排
出させる。あるいは精算済の商品4がセキュリティゲー
ト3を通過するまで顧客カード6を保持し、通過の際に
アラーム情報が生成されなかった場合に排出するように
しても良い。
【0017】次に、商品4の購入又は返却の場合を例に
挙げ、スキャナ2、データキャリア42、及びセキュリ
ティゲート3の各制御部25,424,35における代
表的な制御手順を、図2〜図4にしたがって説明する。
【0018】図2はスキャナ2における制御手順説明図
であり、Sは処理ステップを表す。図2を参照すると、
スキャナ2では、バーコード読取部21の動作状態を常
時監視し(S101)、バーコードが読み取られるのを
待つ。バーコードが読み取られた場合(S102:Ye
s)は、モード記憶部24を参照して顧客が選択した現
在のモードが「購入」モードか「返却」モードかを確認
する(S103)。そして、データキャリアの送受信部
421への商品ステータス指示コマンドの発行を送信部
22に指示する(S104)。
【0019】データキャリア42では、図3に示される
ように、送受信部421の動作状態を常時監視し(S2
01)、コマンドの受信を検知したときは(S202:
Yes)、コマンド格納部423へアクセスし(S20
3)、予め格納されているコマンドを参照してコマンド
種別の判定を行う(S204)。判定の結果、コマンド
が商品ステータス指示コマンド、すなわちスキャナ2か
らの「購入」あるいは「返却」の指示コマンドである場
合は、商品ステータス格納部422へ当該指示ステータ
ス(購入済を表す“1”信号/未購入を表す“0”信
号)を選択的にを格納して最初の処理に戻る(S20
5)。一方、コマンドが商品ステータス確認コマンド、
すなわちセキュリティゲート3からの確認コマンドであ
る場合は、商品ステータス格納部422にアクセスして
(S206)、現在のステータスの種別を判定する(S
207)。このとき、ステータス種別が「購入済」
(“1”信号)であればそのままS201に戻り、「未
購入」、すなわちバーコードの読取がなされなかった商
品あるいは一旦バーコードの読取はなされたが、「返
却」モードで読み込まれた場合(“0”信号に書換)
は、送受信部421へ所定信号の送信を指示した後(S
208)にS201に戻る。
【0020】セキュリティゲート3では、図4に示され
るように、送信部31に対して商品ステータス確認コマ
ンドの送信を指示する(S401)。商品ステータス確
認コマンドの送信は、商品4がゲートに入った時点で開
始し、ゲートを出た時点で停止するようにしても良く、
常時送信しておくようにしても良い。その後、受信部3
2を監視し(S402)、データキャリア42からの信
号を受信した場合、すなわち商品ステータス格納部42
2におけるステータス種別が「購入済/借入済」以外の
場合(S403:Yes)は、警告音発生部34へ警告音
の鳴動を指示する(S404)。
【0021】次に、上記動作を行うセルフスキャンシス
テムを店舗に配置した場合の、顧客、システム、商品上
のデータキャリア42の各々における具体的な運用手順
を、図6にしたがって説明する。顧客は、入店後(60
1)、商品4を選択する(602)。その後、選択した
商品4を精算機1の設置場所に運び、顧客カード6を精
算機1に挿入する(603)。精算機1が備える顧客カ
ード読取部13は、顧客カード6から顧客コードを読み
取って商品管理部16に一時格納する。顧客がスキャナ
2を操作してバーコードシール41を順次スキャニング
してバーコードの読取を行う(604)。スキャナ2内
でバーコードが解読され、商品毎の金額データが演算部
15で演算されて、その演算結果が逐次商品管理部16
に蓄積される(605)。また、バーコードシール41
のスキャニング終了と同時に、その商品4上のデータキ
ャリア42に対して「購入」を表す商品ステータス指示
コマンドが送信される(606)。この商品ステータス
指示コマンドを受信したデータキャリア42は、商品ス
テータス格納部422に、自商品についてのステータス
情報を「購入済」(“1”信号)のように書き込んでい
く(607)。以上の手順が選択された全ての商品4に
ついて繰り返される。全ての商品4についてスキャニン
グが終了すると、精算機1は、表示部12に合計金額
(累積金額データ)及び支払いを促すメッセージ情報等
を表示する(608)。顧客が該表示にしたがって現金
7を支払う(609)と、精算機1の入出金処理部14
が動作して所定の処理を行い、精算済メッセージ等を表
示して(610)精算を終了させる。このとき、顧客コ
ードと商品取引データとの対応情報が管理システムI/
F11を介して管理システム5に転送される。
【0022】顧客は、精算を終了した全ての商品4をセ
キュリティゲート3に搬入する(612)。商品の通過
に際してセキュリティゲート3は、データキャリア42
に対して商品ステータス確認コマンドを送信する(61
3)。データキャリア42は、このコマンドを読み出し
(614)、自商品のステータス情報を判別する(61
5)。このとき、スキャニングが行われない商品4(つ
まり、支払いの対象にならなかった商品)があると、商
品ステータス情報が“1”になっていないので、セキュ
リティゲート3に対して所定の信号を出力する(61
6)。セキュリティゲート3は、この信号を受信するこ
とにより精算が正常に終了しなかったことを認識し、警
告音を鳴動させる(617)。顧客は警告音が鳴動した
場合は再精算し、鳴動しなかった場合はそのまま店外に
出る(618,619)。
【0023】(第2実施形態)図7は、本発明のセルフ
スキャンシステムの第2実施形態を表すブロック構成図
であり、可般性のスキャナを用いて商品を選択した時点
でスキャニングを行う場合の例を示すものである。な
お、図1の構成要素と同一機能のものについては同一符
号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明
する。
【0024】まず、この実施形態におけるセルフスキャ
ンシステムの構成要素を説明する。本システムでは、精
算機1’を管理システム5やスキャナ2’とは分離独立
させて配置するとともに、複数の可搬性スキャナ2’を
収容するスキャナ保管装置8を新たに設け、このスキャ
ナ保管装置8に管理システム5を接続している。すなわ
ち第1実施形態における管理システムI/F11と同様
の部品がスキャナ保管装置8に設けられている。セキュ
リティゲート3、商品4上のバーコードシール41、デ
ータキャリア42の構成については、第1実施形態の場
合と同一である。
【0025】スキャナ2’は、例えばバーコード読取部
21、送受信部22、モード切換部23、モード記憶部
24、制御部25のほか、演算部26、商品管理テーブ
ル27、カード書込部28、及びカード収容機構29を
備えて構成される。演算部26は、バーコード読取部2
1が読み取ったコードデータに含まれる個々の商品の金
額データの加減算を行うものであり、商品管理テーブル
27は、顧客コードと演算部26が演算した商品毎の金
額データを一時保持する不揮発性のテーブルであり、演
算部カード書込部28は、カード収容機構29内に離脱
自在に装着された顧客カード6の不揮発性のメモリ領域
へ商品管理テーブル27内の金額データを書き込むもの
である。なお、商品管理テーブル27と顧客カード6の
メモリ領域とは実質的に同一のものである。
【0026】精算機1’は、表示部12、入出金処理部
14、制御部17のほか、顧客カード読取書込部18、
及びカード収容機構19を備えている。顧客カード読取
書込部18は、カード読取機構19に挿入された顧客カ
ード6のメモリ領域を読み込むとともに、所定の精算処
理の結果に応じて上記メモリ領域内のデータを更新する
ものである。
【0027】次に上記構成のセルフスキャンシステムを
店舗に配置した場合において、顧客、システム、商品上
のデータキャリア42の各々における具体的な運用手順
の一例を図8及び図9にしたがって説明する。図8は、
顧客カード6のメモリ領域に金額データを蓄積した後に
精算機1’で精算する場合の例である。この例では、ま
ず、顧客が、入店後(801)にスキャナ保管装置8よ
り一つのスキャナ2’を取り出して顧客カード6を挿入
する(802)。このスキャナ2’を持って、顧客は、
商品4を選択した時点でその商品上のバーコードシール
41をスキャニングする(803,804)。これによ
り読み込まれた金額データが演算部26で演算されて商
品管理テーブル27及び顧客カード6のメモリ領域に蓄
積される(805)。このとき、スキャニングの度にデ
ータキャリア42へ「購入済」のステータス情報が逐次
書き込まれるのは第1実施形態の場合と同様である(8
07)。商品4の購入が終了すると、顧客は顧客カード
6をスキャナ2’より離脱させて精算機1’のカード収
容機構19に挿入する(808)。精算機1’は、顧客
カード6のメモリ領域の金額データを読み込み、所定の
精算処理を行い(809)、精算後は精算済メッセージ
等を表示する(810)。該表示を観た顧客は、スキャ
ナ2’をスキャナ保管装置8に戻す(811)。このと
きスキャナ保管装置8は、スキャナ2’の商品管理テー
ブル27の内容を読み取り、その内容を管理システム5
へ転送する。商品4をセキュリティゲート3に搬入する
手順以降は、第1実施形態の場合と同様である(812
〜819)。
【0028】図9は、顧客カード6のメモリ領域に金額
データを記憶させた後にスキャナ2’自体で精算する、
いわゆるプリペイド方式の場合の例である。この場合
は、顧客が、入店後(901)、スキャナ保管装置8よ
り一つのスキャナ2’を取り出して顧客カード6を挿入
する(902)が、記憶されている金額データの残高が
不足していることが判明した場合は、精算機1’で入金
して上記金額データを更新した(増加させた)後に顧客
カード6を再挿入する。このスキャナ2’を持って、顧
客は、商品4の選択と同時にその商品上のバーコードシ
ール41をスキャニングする(903,904)。これ
により読み込まれた商品情報,金額データ,及び顧客コ
ードから成る商品取引データを商品管理テーブル27に
保存するとともに(905)、顧客カード6のメモリ領
域に書き込まれている金額データを更新する(差し引
く)ことで料金の引き落としを行う(906)。個々の
商品4についてのスキャニングの度にデータキャリア4
2へ「購入済」のステータス情報が逐次書き込まれるの
は第1実施形態の場合と同様である(907)。顧客
は、商品4の購入が終了すると、顧客カード6をスキャ
ナ2’より離脱させ(909)、スキャナ2’をスキャ
ナ保管装置8に戻す。スキャナ保管装置8はスキャナ
2’の商品管理テーブル27の内容を読み取り、その内
容を管理システム5へ転送する。商品4をセキュリティ
ゲート3に搬入する手順以降は、第1実施形態の場合と
同様である(911〜918)。
【0029】このように、第1実施形態ではスキャナ2
が精算機1に接続されているため、スキャニングを行う
には全ての商品を精算機1の周囲に集めて一括して行う
必要があったが、上述の第2実施形態では、可般性のス
キャナ2’を用いて随時スキャニングを行うので、精算
機1’の周囲における商品の集中や顧客の待ち行列の発
生が抑えられる、という特有の効果がある。
【0030】なお、第2実施形態の場合、顧客カード6
が既に顧客に戻っているので、顧客による不正運用の場
合に、第1実施形態のように顧客カード6の排出を阻止
することはできないが、スキャナ2’の商品管理テーブ
ル27に当該顧客コード等が記録されているので、セキ
ュリティ性も十分に確保される。
【0031】以上、本発明を複数の実施形態を用いて説
明したが、本発明は、必ずしも上記実施形態に限定され
るものではなく、種々の態様での実施が可能である。例
えば第1及び第2実施形態では、書換自在の記憶媒体と
してデータキャリア42を用いて説明したが、磁性体を
埋め込んだタグや印刷段階でインクに磁性材を含ませた
バーコードを用いる場合は、例えば商品の未購入時には
磁性体ないし磁性材を磁化したままとし、購入時には上
記磁性体等からの磁力線を消失させる。そして、この磁
性材等の状態を検出する手段をセキュリティゲート3に
設けて購入/未購入を検出するようにする。データキャ
リア42と同機能の無線タグを用いる場合は、上述のデ
ータキャリア42の構成要素をそのまま当該無線タグの
構成要素に置き換える。
【0032】また、第2実施形態では、可般性のスキャ
ナ2’に演算部26を設けて随時金額データの加減算を
行い、その結果データを商品管理テーブル27に記憶さ
せる方式を採用しているが、この構成に代え、上記演算
部26及び金額データの記憶領域をスキャナ2’より削
除して商品管理テーブル27には個々の商品情報のみを
記憶しておき、精算機1’の側で演算部を設けて一括し
て金額データの演算を行う構成にしても良い。このよう
な構成であっても第2実施形態とほぼ同様の効果が得ら
れる。更に、店舗の種類に応じて図8に示す現金精算方
式と図9に示すプリペイド方式とを任意に切り換えた
り、併用させるようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のセルフスキャンシステムによれば、商品の購入あるい
は借入(レンタル)の際に、顧客が自ら商品上のコード
データのスキャンを行うことで、商品購入等の処理の分
散が実現され、顧客にとっては、精算待ち時間の短縮
化、あるいは他人に知られることが憚れる商品の購入や
借入が容易になる等の効果があり、店舗側にとっては、
レジ人員の削減やレジスペースの開放が図れる等の効果
がある。また、スキャニングされていない商品について
は、セキュリティゲートでそれを検出してアラーム情報
を生成したり、顧客カードの排出を阻止したりするの
で、不正運用が抑制される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のブロック構成図。
【図2】スキャナにおける制御手順説明図。
【図3】商品上のデータキャリアにおける制御手順説明
図。
【図4】セキュリティゲートにおける制御手順説明図。
【図5】コードデータの一例となる二次元コードの説明
図。
【図6】第1実施形態の場合の運用手順の一例を示す説
明図。
【図7】本発明の第2実施形態のブロック構成図。
【図8】第2実施形態の場合の運用手順の一例を示す説
明図。
【図9】第2実施形態の場合の他の運用手順の例を示す
説明図。
【符号の説明】
1,1’ 精算機 2,2’ スキャナ 3 セキュリティゲート 4 商品 5 管理システム 6 顧客カード 7 現金 8 スキャナ保管装置 11 管理システムI/F 12 表示部 13 顧客カード読取部 14 入出金処理部 15,26 演算部 16 商品管理部 17 精算機の制御部 18 カード読取書込部 19 精算機におけるカード収容機構 21 バーコード読取部 22 スキャナにおける送受信部 23 モード切換部 24 モード記憶部 25 スキャナの制御部 27 商品管理テーブル 28 カード書込部 29 スキャナにおけるカード収容機構 31 セキュリティゲートに設けられる送信部 32 同 受信部 33 正当性判定部 34 警告音発生部 35 セキュリティゲートの制御部 41 バーコードシール 42 データキャリア(無線タグ) 421 商品ステータス格納部 422 コマンド格納部 423 データキャリアの送受信部 424 データキャリアの制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品情報及び金額データを表すコードデ
    ータが印刷された印刷媒体と個々の印刷媒体に対応する
    書換自在の記録媒体とが付された商品と、 前記商品上の印刷媒体からコードデータを読み取る読取
    手段,及び該コードデータの読取終了を契機に対応する
    前記記録媒体に対して所定のステータス情報を記録させ
    る手段,を有するスキャナと、 前記スキャナが読み取ったコードデータを取得して商品
    の累積金額データを生成するとともに所定の精算処理を
    行う精算機と、 前記商品上の記録媒体におけるステータス情報を非接触
    で検出する手段,検出したステータス情報の正当性を判
    定する手段,及び判定結果が不当の場合に所定のアラー
    ム情報を生成する手段,を有するセキュリティゲート
    と、 を含んで構成され、 前記商品の需用者が前記スキャナを操作して当該商品上
    の印刷媒体から読み取ったコードデータを前記精算機に
    入力して所定の精算処理を実行した後、当該商品を前記
    セキュリティゲートを通過させて前記ステータス情報を
    検出することを特徴とするセルフスキャンシステム。
  2. 【請求項2】 商品情報及び金額データを表すコードデ
    ータが印刷された印刷媒体と個々の記録媒体に対応する
    書換自在の記録媒体とが付された商品と、 前記商品上の印刷媒体からコードデータを読み取る読取
    手段,該コードデータの読取終了を契機に対応する前記
    記録媒体に対して所定のステータス情報を記録させる手
    段,及び読み取ったコードデータに含まれる個々の商品
    情報を記憶する不揮発性のメモリを有する可搬性のスキ
    ャナと、 前記不揮発性のメモリに記憶された商品情報を取得して
    所定の精算処理を行う精算機と、 前記商品上の記憶媒体におけるステータス情報を非接触
    で検出する手段,検出したステータス情報の正当性を判
    定する手段,及び判定結果が不当の場合に所定のアラー
    ム情報を生成する手段,を有するセキュリティゲート
    と、 を含んで構成され、 前記商品の需用者が前記スキャナを操作して当該商品上
    の印刷媒体から読み取ったコードデータを前記精算機に
    入力して所定の精算処理を実行した後、当該商品を前記
    セキュリティゲートを通過させて前記ステータス情報を
    検出することを特徴とするセルフスキャンシステム。
  3. 【請求項3】 前記書換自在の記録媒体は、 前記ステータス情報を記憶する情報記憶領域,及び該情
    報記憶領域に記憶されているステータス情報の状態を非
    接触で変更させる手段,を備えた無線タグであることを
    特徴とする請求項1又は2記載のセルフスキャンシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記精算処理前に需要者の個人情報を記
    憶したカードメモリを保持するとともに、該精算処理が
    正常に終了したとき、及び/又は、前記アラーム情報が
    生成されることなく当該商品が前記セキュリティゲート
    を通過したときに前記カードメモリを排出する機構を更
    に備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    の項記載のセルフスキャンシステム。
  5. 【請求項5】 前記カードメモリに記憶された個人情報
    を読み取るカード情報読取手段と、読み取った個人情報
    と前記商品の累積金額データとを関連付けた商品取引デ
    ータを生成する商品取引データ生成手段とを有すること
    を特徴とする請求項4記載のセルフスキャンシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100435204B1 (ko) * 2000-07-18 2004-06-09 박종덕 물품 구매 대금 계산 및 결재 시스템과 그 방법
JP2015125755A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 東芝テック株式会社 商品情報入力装置、退場検出装置、システムおよびプログラム

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