JPH0980614A - 写真撮影装置 - Google Patents

写真撮影装置

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Publication number
JPH0980614A
JPH0980614A JP7231701A JP23170195A JPH0980614A JP H0980614 A JPH0980614 A JP H0980614A JP 7231701 A JP7231701 A JP 7231701A JP 23170195 A JP23170195 A JP 23170195A JP H0980614 A JPH0980614 A JP H0980614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographic film
cartridge
film
photographic
film cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7231701A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shiga
英昭 志賀
Yoji Katsura
洋史 桂
Fuminori Kawamura
文詔 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP7231701A priority Critical patent/JPH0980614A/ja
Publication of JPH0980614A publication Critical patent/JPH0980614A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 写真フイルムパトローネを携帯するだけで、
簡便に写真撮影ができる。 【解決手段】 料金カウント部15に規定料金に該当す
るコイン16を投入してから写真フイルムパトローネ1
3を扉14aを介して装填制御部14に挿入すると、装
填制御部14は写真フイルムパトローネ13を撮影機本
体12のパトローネ収納室に装填する。写真フイルムパ
トローネ13のスプールが回転されて写真フイルムがパ
トローネ本体外に送り出された後、フイルム給送が行わ
れる。この給送中に写真フイルムの磁気記録層が読み取
られ、撮影済みのコマは空送りされて未撮影のコマがア
パーチャにセットされる。この後、セルフタイマー撮影
モードにセットしてシャッタボタン19を押下すると、
所定時間経過後に撮影機本体12内のシャッタユニット
が作動して撮影が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムパト
ローネだけを携帯したユーザーに写真撮影の機会を与え
る据え置き型の写真撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−130559号公報などによ
り、写真フイルムを巻きつけたスプールをパトローネ本
体内で送り出し方向に回転させることによって、写真フ
イルムをその先端からパトローネ本体外に送り出すよう
にした改良型の写真フイルムパトローネが知られてい
る。パトローネ本体に形成された写真フイルムの出入り
口には遮光蓋やテレンプなどの遮光手段が設けられ、写
真フイルムをパトローネ本体に完全に巻き込んだ状態で
パトローネ本体内は光密に保たれる。
【0003】また、上記改良型の写真フイルムパトロー
ネに磁気記録層付きの写真フイルムを用い、カメラボデ
ィに内蔵させた磁気ヘッドで種々のデータの読み出しや
書き込みができるようにしたカメラが特開平6−175
210号公報などで提案されている。このような写真フ
イルムパトローネ及びカメラを用いると、何コマ目まで
撮影が行われたかを写真フイルムに磁気記録しておくこ
とができるため、途中コマまで撮影した写真フイルムを
一旦巻戻してカメラから取り出したとしても、再装填時
のフイルム送り出しやフイルム給送に際して撮影済みコ
マ数を読み出してコマ送りを制御することによって、写
真フイルムを無駄にすることなく引続き次のコマから撮
影を続行してゆくことが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】撮影途中でも任意にカ
メラから写真フイルムパトローネを取り出し、また再装
填して撮影を続行するという使用形態をとることは、こ
れまでの写真フイルムパトローネ及びカメラでは極めて
困難である。したがって従来では、途中コマまで撮影さ
れた写真フイルムがカメラに残っていた場合にはそのカ
メラで撮影を続けるしかなく、重く嵩張るカメラの携帯
が面倒なときには、写真撮影をあきらめることも少なく
なかった。
【0005】カメラを携帯していなくとも写真撮影がで
きるように、例えば観光地などではカメラのレンタルを
行っていることがある。レンタルカメラで撮影を行うに
しても、従来の写真フイルムパトローネを用いている限
りでは、途中コマまで撮影した写真フイルムについては
残りを無駄にするしかない。そこで、改良型の写真フイ
ルムパトローネを使用できるようにしたレンタルカメラ
を用意すれば、ユーザーは改良型の写真フイルムパトロ
ーネを携帯するだけで任意のコマ数だけ無駄なく自在に
撮影することができ非常に便利になる。ところが、レン
タルカメラは貸し出し側での管理が面倒であるだけでな
く、ユーザー側にしても例えば数コマ程度の撮影しか行
わないときでも煩雑なレンタル手続や規定のレンタル料
金が必要となって手軽に写真撮影ができるとは言い難
い。
【0006】なお、証明写真撮影装置で知られるよう
に、インスタント写真システムを採用した据え置き型の
撮影装置は従来から用いられ、コインを投入するだけで
簡便に顔写真の撮影を行うことができるようになってい
る。しかし、このような写真撮影装置では高画質の写真
が得にくいことの他に、撮影対象が限られてしまうこ
と、ネガが得られないためにプリント写真の枚数やサイ
ズの選択ができないことなどの理由から用途は限られた
ものにならざるを得ない。
【0007】本発明は以上の背景を考慮してなされたも
ので、上述した改良型の写真フイルムパトローネのもつ
特長を活かし、この写真フイルムパトローネを携帯する
だけで、簡便に写真撮影を行うことができるようにした
写真撮影装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、名勝地などでは多くのユーザーがほぼ同
じようなアングル,フレーミングで写真撮影を行うこと
が多いことに着目し、上述した改良型の写真フイルムパ
トローネが使用できる写真撮影装置をそこに設置してお
くことによって、その写真フイルムパトローネを携帯し
たユーザーに手軽に写真撮影の機会を与えるものであ
る。このため本発明の写真撮影装置は、改良型の写真フ
イルムパトローネの装填室が設けられ、フイルム給送機
構やシャッタ機構等の撮影手段及び写真フイルムの磁気
記録層に接してデータの読み出し,書き込みを行う磁気
ヘッドを内蔵した撮影機本体を専用のスタンドに分離不
能に連結し、コインやトークン(Token)などによる規定
料金の支払いを検知して装填制御手段を作動させ、写真
フイルムパトローネが前記装填室に装填されることを許
容して前記撮影機本体で写真撮影ができるように構成さ
れている。装填室に写真フイルムパトローネが装填され
たときには、制御手段により自動的に撮影手段が作動
し、またフイルムの給送中に磁気ヘッドが作動してデー
タの読み出し,書き込みが行われる。そして、撮影を中
止あるいは終了したときには、給送機構の作動により写
真フイルムがパトローネ本体内に巻き込まれたことを検
知して装填制御手段が作動し、装填室から写真フイルム
パトローネが自動的に排出される構成となっている。
【0009】また、前記スタンドに雲台を組み込むこと
により、アングルの変更を容易に行うことができる。ま
た、前記シャッタ機構は、撮影機本体に組み込まれたセ
ルフタイマー又は撮影機本体から分離したリモコンレリ
ーズ装置からのレリーズ信号を受けて作動される構成と
することにより、ユーザーが1人の場合にも容易に撮影
を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、本発明の写真撮影
装置は、雲台11a付きの専用スタンド11に固定した
一眼レフ方式の撮影機本体12と、これに写真フイルム
パトローネ13の装填,排出を自動的に行う装填制御部
14と、料金カウント部15とが一体的に取り付けられ
たものである。この料金カウント部15の上部には、コ
イン16を投入するコイン投入口15aと、投入金額が
所定金額に達して写真撮影装置の使用が可能となったこ
とを示す表示ランプ17とが設けられている。また、料
金カウント部15の前面下部には、余分に投入したコイ
ン16を返却するための返却口15bが形成されてい
る。また、装填制御部14の上部には、使用済みの写真
フイルムパトローネ13を誤って装填した場合に、警告
を発する警告ランプ18が設けられている。
【0011】撮影機本体12の上部には、シャッタボタ
ン19,被写体輝度により自動発光されるストロボ装置
20及びモード切換スイッチ21が設けられている。こ
のモード切換スイッチ21は、これを操作することによ
りシャッタボタン19の押下操作による通常撮影,セル
フタイマー撮影,リモコン撮影の3種類から任意の撮影
モードが選択できるようになっている。セルフタイマー
撮影モードでは、モード切換スイッチ21をセルフタイ
マー撮影にセットしてからシャッタボタン19を押し下
げることにより撮影機本体12内のタイマー81(図3
参照)が作動を開始し、撮影機本体12の前面に設けら
れたセルフタイマーランプ22が点滅を開始する。この
点滅間隔が徐々に短くなっていき、所定時間経過後に撮
影機本体12のシャッタユニットが作動して撮影が行わ
れる。撮影終了後には、セルフタイマーランプ22は消
灯される。
【0012】リモコン撮影モードでは、リモコン23の
ボタン23aを押し下げることにより撮影が行われる。
ボタン23aの押下によりリモコン23の前部23bか
ら発信された赤外光のレリーズ信号が撮影機本体12の
前面に設けられた受信窓24に受信され、撮影機本体1
2のシャッタユニットが作動されるようになっている。
【0013】撮影機本体12の前面には、前記セルフタ
イマーランプ22,受信窓24の他に、撮影レンズ2
5,被写体輝度を測光する測光窓26,オートフォーカ
ス用の測距用窓27a,27b,撮影コマ数を示す液晶
パネル28,フイルム巻戻しを強制的に行う巻戻しボタ
ンRが設けられている。
【0014】図2において、写真撮影装置に使用する写
真フイルムパトローネ13は、写真フイルム31を巻き
付けたスプール32と、写真フイルム31を光密に収納
するパトローネ本体33とから構成されている。パトロ
ーネ本体33は、互いに嵌合される一対のパトローネシ
ェル34,35からなり、これらは遮光性のプラスチッ
クでそれぞれ形成されている。パトローネ本体33の外
周には、フイルム送出口36が先端に形成されたポート
部37が、またパトローネ本体33の上面にはバーコー
ド38を外部に露呈させるための開口39が形成されて
いる。なお、このバーコード38には、写真フイルム3
1のフイルム感度,撮影可能なフレーム数,写真フイル
ム31のラチチュード,製造年月日,メーカー名等の各
種情報が記録されている。また、写真フイルム31には
1コマあたり2個のパーフォレーション31aが形成さ
れている。
【0015】パトローネ本体33の側面には、胴体ラベ
ル貼付スペース33aが形成されており、この胴体ラベ
ル貼付スペース33aには、フイルム感度,撮影可能フ
レーム数等が記された胴体ラベル40が貼付される。ま
た、ポート部37には、フイルム送出口36とパトロー
ネ本体33の内部をつなぐフイルム通路が形成されてお
り、このフイルム通路内には、遮光用の蓋部材(図示せ
ず)が設けられている。蓋部材は、ポート部37の上面
に露呈した係合部41と一体となっており、この係合部
41を回動させることによりフイルム通路を開閉するこ
とができる。なお、図示してないが、パトローネ本体3
3の下面には収納した写真フイルム31の使用状況をス
プールの回転量により未使用,使用途中,使用済みの3
段階に表す表示が設けられている。
【0016】図3において、料金カウント部15の内部
には、コイン投入口15aから投入されたコイン16を
収納するコイン収納箱45が設けられている。コイン投
入口15aとコイン収納箱45との間には、センサ46
が設けられ、投入されたコイン16の種類を検知してこ
の検知信号をカウンタ47に送出する。カウンタ47
は、投入されたコイン16の枚数を種類毎に積算すると
ともに、これらを合計,すなわち投入金額を算出してか
らマイクロコンピュータ50に送出する。
【0017】マイクロコンピュータ50は、投入金額が
「(基本料金)+(1枚分の撮影料金)」を超えたとき
から表示ランプ17を点灯させて撮影可能状態になった
ことを表示する。また、(投入金額)=(基本料金)+
(1枚あたりの撮影料金)×(撮影枚数)であるから、
投入金額から、マイクロコンピュータ50はユーザーが
所望する撮影枚数を算出し、この枚数分の撮影が終了す
るまで、ROM52に記憶されたプログラムシーケンス
に従ってフイルム給送等の各種制御を行う。
【0018】また、マイクロコンピュータ50は、投入
金額が「(基本料金)+(1枚分の撮影料金)」を超え
たときから、装填制御部14の扉14a(図1参照)の
ロックを解除する。これにより、扉14aが内側へ回動
可能になるから、ここから写真フイルムパトローネ13
を装填制御部14内に押し込むと、装填制御部14に内
蔵された機構により写真フイルムパトローネ13は撮影
機本体12のパトローネ収納室55に装填される。
【0019】パトローネ収納室55には、写真フイルム
パトローネ13のバーコード38を読み取るための投光
部,受光部からなる反射型のホトセンサ56と、写真フ
イルムパトローネ13の使用状況を判別するセンサ57
と、スプール駆動軸58と、キー59とが設けられてい
る。このパトローネ収納室55に写真フイルムパトロー
ネ13が装填されると、スプール駆動軸58が写真フイ
ルムパトローネ13のスプール32に、またキー59が
ポート部37の上面の係合部41にそれぞれ連結され
る。このキー59は係合部41を介して蓋部材を回動
し、写真フイルムパトローネ13のフイルム通路を開閉
する。
【0020】ホトセンサ56は、バーコード38を臨む
位置にあり、スプール駆動軸58によりスプール32が
回転を始めると、バーコード38の表面に赤外光を照射
してこの反射光を受光し、これを光電変換して波形整形
回路60に送出する。波形整形回路60は、光電信号を
所定のしきい値と比較することでHレベルとLレベルの
二値信号に変換して、これをマイクロコンピュータ50
に送る。マイクロコンピュータ50は、二値信号の各レ
ベルの信号幅を測定して、バーコード38の持つフイル
ム情報を解読する。解読された写真フイルム31のフイ
ルム感度は、露出制御のための感度設定に使用される。
【0021】フイルム巻取り軸61の内部には、給送モ
ータ62が内蔵されており、モータドライバ63を介し
てマイクロコンピュータ50により制御される。この給
送モータ62は、給送伝達装置64を介してスプール駆
動軸58,キー59及びフイルム巻取り軸61を駆動す
る。
【0022】アパーチュア65が形成されたフイルム給
送路には、写真フイルム31のパーフォレーション31
aを検出するセンサユニット66と、写真フイルム31
のベース面側に設けられた磁気記録層68からフイルム
情報を読み取る読取ヘッド69と、磁気記録層68にコ
マ番号等の撮影データを書き込む書込みヘッド70とが
配置されている。
【0023】センサユニット66は、2個のホトセンサ
からなり、隣接した2個のパーフォレーション31aを
同時に検出したときにパーフォ検出信号を出力する。こ
のパーフォ検出信号は、信号処理回路71を介してマイ
クロコンピュータ50に送出される。そして、マイクロ
コンピュータ50は、該当するコマ番号をドライバ72
を介して液晶パネル28に表示する。
【0024】読取ヘッド69で読み取られた磁気記録層
68のフイルム情報はヘッド信号処理回路73を介して
マイクロコンピュータ50に送られて感度設定等に利用
される。書込みヘッド70は、マイクロコンピュータ5
0に接続されたヘッド駆動部74により駆動され、撮影
コマ番号やシャッタ速度や絞り等の撮影データを磁気記
録層68に書き込む。
【0025】測光窓26の背後には、SPD等の受光素
子を備えた周知の測光装置77が配置され、この測光デ
ータがマイクロコンピュータ50に入力される。マイク
ロコンピュータ50はこの測光データとバーコード38
から読み込んだフイルム感度に基づいてアパーチャ65
にセットされた写真フイルム31に適正光量を与えるた
めの絞りとシャッタスピードを選択してシャッタユニッ
ト78を制御する。そして、測光データが所定値以下に
なると、マイクロコンピュータ50は撮影時にストロボ
装置20を発光させる。測距用窓27a,27bの背後
には、周知のアクティブ方式のオートフォーカス装置7
9が設けられ、シャッタレリーズに連動して撮影レンズ
25のピント調節を行う。
【0026】受信窓24の背後には、レリーズ信号処理
部80が設けられ、これがリモコン撮影モード時にリモ
コン23から送信されたレリーズ信号を受信して光電変
換,波形整形等の処理を行ってからマイクロコンピュー
タ50に送り、マイクロコンピュータ50はこのときの
測光データに基づいてシャッタユニット78を作動させ
る。また、マイクロコンピュータ50は、シャッタユニ
ット78を作動させた後、次の撮影準備のために給送モ
ータ62を駆動して1コマ分のフイルム給送を行う。な
お、マイクロコンピュータ50には、前記セルフタイマ
ー撮影モード時に駆動されるタイマー81が接続されて
いる。
【0027】このように構成された写真撮影装置で例え
ば記念撮影を行うには、ユーザーは、まず料金カウント
部15のコイン投入口15aから「(基本料金)+(1
枚あたりの撮影料金)×(希望撮影枚数)」に該当する
金額となる枚数のコイン16を投入する。投入されたコ
イン16の金額が「(基本料金)+(1枚分の撮影料
金)」を超えると、表示ランプ17が点灯される。そし
て、マイクロコンピュータ50は、投入金額からユーザ
ーの希望撮影枚数を算出して内部メモリに記憶する。
【0028】ユーザーは、次に持参した写真フイルムパ
トローネ13を装填制御部14の扉14aに押しつける
ようにすると、扉14aが内側へ回動して写真フイルム
パトローネ13が装填制御部14の中に引き込まれる。
写真フイルムパトローネ13が完全に装填制御部14内
に入ると、扉14aが光密に閉じられる。
【0029】写真フイルムパトローネ13が装填制御部
14により撮影機本体12のパトローネ収納室55に装
填されると、スプール32,係合部41にスプール駆動
軸58,キー59がそれぞれ連結される。そして、セン
サ57が写真フイルムパトローネ13の使用状況を読み
取る。写真フイルムパトローネ13が使用済みであれ
ば、装填制御部14は写真フイルムパトローネ13をパ
トローネ収納室55から排出させ、扉14aを開放して
ここから写真フイルムパトローネ13を半分程度露呈さ
せるとともに、警告ランプ18を点灯させる。ユーザー
は、この排出された写真フイルムパトローネ13を未使
用,若しくは使用途中の写真フイルムパトローネに交換
して再び扉14aに押し込む。
【0030】写真フイルムパトローネ13が未使用,若
しくは使用途中であれば、係合部41がキー59によっ
て回動されて蓋部材が回動され、フイルム通路が開放さ
れると、続いてスプール駆動軸58が駆動される。これ
により、スプール32が回転され、写真フイルム31が
フイルム送出口36からアパーチャ65に向かって給送
される。この初期送りの間に、ホトセンサ56により回
転されるバーコード38から写真フイルム31のフイル
ム感度,撮影可能なフレーム数等の各種情報が読み取ら
れ、波形整形回路60を介してマイクロコンピュータ5
0に入力される。
【0031】写真フイルム31の先端部がフイルム巻取
り軸61に到達すると、フイルム巻取り軸61により写
真フイルム31が給送されるようになる。写真フイルム
31の給送中に読取ヘッド69が磁気記録層68から撮
影データを読み取る。マイクロコンピュータ50は、写
真フイルムパトローネ13が未使用であれば、センサユ
ニット66が最初の隣接する2個のパーフォレーション
31aを検出した時点でフイルム給送を停止し、最初の
1コマ目をアパーチャ65にセットする。そして、液晶
パネル28には、最初のコマ番号である「1」が表示さ
れる。
【0032】写真フイルムパトローネ13の写真フイル
ム31が使用途中である場合には、磁気記録層68から
読み込んだ撮影データの中にある撮影コマ番号を順次に
チェックしながら写真フイルム31を空送りする。この
間、センサユニット66から入力されるパーフォ検出信
号毎に液晶パネル28にコマ番号を順次に表示する。そ
して、撮影コマ番号が書き込まれていない未撮影のコマ
を検出したら、センサユニット66からの次のパーフォ
検出信号を待ってフイルム給送を停止する。これによ
り、未撮影コマがアパーチャ65にセットされる。
【0033】この後、例えば風景をバックにしてセルフ
ポートレイトを撮影する場合には、ユーザーは、撮影機
本体12の背面に設けられた接眼窓からファインダを覗
き、雲台11aを操作しながら所望の背景を選んで写真
撮影装置の向きを決定する。また、モード切換スイッチ
21を操作して、例えばセルフタイマー撮影モードにセ
ットしてから、シャッタボタン19を押し下げるとタイ
マー81が作動を開始すると同時にセルフタイマーラン
プ22が点滅を開始する。この後、ユーザーは撮影レン
ズ25と対向する位置に移動する。
【0034】セルフタイマーランプ22の点滅間隔が徐
々に短くなっていき、所定時間経過後にシャッタユニッ
ト78が駆動されてアパーチャ65にセットされた写真
フイルム31に所定の露光が与えられる。このとき、被
写体輝度がフイルム感度に対して充分でない場合には、
ストロボ装置20が作動され、ストロボ発光部20aか
らストロボ光が被写体に向けて照射される。この直後
に、セルフタイマーランプ22は消灯され、続いて、次
の撮影準備のために1コマ分のフイルム給送が行われる
とともに、磁気記録層68にコマ番号や撮影データが記
録ヘッド70により記録される。
【0035】また、モード切換スイッチ21をリモコン
撮影モードにセットした場合には、リモコン23のボタ
ン23aを押し下げることにより、撮影が行われる。こ
のように撮影が行われる度に、給送モータ62が回転し
て、写真フイルム31を1コマずつフイルム巻取り軸6
1に巻き取る。マイクロコンピュータ50の内部メモリ
に記憶されていたユーザーの希望撮影枚数分のコマが全
て撮影されると、給送モータ62は自動的に逆転され、
露光済の写真フイルム31をパトローネ本体33内に巻
き戻す。この間、液晶パネル28には、センサユニット
66から出力されるパーフォ信号により順次に減算され
てゆくコマ番号が表示される。
【0036】巻戻しが終了すると、液晶パネル28に表
示されたコマ番号がスタートマーク「S」に戻るととも
に、キー59で蓋部材が回動されて写真フイルムパトロ
ーネ13のフイルム通路が閉じられる。そして、装填制
御部14により写真フイルムパトローネ13がパトロー
ネ収納室55から排出され、扉14aが開放状態になっ
て扉14aから写真フイルムパトローネ13が取出し可
能に露呈される。
【0037】なお、ユーザーが初めに投入した料金分の
撮影が終了する前に、予定を変更して撮影を中止する場
合には、巻戻しボタンRを押せばよい。これにより、写
真フイルム31は強制的に巻き戻される。このとき、撮
影した最後のコマの磁気記録層68に該当する撮影コマ
数が記録されるから、後日同様の写真撮影装置に写真フ
イルムパトローネ13を装填することにより、何度でも
未撮影のコマから撮影を継続して行うことができる。ま
た、料金カウント部15に内蔵された返却機構15cが
作動して返却口15bから余分に投入したコイン16が
返却される。
【0038】以上説明した実施例では、撮影機本体とし
て一眼レフカメラを用いたが、パノラマ撮影用カメラや
1コマ分若しくは2コマ分のネガに4コマや8コマの連
続写真を写し込む「連写カルディア“ビューン”」(商
品名)等を用いてもよい。また、上記実施例では、写真
撮影装置の使用料はコインによって支払うようにした
が、本発明はこれに限定されることなく、例えばトーク
ンやプリペイドカード等を用いてもよい。また、撮影枚
数に応じた料金を支払うようにしたが、使用時間によっ
て料金を決めるようにしてもよい。この場合には、料金
の支払いを検知してからタイマーが作動するように構成
すればよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の写真撮影装置に
よれば、磁気記録層付きの写真フイルムを巻き付けたス
プールをパトローネ本体に光密に収納し、スプールを送
り出し方向に回転させることによって写真フイルムをそ
の先端からパトローネ本体外に送り出す機能をもった改
良型の写真フイルムパトローネを用い、規定料金を支払
うと、前記写真フイルムパトローネが撮影機本体の装填
室に装填されてからフイルム給送されるとともに写真フ
イルムの磁気記録層からデータが読み出され、1コマ撮
影される毎に磁気記録層への書き込みが行われる。そし
て、撮影が終了すると、写真フイルムの巻戻し,写真フ
イルムパトローネの排出が自動的に行われるようにし
た。したがって、改良型の写真フイルムパトローネを携
帯するだけで、簡便に写真撮影を行うことができる。ま
た、このような構成により、インスタント写真システム
のように用途が証明写真に限定されることもなく、例え
ば高画質な風景写真などを撮影できるとともに、ネガが
得られるため、プリント写真の枚数やサイズの選択を自
由に行うことができる。
【0040】また、撮影機本体を連結したスタンドに雲
台を組み込むことにより、アングルの変更を容易に行う
ことができる。また、撮影機本体に組み込まれたシャッ
タ機構は、撮影機本体に組み込まれたセルフタイマー又
は撮影機本体から分離したリモコンレリーズ装置からの
レリーズ信号を受けて作動される構成とすることによ
り、ユーザーが1人の場合にも容易に撮影を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した写真撮影装置の外観斜視図で
ある。
【図2】写真フイルムパトローネの斜視図である。
【図3】写真撮影装置の構造の概略を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
11 専用スタンド 11a 雲台 12 撮影機本体 13 写真フイルムパトローネ 14 装填制御部 15 料金カウント部 20 ストロボ装置 23 リモコン 31 写真フイルム 38 バーコード 50 マイクロコンピュータ 55 パトローネ収納室 61 フイルム巻取り軸 62 給送モータ 68 磁気記録層 69 読取ヘッド 70 書込みヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録層付きの写真フイルムを巻き付
    けたスプールをパトローネ本体に光密に収納し、前記ス
    プールを送り出し方向に回転させることによって写真フ
    イルムをその先端からパトローネ本体外に送り出す機能
    をもった写真フイルムパトローネが使用される写真撮影
    装置であって、前記写真撮影装置は、専用のスタンドに
    分離不能に連結され、前記写真フイルムパトローネが装
    填される装填室を有するとともに、フイルム給送機構及
    びシャッタ機構を含む撮影手段を内蔵した撮影機本体
    と、撮影機本体に内蔵され前記磁気記録層に接してデー
    タの読み出し及び書き込みを行う磁気ヘッドと、規定料
    金の支払いを検知して前記装填室に写真フイルムパトロ
    ーネを自動装填し、前記給送機構の作動により写真フイ
    ルムがパトローネ本体内に巻き込まれたことを検知して
    装填室から写真フイルムパトローネを自動排出する装填
    制御手段と、写真フイルムパトローネが装填室に装填さ
    れたことを検知して前記撮影手段の作動を制御するとと
    もに、写真フイルムの給送中に前記磁気ヘッドを駆動し
    てデータの読み出し及び書き込みを制御する制御手段と
    を有することを特徴とする写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記スタンドには雲台が組み込まれてい
    ることを特徴とする請求項1記載の写真撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ機構は、撮影機本体に組み
    込まれたセルフタイマー又は撮影機本体から分離したリ
    モコンレリーズ装置からのレリーズ信号を受けて露出動
    作を行うことを特徴とする請求項1記載の写真撮影装
    置。
JP7231701A 1995-09-08 1995-09-08 写真撮影装置 Pending JPH0980614A (ja)

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