JPH0980329A - 光ファイバ選択装置 - Google Patents

光ファイバ選択装置

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Publication number
JPH0980329A
JPH0980329A JP23856495A JP23856495A JPH0980329A JP H0980329 A JPH0980329 A JP H0980329A JP 23856495 A JP23856495 A JP 23856495A JP 23856495 A JP23856495 A JP 23856495A JP H0980329 A JPH0980329 A JP H0980329A
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JP
Japan
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optical fiber
fixed
side optical
fibers
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP23856495A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Nakanishi
功 中西
Nobuo Tomita
信夫 富田
Yoshitaka Enomoto
圭高 榎本
Makoto Sato
佐藤  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の固定側光ファイバケーブルを接続する
場合でも、光ファイバ配列方向の寸法を小さくすること
のできる光ファイバ選択装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバ移動機構11を駆動し、可動
側光ファイバ3をX方向に移動して固定側の任意の光フ
ァイバ1と位置合わせした後、可動側光ファイバ3をY
方向に移動して光ファイバ保持具10の案内溝10aの
他端側に受容させることにより、固定側の任意の光ファ
イバ1と可動側光ファイバ3が互いに端面同士を対向し
て保持される。この場合、計2本の固定側光ファイバケ
ーブル2の各光ファイバ1が光ファイバ保持具10の各
案内溝10aに一本ずつ交互に配列されるとともに、各
案内溝10aは各光ファイバ1の外径と同等の間隔で設
けられ、各光ファイバ1が互いにほぼ隙間のない状態で
配列されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信システム等の
光線路において接続光路の切替えに用いられる光ファイ
バ選択装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバ選択装置とし
ては、例えば特願平5−226994号または特願平5
−155358号に記載されたものが知られており、図
8に示すように計8本の光ファイバ1を幅方向一列に配
列して被覆したテープ状の固定側光ファイバケーブル2
に対して1本の可動側光ファイバ3を図中X方向及びY
方向に移動させることにより、可動側光ファイバ3の端
面を固定側光ファイバケーブル2の任意の光ファイバ1
の端面に対向させるようになっている。即ち、この光フ
ァイバ選択装置は、固定側光ファイバケーブル2が固定
された光ファイバ保持具4と、可動側光ファイバ3を各
光ファイバ1の配列方向(X方向)に移動させる第1の
光ファイバ移動機構5と、可動側光ファイバ3を光ファ
イバ保持具4のファイバ載置面に垂直な方向(Y方向)
に移動させる第2の光ファイバ移動機構6とから構成さ
れている。
【0003】光ファイバ保持具4はファイバ載置面に互
いに平行に設けられた断面V字形の多数の案内溝4aを
有し、各案内溝4aの一端側には被覆を除去された計8
本の光ファイバ1が互いに端面同士を揃えて固定されて
いる。
【0004】第1の光ファイバ移動機構5は可動側光フ
ァイバ3を支持するファイバ支持部5aと、ファイバ支
持部5aを駆動するモータ5bとを備え、ファイバ支持
部5aはX方向に延びるスクリューシャフト5c及びガ
イドシャフト5dによってX方向に移動自在に支持され
ている。また、モータ5bの回転軸とスクリューシャフ
ト5cの一端にはそれぞれ一対のプーリ5eが取付けら
れ、各プーリ5eはベルト5fを介して互いに連結され
ている。即ち、第1の光ファイバ移動機構5では、モー
タ5bが正転及び逆転することによりスクリューシャフ
ト5cが回転し、スクリューシャフト5cの螺旋に案内
されてファイバ支持部5aがX方向に移動するようにな
っている。
【0005】第2の光ファイバ移動機構6は光ファイバ
保持具4のファイバ載置面に沿って延びるファイバ押圧
部6aと、ファイバ押圧部6aを駆動するモータ6bと
を備え、ファイバ押圧部6aはX方向に延びる支軸を中
心に回動するようになっている。また、モータ6bの回
転軸とファイバ押圧部6aの支軸にはそれぞれ一対のプ
ーリ6cが取付けられ、各プーリ6cはベルト6dを介
して互いに連結されている。即ち、第2の光ファイバ移
動機構6では、モータ6bが正転及び逆転することによ
りファイバ押圧部6aが回動し、ファイバ押圧部6aの
先端がY方向に移動するようになっている。
【0006】以上の構成においては、第1の光ファイバ
移動機構5によって可動側光ファイバ3をX方向に移動
して固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせした後、
第2の光ファイバ移動機構6のファイバ押圧部6aによ
って可動側光ファイバ3をY方向に押圧し、光ファイバ
保持具4の案内溝4aの他端側に受容させる。これによ
り、固定側の任意の光ファイバ1と可動側光ファイバ3
が互いに端面同士を対向して保持され、これら光ファイ
バ1,3間に光路が形成される。その際、固定側の光フ
ァイバ1と可動側光ファイバ3とは互いに僅かな間隔
(例えば30μm)を保った非接触の状態であり、光フ
ァイバ1,3の端面付近は光の反射を抑えるための屈折
率整合剤(図示せず)に浸漬されている。
【0007】尚、可動側光ファイバ3のY方向の移動に
ついては、第2の光ファイバ移動機構6の代わりに、第
1の光ファイバ移動機構5のファイバ支持部5aをソレ
ノイド等の駆動手段を設けて可動側光ファイバ3をY方
向に移動させるようにした場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバ選択装置においては、光ファイバ保持具4の
各案内溝4aは光ファイバケーブル2内の各光ファイバ
1と同等の間隔A(例えば250μm)で設けられてい
るため、固定側光ファイバ1の本数増加に際して複数の
光ファイバケーブル2を幅方向に配列した場合、各光フ
ァイバ1の配列方向に寸法が大きくなり、装置全体の小
型化及び高密度化を図ることが困難になるという問題点
があった。また、各光ファイバ1の配列方向の寸法が大
きくなると可動側光ファイバ3の移動距離も長くなるた
め、接続光路の切替えに長時間を要するという問題点も
あった。このため、装置の配置寸法の制約、または光路
切替え時間の短縮を考慮して光ファイバ列を複数に分割
した場合には、その分だけ各光ファイバ移動機構5,6
が複数ずつ必要となり、コストが高くつくという問題点
があった。
【0009】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複数の固定側光ファ
イバケーブルを接続する場合でも、光ファイバ配列方向
の寸法を小さくすることのできる光ファイバ選択装置を
提供することにある。また、他の目的とするところは、
前記目的に加え、光ファイバ列を複数に分割した場合で
も、複数の光ファイバ移動手段を必要とすることのない
光ファイバ選択装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、複数本の光ファイバからな
る固定側光ファイバケーブルに対して少なくとも一本の
可動側光ファイバを所定方向に移動させることにより、
可動側光ファイバの端面を固定側光ファイバケーブルの
任意の光ファイバ端面に対向させるようにした光ファイ
バ選択装置において、互いに平行に設けられた複数の案
内溝の一端側に複数の固定側光ファイバケーブルの各光
ファイバを交互に配列した光ファイバ保持部材と、前記
可動側光ファイバを固定側光ファイバの配列方向及び光
ファイバ保持部材のファイバ載置面に垂直な方向に移動
して光ファイバ保持部材の任意の案内溝の他端側に受容
させる光ファイバ移動手段とを備えている。これによ
り、複数の固定側光ファイバケーブルを接続する場合で
も、固定側光ファイバケーブルの各光ファイバが交互に
配列されるため、光ファイバ配列方向の寸法が小さくな
り、可動側光ファイバの移動距離も短くなる。
【0011】また、請求項2では、複数本の光ファイバ
からなる固定側光ファイバケーブルに対して少なくとも
一本の可動側光ファイバを所定方向に移動させることに
より、可動側光ファイバの端面を固定側光ファイバケー
ブルの任意の光ファイバ端面に対向させるようにした光
ファイバ選択装置において、互いに平行に設けられた複
数の案内溝の一端側に少なくとも一つの固定側光ファイ
バケーブルの各光ファイバを配列し、互いに案内溝の設
けられた面を同一方向に向け、且つ各案内溝の長手方向
に互いにずらして重ねられた複数の光ファイバ保持部材
と、前記可動側光ファイバを固定側光ファイバの配列方
向及び光ファイバ保持部材のファイバ載置面に垂直な方
向並びに固定側光ファイバの軸方向に移動して各光ファ
イバ保持部材の任意の案内溝の他端側に受容させる光フ
ァイバ移動手段とを備えている。これにより、光ファイ
バ列を複数に分割した場合でも、可動側光ファイバは互
いにファイバ載置面を同一方向に向けて重ねられた複数
の光ファイバ保持部材に配列されることから、光ファイ
バ配列方向の寸法が小さくなる。また、可動側光ファイ
バは各光ファイバ保持部材間を移動することから、可動
側光ファイバの移動距離が短くなり、しかも複数の光フ
ァイバ移動手段を必要とすることはない。
【0012】また、請求項3では、複数本の光ファイバ
からなる固定側光ファイバケーブルに対して少なくとも
一本の可動側光ファイバを所定方向に移動させることに
より、可動側光ファイバの端面を固定側光ファイバケー
ブルの任意の光ファイバ端面に対向させるようにした光
ファイバ選択装置において、互いに平行に設けられた複
数の案内溝の一端側に少なくとも一つの固定側光ファイ
バケーブルの各光ファイバを配列し、互いに案内溝の設
けられた面を所定間隔をおいて対向させた一対の光ファ
イバ保持部材と、前記可動側光ファイバを固定側光ファ
イバの配列方向及び光ファイバ保持部材のファイバ載置
面に垂直な方向に移動して各光ファイバ保持部材の任意
の案内溝の他端側に受容させる光ファイバ移動手段とを
備えている。これにより、光ファイバ列を複数に分割し
た場合でも、可動側光ファイバは互いにファイバ載置面
を対向させた複数の光ファイバ保持部材に配列されるこ
とから、光ファイバ配列方向の寸法が小さくなる。ま
た、可動側光ファイバは各光ファイバ保持部材間を移動
することから、可動側光ファイバの移動距離が短くな
り、しかも複数の光ファイバ移動手段を必要とすること
はない。
【0013】また、請求項4では、請求項2または3記
載の光ファイバ選択装置において、前記各光ファイバ保
持部材の各案内溝に複数の固定側光ファイバケーブルの
各光ファイバを交互に配列している。これにより、請求
項2または3の作用に加え、より一層の光ファイバ配列
方向の寸法の縮小及び可動側光ファイバの移動距離の短
縮が達成される。
【0014】また、請求項5では、請求項1、2、3ま
たは4記載の光ファイバ選択装置において、前記光ファ
イバ保持部材の各案内溝を各光ファイバの外径寸法と同
等の間隔で設けている。これにより、請求項1、2、3
または4の作用に加え、固定側の各光ファイバが互いに
ほぼ隙間のない状態で配列される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態を
示す光ファイバ選択装置の全体斜視図で、従来例と同等
の構成部分には同一の符号を付して示す。即ち、1は固
定側の光ファイバ、2は光ファイバケーブル、3は可動
側光ファイバである。
【0016】この光ファイバ選択装置は、固定側光ファ
イバケーブル2が固定される光ファイバ保持具10と、
可動側光ファイバ3を固定側光ファイバ1の配列方向
(図中X方向)及び光ファイバ保持具10のファイバ載
置面に垂直な方向(図中Y方向)に移動させる光ファイ
バ移動機構11とから構成され、計2本の固定側光ファ
イバケーブル2に対して可動側光ファイバ3を移動させ
るようになっている。
【0017】光ファイバ保持具10はシリコンまたはセ
ラミック等によって形成され、そのファイバ載置面には
互いに平行に設けられた断面V字形の多数の案内溝10
aを有し、各案内溝10aの一端側には被覆を除去され
た計16本の各光ファイバ1が互いに端面同士を揃えて
固定されている。各光ファイバケーブル2は互いに厚さ
方向(Y方向)に重ねて配置され、各光ファイバケーブ
ル2の光ファイバ1は光ファイバ保持具10の各案内溝
10aに1本ずつ交互に配列されている。また、各案内
溝10aは各光ファイバ1の外径と同等の間隔A(例え
ば125μm)で設けられ、これにより各光ファイバ1
は互いにほぼ隙間のない状態で配列されている。
【0018】光ファイバ移動機構11は可動側光ファイ
バ3を端面が固定側の各光ファイバ1の端面に対向する
ように支持しており、図示しない駆動手段、例えばモー
タ,ソレノイド等により、可動側光ファイバ3をX方向
及びY方向に移動させるように構成されている。尚、こ
の光ファイバ移動機構11は周知の機構を利用できるた
め、具体的な構成については説明を省略する。
【0019】以上の構成においては、光ファイバ移動機
構11を駆動し、可動側光ファイバ3をX方向に移動し
て固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせし、可動側
光ファイバ3をY方向に移動して光ファイバ保持具10
の案内溝10aの他端側に受容させる。これにより、固
定側の任意の光ファイバ1と可動側光ファイバ3が互い
に端面同士を対向して保持され、これら光ファイバ1,
3間に光路が形成される。その際、固定側の光ファイバ
1と可動側光ファイバ3とは互いに僅かな間隔(例えば
30μm)を保った非接触の状態であり、光ファイバ
1,3の端面付近は光の反射を抑えるための屈折率整合
剤(図示せず)に浸漬されている。
【0020】このように、本実施形態に示す光ファイバ
選択装置によれば、計2本の固定側光ファイバケーブル
2の各光ファイバ1を光ファイバ保持具10の各案内溝
10aに一本ずつ交互に配列するとともに、各案内溝1
0aを各光ファイバ1の外径と同等の間隔で設けて各光
ファイバ1を互いにほぼ隙間のない状態で配列するよう
にしたので、例えば従来例のように各案内溝の間隔25
0μmに対し、本実施形態では各案内溝10aの間隔は
125μmとなり、従来例に比べて固定側の光ファイバ
1を配列方向に2倍程度まで高密度化することができ、
しかも1/2程度の小型化が可能となる。また、各光フ
ァイバ1の配列方向の寸法を縮小できる分、可動側光フ
ァイバ3の移動距離を短くすることができるので、接続
光路の切替えの高速化を図ることができる。
【0021】尚、本実施形態では計2本の固定側光ファ
イバケーブル2を用いた例を示したが、3本以上の固定
側光ファイバケーブル2を用いても同等の効果を得るこ
とができる。また、本実施形態では各光ファイバケーブ
ル2を互いに厚さ方向に重ねて配置したが、互いに幅方
向に並べて配置することも可能である。
【0022】図2及び図3は本発明の第2の実施形態を
示すもので、図2は光ファイバ選択装置の全体斜視図、
図3はその正面図である。尚、従来例と同等の構成部分
には同一の符号を付して示す。
【0023】本実施形態の光ファイバ選択装置は、固定
側光ファイバケーブル2が固定される計2つの光ファイ
バ保持具20と、可動側光ファイバ3を固定側光ファイ
バ1の配列方向(図中X方向)及び各光ファイバ保持具
20のファイバ載置面に垂直な方向(図中Y方向)並び
に固定側光ファイバ1の軸方向(図中Z方向)に移動さ
せる光ファイバ移動機構21とから構成され、計2本の
固定側光ファイバケーブル2に対して可動側光ファイバ
3を移動させるようになっている。
【0024】各光ファイバ保持具20はシリコンまたは
セラミック等によって形成され、それぞれのファイバ載
置面には断面V字形の多数の案内溝20aが互いに平行
に設けられている。各光ファイバ保持具20には各光フ
ァイバケーブル2が1つずつ固定され、各光ファイバ保
持具20の各案内溝20aの一端側には被覆を除去され
た各光ファイバ1が計8本ずつ互いに端面同士を揃えて
固定されている。各光ファイバ保持具20は互いに案内
溝20aの設けられた面を同一方向(Y方向)に向け、
且つ各案内溝20aの長手方向(Z方向)に互いにずら
して重ねられている。また、各光ファイバケーブル2は
互いに厚さ方向(Y方向)に重ねて配置され、それぞれ
の各光ファイバ1の端面位置は各光ファイバ保持具20
と共にZ方向にずらして配列されている。また、各案内
溝20aは光ファイバケーブル2内の各光ファイバ1と
同等の間隔A(例えば250μm)で設けられている。
【0025】光ファイバ移動機構21は可動側光ファイ
バ3を端面が固定側の各光ファイバ1の端面に対向する
ように支持しており、図示しない駆動手段、例えばモー
タ,ソレノイド等により、可動側光ファイバ3をX方
向、Y方向及びZ方向に移動させるように構成されてい
る。尚、この光ファイバ移動機構21は周知の機構を利
用できるため、具体的な構成については説明を省略す
る。
【0026】以上の構成においては、光ファイバ移動機
構21を駆動し、可動側光ファイバ3をX方向に移動し
て固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせし、一方の
光ファイバ保持具20の光ファイバ列から他方の光ファ
イバ保持具20の光ファイバ列に移動する場合には、可
動側光ファイバ3をZ方向に移動して各光ファイバ1,
3の端面間の距離を合わせ、可動側光ファイバ3をY方
向に移動して光ファイバ保持具20の案内溝20aの他
端側に受容させる。これにより、固定側の任意の光ファ
イバ1と可動側光ファイバ3が互いに端面同士を対向し
て保持され、これら光ファイバ1,3間に光路が形成さ
れる。その際、固定側の光ファイバ1と可動側光ファイ
バ3とは互いに僅かな間隔(例えば30μm)を保った
非接触の状態であり、光ファイバ1,3の端面付近は光
の反射を抑えるための屈折率整合剤(図示せず)に浸漬
されている。
【0027】このように、本実施形態に示す光ファイバ
選択装置によれば、計2本の固定側光ファイバケーブル
2の各光ファイバ1をファイバ載置面を同一方向に向け
て互いに重ねられた計2つの光ファイバ保持具20に分
割して配列したので、例えば従来の構成で計2本の光フ
ァイバケーブル2を幅方向に配列した場合に比べ、固定
側の光ファイバ1を配列方向に2倍程度まで高密度化す
ることができ、しかも1/2程度の小型化が可能とな
る。また、可動側光ファイバ3を一方の光ファイバ保持
具20の光ファイバ列から他方の光ファイバ保持具20
の光ファイバ列に移動する場合でも、可動側光ファイバ
3の移動距離を短くすることができるので、接続光路の
切替えの高速化を図ることができ、しかも各光ファイバ
列間の移動を1つの光ファイバ移動機構21によって達
成することができるので、装置の低コスト化を図ること
ができる。
【0028】尚、本実施形態では固定側光ファイバケー
ブル2を一本ずつ保持する計2つの光ファイバ保持具2
0を用いたが、3つ以上の光ファイバ保持具20を重ね
て3本以上の固定側光ファイバケーブル2を保持させる
ことも可能である。
【0029】図4は本発明の第3の実施形態を示す光フ
ァイバ選択装置の全体斜視図で、従来例と同等の構成部
分には同一の符号を付して示す。
【0030】本実施形態の光ファイバ選択装置は、固定
側光ファイバケーブル2が固定される計2つの光ファイ
バ保持具30と、可動側光ファイバ3を固定側光ファイ
バ1の配列方向(図中X方向)及び各光ファイバ保持具
30のファイバ載置面に垂直な方向(図中Y方向)に移
動させる光ファイバ移動機構31とから構成され、計2
本の固定側光ファイバケーブル2に対して可動側光ファ
イバ3を移動させるようになっている。
【0031】各光ファイバ保持具30はシリコンまたは
セラミック等によって形成され、それぞれのファイバ載
置面には断面V字形の多数の案内溝30aが互いに平行
に設けられている。各光ファイバ保持具30には各光フ
ァイバケーブル2が1つずつ固定され、各光ファイバ保
持具30の各案内溝30aの一端側には被覆を除去され
た各光ファイバ1が計8本ずつ互いに端面同士を揃えて
固定されている。各光ファイバ保持具30は案内溝30
aの設けられた面を互いに対向させており、それぞれの
対向面に設けた溝30bの間にガイドピン30cを介在
させることにより、各光ファイバ保持具30間に一定の
間隔が保たれている。また、各光ファイバケーブル2は
互いに厚さ方向(Y方向)に重ねて配置され、各案内溝
30aは光ファイバケーブル2内の各光ファイバ1と同
等の間隔A(例えば250μm)で設けられている。
【0032】光ファイバ移動機構31は可動側光ファイ
バ3を端面が固定側の各光ファイバ1の端面に対向する
ように支持しており、図示しない駆動手段、例えばモー
タ,ソレノイド等により、可動側光ファイバ3をX方向
及びY方向に移動させるように構成されている。尚、こ
の光ファイバ移動機構31は周知の機構を利用できるた
め、具体的な構成については説明を省略する。
【0033】以上の構成においては、光ファイバ移動機
構31を駆動し、可動側光ファイバ3をX方向に移動し
て固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせし、可動側
光ファイバ3をY方向に移動して光ファイバ保持具30
の案内溝30aの他端側に受容させる。これにより、固
定側の任意の光ファイバ1と可動側光ファイバ3が互い
に端面同士を対向して保持され、これら光ファイバ1,
3間に光路が形成される。その際、固定側の光ファイバ
1と可動側光ファイバ3とは互いに僅かな間隔(例えば
30μm)を保った非接触の状態であり、光ファイバ
1,3の端面付近は光の反射を抑えるための屈折率整合
剤(図示せず)に浸漬されている。
【0034】このように、本実施形態に示す光ファイバ
選択装置によれば、計2本の固定側光ファイバケーブル
2の各光ファイバ1をファイバ載置面を互いに対向させ
た一対の光ファイバ保持具30に分割して配列したの
で、例えば従来の構成で計2本の光ファイバケーブル2
を幅方向に配列した場合に比べ、固定側の光ファイバ1
を配列方向に2倍程度まで高密度化することができ、し
かも1/2程度の小型化が可能となる。また、可動側光
ファイバ3を一方の光ファイバ保持具30の光ファイバ
列から他方の光ファイバ保持具30の光ファイバ列に移
動する場合でも、可動側光ファイバ3の移動距離を短く
することができるので、接続光路の切替えの高速化を図
ることができ、しかも各光ファイバ列間の移動を1つの
光ファイバ移動機構31によって達成することができる
ので、装置の低コスト化を図ることができる。
【0035】図5は本発明の第4の実施形態を示す光フ
ァイバ選択装置の全体斜視図で、従来例と同等の構成部
分には同一の符号を付して示す。
【0036】本実施形態の光ファイバ選択装置は、固定
側光ファイバケーブル2が固定される計2つの光ファイ
バ保持具40と、可動側光ファイバ3を固定側光ファイ
バ1の配列方向(図中X方向)及び各光ファイバ保持具
40のファイバ載置面に垂直な方向(図中Y方向)並び
に固定側光ファイバ1の軸方向(図中Z方向)に移動さ
せる光ファイバ移動機構41とから構成され、計4本の
固定側光ファイバケーブル2に対して可動側光ファイバ
3を移動させるようになっている。
【0037】各光ファイバ保持具40はシリコンまたは
セラミック等によって形成され、それぞれのファイバ載
置面には断面V字形の多数の案内溝40aが互いに平行
に設けられている。各光ファイバ保持具40には各光フ
ァイバケーブル2が2本ずつ固定され、各光ファイバ保
持具40の各案内溝40aの一端側には被覆を除去され
た各光ファイバ1が計16本ずつ互いに端面同士を揃え
て固定されている。各光ファイバ保持具40は互いに案
内溝40aの設けられた面を同一方向(Y方向)に向
け、且つ各案内溝40aの長手方向(Z方向)に互いに
ずらして重ねられており、2つの光ファイバケーブル2
の光ファイバ1は1つの光ファイバ保持具40の各案内
溝40aに1本ずつ交互に配列されている。各案内溝4
0aは各光ファイバ1の外径と同等の間隔A(例えば1
25μm)で設けられ、これにより各光ファイバ1は互
いにほぼ隙間のない状態で配列されている。また、各光
ファイバケーブル2は互いに厚さ方向(Y方向)に重ね
て配置され、それぞれの各光ファイバ1の端面位置は各
光ファイバ保持具40と共にZ方向にずらして配列され
ている。
【0038】光ファイバ移動機構41は可動側光ファイ
バ3を端面が固定側の各光ファイバ1の端面に対向する
ように支持しており、図示しない駆動手段、例えばモー
タ,ソレノイド等により、可動側光ファイバ3をX方
向、Y方向及びZ方向に移動させるように構成されてい
る。尚、この光ファイバ移動機構41は周知の機構を利
用できるため、具体的な構成については説明を省略す
る。
【0039】以上の構成においては、光ファイバ移動機
構41を駆動し、可動側光ファイバ3をX方向に移動し
て固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせし、一方の
光ファイバ保持具40の光ファイバ列から他方の光ファ
イバ保持具40の光ファイバ列に移動する場合には、可
動側光ファイバ3をZ方向に移動して各光ファイバ1,
3の端面間の距離を合わせ、可動側光ファイバ3をY方
向に移動して光ファイバ保持具40の案内溝40aの他
端側に受容させる。これにより、固定側の任意の光ファ
イバ1と可動側光ファイバ3が互いに端面同士を対向し
て保持され、これら光ファイバ1,3間に光路が形成さ
れる。その際、固定側の光ファイバ1と可動側光ファイ
バ3とは互いに僅かな間隔(例えば30μm)を保った
非接触の状態であり、光ファイバ1,3の端面付近は光
の反射を抑えるための屈折率整合剤(図示せず)に浸漬
されている。
【0040】このように、本実施形態に示す光ファイバ
選択装置によれば、計4本の固定側光ファイバケーブル
2の各光ファイバ1をファイバ載置面を同一方向に向け
て互いに重ねられた計2つの光ファイバ保持具40に分
割して配列するとともに、2本の固定側光ファイバケー
ブル2の各光ファイバ1を1つの光ファイバ保持具40
の各案内溝40aに1本ずつ交互に配列し、各案内溝4
0aを各光ファイバ1の外径と同等の間隔で設けて各光
ファイバ1を互いにほぼ隙間のない状態で配列するよう
にしたので、例えば従来の構成で計4本の光ファイバケ
ーブル2を幅方向に配列して各案内溝の間隔を250μ
mとした場合に対し、本実施形態では各案内溝40aの
間隔は125μmとなり、従来例に比べて固定側の光フ
ァイバ1を配列方向に4倍程度まで高密度化することが
でき、しかも1/4程度の小型化が可能となる。また、
可動側光ファイバ3を一方の光ファイバ保持具40の光
ファイバ列から他方の光ファイバ保持具40の光ファイ
バ列に移動する場合でも、可動側光ファイバ3の移動距
離を短くすることができるので、接続光路の切替えの高
速化を図ることができ、しかも各光ファイバ列間の移動
を1つの光ファイバ移動機構41によって達成すること
ができるので、装置の低コスト化を図ることができる。
【0041】図6は本発明の第5の実施形態を示す光フ
ァイバ選択装置の全体斜視図で、従来例と同等の構成部
分には同一の符号を付して示す。
【0042】本実施形態の光ファイバ選択装置は、固定
側光ファイバケーブル2が固定される計2つの光ファイ
バ保持具50と、可動側光ファイバ3を固定側光ファイ
バ1の配列方向(図中X方向)及び各光ファイバ保持具
50のファイバ載置面に垂直な方向(図中Y方向)に移
動させる光ファイバ移動機構51とから構成され、計4
本の固定側光ファイバケーブル2に対して可動側光ファ
イバ3を移動させるようになっている。
【0043】各光ファイバ保持具50はシリコンまたは
セラミック等によって形成され、それぞれのファイバ載
置面には断面V字形の多数の案内溝50aが互いに平行
に設けられている。各光ファイバ保持具50には各光フ
ァイバケーブル2が2つずつ固定され、各光ファイバ保
持具50の各案内溝50aの一端側には被覆を除去され
た各光ファイバ1が計16本ずつ互いに端面同士を揃え
て固定されている。各光ファイバ保持具50は案内溝5
0aの設けられた面を互いに対向させており、それぞれ
の対向面に設けた溝50bの間にガイドピン50cを介
在させることにより、各光ファイバ保持具50間に一定
の間隔が保たれている。各光ファイバケーブル2は互い
に厚さ方向(Y方向)に重ねて配置され、2つの光ファ
イバケーブル2の光ファイバ1は1つの光ファイバ保持
具50の各案内溝50aに1本ずつ交互に配列されてい
る。また、各案内溝50aは各光ファイバ1の外径と同
等の間隔A(例えば125μm)で設けられ、これによ
り各光ファイバ1は互いにほぼ隙間のない状態で配列さ
れている。
【0044】光ファイバ移動機構51は可動側光ファイ
バ3を端面が固定側の各光ファイバ1の端面に対向する
ように支持しており、図示しない駆動手段、例えばモー
タ,ソレノイド等により、可動側光ファイバ3をX方向
及びY方向に移動させるように構成されている。尚、こ
の光ファイバ移動機構51は周知の機構を利用できるた
め、具体的な構成については説明を省略する。
【0045】以上の構成においては、光ファイバ移動機
構51を駆動し、可動側光ファイバ3をX方向に移動し
て固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせし、可動側
光ファイバ3をY方向に移動して光ファイバ保持具50
の案内溝50aの他端側に受容させる。これにより、固
定側の任意の光ファイバ1と可動側光ファイバ3が互い
に端面同士を対向して保持され、これら光ファイバ1,
3間に光路が形成される。その際、固定側の光ファイバ
1と可動側光ファイバ3とは互いに僅かな間隔(例えば
30μm)を保った非接触の状態であり、光ファイバ
1,3の端面付近は光の反射を抑えるための屈折率整合
剤(図示せず)に浸漬されている。
【0046】このように、本実施形態に示す光ファイバ
選択装置によれば、計4本の固定側光ファイバケーブル
2の各光ファイバ1をファイバ載置面を互いに対向させ
た計2つの光ファイバ保持具50に分割して配列すると
ともに、2本の固定側光ファイバケーブル2の各光ファ
イバ1を1つの光ファイバ保持具50の各案内溝50a
に1本ずつ交互に配列し、各案内溝50aを各光ファイ
バ1の外径と同等の間隔で設けて各光ファイバ1を互い
にほぼ隙間のない状態で配列するようにしたので、例え
ば従来の構成で計4本の光ファイバケーブル2を幅方向
に配列して各案内溝の間隔を250μmとした場合に対
し、本実施形態では各案内溝50aの間隔は125μm
となり、従来例に比べて固定側の光ファイバ1を配列方
向に4倍程度まで高密度化することができ、しかも1/
4程度の小型化が可能となる。また、可動側光ファイバ
3を一方の光ファイバ保持具50の光ファイバ列から他
方の光ファイバ保持具50の光ファイバ列に移動する場
合でも、可動側光ファイバ3の移動距離を短くすること
ができるので、接続光路の切替えの高速化を図ることが
でき、しかも各光ファイバ列間の移動を1つの光ファイ
バ移動機構51によって達成することができるので、装
置の低コスト化を図ることができる。
【0047】図7は本発明の第6の実施形態を示す光フ
ァイバ選択装置の全体斜視図で、従来例と同等の構成部
分には同一の符号を付して示す。
【0048】本実施形態の光ファイバ選択装置は、固定
側光ファイバケーブル2が固定される計4つの光ファイ
バ保持具60と、可動側光ファイバ3を固定側光ファイ
バ1の配列方向(図中X方向)及び各光ファイバ保持具
60のファイバ載置面に垂直な方向(図中Y方向)並び
に固定側光ファイバ1の軸方向(図中Z方向)に移動さ
せる光ファイバ移動機構61とから構成され、計8本の
固定側光ファイバケーブル2に対して可動側光ファイバ
3を移動させるようになっている。
【0049】各光ファイバ保持具60はシリコンまたは
セラミック等によって形成され、それぞれのファイバ載
置面には断面V字形の多数の案内溝60aが互いに平行
に設けられている。各光ファイバ保持具60には各光フ
ァイバケーブル2が2本ずつ固定され、各光ファイバ保
持具60の各案内溝60aの一端側には被覆を除去され
た各光ファイバ1が計16本ずつ互いに端面同士を揃え
て固定されている。各光ファイバ保持具60は図中Y方
向に互いに重ねられており、内側の2つの光ファイバ保
持具60は互いに案内溝60aの設けられた面を対向さ
せており、それぞれの対向面に設けた溝60bの間にガ
イドピン60cを介在させることにより各光ファイバ保
持具60間に一定の間隔が保たれている。また、外側の
2つの光ファイバ保持具60はそれぞれ案内溝60aの
設けられた面を隣り合う内側の光ファイバ保持具60と
同一方向に向け、且つ内側の光ファイバ保持具60に対
して各案内溝60aの長手方向(Z方向)にずらして重
ねられている。この場合、2つの光ファイバケーブル2
の光ファイバ1は1つの光ファイバ保持具60の各案内
溝60aに1本ずつ交互に配列されている。各案内溝6
0aは各光ファイバ1の外径と同等の間隔A(例えば1
25μm)で設けられ、これにより各光ファイバ1は互
いにほぼ隙間のない状態で配列されている。また、各光
ファイバケーブル2は互いに厚さ方向(Y方向)に重ね
て配置され、一部の光ファイバ1の端面位置は各光ファ
イバ保持具60と共にZ方向にずらして配列されてい
る。
【0050】光ファイバ移動機構61は可動側光ファイ
バ3を端面が固定側の各光ファイバ1の端面に対向する
ように支持しており、図示しない駆動手段、例えばモー
タ,ソレノイド等により、可動側光ファイバ3をX方
向、Y方向及びZ方向に移動させるように構成されてい
る。尚、この光ファイバ移動機構61は周知の機構を利
用できるため、具体的な構成については説明を省略す
る。
【0051】以上の構成においては、光ファイバ移動機
構61を駆動し、可動側光ファイバ3をX方向に移動し
て固定側の任意の光ファイバ1と位置合わせし、異なる
光ファイバ保持具60の光ファイバ列に移動する場合に
は、可動側光ファイバ3をZ方向に移動して各光ファイ
バ1,3の端面間の距離を合わせ、可動側光ファイバ3
をY方向に移動して光ファイバ保持具60の案内溝60
aの他端側に受容させる。これにより、固定側の任意の
光ファイバ1と可動側光ファイバ3が互いに端面同士を
対向して保持され、これら光ファイバ1,3間に光路が
形成される。その際、固定側の光ファイバ1と可動側光
ファイバ3とは互いに僅かな間隔(例えば30μm)を
保った非接触の状態であり、光ファイバ1,3の端面付
近は光の反射を抑えるための屈折率整合剤(図示せず)
に浸漬されている。
【0052】このように、本実施形態に示す光ファイバ
選択装置によれば、計8本の固定側光ファイバケーブル
2の各光ファイバ1を、ファイバ載置面を同一方向に向
けて互いに重ねられた計2つの光ファイバ保持具60
と、ファイバ載置面を互いに対向させた計2つの光ファ
イバ保持具60とに分割して配列するとともに、2本の
固定側光ファイバケーブル2の各光ファイバ1を1つの
光ファイバ保持具60の各案内溝60aに1本ずつ交互
に配列し、各案内溝60aを各光ファイバ1の外径と同
等の間隔で設けて各光ファイバ1を互いにほぼ隙間のな
い状態で配列するようにしたので、例えば従来の構成で
計4本の光ファイバケーブル2を幅方向に配列して各案
内溝の間隔を250μmとした場合に対し、本実施形態
では各案内溝60aの間隔は125μmとなり、従来例
に比べて固定側の光ファイバ1を配列方向に8倍程度ま
で高密度化することができ、しかも1/8程度の小型化
が可能となる。また、可動側光ファイバ3を異なる光フ
ァイバ保持具60の光ファイバ列に移動する場合でも、
可動側光ファイバ3の移動距離を短くすることができる
ので、接続光路の切替えの高速化を図ることができ、し
かも各光ファイバ列間の移動を1つの光ファイバ移動機
構61によって達成することができるので、装置の低コ
スト化を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の光ファ
イバ選択装置によれば、複数の固定側光ファイバケーブ
ルを接続する場合でも、光ファイバ配列方向の寸法を小
さくすることができるので、固定側の光ファイバを高密
度に配列することができ、しかも小型化が可能となる。
また、各光ファイバの配列方向の寸法を縮小できる分、
可動側光ファイバの移動距離を短くすることができるの
で、接続光路の切替えの高速化を図ることができる。
【0054】また、請求項2及び3の光ファイバ選択装
置によれば、光ファイバ列を複数に分割した場合でも、
光ファイバ配列方向の寸法を小さくすることができるの
で、固定側の光ファイバを高密度に配列することがで
き、しかも小型化が可能となる。また、各光ファイバの
配列方向の寸法を縮小できる分、可動側光ファイバの移
動距離を短くすることができるので、接続光路の切替え
の高速化を図ることができる。更に、各光ファイバ列間
の移動に複数の光ファイバ移動手段を必要としないの
で、装置の低コスト化を図ることができる。
【0055】また、請求項4の光ファイバ選択装置によ
れば、請求項2または3の効果に加え、より一層の光フ
ァイバ配列方向の寸法の縮小及び可動側光ファイバの移
動距離の短縮を達成することができるので、実用に際し
て極めて有利である。
【0056】また、請求項5の光ファイバ選択装置によ
れば、請求項1、2、3または4の効果に加え、固定側
の各光ファイバを互いにほぼ隙間のない状態で配列する
ことができるので、より一層の光ファイバの高密度化及
び小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す光ファイバ選択
装置の全体斜視図
【図2】光ファイバ選択装置の正面図
【図3】本発明の第2の実施形態を示す光ファイバ選択
装置の全体斜視図
【図4】本発明の第3の実施形態を示す光ファイバ選択
装置の全体斜視図
【図5】本発明の第4の実施形態を示す光ファイバ選択
装置の全体斜視図
【図6】本発明の第5の実施形態を示す光ファイバ選択
装置の全体斜視図
【図7】本発明の第6の実施形態を示す光ファイバ選択
装置の全体斜視図
【図8】従来例を示す光ファイバ選択装置の全体斜視図
【符号の説明】
1…光ファイバ、2…光ファイバケーブル、3…可動側
光ファイバ、10…光ファイバ保持具、10a…案内
溝、11…光ファイバ移動機構、20…光ファイバ保持
具、20a…案内溝、21…光ファイバ移動機構、30
…光ファイバ保持具、30a…案内溝、31…光ファイ
バ移動機構、40…光ファイバ保持具、40a…案内
溝、41…光ファイバ移動機構、50…光ファイバ保持
具、50a…案内溝、51…光ファイバ移動機構、60
…光ファイバ保持具、60a…案内溝、61…光ファイ
バ移動機構。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誠 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバからなる固定側光フ
    ァイバケーブルに対して少なくとも一本の可動側光ファ
    イバを所定方向に移動させることにより、可動側光ファ
    イバの端面を固定側光ファイバケーブルの任意の光ファ
    イバ端面に対向させるようにした光ファイバ選択装置に
    おいて、 互いに平行に設けられた複数の案内溝の一端側に複数の
    固定側光ファイバケーブルの各光ファイバを交互に配列
    した光ファイバ保持部材と、 前記可動側光ファイバを固定側光ファイバの配列方向及
    び光ファイバ保持部材のファイバ載置面に垂直な方向に
    移動して光ファイバ保持部材の任意の案内溝の他端側に
    受容させる光ファイバ移動手段とを備えたことを特徴と
    する光ファイバ選択装置。
  2. 【請求項2】 複数本の光ファイバからなる固定側光フ
    ァイバケーブルに対して少なくとも一本の可動側光ファ
    イバを所定方向に移動させることにより、可動側光ファ
    イバの端面を固定側光ファイバケーブルの任意の光ファ
    イバ端面に対向させるようにした光ファイバ選択装置に
    おいて、 互いに平行に設けられた複数の案内溝の一端側に少なく
    とも一つの固定側光ファイバケーブルの各光ファイバを
    配列し、互いに案内溝の設けられた面を同一方向に向
    け、且つ各案内溝の長手方向に互いにずらして重ねられ
    た複数の光ファイバ保持部材と、 前記可動側光ファイバを固定側光ファイバの配列方向及
    び光ファイバ保持部材のファイバ載置面に垂直な方向並
    びに固定側光ファイバの軸方向に移動して各光ファイバ
    保持部材の任意の案内溝の他端側に受容させる光ファイ
    バ移動手段とを備えたことを特徴とする光ファイバ選択
    装置。
  3. 【請求項3】 複数本の光ファイバからなる固定側光フ
    ァイバケーブルに対して少なくとも一本の可動側光ファ
    イバを所定方向に移動させることにより、可動側光ファ
    イバの端面を固定側光ファイバケーブルの任意の光ファ
    イバ端面に対向させるようにした光ファイバ選択装置に
    おいて、 互いに平行に設けられた複数の案内溝の一端側に少なく
    とも一つの固定側光ファイバケーブルの各光ファイバを
    配列し、互いに案内溝の設けられた面を所定間隔をおい
    て対向させた一対の光ファイバ保持部材と、 前記可動側光ファイバを固定側光ファイバの配列方向及
    び光ファイバ保持部材のファイバ載置面に垂直な方向に
    移動して各光ファイバ保持部材の任意の案内溝の他端側
    に受容させる光ファイバ移動手段とを備えたことを特徴
    とする光ファイバ選択装置。
  4. 【請求項4】 前記各光ファイバ保持部材の各案内溝に
    複数の固定側光ファイバケーブルの各光ファイバを交互
    に配列したことを特徴とする請求項2または3記載の光
    ファイバ選択装置。
  5. 【請求項5】 前記光ファイバ保持部材の各案内溝を各
    光ファイバの外径寸法と同等の間隔で設けたことを特徴
    とする請求項1、2、3または4記載の光ファイバ選択
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2769380A1 (fr) * 1997-10-06 1999-04-09 Commissariat Energie Atomique Systeme de positionnement d'une microstructure optique

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2769380A1 (fr) * 1997-10-06 1999-04-09 Commissariat Energie Atomique Systeme de positionnement d'une microstructure optique
EP0908753A1 (fr) * 1997-10-06 1999-04-14 Commissariat A L'energie Atomique Systeme de positionnement d'une microstructure optique
US6320999B1 (en) 1997-10-06 2001-11-20 Commissariat A L'energie Atomique Optical microstructure positioning system

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