JPH0850253A - 光ファイバの光路切替方法及びその装置 - Google Patents

光ファイバの光路切替方法及びその装置

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JPH0850253A
JPH0850253A JP18554494A JP18554494A JPH0850253A JP H0850253 A JPH0850253 A JP H0850253A JP 18554494 A JP18554494 A JP 18554494A JP 18554494 A JP18554494 A JP 18554494A JP H0850253 A JPH0850253 A JP H0850253A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
drum
optical fibers
sides
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Application number
JP18554494A
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Inventor
Hiroshi Nakada
宏 中田
Shinji Nagaoka
新二 長岡
Akinori Watabe
昭憲 渡部
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切替え光路数を大幅に増すことのできる光フ
ァイバの光路切替方法と、小型でありながら極めて多く
の光路数の切替えを行うことのできる光路切替装置とを
提供する。 【構成】 複数側の光ファイバ2がドラム6の円周面に
周方向に所定間隔をおいて配列された複数の溝6aの一
端側に固定されていることから、複数側の光ファイバ数
を大幅に増やすことが可能である。また、光路の切替え
は、ドラム6がステップモータ7により軸回りに回転し
て複数側の光ファイバ2が円周方向の任意の位置に移動
するとともに、単一側の光ファイバ1が第1アクチュエ
ータ4によりドラム6の径方向に移動して溝6aの他端
側に嵌合し、更に第2アクチュエータ5により軸方向に
移動して複数側の光ファイバ2と端面同士を突き合わさ
れて接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光情報通信用光
ファイバケーブルに用いられる光ファイバの光路切替方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光導波路の光路を切替える技術と
しては、1×2スイッチが実用化されており、その代表
的なものには磁力を利用して単一側の光ファイバの先端
部を一次元的に往復移動させ、複数側の任意の光ファイ
バに接続するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
構造では複数側の光ファイバ数を大幅に増やすことがで
きず、例えば二次元的動作に構造を発展させても複数側
の光ファイバ数は8本程度が限界であった。また、現在
のところ複数側の光ファイバ数を増す簡便な方法として
1×2スイッチの各終端に1×2スイッチを次々と増設
してゆく方法があるが、複数側の光ファイバ数が2桁、
3桁になるとスペース的な問題が生じて利用者側まで延
びる光通信網の拡充に対処しきれないという欠点があっ
た。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、切替え光路数を大幅
に増すことのできる光ファイバの光路切替方法を提供す
ることにある。また、他の目的とするところは、小型で
ありながら極めて多くの光路数の切替えを行うことので
きる光路切替装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、光路の一方に配置された単
一の光ファイバを、光路の他方に配置された複数の光フ
ァイバのうち任意の光ファイバに接続する光ファイバの
光路切替方法において、前記複数側の光ファイバを所定
の円周上に周方向に所定間隔をおいて配列しておき、単
一側または複数側の光ファイバを前記円周方向に移動さ
せて単一側の光ファイバと複数側の任意の光ファイバと
を位置合わせし、各光ファイバの端面同士を突き合わせ
るようにしている。
【0006】また、請求項2では、光路の一方に配置さ
れた単一の光ファイバを、光路の他方に配置された複数
の光ファイバのうち任意の光ファイバに接続する光ファ
イバの光路切替装置において、円周面に周方向に所定間
隔で配列された軸方向に延びる複数の溝を有し、各溝の
一端側に前記複数側の光ファイバがそれぞれ固定された
ドラムと、ドラムを軸回りに回転させて複数側の光ファ
イバを円周方向の任意の位置に移動させる回転駆動機構
と、単一側の光ファイバをドラムの径方向に移動させて
前記溝の他端側に嵌合させるとともに、この光ファイバ
を軸方向に移動させて複数側の光ファイバに端面同士を
突き合わせる直進駆動機構とを備えている。
【0007】また、請求項3では、請求項2記載の光フ
ァイバの光路切替装置において、前記溝を断面V形に形
成している。
【0008】また、請求項4では、光路の一方に配置さ
れた単一の光ファイバを、光路の他方に配置された複数
の光ファイバのうち任意の光ファイバに接続する光ファ
イバの光路切替装置において、円周面に複数側の光ファ
イバが周方向に所定間隔で配列されたドラムと、ドラム
を軸回りに回転させて複数側の光ファイバを円周方向の
任意の位置に移動させる回転駆動機構と、単一側の光フ
ァイバをドラムの軸方向に移動させて複数側の光ファイ
バに端面同士を突き合わせる直進駆動機構と、ドラムの
軸方向に移動する単一側の光ファイバの先端を複数側の
光ファイバの先端へ案内するガイド部材とを備えてい
る。
【0009】また、請求項5では、光路の一方に配置さ
れた単一の光ファイバを、光路の他方に配置された複数
の光ファイバのうち任意の光ファイバに接続する光ファ
イバの光路切替装置において、円周面に複数側の光ファ
イバが周方向に所定間隔で配列されたドラムと、単一側
の光ファイバをドラムの軸回りに回転させて円周方向の
任意の位置にある複数側の光ファイバまで移動させる回
転駆動機構と、単一側の光ファイバをドラムの軸方向に
移動させて複数側の光ファイバに端面同士を突き合わせ
る直進駆動機構と、ドラムの軸方向に移動する単一側の
光ファイバの先端を複数側の光ファイバの先端へ案内す
るガイド部材とを備えている。
【0010】また、請求項6では、請求項4または5記
載の光ファイバの光路切替装置において、前記ガイド部
材を先端がテーパ状に拡開した管状の部材によって形成
して複数側の光ファイバの先端部に組付けるとともに、
ガイド部材の先端から複数側の光ファイバの先端までの
長さをガイド部材内に挿入される単一側の光ファイバの
挿入長さよりも僅かに短くしている。
【0011】
【作用】請求項1の光路切替方法によれば、複数側の光
ファイバが所定の円周上に周方向に所定間隔をおいて配
列されていることから、複数側の光ファイバ数を大幅に
増やすことが可能である。また、光路の切替えは、単一
側または複数側の光ファイバを前記円周方向に移動する
ことにより、単一側の光ファイバと複数側の任意の光フ
ァイバとを位置合わせし、各光ファイバを互いに端面同
士を突き合すことによって行われる。
【0012】また、請求項2の光路切替装置によれば、
複数側の光ファイバがドラムの円周面に周方向に所定間
隔をおいて配列された複数の溝の一端側に固定されてい
ることから、複数側の光ファイバ数を大幅に増やすこと
が可能である。また、光路の切替えは、ドラムが軸回り
に回転して複数側の光ファイバが円周方向の任意の位置
に移動するとともに、単一側の光ファイバがドラムの径
方向に移動して前記溝の他端側に嵌合し、更に軸方向に
移動して複数側の光ファイバと端面同士を突き合わされ
て接続される。
【0013】また、請求項3の光路切替装置によれば、
請求項2の作用に加え、前記溝が断面V形に形成されて
いることから、各光ファイバの配列及び嵌合が高精度に
行われる。
【0014】また、請求項4の光路切替装置によれば、
複数側の光ファイバがドラムの円周面に周方向に所定間
隔をおいて配列されていることから、複数側の光ファイ
バ数を大幅に増やすことが可能である。また、光路の切
替えは、ドラムが軸回りに回転して複数側の光ファイバ
が円周方向の任意の位置に移動するとともに、単一側の
光ファイバがドラムの軸方向に移動し、ガイド部材に案
内されながら複数側の光ファイバと端面同士を突き合わ
されて接続される。
【0015】また、請求項5の光路切替装置によれば、
複数側の光ファイバがドラムの円周面に周方向に所定間
隔をおいて配列されていることから、複数側の光ファイ
バ数を大幅に増やすことが可能である。また、光路の切
替えは、単一側の光ファイバがドラムの軸回りに回転し
て円周方向の任意の位置にある複数側の光ファイバまで
移動するとともに、ドラムの軸方向に移動し、ガイド部
材に案内されながら複数側の光ファイバと端面同士を突
き合わされて接続される。
【0016】また、請求項6の光路切替装置によれば、
請求項4または5の作用に加え、ドラムの軸方向に移動
する単一側の光ファイバはガイド部材のテーパ状に拡開
した先端部分に案内されてガイド部材内に挿入される。
その際、ガイド部材の先端から複数側の光ファイバの先
端までの長さは単一側の光ファイバの挿入長さよりも僅
かに短くなっていることから、各光ファイバの端面同士
は常に所定の接触圧をもって突き合わされる。
【0017】
【実施例】図1乃至図3は本発明の第1の実施例を示す
もので、図1は光ファイバの光路切替装置の側面図、図
2はその要部斜視図である。
【0018】この光路切替装置は光路の一方に配置され
た単一の光ファイバ1を、光路の他方に配置された複数
の光ファイバ2のうち任意の光ファイバ2に接続するも
のであり、その構成としては、単一側の光ファイバ1を
保持するファイバホルダ3と、ファイバホルダ3を上下
方向に移動させる直進駆動機構としての第1アクチュエ
ータ4と、ファイバホルダ3を水平方向に移動させる同
じく直進駆動機構としての第2アクチュエータ5と、複
数側の光ファイバ2を保持するドラム6と、ドラム6を
回転させる回転駆動機構としてのステップモータ7と、
ドラム6の回転動作を制御する端末装置8と、これらが
設置された基板9とからなり、基板9にはL形の支柱1
0が取付けられている。
【0019】ファイバホルダ3は水平方向に摺動自在な
スライダ3aを有し、このスライダ3aには単一側の光
ファイバ1が先端側を突出させた状態で固定されてい
る。
【0020】第1アクチュエータ4は支柱10の上部に
固定されるとともに、上下方向に摺動するシャフト4a
を有し、シャフト4aの下端にはファイバホルダ3が固
定されている。
【0021】第2アクチュエータ5は支柱10の側部に
固定されるとともに、水平方向に摺動するスライダ5a
を有し、スライダ5aには単一側の光ファイバ1の中間
部分が固定されている。
【0022】ドラム6は円柱状に形成され、その軸心が
光ファイバ1と平行になるように横向きに配置されてい
る。ドラム6の円周面には図2に示すように軸方向に延
びる多数の溝6aが全周に亘って周方向に等間隔で設け
られ、各溝6aには複数側の光ファイバ2がそれぞれ接
着固定されている。また、各光ファイバ2の先端は溝6
aのやや後端寄りに配置され、各溝6aの先端側に単一
側の光ファイバ1を受容するための余長が確保されてい
る。各溝6aは断面がV形に形成されており、各溝6a
の1ピッチ分の回転角θはステップモータ7のステップ
角またはその整数倍と同一になるように設定されてい
る。また、ドラム6の後端側は光ファイバ2の被覆部分
の段差を許容するように外径がやや小さく形成され、こ
れにより各光ファイバ2の直線性が保たれるようになっ
ている。
【0023】ステップモータ7はL形の取付部材11を
介して基板9に固定され、その回転軸7aにはドラム6
が取付けられている。ステップモータ7は正転及び逆転
の可能な機能を有し、その外径はドラム6よりも小さく
形成されている。この場合、ドラム6の回転位置に誤差
が生ずることを防止するため、ステップモータ7には回
転方向にアソビのないものを使用するのが好ましい。
【0024】端末装置8は各アクチュエータ4,5及び
ステップモータ7に接続され、ステップモータ7との間
にはモータドライバ12が設けられている。この端末装
置8はパーソナルコンピュータ等からなり、各アクチュ
エータ4,5及びステップモータ7の一連の動作をキー
の入力操作によって自動的に制御するようになってい
る。
【0025】以上のように構成された光路切替装置にお
いて、各光路の切替えを行う場合には、まず複数側の光
ファイバ2のうち接続すべき光ファイバ2が単一側の光
ファイバ1の位置に移動するようにステップモータ7を
必要パルス数だけ駆動してドラム6を回転させる。この
場合、ステップモータ7の回転方向をドラム6の1/2
回転(180゜)ずつに分けて正転/逆転の切替えを行
うようにすれば、複数側の光ファイバ2の捻れ量を最小
限にすることができる。次に、第1アクチュエータ4を
駆動して単一側の光ファイバ1の先端側をドラム6の径
方向に下降させ、ドラム6の溝6aに嵌合する。この場
合、図3に示すように光ファイバ1を溝6aに対して先
下がりの姿勢にセットしておき、第1アクチュエータ4
による接触圧で光ファイバ1を溝6aに沿って撓ませな
がら圧着させるようにすれば、光ファイバ1の先端浮き
上がりを確実に防止することができる。次に、第2アク
チュエータ5を駆動して単一側の光ファイバ1をドラム
6の軸方向に前進させ、複数側の光ファイバ2に端面同
士を突き合わさせる。これにより、単一側の光ファイバ
1と複数側の任意の光ファイバ2とが規定の圧力で接続
された光路が形成される。また、他光路への切替えを行
う場合は、第2アクチュエータ5を前記接続動作とは逆
方向に駆動して単一側の光ファイバ1を後退させた後、
第1アクチュエータ4を同じく逆方向に駆動して光ファ
イバ1を上昇させ、ドラム6の溝6aから離脱させる。
以降は前記接続動作と同様にして単一側の光ファイバ1
を複数側の任意の光ファイバ2に接続すればよい。
【0026】このように、本実施例の光路切替装置によ
れば、複数側の光ファイバ2をドラム6の円周面に配列
し、ドラム6の回転により単一側の光ファイバ1と複数
側の任意の光ファイバ2とを位置合わせして接続するよ
うにしたので、小型でありながら極めて多くの光路数の
切替えを行うことができる。
【0027】尚、複数側の光ファイバ2は前記実施例に
ようにドラム6の全周に亘って配列してもよいが、光路
数に応じてドラム6の周方向一部のみに配列し、ドラム
6の回転角が小さくなるように設計してもよい。また、
ドラム6の溝6aの形状は前記実施例に示したV形が加
工性に優れ、ファイバの配列及び嵌合を高精度に行うこ
とができる。この場合、ドラム6の材質にアルミニウム
等を用いるならば、溝6aに酸化膜が生ずるのを防止す
るためにアルマイト処理を施しておくとよい。更に、各
アクチュエータ4,5の代わりに二方向切替駆動タイプ
のものを用いれば、直進駆動機構を一つにすることがで
き、より一層の小型化を図ることができる。
【0028】図4は本発明の第2の実施例を示すもの
で、ファイバ接続部分の側面断面図である。本実施例で
は単一側及び及び複数側の光ファイバ1,2の先端部に
それぞれ接続のためのガイド管13,14を組付けてい
る。即ち、単一側の光ファイバ1はガイド管13に挿入
固定され、その先端側はガイド管13よりも長さLだけ
外部に突出している。また、複数側の光ファイバ2はガ
イド管14に挿入固定され、その先端はガイド管14の
先端よりも長さL′だけ内部に没入している。この場
合、光ファイバ2の没入長さL′は光ファイバ1の突出
長さLよりも僅かに短くなっている。また、ガイド管1
4の先端はテーパ状に拡開している。
【0029】この構成では、単一側の光ファイバ1は、
まずガイド管13が溝6aに嵌合した後、光ファイバ1
の先端がガイド管14の先端拡開部分で案内されてガイ
ド管14に挿入され、複数側の光ファイバ2に端面同士
を突き合わされる。従って、単一側の溝6aとガイド管
14により二段階の案内を経て接続されるので、常に確
実な接続状態を得ることができる。その際、前述のL>
L′の関係から各光ファイバ1,2の端面同士は常に所
定の接触圧をもって確実に接続される。尚、各ガイド管
13,14の材質には、加工性、耐摩耗性及び耐汚損性
等の点からガラスを用いるのがよい。
【0030】図5は本発明の第3の実施例を示すもの
で、ファイバ接続部の一部断面側面図である。本実施例
では複数側のガイド管14をドラム6の先端面から突出
させて配置している。
【0031】この構成では、ドラム6の軸方向に前進す
る単一側の光ファイバ1が直接ガイド管14の先端拡開
部分で案内されてガイド管14に挿入され、複数側の光
ファイバ2に端面同士を突き合わされる。従って、単一
側の光ファイバ1を径方向に移動させる動作、即ち前記
第1アクチュエータ4を省略することができ、装置の簡
素化を図ることができる。
【0032】前記第1、第2及び第3の実施例に示した
装置構成で接続実験を行ったところ、円周面に複数側の
光ファイバを250本配列できる外径約24mmのアル
ミニウム製ドラムをステップ角が約0.7度の小型ステ
ップモータに取付け、2個または1個の小型アクチュエ
ータで単一側の光ファイバを駆動させた結果、良好な光
路切替え及び接続の動作確認ができた。また、ファイバ
の接続損失は、第2及び第3の実施例に示した装置構成
において、整合液のない状態でも0.7〜0.8dBを
確保することができた。
【0033】図6は本発明の第4の実施例を示すもの
で、光ファイバの光路切替装置の側面図である。本実施
例ではドラム6が支持部材15を介して基板9に固定さ
れるとともに、支持部材16を介して基板9に固定され
たステップモータ7の回転軸7aには、単一側の光ファ
イバ1を保持したアクチュエータ17が一端をステップ
モータ7の回転軸7aに固定されたアーム18の他端に
取付けられている。この場合、ドラム6に保持された複
数側の光ファイバ2は第3の実施例の同様、先端に組付
けられたガイド管をドラム6の先端面から突出させてい
る。
【0034】この構成では、複数側の光ファイバ2は固
定で、ファイバホルダ3がステップモータ7によってド
ラム6の円周方向に沿って回転することにより各光ファ
イバ1,2の位置合わせが行われた後、アクチュエータ
15により単一側の光ファイバ1がドラム6の軸方向に
前進し、各光ファイバ1,2の接続が行われる。従っ
て、ドラム6側の光ファイバ2が捻れることがないの
で、ドラム6の後方で各光ファイバ2の長さに余裕を持
たせる必要がなく、複数側の多数の光ファイバ2を小さ
いスペースに効率よく整列させて固定することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の光路切
替方法によれば、複数側の光ファイバを所定の円周に沿
って多数配列することができるので、切替え光路数を従
来の1桁から2〜3桁まで大幅に増やすことができる。
【0036】また、請求項2の光路切替装置によれば、
複数側の光ファイバを所定の円周に沿って多数配列する
ことができるので、切替え光路数を大幅に増やすことが
でき、しかも従来構造で同等の光路数を得る場合に比べ
て格段に小型化することができる。また、精密な回転機
構により常に安定した切替え動作を行うことができるの
で、複雑・多様化する光情報通信の光路切替用として極
めて有効である。
【0037】また、請求項3の光路切替装置によれば、
請求項2の効果に加え、各光ファイバの配列及び嵌合を
高精度に行うことができるとともに、加工性の面でも有
利である。
【0038】また、請求項4の光路切替装置によれば、
請求項2と同等の効果を有するとともに、光路の切替え
の際、単一側の光ファイバはドラムの軸方向のみの移動
となるので、構造の簡素化と、更に一層の小型化を図る
ことができる。
【0039】また、請求項5の光路切替装置によれば、
請求項2と同等の効果を有するとともに、光路の切替え
の際、ドラムは固定されていて単一側の光ファイバがド
ラムの円周に沿って回転するので、ドラム側の光ファイ
バの捻れを考慮して長さに余裕を持たせる必要がなく、
複数側の多数の光ファイバを小さいスペースに効率よく
整列させて固定することができる。
【0040】また、請求項6の光路切替装置によれば、
請求項4または5の効果に加え、単一側の光ファイバを
確実に挿入することができ、しかも各光ファイバの端面
同士が常に所定の接触圧をもって突き合わされるので、
各光ファイバの接続を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す光路切替装置の側
面図
【図2】光路切替装置の要部斜視図
【図3】光路切替装置の動作説明図
【図4】本発明の第2の実施例を示すファイバ接続部の
側面断面図
【図5】本発明の第3の実施例を示すファイバ接続部の
一部断面側面図
【図6】本発明の第4の実施例を示す光路切替装置の側
面図
【符号の説明】
1…単一側の光ファイバ、2…複数側の光ファイバ、4
…第1アクチュエータ、5…第2アクチュエータ、6…
ドラム、6a…溝、7…ステップモータ、13,14…
ガイド管、15…アクチュエータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路の一方に配置された単一の光ファイ
    バを、光路の他方に配置された複数の光ファイバのうち
    任意の光ファイバに接続する光ファイバの光路切替方法
    において、 前記複数側の光ファイバを所定の円周上に周方向に所定
    間隔をおいて配列しておき、 単一側または複数側の光ファイバを前記円周方向に移動
    させて単一側の光ファイバと複数側の任意の光ファイバ
    とを位置合わせし、 各光ファイバの端面同士を突き合わせることを特徴とす
    る光ファイバの光路切替方法。
  2. 【請求項2】 光路の一方に配置された単一の光ファイ
    バを、光路の他方に配置された複数の光ファイバのうち
    任意の光ファイバに接続する光ファイバの光路切替装置
    において、 円周面に周方向に所定間隔で配列された軸方向に延びる
    複数の溝を有し、各溝の一端側に前記複数側の光ファイ
    バがそれぞれ固定されたドラムと、 ドラムを軸回りに回転させて複数側の光ファイバを円周
    方向の任意の位置に移動させる回転駆動機構と、 単一側の光ファイバをドラムの径方向に移動させて前記
    溝の他端側に嵌合させるとともに、この光ファイバを軸
    方向に移動させて複数側の光ファイバに端面同士を突き
    合わせる直進駆動機構とを備えたことを特徴とする光フ
    ァイバの光路切替装置。
  3. 【請求項3】 前記溝を断面V形に形成したことを特徴
    とする請求項2記載の光ファイバの光路切替装置。
  4. 【請求項4】 光路の一方に配置された単一の光ファイ
    バを、光路の他方に配置された複数の光ファイバのうち
    任意の光ファイバに接続する光ファイバの光路切替装置
    において、 円周面に複数側の光ファイバが周方向に所定間隔で配列
    されたドラムと、 ドラムを軸回りに回転させて複数側の光ファイバを円周
    方向の任意の位置に移動させる回転駆動機構と、 単一側の光ファイバをドラムの軸方向に移動させて複数
    側の光ファイバに端面同士を突き合わせる直進駆動機構
    と、 ドラムの軸方向に移動する単一側の光ファイバの先端を
    複数側の光ファイバの先端へ案内するガイド部材とを備
    えたことを特徴とする光ファイバの光路切替装置。
  5. 【請求項5】 光路の一方に配置された単一の光ファイ
    バを、光路の他方に配置された複数の光ファイバのうち
    任意の光ファイバに接続する光ファイバの光路切替装置
    において、 円周面に複数側の光ファイバが周方向に所定間隔で配列
    されたドラムと、 単一側の光ファイバをドラムの軸回りに回転させて円周
    方向の任意の位置にある複数側の光ファイバまで移動さ
    せる回転駆動機構と、 単一側の光ファイバをドラムの軸方向に移動させて複数
    側の光ファイバに端面同士を突き合わせる直進駆動機構
    と、 ドラムの軸方向に移動する単一側の光ファイバの先端を
    複数側の光ファイバの先端へ案内するガイド部材とを備
    えたことを特徴とする光ファイバの光路切替装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材を先端がテーパ状に拡開
    した管状の部材によって形成して複数側の光ファイバの
    先端部に組付けるとともに、 ガイド部材の先端から複数側の光ファイバの先端までの
    長さをガイド部材内に挿入される単一側の光ファイバの
    挿入長さよりも僅かに短くしたことを特徴とする請求項
    4または5記載の光ファイバの光路切替装置。
JP18554494A 1994-08-08 1994-08-08 光ファイバの光路切替方法及びその装置 Pending JPH0850253A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6829400B2 (en) 2001-03-26 2004-12-07 Olympus Corporation Optical path switching apparatus
US7058254B2 (en) 2001-03-16 2006-06-06 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Optical device, optical path switching device and optical path switching method
JP2013105167A (ja) * 2011-11-17 2013-05-30 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 光路切替装置および光信号の光路切替方法

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