JPH08313394A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

Info

Publication number
JPH08313394A
JPH08313394A JP12377795A JP12377795A JPH08313394A JP H08313394 A JPH08313394 A JP H08313394A JP 12377795 A JP12377795 A JP 12377795A JP 12377795 A JP12377795 A JP 12377795A JP H08313394 A JPH08313394 A JP H08313394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
fiber
tape
fibers
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12377795A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tanaka
利行 田中
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Noriyuki Mitomi
徳行 三富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP12377795A priority Critical patent/JPH08313394A/ja
Publication of JPH08313394A publication Critical patent/JPH08313394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1x4xnの作用を持つ光スイッチを作製
し、同光スイッチを用い、n本の4心テープファイバの
光損失を自動的、連続的に測定することのできるテープ
ファイバの光損失測定装置を提供する。 【構成】 光スイッチは、単心光ファイバ(13)を4
心の連結用テープファイバ(21)に切り替え接続する
切り替え部(20)と、連結用テープファイバ(21)
にn個の4心テープファイバ(41、41・・)を順次
切り替え接続する調心接続部(38)とからなる1x4
xn光スイッチであり、単心ファイバを測定器と接続
し、n個のテープファイバを載置した移動台(40)を
移動させて、順次連結用テープファイバ(21)と順次
接続し、4n個の光ファイバの光特性を連続的に測定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の回線用テープフ
ァイバの光特性を、特に、テープファイバ毎に切り替え
ながら、テープファイバを構成する個々のファイバの光
特性を能率よく測定するための光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバネットワークに用いられる光
ケーブルにおいては、この光ケーブルを構成する光ファ
イバが、ネットワークを構成するに必要な光透過特性を
有することが求められる。このため、個々の光ファイバ
についてそれぞれ光損失の測定が行われる。
【0003】光ファイバの損失は、通常、後方散乱法に
より測定される。この後方散乱法は、被測定光ファイバ
内に光パルスを入射し、光ファイバ内の反射光を検出
し、光損失を測定したり、光ファイバの破断位置や光フ
ァイバの接続損失を測定する方法であり、OTDR法と
呼ばれる。
【0004】図5(a)、(b)は、OTDR法による
測定例を図示している。図5(a)は、融着接続部3、
コネクタを用いた接続部4、破断部5を有する光ファイ
バに光パルス2を入射している状態、図5(b)は、図
5(a)に対応する光損失Lと光ファイバの長さlの関
数としての測定例を示している。これらの図から、単位
長さl0当たりの光損失は、A/l0、融着接続部3の光
損失はB、コネクタ接続部4の光損失はCである。な
お、図5(b)の鋭いピーク6はフレネル反射によるも
のである。
【0005】図4は、従来行われていたOTDR法の光
損失測定装置の構成を示している。符号12は、テープ
ファイバであり、n本の4心テープファイバ12、12
・・を測定対象としている。また、各測定対象のテープ
ファイバ12、12・・は、それぞれボビン(図示して
いない)に巻装され、その先端が口出しされてOTDR
測定器10と連結される光ファイバ13と接続部15に
おいて融着接続されている。この構成においては、OT
DR測定器10からの光ファイバ13と被測定光ファイ
バ12とは、1本ずつ接続部14において融着接続され
る。従って、例えば、4心のテープファイバをn本接続
するためには4xn回融着接続を繰り返す必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、測
定対象となる光ファイバの本数が著しく多数である場
合、上述の融着接続を繰り返し、個々の光ファイバ測定
を行うためには長時間が必要であった。融着接続を行う
理由は、融着接続によって、最も光損失の少ない接続が
可能であり、従来溶着接続以上の低損失接続法が見いだ
されていなかったためである。
【0007】しかし、光通信回線の基礎となる各光ファ
イバの光損失の測定に長時間を要することは、光通信網
の構築を能率的に行うための大きな障害となる。特に、
実際に運用されている光線路を拡大するなどの場合、新
しいテープファイバの光特性を短時間に測定し、迅速に
拡大作業を終了することが求められた。このため、例え
ば、4心のテープファイバの光損失を行う場合、OTD
R測定器に、4心のテープファイバの1x4(1入力4
出力または4入力1出力)光スイッチを介してテープフ
ァイバを測定する方法が試みられたが、これまで実現さ
れなかった。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、1x4xnの作用を持つ光スイッチを作製し、同
光スイッチを用い、n本の4心テープファイバの光損失
を自動的、連続的に測定することのできるテープファイ
バの光損失測定装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の光特性測定装置の1x4xn光スイッチは、単心光フ
ァイバを4心の連結用テープファイバに切り替え接続す
る切り替え部と、前記連結用テープファイバに4心テー
プファイバを切り替えながら接続する調心接続部とから
なり、前記単心光ファイバを測定器と結合し、前記4心
のテープファイバがn個載置された移動台をテープファ
イバの長手方向およびこの長手方向に直角方向の光ファ
イバの配列方向の2方向に移動させることにより、前記
テープファイバを測定対象として、前記連結用テープフ
ァイバにテープファイバ毎に順次接続した上で、前記切
り替え部により接続を切り替えて個々の光ファイバの光
特性を連続的に測定する光ファイバの光特性測定器に応
用される。
【0010】
【作用】本発明の1x4xn光スイッチによれば、測定
器と接続された単心光ファイバと4心の連結用テープフ
ァイバのそれぞれの光ファイバとを切り替え接続する切
り替え部において、1x4の光スイッチが構成されてい
る。一方、測定対象の4心のテープファイバは、n本の
テープファイバを載置した移動台をテープファイバの長
手方向およびテープファイバ中の光ファイバの配列方向
の2軸に移動させることにより連結用4心テープファイ
バと調心接続部を用いて、4心を単位として順次切り替
えながら接続される4xnの光スイッチが構成されてい
る。このように、光ファイバ切り替え部と4心のテープ
ファイバを単位として切り替える調心接続部を組み合わ
せることにより、1x4xnの作用を持つ光スイッチが
構成される。
【0011】本光スイッチの構成要素である切り替え部
は、測定器と接続する単心の光ファイバの先端には、例
えばフェルールが装着され、同様に、4心テープファイ
バのそれぞれの光ファイバの先端にもフェルールが装着
され、前記単心光ファイバのフェルールを、テープファ
イバの長手方向およびテープファイバ中の光ファイバ配
列方向の2軸に移動させて、4心のテープファイバのフ
ェルールに順次突き合わされて接続される。本光切り替
え部は、従って、1x4の作用、すなわち、1入力4出
力、または4入力1出力の作用を持つ光スイッチを構成
する。
【0012】フェルールを用いた突き合わせ接続は、テ
ープファイバのコネクタとしてよく用いられる方法であ
り、切り替えによっても、光損失が少なく、かつ光損失
の変動の少ない光スイッチが得られている。
【0013】一方、調心接続部はV溝上に配置された4
本のマイクロキャピラリからなり、同マイクロキャピラ
リの一端からは、連結用テープファイバから分離され、
口出しされた光ファイバの裸線が挿入され、他の一端か
ら測定対象のテープファイバの分離され口出しされた光
ファイバが挿入され、マイクロキャピラリの内側中心部
で突き合わせ接続される。そして、n本のテープファイ
バが移動台によって、前記連結用テープファイバに順次
接続されて、光特性の測定が行われるので、本調心接続
部は、4xn光スイッチの作用、すなわち4入力n出
力、またはn入力4出力の作用を持つ。各種の突き合わ
せ接続法の中で、マイクロキャピラリを用いる接続は、
最も光損失の少ない調心接続手段であり、本発明の調心
接続部により接続された4本の光ファイバは、安定な光
特性が維持される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図5を参照
して説明する。本実施例の光スイッチは、図1から図3
に示すように、4心テープファイバ1、2・・nの各光
ファイバ4xn本を測定対象として、それぞれの光ファ
イバの光特性を測定するための光特性測定装置に応用さ
れている。
【0015】図1において、符号Aは、本発明の光ファ
イバの光特性測定装置である。本測定装置Aは、上述の
OTDR測定器10、単心光ファイバ13、該単心光フ
ァイバ13の先端に取り付けられたフェルール14およ
び連結用テープファイバ21のそれぞれの光ファイバ2
2、22・・の一端に取り付けられたフェルール23、
23・・が収容され、接続の切り替えが行われる1x4
切り替え部20、前記接続用テープファイバ22の他端
に設けられた調心接続部38、および測定対象となるn
個のテープファイバ41、41・・が、ファイバホルダ
42、42・・に固定され、載置されている移動台40
から構成されている。なお、測定対象のテープファイバ
41、41・・は、それぞれボビン45、45・・に巻
き付けられている。
【0016】なお、前記フェルール14、23を用いた
接続は、次のように行われる。すなわち、フェルール1
4、23は樹脂製のプラグであり、中心に微小な貫通孔
が穿設され、この貫通孔中に裸線の光ファイバが挿入さ
れている。挿入された光ファイバ13、22は、接着剤
によって、前記フェルールに固定され、光ファイバを含
む先端部は研磨仕上げされている。そして、前記研磨面
同士が、ガイドピンによって位置合わせされて突き合わ
せ接続される。
【0017】本発明の切り替え部20においては、単心
ファイバ13を装着したフェルール14にピンが設けら
れ、連結用テープファイバ22の各光ファイバを装着し
たフェルール23には嵌合穴が設けられ、前記ピンが嵌
合穴に嵌合することにより、両フェルール14、23は
位置合わせされて接続される。
【0018】前記切り替え部20において、4心のテー
プファイバ先端のフェルール23、23・・は固定さ
れ、前記単心光ファイバ13を先端に装着したフェルー
ル14が、図1に示す、左右(図中矢印X1)および前
後(図中矢印Z1)に自動的に移動する機構とされてい
る。具体的には、図2に示すように、連結用テープファ
イバ22、22・・は、固定台25に装着され、単心光
ファイバ13のフェルール14は、摺動台28、29上
に摺動自在に載置された移動部27に装着されている。
【0019】摺動台28には、その内面に設けられたラ
ック部28aとピニオン28bが噛み合い、摺動台28
は、単心光ファイバ13のフェルール14が、ピニオン
28bを駆動する図示しないモータの回転によって、前
記摺動台29上を左右に(図中紙面に直角方向)摺動
し、接続すべきフェルール23、23・・の一つに対向
する位置に動かされる。そして、移動部27には、アー
ム30が突設され、該アーム30上には、フェルール1
4を進退動(図中左右)させるためのラック32が設け
られ、図示しない駆動モータによって回転駆動されるピ
ニオン33が前記ラック32に噛み合わされている。こ
のピニオン33を駆動する駆動モータ(図示していな
い)を回転させることにより、移動部27は対向するフ
ェルール23に当接し、単心ファイバ13と連結用テー
プファイバ21の一本の光ファイバ23に接続される。
【0020】図3は、調心接続部38を示している。図
3は、4心の連結用テープファイバ22と4心の測定対
象テープファイバ41の接続に4本のマイクロキャピラ
リ43、43・・がV溝44上に載置されて用いられて
いる。マイクロキャピラリ43、43・・は、それぞれ
V溝上に載置され固定される。そして、マイクロキャピ
ラリの一方からは、連結用テープファイバ21から分離
された単心の光ファイバ22、22・・が、裸線22
a、22a・・とされて挿入されている。そして、移動
台40によって、対向する位置に移動(図1矢印X2)
したテープファイバ41は、移動台40がマイクロキャ
ピラリの方向(図1矢印Z2)に移動し、テープファイ
バ41から分離され、口出しされ、裸線とされた光ファ
イバ41aがそれぞれ対向する4本のマイクロキャピラ
リ43中に挿入される。
【0021】前記移動台40は、簡易なフレーム構造で
作られている。n本のテープファイバ41、41・・
は、それぞれファイバホルダ42、42・・に把持され
て、それぞれ移動台40上に一定間隔で配置されてい
る。そして、移動台40は、前記フレームを貫通して設
けられている、図示しないネジとこのネジを回転させる
モータによって、前記の矢印X2に移動する。またマイ
クロキャピラリ43へのZ2方向の移動は、前記移動台
40の底面に設けられた、図示しないラックとピニオン
によって行われる。
【0022】上記の光ファイバ特性測定装置Aによっ
て、測定対象のテープファイバの個々の光ファイバの測
定は、次のように自動的に行われる。 1)測定対象のテープファイバ41の4本の光ファイバ
を、移動台40を移動させて、調心接続部38により、
すなわち、マイクロキャピラリ43に挿入することによ
り、連結用テープファイバ21の光ファイバ41a、4
1a・・と接続する。 2)光特性測定装置10を稼動状態とし、同測定装置1
0に接続する単心光ファイバ13の先端のフェルール1
4から光パルスが放射されることを確認する。
【0023】3)切り替え部20を作動し、前記フェル
ール14を、図1に示したX1方向およびZ1方向に動か
すことにより、連結用テープファイバ21の光ファイバ
22、22・・と順次接続し、光特性の測定を行う。 4)第一のテープファイバ41の4本の光ファイバ41
a、41a・・の光特性の測定が終了すると、第一のテ
ープファイバ41の光ファイバ41a、41a・・が、
調心接続部38から挿抜され、移動台40が移動し、第
二のテープファイバ41の各光ファイバ41a、41a
・・が、調心接続装置38により、連結用テープファイ
バ21に接続される。
【0024】5)そして、切り替え部20により順次切
り替えられて第二のテープファイバの各光ファイバ41
の光特性が測定される。 6)そして、順次測定対象のテープファイバ41の各光
ファイバ41a、41a・・の光特性の測定が行われ
る。
【0025】上述のテープファイバの光特性測定装置A
によれば、光回路網の構築に必要なテープファイバの光
特性を順次テープファイバを移動させて、調心接続部3
8および光スイッチ20によってn本のテープファイバ
に含まれる4xn本の光ファイバの光特性を、自動的か
つ連続的に測定することができる。このような自動的か
つ連続的な測定は、4心のテープファイバ41、41・
・の光ファイバ41a、41a・・をそれぞれ調心接続
することができる調心接続部38、および連結用テープ
ファイバ21に含まれる4本の光ファイバ22、22・
・を切り替えて測定可能な切り替え部20が組み込まれ
たことにより達成された。
【0026】なお、本発明の1x4xnの光スイッチを
応用した光ファイバの光特性測定装置Aについて説明し
た。本発明に用いられた、切り替え部20と調心接続部
38の組み合わせによって構成された、1x4xnの作
用を持つ光スイッチは、光ファイバの特性測定ばかりで
はなく、例えば、複数の現用回線の光ファイバと少なく
とも一本の予備回線からなる光通信網の故障時の切り替
え等の光スイッチとしても応用することができる。
【0027】本発明の光特性測定装置Aによれば、測定
対象の光ファイバと測定器の間には2箇所の接続点があ
るが、これらの接続点における光損失は光特性の測定を
連続的に行う上で全く支障とならない。その理由は次の
通りである。すなわち、フェルールを圧接する接続方法
を用いる切り替え部20においては、単心ファイバ13
のフェルール14の運動が、ラックとピニオンによって
機械的に厳密に制御され、常に再現性よく連結用テープ
ファイバのフェルール23に接触するように調整されて
いる。しかも切り替え部20は、常に同じフェルール同
士の組み合わせの接続であるので、接続による光損失を
一定の許容レベル以下に再現することが可能である。ま
た、常にそれぞれの損失を監視し、許容範囲を越える光
損失が生じた場合は、フェルールの交換を行う。
【0028】一方、調心接続部38は、4本のマイクロ
キャピラリ43を用いることにより、突き合わせ接続法
の中で、最も光損失の少ない接続法が採用されている。
そして、測定対象の光ファイバは種類が同一であれば、
寸法的な精度は高く、マイクロキャピラリ43による接
続によって生ずる光損失の差は僅かである。すなわち、
調心接続部38によって生ずる光損失は、各光ファイバ
の特性測定には影響しない。また、V溝上に多くのマイ
クロキャピラリを用意し、接続する光ファイバの種類の
変更に対応することも可能である。
【0029】切り替え部20と調心接続部38を用いる
本測定装置Aによる光ファイバの光特性の測定時間は、
溶着接続を用いた測定法の測定時間に比して、1/10
0程度であり、極めて短時間に測定を完成することが可
能であった。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の光スイ
ッチは、1x4の光スイッチの作用を持つ光切り替え部
と、4xnの光スイッチの作用を持つ調心接続部とから
なる1x4xnの光スイッチであり、この光スイッチを
応用した光特性測定装置は、測定対象のテープファイバ
がn個載置された移動台を移動させることにより、前記
テープファイバを、前記連結用テープファイバと順次接
続し、前記切り替え部により接続を切り替えることによ
り、n個の4心テープファイバの光ファイバの光特性を
自動的かつ連続的に測定することができる。本測定装置
は、4n本の光ファイバの光特性を極めて短時間に自動
的に測定することができ、光通信網の新設、拡張等に求
められる迅速な作業に有用である。本発明による1x4
xn光スイッチは、上述の光特性測定装置ばかりではな
く、光通信網の自動切り替え接続、あるいは現用回線と
予備回線の切り替え接続等、多くの用途に応用すること
ができる。
【0031】また、前記光切り替え部は、接続用4心テ
ープファイバのそれぞれの光ファイバに装着されたフェ
ルールに、前記単心光ファイバに装着されたフェルール
が、連結用テープファイバの長手方向およびその直角方
向に移動され、ガイドピンに案内されて突き合わせられ
ることにより接続する。2つのフェルールがピンと嵌合
穴を用いて突き合わせられる接続法は、テープファイバ
の接続に用いられるコネクタに用いられる構造であり、
光損失の少ない好ましい接続法である。また、本切り替
え部は、ラックとピニオンを用いた移動部に単心ファイ
バのフェルールが装着され、この移動部は摺動台により
テープファイバの長手方向および配列方向の2軸に摺動
する。従って、この切り替え部を用いることにより、自
動的に接続を切り替えることが可能な1x4光スイッチ
となる。
【0032】さらに、前記調心接続部は、複数個のマイ
クロキャピラリからなり、マイクロキャピラリの一端か
らは、前記光スイッチとの連結用テープファイバからの
光ファイバが口出しされて挿入され、前記移動台上のn
個の被測定テープファイバから口出しされた光ファイバ
が、前記マイクロキャピラリの他端の開口部から挿入さ
れて突き合わせ接続される。マイクロキャピラリを用い
ることにより、同種の光ファイバをほぼ光損失なく接続
することができる。しかもテープファイバの4本の光フ
ァイバを同時に接続することが可能であるため、4xn
に相当する光スイッチが構成される。従って、前記切り
替え部および前記調心接続部を組み合わせて用いること
により、1x4xnの光スイッチを構成することができ
る。こうして得られた1x4xn光スイッチを光ファイ
バの光特性測定装置に応用することにより、n本のテー
プファイバを構成する4xn本の光ファイバの光特性を
自動的、連続的に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光スイッチを応用した光特性測定装
置の構成を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の切り替え部のフェルールの移動接続
装置の構成を示す概略構成図である。
【図3】 本発明の調心接続部の構成を示す概略構成図
である。
【図4】 従来のテープファイバの光特性測定法の構成
を示す概略構成図である。
【図5】 後方散乱法(OTDR法)による光ファイバ
の光特性の測定例を示す光特性の説明図である。
【符号の説明】
A 光特性測定装置 10 光特性測定器 13 単心光ファイバ 14 単心光ファイバの
フェルール 20 切り替え部 21 連結用テープファ
イバ 38 調心接続部 40 移動台 41 測定対象の4心テープファイバ 43 マイクロキャピラリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4心の光ファイバからなるテープファイ
    バ(41、41・・)n個を測定対象として、個々の光
    ファイバの光特性を切り替えながら測定する測定装置
    (A)の1x4xn光スイッチであって、 単心光ファイバ(13)を、連結用テープファイバ(2
    1)の各ファイバに接続するため、連結用ファイバの長
    手方向と配列方向に移動させることにより、切り替え接
    続する切り替え部(20)と、 前記連結用4心テープファイバ(21)に、測定対象と
    なる4心テープファイバ(41、41・・・)n個を載
    置した移動台(40)を、テープファイバの長手方向お
    よび配列方向に移動させることにより、テープファイバ
    毎に切り替え接続する調心接続部(38)とからなり、 前記切り替え部(20)の単心光ファイバの他端を測定
    器(10)と結合し、測定対象とされた前記テープファ
    イバが前記移動台(40)により順次連結用テープファ
    イバに接続され、前記切り替え部は、連結用テープファ
    イバ(21)に測定用のテープファイバが接続されたこ
    とを条件として切り替え接続し、個々の光ファイバの光
    特性を連続的に測定することを特徴とする光スイッチ。
JP12377795A 1995-05-23 1995-05-23 光スイッチ Pending JPH08313394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12377795A JPH08313394A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 光スイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12377795A JPH08313394A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 光スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08313394A true JPH08313394A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14869031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12377795A Pending JPH08313394A (ja) 1995-05-23 1995-05-23 光スイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08313394A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012242161A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの測定方法及び光ファイバ測定装置
JP5486695B2 (ja) * 2011-01-14 2014-05-07 川崎重工業株式会社 回路遮断ユニットおよびそれを備えた鉄道車両
JP2014228348A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 住友電気工業株式会社 光ファイバ測定装置
CN105140181A (zh) * 2015-09-21 2015-12-09 京东方科技集团股份有限公司 Tft阵列基板的制造方法、tft阵列基板及显示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5486695B2 (ja) * 2011-01-14 2014-05-07 川崎重工業株式会社 回路遮断ユニットおよびそれを備えた鉄道車両
JP2012242161A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバの測定方法及び光ファイバ測定装置
JP2014228348A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 住友電気工業株式会社 光ファイバ測定装置
CN105140181A (zh) * 2015-09-21 2015-12-09 京东方科技集团股份有限公司 Tft阵列基板的制造方法、tft阵列基板及显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5095519A (en) Apparatus and method for producing an in-line optical fiber attenuator
US4239330A (en) Multiple optical switch
US5742712A (en) Efficient electromechanical optical switches
WO2003021325A1 (en) Optical interconnect assemblies and methods therefor
JPH08313394A (ja) 光スイッチ
EP0631671A1 (en) Fiber optic attenuator
KR900008299B1 (ko) 광파이버 특성의 측정방법 및 장치
Kobayashi et al. Injection molded plastic multifiber connector realizing physical contact with fiber elasticity
JP4096493B2 (ja) 端末ロッドレンズ付き光ファイバ及びその製造方法
JP2008164935A (ja) 光ファイバ接続方法、光ファイバ接続構造および融着接続機
JP2000205999A (ja) 光ファイバ測定装置
WO2002033464A9 (en) Low reflection optical fiber terminators
JPH04231837A (ja) 光ファイバの一括測定方法
JP2620321B2 (ja) 光スイッチ
Dalgleish Splices, connectors, and power couplers for field and office use
Hawk et al. Low loss splicing and connection of optical waveguide cables
WO2024013820A1 (ja) 光結合部及び光スイッチ
JP2000221367A (ja) 光ファイバ突き合わせ装置
JPH10282355A (ja) 光部品の接続方法および接続装置
CA2538233C (en) Terminator by concatenated tapers on fiber optic
JPH02143221A (ja) 光スイッチ
JPH0784198A (ja) 光ファイバ心線選択装置
JPH01211717A (ja) 光ファイバスイッチ
Miller Optical Fiber Splicing
JPS63241514A (ja) 光線路の切替え方法