JPH0978863A - 浴室の床構造 - Google Patents

浴室の床構造

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Publication number
JPH0978863A
JPH0978863A JP27168295A JP27168295A JPH0978863A JP H0978863 A JPH0978863 A JP H0978863A JP 27168295 A JP27168295 A JP 27168295A JP 27168295 A JP27168295 A JP 27168295A JP H0978863 A JPH0978863 A JP H0978863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathroom
floor
lower frame
floor surface
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP27168295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriki
啓之 森木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPH0978863A publication Critical patent/JPH0978863A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高齢者や身障者が浴室への入室に際して困難を
生じさせないようにすること、及び、浴室から室外へ湯
水が溢れ出るのを防止すること。 【解決手段】出入口付近における浴室の床面1aのレベ
ルを扉の下枠7よりも低く設定し、出入口に近接する浴
室床面に排水口へ通ずる排水溝3を形成すると共に通水
孔61を有する蓋体6を排水溝3を覆うように設置し、
この蓋体6をその上表面6bが扉下枠7の上面7aと浴
室床面1aとを結ぶ緩斜面を形成するようにする。これ
により、浴槽から大量の湯が溢れ出た場合でも、この湯
が下枠を越えて室外へ流れ出ることはなくなる。また面
が下枠の上面と浴室床面とを結ぶ緩斜面を形成するよう
に設定された蓋体で排水溝を覆うことにより、高齢者や
身障者が浴室の出入りを簡単に行えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や身障者が
浴室への入室に際して困難を生じさせないようにするこ
と、及び、浴室から室外へ湯水が溢れ出るのを防止する
こと、という2つの課題解決を目的とする。
【0002】
【従来の技術】図2は、実願昭59−83574号(実
開昭60−195486号)に記載された「身体障害者
用浴室の出入口部」と題する考案の実施例を示すもので
ある。この考案は、車椅子を必要とする身障者が入浴す
る際に、車椅子のままで浴室の出入りを容易に行えるよ
うにすることを目的しており、その構成を図面を参照し
て説明すると次のとおりである。
【0003】浴室Aの洗い場床面11と外の脱衣場Bの
床面20とがほぼ同一レベルに設定され、洗い場床面1
1における出入口近傍に、浅溝部12aと深溝部12b
とからなる凹溝12を、出入口の間口幅全長にわたり設
ける。浅溝部12aの上面に引戸18用の下枠15を固
定し、該下枠15の上面に、洗い場A及び脱衣場Bの各
床面レベルとほぼ同一高さの複数の突条16から成る戸
車19用の案内レールを形成する。他方、深溝部12b
は浴室Aの排水口に連通するものであって、蓋部材13
が装着される。この蓋部材13は、洗い場の湯水を深溝
部12bへ流出させる切欠14を有し、上面が洗い場床
面11と略同一レベルとなるように設定されている。さ
らに前記下枠15の突条16の基部には、下枠15に流
れ込んだ湯水を深溝部12bへ流出させる通水孔17が
形成されている。
【0004】前述の如く構成された浴室の出入口部は、
洗い場床面11、脱衣場床面20、深溝部12bの蓋部
材13上面、及び、出入口の引戸用下枠15の上端がい
ずれもほぼ同一レベルに設定されているため、これらの
間に段差も幅広い窪みも生ずることがなく、依って、車
椅子のまま浴室の出入りを容易に行うことができる。ま
た、洗い場床面11と脱衣場床面20との間に深溝部1
2bを設けると共に、下枠15に深溝部12bへ通ずる
通水孔17を形成したので、浴室Aからの湯水が、脱衣
場Bへ到達することはない、という効果を発揮するとさ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例では、洗い場床面と脱衣場床面とを同一レベルとして
いるため、出入口の間近に排水用の溝を設けてはいるも
のの、例えば、湯が満水状態に貯留されている浴槽に急
に入浴して大量の湯が洗い場へ瞬間的に溢れ出た場合、
凹溝の排水能力を越えて脱衣場まで湯が流れ出るおそれ
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、身障者や高齢
者が浴室の出入りを容易に行うことができ、しかも、決
して湯を浴室外へ溢れださせるおそれのない床構造を提
供せんとするものである。かかる目的を達成するため本
発明が採用する構成の特徴は、出入口付近における浴室
の床面レベルを出入口に設置された扉の下枠よりも低く
設定し、出入口に近接する浴室床面に排水口へ通ずる排
水溝を形成すると共に通水孔を有する蓋体を排水溝を覆
うように設置し、当該蓋体をその上表面が前記扉下枠の
上面と浴室床面とを結ぶ緩斜面を形成するようにしたこ
とである。
【0007】
【発明の実施の態様】浴室における出入口近傍の床面
を、出入口に設置する扉の下枠よりも低く設定すること
により、浴槽から大量の湯が溢れ出た場合でも、この湯
が下枠を越えて室外へ流れ出ることはなくなる。但し、
このままでは、浴室床面と下枠との間に高低差があるの
で、高齢者や身障者が浴室を出入りするのに支障をきた
す。そこで、上表面が下枠の上面と浴室床面とを結ぶ緩
斜面を形成するように設定された蓋体を排水溝を覆うよ
うに設置することにより、下枠の上面と浴室床面とをほ
ぼ連続する緩やかな傾斜面で結ぶことができ、その結
果、高齢者や身障者が浴室の出入りを簡単に行えるよう
になる。
【0008】
【実施例】図1に、本発明に係る床構造の一実施例を示
す。図面において、Aは浴室の洗い場、Bは脱衣場、T
は出入口に設置される扉である。洗い場Aの床は床パン
1からなり、外周の起立部5との間に、排水溝3が形成
されている。この排水溝3は、浴室Aの排水口(図示せ
ず)に連通している。排水溝3と洗い場床面1aとの間
及び起立部5との間には、それぞれ段部2,4が形成さ
れており、この段部2,4間にかけて、排水溝3を覆う
蓋体6が設置されている。なお、洗い場床面1aよりも
外周の起立部5の上端が十分に高くなるように設定さ
れ、また内側の段部2よりも外側の段部4のほうが高さ
レベルが若干高くなるように設定されている。
【0009】外側の段部4上には、扉Tの設置に供され
る下枠7が取り付けられる。本例では、下枠7の上面7
aに、洗い場床面1aへ向かう排水勾配を付与してい
る。
【0010】蓋体6は、両端の脚部6a,6cをそれぞ
れ段部2,4に載置して排水溝3を覆うように設置した
ときに、上表面6bが、洗い場床面1aと下枠上面7a
とを結ぶ緩斜面を形成するように設定されている。ま
た、この例では、蓋体6の上表面6bに、一定間隔で凹
溝60が形成され、その底部に通水孔61が穿設されて
おり、洗い場床面1aから蓋体6に到達した湯水を、こ
の通水孔61から排水溝3へ流出させるようになされて
いる。
【0011】なお、蓋体6の上表面6bと凹溝60との
脱衣場B側の境界部分62をやや鋭角的に形成しておく
ことにより、この部分62が浴室の出入りの際の滑り止
め効果を発揮する。さらに、上表面6bを粗雑面,凹凸
面などの非平滑面としておくことにより、滑り止め効果
を発揮させることもできる。
【0012】なお本発明の実施例は、前記に限定される
のではなく、種々の応用が可能である。排水溝を覆う蓋
体の上表面は、凹溝を形成せずに、平滑面とすることも
できる。その他、本発明は、実施の状況に応じた適宜の
変更を妨げない。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る床構造によれば、高齢者や
身障者が容易に浴室の出入りを行えると共に、浴室から
湯水を室外へ流れださせるおそれがないという、二つの
効果を同時に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浴室出入口の床構造の一実施例を
示す側面断面図である。
【図2】浴室出入口の床構造の従来例を示す側面断面図
である。
【符号の説明】
A 浴室の洗い場 B 脱衣場 1 床パン 1a 床面 3 排水溝 5 起立部 6 蓋体 6b 上表面 7 下枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口付近における浴室の床面レベルが
    出入口に設置された扉の下枠よりも低く設定され、出入
    口に近接する浴室床面に排水口へ通ずる排水溝が形成さ
    れ、通水孔を有する蓋体が排水溝を覆うように設置さ
    れ、当該蓋体は上表面が前記扉下枠の上面と浴室床面と
    を結ぶ緩斜面を形成していることを特徴とする浴室の床
    構造。
JP27168295A 1995-09-12 1995-09-12 浴室の床構造 Pending JPH0978863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27168295A JPH0978863A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 浴室の床構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP27168295A JPH0978863A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 浴室の床構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0978863A true JPH0978863A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17503404

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JP27168295A Pending JPH0978863A (ja) 1995-09-12 1995-09-12 浴室の床構造

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JP (1) JPH0978863A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040126A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室建具枠のスロープ構造
CN111005526A (zh) * 2018-10-05 2020-04-14 积水房屋科技株式会社 浴室地板结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017040126A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室建具枠のスロープ構造
CN111005526A (zh) * 2018-10-05 2020-04-14 积水房屋科技株式会社 浴室地板结构
CN111005526B (zh) * 2018-10-05 2022-03-01 积水房屋科技株式会社 浴室地板结构

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