JPH0978806A

JPH0978806A - たたみ

Info

Publication number: JPH0978806A
Application number: JP26640595A
Authority: JP
Inventors: Nobuyoshi Arashi; 信好嵐
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-09-19
Filing date: 1995-09-19
Publication date: 1997-03-25
Anticipated expiration: 2015-09-19
Also published as: JP2802902B2

Abstract

(57)【要約】【課題】従来のものは、木を砕き、これに水を加えて
板状に成型したものを加熱したボードと、発泡性断熱材
と、ひも状ビニールを編み、これに紙を張ったシートの
３点を積層して縫い合わせたものの表面にたたみ表を張
設したものとなっている。しかし、これでは湿気を呼び
やすく、つぶれやすくて、張りのない状態になるなどの
問題がある。【解決手段】板状芯材２と、板状芯材２の上面に積層
された所定厚さのクッション層３と、クッション層３の
上面と、板状芯材２の左右面２Ａを包むように積層され
たたたみ表４から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、湿気を呼ばない、
腐りづらい、カビが発生しない、ダニなどの虫が発生し
ないなどの効果を有するたたみを提供しようとするもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。ダイケンボード（商標）など
のような木を砕き、これに水を加えて板状に成型したも
のを加熱したボードと、スタイロホーム（商標）などの
発泡性断熱材と、ひも状ビニールを編み、これに紙を張
ったシートの３点を積層して縫い合わせたものの表面に
たたみ表を張設したものとなっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。１．湿気を呼びやすい。２．つぶれやすく、所謂張りのない状態になる。３．高価格で、耐久年数が短い。本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、上述の
問題を解決できるものを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のものは下記のようになるものである。すな
わち本発明のものは、たたみの大きさの寸法に裁断され
た板状芯材２と、この板状芯材２の上面に積層された所
定厚さのクッション層３と、これらクッション層３の上
面と、板状芯材２の左右面２Ａを包むように積層された
たたみ表４とから構成され、たたみ表４の前後辺４Ｂは
板状芯材２の前後辺２Ｃと同一位置をもって切除され、
たたみ表４の前後辺４Ｂ、クッション層３の前後辺３
Ｂ、板状芯材２の前後辺２Ｃを覆う状態でたたみの縁８
が取付けられているたたみである。この場合、下記のよ
うに構成することができる。１．板状芯材２の下面における左右縁には断面横向き略
Ｌ字状の段部２Ｂが刻設され、クッション層３の上面左
右縁部分３Ａと板状芯材２の左右面２Ａには断面Ｌ字状
の金物５が添着され、金物５は板状芯材に対してビス５
Ａで固定され、たたみ表４の左右縁部分４Ａは段部２Ｂ
に折りたたんだ状態で嵌め込まれ、左右縁部分４Ａの下
面には金属プレート６が添着され、金属プレート６は板
状芯材に対してビス６Ａで固定され、金属プレート６と
板状芯材との境界部分には、当該金属プレート６を覆う
状態で粘着テープ７が添着され、たたみ表４の前後辺４
Ｂは板状芯材２の前後辺２Ｃと同一位置をもって切除さ
れ、たたみ表４の前後辺４Ｂ、クッション層３の前後辺
３Ｂ、板状芯材２の前後辺２Ｃを覆う状態でたたみの縁
８が取付けられ、たたみの縁８の下面と板状芯材との境
界部分には、粘着テープ９が添着されている。２．厚さが２３ｍｍ〜２４ｍｍ程度のものに構成されて
いる。３．板状芯材２などに縦貫通穴Ｈが適数個あけられてい
る。

【０００５】

【発明の実施の形態】実施例について図面を参照して説
明する。１は本発明のたたみで、その構成は、公知のた
たみの大きさの寸法に裁断された板状芯材２と、この板
状芯材２の上面に積層された所定厚さのクッション層３
と、これらクッション層３の上面と、板状芯材２の左右
面２Ａを包むように積層されたたたみ表４とから構成さ
れている。そこで、図３を参照して、板状芯材２の下面
における左右縁には断面横向き略Ｌ字状の段部２Ｂが刻
設されている。クッション層３の上面左右縁部分３Ａと
板状芯材２の左右面２Ａには断面Ｌ字状の金物５が添着
され、この金物５は板状芯材に対してビス５Ａで固定さ
れている。たたみ表４の左右縁部分４Ａは段部２Ｂに折
りたたんだ状態で嵌め込まれている。そして、この左右
縁部分４Ａの下面には金属プレート６が添着され、金属
プレート６は板状芯材に対してビス６Ａで固定されてい
る。この金属プレート６と板状芯材との境界部分には、
当該金属プレート６を覆う状態で粘着テープ７が添着さ
れている。一方、図４を参照して、たたみ表４の前後辺
４Ｂは板状芯材２の前後辺２Ｃと同一位置をもって切除
され、たたみ表４の前後辺４Ｂ、クッション層３の前後
辺３Ｂ、板状芯材２の前後辺２Ｃを覆う状態でたたみの
縁８が取付けられている。このたたみの縁８の下面と板
状芯材との境界部分には、粘着テープ９が添着されてい
る。図中、１０はたたみの縁８の上辺とたたみ表４とを
縫合する糸、１１はたたみの縁８の下辺と板状芯材とを
連結する固定針である。そして、たたみ１の厚さは、２
３ｍｍ〜２４ｍｍ程度のものに構成されている。板状芯
材２には厚さが１８ｍｍ程度のランバコアが、また、ク
ッション層３には厚さが２ｍｍ程度のソフトロン（商
標）が好適であった。上述のほか、床暖房の採用されて
いる床面に使用するものとして、板状芯材２とクッショ
ン層３については直径３ｍｍ程度の縦貫通穴Ｈを適数個
あけたものを使用することができる。なお、クッション
層３が通気性を有する場合は、このクッション層には縦
貫通穴をあけないことは当然である。

【０００６】

【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。１．材質がそれぞれ耐久年数が長いので全体が堅牢であ
る。２．湿気、カビ、ダニの心配がない。３．防虫紙など薬剤が使われたものがないので安心でき
る。４．製作コストが下がり低価格になる。５．請求項４に記載のものは、板状芯材２などに縦貫通
穴Ｈが適数個あけられているから、床暖房の採用されて
いる床面に使用すると、熱が縦貫通穴Ｈを通って上昇す
るので、より確実な暖房効果を発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】１部を切欠いた略図的斜視図である。

【図２】１部を切欠いた底面方向からの略図的斜視図で
ある。

【図３】Ａ−Ａ線における要部拡大断面図である。

【図４】Ｂ−Ｂ線における要部拡大断面図である。

【図５】１部を切欠いた底面方向からの要部拡大斜視図
である。

【図６】縦貫通穴の状態を示す拡大断面図である。

【符号の説明】

１たたみ２板状芯材３クッション層４たたみ表

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】たたみの大きさの寸法に裁断された板状
芯材（２）と、この板状芯材（２）の上面に積層された
所定厚さのクッション層（３）と、これらクッション層
（３）の上面と、板状芯材（２）の左右面（２Ａ）を包
むように積層されたたたみ表（４）とから構成され、た
たみ表（４）の前後辺（４Ｂ）は板状芯材（２）の前後
辺（２Ｃ）と同一位置をもって切除され、たたみ表
（４）の前後辺（４Ｂ）、クッション層（３）の前後辺
（３Ｂ）、板状芯材（２）の前後辺（２Ｃ）を覆う状態
でたたみの縁（８）が取付けられていることを特徴とす
るたたみ。
【請求項２】板状芯材（２）の下面における左右縁に
は断面横向き略Ｌ字状の段部（２Ｂ）が刻設され、クッ
ション層（３）の上面左右縁部分（３Ａ）と板状芯材
（２）の左右面（２Ａ）には断面Ｌ字状の金物（５）が
添着され、金物（５）は板状芯材に対してビス（５Ａ）
で固定され、たたみ表（４）の左右縁部分（４Ａ）は段
部（２Ｂ）に折りたたんだ状態で嵌め込まれ、左右縁部
分（４Ａ）の下面には金属プレート（６）が添着され、
金属プレート（６）は板状芯材に対してビス（６Ａ）で
固定され、金属プレート（６）と板状芯材との境界部分
には、当該金属プレート（６）を覆う状態で粘着テープ
（７）が添着され、たたみ表（４）の前後辺（４Ｂ）は
板状芯材（２）の前後辺（２Ｃ）と同一位置をもって切
除され、たたみ表（４）の前後辺（４Ｂ）、クッション
層（３）の前後辺（３Ｂ）、板状芯材（２）の前後辺
（２Ｃ）を覆う状態でたたみの縁（８）が取付けられ、
たたみの縁（８）の下面と板状芯材との境界部分には、
粘着テープ（９）が添着されている請求項１記載のたた
み。
【請求項３】厚さが２３ｍｍ〜２４ｍｍ程度のものに
構成されている請求項１または請求項２記載のたたみ。
【請求項４】板状芯材（２）などに縦貫通穴（Ｈ）を
適数個あけた請求項１ないし請求項３のいずれかに記載
のたたみ。