JPH0977897A - 棒状発泡ゴムの製造法 - Google Patents
棒状発泡ゴムの製造法Info
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- JPH0977897A JPH0977897A JP26218195A JP26218195A JPH0977897A JP H0977897 A JPH0977897 A JP H0977897A JP 26218195 A JP26218195 A JP 26218195A JP 26218195 A JP26218195 A JP 26218195A JP H0977897 A JPH0977897 A JP H0977897A
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Abstract
らなる棒状の発泡ゴムが得られ、しかも押出し成形およ
び常圧下の連続発泡を行う際の加工性が良好で、押出し
寸法が安定化し、かつ滑らかなスキン層が得られる。 【解決手段】 フッ素ゴム100部に対し、活性レベル
がFEFブラックよりも低いMTブラックを5〜13
部、液状フッ素ゴムを3〜9部、ADCA系発泡剤を3
〜7部、過酸化物架橋剤を2〜4部、共架橋剤を1〜
2.5部配合する。
Description
なる棒状発泡ゴムの製造法に関し、得られた棒状発泡ゴ
ムは耐熱性および耐薬品性に優れたシール材として好適
に使用することができる。
する方法として、NBR、SBR、NR、CRおよびE
PDM等のゴムに架橋剤、カーボンブラック、発泡剤お
よび助剤その他の添加剤を加えて混練し、得られた混練
物を押出して任意の断面形状に成形し、続いてオーブン
を使用して常圧下で連続発泡させることが知られてい
る。一方、耐熱性および耐薬品性に優れたゴムとして、
フッ素ゴムが知られているが、その耐熱性および耐薬品
性を活かすためには、ゴム分率を60%以上に多くする
ことが必要で、かつ加工助剤の種類や使用量も制限され
るため、フッ素ゴムを使用して上記の押出し成形および
常圧下の連続発泡を行うと、押出し寸法の安定性が低下
し、また成形品の表面が滑らかさに欠けるなどして加工
性が悪く、その実用化が困難であった。
てフッ素ゴムを使用するに当たり、カーボンブラックお
よび発泡剤の種類や配合量を限定することにより、押出
し成形および常圧下の連続発泡を行う際の加工性を良好
にして押出し寸法を安定化し、かつ棒状成形品の表面を
滑らかにし、もって耐熱性と耐薬品性に優れたフッ素ゴ
ムからなる棒状の発泡ゴムを提供するものである。
に架橋剤、カーボンブラック、発泡剤その他の添加剤を
配合して混練し、得られた混練物を押出して一定断面の
棒状体を成形し、続いて上記の棒状体を常圧下で発泡さ
せる棒状発泡ゴムの製造法において、上記のフッ素ゴム
としてムーニー粘度ML1+10(121℃)が25〜
60の二元系または三元系のものを使用し、その100
部に対しGPFブラックまたはSRFブラックを5〜1
0部、液状フッ素ゴムを3〜9部、過酸化物系架橋剤を
2〜4部、過酸化物系共架橋剤を1〜2.5部、ADC
A系発泡剤を3〜7部配合することを特徴とする。
ックまたはSRFブラックに代えてFTブラックまたは
MTブラックを5〜15部配合する。第3手段では、第
1手段のGPFブラックまたはSRFブラックの配合量
を9〜10部の高領域に設定し、液状フッ素ゴムの配合
を省略する。第4手段は、第2手段のFTブラックまた
はMTブラックの配合量を13〜15部の高領域に設定
し、液状フッ素ゴムの配合を省略する。第5手段は、第
1、第2手段の液状フッ素ゴムに代えてフッ素樹脂粉末
を5〜15部配合する。第6手段は、第1手段ないし第
5手段の過酸化物系架橋剤および共架橋剤に代えてポリ
オール系架橋剤を1〜2部、促進剤を2〜4部配合す
る。
は、ムーニー粘度ML1+10(121℃)が25〜6
0の二元系または三元系のフッ素ゴムであり、二元系の
ものとしてフッ化ビニリデン・6フッ化プロピレン共重
合ゴムが、三元系のものとしてフッ化ビニリデン・6フ
ッ化プロピレン・4フッ化エチレン共重合ゴムがそれぞ
れ例示される。なお、上記の粘度が25未満では軟らか
過ぎるため、発泡の際にガス抜けが生じて発泡率が低下
し、また60超では硬過ぎるため、発泡が困難となって
発泡不足となる。
では、活性レベルがFEFブラックよりも低いGPFブ
ラックおよびSRFブラックが使用される。そして、第
2手段では、上記のGPFブラックおよびSRFブラッ
クよりも更に活性レベルが低いFTブラックまたはMT
ブラックが使用される。その配合量は、フッ素ゴム10
0部に対してGPFブラックおよびSRFブラックで5
〜10部に、FTブラックおよびMTブラックで5〜1
5部にそれぞれ設定される。この配合量が5部未満で
は、押出し加工性が悪くなる。そして、これらのカーボ
ンブラックの配合量が5部から増すにしたがって押出し
加工性が向上し、GPFブラックおよびSRFブラック
の配合量が9部以上に、またFTブラックおよびMTブ
ラックの配合量が13部以上になると、後記する液状フ
ッ素ゴムやフッ素樹脂粉末等の加工助剤の添加が不要に
なる。ただし、GPFブラックおよびSRFブラックの
配合量が10部を超えたり、FTブラックおよびMTブ
ラックの配合量が15部を超えたりした場合は、発泡率
が不足する。また、活性レベルが上記のGPFブラック
を超えてFEFブラック以上になると、押出し時の加工
性は良好になるが、発泡率が不足し、この発明の目的が
達成できない。
して液状フッ素ゴムを3〜9部配合するが、第3手段
は、上記第1手段におけるGPFブラックおよびSRF
ブラックの配合量を9〜10部の高い領域に設定し、液
状フッ素ゴムの配合を省略する方法である。また、第4
手段は上記第2手段におけるFTブラックおよびMTブ
ラックの配合量を13〜15部の高い領域に設定し、液
状フッ素ゴムの配合を省略する方法であり、これらの場
合は耐熱性および耐薬品性の低下が減少する。
手段の液状フッ素ゴムに代えてフッ素樹脂粉末を5〜1
5部配合する。これら液状フッ素ゴムまたはフッ素樹脂
粉末の配合量がそれぞれ3部未満または5部未満の場合
は、加工性向上の効果が不十分になる。また、液状フッ
素ゴムの配合量が9部を超えた場合は、加硫(発泡)の
際に熱変形が生じ、フッ素樹脂粉末の配合量が15部を
超えた場合はガス抜けにより発泡率が低下する。
物系の架橋剤としては、2,5−ジメチル2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン(3)、
ジクミルパーオキサイド、1,3ビス(t−ブチルパー
オキシイソプロピル)ベンゼンが好ましく、共架橋剤と
してはトリアリルイソシアヌレートが好ましい。
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン40%希
釈物の場合で2.0〜4.0部が好ましく、2.0部未
満の場合は発泡率が不足し、4.0部を超えた場合は発
泡体に割れが発生する。なお、他の過酸化物においても
同じモル量が配合される。また、共架橋剤の配合量は、
1.0〜2.5部が好ましく、配合量が1.0部未満の
場合は発泡率が不足し、2.5部を超えた場合は発泡体
に割れが発生する。
架橋剤として、ビスフェノールAF50%希釈物を、ま
た促進剤としてフォスフォニウムクロライド30%希釈
物をそれぞれ使用するのが好ましい。この場合、架橋剤
の配合量は1.0〜2.0部が、また共架橋剤の配合量
は2.0〜4.0部がそれぞれ好ましい。上記架橋剤の
配合量が1.0部未満であったり共架橋剤の配合量が
2.0部未満であったりした場合は発泡率が不足し、架
橋剤の配合量が2.0部を超えたり共架橋剤の配合量が
4.0部を超えたりした場合は発泡体に割れが発生す
る。
のいずれにおいても、人体に対して安全なADCA系発
泡剤が使用される。その配合量は、上記のフッ素ゴム1
00部に対して2〜7部に設定される。この配合量が2
部未満の場合は、発泡率が不十分になり、7部を超えた
場合は、発泡率が過大になって発泡体のスキン層に皺が
入り、平滑なスキン層が得られない。
フッ素ゴム100部に対し、カーボンブラックとしてG
PFブラックを5〜8部、加工助剤として液状フッ素ゴ
ムを3〜9部、過酸化物系架橋剤として2,5−ジメチ
ル2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン40%
希釈物を2〜4部、共架橋剤としてトリアリル・イソシ
アヌレートを1〜2.5部、発泡剤としてADCA系発
泡剤を2〜7部、酸化カルシウムを5部配合し、ロール
で混練する。得られた混練ゴムを押出し機(温度60〜
90℃)によって任意断面の棒状に成形し、引き続きギ
ヤーオーブンに導入して160〜180℃の加熱空気で
加硫する。得られた棒状発泡ゴムは、適当な長さに切断
され、シール材として使用される。
ラックの代わりにMTブラックを5〜13部使用し、他
は実施形態1と同様にして棒状発泡ゴムを製造する。
素ゴムの配合を省略する。そして、他は実施形態1と同
様にして棒状発泡ゴムを製造する。
ゴムの配合を省略し、他は実施形態1と同様にして棒状
発泡ゴムを製造する。
脂粉末を5〜15部配合し、他は実施形態1と同様にし
て棒状発泡ゴムを製造する。
フッ素ゴム100部に対し、カーボンブラックとしてM
Tブラックを5〜13部、加工助剤として液状フッ素ゴ
ムを3〜9部、ポリオール系架橋剤としてビスフェノー
ルAF50%希釈物を1〜2部、促進剤としてフォスフ
ォニウムクロライド30%希釈物を2〜4部、発泡剤と
してADCA系発泡剤を2〜7部、高純度マグネシアを
1.5部、水酸化カルシウムを2部配合し、他は実施形
態1と同様に混練し、押出し成形し、常圧下で連続的に
発泡させて棒状発泡ゴムを製造する。
〜8に示す種々の配合物(ただし、表中の試料番号にお
いて、算用数字は実施例を、アルファベットは比較例を
意味する)を6kgずつ14インチロール(フロントロー
ル温度:55±5℃、バックロール温度:65±5℃)
で混練し、8±0.5mmの厚みにシーティングし、温度
80±10℃のシーティング生地を得た。このシーティ
ング生地を空気で強制冷却し、90±2mmの幅に裁断し
た。
ー式押出機(スクリュー直径:70mm、スクリューの長
さ対直径比(L/D):18、ホッパー口温度:70±
5℃、シリンダー温度:90±5℃、スクリュー温度:
80±5℃、ヘッドおよび口金温度:110±5℃)の
ホッパーに投入し、口金から2本の円形棒状体(直径1
5±0.5mm、長さ1000mm)を速度600±30mm
/分で押出した。次いで、ギヤーオーブンを用いて熱空
気で架橋し、発泡させた。架橋条件は、過酸化物架橋で
は160℃×15分および180℃×10分に、またポ
リオール架橋では180℃×15分および200℃×1
0分にそれぞれ設定した。
で観察し、表面が平滑で鏡面状のものを良(〇)、表面
が平滑であるが部分的または全面的にツヤのないものを
可(△)、表面がササクレ状態のものを不可(×)とそ
れぞれ評価した。また、上記の棒状体を24時間室温下
に放置し、ノギスで各部の直径を測定し、バラツキ(範
囲)が0.6mm以下のものを良(〇)、0.6mm超1.
0mm以下のものを可(△)、1.0mm超のものを不可
(×)とそれぞれ評価した。
を目視で観察し、スキンが平滑でツヤのあるものを良
(〇)、スキンが平滑であるがツヤがないもの又は微細
な梨地のものを可(△)、スキンがササクレ状態のもの
を不可(×)と評価した。また、上記の発泡製品を24
時間、室温下に放置した後、見掛けの比重を電子比重計
(ミラージュ貿易社発売、商品名「EW−120S
G」)で測定し、発泡倍率を次式 発泡倍率=生地比重/発泡製品のみかけ比重 によって算出し、発泡倍率2.5以上を良とし、2.5
未満を不可とした。
たは可で、かつへたりのないものを可(〇)とし、各項
目中1項目でも不可またはヘタリがあるものを不可
(×)と判定した。これらの評価結果を表2〜8の配合
に併記した。
1、2は、MTブラック、架橋剤、共架橋剤および発泡
剤をそれぞれ規定量配合し、しかもMTブラックを規定
量の上限の15部配合したので、液状フッ素ゴムやフッ
素樹脂粉末等の加工助剤を省略したにもかかわらず、い
ずれも総合評価が〇(可)であった。これに対し、比較
例Aは発泡剤が不足するため、また比較例BはMTブラ
ックが過剰であるため、また比較例CはGPFブラック
が過剰であるため、また比較例Dは共架橋剤の配合量が
不足するため、また比較例Eは過酸化物架橋剤が不足す
るため、いずれも発泡倍率が不十分になった。また比較
例Fは、MTブラックの配合量が10部でありながら、
加工助剤を配合しなかったので、押出し後の表面状態、
寸法安定性および発泡体のスキン状態が不可であった。
ブラックを10部配合したので、加工助剤を添加しない
にもかかわらず、好結果を得た。また、実施例4〜8
は、MTブラックの配合量が10部以下であるが、液状
フッ素ゴムを適量添加したので、好結果を得た。これに
対して比較例Gは、加工助剤を配合しなかったので、加
工特性が悪かった。また、比較例Hは、カーボンブラッ
クとしてFEFブラックを使用したので、スキン状態お
よび発泡倍率が不可であった。
ブラックの配合量を規定範囲の下限値に設定している
が、液状フッ素ゴムを添加しているので、好結果を得
た。これに対して比較例Iは、前記表3の実施例8とほ
ぼ同様の配合であるが、発泡剤の配合量が過剰であるた
め、また比較例JはMTブラックの配合量が少ないた
め、また比較例Kは共架橋剤が過剰であるため、また比
較例Lは架橋剤が過剰であるため、いずれもスキン状態
が不可になり、かつゾウ肌になったり、ワレが発生した
りした。また、比較例Mは液状フッ素ゴムの添加量が過
剰であるためヘタリ(変形)が生じ、比較例Nは液状フ
ッ素ゴムの配合が少ないため、押出し特性およびスキン
状態が不可であった。また、比較例Oは、FEFブラッ
クを使用したため、発泡倍率が低くなった。
4は、MTブラックの配合量が規定範囲の上限値未満で
あるが、液状フッ素ゴムまたはフッ素樹脂粉末を適量使
用したので、総合評価が可の結果を得た。これに対し、
比較例Pはフッ素樹脂粉末の添加量が不十分であったの
で、押出し特性およびスキン状態が不可になり、また比
較例Qはフッ素樹脂粉末の添加量が過剰であったので、
発泡倍率が不十分になった。
ブラックを15部配合したので、加工助剤を使用しなか
ったが、結果は可であった。また、実施例16は、MT
ブラックの配合量が10部であるが、フッ素樹脂粉末を
5部配合したので、好結果を得た。これに対し、比較例
Rは架橋剤および促進剤が不足であったため、また比較
例SはMTブラックが過剰であったため、いずれも発泡
倍率が低下した。また、比較例TはMTブラックを若干
減量し、加工助剤を省略したため、押出し特性が低下し
た。また、比較例Uは発泡剤が少ないため、発泡倍率が
小さくなった。また、比較例Vは、加工助剤のフッ素樹
脂粉末が少ないため、押出し特性およびスキン状態が不
可であった。
は、MTブラックの配合量が5部であるが、実施例17
はフッ素樹脂粉末の添加により、また実施例18は液状
フッ素ゴムの添加により、いずれも好結果を得た。これ
に対し、比較例Wはフッ素樹脂粉末の添加量が過剰のた
め発泡倍率が不十分となり、比較例Xは液状フッ素ゴム
が過剰のためヘタリ(変形)が生じた。
液状フッ素ゴムの添加により、また実施例21は液状フ
ッ素ゴムおよびフッ素樹脂粉末の併用により、それぞれ
好結果を得た。これに対し、比較例Yは液状フッ素ゴム
が不足するため、押出し特性およびスキン状態が悪く、
比較例Zは発泡剤が過剰のためスキン状態が悪く、また
比較例Za は架橋剤および促進剤が過剰のためスキン状
態が悪く、また比較例Zb はカーボンブラックとしてF
EFを使用したため発泡倍率が過少となった。
橋剤、カーボンブラック、発泡剤その他の添加剤を配合
して混練し、得られた混練物を押出して一定断面の棒状
体を成形し、続いて上記の棒状体を常圧下で発泡させる
棒状発泡ゴムの製造法において、上記のフッ素ゴムとし
てムーニー粘度ML1+10(121℃)が25〜60
の二元系または三元系のものを使用し、その100部に
対しGPFブラックまたはSRFブラックを5〜10
部、液状フッ素ゴムを3〜9部、過酸化物系架橋剤を2
〜4部、過酸化物系共架橋剤を1〜2.5部、ADCA
系発泡剤を3〜7部配合する方法であるから、押出し成
形および常圧下の連続発泡に際して良好な加工性が得ら
れ、押出しの際の寸法が安定化し、かつ表面が滑らかで
耐熱性と耐薬品性に優れ、シール材として好適な棒状の
発泡ゴムが得られる。
の棒状発泡ゴムの製造法において、カーボンブラックと
してFTブラックまたはMTブラックを使用し、その配
合量をフッ素ゴム100部に対して3〜15部に設定す
るので、請求項1記載の発明と同様に、表面が滑らかで
耐熱性と耐薬品性に優れ、シール材として好適な棒状の
発泡ゴムが得られ、かつGPFブラックまたはSRFブ
ラックを使用したときに比べて耐熱性が改善される。
棒状発泡ゴムの製造法において、GPFブラックまたは
SRFブラックの配合量を9〜10部に設定し、液状フ
ッ素ゴムの配合を省略する方法であるから、液状フッ素
ゴムが節約され、かつ耐熱性および耐薬品性が向上す
る。
棒状発泡ゴムの製造法において、FTブラックまたはM
Tブラックの配合量を13〜15部に設定し、液状フッ
素ゴムの配合を省略する方法であるから、液状フッ素ゴ
ムが節約され、かつ耐熱性および耐薬品性が向上する。
2記載の棒状発泡ゴムの製造法において、液状フッ素ゴ
ムに代えてフッ素樹脂粉末を5〜15部配合する方法で
あるから、液状フッ素ゴムの使用時に比べて製造原価を
下げることができる。
5のいずれかに記載の棒状発泡ゴムの製造法において、
過酸化物系架橋剤および共架橋剤に代えてポリオール系
架橋剤を1〜2部および促進剤を2〜4部配合する方法
であるから、過酸化物系架橋剤の使用時に比べて機械特
性が低下する反面、製造原価を下げることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 フッ素ゴムに架橋剤、カーボンブラッ
ク、発泡剤その他の添加剤を配合して混練し、得られた
混練物を押出して一定断面の棒状体を成形し、続いて上
記の棒状体を常圧下で発泡させる棒状発泡ゴムの製造法
において、上記のフッ素ゴムとしてムーニー粘度ML1
+10(121℃)が25〜60の二元系または三元系
のものを使用し、その100部に対しGPFブラックま
たはSRFブラックを5〜10部、液状フッ素ゴムを3
〜9部、過酸化物系架橋剤を2〜4部、過酸化物系共架
橋剤を1〜2.5部、ADCA系発泡剤を3〜7部配合
することを特徴とする棒状発泡ゴムの製造法。 - 【請求項2】 フッ素ゴムに架橋剤、カーボンブラッ
ク、発泡剤その他の添加剤を配合して混練し、得られた
混練物を押出して一定断面の棒状体を成形し、続いて上
記の棒状体を常圧下で発泡させる棒状発泡ゴムの製造法
において、上記のフッ素ゴムとしてムーニー粘度ML1
+10(121℃)が25〜60の二元系または三元系
のものを使用し、その100部に対しFTブラックまた
はMTブラックを5〜15部、液状フッ素ゴムを3〜9
部、過酸化物系架橋剤を2〜4部、過酸化物系共架橋剤
を1〜2.5部、ADCA系発泡剤を3〜7部配合する
ことを特徴とする棒状発泡ゴムの製造法。 - 【請求項3】 フッ素ゴムに架橋剤、カーボンブラッ
ク、発泡剤その他の添加剤を配合して混練し、得られた
混練物を押出して一定断面の棒状体を成形し、続いて上
記の棒状体を常圧下で発泡させる棒状発泡ゴムの製造法
において、上記のフッ素ゴムとしてムーニー粘度ML1
+10(121℃)が25〜60の二元系または三元系
のものを使用し、その100部に対しGPFブラックま
たはSRFブラックを9〜10部、過酸化物系架橋剤を
2〜4部、過酸化物系共架橋剤を1〜2.5部、ADC
A系発泡剤を3〜7部配合することを特徴とする棒状発
泡ゴムの製造法。 - 【請求項4】 フッ素ゴムに架橋剤、カーボンブラッ
ク、発泡剤その他の添加剤を配合して混練し、得られた
混練物を押出して一定断面の棒状体を成形し、続いて上
記の棒状体を常圧下で発泡させる棒状発泡ゴムの製造法
において、上記のフッ素ゴムとしてムーニー粘度ML1
+10(121℃)が25〜60の二元系または三元系
のものを使用し、その100部に対しFTブラックまた
はMTブラックを13〜15部、過酸化物系架橋剤を2
〜4部、過酸化物系共架橋剤を1〜2.5部、ADCA
系発泡剤を3〜7部配合することを特徴とする棒状発泡
ゴムの製造法。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の棒状発泡ゴムの
製造法において、液状フッ素ゴム3〜9部に代えてフッ
素樹脂粉末を5〜15部配合する棒状発泡ゴムの製造
法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の棒
状発泡ゴムの製造法において、過酸化物系架橋剤2〜4
部および過酸化物系共架橋剤1〜2.5部に代えてポリ
オール系架橋剤を1〜2部およびポリオール系促進剤を
2〜4部配合する棒状発泡ゴムの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26218195A JP3556744B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 棒状発泡ゴムの製造法 |
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JP26218195A JP3556744B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 棒状発泡ゴムの製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0977897A true JPH0977897A (ja) | 1997-03-25 |
JP3556744B2 JP3556744B2 (ja) | 2004-08-25 |
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ID=17372200
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26218195A Expired - Fee Related JP3556744B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 棒状発泡ゴムの製造法 |
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JP (1) | JP3556744B2 (ja) |
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-
1995
- 1995-09-14 JP JP26218195A patent/JP3556744B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3556744B2 (ja) | 2004-08-25 |
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