JPH0976967A - 自動二輪車用カウリングの外気導入構造 - Google Patents

自動二輪車用カウリングの外気導入構造

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JPH0976967A
JPH0976967A JP7235564A JP23556495A JPH0976967A JP H0976967 A JPH0976967 A JP H0976967A JP 7235564 A JP7235564 A JP 7235564A JP 23556495 A JP23556495 A JP 23556495A JP H0976967 A JPH0976967 A JP H0976967A
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JP
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exhaust pipe
exhaust
outside air
under cowl
cooling
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JP7235564A
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Inventor
Yasunori Moriya
安則 守谷
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/10Ventilation or air guiding devices forming part of fairings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンダカウルの構成部材であるアンダカウル
センタに設けたエキパイ用冷却穴を通過してエキパイに
向かう外気を、当該エキパイを冷却するに十分であるが
最小限に供給できるようにして、エキパイ用冷却穴の一
層の縮小化を図るとともに、ラジエターへの外気の導入
も十分にできる自動二輪車用カウリング外気導入構造を
提供すること。 【解決手段】 アンダカウル3の構成部材であるアンダ
カウルセンタ7Aにエキパイの正面形状に対応させて微
小穴29を点状に連続して穿孔して設けたことを特徴と
する自動二輪車用カウリングの外気導入構造28A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車用カウ
リングの外気導入構造に関する。詳しくは、アンダカウ
ルの前面開口からアンダカウル内部に外気を導入するた
めの自動二輪車用カウリングの外気導入構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パーツやライダーの体が剥き出しになっ
ている自動二輪車では空気抵抗も大きく、高速で走行し
た場合にはライダーは風圧を受けて疲労し易い。自動二
輪車の外側に風をうまく逃がすため、自動二輪車とライ
ダーを覆うカバーのことをカウルまたはカウリングとい
う。
【0003】カウリングはもともとレーサー用の自動二
輪車をカバーし、空気の流れを良くして空気抵抗を減ら
すためのものであるが、今日ではその効果とファッショ
ン性によって、スポーツバイク等公道走行用自動二輪車
にも装備されるようになった。なお、公道走行用自動二
輪車に用いられるカウリングのことを一般にフェアリン
グと称するが、この明細書では公道用に用いられるもの
とレース用に用いられるものとを区別せず、車体をカバ
ーするものの総称として、カウリングということばを用
いる。
【0004】カウリングは、上述のように走行中のライ
ダーが受ける空気抵抗を減じて防風効果を高める必要
上、車体をカバーする箇所の相違によって各種のものが
ある。例えば、ヘッドランプ周辺を覆うアッパカウルや
エンジンの前部から側部にかけての範囲を覆うアンダカ
ウル等である。
【0005】図3〜図7は、従来技術を示すものであっ
て、図3はウンドスクリーン1aを備えたアッパカウル
1とアンダカウル3とを一体にしたいわゆるフルカウリ
ング4を装備した自動二輪車5の部分側面図、図4はフ
ルカウリング4の斜視図、図5は図4の分解斜視図、図
6および図7は、アンダカウル3の構成部材の一つであ
るアンダカウルセンタ7の一例を示すもので、それぞれ
アンダカウルセンタ7に一対のエキパイ用冷却穴27・
27が形成されたもの、およびエキパイ用冷却穴27を
一つ設けたものを示している。
【0006】アッパカウル1およびアンダカウル3は、
車輛正中面S(図4参照)に対して左右対称形状をして
いる。アッパカウル1は左右一体形成の形状物である。
アンダカウル3は、図3および図4からわかるように、
車輛左側部を覆う左アンダカウル3Lと 、車輛右側部
を覆う右アンダカウル3Rと、アンダカウル3の前面開
口3fの上半部分に配置される左・右のインナーカウル
5L・5Rと、同じく前面開口3fの下半部分に配置さ
れるアンダカウルセンタ7とが、図示しない適数のスク
リューによって一体化された形状物である。また、アン
ダカウル3の下縁3eは閉じられ、そこから上方に行く
につれて次第に拡開されて車体の底部から側部上方まで
を包み込めるような形状となっている。
【0007】このようなアンダカウル3には、前面開口
3fのほか、緩やかに車輛前方から車輛後方に傾斜して
上方に開口した上面開口3uと、後面に開口した後面開
口3rとを有しおり、これら開口3f・3dおよび3r
は、アンダカウル3を車体フレーム11に組み付けたと
きに、それぞれ自動二輪車5の前輪13の後部に、燃料
タンク15の下部に、および図示しない後輪の前方にあ
たる部分に対応するようになっている。
【0008】また、アンダカウル3によって、ラジエー
タ19およびエキゾーストパイプ(以下、「エキパイ」
という。)21・21・…(図面では図3に一本のみ示
す。)が覆われる。なお、ラジエータ19とエキパイ2
1・21・…は、これらを車輛側方から見たときに、エ
ンジン本体22の前面に仮想した仮想垂直面V内に、あ
るいはこの仮想垂直面Vに沿うように配置されている
(図3参照)。なお、図3に示す仮想垂直面Vは、多少
前方へ傾斜しており、正確な意味での垂直面ではない
が、この図3に示す限りにおいて便宜上仮想垂直面とい
うことにする。
【0009】そして、左・右のアンダカウル3L・3R
の各々の外側面3L1・3R1には、前面開口3fから入
り、ラジエータ19やエキパイ21を冷却して暖かくな
った空気を車輛外部に吐き出す排出口23と、外気を外
側面3L1・3R1からアンダカウル3内部に導入する導
入口25(なお、導入口25は、前面開口3fからアン
ダカウル3の内部に入り、その後エキパイ21を冷却し
て暖かくなった空気を車輛外部に吐き出すための排出口
として機能させてもよい。)が形成されている。
【0010】左・右のインナーカウル5L・5Rは、こ
れらを左・右のアンダカウル3L・3Rに組み付けて、
これらを上から見ると、車輛前方から後方に行くに連れ
て次第に接近するようなハの字形、または平行になるよ
うにされており、これによって車輛前方からの外気をラ
ジエータ19に導いて、これを冷却する。なお、インナ
ーカウル5L・5Rの組み合わせによってラジエータ1
9に外気が導かれ、これによってラジエータ19が冷却
されるので、インナーカウル5L・5Rを組み合わすこ
とによってアンダカウル3にできた外気導入口のことを
ラジエータ用冷却穴26と称することにする。
【0011】また、図5および図6に示すように、アン
ダカウルセンタ7は、アンダカウル3が、既述したよう
にその下縁3eが閉じられ、上方に行くにつれて次第に
拡開された形状をしていることと、アンダカウルセンタ
7自体をタイヤ形状に合うように曲面にする必要がある
ことの二条件を満たす理由から、円錐面の一部をなすよ
うな形状をしている。そして、アンダカウルセンタ7
は、その先端を下側に向けた状態で、左アンダカウル3
Lと、右アンダカウル3Rとの間に取り付けられる。
【0012】さらに、アンダカウルセンタ7の左・右部
には、図5および図6に示すようなほぼ長円形状をした
ひとかたまりの穴であって、アンダカウル3の前面開口
3fからアンダカウル3内に向かって来る外気の一部を
エキパイ21・21・…を冷却するために通すエキパイ
用冷却穴27がそれぞれ一つずつ、かつ前輪13の蔭に
隠れない位置に形成されている(なお、2つのエキパイ
用冷却穴27・27の代わりに、アンダカウルセンタ7
の中央に、図7に示すような三角形状のエキパイ用冷却
穴27bを一つだけ設けるようにしてもよい。)。
【0013】そして、アンダカウルセンタ7のうち、エ
キパイ用冷却穴27・27の形成されていない面部7a
・7a・…に当たった外気は、当該面部7a・7a・…
に案内されてラジエータ用冷却穴26にまで至り、その
後、ラジエータ用冷却穴26を経てラジエータ11を冷
却するように作用する。なお、図4に面部7a・7a・
…に案内される外気の流れを矢印で示す。
【0014】しかして、このようにアンダカウル3の前
面開口3fからアンダカウル3内部に入った外気が、ラ
ジエータ用冷却穴26やエキパイ用冷却穴27を経由し
てラジエータ19やエキパイ21・21・…を冷却する
構造を、自動二輪車用カウリングの外気導入構造28と
いうこととする。
【0015】ところで、エキパイは、単数あるいは複数
のパイプ材を組み合わせてなるものであるが、それらは
必ずしもまっすぐに整列しているとばかりはいえない。
複数のパイプ材同士を複雑に入り組ませて構成する場合
も多々ある。複数のパイプ材を組み合わせてなるエキパ
イの場合、できるだけひとまとめにしてコンパクト化を
図るようにしているが、機種によっては、種々の制約を
受けて、ある程度の広がりを持たせざるを得ない場合が
ある。
【0016】このため、エキパイを冷却するための前記
エキパイ用冷却穴27・27は、これが比較的余裕をも
った大きめの穴になるように加工してある。詳しくは、
複数のパイプ材からなるエキパイ全体をひとかたまりと
して捉え、当該エキパイの外郭形状におおよそ対応する
大きめの穴になるように、すなわちエキパイ全体の実質
的な大きさに対してわずかながら余分な穴部分を有する
大きめの穴になるように、前記エキパイ用冷却穴27・
27を形成して対処している。しかし、この場合、前記
余分な穴部分をエキパイ用冷却穴27が有するために、
車輛前方からアンダカウル3の前面開口3fに入った外
気のうち、エキパイ用冷却穴27・27を通過してエキ
パイ21・21・…に向かう外気の中には、エキパイ2
1・21・…には当たらない、すなわちエキパイ21・
21・…を冷却するに当たって、直接作用しない外気も
あり得る。
【0017】そこで、単にエキパイに対応させただけの
大きめの穴ではなく、複数本からなるひとかたまりのエ
キパイ21・21・…を全体視してこれらを正面から見
た場合の外郭線にほぼ正確に合致する形状のエキパイ用
冷却穴27・27に加工することで、上記問題に対処す
ることが考えられる。このようにすれば、それまでエキ
パイ用冷却穴27・27にあった余分な穴の割合を減少
させることができる。このようにすることで、それまで
エキパイ21・21・…を無駄に通過していた外気をラ
ジエータ冷却のための有効な外気として利用できるよう
になる。すなわち、エキパイ用冷却穴27・27が小さ
くなれば、これまではエキパイ用冷却穴27・27を通
過してもエキパイ21・21・…には当たらず、無駄と
なっていた外気をアンダカウルセンタ7の面部7a・7
a・…に当てて、既述したように、ラジエータ19に向
かう図4に矢印で示すとした外気として有効利用でき
る。
【0018】しかし、この場合でも、エキパイ用冷却穴
27は、ひとかたまりの穴であるので、エキパイ用冷却
穴27を通過する外気のうち、エキパイ同士の間のすき
まに対応している外気は、当該すきまを通過する。この
外気は、エキパイの冷却にはほとんど役に立たない。こ
のため、エキパイの冷却効率をさらに高められる技術の
提供が望まれていた。
【0019】また、エキパイ用冷却穴27の形状を複数
本からなる複雑なエキパイ21・21・…の正面から見
た場合の外郭線にほぼ正確に合致したひとかたまりの形
状に加工するには、高度の技術を要する。したがって、
エキパイ用冷却穴27の加工に手間がかかるため、エキ
パイ用冷却穴27の加工をもっと楽にできる技術の提供
が望まれていた。
【0020】さらに、エキパイ用冷却穴27・27が、
ラジエータ19に外気を導入するための前記ラジエータ
用冷却穴26に比して大きいと、エキパイ用冷却穴27
・27に向かう外気の方が、ラジエータ用冷却穴26に
向かうそれよりも多くなるため、ラジエータ11を十分
に冷却できない場合が考えられる。このため、ラジエー
タ11を冷却するための外気の量が十分になるように、
エキパイ用冷却穴27・27を小さくすることも考えら
れるが、そうすると今度は、エキパイ21を冷却するた
めの外気の量が減ってしまう。そこで、小さめのエキパ
イ用冷却穴であってもエキパイを十分に冷却できる技術
の提供が望まれていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明自動二輪車用カ
ウリング外気導入構造は、上記実情に鑑みて発明された
ものであって、その解決しようとする課題は、複雑に入
り組んだ複数のパイプ材からなるエキパイや、単数でも
複雑な形状のエキパイを備えたカウリング装備の自動二
輪車において、アンダカウルの構成部材であるアンダカ
ウルセンタに設けたエキパイ用冷却穴を通過してエキパ
イに向かう外気を、当該エキパイを冷却するに十分であ
るが最小限に供給できるようにするとともに、エキパイ
用冷却穴の一層の縮小化を図り、かつエキパイ用冷却穴
をエキパイ形状に合わせてほぼ正確かつ簡単に加工でき
るように、さらにはラジエータへの十分な外気の導入が
できるようにした自動二輪車用カウリングの外気導入構
造を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明者は、以上の課題
を解決するために次のような手段を講じた。すなわち、
本発明自動二輪車用カウリングの外気導入構造は、エン
ジン本体前面の仮想垂直面内に、またはこの仮想垂直面
に沿うようにラジエータとエキパイを配置し、これらラ
ジエータおよびエキパイを含む車体部分をアンダカウル
で覆うようにした自動二輪車に関する。そして、前記仮
想垂直面に対応する前記アンダカウルの前面開口のう
ち、前記ラジエータ、およびエキパイに対応する部分に
は、それぞれ前記ラジエータに外気を導入して当該ラジ
エータを冷却するためのラジエータ用冷却穴、および前
記エキパイに外気を導入して当該エキパイを冷却するた
めのエキパイ用冷却穴が形成され、少なくともエキパイ
用冷却穴は、前記アンダカウルの前面開口のうち前記エ
キパイに対応させて設けたアンダカウルセンタに、エキ
パイの正面形状に対応させて微小穴を点状に連続するよ
うに穿孔して設けた。
【0023】したがって、本発明自動二輪車用カウリン
グ外気導入構造によれば、少なくともエキパイ用冷却穴
は、前記アンダカウルの前面開口のうち前記エキパイに
対応させて設けたアンダカウルセンタにエキパイの正面
形状に対応させて微小穴を点状に連続するように穿孔し
て設けたので、エキパイ自体の形状が複雑であっても、
または複数のパイプ材を組み合わせたことでエキパイの
正面形状がかなり複雑であっても、エキパイ用冷却穴
は、簡単に加工可能な微小穴を連続加工してなるもので
あるので、その加工は極めて容易となる。
【0024】また、上記のようにエキパイ用冷却穴の加
工が楽であるので、エキパイを複数のパイプ材で作った
場合において、一本一本のパイプの外郭線とほぼ同じ形
状の外郭線を持ったエキパイ用冷却穴であっても簡単に
加工できる。そして、一本一本のパイプの外郭線とほぼ
同じ形状の外郭線を持ったエキパイ用冷却穴であるの
で、複数のパイプ材を組み合わせてなる複雑な組み合わ
せのエキパイを用いた場合であっても、本発明に係るエ
キパイ用冷却穴には、従来技術で述べたようなエキパイ
を冷却するのに直接作用することない余分な穴部分はな
いことになる。このため、エキパイ用冷却穴を通過して
エキパイに向かう外気を、当該エキパイを冷却するに十
分であるが最小限に供給できるようになるので、エキパ
イ用冷却穴の一層の縮小化を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
図示した実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、
本発明が従来技術と異なる点は、アンダカウルセンタ7
Aに設けたエキパイ用冷却穴27Aだけであるので、従
来技術の項で述べた部分と同一の部分には、同一の符号
を付して説明を省略する。
【0026】図1は本発明に係る自動二輪車用カウリン
グ外気導入構造28Aが採用された自動二輪車用フルカ
ウリング4の全体斜視図、図2は図1の分解斜視図であ
る。
【0027】エキパイ用冷却穴27Aは、アンダカウル
3の前面開口3fのうち、エキパイ21に対応させて設
けたアンダカウルセンタ7Aに直径10ミリメートル〜
15ミリメートルの円形の微小穴29・29・…をエキ
パイ21の正面形状に正確に対応させて点状に連続して
穿孔し、かつまんべんなく設けてなるものである。正確
には、エキパイ用冷却穴27Aは、微小穴29・29・
…と微小穴29・29・…の空いていない部分30・3
0・…とを有する混在領域のことをいうのであるが、ア
ンダカウルセンタ7Aにおいてエキパイ21に向けて外
気を通す箇所であるので、従来技術の項で述べたひとか
たまりのおおきな穴であったエキパイ用冷却穴27に対
応させて便宜上、エキパイ用冷却穴27Aということに
する。
【0028】この実施の形態では、微小穴29・29・
…の直径を13ミリメートルとしてあり、微小穴29・
29・…は、それぞれアンダカウルセンタ7Aの左右に
19個ずつ分配して設けてある。なお、微小穴29・2
9・…が、エキパイ用冷却穴27Aにおいて占める割合
は、50パーセントよりも小さめになっている。なお、
微小穴29・29・…のエキパイ用冷却穴27Aに占め
る割合が、50パーセント前後であれば、少なくとも、
微小穴29・29・…がまんべんなく穿孔されていると
いうことにする。
【0029】しかして、このような自動二輪車用カウリ
ング外気導入構造28Aによれば、ラジエータ用冷却穴
26に比してエキパイ用冷却穴27Aの方が際立って大
きくなることがないので、エキパイ用冷却穴27A・2
7Aに向かう外気の方が、ラジエータ用冷却穴26に向
かうそれよりも多くなくなるということがない。このた
め、ラジエータ用冷却穴26に向けて外気を十分に供給
できる。
【0030】また、少なくともエキパイ用冷却穴27A
・27Aは、エキパイ21に対応させて設けたアンダカ
ウルセンタ7Aに円形の微小穴29・29・…をエキパ
イ21の正面形状に対応させて点状に連続して穿孔し、
かつまんべんなく設けたことによってできたものである
ので、エキパイ21が捩れていたりあるいは曲がってい
たりして、その正面形状が多少複雑であっても、または
複数のパイプを組み合わせたことでエキパイの正面形状
がかなり複雑な場合であっても、エキパイ用冷却穴27
Aは、加工が簡単な円形穴である微小穴29・29・…
を連続して設けてできたもの、すなわち、簡単な加工の
組み合わせによってできたものであるので、極めて容易
に作ることができる。
【0031】また、上記のようにエキパイ用冷却穴27
Aの加工が楽であるので、エキパイを複数のパイプ材で
作った場合において、一本一本のパイプの外郭線とほぼ
同じ形状の外郭線を持ったエキパイ用冷却穴であっても
簡単に加工できる。したがって、複数のパイプを組み合
わせてなる複雑な組み合わせのエキパイを用いた場合で
あっても、本発明に係るエキパイ用冷却穴27には、エ
キパイ21を冷却するのに直接作用することのない余分
な穴部分はないことになる。このため、エキパイ用冷却
穴27を通過してエキパイ21に向かう外気を、当該エ
キパイ21を冷却するに十分であるが最小限に供給でき
るようになるので、エキパイ用冷却穴27の一層の縮小
化を図ることができる。
【0032】なお、アンダカウルセンタは、通常、射出
成形によって形成される。そして、微小穴29・29・
…の形成は、金型に微小穴29・29・…に対応させて
配列した複数の突出ピンの抜き取りによってなされる。
そして、これら複数の突出ピンの配列は、エキパイ21
の正面形状に対応されている。また、微小穴29・29
・…形成は、図示しないドリル加工によってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、複雑に入り組んだ複数
のパイプ材からなるエキパイや、単数でも複雑な形状の
エキパイを備えたカウリング装備の自動二輪車におい
て、アンダカウルの構成部材であるアンダカウルセンタ
に設けたエキパイ用冷却穴を通過してエキパイに向かう
外気を、当該エキパイを冷却するに十分であるが最小限
に供給できる。また、エキパイ用冷却穴の一層の縮小化
を図り、エキパイ用冷却穴をエキパイ形状に合わせてほ
ぼ正確かつ簡単に加工できる。さらには、ラジエータへ
の十分な外気の導入ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車用カウリング外気導入
構造が採用された自動二輪車用フルカウリングの全体斜
視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】従来技術を説明するためのものであって、アッ
パカウルとアンダカウルとを一体にしたいわゆるフルカ
ウリングを装備した自動二輪車の部分側面図である。
【図4】従来技術を説明するためのものであって、フル
カウリングの斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】アンダカウル構成部材の一つであるアンダカウ
ルセンタの従来例を示す図である。
【図7】アンダカウル構成部材の一つであるアンダカウ
ルセンタの他の従来例を示す図である。
【符号の説明】
3 アンダカウル 3f 前面開口(アンダカウルの) 5 自動二輪車 7A アンダカウルセンタ 12 ラジエータ用冷却穴 19 ラジエータ 21 エキパイ 21 エキパイ 26 エンジン本体 27 エキパイ用冷却穴 28A 自動二輪車用カウリングの外気導入構造 29 微小穴 V 仮想垂直面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体前面の仮想垂直面内にまた
    はこの仮想垂直面に沿うようにラジエータとエキパイを
    配置し、これらラジエータおよびエキパイを含む車体部
    分をアンダカウルで覆うようにした自動二輪車におい
    て、前記仮想垂直面に対応する前記アンダカウルの前面
    開口のうち、前記ラジエータ、およびエキパイに対応す
    る部分には、それぞれ前記ラジエータに外気を導入して
    当該ラジエータを冷却するためのラジエータ用冷却穴、
    および前記エキパイに外気を導入して当該エキパイを冷
    却するためのエキパイ用冷却穴を形成し、少なくともエ
    キパイ用冷却穴は、前記アンダカウルの前面開口のうち
    前記エキパイに対応させて設けたアンダカウルセンタ
    に、エキパイの正面形状に対応させて微小穴を点状に連
    続するように穿孔して設けたことを特徴とする自動二輪
    車用カウリングの外気導入構造。
JP7235564A 1995-09-13 1995-09-13 自動二輪車用カウリングの外気導入構造 Pending JPH0976967A (ja)

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Cited By (6)

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