JP3620191B2 - 自動二輪車のエアクリーナー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車のエアクリーナー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の多くは、エンジンに近接してエアクリーナー装置が設けられている。例えば、複数のシリンダーが車幅方向に一列に並べられた最も一般的なレイアウトのエンジンの場合は、エアクリーナー装置の本体となるクリーナーボックスがエンジンのシリンダー後方に設置される。このクリーナーボックスの内部は平板状のフィルターを隔ててダーティーサイドとクリーンサイドに区画されており、ダーティーサイドにインレット部が設けられ、クリーンサイドにアウトレット部が設けられる。
【0003】
インレット部はクリーナーボックスの前上部等に設けられ、このインレット部に接続されたエアダクトが前方に延びて自動二輪車の車体を覆うカウリングの最前部に開口する。また、アウトレット部はクリーナーボックスから前方に延びる複数の管状に形成され、これらのアウトレット部が各シリンダーの吸気装置(キャブレター等)に接続される。
【0004】
自動二輪車の走行時には、前方からの走行風がエアダクトとインレット部を経てクリーナーボックスのダーティーサイドに流入し、この空気がフィルターを透過して塵埃等を除去されてからクリーンサイドに流入し、清浄な空気が各アウトレット部よりエンジンのシリンダーに分配される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、側面視でV型のシリンダー配置を持つエンジンを搭載した自動二輪車の場合は、エンジンの上部に設置されたクリーナーボックスから延びる複数のアウトレット部を、それぞれ各シリンダーに向けて前後に指向させる必要があるため、前述のようにクリーナーボックスの前上部に設けたインレット部から新気を導入するように構成したのでは新気が各アウトレット部へ均等に流れにくくなる。このため、特定のシリンダーに通じるアウトレット部への新気の流れが悪くなって各シリンダーにおける燃焼状態が不均一になり、エンジンの性能が不安定になりやすい。
【0006】
また、従来のような平板状のフィルターでは濾過面積を大きく取ることができないので、吸気抵抗が大きくなりやすく、しかもクリーンサイドの容積が限られるので各アウトレット部の間の相互の吸気干渉が生じやすく、有効なエアクリーナー装置を構成することができない。
【0007】
さらに、インレット部をクリーナーボックスの他の部分に設けて前後のアウトレット部への新気の流れを均等化しようとすると、インレット部に外部から繋がるエアダクトの配管が困難になり、カウリング内に無用なデッドスペースが発生するといった懸念がある。
【0008】
本発明に係る自動二輪車のエアクリーナー装置は、このような問題点を解決するために発明されたもので、その第一の目的は、フィルターの濾過面積を大きくして吸気抵抗を低減させるとともに、クリーンサイドの容積を大きくして吸気干渉を防止し、しかもカウリング内にデッドスペースを発生させることなく各アウトレット部への新気の流れを均等化することにある。
【0009】
また、本発明に係る自動二輪車のエアクリーナー装置の第二の目的は、クリーナーボックスのインレット部から流入した新気を各アウトレット部へ均等に流してエンジン性能の安定化を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記第一の目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車のエアクリーナー装置は、請求項1に記載したように、側面視でV型のシリンダー配置を持つエンジンの上方にクリーナーボックスが設置され、このクリーナーボックス内にフィルターが設置され、フィルターの一側がダーティーサイド、他側がクリーンサイドとされ、ダーティーサイドにインレット部、クリーンサイドにアウトレット部が設けられた自動二輪車のエアクリーナー装置において、上記フィルターを筒状に形成してクリーナーボックスの底面に立てるように設置し、このフィルターの内周側をダーティーサイド、外周側をクリーンサイドとし、上記インレット部をクリーナーボックスの底面のフィルター設置部から下方へ延びてエンジンの前後のシリンダーの間に位置するように設ける一方、車体を覆うカウリングの前面に前端が開口する左右一対のエアダクトを設け、これらのエアダクトをカウリング内に通し、エアダクトの末端部をそれぞれ内側に湾曲させ、車体フレームを通してインレット部の左右側面に接続し、前記アウトレット部を、クリーナーボックスの前側が後側より下方となるように傾斜する底面にフィルターを挟んで前後に振り分けて設け、これらのアウトレット部をエンジンの前後のシリンダーの吸気装置にそれぞれ接続し、且つ、その前後の吸気装置をそれぞれ前記アウトレット部からの新気を下流に向かうにつれて下後方に略直線状に流れるように前側に傾斜させて配置し、更に、前記エアダクトを前記前側アウトレット部と前側吸気装置の側方を通して配設したものである。
【0011】
また、前記第二の目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車のエアクリーナー装置は、請求項1に記載したように、前記アウトレット部をクリーナーボックスの底面にフィルターを挟んで前後に振り分けて設け、これらのアウトレット部をエンジンの前後のシリンダーの吸気装置にそれぞれ接続した。
【0012】
請求項1に記載したように自動二輪車のエアクリーナー装置を構成すれば、インレット部から流入した新気が筒状に形成されたフィルターの全周面を均等に透過して流れるため、フィルターの濾過面積が大きくなり、吸気抵抗が大幅に低減する。また、筒状に形成されたフィルターの周囲の空間が全てクリーンサイドになるため、クリーンサイドの容積が大きくなって吸気干渉が防止される。
【0013】
しかも、側面視でV型に配置されたエンジンのシリンダー間にインレット部が位置しており、左右のエアダクトの末端部が内側に湾曲して車体フレームのパイプ部材の間を通ってインレット部に接続されるため、カウリング内に無駄なデッドスペースを発生させることなく各アウトレット部への新気の流れを均等化することができる。
【0014】
また、請求項1に記載したように自動二輪車のエアクリーナー装置を構成すれば、インレット部からフィルターを透過してクリーンサイドに流れた新気がフィルターを挟んで前後に振り分けて設けられたアウトレット部へ均等に流れるため、エンジンの前後のシリンダーに新気がバランス良く供給され、各シリンダーの燃焼状態が均一化されてエンジン性能が安定する。
【0015】
しかも、各アウトレット部の間にフィルターが位置しているため、1つのアウトレット部における吸気負圧が他のアウトレット部における吸気圧力に影響を及ぼしにくくなり、この点でも吸気干渉の発生が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るエアクリーナー装置を適用可能な自動二輪車の一例を示す左側面図であり、図2は自動二輪車の平面図である。また、図3は自動二輪車の前頭部付近を拡大した左側面図である。
【0017】
この自動二輪車1は、前頭部が流線形のカウリング2に覆われたロードスポーツ型のものであり、その車体フレーム3の前半部分にエンジン4が懸架されている。このエンジン4は、図5にも示すように側面視で2つのシリンダー5F,5RがV型に配置された2気筒エンジンである。
【0018】
また、車体フレーム3の前頭部に設けられたヘッドパイプ3a(図3参照)には、前輪6を支持するフロントフォーク7がハンドルバー8やブレーキ装置9等と共に左右へ回動自在に軸支されており、車体フレーム3の中央下部にて車幅方向に架設されたピボット軸11には後輪12を支持するスイングアーム13が上下に回動自在に軸支され、この後輪12にエンジン4の動力がチェーン14を介して伝達されるようになっている。
【0019】
さらに、車体フレーム3の前半部分の上部には燃料タンク15が設置されており、その後に続いて着座シート16とピリオンシート17が設けられている。なお、18は排気マフラーである。また、カウリング2には透明なウィンドースクリーン20やヘッドランプ21等が備えられており、ヘッドランプ21の左右には前方に向かって開く空気取入口22,22 が設けられている。
【0020】
本発明に係るエアクリーナー装置24はエンジン4の上部に設けられている。このエアクリーナー装置24は、エンジン4の上方に設置された硬質な合成樹脂製のクリーナーボックス25を主体に構成されている。図3に示すように、燃料タンク15の下面には上方に向かって抉れた凹部15aが形成されており、この凹部15aにクリーナーボックス25が収められる。
【0021】
図4はエアクリーナー装置24の縦断面図である。クリーナーボックス25は、例えば分割線Cを境に上下に分割可能な構造になっており、クリーナーボックス25の上面25aにはキャップ26が着脱可能に設けられている。
【0022】
クリーナーボックス25の底面25bには、そのほぼ中央部分を貫通するようにして上下に延びる通気筒27が形成されており、この通気筒27を囲むように底面25bの上面側には嵌合枠部28が形成され、この嵌合枠部28の外周に筒状のフィルター29が上方から嵌合される。つまり、筒状のフィルター29はクリーナーボックス25の底面25bに起立する形で設けられる。なお、図5に示すようにフィルター29はエンジン4のクランク軸31のほぼ真上に位置している。
【0023】
フィルター29の上部はキャップ26によって上方から押えられ、これによってフィルター29はクリーナーボックス25内に固定される。キャップ26を取り外せばフィルター29をクリーナーボックス25から取り出すことができ、フィルター29の交換や洗浄等を行える。なお、フィルター29の上下面とクリーナーボックス25の底面25bおよびキャップ26との間にはシール部材32,33 が介装される。
【0024】
フィルター29の内周側はダーティーサイドA、外周側はクリーンサイドBとなり、ダーティーサイドA側にはインレット部35が設けられ、クリーンサイドB側にはアウトレット部36F,36Rが設けられる。
【0025】
インレット部35はクリーナーボックス25と同じく硬質な合成樹脂を用いて有底の筒状に造形されており、クリーナーボックス25の底面25bのフィルター29を設置した部分、つまり通気筒27の部分から下方へ延びる形に取り付けられている。このインレット部35の下部の左右側面には接続孔37,37 (図3参照)が形成されている。
【0026】
なお、インレット部35は、フィルター29がエンジン4のクランク軸31の真上に位置している関係でエンジン4の前後のシリンダー5F,5Rの間に位置している。また、インレット部35の内部には、エンジン4の吸気負圧等によって作動する弁装置38が設けられており、この弁装置38によって通気筒27の通路面積が常に最適な大きさに調整されるようになっている。
【0027】
一方、アウトレット部36F,36Rはフィルター29を挟む形で前後に振り分けて2個設けられている。これら2個のアウトレット部36F,36Rは、クリーナーボックス25よりも軟質なゴム等の材料を用いて短い筒状に形成されており、クリーナーボックス25の底面25bに穿設された円孔39,39 に気密的に嵌合されている。
【0028】
前後のアウトレット部36F,36Rは、それぞれ図5に示すようにエンジン4の前後のシリンダー5F,5Rの吸気装置41F,41Rに接続される。ここでは吸気装置41F,41Rとして燃料噴射式のスロットルボディーが用いられているが、例えばキャブレター等の吸気装置であっても構わない。
【0029】
ところで、前に述べたように自動二輪車1の前頭部を覆う流線形のカウリング2に設けられた左右一対の空気取入口22,22 には、それぞれ管状のエアダクト42L,42Rが接続されている。これらのエアダクト42L,42Rはカウリング2の内側を通って後方に延びており、各エアダクト42L,42Rの末端部がそれぞれ内側に湾曲してインレット部35の左右の接続孔37,37 に接続されている。
【0030】
図3に示すように、車体フレーム3の前半部分は複数のパイプ部材3b〜3eが組み合わされて構成されており、各エアダクト42L,42Rの末端部は、これらのパイプ部材3b〜3eの間を通ってインレット部35の接続孔37,37 に接続される。なお、各エアダクト42L,42Rの前端付近に設けられたチャンバー部43は、エアダクト42L,42Rを通る空気に含まれる水分等を集めて除去するためのものである。
【0031】
エアクリーナー装置24は以上のように構成されている。自動二輪車1が走行すると、図5中に矢印で示すように前方からの走行風が左右のエアダクト42L,42Rを通ってクリーナーボックス25のインレット部35に流入する。この走行風は新気として先ずダーティーサイドAに入り、次にフィルター29を透過して塵埃等を除去されてからクリーンサイドBに入る。そして、清浄な空気が前後のアウトレット部36F,36Rよりエンジン4のシリンダー5F,5Rに分配される。
【0032】
このように構成されたエアクリーナー装置24によれば、インレット部35から流入した新気が筒状に形成されたフィルター29の全周面を均等に透過して流れるため、フィルター29の濾過面積を大きくすることができ、吸気抵抗を大幅に低減させることができる。また、筒状に形成されたフィルター29の周囲の空間を全てクリーンサイドBとして活用できるため、クリーンサイドBの容積を大きくして吸気干渉を効果的に防止することができる。
【0033】
しかも、側面視でV型に配置されたエンジン4のシリンダー5F,5R間にインレット部35が位置しており、左右のエアダクト42L,42Rの末端部が内側に湾曲して車体フレーム3を構成するパイプ部材3b〜3eの間を通ってインレット部35の接続孔37,37 に接続されているため、カウリング2内に無駄なデッドスペースを発生させることなく各アウトレット部36F,36Rへの新気の流れを均等化することができる。
【0034】
また、インレット部35からフィルター29を透過してクリーンサイドBに流れた新気がフィルター29を挟んで前後に振り分けて設けられたアウトレット部36F,36Rへ均等に流れるため、エンジン4の前後のシリンダー5F,5Rに新気がバランス良く供給され、両シリンダー5F,5Rの燃焼状態が均一化する。従って、エンジン4の性能を安定させることができる。
【0035】
しかも、2つのアウトレット部36F,36Rの間にフィルター29が位置しているため、片方のアウトレット部36Fまたは36Rにおける吸気負圧が他方のアウトレット部における吸気圧力に影響を及ぼしにくくなり、この点でも吸気干渉の発生を防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る自動二輪車のエアクリーナー装置は、側面視でV型のシリンダー配置を持つエンジンの上方にクリーナーボックスが設置され、このクリーナーボックス内にフィルターが設置され、フィルターの一側がダーティーサイド、他側がクリーンサイドとされ、ダーティーサイドにインレット部、クリーンサイドにアウトレット部が設けられた自動二輪車のエアクリーナー装置において、上記フィルターを筒状に形成してクリーナーボックスの底面に立てるように設置し、このフィルターの内周側をダーティーサイド、外周側をクリーンサイドとし、上記インレット部をクリーナーボックスの底面のフィルター設置部から下方へ延びてエンジンの前後のシリンダーの間に位置するように設ける一方、車体を覆うカウリングの前面に前端が開口する左右一対のエアダクトを設け、これらのエアダクトをカウリング内に通し、エアダクトの末端部をそれぞれ内側に湾曲させ、車体フレームを通してインレット部の左右側面に接続し、前記アウトレット部を、クリーナーボックスの前側が後側より下方となるように傾斜する底面にフィルターを挟んで前後に振り分けて設け、これらのアウトレット部をエンジンの前後のシリンダーの吸気装置にそれぞれ接続し、且つ、その前後の吸気装置をそれぞれ前記アウトレット部からの新気を下流に向かうにつれて下後方に略直線状に流れるように前側に傾斜させて配置し、更に、前記エアダクトを前記前側アウトレット部と前側吸気装置の側方を通して配設したことを特徴とするものである。
【0037】
このようにすれば、フィルターの濾過面積を大きくして吸気抵抗を低減させ、同時にクリーンサイドの容積を大きして吸気干渉を防止することができる。また、カウリング内に無駄なデッドスペースを発生させることなく各アウトレット部への新気の流れを均等化することができる。
【0038】
また、本発明に係る自動二輪車のエアクリーナー装置は、前記アウトレット部をクリーナーボックスの底面にフィルターを挟んで前後に振り分けて設け、これらのアウトレット部をエンジンの前後のシリンダーの吸気装置にそれぞれ接続している。
【0039】
このため、エンジンの前後のシリンダーに新気をバランス良く供給し、各シリンダーの燃焼状態を均一化させてエンジン性能の安定化を図ることができる。しかも、フィルターの介在によって1つのアウトレット部における吸気負圧が他のアウトレット部における吸気圧力に影響を及ぼすことが防止されるので、この点でも吸気干渉の発生を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアクリーナー装置を適用可能な自動二輪車の一例を示す左側面図。
【図2】自動二輪車の平面図。
【図3】自動二輪車の前頭部付近を拡大した左側面図。
【図4】エアクリーナー装置の縦断面図。
【図5】本発明の一実施形態を示すエアクリーナー装置およびエンジン、カウリングの縦断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 カウリング
3 車体フレーム
3b〜3e 車体フレームを構成するパイプ部材
4 エンジン
5F,5R シリンダー
22,22 空気取入口
24 エアクリーナー装置
25 クリーナーボックス
25b クリーナーボックスの底面
29 フィルター
35 インレット部
36F,36R アウトレット部
41 吸気装置
42L,42R エアダクト
A ダーティーサイド
B クリーンサイド
Claims (1)
- 側面視でV型のシリンダー配置を持つエンジンの上方にクリーナーボックスが設置され、このクリーナーボックス内にフィルターが設置され、フィルターの一側がダーティーサイド、他側がクリーンサイドとされ、ダーティーサイドにインレット部、クリーンサイドにアウトレット部が設けられた自動二輪車のエアクリーナー装置において、上記フィルターを筒状に形成してクリーナーボックスの底面に立てるように設置し、このフィルターの内周側をダーティーサイド、外周側をクリーンサイドとし、上記インレット部をクリーナーボックスの底面のフィルター設置部から下方へ延びてエンジンの前後のシリンダーの間に位置するように設ける一方、車体を覆うカウリングの前面に前端が開口する左右一対のエアダクトを設け、これらのエアダクトをカウリング内に通し、エアダクトの末端部をそれぞれ内側に湾曲させ、車体フレームを通してインレット部の左右側面に接続し、前記アウトレット部を、クリーナーボックスの前側が後側より下方となるように傾斜する底面にフィルターを挟んで前後に振り分けて設け、これらのアウトレット部をエンジンの前後のシリンダーの吸気装置にそれぞれ接続し、且つ、その前後の吸気装置をそれぞれ前記アウトレット部からの新気を下流に向かうにつれて下後方に略直線状に流れるように前側に傾斜させて配置し、更に、前記エアダクトを前記前側アウトレット部と前側吸気装置の側方を通して配設したことを特徴とする自動二輪車のエアクリーナー装置。
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