JPH0976897A - 車両のアンチロックブレーキ制御装置 - Google Patents
車両のアンチロックブレーキ制御装置Info
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- JPH0976897A JPH0976897A JP7240071A JP24007195A JPH0976897A JP H0976897 A JPH0976897 A JP H0976897A JP 7240071 A JP7240071 A JP 7240071A JP 24007195 A JP24007195 A JP 24007195A JP H0976897 A JPH0976897 A JP H0976897A
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- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/176—Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
- B60T8/1764—Regulation during travel on surface with different coefficients of friction, e.g. between left and right sides, mu-split or between front and rear
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
輪速度に基づく各車輪毎のスリップ率演算結果によりア
クチュエータの作動が制御される車両のアンチロックブ
レーキ制御装置において、一部車輪への異径タイヤ装着
時に推定車体速度を精度よく推定して適切なアンチロッ
クブレーキ制御を実行する。 【解決手段】各車輪速度検出部2FL〜2RRでそれぞれ得
られた車輪速度に基づいて各車輪毎に第1車体速度演算
手段8FL〜8RRで第1推定車体速度が演算され、左、右
後輪に対応する第1車体速度演算手段8RL,8RRで得ら
れた第1推定車体速度のうち低い方の値に基づき第2車
体速度演算手段9で第2推定車体速度が演算され、第1
車体速度演算手段8FL〜8RRで得られた第1推定車体速
度ならびに第2車体速度演算手段9で得られた第2推定
車体速度のうち高い方がハイセレクト手段12FL〜12
RRにより当該車輪に対応する推定車体速度として選択さ
れる。
Description
力を調整可能なアクチュエータと、各車輪の車輪速度を
それぞれ検出する車輪速度検出部と、各車輪速度検出部
で得られた車輪速度に基づき各車輪毎の推定車体速度を
演算する車体速度演算部と、各車輪速度検出部で得られ
た車輪速度ならびに車体速度演算部で得られた各車輪毎
の推定車体速度に基づいて各車輪毎にスリップ率を演算
するスリップ率演算部と、スリップ率演算部で得られた
スリップ率に基づいて各車輪のロック傾向を判断すると
ともにその判断結果に応じてアクチュエータの作動を制
御する作動制御部とを備える車両のアンチロックブレー
キ制御装置に関する。
したときに、車輪のスリップ率λは、λ=(VV −
VW )/VV で表わされ、タイヤおよび路面間の摩擦係
数(路面摩擦係数)μは、図4で示すように前記スリッ
プ率λの関数となるものであり、アンチロックブレーキ
制御は車輪速度VW が図4の範囲Aに収まるようにブレ
ーキ力を制御するものである。
計測することはできないため、車輪速度VW に基づいて
車体速度VV を推定するのが一般的であり、たとえば特
開平6−144195号公報で開示されたアンチロック
ブレーキ制御装置では、当該車輪の車輪速度と、全ての
車輪の車輪速度の最も高い値を車両旋回時の最外輪速度
として前記当該車輪との内外輪速度差を減じる旋回補正
を行なって得られる速度とのハイセレクト値を車体速度
として推定するようにしており、それにより、ブレーキ
操作時に或る車輪にロック傾向が生じたとしても、その
車輪以外の非ロック傾向に在る車輪の車輪速度に基づく
とともに旋回補正を施した速度を推定車体速度として用
いて車体速度推定精度を向上するようにしている。
応急用タイヤが装着されている状態では、応急用タイヤ
の半径が標準タイヤの半径に比べて一般的に小さいた
め、応急用タイヤが装着されている車輪の車輪速度は標
準タイヤが装着されている車輪の車輪速度よりも速くな
る。このため、上述のように、ロック傾向に在る車輪に
対応した車体速度を、他の非ロック傾向に在る車輪の車
輪速度に基づいて推定するようにしていても、非ロック
傾向に在る車輪に応急用タイヤが装着されている場合に
は、演算精度が低下して推定車体速度が高くなり、当該
車輪で不必要なアンチロックブレーキ制御が実行される
おそれがある。
のであり、標準タイヤに比べて小径である異径タイヤが
一部車輪に装着されている状態でも推定車体速度が必要
以上に高くなってしまうことを回避し、適切なアンチロ
ックブレーキ制御を実行し得るようにした車両のアンチ
ロックブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、各車輪のブレーキ力を調整
可能なアクチュエータと、各車輪の車輪速度をそれぞれ
検出する車輪速度検出部と、各車輪速度検出部で得られ
た車輪速度に基づき各車輪毎の推定車体速度を演算する
車体速度演算部と、各車輪速度検出部で得られた車輪速
度ならびに車体速度演算部で得られた各車輪毎の推定車
体速度に基づいて各車輪毎にスリップ率を演算するスリ
ップ率演算部と、スリップ率演算部で得られたスリップ
率に基づいて各車輪のロック傾向を判断するとともにそ
の判断結果に応じてアクチュエータの作動を制御する作
動制御部とを備える車両のアンチロックブレーキ制御装
置において、車体速度演算部は、各車輪速度検出部でそ
れぞれ得られた車輪速度に基づいて各車輪毎に第1推定
車体速度を演算する第1車体速度演算手段と、左、右後
輪にそれぞれ対応する第1車体速度演算手段で得られた
第1推定車体速度のうち低い方の値に基づき第2推定車
体速度を演算する第2車体速度演算手段と、各車輪毎の
第1車体速度演算手段で得られた第1推定車体速度なら
びに各車輪に共通な第2車体速度演算手段で得られた第
2推定車体速度のうち高い方を当該車輪に対応する推定
車体速度として各車輪毎にそれぞれ選択するハイセレク
ト手段とから成ることを特徴とする。
記載の発明の構成に加えて、左、右後輪がともに前輪よ
りも小径であることを検出して検出信号を出力する小径
検出部を含み、第2車体速度演算手段が、左、右後輪に
それぞれ対応する第1車体速度演算手段で得られた第1
推定車体速度のうち低い方を選択するローセレクト手段
と、ローセレクト手段で選択された第2推定車体速度を
前記小径検出部からの検出信号出力に応じて小径分を打
ち消す側に補正する補正手段とを備えることを特徴とす
る。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
ものであり、図1はアンチロックブレーキ制御装置の構
成を示すブロック図、図2は小径検出部での検出および
補正係数設定処理手順を示すフローチャート、図3は車
両旋回時の後輪内側、後輪外側および前輪内側の車輪速
度の速度比を示す図である。
レーキ力を個別に調整可能なアクチュエータAFL,
AFR,ARL,ARRの作動は、コントローラ1により制御
されるものであり、該コントローラ1には、前記各車輪
の回転速度をそれぞれ個別に検出する回転速度センサS
FL,SFR,SRL,SRRの検出値が入力される。
SFL,SFR,SRL,SRRに個別に接続される車輪速度演
算手段3FL,3FR,3RL,3RRと、各車輪速度演算手段
3FL,3 FR,3RL,3RRで得られた車輪速度に基づき
左、右後輪がともに前輪よりも小径であることを検出し
て検出信号を出力する小径検出部7と、各車輪速度演算
手段3FL,3FR,3RL,3RRで得られた車輪速度ならび
に小径検出部7からの信号に基づいて各車輪毎に推定車
体速度を演算する車体速度演算部4と、各車輪速度演算
手段3FL,3FR,3RL,3RRで得られた車輪速度ならび
に車体速度演算部4で得られた各車輪毎の推定車体速度
に基づいて各車輪毎にスリップ率を演算するスリップ率
演算部5FL,5FR,5RL,5RRと、スリップ率演算部5
FL,5FR,5RL,5RRで得られたスリップ率に基づいて
各車輪のロック傾向を判断するとともにその判断結果に
応じてアクチュエータAFL,AFR,ARL,ARRの作動を
制御する作動制御部6FL,6FR,6RL,6RRとを備え
る。
RRと、それらのセンサSFL,SFR,SRL,SRRに個別に
対応する車輪速度演算手段3FL,3FR,3RL,3RRと
で、車輪速度検出部2FL,2FR,2RL,2RRが構成され
るものであり、これらの車輪速度検出部2FL,2FR,2
RL,2RRで各車輪の車輪速度がそれぞれ検出される。
部2FL,2FR,2RL,2RRでそれぞれ得られた車輪速度
の加、減速度が設定加、減速度を超えるときにはその設
定加、減速度で追随するようにして前記車輪速度に基づ
き各車輪毎に第1推定車体速度を演算する第1車体速度
演算手段8FL,8FR,8RL,8RRと、左、右後輪にそれ
ぞれ対応する第1車体速度演算手段8RL,8RRで得られ
た第1推定車体速度のうち低い方の値に基づき第2推定
車体速度を演算する第2車体速度演算手段9と、各車輪
毎の第1車体速度演算手段8FL,8FR,8RL,8RRで得
られた第1推定車体速度ならびに各車輪に共通な第2車
体速度演算手段9で得られた第2推定車体速度のうち高
い方を当該車輪に対応する推定車体速度として各車輪毎
にそれぞれ選択するハイセレクト手段12FL,12FR,
12RL,12RRとから成る。
8RRは、たとえば各車輪速度検出部2FL,2FR,2RL,
2RRでそれぞれ得られた車輪速度に基づき、車体速度が
設定減速度以下とならないようにして第1推定車体速度
を得るものである。また第2車体速度演算手段9は、
左、右後輪にそれぞれ対応する第1車体速度演算手段8
RL,8RRで得られた第1推定車体速度のうち低い方を選
択するローセレクト手段10と、ローセレクト手段10
で選択された第2推定車体速度を小径検出部7からの検
出信号出力に応じて補正する補正手段11とから成る。
て検出および補正係数処理が行なわれるものであり、先
ず第1ステップS1では車両が停止しているか否かが判
断され、車両停止時には第9ステップS9で補正係数が
最小値と設定される。ここで、前記補正係数は、両後輪
に装着されているタイヤがスタッドレスタイヤ等で標準
タイヤに比べてともに小径であることに起因する第2推
定車体速度の増大を補正すべく小径分を打ち消すように
設定されるものであり、補正係数の最小値はたとえば
0.8に設定される。しかも車両が停止する度に補正係
数を最小値と設定するのは、エンジンを停止せずに停止
した状態でタイヤを交換する場合に備えてのフールプル
ーフである。
判断されたときには、第2ステップS2において、車両
が安定走行中であるか否かが判定される。ここで安定走
行中であると判定されるのは、次の〜の条件が全て
クリアされたときである。
であること(加、減速が急ではないこと) 左、右前輪の車輪速度の差の絶対値が所定値以下であ
ること 左、右後輪の車輪速度の差の絶対値が所定値以下であ
ること 而して第2ステップS2で車両が安定走行中であると判
定されたときには、第3ステップS3において、左、右
前輪の車輪速度の低い方の値が、左、右後輪の車輪速度
の低い方の値を超えるか否かが判定され、左、右前輪の
車輪速度の低い方の値が左、右後輪の車輪速度の低い方
の値を超えるときには、第4ステップS4で係数目標が
1.0と設定される。すなわち左、右前輪の車輪速度の
低い方の値が左、右後輪の車輪速度の低い方の値を超え
るときには、左、右後輪がともに前輪よりも小径である
状態ではないとして係数目標が1.0と設定される。
輪速度の低い方の値が左、右前輪の車輪速度の低い方の
値以上であったときには、左、右後輪がともに前輪より
も小径であるとして第5ステップし5に進み、この第5
ステップS5において、係数目標が(前輪の車輪速度の
低い方の値/後輪の車輪速度の低い方の値)として1.
0以下に設定されることになる。
5を経過した後の第6ステップS6では、前回定められ
た補正係数が今回の係数目標以上であるか否かが判定さ
れ、前回の補正係数≧今回の係数目標であるときには第
7ステップS7で補正係数=係数目標と設定される。ま
た前回の補正係数<今回の係数目標であったときには、
第8ステップS8において、補正係数が{補正係数(前
回)×1.01}と設定される。而して第6ステップS
6で前回の補正係数≧今回の係数目標と判断されたとき
に第7ステップS7において補正係数を直ちに安全側に
切り換えるのに対し、第6ステップS6で前回の補正係
数<今回の係数目標と判断されて補正係数を増加させる
場合には、第8ステップS8で増加率に制限が加えられ
ることになる。
ーセレクト手段10で選択された第2推定車体速度に小
径検出部7で定められた補正係数を乗じることによる補
正が実行されるものであり、左、右後輪がともに前輪よ
りも小径であることが小径検出部7で検出されたときに
は、1よりも小さな補正係数が第2推定車体速度に乗じ
られ、第2推定車体速度が両後輪の小径分を打ち消す側
に補正されることになる。而して補正手段11から出力
される補正後の第2推定車体速度が各ハイセレクト手段
12FL〜12RRに入力される。
と、各車輪毎のスリップ率演算部5FL〜5RRでは、各車
輪速度検出部2FL,2FR、2RL,2RRで得られた車輪速
度と、車体速度演算部4で得られた各車輪毎の推定車体
速度とに基づいてスリップ率が演算され、そのスリップ
率に基づいて各車輪のロック傾向が各作動制御部6FL〜
6RRで判断されるとともにその判断結果に応じてアクチ
ュエータAFL〜ARRの作動が制御される。而して車体速
度演算部4では、各車輪速度検出部2FL〜2RRでそれぞ
れ得られた車輪速度に基づいて第1車体速度演算手段8
FL〜8RRで各車輪毎に得られる第1推定車体速度と、
左、右後輪にそれぞれ対応する第1車体速度演算手段8
RL,8RRで得られた第1推定車体速度のうち低い方の値
に基づき第2車体速度演算手段9で演算される第2推定
車体速度との比較により、高い方の値が推定車体速度と
してハイセレクト手段12FL〜12RRで選択されてい
る。
い状態での車両旋回時の前輪内側、後輪外側および後輪
内側の速度比は図3で示すようになるものであり、前輪
内側よりも常時低速である後輪外側の車輪速度に対し、
後輪内側の車輪速度の比は最小で約70パーセントであ
る。一方、応急用タイヤの最小径は標準タイヤに比べて
一般的に約80パーセントであり、後輪内側に応急用タ
イヤが装着されている状態でその後輪内側の車輪速度が
後輪外側の車輪速度よりも高くなることはない。このた
め、応急用タイヤ装着車輪が後輪内側にあるときにロー
セレクト手段10で選択されるのは応急用タイヤが装着
されている車輪の車輪速度に基づく第1推定車体速度で
あり、応急用タイヤ装着車輪が後輪外側にあるときにロ
ーセレクト手段10で選択されるのは標準タイヤが装着
されている後輪内側の車輪速度に基づく第1推定車体速
度でありる。したがって、後輪側でロック傾向が生じて
車輪速度が低下したときに、ハイセレクト手段12RL,
12RRで選択される推定車体速度が標準タイヤで得られ
る車輪の車輪速度以上の値となることはない。また前輪
の車輪速度は後輪外側の車輪速度よりも大きいため、前
輪側でロック傾向が生じて車輪速度が低下したときに、
ハイセレクト手段12FL,12FRで選択される推定車体
速度が標準タイヤで得られる車輪の車輪速度以上の値と
なることはない。すなわち前後左右四輪のうちいずれの
車輪に応急用タイヤが装着されていても、ロック傾向が
生じた車輪に対応するハイセレクト手段12FL〜12RR
において標準タイヤで得られる車輪の車輪速度以上の推
定車体速度が選択されることはなく、不必要なアンチロ
ックブレーキ制御を回避して制動力の低下を防止するこ
とができる。
イヤ等の小径タイヤが装着されている状態では、タイヤ
が小径であることに起因する第2推定車体速度の増大を
補正すべく小径分を打ち消すように補正手段11におい
て第2推定車体速度が補正されるので、第2車体速度演
算手段9で得られる第2推定車体速度が大きくなり過ぎ
ることを防止し、適切なアンチロックブレーキ制御を実
行可能となる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
ば、車体速度演算部は、各車輪速度検出部でそれぞれ得
られた車輪速度に基づいて各車輪毎に第1推定車体速度
を演算する第1車体速度演算手段と、左、右後輪にそれ
ぞれ対応する第1車体速度演算手段で得られた第1推定
車体速度のうち低い方の値に基づき第2推定車体速度を
演算する第2車体速度演算手段と、各車輪毎の第1車体
速度演算手段で得られた第1推定車体速度ならびに各車
輪に共通な第2車体速度演算手段で得られた第2推定車
体速度のうち高い方を当該車輪に対応する推定車体速度
として各車輪毎にそれぞれ選択するハイセレクト手段と
から成るので、一部車輪に応急用タイヤが装着されてい
るときに車体速度の推定値が必要以上に大きく推定され
ることを防止し、適切なアンチロックブレーキ制御を実
行することができる。
記載の発明の構成に加えて、左、右後輪がともに前輪よ
りも小径であることを検出して検出信号を出力する小径
検出部を含み、第2車体速度演算手段が、左、右後輪に
それぞれ対応する第1車体速度演算手段で得られた第1
推定車体速度のうち低い方を選択するローセレクト手段
と、ローセレクト手段で選択された第2推定車体速度を
前記小径検出部からの検出信号出力に応じて小径分を打
ち消す側に補正する補正手段とを備えるので、両後輪が
前輪に対してともに小径であるときには、その小径分を
打ち消すように第2推定車体速度を補正することによ
り、より精度よく車体速度を推定してアンチロックブレ
ーキ制御精度を向上することができる。
ロック図である。
順を示すフローチャートである。
側の車輪速度の速度比を示す図である。
である。
段 AFL,AFR,ARL,ARR・・・アクチュエータ
Claims (2)
- 【請求項1】 各車輪のブレーキ力を調整可能なアクチ
ュエータ(AFL,A FR,ARL,ARR)と、各車輪の車輪
速度をそれぞれ検出する車輪速度検出部(2 FL,2FR,
2RL,2RR)と、各車輪速度検出部(2FL,2FR,
2RL,2RR)で得られた車輪速度に基づき各車輪毎の推
定車体速度を演算する車体速度演算部(4)と、各車輪
速度検出部(2FL,2FR,2RL,2RR)で得られた車輪
速度ならびに車体速度演算部(4)で得られた各車輪毎
の推定車体速度に基づいて各車輪毎にスリップ率を演算
するスリップ率演算部(5FL,5FR,5RL,5RR)と、
スリップ率演算部(5FL,5FR,5RL,5RR)で得られ
たスリップ率に基づいて各車輪のロック傾向を判断する
とともにその判断結果に応じてアクチュエータ(AFL,
AFR,ARL,ARR)の作動を制御する作動制御部
(6FL,6FR,6RL,6RR)とを備える車両のアンチロ
ックブレーキ制御装置において、車体速度演算部(4)
は、各車輪速度検出部(2FL,2FR,2RL,2RR)でそ
れぞれ得られた車輪速度に基づいて各車輪毎に第1推定
車体速度を演算する第1車体速度演算手段(8 FL,
8FR,8RL,8RR)と、左、右後輪にそれぞれ対応する
第1車体速度演算手段(8RL,8RR)で得られた第1推
定車体速度のうち低い方の値に基づき第2推定車体速度
を演算する第2車体速度演算手段(9)と、各車輪毎の
第1車体速度演算手段(8FL,8FR,8RL,8RR)で得
られた第1推定車体速度ならびに各車輪に共通な第2車
体速度演算手段(9)で得られた第2推定車体速度のう
ち高い方を当該車輪に対応する推定車体速度として各車
輪毎にそれぞれ選択するハイセレクト手段(12FL,1
2FR,12RL,12RR)とから成ることを特徴とする車
両のアンチロックブレーキ制御装置。 - 【請求項2】 左、右後輪がともに前輪よりも小径であ
ることを検出して検出信号を出力する小径検出部(7)
を含み、第2車体速度演算手段(9)が、左、右後輪に
それぞれ対応する第1車体速度演算手段(8RL,8RR)
で得られた第1推定車体速度のうち低い方を選択するロ
ーセレクト手段(10)と、ローセレクト手段(10)
で選択された第2推定車体速度を前記小径検出部(7)
からの検出信号出力に応じて小径分を打ち消す側に補正
する補正手段(11)とから成ることを特徴とする請求
項1記載の車両のアンチロックブレーキ制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Country Status (2)
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