JPH0976851A - 後側方報知装置 - Google Patents

後側方報知装置

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Publication number
JPH0976851A
JPH0976851A JP7232917A JP23291795A JPH0976851A JP H0976851 A JPH0976851 A JP H0976851A JP 7232917 A JP7232917 A JP 7232917A JP 23291795 A JP23291795 A JP 23291795A JP H0976851 A JPH0976851 A JP H0976851A
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JP
Japan
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vehicle
rear side
obstacle
detecting means
detected
Prior art date
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Application number
JP7232917A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ono
健 大野
Toshiaki Takahashi
利彰 高橋
Hiroshi Sato
宏 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後側方車両の検出が不可能となってしまった
場合でも不報知を防止可能な後側方報知装置を提供する
こと。 【解決手段】 対象物からの光を受け、焦点を結ぶ第
1、第2の光学系101,102、第1、第2の光学系
から光を受け、所定の積分時間だけ積分し、第1、第2
の画像信号を発生する受光素子103,104、該画像
信号をデジタル信号に変換するA/D変換機105,1
06、マイコン107、報知機108、ウインカ109
で構成される。更に前記マイコン107は、外部との信
号のやりとりを行うI/O1071、数値演算やデータ
の読みだし、書き込み、I/O1701の制御などを行
うCPU1072、データを記憶するRAM1073、
プログラム、データを記憶するROM1074、経過時
間を出力するタイマ1075とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、後側方車両の検
出が不可能となってしまった場合でも不報知をなるべく
防止する後側方報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の後側方報知装置には特開昭54−
118036号公報がある。本例においては車線変更の
指示操作時にその変更車線側の斜め後方を監視してその
後続車両を検出し、所定領域に入っていると追越し困難
の報知を発する事によって、自動車の追越し走行に適し
ているか否かを自動的に判定して追越し困難の状況にお
いて確実に報知を発することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の後側方報知装置にあっては、検知不能となるこ
とを想定していない為、一旦検知不能となってしまうと
報知できないおそれがある。
【0004】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、後側方車両の検出が不可能となってしまった場合で
も不報知を防止可能な後側方報知装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の問題点に着目してなされたもので、自車両後側方の
障害物位置を検出する後側方検出手段と、ウインカ操作
検出手段と、前記障害物位置をもとにウインカ操作時に
自車両後側方の所定範囲内に障害物が存在するか否かを
判断する判断手段と、報知を発生する手段を有する装置
において、前記後側方検出手段は他車両の前端部を検出
し、該前端部が前記所定範囲内から自車両の進行方向と
同方向に進行し、前記所定範囲外に出てしまった後に検
出不能となった場合、前記判断手段にて検出不能前の他
車両の前端部位置をもとに、他車両の位置を推定し、該
位置が自車両の車線変更をさまたげるかどうかの判断を
行う。
【0006】また、他の発明は自車両後側方の障害物位
置を検出する後側方検出手段と、ウインカ操作検出手段
と、前記障害物位置をもとに、ウインカ操作時に自車両
後側方の所定範囲内に障害物が存在するか否かを判断す
る判断手段と、報知を発生する手段を有する装置におい
て、前記後側方検出手段は他車両の前端部を検出し、ま
た前記前端部に続く部分の画像レベルを記憶し、該前端
部が前記所定範囲内から自車両の進行方向と同方向に進
行し、前記所定範囲外に出てしまった後に検出不能とな
った場合、現在の検知範囲内の画像レベルと前記記憶し
た画像レベルを比較し、差が小さい場合他車両側面を検
知している、つまり、他車両が自車の車線変更をさまた
げると判断する。
【0007】さらに他の発明では、自車両後側方の障害
物位置を検出する後側方検出手段と、ウインカ操作検出
手段と、前記障害物位置をもとにウインカ操作時に自車
両後側方の所定範囲内に障害物が存在するか否かを判断
する判断手段と、報知を発生する手段を有する装置にお
いて、前記後側方検出手段は他車両の前端部を検出し、
該前端部が前記所定範囲内から自車両の進行方向と同じ
方向に進行し、前記所定範囲外に出てしまった後に検出
不能となった場合、映り込みが存在するかどうかを判定
し、存在する場合他車両側面を検知している、つまり、
他車両が自車の車線変更をさまたげると判断する。
【0008】
【作用】本発明によれば、後側方検出手段が他車両の前
端部を検出し、該前端部が前記所定範囲内から自車両の
進行方向と同方向に進行し、前記所定範囲外に出てしま
った後に検出不能となった場合、前記判断手段にて検出
不能前の他車両の前端部位置をもとに、他車両の位置を
推定し、該位置が自車両の車線変更をさまたげるかどう
かの判断を行う。
【0009】また、本発明によれば、後側方検出手段が
他車両の前端部を検出し、また前記前端部に続く部分の
画像レベルを記憶し、該前端部が前記所定範囲内から自
車両の進行方向と同方向に進行し、前記所定範囲外に出
てしまった後に検出不能となった場合、現在の検知範囲
内の画像レベルと前記記憶した画像レベルを比較し、差
が小さい場合他車両側面を検知しており、他車両が自車
の車線変更をさまたげると判断する。
【0010】さらに、本発明によれば、後側方検出手段
が他車両の前端部を検出し、該前端部が前記所定範囲内
から自車両の進行方向と同じ方向に進行し、前記所定範
囲外に出てしまった後に検出不能となった場合、映り込
みが存在するかどうかを判定し、存在する場合他車両側
面を検知しており、他車両が自車の車線変更をさまたげ
ると判断する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
を詳細に説明する。
【0012】発明の実施の形態1 図1は本発明の一実施の形態を示す図である。図1にお
いて、101,102は対象物からの光を受け、焦点を
結ぶ第1、第2の光学系である。103,104は第
1、第2の光学系から光を受け、所定の積分時間だけ積
分し、第1、第2の画像信号を発生する受光素子であ
る。105,106は該画像信号をデジタル信号に変換
するA/D変換機である。また、107はマイコン、1
08は報知機、109はウインカである。
【0013】更に前記マイコン107は、外部との信号
のやりとりを行うI/O1071、数値演算やデータの
読みだし、書き込み、I/O1071の制御などを行う
CPU1072、データを記憶するRAM1073、プ
ログラム、データを記憶するROM1074、経過時間
を出力するタイマ1075とから構成される。
【0014】図2は本発明の実施の形態の作用を示すフ
ローチャートである。
【0015】ステップ201ではCPU1072は各パ
ラメータ等の初期設定を行う。
【0016】ステップ202では距離計測を行う。ステ
ップ201は図3のサブフローによって説明される。
【0017】ステップ301ではCPU1072はI/
O1071をとおして受光素子103,104から第
1、第2の画像を入力し、RAM1073に記憶する。
前記画像は図4(a)のように複数の領域に区切られて
いる。各領域は番号によって識別される。番号が小さい
方が車両後方側であり、大きい方が車両前方側である。
図4(b)は、光学系101,102、受光素子10
3,104、A/D変換機105,106までを含む本
発明の実施の形態の画像入力部の取付位置及びセンサ位
置を示す説明図である。同図では5つの領域に区切られ
ている場合を示している。中央の領域3の中心方向を図
示のとおり40°とし、領域全体の角度を25°とする
と、領域1の方向は30°、領域2は35°、領域4は
45°、領域5は50°となる。
【0018】ステップ302ではCPU1072は第
1、第2の画像の相関関数を領域ごとに計算し、RAM
1073に記憶する。i番目の領域の、シフト量rに対
する相関関数計算は下記式(1)による。
【0019】 Fi(r)=Σ|P1i(j)−P2i(j+r)|/M …(1) rは第1の画像に対する第2の画像のシフト量である。
Σは1つの領域内の画素すべて(j=1〜M画素)にわ
たって加算するjに関する総和を意味する。P1iは第
1の画像のi領域のj番目の画素値、P2iは第2の画
像のi領域のj番目の画素値である。
【0020】ステップ303ではCPU1072は各領
域ごとに距離演算を行う。測距原理を図5を用いて説明
する。501は対象物の位置、502は第1の光学系、
503は第2の光学系であり、それぞれ101,102
に対応する。504,505はそれぞれ受光素子10
3,104のある領域である。測定対象501(a点)
からの光は光学系502(b点)を通って受光素子50
4上(d点)に結像する。また光学系503(c点)を
通って受光素子505上(f点)に結像する。d点に対
するf点のずれ量Rは、式(1)のFi(r)が最小の
値となるrである。つまり、 R=r|Fi(r)=min …(2) 三角形a−b−cと三角形c−e−fは相似であるの
で、 D/B=F/R …(3) が成り立つ。よって対象との距離Dは D=B・F/R …(4) で得られる。
【0021】きわめて遠くにある対象については、R=
0となる場合がある。その場合、DはCPU1072で
扱える最大の値としておく。
【0022】ステップ304ではCPU1072は計測
可領域について、対象の座標を記録する。座標は、各領
域の中心線の角をθiとすると、図4(b)に示すxy
座標系において、 x=−D・cos(θi) y=D・sin(θi) …(5) で得られる。
【0023】ステップ305ではCPU1072は、距
離、座標演算結果を判定する。報知範囲を隣接車線とし
た場合、図4(b)の様に示す、Rmin 、Rmax を用い
て、y座標の範囲は次式で表わされる。
【0024】 Rmin ≦Y≦Rmax …(6) 例えば、車線幅を3.5m、車両幅を1.7mとする
と、Rmax =4.4m、Rmin =0.9mとなる。
【0025】ステップ306では得られた距離、座標を
RAM1073に記録する。そのうち式(6)を満たす
ものには検知可を意味するフラグflag(i)をセッ
トし、同時に時刻も記録する。
【0026】ステップ203ではCPU1072は検知
不能状態(報知範囲内で対象が存在しない)かどうかで
分岐する。前記フラグが全くセットされていない場合、
検知不能状態である。
【0027】ステップ204では車両前端位置を検出す
る。本発明の実施の形態において図6に示すサブフロー
によって説明される。
【0028】ステップ601ではCPU1072は、前
回の計測で車両前端位置が検出されていたかどうかを示
すフラグ、flag2がセットされているかどうか(=
1)を確認する。
【0029】ステップ602ではflag2がセットさ
れていない場合、対象が後方から現われた物かどうかを
判定する。CPU1072はRAM1073内の、今回
の検知可領域、つまりflag(i)がセットされてい
る領域の領域番号iの最大値が所定値より小さい場合、
後方から現われたとし、該領域に車両前端位置が存在す
るとする。このステップでnoと判定された場合、対象
は進行方向側に現われたことになる。
【0030】ステップ603ではCPU1072は、車
両前端位置座標、時刻記憶をRAM1073に記憶し、
flag2のセットを行う。
【0031】ステップ604ではCPU1072は、R
AM1073内の前回の計測における検知結果から、最
も前方寄りの領域に物標が検知されているかどうかを判
定し、検知されていれば後側方車両の前端が検知範囲の
外に出ようとしている事を意味する。
【0032】ステップ605ではステップ604でno
と判定された場合、車両前端位置が移動したかどうかを
検出する。CPU1072は、RAM1073内に記録
してある前回の車両前端位置と、今回の車両前端位置を
比較し、差があれば移動したと見なす。
【0033】ステップ606ではCPU1072は、車
両前端位置の速度を計算する。前回記録された車両前端
位置のx座標をxp、今回をxn、経過時間をTpとす
ると、速度Vnは例えば、 Vn=(xn−xp)/Tp …(7) で得られる。
【0034】ステップ607ではCPU1072は、前
端検知を意味するFlag2をリセットする。
【0035】ステップ205ではCPU1072はI/
O1071をとおしてウインカ109の状態を取得、ウ
インカがonであるかどうかを判定する。これによりド
ライバが車線変更するかどうかを確認する。
【0036】ステップ206ではCPU1073は報知
機108に信号を出力し、報知を行う。
【0037】ステップ207ではCPU1072は、推
定を行うかどうかを判定する。これを図7のサブフロー
によって説明する。
【0038】ステップ701ではFlag2のリセット
を行う。
【0039】ステップ702ではCPU1072は、R
AM1073に記録してある最後に検知可であった時刻
から現在までの経過時間を計算、該結果と所定値を比較
し、比較結果に応じて分岐する。
【0040】ステップ703ではCPU1072は、R
AM1073に記録してある後側方車両前端が最後に検
出された時刻から現在までの経過時間を計算、該結果と
所定値を比較する。比較結果に応じて分岐する。
【0041】ステップ704では前端部が領域外前方に
出たかどうかを判定する。RAM1073に記録してあ
る最後の後側方車両の検知領域が前方より(領域ナンバ
ー≧所定値)ならばyesと判定する。
【0042】ステップ208では推定を行う。CPU1
072は、RAM1073に記憶してある速度Vnと、
推定開始となってからこれまでの経過時間Tnから推定
を次式によって行う。
【0043】 Xn’=Vn・Tn …(8) ステップ209ではCPU1072は推定結果から後側
方車両が報知範囲内かどうか、つまり、後側方車両位置
が自車の車線変更をさまたげるかを判定する。これによ
り、後側方車両の検出が不可能なってしまった場合に検
出不能前の障害物の位置をもとに、障害物の位置を推定
して判断を行うことにより不報知を防止することが可能
である。
【0044】発明の実施の形態2 発明の実施の形態2の場合も発明の実施の形態1と同様
に図1に示した機能ブロックが適用される。
【0045】本発明の実施の形態において、光学系は所
定角度水平よりも下向きに取付けられている。よって、
隣接車線上に車両が存在する場合は車両像をとらえ、存
在しない場合は路側物をとらえている。
【0046】図8は本発明の実施の形態の作用を説明す
るフローチャートである。これは図2のフローチャート
のステップ204をステップ904に入れ換えた物であ
る。ステップ904では車両前端位置を検出し、図9に
示すサブフローによって説明される。
【0047】ステップ1001では入力画像を記憶す
る。走行中図10の様な状況となったとする。取得され
る画像は図11の様に、部分1…背景が次々にかわり変
化画像信号の変化が大きい領域と、部分2…後側方車両
が存在し画像信号の変化が小さい領域に別れる。この境
目が車両前端位置である。
【0048】ステップ1002では前回記録した過去の
画像との変化を画素ごとに計算する。現在の画像の画素
をPn(j)、前回をPp(j)とすると、変化分画像
Def(j)は Def(j)=|Pn(j)−Pp(j)| …(9) これを各画素jごとに計算する。
【0049】ステップ1003では安定化の為、過去所
定回数の変化分画像Def(j)を加算する。画像は図
11(b)の様になる。
【0050】ステップ1004では変化分画像Def
(j)の画素ごとに隣合う画素との差分を計算する。差
分の大きい個所は、変化の小さい画像領域と変化の大き
い画像領域の境界である(図11(c))。
【0051】ステップ1005では最大値となる画素を
検出する。それをMaxjとする。ステップ1006で
は入力画像の画素ごとに、隣合う画素との差分を取る。
差分の絶対値が大きいということは、コントラストが高
いことを意味する。
【0052】ステップ1007では車両前端であるかど
うかを判定し、次の3条件を有する。
【0053】(1)変化分画像Def(j)から車両後
方側に画素変化の小さい領域が存在すること(図11
(b))、(2)ステップ1005で得られる最大値の
高さが所定値よりも大きいこと、(3)Maxj近傍の
コントラストが高いことが成り立つ場合車両前端位置が
領域内に存在する、とする。
【0054】ステップ1008では画素Maxjが含ま
れる、あるいはMaxjの最近傍の検知可能領域を車両
前端位置とする。
【0055】ステップ1009では前回の計測で車両前
端位置が検出されていたかどうかを示すフラグ、fla
g2がセットされているかどうか(=1)を確認する。
【0056】ステップ1010では車両前端位置座標、
時刻記憶、およびflag2のセットを行う。
【0057】ステップ1011ではステップ1009で
yesと判定された場合、車両前端位置の移動を検出す
る。
【0058】ステップ1012では車両前端位置の速度
を計算する。
【0059】ステップ1013ではflag2をリセッ
トする。
【0060】これにより、後側方車両の検出が不可能と
なってしまった場合に検出不能前の障害物の位置をもと
に、障害物の位置を推定して判断を行うことにより不報
知を防止することが可能である。
【0061】また更に、図13に示すような、領域1が
計測可能、かつ、他領域は車両側面のコントラスト不足
の為、計測不可な状況でシステムの動作を開始してしま
った場合、領域1を車両前端とみなしてしまうような不
具合は生じないという利点がある。
【0062】発明の実施の形態3 発明の実施の形態3を図14を用いて説明する。
【0063】1501は路面照度を計測する照度センサ
である。
【0064】本発明の実施の形態において、光学系は隣
接車線を斜め上から覗く角度で取付られている。よっ
て、隣接車線上に車両が存在する場合は車両像をとら
え、存在しない場合は路面をとらえている。
【0065】図15は本発明の実施の形態の作用を説明
するフローチャートである。これは図2のフローチャー
トのステップ204をステップ1604に入れ換えた物
である。
【0066】ステップ1604では車両前端位置を検出
する。図16に示すサブフローによって説明される。
【0067】ステップ1701ではCPU1072は、
照度センサ1501によって路面照度を計測する。
【0068】ステップ1702では画像を記録する。走
行中図11の様な状況となったとする。取得される画像
は図17(a)の様に部分1…路面グレーレベル領域
と、部分2…後側方車両が存在し他のレベルとなる領域
に別れる。この境目が車両前端位置である。
【0069】ステップ1703では画像中の路面グレー
レベルを抽出する。図17(b)のハッチ部のごとく抽
出される。
【0070】ステップ1704では隣合う路面グレーレ
ベルをグループ化する。この際、数画素程度の長さの小
さい領域は消去する。また、隣合うグループ間の画素数
が数画素程度のものは同一グループとして統合する(図
17(c))。
【0071】ステップ1705では入力画像の画素ごと
に、隣の画素との差分を計算(Pd(j))する。差分
が大きいということはコントラストが高いと言うことで
ある(図17(d))。
【0072】ステップ1706では車両前端であるかど
うかを判定。全面が路面レベルあるいは他レベルであっ
た場合車両前端は存在しない。後方側に路面レベルが存
在するとき、それが他レベルに変わる画素をj’とす
る。j’近傍のコントラストが所定値より高い場合、そ
れを車両前端部j’’とする。コントラストは次式によ
って計算する。
【0073】 Con=Σ|Pd(j)|/(2s+1) …(10) (j=j’−s〜j’+s) ステップ1707では画素j’’が含まれる、あるいは
j’’の最近傍の検知可能領域を車両前端位置とする。
【0074】ステップ1708では前回の計測で車両前
端位置が検出されていたかどうかを示すフラグ、fla
g2がセットされているかどうか(=1)を確認する。
【0075】ステップ1709では車両前端位置座標、
時刻記憶、およびflag2のセットを行う。
【0076】ステップ1710ではステップ1708で
yesと判定された場合、車両前端位置の移動を検出す
る。
【0077】ステップ1711では車両前端位置の速度
を計算する。
【0078】ステップ1712ではFlag2をクリア
する。
【0079】これにより、後側方車両の検出が不可能と
なってしまった場合に検出不能前の障害物の位置をもと
に、障害物の位置を推定して判断を行うことにより不報
知を防止することが可能である。
【0080】また、画像処理が単純で、処理時間が短い
という利点がある。
【0081】発明の実施の形態4 発明の実施の形態4の場合も発明の実施の形態1および
2と同様に図1に示した機能ブロック図が適用される。
【0082】図18は本発明の実施の形態の作用を説明
するフローチャートである。これは図2のフローチャー
トのステップ204をステップ2004に入れ換えた物
である。
【0083】ステップ2004では車両前端位置を検出
する。図19に示すサブフローによって説明される。
【0084】ステップ2101では画像を記録する。夜
間走行中取得される画像はヘッドライトのみ計測され図
12の様になる。ヘッドライト位置は、車両前端位置で
ある。
【0085】ステップ2102では画像中の最大値とな
る画素を検出する。
【0086】ステップ2103では車両前端位置である
かどうかを判定、前記画素の近傍以外で画素レベルがき
わめて小であれば前端と見なす。
【0087】ステップ2104では前記画素が含まれ
る、あるいは最近傍の検知可能領域を車両前端位置とす
る。
【0088】ステップ2105では前回の計測で車両前
端位置が検出されていたかどうかを示すフラグ、fla
g2がセットされているかどうか(=1)を確認する。
【0089】ステップ2106では車両前端位置座標、
時刻記憶、およびflag2のセットを行う。
【0090】ステップ2107ではステップ2105で
yesと判定された場合、車両前端位置の移動を検出す
る。
【0091】ステップ2108では車両前端位置の速度
を計算する。
【0092】ステップ2109ではFlag2をクリア
する。
【0093】これにより、後側方車両の検出が不可能と
なってしまった場合に検出不能前の障害物の位置をもと
に、障害物の位置を推定して判断を行うことにより不報
知を防止することが可能である。
【0094】また、夜間でも推定、報知が可能であると
いう利点がある。
【0095】発明の実施の形態5 発明の実施の形態5の場合も発明の実施の形態1、2お
よび4と同様に図1に示した機能ブロック図が適用され
る。
【0096】図20は本発明の実施の形態の作用を説明
するフローチャートである。
【0097】ステップ201〜ステップ207は既に説
明済みである。ステップ204はステップ904、ステ
ップ1604と置き換えてもよい。
【0098】ステップ2201では前端部後方に所定数
以上の画素が存在するかどうかを判定する。後側方車両
の側面の画素レベルを取得したいが、そのために十分な
サンプル数が存在するかどうかを判定する。図21
(a)に、後側方車両前端および側面が検知範囲内とな
っている状況を示す。これに対する取得画像を図21
(b)に示す。
【0099】ステップ2202では十分なサンプル数が
ある場合、該サンプルの画素レベルの平均を計算する。
受光素子103,104がカラー画像取得可である場
合、各色ごとに平均値を取得する。結果はベクトル値と
なる。車両側面に映り込みが存在する場合がある。この
場合、車両本来のレベルの他に、かなり大きいレベルが
計測される事になる。その場合まず、前記サンプル画素
のヒストグラムをとる。レベルが大きい画素グループ
と、小さい画素に別れた場合、大きい画素は空等の映り
込みであり、小さい画素は側面そのもののレベルを多く
含む。小さい画素のみの平均を取ればよい。
【0100】ステップ2203では前記平均値を後方車
両の側面レベルとして記憶する。
【0101】図22(a)に、後側方車側面のみが検知
範囲内となっている状況を示す。検知が難しい状況であ
る。これに対する取得画像を図22(b)に示す。ステ
ップ2204では取得した画像の各画素と記憶してある
後側方車両の側面レベルとの差をとる。カラーであれ
ば、色ベクトルの差をとり、その大きさを結果とする。
ステップ2205では領域ごとに、前記差が所定値以下
の画素をカウントする。ある領域において、該カウント
数が所定値以上である場合、前記領域に後側方車両が存
在すると判断する。
【0102】ステップ2206では1つ以上の領域に後
側方車両側面が検出されている場合、後側方車両有りと
判断する。その場合ステップ205に分岐する。
【0103】これにより、後側方車両の側面の検出が不
可能となってしまった場合でも、不報知を防止すること
が可能である。
【0104】発明の実施の形態6 発明の実施の形態6の場合も発明の実施の形態1、2、
4および5と同様に図1の機能ブロック図が適用され
る。
【0105】本発明の実施の形態において、光学系は所
定角度水平よりも下向きに取付られている。よって、隣
接車線上に車両が存在する場合は車両像をとらえ、存在
しない場合は路側物をとらえている。よって距離演算結
果はあまり大きくはならない。
【0106】図23は本発明の実施の形態の作用を説明
するフローチャートである。
【0107】ステップ201〜ステップ207は既に説
明済みである。ステップ204はステップ904、ステ
ップ1604と置き換えてもよい。
【0108】ステップ2501では映り込みが存在する
かどうかを判定する。映り込みに対しては距離演算結果
は非常に大きい値となる。後側方車両が存在しない場合
には路側の物標までの距離を計測しているはずである
が、後側方車両が存在する場合、映り込みが存在するこ
とが多い。よって非常に大きい値が計測された場合側方
車両が存在すると判断できる。記憶してある距離演算結
果に所定値以上の距離値がある場合後側方車両有りと判
断する。
【0109】これにより、後側方車両の側面の検出が不
可能となってしまった場合でも、不報知を防止すること
が可能である。また映り込みの面積が非常に大きい場合
でも検知可能である。
【0110】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明にお
いては、後側方車両の検出が不可能となってしまった場
合に検出不能前の障害物の位置をもとに、障害物の位置
を推定して判断を行うことにより不報知を防止すること
が可能であるという効果が得られる。
【0111】または、側方車両側面部の画像情報から側
方車両の有無を判断する事により、不報知を防止するこ
とが可能であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による後側方報知装置の発明の実施の形
態を示す機能ブロック図である。
【図2】発明の実施の形態1の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図2のステップ202を説明するサブフローで
ある。
【図4】発明の実施の形態1の、(a)は複数の領域に
区切られている画像入力図、(b)は画像入力部の取付
図である。
【図5】発明の実施の形態1の測距原理を説明する説明
図である。
【図6】図2のステップ204を説明するサブフローで
ある。
【図7】図2のステップ207を説明するサブフローで
ある。
【図8】本発明による後側方報知装置の発明の実施の形
態2の動作を説明するフローチャートである。
【図9】図8のステップ904を説明するサブフローで
ある。
【図10】発明の実施の形態2の走行中の画像を記録し
た図である。
【図11】発明の実施の形態2の画像信号の変化を示す
説明図である。
【図12】発明の実施の形態4の夜間走行中の画像を記
録した波形図である。
【図13】計測不可な状況でシステムの動作を開始して
しまった場合を示す説明図である。
【図14】本発明による後側方報知装置の発明の実施の
形態3を示し機能ブロック図である。
【図15】発明の実施の形態3の動作を説明するフロー
チャートである。
【図16】図15のステップ1604を説明するサブフ
ローである。
【図17】(a)は走行中の、(b)はハッチ部の、
(c)は隣り合うグレーレベルをグループ化することを
示す発明の実施の形態3における説明図であり、(d)
は入力画像の画素ごとに隣の画素との差分を示す発明の
実施の形態3における波形図である。
【図18】本発明による後側方報知装置の発明の実施の
形態4の動作を説明するフローチャートである。
【図19】図18のステップ2004を説明するサブフ
ローである。
【図20】本発明による後側方報知装置の発明の実施の
形態5の作用を説明するフローチャートである。
【図21】(a)は後側方車両前端および側面が検知範
囲内となっている状況を示す発明の実施の形態5の説明
図であり、(b)はこれに対する取得画像を示す説明図
である。
【図22】(a)は後側方車側面のみが検知範囲内とな
っている発明の実施の形態5の状況を示す説明図であ
り、(b)はこれに対する取得画像を示す説明図であ
る。
【図23】本発明による後側方報知装置の発明の実施の
形態6の作用を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101,102 光学系 103,104 受光素子 105,106 A/D変換機 107 マイコン 108 報知機 109 ウインカ 1071 I/O 1072 CPU 1073 RAM 1074 ROM 1075 タイマ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両後側方の障害物位置を検出する後
    側方検出手段と、 ウインカ操作検出手段と、 前記障害物位置をもとにウインカ操作時に自車両後側方
    の所定範囲内に障害物が存在するか否かを判断する判断
    手段と、 報知を発生する手段を有する装置において、 前記後側方検出手段は他車両の前端部を検出し、該前端
    部が前記所定範囲内から自車両の進行方向と同方向に進
    行し、前記所定範囲外に出てしまった後に検出不能とな
    った場合、前記判断手段にて検出不能前の他車両の前端
    部位置をもとに、他車両の位置を推定し、該位置が自車
    両の車線変更をさまたげるかどうかの判断を行うことを
    特徴とする後側方報知装置。
  2. 【請求項2】 前記後側方検出手段が後側方の画像情報
    をもとに障害物を検出し、報知範囲内に物標が全く検知
    不能である状態から、自車両後方よりの領域に障害物の
    検出が可能となった場合、検出された障害物を他車両の
    前端とする請求項1記載の後側方報知装置。
  3. 【請求項3】 前記後側方検出手段が画像情報をもとに
    障害物を検出し、検知範囲の進行方向よりに画像の時間
    変化が大きい領域が現れ、該領域の後方にコントラスト
    の高い領域が現われた場合、前記コントラストの高い領
    域を他車両の前端とする請求項1記載の後側方報知装
    置。
  4. 【請求項4】 前記後側方検出手段が後側方の画像情報
    をもとに障害物を検出し、前記後側方検出手段の検知範
    囲の進行方向よりに路面の明度レベルとほぼ同じ明度の
    領域が現われ、該領域の後方にコントラストの高い領域
    が現われた場合、前記コントラストの高い領域を他車両
    の前端部とする請求項1記載の後側方報知装置。
  5. 【請求項5】 前記後側方検出手段が後側方の画像情報
    をもとに障害物を検出し、前記後側方検出手段の画像輝
    度のピークが他の部分に比べきわめて大きい場合、前記
    ピーク位置をヘッドライト即ち他車両の前端とする請求
    項1記載の後側方報知装置。
  6. 【請求項6】 自車両後側方の障害物位置を検出する後
    側方検出手段と、 ウインカ操作検出手段と、 前記障害物位置をもとに、ウインカ操作時に自車両後側
    方の所定範囲内に障害物が存在するか否かを判断する判
    断手段と、 報知を発生する手段を有する装置において、 前記後側方検出手段は他車両の前端部を検出し、また前
    記前端部に続く部分の画像レベルを記憶し、 該前端部が前記所定範囲内から自車両の進行方向と同方
    向に進行し、前記所定範囲外に出てしまった後に検出不
    能となった場合、現在の検知範囲内の画像レベルと前記
    記憶した画像レベルを比較し、差が小さい場合他車両側
    面を検知している、つまり、他車両が自車の車線変更を
    さまたげると判断することを特徴とする後側方報知装
    置。
  7. 【請求項7】 自車両後側方の障害物位置を検出する後
    側方検出手段と、 ウインカ操作検出手段と、 前記障害物位置をもとにウインカ操作時に自車両後側方
    の所定範囲内に障害物が存在するか否かを判断する判断
    手段と、 報知を発生する手段を有する装置において、 前記後側方検出手段は他車両の前端部を検出し、 該前端部が前記所定範囲内から自車両の進行方向と同じ
    方向に進行し、前記所定範囲外に出てしまった後に検出
    不能となった場合、映り込みが存在するかどうかを判定
    し、存在する場合他車両側面を検知している、つまり、
    他車両が自車の車線変更をさまたげると判断することを
    特徴とする後側方報知装置。
JP7232917A 1995-09-11 1995-09-11 後側方報知装置 Pending JPH0976851A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10338057A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Hitachi Ltd 自動車の自動走行制御装置および車間距離警報装置
JP2000127849A (ja) * 1998-10-21 2000-05-09 Yazaki Corp 車両用後側方監視装置
JP2014016889A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Denso Corp 警報装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000127849A (ja) * 1998-10-21 2000-05-09 Yazaki Corp 車両用後側方監視装置
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