JP3125550B2 - 移動車の前方認識装置ならびに車輌用走行制御装置 - Google Patents

移動車の前方認識装置ならびに車輌用走行制御装置

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JP3125550B2
JP3125550B2 JP05326691A JP32669193A JP3125550B2 JP 3125550 B2 JP3125550 B2 JP 3125550B2 JP 05326691 A JP05326691 A JP 05326691A JP 32669193 A JP32669193 A JP 32669193A JP 3125550 B2 JP3125550 B2 JP 3125550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、自動車等の移動車の前方
認識装置に係り、とくに、前方物標が2輪車であるか、
4輪車であるか、あるいは道路標識であるか等を正確、
かつ、迅速に識別することのできる移動車の前方認識装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の移動車の前方認識装置にお
ける前方物標の認識方法を説明する概念図であり、自車
両100の前方に4輪乗用車の先行車200がいる状態
を示している。自車輌100はレ−ダ装置60を備え、
光ビ−ム601を走査して自車輌100から先行車20
0までの距離と角度を計測する。例えば、レ−ダ装置6
0は先行車200の後部に取り付けられた反射体201
と同202からの反射光を受光してレ−ダ装置60と反
射体間の距離、ならびに角度を計測し、これらより自車
輌100から先行車200をみた相対座標値を計算する
ことができる。したがって、上記相対座標値より反射体
201、202の間隔を計算することができる。反射体
201と同202間の間隔は略先行車200の車幅と等
しいので、この間隔が例えば1.7m程度であれば先行
車200が乗用車であるというような認識を行ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、例えば反射体の一方が脱落すると先行車が
4輪車であることを判別できないおそれがあるという問
題があった。また、並走する2台の2輪車と4輪乗用車
とを識別できないおそれがあるなどの問題もあった。本
発明の目的は、先行車の反射鏡の一方が脱落したり、ま
たは取り付けられていないような場合にも先行車の車種
を識別することができ、さらに先行車の台数も識別する
ことができる移動車の前方認識装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、前方物標の画像を入力する画像入力手
段と、入力した前方物標の画像情報を記憶する画像メモ
リと、該前方物標の画像情報に輪郭抽出処理を施して画
像メモリに格納する画像処理装置と、自車両から該前方
物標までの距離を計測する手段と、該前方物標までの距
離値を用いて該輪郭抽出した前方物標画像の実際の横方
向と縦方向の寸法を算定する手段とを設け、この寸法値
を予め記憶した前方物標群の各横方向と縦方向の寸法値
と逐次比較して最も近い前方物標を特定し、前方物標が
何であるかを識別するようにする。また、自車両からの
距離に対応する各種前方物標の形状パタ−ン群を記憶す
るパタ−ン記憶部を設け、該パタ−ン記憶部から距離計
測手段が計測した前方物標までの距離値に対応する形状
パタ−ン群を読み出して前方物標の輪郭抽出画像と逐次
比較し、該前方物標に最も近い形状パタ−ンを特定す
る。また、自車両からの一定距離における各種前方物標
の形状パタ−ン群を記憶するパタ−ン記憶部を設け、
離計測手段が計測した前方物標までの距離値に応じて該
パタ−ン記憶部が記憶する形状パタ−ン群の拡大/縮小
率を算定し、この拡大/縮小率により該形状パタ−ン群
を拡大/縮小して前方物標の輪郭抽出画像と逐次比較
し、該前方物標に最も近い形状パタ−ンを特定する。ま
た、距離計測手段が計測した前方物標までの距離値に応
じて該前方物標の輪郭抽出画像の拡大/縮小率を算定
し、この拡大/縮小率により該前方物標の輪郭抽出画像
を拡大/縮小して該自車両からの一定距離における形状
パタ−ン群と逐次比較し、該前方物標に最も近い形状パ
タ−ンを特定する。また、該パタ−ン記憶部に各種前方
物標の形状の3次元パタ−ン群を格納し、該距離計測手
は該前方物標までの距離の他に、自車両から該前方物
標に対する方位角度を計測して、この距離と方位角度に
応じて該パタ−ン記憶部の3次元パタ−ン群の角度と大
きさを変換して該前方物標の輪郭抽出画像と比較し、該
前方物標に最も近い形状パタ−ンを特定する。さらに、
上記本発明の移動車の前方認識装置を備えた車輌用走行
制御装置において、自車両からみた前方物標までの距
離、および相対速度を検出する手段と、自車速度の検出
手段と、該自車両からみた前方物標までの距離、相対速
度、および、自車速度の検出値から自車両と該前方物標
間の安全車間距離を算定する手段と、該安全車間距離に
基づいて自車速度を制御する手段とを備えるようにす
る。さらに、上記車輌用走行制御装置において、該自車
速度の加速/減速等の制御パラメ−タを前方物標の車種
に基づいて設定する手段と、該制御パラメ−タに基づい
て自車速度を制御する手段とを備えるようにする。
【0005】
【作用】該画像処理装置は画像メモリが記憶した前方物
標の画像の形状的特徴を抽出する。前記前方物標の寸法
算定手段は、距離計測手段が計測した前方物標までの距
離値を用いて前方物標の実際の横方向と縦方向の寸法を
算定する。この寸法値は予め記憶された前方物標群の寸
法値と逐次比較され、寸法の一致度より前方物標が何で
あるかを識別する。また、パタ−ン記憶部は自車両から
の距離に対じた各種前方物標の形状パタ−ン群を記憶す
る。前方物標特定手段は、該距離計測手段が計測した前
方物標までの距離値に応じた形状パタ−ン群をパタ−ン
記憶部から読み出し、これらを前方物標の輪郭抽出画像
と逐次比較して、前方物標に最も近い形状パタ−ンを特
定する。また、パタ−ン記憶部は自車両から一定距離に
ある各種前方物標の形状パタ−ン群を記憶する。前方物
標特定手段は、該距離計測手段が計測した前方物標まで
の距離値に応じて該パタ−ン記憶部が記憶する形状パタ
−ン群を拡大/縮小し、これらを前方物標の輪郭抽出画
像と逐次比較して、該前方物標に最も近い形状パタ−ン
を特定する。また、該前方物標の輪郭抽出画像は距離計
測手段が計測した前方物標までの距離値に応じての拡大
/縮小されて、該パタ−ン記憶部の自車両からの一定距
離における形状パタ−ン群と逐次比較され、該前方物標
に最も近い形状パタ−ンが特定される。また、該パタ−
ン記憶部は各種前方物標の3次元パタ−ン群を格納し、
この3次元パタ−ン群は該距離計測手段が計測する該前
方物標までの距離と方位角度によりその角度と大きさが
変換されて該前方物標の輪郭抽出画像と比較され、該前
方物標に最も近い形状パタ−ンが特定される。さらに、
上記本発明の移動車の前方認識装置を備えた車輌用走行
制御装置において、自車両からみた前方物標までの距
離、相対速度、および、自車速度を検出し、これらの検
出値から自車両と該前方物標間の安全車間距離を算定し
て自車速度が制御される。さらに、上記自車速度は上記
本発明の移動車の前方認識装置により識別された前方物
標の車種に基づいて設定された加速/減速等の制御パラ
メ−タに基づいて制御される。
【0006】
【実施例】
〔実施例 1〕図1は本発明の請求項1にかかわる移動
車の前方認識装置の主要部のブロック図であり、これら
は自車輌に搭載する。図1において、TVカメラ61は
自車両100の前方の映像を画像化してその画像データ
を画像メモリ62に格納し、レ−ダ装置60は自車輌1
00と前方物標間の距離を計測する。画像処理装置63
は、画像メモリ62に格納された画像データに前方物標
のエッジ(輪郭)抽出等の特徴抽出処理を施して画像メ
モリ62に戻し、中央演算部64はこのエッジ抽出抽出
が施された画像データと、レ−ダ装置60が計測した距
離データを用いて前方物標が何であるかを識別する。な
お、レ−ダ装置60にはマイクロ波やミリ波等の電波を
用いたものが利用できるが、光式のものを用いると、鏡
等の反射体を取り付けた車両や、故障車の存在を知らせ
る三角表示板、道路標識、道側反射体等を明確に検出す
ることができ、また、これらの電波や光を走査すること
により前方の複数の物体を区別して識別することができ
る。
【0007】図2は自車両100と先行車(4輪乗用
車)200が道路のセンタ−ライン91の左側車線を走
行中の状態を示す平面図である。このとき、自車両10
0のTVカメラ61は図3に示すように先行車200の
後部の映像を撮像する。なお、92は道路左端の白線、
93は道路右端の白線である。図3の映像に水平方向の
エッジ抽出処理を施すと図4のようになる。一般に先行
車200はバンパ−を有し、図4の中の線分203が上
記先行車2の後部のバンパ−に該当する。また、同画像
に垂直方向のエッジ検出を施すと図5が得られ、線分2
04の垂直方向の長さが先行車200の全高に対応す
る。線分203はほぼ先行車200の車幅に該当するか
ら、先行車200までの距離Lを知れば線分203と同
204から先行車200の大きさを求めることができ
る。なお、このの距離Lはレ−ダ装置60により計測す
ることができる。
【0008】図6はTVカメラ61により先行車200
の大きさを計測する方法を説明する模式図である。先行
車200の像はレンズ611を介してTVカメラ61の
CCD等の撮像素子612上に結像される。なお、撮像
素子612はレンズ611に焦点に置かれている。例え
ばXを先行車200の高さとし、高さXが撮像素子61
2上に占める画素数をm、単位長さ当りの画素数をnと
すると、撮像素子612上の結像の長さはm/nにな
る。したがって、レンズ611の焦点距離をfとする
と、 X:L=m/n:f X=Lm/(nf) (1) となるので、これより先行車200の高さXを求めるこ
とができる。なお、上記Xは一般的に前行物標の広がり
を示す一般的な値であってもよいことは勿論である。し
たがって、図5の線分204がt画素を占めると先行車
200の高さHは H=Lt/(nf) (2) で与えられ、図4の線分203がs画素を占めると先行
車200の幅Wは W=Ls/(nf) (3) で与えられるので、このWとHを用いて先行車200の
車種を判別することができる。例えば、W≒1.7m、
H≒1.5mであれば、先行車200は普通乗用車であ
り、W≒0.7m、H≒1.5mであれば、先行車200
は自動2輪車と判定される。同様にして大型車なども判
定することができる。また、画像の不連続性から並走し
ている2台の二輪車を識別することもできる。
【0009】図7は上記車種の判別動作を説明するフロ
−チャ−トである。ステップ10にてレ−ダ装置60に
より先行車200までの距離Lを計測し、ステップ11
にてTVカメラ61が捕らえた前方画像情報を画像メモ
リ62に格納する。次いで、ステップ12にて上記画像
にエッジ抽出処理を施し、さらに、ステップ13にて白
線を除去する。次いで、ステップ14にてステップ13
にて得た水平エッジ抽出画面内の座標に基づいて前方物
標の水平エッジ部を決定し、ステップ15にて同様に垂
直エッジ部を決定する。次いで、ステップ16にて式
(2)、(3)に従い、前方物標の水平方向画素数と垂
直方向画素数、および前方物標までの距離値を用いて先
行車200の幅Wと高さHを算出する。次いで、ステッ
プ17にて上記幅Wと高さHの値を用いて前方物標が何
であるかを推定する。例えば、W≒1.7m、H≒1.5
mであれば、先行車200は普通乗用車であると推定で
きる。なお、上記画像のエッジ抽出処理はコンピュ−タ
等の中央演算部64で行なわせてもよく、また、ステッ
プ13〜17の処理も中央演算部64で行なわせること
ができる。
【0010】また、上記エッジ抽出画像より車種を判定
する方法においては、先行車200の輪郭が背景や光線
の具合等により判然としない場合が発生したりする。例
えば、図4の線分203、あるいは、図5の線分204
等の一部が先行車200の移動につれて断続的に消滅し
たり、また、消滅部分の位置や長さが変動したりする。
このような問題に対し、本発明ではエッジ抽出した画像
内の各線分間の相対的位置関係を監視し、この位置関係
の変動の少ない線分は先行車200に属するものと判定
する。また、画面内には先行車200以外の移動体も存
在すると、この移動体に属する線分の位置関係も変動の
少ない線分グル−プを形成する。したがって、このよう
な線分グル−プの数から複数の移動体の存在を検出する
ことができる。この際、上記複数の移動体間の相対的位
置関係の変動が少ないと、これらをまとめて一つの移動
体と誤判定する懸念があるが、一つの移動体に属する一
本の線分には断続することがあるものの大体において連
続するという特徴があり、また、異なる移動体の線分間
にはこの連続性がないので、線分の連続性より移動体を
区分することができる。また、路上の固定物も一つの線
分グル−プを形成するが、固定物は比較的早い速度で画
面から消滅するので、その線分の長さは移動体の線分よ
り早く変動し、また、消滅する。したがって、この線分
の変化速度を比較して固定物と移動体を区分することが
できる。また、カ−ブや急な坂道では移動体の線分も早
く変動するが、この変動はその前の比較的安定した状態
に引き続いて発生するので、この比較的安定した状態を
記憶してその変動の連続性を監視することにより移動体
を誤りなく追跡することができる。上記線分の位置関係
や連続性、線分長さの変動の連続性等は、例えば中央演
算部64が検出する。このため、画像メモリ62には時
間が前後する複数のエッジ抽出画像を格納するため画像
メモリを設けるようにする。この画像メモリには例えば
TV受像機用のフレームメモリ等を用いることができ、
また、エッジ抽出画像の情報量はTV画像のそれより格
段に少ないので、1フレーム分のフレームメモリ内に例
えば4枚、16枚分等のエッジ抽出画像を格納すること
ができる。
【0011】〔実施例 2〕実施例1では前方物標の全
幅Wと全高Hより前方物標が何であるかを識別するよう
にしていた。これに対して、本実施例では図9に示すよ
うに、図1のシステムにパタ−ン記憶部65を追加して
パタ−ンマッチングにより識別する。図10は図9に示
したシステムによるパタ−ンマッチング動作を説明する
フロ−チャ−トである。ステップ20にてレ−ダ装置6
0により先行車200までの距離Lを計測し、ステップ
21にて中央演算部64はパタ−ン記憶部65より上記
距離Lに該当するパタ−ン群を抽出する。すなわち、距
離Lに応じてレ−ダ装置60が撮像する先行車200の
大きさや詳細度が変わるので、パタ−ンマッチングを行
うには距離Lに見合ったパタ−ン郡が必要になるのであ
る。このため、パタ−ン記憶部65には細分した距離L
の範囲毎に対応する車両や道上物標等のエッジ画像パタ
−ン郡を予め格納しておく。次いで、ステップ22にて
TVカメラ61が捕らえた前方画像情報を画像メモリ6
2に格納し、画像処理装置により、上記画像情報にエッ
ジ抽出や白線除去等の画像処理を施してエッジ画像情報
を画像メモリ62に格納する。次いで、ステップ23に
て、レ−ダ装置60が検出した上記距離Lと光ビ−ム6
01の角度から画像処理領域を設定する。次に、ステッ
プ24では上記画像空間内の前方物標の近傍にて、ステ
ップ21にて抽出した前方物標パタ−ンを順次パタ−ン
マッチングして各前方物標が何であるかを判定する。
【0012】ここで、上記ステップ23における画像処
理領域の設定方法について説明する。図23は、自車両
が緩いカ−ブを走行中の状態を模式的に示す平面図であ
る。図23において、レ−ダ装置60から放射された光
ビ−ム601は車体中心線55を中心にして左右に角度
θMの範囲で掃引されている。また、TVカメラ61は
水平面内の画角がレ−ダ装置60の掃引範囲−θM〜θ
Mと一致するように設定され、この範囲の画像を取り込
んでいる。その他、41、43は路側帯に設けられた反
射器(例えばキャッツアイのごときもの)、45は先行
車両、47a,47bは先行車に両取り付けられたリフ
レックスリフレクタ、91はセンタ−ライン、92、9
3は路端を示すラインである。次に、図24は、図23
の状態において、TVカメラ61から取り込まれた車両
前方画像を示す図であり、図23と同一のものの画像は
同じ符号に「’」を付けて示している。すなわち45’
は先行車両の画像であり、同様に、41’、43’は左
右の路側帯に設けられた反射器、47a’47b’は先
行車両に取り付けられたリフレックスリフレクタ、9
1’はセンタ−ライン、92’および、93’は路端を
示すラインの画像を示す。次に、図25は、光ビ−ム掃
引方向検出装置から出力された掃引方向θに対するレ−
ダ装置60からの検出距離Lを示した図であり、図23
と同一のものの画像は同じ符号に「”」を付けて示して
いる。図25においては、先行車両に取り付けられたリ
フレックスリフレクタ47a”,47b”,左右の路側
帯に設けられた反射器41”,43”および車体中心線
55”が示されている。
【0013】以下、図23〜図25に基づいて説明す
る。図24に示す画像では、先行車輌45の画像45’
は図示した位置に図示した大きさで表示されるが、この
表示される位置および大きさは、TVカメラ61の画角
範囲や倍率が固定であれば、TVカメラ61の中心軸に
対する先行車両45の方向角度θcから画像左右方向
(X方向)の位置が決まり、距離Lcから画像上下方向
(Y方向)の位置が決まる。また、画像45’の大きさ
は距離Lcに反比例する。従って、注目領域だけを画像
処理して先行車両を検出するには、信号処理回路74に
おいて、反射機47a,47bまでの距離および角度か
ら車両前方画像における画像処理を行なうべき注目領域
を、図26に示すような以下の計算方法で決定すればよ
い。 (1)反射物の検出角度θ(車体中心線55からの角度
θcに相当)に応じて、注目領域の中心点Pの左右方向
(X方向)の位置(X0)を決定する。 (2)反射物の検出距離L(前記のLcに相当)に応じ
て、注目領域の中心点Pの上下方向(Y方向)の位置
(Y0)を決定する。 (3)反射物の検出距離Lに反比例して、注目領域の左
右方向の幅wおよび上下方向の幅hを決定する。 (4)注目領域は、以下の2点を対角の2頂点とする長
方形領域とする。 点A……(X0−w/2,Y0−h/2) 点C……(X0+w/2,Y0+h/2) 上記のごとく、本実施例における注目領域(画像処理領
域)の決定は、 距離検出が行なわれた方向から所定角度範囲内に領域
を設定し(X方向)、 検出距離が大きいほど画像処理領域を画面の上方に設
定し(Y方向)、 検出距離が大きいほど画像処理領域の面積を小さく設
定するものである。
【0014】なお、本実施例は、自動車等の移動体の他
に、道路標識を良好に認識することができる。すなわ
ち、道路標識はレ−ダ装置60の光ビ−ム601に対す
る反射率が高いので、そのパタ−ンの識別率が高く、ま
た、距離も容易に測定することができる。また、道路標
識はパタ−ンマッチングのみによって識別でき、距離を
計測する必要がないので、その識別処理を迅速化するこ
とができる。
【0015】〔実施例 3〕本実施例は本発明の請求項
3に係る。図11においても実施例1、2と同様に、T
Vカメラ61は自車両100の前方の映像を画像化して
その画像データを画像メモリ62に格納し、パタ−ン記
憶部65は自車輌100から一定の距離にある各種の前
方物標の画像情報または特徴抽出パタ−ン情報を格納
し、レ−ダ装置60は自車輌100と前方物標間の距離
を計測し、画像処理装置63は、画像メモリ62に格納
された画像データに前方物標のエッジ抽出処理を施して
画像メモリ62に戻す。拡大/縮小装置66は、レ−ダ
装置60が計測した距離データを用いてパタ−ンメモリ
65に格納された画像パタ−ンに対する拡大/縮小率を
算出して該画像パタ−ンを拡大/縮小し、中央演算部6
4はこの拡大/縮小された画像パタ−ンを画像メモリ6
2に格納されているエッジ抽出画像とパタ−ンマッチン
グして、前方物標が何であるかを識別する。なお、レ−
ダ装置60にはマイクロ波やミリ波等の電波を用いたも
のが利用できるが、車両の後部に取り付けられている反
射体や、故障車の存在を知らせる三角表示板、道側反射
体のみによく反射する強度のレ−ザ光を用いれば、上記
車両の後部の反射体、三角表示板、道側反射体等に対す
る距離のみを選択的に測定することができる。また、上
記レ−ザ光を水平方向にスキャンニングすることによ
り、前方の複数の物体を区別して識別することができ
る。図12は図11によるパタ−ンマッチング動作を説
明するフロ−チャ−トである。ステップ30にてレ−ダ
装置60により前方物標までの距離Lを計測し、ステッ
プ31にてTVカメラ61の画像を入力しする。次い
で、ステップ32にて、中央演算部64は距離Lとレ−
ダ装置60の光ビ−ム601の方向から自車両に対する
前方物標の相対座標を求め、その座標を画像空間に投射
することにより、自車両と前方物標の該画像空間上のパ
タ−ンマッチングを行うべき位置を算出する。距離Lに
応じて上記画像空間における先行物標の拡大/縮小が変
わるので、ステップ33にて距離Lに対応する前方物標
の拡大/縮小率を算定し、これを用いてパタ−ン記憶部
65から読み出した画像パタ−ン群を拡大/縮小する。
すなわち、画像メモリ62から読み出した当該前方物標
のエッジ画像が自車両に対する距離がLのときのもので
あり、パタ−ン記憶部65から読み出される画像パタ−
ン群が自車両から距離がYのときのものであるとする
と、該パタ−ン記憶部65から読み出した画像パタ−ン
群の拡大/縮小率はL/Yとなる。次いで、ステップ3
4にて上記拡大/縮小されたパタ−ン記憶部65から読
み出された画像パタ−ン群と前方物標のエッジ画像のパ
タ−ンマッチングを順次行って前方物標が何であるかを
判定する。本実施例では、パタ−ン記憶部65には自車
両100から距離Yの位置にある前方物標のエッジ画像
パタ−ン群のみを格納すればよいので、パタ−ン記憶部
65の記憶容量を最低限に止めることができる。
【0016】〔実施例 4〕本実施例は本発明の請求項
4に係る。実施例2においては、自車両100の前方画
像を画像メモリ62に自車輌100から種々の距離にあ
る前方物標の画像パタ−ン群を格納し、自車両100と
前方物標間の距離を計測して、この距離に対応する画像
パタ−ン群を画像メモリ62から読み出して該前方画像
と順次パタ−ンマッチングするようにしていた。また、
実施例3では、パタ−ン記憶部65に記憶させた自車輌
100から一定の距離にある画像パタ−ン群を距離Lに
合わせて拡大/縮小して、自車両100の前方画像とパ
タ−ンマッチングしていた。これに対して本実施例で
は、レ−ダ装置60が撮影した前方物標のエッジ画像を
距離Lに合わせて拡大/縮小して、パタ−ン記憶部65
から読み出した自車輌100から一定の距離にある画像
パタ−ン群とパタ−ンマッチングするようにする。図1
3は本発明の請求項4に係る移動車の前方認識装置実施
例のブロック図である。TVカメラ61は自車両100
の前方の映像を画像化してその画像データを画像メモリ
62に格納し、パタ−ン記憶部65は自車輌100から
一定の距離にある各種の前方物標の画像情報または特徴
抽出パタ−ン情報を格納し、レ−ダ装置60は自車輌1
00と前方物標間の距離を計測し、画像処理装置63
は、画像メモリ62に格納された画像データに前方物標
のエッジ抽出処理を施して画像メモリ62に戻す。拡大
/縮小装置66は、レ−ダ装置60が計測した距離デー
タを用いて画像メモリ62に格納されたエッジ抽出画像
に対する拡大/縮小率を算出してこの画像を拡大/縮小
し、中央演算部64はこの拡大/縮小されたエッジ抽出
画像をパタ−ン記憶部65に格納されている自車輌10
0から一定の距離にある画像パタ−ン群と順次パタ−ン
マッチングして、前方物標が何であるかを識別する。
【0017】本実施例の動作を図14に示すフロ−チャ
−トを用いて説明する。ステップ40にてレ−ダ装置6
0により前方物標までの距離Lを計測し、ステップ41
にてTVカメラ61の画像を入力しする。次いで、ステ
ップ42にて、中央演算部64は距離Lとレ−ダ装置6
0の光ビ−ム601の方向から自車両に対する前方物標
の相対座標を求め、その座標を画像空間に投射すること
により、自車両と前方物標の該画像空間上のパタ−ンマ
ッチングを行うべき位置を算出する。距離Lに応じて上
記画像空間における先行物標の拡大/縮小が変わるの
で、ステップ43にて距離Lに対応する前方物標の拡大
/縮小率を算定し、これを用いて画像メモリ62から読
み出したエッジ抽出画像を拡大/縮小する。すなわち、
画像メモリ62から読み出した当該前方物標のエッジ画
像が自車両に対する距離がLのときのものであり、パタ
−ン記憶部65から読み出される画像パタ−ン群が自車
両から距離がYのときのものであるとすると、画像メモ
リ62から読み出したエッジ画像の拡大/縮小率はL/
Yとなる。次いで、ステップ44にて上記拡大/縮小さ
れた前方物標のエッジ画像とパタ−ン記憶部65から読
み出される画像パタ−ン群のパタ−ンマッチングを順次
行って前方物標が何であるかを判定する。本実施例では
実施例3と同様にパタ−ン記憶部65の記憶容量を最低
限に止めることができる。なお、レ−ダ装置60にはマ
イクロ波やミリ波等の電波を用いたものが利用できる
が、車両の後部に取り付けられている反射体や、故障車
の存在を知らせる三角表示板、道側反射体のみによく反
射する強度のレ−ザ光を用いれば、上記車両の後部の反
射体、三角表示板、道側反射体等に対する距離のみを選
択的に測定することができる。また、上記レ−ザ光を水
平方向にスキャンニングすることにより、前方の複数の
物体を区別して識別することができる。
【0018】〔実施例 5〕本実施例は本発明の請求項
5に係る。実施例2〜4においては、カ−ブや急な坂道
等における前方物標の視角変化を考慮していなかった。
すなわち、図15に示すように、カ−ブした路上におい
ては先行車200の画像は図16のようになるので、こ
のような斜視画像に対するパタ−ンマッチングには車両
後部の画像パタ−ンは適用困難である。したがって、本
実施例ではパタ−ン記憶部65に3次元のパタ−ンを格
納し、図17に示すように、角度変換装置67により、
パタ−ン記憶部65から読み出した3次元のパタ−ンを
前方物標に対する方位角に合わせて角度変換して該3次
元のパタ−ンを自車両からの視点にあわせ、前方物標の
エッジ画像とパタ−ンマッチングを行う。このため、レ
−ダ装置60をスキャンニング型として前方物標に対す
る方位角情報が得られるようにし、この方位角情報を角
度変換装置67に送付する。上記パタ−ン記憶部65に
格納する3次元パタ−ンとしては、例えば図18に示す
ようなワイヤフレームモデルを用いる。このワイヤフレ
ームモデルを角度変換装置67により上記レ−ダ装置6
0からの方位角情報に基づいて角度変換すると、図19
に示すようなワイヤフレームモデル像が得られる。この
ワイヤフレームモデル像は図16に示したの先行車20
0の画像をエッジ処理してものに対してパタ−ンマッチ
ングすることができる。
【0019】図20は上記3次元のパタ−ンマッチング
を行う手順を示すフロ−チャ−トである。ステップ50
にて、レ−ダ装置60により前方物標の2次元位置、即
ち距離Lと方位角度を計測し、ステップ51にてTVカ
メラ61の画像を入力してエッジ画像化処理を行う。次
いで、ステップ52にて、中央演算部64は距離Lとレ
−ダ装置60の光ビ−ム601の方向から自車両に対す
る前方物標の相対座標を求め、自車両と前方物標が適切
に収まる画像空間を作成して、パタ−ンマッチングを行
う範囲を決定する。次いで、ステップ53にてパタ−ン
記憶部65から読み出したエッジ画像パタ−ン群に対し
てレ−ダ装置60が計測した方位角度を用いて角度変換
し、さらに、ステップ54にて、これを上記距離Lに応
じて拡大/縮小する。そして最後にステップ55にて、
上記角度変換率と拡大/縮小を施したパタ−ン記憶部6
5のエッジ画像パタ−ン群を順次前方物標のエッジ画像
に対してパタ−ンマッチングし、前方物標が何であるか
を判定する。
【0020】〔実施例 6〕本実施例は本発明の請求項
6および7に係る。上記実施例1〜5にて説明した本発
明による前方認識装置は、前方物標が何であるかを判定
し、さらに、前方物標までの距離L、さらに前方物標の
方位角度を計測するので、これを用いて、例えば先行車
の車種に応じて自動的に安全車間距離を設定し、先行車
に自動的に追随して走行できる車両用走行制御装置を提
供することができる。また、この先行車追随の際には、
先行車の走行にに合わせて自車両の加速/減速度を調整
して滑らかな走行を得ることができる。図21は上記車
両用走行制御装置主要部のブロック図である。73は上
記実施例1〜5にて説明した本発明による前方認識装置
であり、先行車を発見してその距離を算出し車種を判別
する。また、車速センサ72は自車両の車速を検出し、
車速入力装置71にはドライバが設定する速度が入力さ
れる。信号処理装置74は上記前方認識装置の算出結果
と車速、およびドライバの設定速度等に基づいてスロッ
トルアクチュエ−タ75とブレ−キアクチュエ−タ76
を制御する。
【0021】次に、上記車両用走行制御装置の動作を図
22に示すフロ−チャ−トにより説明する。まず、ステ
ップ80において、運転者が車速入力装置71に自車速
度の目標値VOを設定する。このVOは先行車200が存
在しない場合の定速走行制御の目標値に該当する。次い
で、ステップ81において車速センサ72が自車速度を
検出し、ステップ52において、先行車が存在する場合
には本発明による前方認識装置73が先行車200まで
の距離Lとその車種とを検出し、先行車が存在しない場
合にはその旨を意味するコ−ドを発生する。ステップ5
3では、先行車が存在しない場合にはステップ89に飛
んで、自車速度が目標値VOとなるように、信号処理装
置74によりスロットルアクチュエ−タ75とブレ−キ
アクチュエ−タ76を制御する。また、先行車が存在す
る場合にはステップ84にて信号処理装置74が安全車
間距離LOを式(4)に従って設定する。 LO=VT+V2/(2α)−(V+Vr)2/(2β) (4) ただし、V=自車速度、Vr=自車に対する先行車の相
対速度、α=自車の減速度、β=先行車の減速度、T=
空走時間である。次いでステップ85にて、式(5)に
示すように、上記安全車間距離LOに先行車の車種に応
じた補正係数Cを乗じて補正する。例えば、先行車が前
方視界を塞ぐような大型車の場合には運転感覚に合わせ
て車間距離を多めにとる必要があるからである。したが
って、視界良好の場合にはC=1である。 LO’=CLO (5) 次いでステップ86にて、前方認識装置73が測定した
実際の車間距離Lを上記LO’と比較し、L<LO’なら
ばステップ88に移り、式(6)に従って目標車間距離
O’に応じた目標加速度α0を算出する。 α0=P(L−LO’)+D(dL/dt)+I∫LO’dt (6) なお、P,D,Iは実験やシミュレ−ションにより求め
たパラメ−タである。ステップ89では信号処理装置7
4によりスロットルアクチュエ−タ75とブレ−キアク
チュエ−タ76を制御してL=LO’となるように制御
する。また、ステップ86にてL>LO’ならばステッ
プ89に移る。上記ステップ86から同89に至るプロ
セスは、式(5)に従う制御を忠実に実効すると、例え
ば先行車が2輪車の場合には加減速の応答性が異なるの
で、走行がギクシャクして乗り心地が悪くなる点を防止
するために設けたものである。例えば、先行車が2輪車
の場合にはパラメ−タPを普通車の場合より小さくす
る。
【0022】
【発明の効果】本発明による移動車の前方認識装置は、
先行車の後部の反射鏡の一方が脱落している場合にも先
行車の車種等を検知することができる。さらに、先行車
の形状的特徴をパタ−ンマッチングにより検出するの
で、先行車の台数や車種等を識別することができる。さ
らに、画像の拡大/縮小装置を用いて先行車の画像やパ
タ−ンマッチングの基準となる画像を拡大/縮小するの
で、基準となる画像を格納するパタ−ン記憶部の記憶容
量を大幅に低減することができる。さらに、先行車の方
位を検出して上記基準パタ−ンを3次元的に修正するの
で、カ−ブや坂路においても、先行車の台数や車種等を
正確に識別することができる。さらに、本発明による移
動車の前方認識装置を用いることにより、先行車の車種
に応じて安全車間距離を自動的に設定できるので、先行
車に自動的に追随して走行することのできる車両用走行
制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る移動車の前方認識装置
のブロック図である。
【図2】路上走行中の自車両と先行車を示す上面図であ
る。
【図3】自車両から見た先行車の映像を示す図である。
【図4】図3のエッジ強調画像から横方向の線を抽出し
た画像を示す図である。
【図5】図3のエッジ強調画像から縦方向の線を抽出し
た画像を示す図である。
【図6】本発明による先行車の実寸法測定法を説明する
模式図である。
【図7】図1の動作を説明するフロ−チャ−トである。
【図8】従来の移動車の前方認識装置の動作を説明する
模式図である。
【図9】本発明の実施例2に係る移動車の前方認識装置
のブロック図である。
【図10】図9の動作を説明するフロ−チャ−トであ
る。
【図11】本発明の実施例3に係る移動車の前方認識装
置のブロック図である。
【図12】図11の動作を説明するフロ−チャ−トであ
る。
【図13】本発明の実施例4に係る移動車の前方認識装
置のブロック図である。
【図14】図13の動作を説明するフロ−チャ−トであ
る。
【図15】カ−ブにおける自車両と先行車を示す上面図
である。
【図16】カ−ブにおける自車両から見た先行車の映像
を示す図である。
【図17】本発明の実施例5に係る移動車の前方認識装
置のブロック図である。
【図18】図17のパタ−ン記憶部が記憶する先行車の
3次元モデルの一例である。
【図19】図18の3次元モデルを角度変換した画像の
一例である。
【図20】図17の動作を説明するフロ−チャ−トであ
る。
【図21】本発明の実施例6に係る車両用走行制御装置
のブロック図である。
【図22】図21の動作を説明するフロ−チャ−トであ
る。
【図23】自車両が緩いカ−ブを走行中の状態を模式的
に示す平面図である。
【図24】図23において、TVカメラ61から取り込
まれた車両前方画像を示す図である。
【図25】光ビ−ムの掃引方向θに対するレ−ダ装置6
0からの検出距離Lを示す図である。
【図26】先行車両までの距離および角度から画像処理
を行なう注目領域の計算方法を説明する図である。
【符号の説明】
60…レ−ダ装置 74…信号処理装置 61…TVカメラ 75…スロットルア
クチュエ−タ 62…画像メモリ 76…ブレ−キアク
チュエ−タ 63…画像処理装置 100…自車両 64…中央演算部 200…先行車 65…パタ−ン記憶部 201、202…反射
体 66…拡大/縮小装置 203、204…エッ
ジ強調線 67…角度変換装置 601…光ビ−ム 71…車速入力装置 611…レンズ 72…車速センサ 612…撮像素子 73…前方認識装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−293236(JP,A) 特開 平5−221253(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00,7/60 G08G 1/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方物標の画像情報よりその特徴を抽出し
    て前方物標を識別する移動車の前方認識装置において、 前方物標の画像を入力する手段と、 前方物標の画像情報を記憶する画像メモリと、 入力した該画像メモリに記憶された前方物標の画像情報
    に輪郭抽出処理を施す画像処理装置と、 自車両から該前方物標までの距離を計測する手段と、 該前方物標までの距離値を用いて該輪郭抽出した前方物
    標画像の実際の横方向と縦方向の寸法を算定する手段
    と、 この寸法値を予め記憶した前方物標群の各横方向と縦方
    向の寸法値と逐次比較して前方物標を特定する手段と、 を備えたことを特徴とする移動車の前方認識装置。
  2. 【請求項2】前方物標の画像情報よりその特徴を抽出し
    て前方物標を識別する移動車の前方認識装置において、 前方物標の画像を入力する手段と、 入力した前方物標の画像情報を記憶する画像メモリと、 該前方物標の画像情報に輪郭抽出処理を施して画像メモ
    リに格納する画像処理装置と、 自車両から該前方物標までの距離を計測する手段と、 自車両からの距離に対応する各種前方物標の形状パタ−
    ン群を記憶するパタ−ン記憶部と、 該パタ−ン記憶部から該距離計測手段が計測した前方物
    標までの距離値に対応する形状パタ−ン群を読み出して
    前方物標の輪郭抽出画像と逐次比較し、該前方物標に最
    も近い形状パタ−ンを特定する手段と、 を備えたことを特徴とする移動車の前方認識装置。
  3. 【請求項3】前方物標の画像情報よりその特徴を抽出し
    て前方物標を識別する移動車の前方認識装置において、 前方物標の画像を入力する手段と、 入力した前方物標の画像情報を記憶する画像メモリと、 該前方物標の画像情報に輪郭抽出処理を施して画像メモ
    リに格納する画像処理装置と、自車両から該前方物標ま
    での距離を計測する手段と、 自車両から一定距離における各種前方物標の形状パタ−
    ン群を記憶するパタ−ン記憶部と、 該距離計測手段が計測した前方物標までの距離値に応じ
    て該パタ−ン記憶部が記憶する形状パタ−ン群の拡大/
    縮小率を算定して該形状パタ−ン群を拡大/縮小する拡
    大/縮小装置と、 該拡大/縮小装置が拡大/縮小した該形状パタ−ン群を
    前方物標の輪郭抽出画像と逐次比較して該前方物標に最
    も近い形状パタ−ンを特定する手段と、 を備えたことを特徴とする移動車の前方認識装置。
  4. 【請求項4】前方物標の画像情報よりその特徴を抽出し
    て前方物標を識別する移動車の前方認識装置において、 前方物標の画像を入力する手段と、 入力した前方物標の画像情報を記憶する画像メモリと、 該前方物標の画像情報に輪郭抽出処理を施して画像メモ
    リに格納する画像処理装置と、 自車両から該前方物標までの距離を計測する手段と、 自車両からの一定距離における各種前方物標の形状パタ
    −ン群を記憶するパタ−ン記憶部と、 該距離計測手段が計測した前方物標までの距離値に応じ
    て該前方物標の拡大/縮小率を算定し、この拡大/縮小
    率により該前方物標の輪郭抽出画像を拡大/縮小する装
    置と、 該拡大/縮小装置が拡大/縮小した該前方物標の輪郭抽
    出画像を該形状パタ−ン群と逐次比較し、該前方物標に
    最も近い形状パタ−ンを特定する手段と、 を備えたことを特徴とする移動車の前方認識装置。
  5. 【請求項5】請求項2ないし請求項4のいずれかに記載
    の移動車の前方認識装置において、 該距離計測手段は該前方物標までの距離の他に、自車両
    から該前方物標に対する方位角度を計測する手段を備
    え、さらに、該パタ−ン記憶部は各種前方物標の形状の
    3次元パタ−ン群を記憶し、この3次元パタ−ン群を該
    距離計測手段が計測した該前方物標までの方位角度に応
    じて角度変換する手段と、 を備えたことを特徴とする移動車の前方認識装置。
  6. 【請求項6】車輌用走行制御装置において、 請求項1ないし5のいずれかに記載の移動車の前方認識
    装置と、 自車両からみた前方物標までの距離、および相対速度を
    検出する手段と、 自車速度の検出手段と、 該自車両からみた前方物標までの距離、相対速度、およ
    び自車速度の検出値から、自車両と該前方物標間の安全
    車間距離を算定する手段と、 該安全車間距離に基づいて自車速度を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする車輌用走行制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 該自車速度の加速/減速等の制御パラメ−タを前方物標
    の車種に基づいて設定する手段と、 該制御パラメ−タに基づいて自車速度を制御する手段
    と、を備えたことを特徴とする車輌用走行制御装置。
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