JPH0976638A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

Info

Publication number
JPH0976638A
JPH0976638A JP7235658A JP23565895A JPH0976638A JP H0976638 A JPH0976638 A JP H0976638A JP 7235658 A JP7235658 A JP 7235658A JP 23565895 A JP23565895 A JP 23565895A JP H0976638 A JPH0976638 A JP H0976638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
developer
compound
color
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7235658A
Other languages
English (en)
Inventor
Takako Segawa
貴子 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP7235658A priority Critical patent/JPH0976638A/ja
Publication of JPH0976638A publication Critical patent/JPH0976638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱記録体の発色性能を高めると共に、耐油
性、耐可塑剤性を向上させ、それによって発色画像の長
期安定性を高める。 【解決手段】 感熱記録体の感熱発色層に染料前駆体と
共に顕色剤として、化学式(I): 【化1】 (ただし、Xは酸素原子あるいは硫黄原子を表わす。)
で表されるスルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラ
ジノ基を少なくとも1個以上有する化合物を含み、か
つ、前記の感熱発色層が更に下記一般式(II): 【化2】 (ただしR1、R2、R3はそれぞれ互いに独立して、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、
アリールオキシ基、ニトロ基、アセチルアミノ基、アセ
トアセチルアミノ基、水素原子、およびハロゲン原子か
ら選ばれた一員を表す。)によって表わされるアセトア
セトアニリド化合物の少なくとも1種を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱によって発色
画像を形成する感熱記録体、特に一旦発色した画像の消
失が無く、記録画像の保存安定性に優れ、かつ記録感度
の高い感熱記録体に関するものである。さらに詳しく
は、記録の長期保存性が良好であって、同時に記録画像
の耐水性、耐油性、耐可塑剤性に優れ、画像記録紙、キ
ャッシュディスペンサー用紙、乗車券、定期券、POS
ラベル等のラベル、プリペイドカード等のカードおよび
通行券などに有用な感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、一般に紙、合成紙、プラ
スチックフィルム等の支持体上に電子供与性ロイコ染料
のような発色性物質と電子受容性のフェノール性化合物
等の有機酸性物質のような顕色性物質を主成分とする感
熱発色層を設けたものである。こうして得られる感熱記
録体に熱エネルギーを印加し、記録画像を得ることがで
きる。このような感熱記録体は特公昭43−4160
号、特公昭45−14039号、及び特開昭48−27
736号などに開示されており、広く実用化されてい
る。
【0003】感熱記録体は、記録装置がコンパクトで安
価でかつ保守が容易であることから、電子計算機のアウ
トプット、ファクシミリ、自動券売機、科学計測器のプ
リンター、あるいはCRT医療計測用のプリンター等に
広範囲に使用されている。しかし、支持体上に発色性染
料物質、顕色性物質および結着剤を有効成分とする感熱
発色層を塗工した従来のいわゆる染料型感熱記録体にあ
っては、発色反応が可逆的であるため、発色画像が経時
的に消色することが知られている。この消色は曝光、高
湿、高温雰囲気下に加速され、さらに水中での長時間の
放置、サラダオイルのような油、可塑剤との接触によっ
て著しく進行し、画像は読み取り不可能なレベルまで消
色してしまう。
【0004】通常無色ないし淡色のラクトン環化合物を
主とする染料を使用する発色系を用いつつ、この消色現
象を抑制するために数多くの技術が開示されてきた。例
えば特開昭60−78782号、特開昭59−1672
92号、特開昭59−114096号、特開昭59−9
3387号に見られるようなフェノール系酸化防止剤を
感熱発色層中に配合したもの、また、特開昭56−14
6794号に見られるような疎水性高分子化合物エマル
ジョン等を保護層に使用したもの、あるいは、特開昭5
8−199189号に見られるように感熱発色層上に水
溶性高分子化合物または、疎水性高分子化合物エマルジ
ョンを中間層として設け、その上に疎水性高分子化合物
を樹脂成分とする油性塗料による表面層を設けたもの、
また特開昭62−164579号に見られるようなフェ
ノール系顕色剤にエポキシ化合物を併用したもの、さら
には特開昭62−169681号に見られる特定のサリ
チル酸誘導体の金属塩を顕色剤として用いるもの等が知
られている。
【0005】前述のフェノール系酸化防止剤を配合した
感熱発色層においては、それがない場合の画像に比べ、
耐油性(例えばサラダオイルを発色面に接触させた場合
の一定時間後の画像濃度の保存率)、耐可塑剤性(可塑
剤を含有したラップフィルム等を発色面に接触させた場
合の一定時間後の画像濃度の保存率)などについては改
良が認められない。一方、保護層、表面層を設けた感熱
記録体は、油、可塑剤との短時間の接触に対しては画像
の消色が抑制されるが、長時間の接触での消色は避けら
れず、上記問題点に対する本質的な解決策とはいえな
い。また、フェノール化合物とエポキシ化合物を併用し
たものでは、加熱発色操作をしてから発色画像が安定化
されるまでに比較的長い時間が必要であり、例えば発色
直後に発色画像にサラダオイルを塗布したり、可塑剤と
接触させると発色画像はそのかなりの部分が消色してし
まう。さらに、特定のサリチル酸金属塩を用いるもの
は、画像保存性は改良されるが、耐熱試験における白紙
部の発色が見られ、又、有効な特定のサリチル酸の化学
構造が複雑で高価であるという欠点を有する。さらに、
一般に高保存性を有する感熱記録体は、添加剤を入れた
り、やや特殊な発色材料を用いざるをえないため、比較
的感度が低いという欠点を有することが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点を解決し、耐油性、耐可塑剤性等の発色画像の長期保
存性に優れ、かつ感度の高い感熱記録体を提供しようと
するものである。本発明は、例えば自動券売機用感熱記
録型の乗車券として使用できるのみならず、保存性を必
要とする回数券や定期券などへの使用、可塑剤や油脂と
の接触が避けられないポリ塩化ビニルフィルムで包装し
た食品の包装面に貼付けるPOS用バーコードシステム
用のラベルとして適するばかりでなく、高感度を要求さ
れる長期保存用のファクシミリ用紙やワープロ用紙、ま
た、CRT用画像プリンター用紙としても利用できる感
熱記録体を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明者は、発色画像の保
存安定性の高い感熱記録紙で、しかも高感度な特性を有
するものを開発すべく検討し、その結果、顕色剤として
スルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基(式
I)
【化3】 (Xは酸素原子または硫黄原子を表わす。)を1個以上
有する化合物と下記一般式(II):
【化4】 (ただしR1、R2、R3はそれぞれ互いに独立して、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、
アリールオキシ基、ニトロ基、アセチルアミノ基、アセ
トアセチルアミノ基、水素原子、およびハロゲン原子か
ら選ばれた一員を表す。)によって表されるアセトアセ
トアニリド化合物の少なくとも1種を併用することによ
り前記目的が達成できることを発見し、本発明を完成す
るに至った。
【0008】本発明の感熱記録体は、シート状基体と、
このシート状基体の少なくとも一面に形成され、かつ、
無色又は淡色の染料前駆体と、加熱下に反応してこれを
発色させる顕色剤とを含む感熱発色層を有し、前記顕色
剤が下記一般式(I):
【化5】 (Xは酸素原子または硫黄原子を表わす。)で表される
スルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基を少
なくとも1個以上有する化合物を含み、かつ前記の感熱
発色層が更に下記一般式(II):
【化6】 (ただしR1、R2、R3はそれぞれ互いに独立して、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、
アリールオキシ基、ニトロ基、アセチルアミノ基、アセ
トアセチルアミノ基、水素原子、およびハロゲン原子か
ら選ばれた一員を表す。)によって表されるアセトアセ
トアニリド化合物の少なくとも1種を併用することを特
徴とするものである。また、本発明は前記顕色剤が1、
3−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニルヒ
ドラジノカルボニル)ベンゼンおよびその水和物から選
ばれた少なくとも一員であり、かつ前記アセトアセトア
ニリド化合物がp−アセトアセトアニシジドである感熱
記録体である。
【0009】
【発明の実施の形態】アセトアニリド化合物を2,2−
ビス(4ーヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノ
ールA)によって代表されるフェノール性顕色剤の熱可
融性物質として使用することは、特公昭57−1691
4号等により公知であるが、フェノール性顕色剤とこれ
らの熱可融性物質を組み合わせたものは長期保存におい
て地かぶりを生じやすいという欠点を有する。本発明に
おいては、この欠点は見られない。本発明において顕色
剤として用いられる式(I)のスルホニルアミノ(チ
オ)カルボニルヒドラジノ基を1個以上有する化合物
は、フェノール性の水酸基、あるいはカルボキシル基な
どの酸性官能基を有しないが、塩基性のロイコ染料に対
し、強い顕色能力を有するのである。これは式(I)の
スルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基中の
セミカルバジド基が、それに隣接するスルホニル基によ
り活性化されているためと理解される。
【0010】本発明の式(I)のスルホニルアミノ(チ
オ)カルボニルヒドラジノ基を1個有する化合物を具体
的に例示すれば下記の通りである。N−(p−トルエン
スルホニルアミノカルボニル)−N ’−アセチルヒドラ
ジン、N −(p−トルエンスルホニルアミノカルボニ
ル)−N ’−ステアロイルヒドラジン、N −(p−トル
エンスルホニルアミノカルボニル)−N ’−(2−ベン
ゾチアゾイル)ヒドラジン、N −(p−トルエンスルホ
ニルアミノカルボニル)−N ’−(フェニルカルボニ
ル)ヒドラジン、N −(p−トルエンスルホニルアミノ
カルボニル)−N ’−(p−トルエンスルホニル)ヒド
ラジン、N −(p−トルエンスルホニルアミノカルボニ
ル)−N ’−(p−ヒドロキシフェニルカルボニル)ヒ
ドラジンなどを挙げることができる。また、2個以上の
スルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基を有
するものとしては、1,3−ビス(p−トルエンスルホ
ニルアミノカルボニルヒドラジノカルボニル)ベンゼ
ン、1,3−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカル
ボニルヒドラジノカルボニル)ベンゼンの水和物、4,
4’−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニル
ヒドラジノスルホニル)ジフェニルエーテル、4,4’
−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニルヒド
ラジノスルホニル)ジフェニルメタン、4,4’−ビス
(p−トルエンスルホニルアミノカルボニルヒドラジノ
カルボニル)ジフェニルエーテル、1,3−ビス(ベン
ゼンスルホニルアミノカルボニルヒドラジノカルボニ
ル)ベンゼン、1,3−ビス(ベンゼンスルホニルアミ
ノチオカルボニルヒドラジノカルボニル)ベンゼン、
1,3−ビス(o−トルエンスルホニルアミノカルボニ
ルヒドラジノカルボニル)ベンゼン、1,3−ビス(p
−クロロベンゼンスルホニルアミノカルボニルヒドラジ
ノカルボニル)ベンゼン等が挙げられる。これらの顕色
性化合物のうちのいくつかは、高湿下の長期な保存、あ
るいは感熱記録体を製造する際に行なわれる水媒体への
分散の工程で水和物を形成することがある。これらの水
和された化合物も感熱記録体の顕色剤として有用であ
る。これらの化合物は単独で用いられてもよく、あるい
はその2種以上を混合して用いてもよい。
【0011】本発明に用いられる熱可融性物質は一般式
(II):
【化7】 (ただしR1、R2、R3はそれぞれ互いに独立して、ア
ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、
アリールオキシ基、ニトロ基、アセチルアミノ基、アセ
トアセチルアミノ基、水素原子、およびハロゲン原子か
ら選ばれた一員を表す。)によって表される化合物であ
る。本発明の熱可融性物質の融点は60〜160℃であ
ることが好ましい。融点が60℃未満では、感熱記録体
製造時に望まない発色反応を誘起したり、得られる感熱
記録体の白色度が低下したりする欠点が見られることが
ある。また融点が160℃を越える場合は、高感度な感
熱記録体を得るのが困難となりやすい。
【0012】本発明に用いられるアセトアセトアニリド
化合物としては、具体的に以下のようなものを挙げるこ
とができる。p−クロロアセトアセトアニリド(融点1
31℃)、o−クロロアセトアセトアニリド(融点10
3℃)、アセトアセトアニリド(融点83℃)、o−メ
チルアセトアセトアニリド(融点104℃)、p−メチ
ルアセトアセトアニリド(融点92℃)、o−メトキシ
アセトアセトアニリド(融点83℃)、p−メトキシア
セトアセトアニリド(融点113℃)、p−エトキシア
セトアセトアニリド(融点103℃)、p−アセチルア
ミノアセトアセトアニリド(融点156℃)、2,4−
ジメチルアセトアセトアニリド(融点88℃)、5−ク
ロロ−2−メトキシアセトアセトアニリド(融点90
℃)、2,4−ジメトキシアセトアセトアニリド(融点
92℃)、2,5−ジメトキシアセトアセトアニリド
(融点69℃)、4−クロロ−2,5−ジメトキシアセ
トアセトアニリド(融点99℃)、o−ニトロアセトア
セトアニリド、m−ニトロアセトアセトアニリド、p−
ニトロアセトアセトアニリド、2−メトキシ−5−メチ
ルアセトアセトアニリド、2−メトキシ−4−ニトロア
セトアセトアニリド、2,5−ジクロロアセトアセトア
ニリド、1,3−ビス(アセトアセチルアミノ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(アセトアセチルアミノ)ベンゼン、
o−エチルアセトアセトアニリド、2−クロロ−4−メ
チルアセトアセトアニリド、4−メトキシ−2−ニトロ
アセトアセトアニリド、2,4−ジメトキシ−5−クロ
ロアセトアセトアニリド、2,5−ジエトキシ−4−ク
ロロアセトアセトアニリド、o−エトキシアセトアセト
アニリド等である。
【0013】本発明で染料前駆体として使用されるロイ
コ染料はトリフェニルメタン系、フルオラン系、ジフェ
ニルメタン系化合物等が挙げられ、従来公知のものから
選ぶことができる。例えば、3−(4−ジエチルアミノ
−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メ
チルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、クリ
スタルバイオレットラクトン、3−(N−エチル−N−
イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
(o、p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−(N−
エチル−N−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−
N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリ
ノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(m−トリ
フルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチルフルオラン、および3−シクロヘ
キシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−ヘキシルアミノ)−6−メチル−7−(p−ク
ロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−
ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラ
ン、及び3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン等から選ばれた1種以上を用いることが
できる。
【0014】また、本発明の感熱発色層は、さらに少な
くとも1個のエポキシ環を有する芳香族化合物をさらに
含むことができる。それら化合物の例は、特開昭62−
164579号、特開平2−220885号、特開平2
−255376号などに記載されているが、具体的には
例えば以下のような化合物を挙げることができる。4,
4’−ビス(2'',3''−エポキシプロピルオキシ)ジ
フェニルスルホン、2,2−ビス(4’−(2'',3''
−エポキシプロピルオキシ)フェニル)プロパン、1,
4−ビス(2',3'−エポキシプロピルオキシ)ベンゼ
ン、4−(2'−メチル−2',3'−エポキシプロピル
オキシ)-4’−ベンジルオキシ−ジフェニルスルホ
ン、4−(2'',3''−エポキシプロピルオキシ)-
4’−(p−メチルベンジルオキシ)−ジフェニルスル
ホン、エポキシ化オルトノボラッククレゾールレジン、
4,4’−ビス(2'',3''−エポキシプロピルオキ
シ)ジフェニルメタン、4,4’−ビス(2'',3''−
エポキシプロピルアミノ)ジフェニルメタン、ビス
(2'',3''−エポキシプロピル)−4,4’−メチレ
ンジベンゾエート、4,4’−ビス(2'',3''−エポ
キシプロピルオキシ)ビフェニル、4,4’−ビス
(2'',3''−エポキシプロピルオキシ)、3,3’,
5,5’−テトラメチルビフェニル、2,6−ビス
(2',3'−エポキシプロピルオキシ)ナフタレン、ビ
ス(2,3−エポキシプロピル)テレフタレート。又、
本発明においては、所望の効果を阻害しない範囲でフェ
ノール類又は、有機酸からなる従来公知の顕色剤、例え
ばスルホニルアミノ(チオ)カルボニルアミノ基を1個
以上有する化合物と併用することができる。
【0015】これら従来の顕色剤は、例えば、2,2−
ビス(4ーヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノ
ールA)、1,1−ビス(4ーヒドロキシフェニル)−
1−フェニルエタン、1,4ービス(1−メチル−1−
(4’−ヒドロキシフェニル)エチル)ベンゼン、1,
3ービス(1−メチル−1−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル)ベンゼン、ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル(特開平1−180382号)、p−ヒドロキシ安息
香酸ベンジル(特開昭52−140483号)、ビスフ
ェノールS、4−ヒドロキシ―4’−イソプロピルオキ
シジフェニルスルホン(特開昭60−13852号)、
1、1−ジ(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、1、7ージ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3、
5−ジオキサヘプタン(特開昭59−52694号)、
3、3’−ジアリル−4、4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン(特開昭60−208286号)、アリール
スルホニルアミノカルボニルアミノ基を有する顕色剤と
しては、N−(p−トルエンスルホニル)−N’−フェ
ニル尿素、N−(p−トルエンスルホニル)−N’−
(p−メトキシフェニル)尿素、N−(p−トルエンス
ルホニル)−N’−(o−トリル)尿素、N−(p−ト
ルエンスルホニル)−N’−(m−トリル)尿素、N−
(p−トルエンスルホニル)−N’−(pートリル)尿
素、N−(p−トルエンスルホニル)−N’−(o−ク
ロロフェニル)尿素、N−(ベンゼンスルホニル)−
N’−フェニル尿素、N−(p−クロロベンゼンスルホ
ニル)−N’−フェニル尿素、4,4’−ビス(p−ト
ルエンスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニル
メタンなどである。
【0016】更に本発明において、所望の効果を損なわ
ない範囲内でアセトアセトアニリド化合物には含まれな
い熱可融性物質(増感剤)を併用することもできる。そ
れらの代表的な例としては、1−ヒドロキシ−2−ナフ
トエ酸フェニルエステル(特開昭57−191089
号)、p−ベンジルビフェニル(特開昭60−8238
2号)、ベンジルナフチルエーテル(特開昭58−87
094号)、ジベンジルテレフタレート(特開昭58−
98285号)、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル
(特開昭57−201691号)、炭酸ジフェニル、炭
酸ジトリル(特開昭58−136489号)、m−ター
フェニル(特開昭57−89994号)、1,2−ビス
(m−トリルオキシ)エタン(特開昭60−56588
号)、1,5−ビス(p−メトキシフェノキシ)−3−
オキサペンタン(特開昭62−181183号)、シュ
ウ酸ジエステル類(特開昭64−1583号、特公平5
−62597号)、1,4−ビス(p−トリルオキシ)
ベンゼン(特開平2−153783号)などがあげられ
る。
【0017】又、本発明の感熱発色層は、さらにヒンダ
ードフェノール化合物又は紫外線吸収剤を含んでいて良
い。それらは例えば特開昭57−151394号、特開
昭58−160191号、特開昭58−69096号、
特開昭59−2884号、特開昭59−95190号、
特開昭60−22288号、特開昭60−255485
号、特開昭61−44686号、特開昭62−1696
83号、特開昭63−17081号、特開平1−249
385号、特願平2−266645号等に挙げられた化
合物などであり、具体的には例えば、1,1,3−トリ
ス(3’−シクロヘキシル−4’−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4ーヒ
ドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1,
1,3−トリス(2−メチル−4ーヒドロキシ−5−t
ert−ブチルフェニル)ブタン、4,4’ーチオビス
(3−メチルー6−tert−ブチルフェノール)、
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジーtert−ブチルー4ーヒドロキシベンジル)ベ
ンゼン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキ
シベンゾフェノン、p−オクチルフェニルサリシレー
ト、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、エチル−2−シアノ−3,3’−
ジフェニルアクリレート、テトラ(2,2,6,6,−
テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボエートなどである。
【0018】本発明の感熱記録体の感熱発色層は、おも
にロイコ染料と顕色剤としての上記式(I)のスルホニ
ルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基を1個以上有
する化合物と、熱可融性物質としての式(II)のアセト
アセトアニリド化合物を含むものである。感熱発色層
は、さらに、必要に応じて、エポキシ基を有する化合
物、従来公知のフェノール系あるいは有機酸系顕色剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、またはワックス類を含むこ
とができる。また、有機又は無機顔料類を含んでいるこ
とが好ましい。更に、これらの成分を支持体に固着する
ためのバインダーを含むものである。
【0019】感熱発色層における上記ロイコ染料の感熱
発色層中の含有率は、一般に感熱発色層の乾燥重量の5
〜20重量%であることが好ましく、本発明の式(I)
のスルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基を
1個以上有する顕色剤の含有率は一般に5〜50重量%
であることが好ましい。含有率が5重量%未満では顕色
能力に不足をきたし、50重量%を越えて入れても顕色
能力が飽和して格別の改善は見られず、経済的に不利と
なることがある。本発明の式(II)のアセトアセトアニ
リド誘導体である熱可融性化合物は、感熱発色層の重量
に対し5〜50重量%であることが好ましい。5%未満
の添加では増感効果が小さく、50%を越えて添加して
も増感効果は飽和し、さらなる感度の上昇は望めない。
【0020】感熱発色層に、エポキシ化合物が含まれる
場合、その含有率は感熱発色層の重量に対し1〜30重
量%であることが好ましい。酸化防止剤又は紫外線吸収
剤が含まれる場合、その含有率は1〜10重量%である
ことが好ましい。従来公知のフェノール系あるいは有機
酸系顕色剤が併用される場合、その含有率は5〜40重
量%であることが好ましく、また従来公知の増感剤が併
用される場合その含有率は10〜40重量%が好まし
い。ワックス類、白色顔料が感熱発色層に含まれる場
合、その含有率はそれぞれ2〜20重量%、2〜50重
量%であることが好ましく、またバインダーの含有率は
一般に5〜20重量%である。
【0021】上記の有機又は無機の顔料としては、例え
ば炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水
酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレ
ー、焼成クレー、タルク、および表面処理された炭酸カ
ルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、並びに、尿素
−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、
およびポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末などを挙げ
ることができる。またワックス類としては、例えば、パ
ラフィン、アミド系ワックス、ビスイミド系ワックス、
高級脂肪酸の金属塩など公知のものを用いることができ
る。前記バインダーついては、種々の分子量のポリビニ
ルアルコール、デンプン及びその誘導体、メトキシセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアク
リル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリル酸アミ
ド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/
アクリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチ
レン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリ
ルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、およびカゼイ
ンなどの水溶性高分子材料、並びに、ポリ酢酸ビニル、
ポリウレタン、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸
ビニル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン
/酢酸ビニル共重合体、およびスチレン/ブタジエン/
アクリル系共重合体等の各々のラテックスを用いること
ができる。
【0022】本発明の感熱記録体に用いられるシート状
基体は、紙、表面に顔料、ラテックスなどを塗工したコ
ーテッド紙、ラミネート紙、ポリオレフィン系樹脂から
作られた合成紙、プラスチックフィルムなどから選ぶこ
とができる。このようなシート状基体の少なくとも1面
上に、上記所要成分の混合物を含む塗布液を塗布し、乾
燥して感熱記録体を製造する。塗布量は、塗布液層が乾
燥した状態で1〜15g/m2が好ましく、2〜10g
/m2が特に好ましい。
【0023】本発明の感熱記録体においてその感熱発色
層上に更に保護層、印刷層などのような被覆層を形成す
ることもできる。また、感熱発色層の下に下塗り層を設
けることもできる。また、感熱記録体の裏面には表面と
表面の接触時のブロッキングを防止したり、裏面からの
水や油の浸透を抑さえたり、カールコントロールのため
にバック層を設けることもできる。
【0024】本発明においては、感熱記録体の付加価値
を高めるためにさらに加工を施し、より高い機能を付与
した感熱記録体とすることができる。例えば、裏面に粘
着剤、再湿接着剤、ディレードタック型接着剤による加
工を施すことで粘着紙、再湿接着剤、ディレードタック
紙としたり、磁気加工することで裏面に磁気記録可能な
感熱記録材料とすることができる。また裏面を利用して
熱転写用紙、インクジェット用紙、ノーカーボン用紙、
静電記録用紙、ゼログラフィ用紙としての機能をもた
せ、両面への記録が可能な記録紙とすることもできる。
もちろん両面感熱記録体とすることもできる。
【0025】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。特に断らない限り、「部」および「%」は、それ
ぞれ「重量部」および「重量%」を表す。実施例1 下記操作により感熱記録紙を作成した。顔料下塗り紙の調製 焼成クレイ(商品名アンシレックス:ENGELHAR
D社製)85部を水320部に分散して得られた分散物
にスチレン/ブタジエン共重合物エマルジョン(固形分
50%)を40部、10%酸化でんぷん水溶液を50部
混合して得た塗液を48g/m2の原紙の上に乾燥後の
塗布量が7.0g/m2になるように塗工して、顔料下
塗り紙を得た。分散液Aの調製 成 分 量(部) 3−(N−イソペンチル−N―エチル アミノ)−6−メチル−7−アニリノ フルオラン 20 ポリビニルアルコ―ル 10%液 10 水 70 上記組成物をサンドグラインダーをもちい、平均粒径が
1μm以下になるまで粉砕した。分散液Bの調製 成 分 量(部) 1、3−ビス(p−トルエンスルホニル アミノカルボニルヒドラジノカルボニル)ベンゼン 20 ポリビニルアルコ―ル 10%液 10 水 70 上記組成物をサンドグラインダーをもちい、平均粒径が
1μm以下になるまで粉砕した。分散液Cの調製 成 分 量(部) p−メトキシアセトアセトアニシジド 20 ポリビニルアルコ―ル 10%液 10 水 70 上記組成物をサンドグラインダーをもちい、平均粒径が
1μm以下になるまで粉砕した。
【0026】発色層の形成 上記A液500部、B液100部、C液100部、HG
クレー顔料36部、25%ステアリン酸亜鉛分散液12
部、30%パラフィン分散液10部、および10%ポリ
ビニルアルコ―ル水溶液80部を混合、攪拌し、塗布液
とした。この塗布液を、顔料下塗り紙の片面に、乾燥後
の塗布量が5.0g/m2となるように塗布乾燥して感熱発
色層を形成し、感熱記録紙を作成した。こうして得られ
た試料について、大倉電機製の発色試験機THPMDを
用い、印字電圧21.7V、印字パルス0.6msと
0.7msの条件で印字した。発色濃度はマクベス反射
濃度計RD−914で測定し、これを記録感度を代表す
る値とした。また、印字パルス1.0msで発色させた
試料に、発色後30分以内にサラダオイルおよびジオク
チルフタレート(DOP:代表的可塑剤)を塗布し、室
温で30分間放置後、過剰のオイル又は可塑剤を拭き取
り、残存画像濃度をマクベス反射濃度計で測定し、以下
の式に従って画像保存率を算出した。テスト結果を表1
に示す。
【0027】実施例2 実施例1と同様の操作を行なった。但し、分散液Cの調
製にあたり、p−メトキシアセトアセトアニリドのかわ
りにo−クロロアセトアセトアニリドを用いた。テスト
結果を表1に示す。実施例3 実施例1と同様の操作を行なった。但し、分散液Cの調
製にあたり、p−メトキシアセトアセトアニリドのかわ
りにp−メチルアセトアセトアニリドを用いた。テスト
結果を表1に示す。実施例4 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、分散液Aの
調製にあたり、3−(N−エチル−N−イソペンチルア
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオランのかわり
に、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオランを用いた。テスト結果を表1に示す。
【0028】実施例5 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、(5)の発
色層の形成にあたり、以下の分散液Dを調製した。分散液Dの調製 成 分 量(部) 2,2’−メチレンビス(4−エチル −6−tert−ブチルフェノール 40 ポリビニルアルコ―ル 10%液 10 水 50 上記組成物をサンドグラインダーをもちい、平均粒径が
1μm以下になるまで粉砕した。
【0029】発色層の形成 上記A液500部、B液100部、C液100部、D液
75部、HGクレー顔料33部、25%ステアリン酸亜
鉛分散液12部、30%パラフィン分散液10部、およ
び10%ポリビニルアルコ―ル水溶液80部を混合、攪
拌し、塗布液とした。この塗布液を、顔料下塗り紙の片
面に、乾燥後の塗布量が5.0g/m2となるように塗布乾
燥して感熱発色層を形成し、感熱記録紙を作成した。こ
うして得られた試料について実施例1と同様の操作を行
なった。テスト結果を表1に示す。
【0030】比較例1 実施例1と同様の操作を行なった。但し、発色層の形成
において、分散液Cの調製にあたり、p−メトキシアセ
トアセトアニリドのかわりにp−ベンジルビフェニルを
用いた。テスト結果を表1に示す。比較例2 実施例1と同様の操作を行なった。ただし、分散液Bの
調製にあたり、1、3−ビス(p−トルエンスルホニル
アミノカルボニルヒドラジノカルボニル)ベンゼンのか
わりに、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(ビスフェノールA)を用いた。テスト結果を表1
に示す。
【0031】
【表1】 前記の表1から明らかなように、スルホニルアミノカル
ボニルヒドラジノ基を有する化合物を顕色剤とする場
合、一般式(II)で表される熱可融性物質を用いると高
い増感効果を示し、従来の顕色剤の代表であるビスフェ
ノールA程度の発色能力を持ち、かつ、白紙地かぶりの
問題も生じない。また、フェノール性顕色剤の代表であ
るBPAと本発明の熱可融性物質を組み合わせたもの
は、耐油性、耐可塑剤性が全くないのに対し、本発明の
スルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基を有
する化合物と本発明の熱可融性物質を組み合わせたもの
は感度が高く、かつ、耐油性、耐可塑剤性にも優れてい
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の感熱記録体は、その感熱発色層
中に、顕色剤として、1分子中に1個以上のスルホニル
アミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基を有する化合物
と増感剤としてアセトアセトアニリド基を有する化合物
の少なくとも1種を含んでいる。このため、スルホニル
アミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ基が1個の顕色剤
を含む感熱発色層は従来の顕色剤よりも発色性能が優れ
ている。又、2個以上のスルホニルアミノ(チオ)カル
ボニルヒドラジノ基を有する顕色剤を含む感熱発色層
は、発色直後より高い耐油性、耐可塑剤性を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】発色層の形成 上記A液50部、B液100部、C液100部、HGク
レー顔料36部、25%ステアリン酸亜鉛分散液12
部、30%パラフィン分散液10部、および10%ポリ
ビニルアルコ―ル水溶液80部を混合、攪拌し、塗布液
とした。この塗布液を、顔料下塗り紙の片面に、乾燥後
の塗布量が5.0g/m2となるように塗布乾燥して感
熱発色層を形成し、感熱記録紙を作成した。こうして得
られた試料について、大倉電機製の発色試験機THPM
Dを用い、印字電圧21.7V、印字パルス0.6ms
と0.7msの条件で印字した。発色濃度はマクベス反
射濃度計RD−914で測定し、これを記録感度を代表
する値とした。また、印字パルス1.0msで発色させ
た試料に、発色後30分以内にサラダオイルおよびジオ
クチルフタレート(DOP:代表的可塑剤)を塗布し、
室温で30分間放置後、過剰のオイル又は可塑剤を拭き
取り、残存画像濃度をマクベス反射濃度計で測定し、以
下の式に従って画像保存率を算出した。テスト結果を表
1に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】発色層の形成 上記A液50部、B液100部、C液100部、D液
7.5部、HGクレー顔料33部、25%ステアリン酸
亜鉛分散液12部、30%パラフィン分散液10部、お
よび10%ポリビニルアルコ―ル水溶液80部を混合、
攪拌し、塗布液とした。この塗布液を、顔料下塗り紙の
片面に、乾燥後の塗布量が5.0g/m2となるように
塗布乾燥して感熱発色層を形成し、感熱記録紙を作成し
た。こうして得られた試料について実施例1と同様の操
作を行なった。テスト結果を表1に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基体と、このシート状基体の少
    なくとも一面に形成され、かつ、無色又は淡色の染料前
    駆体と、加熱下に反応してこれを発色させる顕色剤を含
    む感熱発色層を有し、前記顕色剤が下記一般式(I): 【化1】 (Xは酸素原子または硫黄原子を表わす。)によって表
    されるスルホニルアミノ(チオ)カルボニルヒドラジノ
    基を少なくとも1個以上有する化合物を含み、かつ、前
    記の感熱発色層が更に下記一般式(II): 【化2】 (ただしR1、R2、R3はそれぞれ互いに独立して、ア
    ルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、
    アリールオキシ基、ニトロ基、アセチルアミノ基、アセ
    トアセチルアミノ基、水素原子、およびハロゲン原子か
    ら選ばれた一員を表す。)によって表わされるアセトア
    セトアニリド化合物の少なくとも1種を含むことを特徴
    とする感熱記録体。
  2. 【請求項2】 前記顕色剤が1、3−ビス(p−トルエ
    ンスルホニルアミノカルボニルヒドラジノカルボニル)
    ベンゼンおよびその水和物から選ばれた少なくとも一員
    であり、かつ前記アセトアセトアニリド化合物がp−ア
    セトアセトアニシジドである特許請求の範囲第1項記載
    の感熱記録体。
JP7235658A 1995-09-13 1995-09-13 感熱記録体 Pending JPH0976638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7235658A JPH0976638A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 感熱記録体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7235658A JPH0976638A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 感熱記録体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0976638A true JPH0976638A (ja) 1997-03-25

Family

ID=16989284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7235658A Pending JPH0976638A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 感熱記録体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0976638A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06199047A (ja) 感熱記録体
JPH06297860A (ja) 感熱記録体
JP2679498B2 (ja) 感熱記録体
JP2679497B2 (ja) 感熱記録体
JP2679484B2 (ja) 感熱記録体
JP2679478B2 (ja) 感熱記録体
JP3632346B2 (ja) 感熱記録体
JPH0976638A (ja) 感熱記録体
JPH06183158A (ja) 画像耐水性の改良された感熱記録体
JP3033437B2 (ja) 感熱記録体の製造方法
JPH06328859A (ja) 感熱記録体
JP2762870B2 (ja) 感熱記録体
JPH05221144A (ja) 感熱記録体
JPH08295081A (ja) 感熱記録体
JP3982974B2 (ja) 感熱記録体
JPH0497887A (ja) 感熱記録体
JPH05169832A (ja) 感熱記録体
JP2982462B2 (ja) 感熱記録体
JPH0966672A (ja) 感熱記録体
JPH09234960A (ja) 感熱記録体
JPH07257045A (ja) 感熱記録体
JPH05185738A (ja) 感熱記録体
JPH061074A (ja) 感熱記録体
JPH05286253A (ja) 感熱記録体
JPH06278371A (ja) 感熱記録体