JPH0976534A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0976534A
JPH0976534A JP23648195A JP23648195A JPH0976534A JP H0976534 A JPH0976534 A JP H0976534A JP 23648195 A JP23648195 A JP 23648195A JP 23648195 A JP23648195 A JP 23648195A JP H0976534 A JPH0976534 A JP H0976534A
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JP
Japan
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ink jet
meniscus
recording apparatus
vibrating
ink
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Pending
Application number
JP23648195A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Nakano
智昭 中野
Shuzo Matsumoto
修三 松本
Hideyuki Makita
秀行 牧田
Yoshihisa Ota
善久 太田
Taeko Murai
妙子 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像品質が悪い。 【解決手段】 インクジェットヘッドHの駆動部圧電素
子7に印字のための主パルスMだけでなく、メニスカス
を振動させるための補助パルスSを与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特にインクジェットヘッドのメニスカス
を振動させるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、例えばイン
クを噴射する複数のノズルと、各ノズルが連通する複数
の液室と、各液室を加圧するための複数のアクチュエー
タとを備えたインクジェットヘッドを用いて高速、高密
度、高品質の記録を行なうものである。ところが、イン
クジェットヘッドは、ノズルを形成しているノズル形成
部材のノズル出口側表面(これを、単に「ノズル表面」
と称する。)、特にノズルの周辺部の濡れ性が不均一に
なると、インク溜りができやすくなり、その結果、噴射
方向が曲り、ドット位置精度が低下し、あるいは、噴射
量が変動して、ドット径のバラツキが生じたりする。
【0003】つまり、図18(a)に示すようにノズル
形成部材101に形成したノズル102内にインク10
3が充填されている状態で、そのメニスカス104がノ
ズル102内でノズル表面近くに位置し、ノズル表面に
インク溜りがないときには、、この状態でインク103
を液滴化して噴射させることによって噴射方向に異常は
生じない。しかし、同図(b)に示すようにノズル表面
にインク溜り105が生じているときには、この状態で
ノズル102内からインクを液滴化して噴射させると、
同図(c)に示すように液滴化するインクがインク溜り
105に引かれてしまって、インク溜り105が形成さ
れている方向に偏って噴射され、またメニスカス104
の状態が不安定になっているので、噴射量がばらついた
り、サテライト(ドット周囲に付着する微小のインク
滴)が多発したりする。
【0004】そのため、従来のインクジェット記録装置
にあっては、印字を開始する前にパージングやワイピン
グを行なうようにしている。ここで、パージングとは、
ノズル内の増粘化したインクの除去、気泡の排出を目的
として、印字を開始する前に、予め印字に使用しないイ
ンクを噴射させることをいう。また、ワイピングとは、
インクジェットヘッドのノズル表面をシリンコ部材等か
らなるワイパ部材で拭くことをいう。
【0005】一方、インクジェットヘッドのメニスカス
に関係する技術として、特開昭59−143652号公
報に記載されているように、主パルス電圧を印加する前
にノズル内のメニスカスの位置(液の先端位置)を決め
る付加パルス電圧をアクチュエータに印加するようにし
て、インク滴の大きさを変化させることができるように
したものがある。また、特開昭55−90373号公報
に記載されているように、アクチュエータである圧電素
子に常時インクがノズル先端よりでない程度の電気パル
スを与えておき、印字に必要なときにのみ電気パルスの
大きさを高めてノズルからインクを液滴化して噴射させ
ることで、メニスカスの復帰時間を早めて応答周波数の
向上を図るようにしたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のインクジェット記録装置のようにパージングを
行なうと、インクを無駄に使うことになり、パージング
後の周辺装置の汚れやインクの処理方法も検討しなけれ
ばならなくなり、またワイピングを行なうと、ノズル表
面に形成される撥水化処理或いは親水化処理等の表面処
理を摩耗させることになるので、ワイピング回数も充分
に確保することができず、これらのみでは高画像品質が
得られない。
【0007】一方、主パルス電圧を印加する前にノズル
内のメニスカスの位置を決める付加パルス電圧をアクチ
ュエータに印加するものにあっては、ノズル表面にイン
ク溜りが発生しているような場合には対応することがで
きず、噴射特性の低下、ドット位置精度の低下等の問題
を解決することにはならない。同様に、アクチュエータ
である圧電素子に常時インクがノズル先端よりでない程
度の電気パルスを与えるものにあっても、ノズル表面に
インク溜りが発生しているような場合には対応すること
ができず、噴射特性の低下、ドット位置精度の低下等の
問題を解決することにはならない。
【0008】このように、従来のインクジェット記録装
置にあっては、ノズル表面が安定せず、噴射特性、ドッ
ト位置精度の低下、ドット径のバラツキなどが発生して
画像品質が悪いという課題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、インクジェ
ットヘッドを備えたインクジェット記録装置において、
印字信号毎に前記インクジェットヘッドのメニスカスを
インク噴射前に一回又は複数回振動させる手段を備え
た。
【0010】請求項2のインクジェット記録装置は、イ
ンクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置に
おいて、予め定めた所定のタイミングで前記インクジェ
ットヘッドのメニスカスを一回又は複数回振動させる手
段を備えた。
【0011】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
メニスカスを振動させる手段が、前記インクジェットヘ
ッドの複数のノズルを形成したノズル形成部材を振動さ
せることで前記メニスカスを振動させる手段を備ている
構成とした。
【0012】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
メニスカスを振動させる手段が、前記インクジェットヘ
ッドのアクチュエータに対して主パルスと波形の異なる
1以上の補助パルスを印加してメニスカスを振動させる
手段を備えている構成とした。
【0013】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項2のインクジェット記録装置において、メニス
カスを振動させる手段が、非印字時間又は放置時間が予
め定めた時間を越えたときに印字を開始する前のタイミ
ングでメニスカスを振動させる構成とした。
【0014】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項2のインクジェット記録装置において、メニス
カスを振動させる手段が、パージング動作終了後印字を
開始する前のタイミングでメニスカスを振動させる構成
とした。
【0015】請求項7のインクジェット記録装置は、イ
ンクジェットヘッドを往復動させて印字を行なうシリア
ル方式のインクジェット記録装置において、各行の印字
開始から終了までの間の予め定めた所定のタイミングで
前記インクジェットヘッドのメニスカスを振動させる手
段を備えた。
【0016】請求項8のインクジェット記録装置は、イ
ンクジェットヘッドを往復動させて印字を行なうシリア
ル方式のインクジェット記録装置において、復路の予め
定めた期間内に所定のタイミングで前記インクジェット
ヘッドのメニスカスを振動させる手段を備えた。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。先ず、本発明を適用するイン
クジェット記録装置で用いられるインクジェットヘッド
の一例について図1〜図3を参照して説明する。なお、
図1はインクジェットヘッドの図3のA−A線に沿う方
向の要部拡大断面図、図2は同じく図3のB−B線に沿
う方向の要部拡大断面図、図3は同インクジェットヘッ
ドの液室ユニットを除いた平面図である。
【0018】このインクジェットヘッドHは、列状に設
けた複数の圧電素子等を有するアクチュエータユニット
1と、アクチュエータユニット1上に接合されて複数の
圧電素子で変形部を介して加圧される複数の加圧液室及
びこの複数の加圧液室に連通する複数のノズル等を形成
している液室ユニット2とからなる。
【0019】アクチュエータユニット1は、絶縁性の基
板3上に、複数の圧電素子を列状に設けた2列の圧電素
子列4,4と、これら2列の圧電素子列4,4の周囲を
取り囲むフレーム5を接着剤6によって接合している。
圧電素子列4は、インクを液滴化して飛翔させるための
駆動パルスが与えられる複数の圧電素子(これを「駆動
部圧電素子」という。)7,7…と、駆動部圧電素子
7,7間に位置し、駆動パルスが与えられずに単に液室
ユニット2を基板3に固定する複数の圧電素子(これを
「固定部圧電素子」という。)8,8…とを交互に配置
している。
【0020】液室ユニット2は、変形部であるダイアフ
ラム部11を形成した振動板12上に、加圧液室流路を
形成する感光性樹脂フィルム(ドライフィルムレジス
ト)からなる2層構造の液室流路形成部材13を接着
し、この液室流路形成部材13上に複数のノズル15を
形成したノズル形成部材であるノズルプレート16を接
着してなる。これら振動板12、液室流路形成部材13
及びノズルプレート16によって、圧電素子列4の各駆
動部圧電素子7,7…に対向する変形可能なダイヤフラ
ム部11を有するそれぞれ略独立した複数の加圧液室1
7,17…を形成し、かつ、ノズル15,15…を振動
板12のダイアフラム部11即ち圧電素子列4の各駆動
部圧電素子7,7…に対向して配列している。そして、
この液室ユニット2は、その振動板12の所要の部分を
接着剤18によって固定部圧電素子8,8…及びフレー
ム5上に接合することで、全体としてアクチュエータユ
ニット1上に高い剛性で接合している。
【0021】ここで、液室流路形成部材13は、上記の
ように振動板12上面とノズルプレート16下面との間
に位置して各駆動部圧電素子7に対応する各加圧液室1
7を形成すると共に、各加圧液室17にインクを供給す
るために各加圧液室17の両側に位置する共通液室20
と、各加圧液室17の両側を共通液室20に連通する流
体抵抗部を兼ねた各インク供給路21,21とを形成す
るものであるが、その製造工程上、振動板12上面にド
ライフィルムレジスト(感光性樹脂フィルム)を用いて
所要の液室パターンを形成した下側液室流路形成層22
と、ドライフィルムレジストを用いて所要の液室パター
ンを形成した上側液室流路形成層23とを接合した2層
構造としている。
【0022】また、図3に示すように、アクチュエータ
ユニット1の基板3上には各圧電素子列4,4の内側に
すべての圧電素子P(駆動部圧電素子7及び固定部圧電
素子8)の+側を接続した共通電極パターン28を設
け、また、各圧電素子列4,4の外側に各圧電素子P毎
に分割した選択電極パターン29を設けている。
【0023】このように、このインクジェットヘッドに
おいては、ノズル15を形成したノズルプレート16は
液室形成部材13によって形成される各液室間の隔壁部
26(図2参照)及び振動板12を介して固定部圧電素
子8によって保持される。
【0024】次に、本発明を適用するインクジェットヘ
ッド駆動制御回路の一例について図4を参照して説明す
る。このヘッド駆動制御回路は、タイミング信号発生回
路31と、定電圧駆動回路32及び選択回路33とから
なる。タイミング信号発生回路31は、インクジェット
ヘッドHの複数の圧電素子列4,4の各駆動部圧電素子
7,7…に対して駆動電圧(駆動波形)を与えるための
主パルス信号(周波数は最高駆動周波数fmax)とメニ
スカスを振動させるための補助パルス信号とからなるタ
イミング信号STを生成して出力する。
【0025】定電圧駆動回路32は、タイミング信号発
生回路31からのタイミング信号STのうちの主パルス
信号に基づいてインクジェットヘッドHの各駆動部圧電
素子7,7…に対して印字のための駆動電圧(駆動波
形)を与えると共に、補助パルス信号に基づいてメニス
カス振動のための補助駆動電圧を与える。
【0026】この定電圧駆動回路32は、タイミング信
号STのうちの主パルス信号である方形状パルスからイ
ンク加圧時において所定の電圧波形の駆動電圧を生成す
ると共に、補助パルス信号からメニスカス振動時におい
て所定の電圧波形の補助駆動電圧を生成する波形生成回
路34と、この波形生成回路34の出力をインクジェッ
トヘッドHの複数の駆動部圧電素子7,7…に出力する
低インピーダンス出力回路35とからなる。
【0027】また、定電圧駆動回路32の波形生成回路
34は、ROM、D/Aコンバータ又は他のパルス発生
回路と微積分回路、クリップ回路、クランプ回路などの
波形変形回路で構成できる。低インピーダンス出力回路
35は、バッファアンプ、SEPP(Single Ended
Push Pull)等で構成される低インピーダンス増幅
器からなる。なお、低インピーダンス出力回路を用いる
ことで駆動電圧波形の出力は圧電素子に対して低インピ
ーダンス出力となり、圧電素子のバラツキや駆動チャン
ネル数によって波形が歪むことがない。
【0028】選択回路33は、インクジェットヘッドH
の各駆動部圧電素子7,7…に対して印字信号に応じた
選択信号を与えると共に、メニスカス信号のための選択
信号を与える。この選択回路33は、シフトレジスタ回
路、ラッチ回路及びインクジェットヘッドHの各駆動部
圧電素子7(チャンネル、なお、チャンネルとは、1個
のノズル、加圧液室及び圧電素子からなる部分の意味で
用いる。)に対応したトタンジスタとダイドードアレイ
からなる。
【0029】なお、定電圧駆動回路32を低インピーダ
ンス出力回路35の出力側をインクジェットヘッドHの
共通電極パターン28に接続(結線)し、選択回路33
の出力側をインクジェットヘッドHの選択電極パターン
29に接続している。
【0030】ここで、定電圧駆動回路32の具体例につ
いて図5乃至図8を参照して説明する。図5の定電圧駆
動回路32は、入力信号が与えられる入力端子INをバ
ッファBを介してトランジスタTr1のベースに、イン
バータIを介してトランジスタTr2のベースにそれぞ
れ接続し、これらトランジスタTr1のコレクタには第
1の電源電圧Vsを給電し、トランジスタTr2のエミ
ッタは接地している。
【0031】これらのトランジスタTr1のエミッタと
トランジスタTr2のコレクタとの間を、抵抗raとダ
イオードD1の直列回路と抵抗rbとダイオードD2の
直列回路との並列回路に接続し、これらダイオードD
1,D2間をa点に接続し、a点と接地間にコンデンサ
Ckを接続して、抵抗raとコンデンサCkで充電時の
時定数回路を、抵抗rbとコンデンサCkで放電時の時
定数回路を構成している。また、コンデンサCkと抵抗
ra及び抵抗rb間に接続されるa点をダイオードDk
及び切換回路36を介して2種類の第2の電源電圧Vp
d1,Vpd2(Vpd2<Vpd1<Vs)に接続し
ている。ダイオードDkはクリップ回路37となる。
【0032】そして、a点をトランジスタTr3〜Tr
6からなる低インピーダンス出力回路35の入力側であ
るトランジスタTr3のベースとトランジスタTr4に
ベースとの間に接続し、出力側となるトランジスタTr
5のエミッタとトランジスタTr6のコレクタとの間を
インクジェットヘッドHの複数の駆動部圧電素子7,7
…の共通端子COM(共通電極パターン28)に接続し
ている。
【0033】この定電圧駆動回路32においては、入力
端子INにパルス状タイミング信号STが入力される
と、バッファBを介してトランジスタTr1がオン状
態、インバータIを介してトランジスタTr2がオフ状
態になり、第1の電源電圧Vsによって抵抗raとコン
デンサCkで決まる時定数でコンデンサCkの充電が開
始される。このとき、a点にはダイオードDk(降下電
圧Vd)を介して第2の電源電圧VpdとしてVpd1
又はVpd2に接続されているため、コンデンサCkの
充電電圧は第1の電源電圧Vsまで上がらず、電圧Vp
(Vp=Vpd−Vd)にクリップされ、この電圧が駆
動電圧Vpの最大値となる。
【0034】また、入力端子INにパルス状タイミング
信号STが入力されなくなると、バッファBを介してト
ランジスタTr1がオフ状態、インバータIを介してト
ランジスタTr2がオン状態になり、抵抗rbとコンデ
ンサCkで決まる時定数でコンデンサCkの放電が行わ
れる。
【0035】次に、図6に示す定電圧駆動回路32は、
タイミング信号STで抵抗r11又はr12のいずれか
を選択する切換回路36と、これらの抵抗r11又はr
12、抵抗r2、可変抵抗r3、ダイオードDk(降下
電圧Vd)及び電流補償用の電界コンデンサCからなる
クリップ回路37を備えたものである。このクリップ回
路37においては、第1の電源電圧Vsを抵抗r11又
はr12と可変抵抗t3及び抵抗r2の直列回路とで抵
抗比分圧し、この分圧点bの電圧を第2の電源電圧Vp
dとして用いる。これにより、コンデンサCkは、Vp
=Vs*{(r2+r3)/(r1+r2+r3)}−
Vdまで充電されることになる。このように、第1の電
源電圧Vsから抵抗比分圧によって第2の電源電圧Vp
dを生成することによって、低コストでしかも温度補償
やヘッド特性のバラツキ補正などの駆動電圧制御を容易
に行うことが可能になる。
【0036】また、図7に示す定電圧駆動回路32は、
上記クリップ回路37で生成した第2の電源電圧Vpd
を低インピーダンス出力回路35の電源電圧として給電
するようにしたものである。このようにすれば、低イン
ピーダンス出力回路35のトランジスタ損失が小さく抑
えられるが、図6の定電圧駆動回路の構成よりもクリッ
プ回路37の電界コンデンサCの容量が大きくなる。
【0037】さらに、図8に示す定電圧駆動回路32
は、切換回路36で切換えられるツェナダイオードZD
1,ZD2とダイオードDkからなるクリップ回路37
を備えたものである。この場合には、ツェナダイオード
ZD1又はZD2のツェナ電圧Vzが第2の電源電圧V
pdとなる(Vz=Vpd)となって圧電素子に印加す
る駆動電圧Vpは選択されたツェナダイオードZD1又
はZD2のツェナ電圧Vzで決まることになる。このよ
うに、第2の電源電圧Vpdを第1の電源電圧Vsから
ツェナダイオードを用いて生成することによって、低コ
ストでしかも省スペースでの実装が可能になる。
【0038】次に、以上のように構成したヘッド駆動制
御回路を用いたインクジェットヘッドHの駆動制御の第
1例について図9を参照して説明する。なお、定電圧駆
動回路32としては図6に示したものを用いることとす
る。ここでは、インクジェットヘッドHの駆動部圧電素
子7に対してノズル15からインクを液滴化して噴射さ
せるための主パルス(以下、「主パルスM」という。)
と、ノズル15内のインクのメニスカスを振動させるた
めの補助パルス(以下、「補助パルスS」という。)と
を印加する。そのため、補助パルスSは、インクを噴射
させない程度にメニスカスを振動させなければならない
ので、主パルスMに比べて、波高値が低いか、時定数が
長いか、パルス幅が短い波形である必要がある。この第
1例では、補助パルスSの波高値を主パルスMの波高値
より低くしたものを用いている。
【0039】そこで、タイミング信号発生回路31から
は主パルスMを印加する前に補助パルスSを印加させる
ために、図9(a)に示すようにタイミング信号STと
して、最高駆動周波数fmaxで主パルス信号STMを出
力すると共に、この主パルス信号STMの前に主パルス
信号STMよりパルス幅の狭い複数(ただし、1個でも
よい。)の補助パルス信号STSを出力する。
【0040】一方、定電圧駆動回路32の波形生成回路
34内の切換回路36は、同図(b)に示すように主パ
ルス信号STMが入力されたときには第2の電源電圧V
pd1側を選択してこれを第2の電源電圧Vpdとして
出力させ、主パルス信号STMが入力されたときには第
2の電源電圧Vpd2(ただし、「Vpd2<Vpd
1」とする。)側を選択してこれを第2の電源電圧Vp
dとして出力させる。
【0041】それによって、前述したように定電圧駆動
回路32の駆動電圧Vpは、(Vpd−Vd)にクリッ
プされた電圧となるので、同図(c)に示すように主パ
ルス信号STMが入力されたときには駆動電圧Vp1を
有する主パルスMが駆動波形としてインクジェットヘッ
ドHに出力され、補助パルス信号STSが入力されたと
きには駆動電圧Vp2(Vp2<Vp1)を有する補助
パルスSが駆動波形としてインクジェットヘッドHに出
力される。
【0042】したがって、補助パルスSが与えられたと
きに駆動部圧電素子7が駆動されて振動板12を介して
加圧液室17をインク滴を噴射しない程度に加圧するの
で、ノズル15内のメニスカスが印字信号毎に1回或い
は複数回(補助パルスSの数による。)振動することに
なる。なお、補助パルスSのパルス数は、ノズルプレー
ト16表面の特性やヘッド構造に応じて予め選択設定す
ればよい。
【0043】このようにインクジェットヘッドHのメニ
スカスを振動させることにより、ノズル表面のインク溜
りを除去することができる。特に、例えば図10に示す
ようにノズルプレート16としてノズル形成部材16a
のノズル表面に撥水性を有する表面処理部分(層)16
bを形成したものを用いているときには、ノズル15内
のインク41のメニスカス42が振動して破線で示すよ
うに矢示方向にノズルプレート16表面より若干飛び出
すことによって、ノズルプレート16表面に付着してい
るインク溜り43は、同図(b)に示すようにインク4
1のメニスカス42がノズル15内に復帰するときに復
帰するインク41に矢印でしめすように引かれてノズル
15内に引き込まれて除去されるので、同図(c)に示
すように主パルスMが印加されてノズル15からインク
41が液滴化して噴射するときにその噴射方向が安定す
るなど、安定した噴射特性が得られる。
【0044】また、例えば図11に示すようにノズルプ
レート16としてノズル形成部材16aのノズル表面に
親水性を有する表面処理部分(層)16cを形成したも
のを用いているときには、表面処理層16cには薄いイ
ンクの膜44が張っているので、ノズル15内のインク
41のメニスカス42が振動して破線で示すように矢示
方向にノズルプレート16表面より若干飛び出すことに
よって、ノズルプレート16表面に付着しているインク
溜り43が押されて、同図(b)に示すようにインク溜
り43は表面のインクの膜44に吸収拡散されて除去さ
れるので、同図(c)に示すように主パルスMが印加さ
れてノズル15からインク41が液滴化して噴射される
ときにその噴射方向が安定するなど、安定した噴射特性
が得られる。
【0045】なお、上記の説明では、定電圧駆動回路3
2として図5に示したものを用いたが、図6及び図7に
示すものにおいては抵抗r11及びr12の抵抗値を異
ならせることによって、図8に示すものにあってはツェ
ナダイオードZD1及びZD2のツェナ電圧を異ならせ
ることによって、第2の電源電圧Vpdを選択設定でき
るので、上記と同様にして補助パルス信号でメニスカス
を振動させることができる。
【0046】また、定電圧駆動回路32として第2の電
源電圧Vpdを切換えるための切換回路36を備えたも
のを用いているが、補助パルス信号STSのパルス幅が
前記充電時定数に対して短ければ電圧Vpまで充電され
ることがなくなり、補助パルスSの波高値は主パルスM
の波高値より低くなる。このようにすることで、定電圧
駆動回路の構成を簡単にすることができる。
【0047】このように印字信号毎にインクジェットヘ
ッドのメニスカスをインク噴射前に一回又は複数回振動
させることによって、ノズル表面を常に一定状態に保つ
ことができて、ノズル表面の濡れ性が不均一なインクジ
ェットヘッドでもインク噴射特性が良好になって、高画
像品質の記録を行なうことができるようになる。
【0048】また、インクジェットヘッドHのアクチュ
エータである駆動部圧電素子7に補助パルスを印加して
メニスカスを振動させるようにすることで、ヘッドに新
たな手段を設ける必要がなく、低コストで良好な噴射特
性を確保することができる。
【0049】次に、ヘッド駆動制御回路を用いたインク
ジェットヘッドHの駆動制御の第2例について図12を
参照して説明する。この第2例では、タイミング信号発
生回路31からは電源投入後の一定時間の間、主パルス
Mを印加する前に補助パルスSを印加させるために、同
図(a)に示すようにタイミング信号STとして、電源
「ON」になってから一定時間T1の間、最高駆動周波
数で出力する主パルス信号STMの前に主パルス信号S
TMよりパルス幅の狭い複数(ただし、1個でもよ
い。)の補助パルス信号STSを出力する。
【0050】これによって、定電圧駆動回路32の第2
の電源電圧Vpdは同図(b)に示すように変化し、電
源投入後の一定時間T1の間、同図(c)に示すように
主パルスMの前に複数(1個でもよい。)の補助パルス
Sが駆動波形としてインクジェットヘッドHに出力さ
れ、メニスカスが振動して、ノズル表面を安定状態に戻
す。
【0051】このように、予め定めた所定のタイミング
でインクジェットヘッドのメニスカスを一回又は複数回
振動させる、ここでは電源投入後の予め定めた一定時間
メニスカスを振動させることによって、ノズル表面の経
時劣化が著しいヘッドでも、安定したノズル表面に復帰
させて、良好な噴射特性を回復することができる。
【0052】次に、メニスカス振動をさせるタイミング
の他の例について説明する。まず、インクジェット記録
装置が電源OFF状態で長時間放置されたときや、電源
ON状態のまま印字しない非印字状態が続いたときに
は、ノズル表面の経時的変化によって濡れ性が不均一に
なる。
【0053】そこで、電源OFF状態でも作動するタイ
マ手段を設けて放置時間を検出し、電源ON後放置時間
が予め定めた所定の時間を越えているときには例えばウ
ォーミングアップの途中でメニスカスを振動させるよう
にすることで、経時的変化によって濡れ性が不均一にな
ったノズル表面を安定状態に回復した後印字を行なうこ
とによって、良好な噴射特性が得られる。
【0054】同様に、印字信号が入力されなくなったと
きから次の印字信号が入力されるまでの時間を計測する
タイマ手段を設けて非印字時間を検出し、非印字時間が
予め定めた所定の時間を越えているときにはメニスカス
を振動させるようにすることで、経時的変化によって濡
れ性が不均一になったノズル表面を安定状態に回復する
ことによって、良好な噴射特性が得られる。
【0055】また、放置時間が長くなると、ノズル表面
またはノズル出口近傍のインク物性又は粘度が変化する
のでパージングが必要になるが、パージ終了後はノズル
表面にインクが付着するので、パージング動作終了後に
メニスカスを振動して安定したノズル表面を作ることに
よって、良好なインク噴射特性が得られる。
【0056】そこで、図13、図14を参照してインク
ジェットヘッドHの駆動制御の第3例、第4例を説明す
る。図13に示す第3例では、同図(a)に示すように
タイミング信号発生回路31によって電源投入から印字
開始までの間のうち、例えばウォーミングアップ中の予
め定めたタイミングで、一定時間の間複数の補助パルス
信号STS群を出力するようにすることで、同図(c)
に示すように定電圧駆動回路32から補助パルスS群を
インクジェットヘッドHに印加してメニスカスを振動さ
せるようにしている。この駆動制御は、例えば電源投入
毎に行なうこともできれば、上述したように放置時間の
検出結果に応じて必要なときにのみ行なうようにするこ
ともできる。
【0057】図14に示す第4例では、同図(a)に示
すようにタイミング信号発生回路31によって電源がO
FFされる直前に一定時間の間複数の補助パルス信号S
TS群を出力して、同図(c)に示すように定電圧駆動
回路32から補助パルスS群をインクジェットヘッドH
に印加してメニスカスを振動させるようにしている。電
源がOFFされる直前にこのような動作を行なうために
は、電源スイッチがOFF操作された後も一定時間、あ
るいはその他の予め定めたタイミングに達するまでの間
必要な部分に給電を継続しておけばよい。
【0058】このように電源OFFの直前にメニスカス
を振動させてノズル表面を安定化しておくことによっ
て、放置によるノズル表面の経時的劣化や目詰りを事前
に防止することができる。
【0059】さらに、印字領域にて印字中は、実質的な
駆動周波数は印字パターンによって異なるので、インク
噴射特性が駆動周波数によって異なる場合や、時間と共
にノズル表面が徐々に変化する場合には、不要サテライ
トが発生したり、噴射方向が曲ったりして画像品質が損
なわれる。そこで、このような場合には、印字領域中の
予め定めたタイミングでメニスカスを振動させることに
よって、安定したノズル表面を回復することができて、
良好な噴射特性を維持することができる。
【0060】この場合、実質的な駆動周波数(駆動周
期)を検出する手段を備えて、特定の周波数成分で印字
するときのみ、主パルスと次の主パルスとの間(周期)
に複数の補助パルスを印加してメニスカスを振動させる
ようにすることもできる。また、インクジェットヘッド
を往復動して印字を行なうシリアル方式のインクジェッ
ト記録装置において、各行の先頭から行末の特定の印字
領域にヘッドが走査されている時間内の予め定めたタイ
ミングで補助パルスを印加してメニスカスを振動させる
ようにすることもできる。
【0061】さらにまた、インクジェットヘッドを往復
動して印字を行なうシリアル方式のインクジェット記録
装置において、往路で印字を行ない、復路でメニスカス
の振動を行なうようにすることもできる。このようにし
た第5例を図15を参照して説明すると、タイミング信
号発生回路31は、インクジェットヘッドの往路では同
図(a)に示すように主パルス信号STMのみを出力し
て同図(c)に示すように主パルスMのみをインクジェ
ットヘッドに印加し、インクジェットヘッドの復路では
同図(b)に示すように補助パルス信号STSのみを出
力して同図(d)に示すように補助パルスSのみをイン
クジェットヘッドに印加してメニスカスを振動させるよ
うにする。
【0062】このようにインクジェットヘッドの往路で
は印字を行ない、復路でメニスカス振動を行なうように
することによって、非印字期間中(復路)に安定したノ
ズル表面を作ることができ、印字期間中(往路)にあえ
てメニスカスを振動させるための時間を確保する必要が
なくなって、駆動周波数を上げることができ、印字速度
を高速にすることができる。
【0063】上記実施例においては、インクジェットヘ
ッドHのアクチュエータである駆動部圧電素子7を駆動
してメニスカスを振動させるようにしているが、ノズル
プレート16を支持している固定部圧電素子8の1又は
複数あるいは全部を駆動する駆動回路及びこの駆動回路
に対して上記で説明したような補助パルス信号を与える
タイミング信号発生回路を備えることにより、ノズルプ
レート16を振動させることによってメニスカスを振動
させるようにすることもできる。
【0064】このようにノズルプレートを振動させてメ
ニスカスを振動させるようにすれば、ノズルの周囲だけ
でなくノズルプレート全体のクリーニング効果が得られ
るようになり、ノズルキャップの汚れや、カラーインク
を用いた場合のノズルプレート上での混色を防止するこ
とができるようになる。
【0065】また、図16に示すように上記インクジェ
ットヘッドHの圧電素子列4の両端部にダミー圧電素子
51を設けると共に、このダミー圧電素子51に対応し
て振動板12とノズルプレート16との間に隔壁部52
を形成し、ダミー圧電素子51を駆動する駆動回路及び
この駆動回路に対して上記で説明したような補助パルス
信号を与えるタイミング信号発生回路を備えることによ
り、ノズルプレート16全体を振動させてメニスカスを
振動させるようにすることもできる。
【0066】さらに、図17に示すようにノズルプレー
ト16の表面或いは裏面の両端部に圧電素子53,53
を取付けて、この圧電素子53を駆動することによって
ノズルプレート16を直接振動させてメニスカスを振動
させるようにすることもできる。
【0067】なお、上記各実施例においては、インクジ
ェットヘッドの加圧液室を加圧するためのアクチュエー
タとして圧電素子を用いた例について説明したが、本発
明は、圧電素子に限らず、液室内に気泡を発生させるた
めの発熱抵抗体を用いるものや、その他のインクを噴射
させるためのエネルギー変換素子を用いるものにも同様
に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、インクジェットヘッドを備
えたインクジェット記録装置において、印字信号毎にイ
ンクジェットヘッドのメニスカスをインク噴射前に一回
又は複数回振動させるようにしたので、ノズル表面を常
に一定状態に保つことができて、ノズル表面の濡れ性が
不均一なヘッドでもインク噴射特性が良好になり、画像
品質が向上する
【0069】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、予め定めた所定のタイミングでインクジェットヘッ
ドのメニスカスを一回又は複数回振動させるようにした
ので、ノズル表面の経時劣化が著しいヘッドでも必要に
応じて、任意の予め定めた所定のタイミングでメニスカ
スを振動させることにより、安定したノズル表面に復帰
させて、良好な噴射特性を得ることができる。
【0070】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、インクジェットヘッドの複数のノズルを形成した
ノズル形成部材を振動させることでメニスカスを振動さ
せるようにしたので、ノズル周囲だけでなく、ノズルプ
レート全体のクリーニング効果が得られて、ノズルキャ
ップの汚れや、カラーインクを用いるときにノズルプレ
ート上での混色を防止することができる。
【0071】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、インクジェットヘッドのアクチュエータに対して
主パルスと波形の異なる1以上の補助パルスを印加して
メニスカスを振動させるようにしたので、ヘッドに新た
な装置を具備することなく、低コストで良好なインク噴
射特性が得られる。
【0072】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項2のインクジェット記録装置において、
非印字時間又は放置時間が予め定めた時間を越えたとき
に印字を開始する前のタイミングでメニスカスを振動さ
せるようにしたので、長時間の放置や非印字状態が続い
た場合に印字開始直後の画像品質の劣化を防止できる。
【0073】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項2のインクジェット記録装置において、
パージング動作終了後印字を開始する前のタイミングで
メニスカスを振動させるようにしたので、長時間の放置
や非印字状態が続いた場合にパージング動作を行なった
後の印字開始直後の画像品質の劣化を防止できる。
【0074】請求項7のインクジェット記録装置によれ
ば、インクジェットヘッドを往復動させて印字を行なう
シリアル方式のインクジェット記録装置において、各行
の印字開始から終了までの間の予め定めた所定のタイミ
ングでインクジェットヘッドのメニスカスを振動させる
ようにしたので、インク噴射特性の駆動周波数依存性が
高い場合や、ノズル表面の経時劣化が著しい場合でも、
安定したノズル表面を確保することができて、良好な画
像品質が得られ、高画像品質を確保することができる。
【0075】請求項8のインクジェット記録装置によれ
ば、インクジェットヘッドを往復動させて印字を行なう
シリアル方式のインクジェット記録装置において、復路
の予め定めた期間内に所定のタイミングでインクジェッ
トヘッドのメニスカスを振動させるようにしたので、印
字期間中にあえてメニスカスを振動させるための時間を
確保する必要がなくなり、安定したノズル表面を作るこ
とができ、良好な画像品質が得られて高画像品質を確保
することができると共に、駆動周波数を上げて印字速度
の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するインクジェット記録装置のイ
ンクジェットヘッドの一例を示す図3のA−A線に沿う
方向の要部拡大断面図
【図2】同じく図3のB−B線に沿う方向の要部拡大断
面図
【図3】同インクジェットヘッドの液室ユニットを除い
た平面図
【図4】インクジェットヘッド駆動制御回路の一例を示
すブロック図
【図5】図4の定電圧駆動回路の具体例を示す回路図
【図6】同じく定電圧駆動回路の他の具体例を示す回路
【図7】同じく定電圧駆動回路の更に他の具体例を示す
回路図
【図8】同じく定電圧駆動回路の更にまた他の具体例を
示す回路図
【図9】インクジェットヘッドの駆動制御の第1例の説
明に供する説明図
【図10】メニスカスを振動させたときの作用効果の説
明に供するノズル部の拡大説明図
【図11】メニスカスを振動させたときの作用効果の説
明に供する他のノズル部の拡大説明図
【図12】インクジェットヘッドの駆動制御の第2例の
説明に供する説明図
【図13】インクジェットヘッドの駆動制御の第3例の
説明に供する説明図
【図14】インクジェットヘッドの駆動制御の第4例の
説明に供する説明図
【図15】インクジェットヘッドの駆動制御の第5例の
説明に供する説明図
【図16】本発明を適用するインクジェット記録装置の
他のインクジェットヘッドの要部拡大断面図
【図17】本発明を適用するインクジェット記録装置の
更に他のインクジェットヘッドのノズルプレートの斜視
【図18】ノズル表面のインク溜りとインクの噴射特性
の説明に供する説明図
【符号の説明】
H…インクジェットヘッド、1…アクチュエータユニッ
ト、2…液室ユニット、3…基板、4…圧電素子列、7
…駆動部圧電素子、8…固定部圧電素子、12…振動
板、13…液室流路形成部材、15…ノズル、16…ノ
ズルプレート、17…加圧液室、28…共通電極パター
ン、29…選択電極パターン、31…タイミング信号発
生回路、32…定電圧駆動回路、33…選択回路、34
…波形生成回路、35…定インピーダンス出力回路、3
6…切換回路、51…ダミー圧電素子、53…圧電素
子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 善久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村井 妙子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドを備えたインクジ
    ェット記録装置において、印字信号毎に前記インクジェ
    ットヘッドのメニスカスをインク噴射前に一回又は複数
    回振動させる手段を備えたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクジェットヘッドを備えたインクジ
    ェット記録装置において、予め定めた所定のタイミング
    で前記インクジェットヘッドのメニスカスを一回又は複
    数回振動させる手段を備えたことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、メニスカスを振動させる手段が、前
    記インクジェットヘッドの複数のノズルを形成したノズ
    ル形成部材を振動させることで前記メニスカスを振動さ
    せる手段を備えていることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、メニスカスを振動させる手段が、前
    記インクジェットヘッドのアクチュエータに対して主パ
    ルスと波形の異なる1以上の補助パルスを印加してメニ
    スカスを振動させる手段を備えていることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のインクジェット記録装
    置において、メニスカスを振動させる手段が、非印字時
    間又は放置時間が予め定めた時間を越えたときに、印字
    を開始する前のタイミングでメニスカスを振動させるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のインクジェット記録装
    置において、メニスカスを振動させる手段が、パージン
    グ動作終了後印字を開始する前のタイミングでメニスカ
    スを振動させることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 インクジェットヘッドを往復動させて印
    字を行なうシリアル方式のインクジェット記録装置にお
    いて、各行の印字開始から終了までの間の予め定めた所
    定のタイミングで前記インクジェットヘッドのメニスカ
    スを振動させる手段を備えたことを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  8. 【請求項8】 インクジェットヘッドを往復動させて印
    字を行なうシリアル方式のインクジェット記録装置にお
    いて、復路の予め定めた期間内に所定のタイミングで前
    記インクジェットヘッドのメニスカスを振動させる手段
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
JP23648195A 1995-09-14 1995-09-14 インクジェット記録装置 Pending JPH0976534A (ja)

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