JPH0976158A - ハンガー式ショットブラスト装置 - Google Patents

ハンガー式ショットブラスト装置

Info

Publication number
JPH0976158A
JPH0976158A JP26242595A JP26242595A JPH0976158A JP H0976158 A JPH0976158 A JP H0976158A JP 26242595 A JP26242595 A JP 26242595A JP 26242595 A JP26242595 A JP 26242595A JP H0976158 A JPH0976158 A JP H0976158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
shot
rotation
support mechanism
blasting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26242595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Hidaka
健蔵 日高
Susumu Ikeda
進 池田
Toshiyuki Kanehara
利侑 金原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sintokogio Ltd filed Critical Sintokogio Ltd
Priority to JP26242595A priority Critical patent/JPH0976158A/ja
Publication of JPH0976158A publication Critical patent/JPH0976158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンガー式ブラスト装置において処理品が肉
厚の薄い部分と厚い部分とが存在する場合、肉厚の薄い
部分がショットの投射を受けて歪んだり破損したりす
る。 【解決手段】 ハンガー7は、回転支持機構6および固
定機構17、19によってブラスト処理位置に固定され
た後、従動機構8と駆動機構25、26、27、28、
31とにより水平回転され、この回転中に、ハンガー7
の回転すなわち処理品の回転状態が角検知手段29によ
り検知されて、ショットが投射されると肉厚の薄い部分
に対して当たるときには指令手段37からの指令により
ショット投射機構によるショットの投射が一時中断され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉厚の薄い部分と
厚い部分の両方が存在する処理品をハンガーに掛止させ
てブラスト処理するのに好適な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンガーコンベヤによって処理品
を移動させるようにしたショットブラスト装置いわゆる
ハンガー式ショットブラスト装置においては、処理品は
ハンガーを介して水平回転されると同時にショットの投
射を受けてブラスト処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来のハンガー式ショットブラスト装置では、
特に処理品が肉厚の薄い部分と厚い部分の両方が存在す
る場合、肉厚の薄い部分がショットの投射を受けて歪を
起こしたり破損したりするなどの問題があった。本発明
は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、
肉厚の薄い部分と厚い部分の両方が存在する処理品をブ
ラスト処理する場合でも、肉厚の薄い部分が歪を起こし
たり破損したりすることの無いハンガー式ショットブラ
スト装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明におけるハンガー式ブラスト装置は、肉厚の
薄い部分と厚い部分の両方が存在する処理品をハンガー
に掛止させてブラスト処理する装置であって、間歇的に
移動可能に設けられ上下方向へ延びる回転軸を有する回
転支持機構と、この回転支持機構の回転軸の下部に着脱
可能に取り付けられたハンガーと、前記回転支持機構を
ブラスト処理位置で固定する固定機構と、前記回転支持
機構の回転軸に装着された従動手段と、前記ブラスト処
理位置に配設され前記従動手段に係合・分離可能に構成
されて従動手段を駆動する駆動手段と、前記ハンガーの
回転角度を検知する角度検知手段と、前記ブラスト処理
位置に配設されたショット投射機構と、前記角度検知手
段の検知結果に基づき前記ショット投射機構にショット
投射の要否の指令を出す指令手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0005】このように構成されたものにおいては、ハ
ンガーは回転支持機構および固定機構によってブラスト
処理位置に固定された後、従動機構と駆動機構とにより
水平回転され、この回転中に、ハンガーの回転すなわち
処理品の回転の状態が角度検知手段により検知されて、
ショットが投射されると肉厚の薄い部分に対して当たる
ときには指令手段からの指令によりショット投射機構に
よるショットの投射が一時中断されることとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例の形態について
図1〜図5に基づき詳細に説明する。図1に示すよう
に、左右方向へ延びる断面I字型状の第1レール1に
は、ハンガーコンベヤ2のローラーチェーン3がトロリ
4を介して左右方向へ移動可能にして垂設してあり、図
3に示すように、トロリ4の下端には下方向へ延びる回
転軸5を有する回転支持機構6が装着してあり、回転支
持機構6の回転軸5の下端にはハンガー7の上端が着脱
可能に取り付けてある。回転支持機構6の回転軸5の下
部には従動手段としての鎖車8が嵌着してある。
【0007】また、図1に示すように、前記第1レール
1の上方にはこれに沿って延びる天井フレーム9が設け
てあり、天井フレーム9上には第1レール1に沿って延
びる一対の第2レール10が一対の支持部材11を介し
て敷設してある。図2に示すように、一対の第2レール
10上には連結部材12で相互に連結された2台の第1
・第2台車13、14が走行自在に装架してあり、左側
の第1台車13の左端には横向きの第1シリンダ15の
ピストンロッドの先端が連結してあり、第1シリンダ1
5は前記一対の支持部材11間に架設された梁部材16
の下面に枢支して設けてあって、第1・第2台車13、
14は前記ローラーチェーン3により所定距離右方に移
動された後、第1シリンダ15の収縮作動により左方へ
移動されて元の位置に戻されるようになっている。
【0008】また、図3に示すように、前記第2台車1
4の下面には前記回転支持機構6方向へ向く横向きの第
2シリンダ17が仲介部材18を介して装着してあり、
第2シリンダ17のピストンロットの先端には楔19が
嵌着してあり、さらに前記回転支持機構6の上面右側に
は前記楔19の入出可能な受け部材20が装着してあ
る。また、図1に示すように、前記回転支持機構6の下
部左右両外面には下方へ延びる一対のブラケット21の
上端が固着してあり、一対のブラケット21の中央付近
間には渡し部材22が架設してあり、図3に示すよう
に、渡し部材22には前後方向へ延びるガイド部材23
に係合するローラー24が軸着してある。
【0009】また、図2に示すように、前記第1・第2
台車13、14の各右側前面の取付け部13a、14a
のそれぞれには、駆動手段の一部を構成する取付け板2
5の右端が水平回動自在に枢支して装着してあり、取付
け板25には、図3に示すように、同様に駆動手段の一
部を構成する減速機付きモータ26と、モータ26の出
力軸に嵌着された円形状の回転体27と、回転体27に
環装されかつ前記鎖車8と噛み合い・分離可能な無端ロ
ーラーチェーン28と、角度検知手段としてのロータリ
ーエンコーダ29が取り付けてあり、前記回転体27の
下端は、連結部材30を介し同心してロータリーエンコ
ーダ29の入力軸に連結してある。そして、ロータリー
エンコーダ29は指令手段としてのコントローラー37
を介してショット投射機構(図示せず)のショット供給
ゲート機構(図示せず)に電気的に接続してある。
【0010】また、図2に示すように、前記第1・第2
台車13、14の各左側前面の取付け部13b、14b
のそれぞれには、駆動手段の一部を構成する横向きの第
3シリンダ31が後蓋部で枢支して設けてあり、第3シ
リンダ31のピストンロッドの先端は、前記取付け板2
5の左端にピン連結してあって、第3シリンダ31の伸
縮作動により、前記無端ローラーチェーン28は前記鎖
車8に対して係合・分離するようになっている(図4お
よび図5参照)。なお、図中33、34は第1台車13
の始点および終点位置を決める第1・第2ストッパ、3
6はシール部材である。
【0011】このように構成したものは、処理品をハン
ガー7に掛止し、かつ図1および図2において、ローラ
ーチェーン3を介して回転支持機構6、ハンガー7等を
右方へ間歇的に移動させる。次いで、第2シリンダ17
を伸長作動して楔19を受け部材20に挿入し、第2台
車14を回転支持機構6を介してローラーチェーン3に
連結し、続いて、第1・第2台車13、14の第3シリ
ンダ31をそれぞれ伸長作動して各減速機付きモータ2
6をハンガー7側へ移動させ、無端ローラーチェーン2
8を前記鎖車8に係合させる(図5参照)。次いで、各
減速機付きモータ26を駆動して無端ローラーチェーン
28および鎖車8を介してハンガー7および処理品を水
平回転させる。そして、コントローラ37がロータリー
エンコーダ29からの電気信号に基づきハンガー7の回
転角、すなわち処理品の回転角を検知してショット投射
機構(図示せず)のショット供給機構のゲート(図示せ
ず)を開閉する指令を出す。これにより、処理品に対す
るショットの投射・中断を繰り返す。すなわち、投射す
るショットが処理品の肉厚の薄い部分に当たる時にはシ
ョットの投射を中断するようにする。
【0012】このようなブラスト処理を行いながら、第
1ストッパ33に当接している第1台車13および第2
台車14をローラーチェーン3をもって右方へ間歇的に
牽引移動させる。以上の操作を繰り返すことにより、肉
厚の薄い部分と厚い部分の両方が存在しかつ、肉厚がハ
ンガーコンベヤ2の延びる方向やハンガー7の回転方向
に沿って厚い・薄いを繰り返して変化する複雑な肉厚を
有する処理品を、ハンガー7に掛止させてブラスト処理
することができる。第1台車13が第2ストッパ34に
当たった時、第2シリンダ17を収縮作動して楔19を
受け部材20から抜き出し、第2台車14をローラーチ
ェーン3から分離し、続いて、第1シリンダ15を収縮
作動して第1・第2台車13、14を第1台車13が第
1ストッパ33に当たる位置まで戻す。
【0013】なお、上記の実施例は、処理品がハンガー
コンベヤ2の延びる方向に沿っても肉厚が厚い・薄いを
繰り返して変化する複雑な形状を有する場合であるが、
処理品の肉厚がハンガー7の回転方向に沿ってだけ変化
する場合には、第2シリンダ17、楔19、減速機付き
モータ26、無端ローラーチェーン28等は移動可能に
構成せずブラスト処理位置に固定して、一個所でハンガ
ー7の回転速度を変化させるようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、間歇的に移動可能に設けられ上下方向へ延びる回転
軸を有する回転支持機構と、この回転支持機構の回転軸
の下部に着脱可能に取り付けられたハンガーと、前記回
転支持機構をブラスト処理位置で固定する固定機構と、
前記回転支持機構の回転軸に装着された従動手段と、前
記ブラスト処理位置に配設され前記従動手段に係合・分
離可能に構成されて従動手段を駆動する駆動手段と、前
記ハンガーの回転角度を検知する角度検知手段と、前記
ブラスト処理位置に配設されたショット投射機構と、前
記角度検知手段の検知結果に基づき前記ショット投射機
構にショット投射の要否の指令を出す指令手段と、を備
えたから、処理品が肉厚の薄い部分と厚い部分の両方が
存在するものであっても、肉厚の薄い部分が歪や破損を
起こしたりすること無くブラスト処理することができる
などの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の形態ついての主要部を示す
正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A断面拡大詳細図である。
【図4】図3のB−B矢視概略図である。
【図5】図3のC−C矢視概略図である。
【符号の説明】 5 回転軸 6 回転支持機構 7 ハンガー 8 鎖車 13、14 第1・第2台車 15 第1シリンダ 17 第2シリンダ 19 楔 20 受け部材 25 取付け板 26 減速機付きモータ 27 回転体 28 無端ローラーチェーン 29 ロータリーエンコーダ 31 第3シリンダ 37 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚の薄い部分と厚い部分の両方が存在
    する処理品をハンガーに掛止させてブラスト処理する装
    置であって、間歇的に移動可能に設けられ上下方向へ延
    びる回転軸5を有する回転支持機構6と、この回転支持
    機構6の回転軸5の下部に着脱可能に取り付けられたハ
    ンガー7と、前記回転支持機構6をブラスト処理位置で
    固定する固定機構17、19と、前記回転支持機構6の
    回転軸5に装着された従動手段8と、前記ブラスト処理
    位置に配設され前記従動手段8に係合・分離可能に構成
    されて従動手段8を駆動する駆動手段25、26、2
    7、28、31と、前記ハンガー7の回転角度を検知す
    る角度検知手段29と、前記ブラスト処理位置に配設さ
    れたショット投射機構と、前記角度検知手段29の検知
    結果に基づき前記ショット投射機構にショット投射の要
    否の指令を出す指令手段37と、を備えたことを特徴と
    するハンガー式ショットブラスト装置。
  2. 【請求項2】 前記固定機構17、19前記駆動機構2
    5、26、27、28、31および前記角度検知機構2
    9は、ブラスト処理位置において前記回転支持機構6お
    よびハンガー7と一緒に所要距離移動するとともに所要
    距離移動後元の位置に復帰可能であることを特徴とする
    請求項1記載のハンガー式ショットブラスト装置。
JP26242595A 1995-09-14 1995-09-14 ハンガー式ショットブラスト装置 Pending JPH0976158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26242595A JPH0976158A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 ハンガー式ショットブラスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26242595A JPH0976158A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 ハンガー式ショットブラスト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0976158A true JPH0976158A (ja) 1997-03-25

Family

ID=17375610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26242595A Pending JPH0976158A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 ハンガー式ショットブラスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0976158A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019188610A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 新東工業株式会社 ショット処理装置
CN111390778A (zh) * 2020-04-15 2020-07-10 安徽中巨机电设备有限公司 一种能够根据汽车零件尺寸调整挂杆间距的挂具
CN112621574A (zh) * 2020-12-19 2021-04-09 玉环县汇成汽车零部件有限公司 一种抛砂设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019188610A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 新東工業株式会社 ショット処理装置
CN111655429A (zh) * 2018-03-26 2020-09-11 新东工业株式会社 喷丸处理装置
JPWO2019188610A1 (ja) * 2018-03-26 2021-03-25 新東工業株式会社 ショット処理装置
TWI809065B (zh) * 2018-03-26 2023-07-21 日商新東工業股份有限公司 發射處理裝置
CN111390778A (zh) * 2020-04-15 2020-07-10 安徽中巨机电设备有限公司 一种能够根据汽车零件尺寸调整挂杆间距的挂具
CN112621574A (zh) * 2020-12-19 2021-04-09 玉环县汇成汽车零部件有限公司 一种抛砂设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5092946A (en) Method for sticking a belt-like member and apparatus therefore
WO1992004145A1 (en) System of machining devices
JPH0976158A (ja) ハンガー式ショットブラスト装置
GB1416628A (en) Vehicle cleaning apparatus
JP3955335B2 (ja) 容器検査機
CN207147529U (zh) 一种发动机生产线在线检测辅助装置
WO2022236902A1 (zh) 一种智能分拣配送装置及其分拣方法
CN107826835A (zh) 双收带非晶薄带全自动换卷机
CN108515033B (zh) 一种螺栓检测分选装置
JP3171377B2 (ja) 回転ドラム型砂処理設備
CN211992507U (zh) 一种用于抛丸机的物料清扫装置
CN207982444U (zh) 三横梁切割扫描平台
CN206356886U (zh) 运用凸轮驱动的智能装配系统
JP4392982B2 (ja) コンロッドの連続式ショットピ−ニング設備及び専用治具
JPS6040311A (ja) コンベア移送における自動作業機の同期装置
JPH07328904A (ja) 形鋼のバリ取り装置
JPS5974812A (ja) 部品連続供給装置
JPH07164560A (ja) 端尺部材の排出方法および装置
CN214603526U (zh) 一种玻璃倒角机
JP2506359Y2 (ja) ワ―ク搬送装置
CN109229597B (zh) 一种料棒扎口机器人
CN219525178U (zh) 一种零件加工输送装置
SU613853A1 (ru) Устройство дл съема и удалени стержней из стержневой машины
JPH047893Y2 (ja)
JPH11106022A (ja) コンベア装置