JPH047893Y2 - - Google Patents

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JPH047893Y2
JPH047893Y2 JP13797586U JP13797586U JPH047893Y2 JP H047893 Y2 JPH047893 Y2 JP H047893Y2 JP 13797586 U JP13797586 U JP 13797586U JP 13797586 U JP13797586 U JP 13797586U JP H047893 Y2 JPH047893 Y2 JP H047893Y2
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conveyor
hanger
shot
workpiece
push
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシヨツトブラスト用ハンガーの振止め
装置に関するものである。
(従来技術) シヨツトブラストによりワークの表面処理を行
うことが多々行われている。例えば、鋳型から取
出された鋳造品の表面には、焼けた鋳砂がこびり
ついているが、この鋳造品の表面にシヨツト(一
般には鋼球)をたたきつけることにより、このこ
びりついた鋳砂を除去するようにしている。
このシヨツトブラストを、ワークの搬送途中の
一工程として行うため、搬送コンベアより吊下さ
れたハンガーにワークを保持して、ワークが所定
のシヨツトブラスト領域すなわちシヨツトが周囲
に飛び散らないように画成されたブラスト室内に
搬入されると、ワークに対するシヨツトブラスト
が行われるようになつている(例えば、実開昭58
−150457号公報参照)。
上述にように、ワークに対してたたきつけられ
たシヨツトは、再使用のため回収されることにな
る。このため、ブラスト室の底面には、ブラスト
室内に飛び散つて落下されたシヨツトを回収する
ための回収口が形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、シヨツトの回収口がつまることが
応々にして生じ、この場合回収口付近にシヨツト
が高く推積してしまうことになる。このような事
態は、ワークにたたきつけられるシヨツトにより
例えば鋳造品の比較的大型部材である湯口相当部
分が分離、落下されて、これが回収口につまつた
ようなときに発生される。
このように、シヨツト回収口がつまつて、この
付近でシヨツトの山ができると、ハンガーあるい
はこれに保持されたワークがこの推積されたシヨ
ツトに当接することになる。そして、この当接に
よりハンガーの下部はそのままの位置に止められ
るような傾向とされる一方、ハンガーの上部はコ
ンベアの搬送速度でもつて前進しようとするの
で、結果として、コンベアに無理な抵抗力が作用
してその破損の原因となる。
本考案は以上のような事情を勘案してなされた
もので、シヨツトが推積した山にハンガーあるい
はこれに保持されたワークが当接された場合は、
これを速やかに検知して、コンベア等の設備の破
損を未然に防止し得るようにしたシヨツトブラス
ト用ハンガーの振止め装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段、作用) 前述の目的を達成するため、本考案にあつて
は、シヨツトの山が形成された場合は、ハンガー
がコンベアの搬送方向後方へ大きく振動される点
に着目して、このハンガーの後方向への揺動が大
きくなつたときは、コンベアを停止させるように
してある。具体的には、 搬送コンベアより吊下されたハンガーにワーク
を保持し、ブラスト室内で該ワークに対してシヨ
ツトブラストを行なうようにしたものにおいて、 前記ハンガーが、前記コンベアの搬送方向後方
へ向けて大きく揺動したことを検出する検出手段
と、 前記検出手段からの出力を受け、前記ハンガー
が後方向へ大きく揺動したときに前記コンベアを
停止させるコンベア制御手段と、 を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、ワークの搬
送に支障をきたすようなシヨツトの山が形成され
たときは、コンベアが早やかに停止される。これ
により、コンベア等の設備の破損が未然に防止さ
れると共に、回収口のつまりの原因を一早く除去
することができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付した図面に基づいて
説明する。
先ず、第1図、第2図により、全体の概要につ
いて述べる。1はコンベアであり、このコンベア
1には、その搬送方向所定ピツチ毎に、ワークW
(実施例では鋳型から取出した直後の鋳造品)を
保持するハンガー2が吊下されている。このコン
ベア1の搬送経路途中には、シヨツトブラスト領
域Xが構成されている。この領域Xは、シヨツト
が飛び散らないように隔壁3によつて外周囲と画
成され、その内部は、上方から下方へ順次、機械
室A、ブラスト室B、回収室Cの3つの室に画成
されている。そして、コンベア1は機械室Aの上
方を通り、ハンガー2の下半分部分とワークWと
がブラスト室Bを通るようになつている。
上記ブラスト室Bには、シヨツトガン4が配置
され、ブラスト室B内にあるワークWに対して、
シヨツトガン4からシヨツト5が噴射されるよう
になつている。このワークWに対してたたきつけ
られた後のシヨツト5は、ワークWの表面から分
離された鋳砂と共に、ブラスト室Bにおける底壁
3aの最低位置に形成された回収口6から、回収
室Cへ回収される。そして、回収室Cへ入つたシ
ヨツト5は、既知のように鋳砂と分離された後、
再びシヨツトガン4からの噴射用として再使用さ
れる。
ここで、回収口6が何等かの原因でつまると、
第2図に示すように回収口6付近でシヨツト5が
推積しして山状となる(シヨツト5の山を符号Y
として示す)。このシヨツトの山Yが高くなると、
ワークWがこれに衝突してしまうことになる。こ
の状態でコンベア1の前進動により、ハンガー2
はコンベア1の搬送方向後方へ大きく傾くように
なる。そして、本考案は、このハンガー2の後方
向へ向けての揺動が大きくなつたときは、コンベ
ア1を停止させるようにしてあり、このための構
成を、前記機械室A内の構成と共に以下に詳述す
る。
先ず、第3図に示すように、ハンガー2は、そ
の上端部に保持したローラ7を利用して、コンベ
ア1の下面に形成されたレール状の支持部1aに
対して、コンベア1の搬送方向に対して前後方向
にのみ揺動自在として吊下されている。このハン
ガー2は、機械室A内において、上部材2Aと下
部材2Bとの分割構成とされ、該両部材2Aと2
Bとは、回転継手8を介して結合されている。ハ
ンガー2の下部材2Bには歯車9が固定される一
方、機械室A内においてコンベアと平行にラツク
バー10がフレームFを介して固定配置され、こ
のラツクバー10と上記歯車9とが噛合されてい
る。これにより、コンベア1の前進動に応じて、
下部材2Bが上部材2Aに対して回転、すなわち
ワークWがブラスト室B内で自転し、ワークWの
全周囲にまんべんなくシヨツト5がたたききつけ
られるようになつている。
機械室Aには、さらに、フレームF上において
下レール11が、また機械室Aの頂壁底面には上
レール12が固定配置されている。この上下のレ
ール11,12はそれぞれコンベア1と平行に伸
び、この上下レール11,12を案内として、車
輪13、ローラ14を有する可動体15が、コン
ベア1に沿つて走行し得るようにされている。可
動体15は、アングル材によりコンベア1の搬送
方向に長く伸び、その長手方向(コンベア1の搬
送方向)一端側において連結された第1シリンダ
16によつて走行駆動される。
可動体15は、ハンガー2に対向するその一側
面において、ハンガー2の配設ピツチ毎に保持ブ
ラケツト17が固定されている。この保持ブラケ
ツト17には、上下方向に伸びる回動軸18回動
自在に保持され、この回動軸18の上下端には、
上下一対の押爪19A,19Bが固定されてい
る。この両押爪19A,19Bは、回動軸18を
中心にした揺動により、ハンガー2の移動軌跡上
に突出可能な押位置(第4図実線位置)と、この
移動軌跡から退避された退避位置(第4図一点鎖
線)と、をとり得るようにされている。なお、上
押爪19Aは、ハンガー2の上部材2Aに作用
し、また、下押爪19Bはハンガー2の下部材2
Bに作用するようになつている(第3図参照)。
上記押爪19A,19Bは、可動体15に取付
けた第2シリンダ20によつて駆動される。すな
わち、第2シリンダ20のピストンロツド20a
が、可動体に沿つて長く伸び、このピストンロツ
ド20aに対して、上押爪19Aに形成された延
長部19aが回動自在に連結されている。
前記押爪19A,19Bの位置を検出するた
め、可動体15の所定位置に1つの近接スイツチ
21が固定される一方、上押爪19Aにおける延
長部19aには、この近接スイツチ21に対応し
た作動弁22が固定されている。この近接スイツ
チ21は、作動片22が近接位置にあるときにオ
フ作動するもので、押爪19A,19Bが押位置
にあるときに上記近接状態とされる。
なお、第3図中23,24は、シヨツト5が飛
び出るのを防止するためのゴム板からなるシール
部材であり、ハンガー2に対して摺接される。
第6図は、コンベア1の駆動停止を行うための
回路例を示してある。この第6図で、Uは制御ユ
ニツトで、これは、第1、第2のシリンダ16,
20の伸縮動を制御するためのシリンダ用制御回
路31,32と、アンド回路33と、駆動回路3
4と、を有する。上記アンド回路33は、両制御
回路31,32および近接スイツチ22からの信
号が入力されて、制御回路31からの可動体45
を前進(搬送方向へ向けての移動)させる旨の信
号と、制御回路32からの押爪19A,19Bを
押位置とする旨の信号と、近接スイツチ21のオ
ン信号(押爪21が押位置にないことに対応した
信号)と、を受けたときにのみ、駆動回路34を
作動させて、コンベア1駆動用のモータ35への
供電を停止させてコンベア1を停止させると共
に、ランプ、ブザー等の警報機36を作動させる
ようになつている。
次に、以上のような構成の作用について説明す
る。先ず、第1と第2シリンダ16,20は、次
のような関係となつているように互いに同期され
る。すなわち、第2シリンダ20により押爪19
A,19Bが、ハンガー2の直後方において、押
位置とされた状態で、第1シリンダ16により可
動体15がコンベア1の搬送速度と同じ速度で前
進動される。これにより、ハンガー2は、押爪1
9A,19Bを介してコンベア1と同速度でその
搬送方向に向けて押圧される。これにより、シー
ル部材23,24の摺動抵抗を補償して、ハンガ
ー2すなわちワークWがコンベア1の動きに確実
に追従しつつ前進動される。可動体15が前進ス
トローク端に達つすると、押爪19A,19Bが
退避位置とされ、引き続き可動体15が極力速い
速度で後動される。この後は、再び押爪19A,
19Bが押位置とされて、ハンガー2の直後方に
位置され、前述した動作が繰り返される。このよ
うにして、ハンガー2は、押爪19A,19Bを
利用して、間欠的にコンベア1と同期して搬送方
向への補助的な押圧力を受けることになる。
いま、回収口6がつまつてシヨト5の山Yが形
成されると、ハンガー2は第2図に示すように後
方向に大きく揺動される。このとき、押爪19
A,19Bを介した可動体15(第1シリンダ1
6)による補助的な送り作用を行おうとしても、
押爪19A,19Bは所定の押位置をとり得ない
ことになる。すなわち、押爪19A,19Bは、
第2図一点鎖線で示す正規の位置よりも、かなり
後方位置で強制的に停止される(第1シリンダ2
0により駆動力は比較的小さいものとされてい
る)。このため、近接スイツチ21に作動片22
が近接せず、当該近接スイツチ21がオン作動と
なる。すると、前述した第6図の説明から明らか
なように、アンド回路33には、前進信号と押位
置信号が既に入力されていると共に、近接スイツ
チ21からのオン信号が入力されるので、駆動回
路34によつて、モータ35が停止すなわちコン
ベア1が停止されると共に、警報器6が作動され
る。
上記コンベア1の停止により、作業者は、回収
口6のつまりを除去して、シリンダ5の山Yを除
去する。この後は、正規の運転が再び行われる。
なお実施例のように、互いに連動する複数の押
爪19A,19Bの位置を検出することによつて
ハンガー2の後方向への大きな揺動を検出するよ
うにすれば、この検出用のスイツチが只1つです
むことになる。
(考案の効果) 本考案は、以上述べたことから明らかなよう
に、シヨツトの山が形成されることに伴つてハン
ガーの後方向への大きな揺動が生じたときは、す
みやかにコンベアを停止するようにしたので、こ
のコンベアを含む搬送設備の破損を未然に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略側面図。
第2図はシヨツトの山によつてハンガーが後方向
へ大きく揺動したことを示す説明図。第3図はハ
ンガーの上端部分の様子を示す一部断面正面図。
第4図は押爪と可動体とを示す要部平面図。第5
図は押爪と可動体とを示す要部側面図。第6図は
本考案に用いたブロツク回路図。 W……ワーク、X……シヨツトブラスト領域、
Y……シヨツトの山、A……機械室、B……ブラ
スト室、C……回収室、U……制御ユニツト、1
……コンベア、2……ハンガー、4……シヨツト
ガン、5……シヨツト、6……回収口、15……
可動体、16……第1シリンダ、19A,19B
……押爪、19a……延長部、20……第2シリ
ンダ、21……近接スイツチ、22……作動片、
24,25……シール部材、35……モータ(コ
ンベア用)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 搬送コンベアより吊下されたハンガーにワーク
    を保持し、ブラスト室内で該ワークに対してシヨ
    ツトブラストを行なうようにしたものにおいて、 前記ハンガーが、前記コンベアの搬送方向後方
    へ向けて大きく揺動したことを検出する検出手段
    と、 前記検出手段からの出力を受け、前記ハンガー
    が後方向へ大きく揺動したときに前記コンベアを
    停止させるコンベア制御手段と、 を備えていることを特徴とするシヨツトブラスト
    用ハンガーの振止め装置。
JP13797586U 1986-09-10 1986-09-10 Expired JPH047893Y2 (ja)

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JP13797586U JPH047893Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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JP13797586U JPH047893Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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JPS6344765U JPS6344765U (ja) 1988-03-25
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JP5984532B2 (ja) * 2012-06-28 2016-09-06 マコー株式会社 ワーク表面処理装置

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