JPH0976057A - 鋳造装置およびその制御方法 - Google Patents

鋳造装置およびその制御方法

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JPH0976057A
JPH0976057A JP23800695A JP23800695A JPH0976057A JP H0976057 A JPH0976057 A JP H0976057A JP 23800695 A JP23800695 A JP 23800695A JP 23800695 A JP23800695 A JP 23800695A JP H0976057 A JPH0976057 A JP H0976057A
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JP
Japan
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mold
casting
temperature
cooling
molten metal
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Application number
JP23800695A
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English (en)
Inventor
Takaharu Iijima
孝晴 飯島
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NIHON DENNETSU KK
Nihon Dennetsu Co Ltd
Original Assignee
NIHON DENNETSU KK
Nihon Dennetsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質・低価格の鋳造製品を製造可能にす
る。 【解決手段】 注湯工程、冷却工程、湯口切断工程、鋳
物取出し工程の各工程をターンテーブル6に沿って形成
し、また鋳型7を各工程に位置にするようにターンテー
ブル6に設け、注湯工程では鋳型7を予熱するヒータ3
3とその予熱温度を検出する温度センサ34とを備え、
他方ではんだ槽2内の溶融はんだ1を所定量だけ鋳型7
に注湯する副はんだ槽5を備え、冷却工程では鋳型7に
空気を吹き付ける送風装置8と鋳型7の冷却温度を検出
する温度センサ38を備え、湯口切断工程では湯口を切
断する機構を備え、鋳物取出し工程では製品鋳物と湯口
鋳物とを別々に取出す各鋳型開放機構41,42を備
え、そしてこれら各部を歩調を合わせて一連に作動させ
る各制御装置25,44を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属等の溶融物を鋳型
に注湯して所望の鋳物を製造する鋳造装置およびその制
御方法に係るもので、特に、はんだの鋳造装置とその制
御方法に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、先に特願平7−16608
6号において、高い生産性と優れた品質とを両立させた
鋳造装置およびその制御方法の技術を確立した。この技
術の要旨は、溶融金属を注湯して鋳物を製造する鋳型が
2つ以上の部分に分離可能に形成され、この鋳型に形成
した流路に所定温度に加熱したオイル等の液体を通し、
鋳型の温度と溶融金属との温度差を小さくするととも
に、冷却性においても格段の向上を実現したものであ
る。その結果、巣の発生が無く生産タクトも短縮され、
エネルギー消費量も少ない鋳造が可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、先に開発し
た技術を基礎として一層の生産性向上を図ることを目的
とする。すなわち、優れた品質と極めて高い生産性とを
両立する鋳造装置を実現し、また、その制御方法を確立
することによって、高品質・低価格の鋳造製品を製造可
能とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における鋳造装置
およびその制御方法は、注湯前の鋳型温度および注湯後
の鋳型温度を適切な温度に制御するとともに、その鋳型
構成と循環搬送手段に沿って自動化された各工程を形成
しているところに特徴がある。
【0005】
【作用】各請求項に対応して次のような作用がある。
【0006】(1)請求項1の作用 この鋳造装置では、溶融金属の状態で保持する溶融槽か
ら供給される溶融金属の貯溜量を検出する液位センサに
よって、副溶融槽にあらかじめ決めた所定量を貯溜する
ことができる。したがって、鋳型への注湯量を正確に調
節・設定することができる。そして、この副溶融槽を傾
斜させることによって鋳型に注湯され、その際の傾斜角
度によっても注湯量を調節・設定することができる。
【0007】他方、鋳型は製品部鋳型と湯口部鋳型とが
別の部分として構成され、それぞれを乖離することで製
品鋳物と湯口鋳物とに切断することができる。また、こ
れらの各鋳型の両部分はそれぞれ開放可能に構成してあ
るので、それぞれの鋳型を開放することにより製品鋳物
と湯口鋳物とを取り出すことができる。
【0008】また、循環搬送手段により、鋳型は注湯工
程→冷却工程→切断工程→取出し工程と順次に搬送さ
れ、そして再び注湯工程に戻って以上の工程を循環す
る。もちろん、注湯工程から取出し工程までの各工程に
それぞれ鋳型が位置するように鋳型を多数設けている。
すなわち、休止時間の無い連続的な鋳造を行うことがで
きる。
【0009】そして、注湯に際しては鋳型がヒータによ
って予熱されているので、湯温を低く設定しても良好な
湯廻りが得られ、また、鋳型内におけるガス発生も無
い。
【0010】続いて、強制冷却手段によって鋳型は急速
に冷却され、切断工程では製品部鋳型と湯口部鋳型とを
乖離させることで製品鋳物と湯口鋳物とが切断され、取
り出し工程では製品部鋳型を開放することで製品鋳物が
落下して取り出され、湯口部鋳型を開放することで湯口
鋳物が落下して取り出される。
【0011】以上のように、注湯から取り出しまでが休
止することなく行われ、巣の無い高品質の鋳物を高い生
産性で製造することができる。
【0012】(2)請求項2の作用 副溶融槽には所定量の湯が貯溜されているので注湯量を
正確に制御することが可能であり、不要な注湯量を削減
し、それに伴う加熱溶融エネルギーの削減と冷却時間の
短縮そして冷却エネルギーの削減を図ることができる。
【0013】また、注湯工程の鋳型は予熱されていて、
鋳型温度が溶融金属の融点温度に近い温度であって、か
つ該融点温度よりも低い温度であらかじめ決めた所定の
温度に達した時に注湯する。したがって、湯温を融点温
度に近い温度の低い温度にしても良好な湯廻りが得ら
れ、また、鋳型内におけるガス発生も無くなる。そし
て、湯の溶融加熱エネルギーも少なくて済む。
【0014】また、注湯された鋳型は冷却工程で強制的
に、例えば強制空冷や水冷等によって冷却され、あらか
じめ決めた所定の温度に降温した後に切断工程へ搬送さ
れる。すなわち、確実に凝固した鋳物が切断工程に搬送
される。なお、前記に説明したように湯温が低いので冷
却も速やかに完了する。そして、取り出し工程では製品
が取り出され、湯口も取り出される。
【0015】これらの各工程は、循環搬送手段に沿って
鋳型が順次に配設してあるので、各工程の作業がそれぞ
れ完了した時点で循環搬送手段を1工程分搬送すること
によって引き続いて次の工程に入り、これら各工程の作
業を休止することなく連続して行うことができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明による鋳造装置およびその制御
方法を実際上どのように具体化できるかを実施例で説明
する。なお、以下の実施例においては金属の溶融物、す
なわち湯として溶融はんだを用いて鋳物としてのはんだ
球を製造する例を示して説明する。
【0017】〔全体の構成〕図1は、本発明の一実施例
を示す構成図で、鋳造装置を平面で見た際の各構成部分
をシンボル図で示した図である。
【0018】すなわち、金属を加熱して溶融させ貯溜す
る溶融槽として、例えば、はんだ槽2内の溶融はんだ1
を供給路3と溶融はんだ供給用開閉弁(以下、単に開閉
弁という)4を介して副はんだ槽5に一旦供給し、その
湯量を正確に測定する。他方、ターンテーブル6を用い
た循環搬送手段に鋳型7を設け、注湯手段、冷却手段、
切断手段、取出し手段を循環路に沿って設けて、注湯工
程、冷却工程、切断工程、取出し工程をとりうる構成で
ある。なお、図1では冷却工程を強制冷却手段としての
送風装置8によって3つのステーションに分けて構成
し、注湯工程、切断工程、取出し工程と合わせて合計6
工程で一連の製造工程を構成している。また、9は電源
を示す。
【0019】はんだ槽2には温度制御装置11を備えて
いて、温度制御装置11に接続したヒータ12および温
度センサ13によって、その操作部14で指示した所定
温度に溶融はんだ1の温度を保持する。また、副はんだ
槽5にも温度制御装置15を備えていて、同様にして温
度制御装置15に接続したヒータ16および温度センサ
17によって、その操作部18で指示した所定温度に溶
融はんだ1の温度を保持する。
【0020】そして、これらはんだ槽2および副はんだ
槽5に備えられたそれぞれの温度制御装置11,15は
通信ポートを備えていて、溶融はんだ1の温度が操作部
14,18で指示される所定温度に達している場合に
は、その旨を制御装置I25に通知する構成である。
【0021】また、はんだ槽2と副はんだ槽5との間に
設けた開閉弁4はカバー19で覆い、その内部にはヒー
タ20を備えて開閉弁4の近傍で溶融はんだ1の温度が
低下して開閉弁4の動作に支障を生じないように構成し
ている。なお、この開閉弁4は空気圧アクチュエータや
電動モータ等のアクチュエータ21によって開閉駆動す
る構成である。
【0022】さらに、副はんだ槽5には熱電対型の液位
センサ22を所定液位に設ける。この液位センサ22は
溶融はんだ1に接触した際の温度上昇によって液位を検
出するもので、温度センサの一種であり、これにより副
はんだ槽5の湯量をあらかじめ決めた所定量に計量する
構成である。また、副はんだ槽5には副はんだ槽5を傾
斜させて、後述の注湯口から鋳型7に注湯するためのア
クチュエータ23が設けてあり、副はんだ槽5の傾斜角
度を検出するエンコーダ24も設けている。
【0023】そして、これらを制御するマイクロコンピ
ュータシステムで構成された制御装置I25を備え、前
記温度制御装置11,15からの通信信号SR1,SR2
よび液位センサ22から検出信号SL 、エンコーダ24
からのエンコード信号SE1を入力するとともに、制御信
号SDB1 を出力して開閉弁4の開閉駆動制御を行い、制
御信号SDM1 を出力して副はんだ槽5の傾斜、すなわち
注湯制御を行う。なお、開閉弁4を駆動するアクチュエ
ータ21および副はんだ槽5を傾斜駆動するアクチュエ
ータ23はそれぞれの駆動部26,27を介して制御す
る。
【0024】また、これらアクチュエータ21,23と
して空気圧アクチュエータや油圧アクチュエータ,電動
モータ等による電動アクチュエータ等を用いることが可
能であり、その際の駆動部26,27としては、空気圧
アクチュエータの場合は空気圧回路を開閉する電磁弁、
油圧アクチュエータの場合は油圧回路を開閉する電磁
弁、電動アクチュエータの場合は電力駆動回路で構成さ
れる。
【0025】他方、ターンテーブル6の中心部分にはタ
ーンテーブル6の回転駆動を行うモータ31とその回転
角度を検出するエンコーダ32を設けてある。モータ3
1は制御装置II44により制御信号SDM2 で制御し、そ
してエンコード信号SE2は制御装置II44に入力する。
【0026】鋳型7はターンテーブル6の回転軸心から
見て角度60°の間隔で各鋳型7を搬送せしめる循環路
上に6基設けてあり、各鋳型7の位置に対応して60°
間隔で注湯工程→第1冷却工程→第2冷却工程→第3冷
却工程→切断工程→取出し工程が順次に設けてある。こ
の実施例の場合は、これらの合計6工程で、一連の製造
工程が構成されている。
【0027】注湯工程では、鋳型7の下部にヒータ33
を配設して鋳型7の予熱を行う予熱手段を設けた構成と
なっている。また、注湯工程には鋳型7の予熱温度を測
定する温度センサ34、例えば赤外線温度センサ等のよ
うな放射型温度センサを設けていて、予熱温度を検出
(検出信号STP)するように構成している。なお、この
検出信号STPは制御装置II44に入力する構成である。
【0028】冷却工程では、送風装置8から給気される
エアをノズル37から噴出させて鋳型7に吹き付け、強
制的に冷却を行う仕組みである。なお、送風装置8から
エア供給開閉弁(以下、単に開閉弁という)35を経た
後は第1,第2および第3の冷却工程毎に給気回路が独
立していて、そのぞれの給気回路ごとに流量調節弁36
を設けている。すなわち、冷却量の調節を行えるように
構成している。
【0029】さらに第3の冷却工程では鋳型7の冷却温
度を検出(検出信号STC)する温度センサ38、例えば
赤外線温度センサ等のような放射型温度センサを設けて
いる。なお、この検出信号STCも制御装置II44に入力
する。また、送風装置8の開閉弁35も制御装置II44
によって駆動部45を介して開閉制御する構成である。
【0030】切断工程では、鋳型7を保持する鋳型保持
機構39と切断機構40とがあり、これらも制御装置II
44によって制御する(制御信号SDH,SDC)。
【0031】取出し工程では、製品部鋳型開放機構41
と湯口部鋳型開放機構42とシュータ切換機構43とが
あり、これらも制御装置II44によって制御する(制御
信号SDE1 ,SDO1 ,SDE2 ,SDO2 ,SDS)。
【0032】制御装置II44はマイクロコンピュータシ
ステムで構成され、前記制御装置I25と同様に各駆動
部45〜53を介して各機構の駆動制御を行う構成であ
る。そして、前記制御装置I25の通信ポートと制御装
置II44の通信ポートを通信バス54で接続し、それぞ
れの制御を連動して行うことができるように構成してい
る。もちろん、1つの制御装置でこれらすべての制御を
行わせることも可能であるが、本実施例では制御を容易
にするために2つの制御装置を用いている。
【0033】〔鋳型の構成〕図2は、図1の鋳型7の構
成を示す平面図、図3は図2の断面図で、図3(a)は
図2のI−I線による断面図、図3(b)は図2のII−
II線による断面図である。
【0034】これらの図において、鋳型7は、製品部鋳
型61と湯口部鋳型62とからなり、両鋳型61,62
は湯口63で乖離可能とするように分かれていて、さら
に両鋳型61,62は矢印で示す図上の左右方向に開閉
するように分けて構成している。すなわち、1つの鋳型
7を4つの部分に分けて構成している。
【0035】図2に示すように、鋳型7は支軸64に遊
嵌して図上の左右方向に開閉可能に構成するとともに、
支軸64に固定されたカラー65と鋳型7との間に装着
された圧縮ばね66によって通常は閉鎖方向にコンプレ
ッションが加えられていて、鋳型7は通常閉鎖してい
る。なお、製品部鋳型61と湯口部鋳型62とのそれぞ
れについて2本ずつ合計4本の支軸64で支えている。
そして、支軸64は枠体67に固定されて、1つの機能
体としての鋳型と治具になる。
【0036】また、製品部鋳型61および湯口部鋳型6
2のそれぞれに突出しピン68を設けてあり、図3
(b)に示すように突出しピン68に固定されたカラー
69と鋳型7との間に装着された圧縮ばね70とによっ
て各鋳型61,62の外側方向へ向かうテンションが加
えられていて、通常はこの突出しピン68の先端68a
が各鋳型61,62の内面形状61a,62aと同一面
となるようにしている。
【0037】ちなみに、この突出しピン68は、鋳型7
に図示しない製品鋳物や湯口鋳物が付着した際に突き出
てこれを離脱させるためのものである。すなわち、鋳型
7を図上の左右方向に開くと突出しピン68が枠体67
に設けたピン押片71に当接して押され、各鋳型内面に
ピンの先端が突き出る仕組みである。
【0038】なお、各鋳型61,62の一部分に設けて
ある係合片72,73は、各鋳型61,62を固定した
り開閉させたりする際に、図示しないアクチュエータの
係合爪に係合させるためのものである。また、図2に示
すように湯受け74が4つあり、本実施例は4つの製品
鋳物(はんだ球)を同時に鋳込むことができるように構
成している例である。
【0039】〔鋳型のターンテーブルへの取付け構造〕
図4は、図2の鋳型7および治具のターンテーブル6に
対する取付構造を示す図で、図4(a)はターンテーブ
ルの上方から見た平面図で、図4(b)は図4(a)の
III −III 線による断面の端面図で、図3と同一符号は
同一部分を示す。
【0040】すなわち、枠体67を図示しないねじ等で
ターンテーブル6に固定するとともに、ターンテーブル
6には各鋳型61,62の係合片72,73を固定ある
いは開閉する際の支障にならない程度に開口部75を設
けてある。もちろん、注湯もこの開口部75を通して行
う。このような構成とすることにより、枠体67等から
なる治具とともにそれぞれの鋳型61,62を容易に交
換することが可能となり、多品種生産を容易に行うこと
が可能となる。
【0041】〔注湯工程〕図5は、注湯工程を示す各部
の構成であり、制御系はシンボル図で示している。そし
て、図5(a)は側面図であり、図5(b)は副はんだ
槽5と鋳型7を上方から見た図である。なお、図を分か
り易くするために鋳型7の治具部分は省略して図示して
いない。また、図1,図3と同一符号は同一部分を示
す。
【0042】すなわち、はんだ槽2にはヒータ12と温
度センサ13とを設けてあり、温度設定用の操作部14
を備えた温度制御装置11によりヒータ12への印加電
力SPH1 を温度センサ13の温度検出信号STH1 を参照
しつつ制御し、はんだ融液1を目的とする温度に制御・
保持する。また、副はんだ槽5についても同様にヒータ
16への印加電力SPH2 を温度センサ17の温度検出信
号STH2 を参照しつつ制御するが、副はんだ槽5ではヒ
ータ16と温度センサ17は副はんだ槽5を構成する槽
体5aの中に埋め込んであり、副はんだ槽5内のはんだ
融液1を鋳型7に注湯してもヒータ16が空焚き状態と
ならないように構成してある。
【0043】副はんだ槽5には液位センサ22を設けて
あり、副はんだ槽5内のはんだ融液1が所定液位になっ
たことを検出し、これによる副はんだ槽5内のはんだ融
液量を計量するように構成している。例えば、この液位
センサ22には熱電対温度センサを使用し、はんだ融液
1が液位センサ22に接触した際の温度上昇を検出して
液位を検出することができる。
【0044】また、この液位センサ22を開閉自在のバ
ンド等で固定する構造とすれば、液位センサ22の高さ
位置を容易に調節することが可能となり、副はんだ槽5
に注湯する湯量を目的とする量に容易に調節することが
できる。
【0045】はんだ槽2から副はんだ槽5への注湯は開
閉弁4を介して行う。そしてこの開閉弁4にはカバー1
9を設けてその内部にヒータ20を設け、開閉弁4の近
傍においてはんだ融液1の温度が低下して開閉弁4の動
作に支障を生じないようにしている。また、この開閉弁
4はアクチュエータ21で開閉動作させる。アクチュエ
ータ21としては空気圧や油圧アクチュエータまたは電
動モータ等の電動アクチュエータを使用することができ
る。
【0046】副はんだ槽5には、鋳型7の湯受け74に
対応した位置に注ぎ口76を設けてある。そして、この
副はんだ槽5を傾けるためのアクチュエータ23が断熱
カプラ28を介して設けてある。また、アクチュエータ
23の回転出力はギアヘッド29で減速し、その回転角
度をエンコーダ24で検出するように構成している。こ
の場合のアクチュエータ23としては電動モータが最適
である。
【0047】他方、これらを制御する制御装置I25が
あり、この制御装置I25はマイクロコンピュータシス
テムで構成し、その入出力ポートを介して各信号の入出
力を行い、各部をソフトウェア上で制御する。
【0048】このようにアクチュエータ23が回転し
て、副はんだ槽5が傾くことにより溶融はんだ1が鋳型
7に注湯され、製品鋳物77,湯口鋳物78が形成され
る。
【0049】すなわち、はんだ槽2の温度制御装置11
からは、はんだ槽2内のはんだ融液1がその操作部14
で指示された所定温度に到達したことを通知するための
通信信号SR1や、同様に副はんだ槽5の温度が所定温度
に到達したことを通知する通信信号SR2、液位センサ2
2の検出信号SL 、副はんだ槽5の傾斜量を表すエンコ
ード信号SE1が制御装置I25に入力され、開閉弁4の
開閉動作を行わせる開閉駆動用の制御信号SDB1 、副は
んだ槽5の傾斜動作を行わせる傾斜駆動用の制御信号S
DM1 が出力され、それぞれの駆動部26,27を介して
駆動する。
【0050】なお、鋳型7の下方に配設したヒータ33
は鋳型7を予熱するためのものであり、注湯工程の図1
に示すターンテーブル6の下方に配設してあるものであ
る。
【0051】〔冷却工程〕図6は、冷却工程を示す構成
図であり、制御系およびエア供給回路はシンボル図で示
している。なお、図を分かり易くするために鋳型7の治
具部分を省略して図示していない。
【0052】図1に例示したように、本実施例では冷却
工程を3つのステーションから構成している。すなわ
ち、第1冷却工程〜第3冷却工程である。そして、各工
程の下方には鋳型7に向かってエアを吹きつけるノズル
37を配設してあり、また、各工程毎に流量調節弁36
を設けてそれぞれの冷却風量を定量的に調節・管理でき
るように構成している。
【0053】エア供給装置、すなわち送風装置8として
ブロワやエアコンプレッサ等を用い、開閉弁35を介し
て前記流量調節弁36にエアを供給する構成である。な
お、この開閉弁35には電磁駆動の電磁弁を使用してい
る。
【0054】そして、この開閉弁35は制御装置II44
で開閉制御信号SDB2 により開閉制御を行うが、開閉弁
35を駆動するための駆動部45を介してそれを行う。
この駆動部45は、開閉弁35の開閉駆動電力を供給す
る電力駆動回路から構成されるものである。
【0055】一方、第3冷却工程、すなわち最後の冷却
工程には、鋳型7の温度を検出する温度センサ38、例
えば赤外線温度計等の放射温度計を設けてあり、その検
出信号STCは前記制御装置II44に入力する構成であ
る。すなわち、制御装置II44は鋳型7の温度を確認し
ながら冷却制御を行うことが可能な構成としている。
【0056】図7は、冷却工程の他の例を示す構成図
で、制御系はシンボル図で示している。なお、図を分か
り易くするために鋳型7の治具部分を省略して図示して
いない。
【0057】この例は、鋳型7の冷却を水冷で行う例で
あり、鋳型7を冷却用水81の中に浸漬することで冷却
を行う構成である。すなわち、冷却水槽82をエレベー
タ用のアクチュエータ83によって図上の上下方向に移
動することを可能とし、冷却水槽82を上昇させること
で鋳型7を冷却用水81の中に浸漬し、鋳型7を冷却す
る構成である。
【0058】冷却水槽82内の冷却用水81は、図7の
ようにオーバーフロー方式で循環させ、常時一定の水位
を保つとともに冷却用水81の放熱・冷却を行う構成で
ある。すなわち、貯溜槽84を別途に設けて冷却用水8
1を一時貯溜し、他方でこの冷却用水81をポンプ85
で冷却水槽82に送出する構成である。そして、冷却水
槽82にはオーバーフローした冷却用水81を受容する
受け皿86があり、受け皿86を介して貯溜槽84に還
流する構成である。
【0059】なお、このような水冷構成においては、エ
レベータ用アクチュエータ83を駆動部87を介して制
御装置II44で上下駆動制御を行うことになる。そして
その制御信号がSDEである。また、この水冷構成は冷却
効率が良好であるので、第1〜第3冷却工程のうちいず
れか1つの工程に設けるだけで目的とする十分な冷却を
行うことが可能となる。また、88はフレキシブルパイ
プ、89は流量調節用の開閉弁である。
【0060】〔切断工程〕図8は、鋳型保持機構39と
切断機構40とを示す図で、図8(a)では鋳型7およ
びその治具の部分を図3(a)に相当する断面の端面図
で示すとともに、制御系をシンボル図で示し、図8
(b)は製品部鋳型61と湯口部鋳型62を乖離させた
状態を説明する図で、図3(b)に相当する断面の端面
図で示している。また、図3と同一符号は同一部分を示
す。
【0061】すなわち、製品部鋳型61を保持治具91
で固定・保持し、湯口部鋳型62をハンマ93で叩き押
し(図8(a)参照)、それによって製品部鋳型61と
湯口部鋳型62とを乖離させて湯口63を切断する(図
8(b)参照)。
【0062】具体的には、保持治具91をエレベータ用
アクチュエータ92で上昇させて保持治具91を製品部
鋳型61の係合片72に係合させ、次に、ハンマ93を
備えた切断用アクチュエータ94を前方に伸長させて湯
口部鋳型62の係合片73をハンマ93で叩き押す。そ
の結果、湯口部鋳型62は支軸64に案内されて図上の
左側へ移動し、湯口63が乖離して切断され、製品鋳物
77と湯口鋳物78とが分離する。
【0063】これらの制御は制御装置II44が行い、そ
れぞれのアクチュエータ92,94を駆動部46,47
を介してエレベータ用アクチュエータ92の制御信号S
DHおよび切断用アクチュエータ94の制御信号SDCによ
り制御する。
【0064】なお、ハンマ93に代えて製品部鋳型61
の保持治具91と同様の治具とエレベータ用アクチュエ
ータ(図示せず)で湯口部鋳型62を保持し、エレベー
タ用アクチュエータを切断用アクチュエータ94で図上
の左右方向へ移動させて両鋳型61,62部分を乖離さ
せる構成とすれば、湯口部鋳型62を確実に元の位置に
復帰させることができるようになる。
【0065】〔鋳物取出し工程〕図9は、鋳物取出し工
程を示す構成図で、鋳型7およびその治具の部分を図3
(b)に相当する断面の端面図で示し、制御系はシンボ
ル図で示している。また、図3と同一符号は同一部分を
示す。
【0066】すなわち、鋳物取出し工程では、製品部鋳
型61および湯口部鋳型62を図面上の左右方向に開放
し、製品鋳物77と湯口鋳物78とを落下させて取出す
構成である。なお、鋳型7の下方には後述のシュータを
備え、製品鋳物77と湯口鋳物78の仕分けを行えるよ
うにして構成してある。
【0067】具体的には、製品部鋳型開放機構41を鋳
型7の下方に設備し、湯口部鋳型開放機構42を鋳型7
の上方に設備する。製品部鋳型開放機構41は、製品部
鋳型61の係合片72に係合する係合爪102と、この
係合爪102を図上の左右方向に駆動して製品部鋳型6
1を開放させる開放用アクチュエータ101と、この開
放用アクチュエータ101を図上の上下方向に駆動する
エレベータ用アクチュエータ103とからなる。湯口部
鋳型開放機構42は鋳型部開放機構41を上下逆にした
機構で、湯口部鋳型62を開放させる開放用アクチュエ
ータ104と係合爪105とアクチュエータ104を上
下動せしめるエレベータ用アクチュエータ106とから
なる同等の機構である。
【0068】そして、鋳型7の下方にはシュータ107
が備えられ、このシュータ107には回動軸108を中
心に回動する案内板109が取り付けられ、さらにその
下方には製品鋳物収納箱110と湯口鋳物収納箱111
とが備えられ、このシュータ107の案内方向は案内板
109に取り付けられたシュータ用アクチュエータ11
2からなるシュータ切換機構43で切換可能であり、製
品鋳物収納箱110と湯口鋳物収納箱111とに仕分け
する機構構成としてある。
【0069】これらの制御は制御装置II44で行い、各
アクチュエータ101,103,104,106,11
2をそれぞれ駆動部49〜53を介して各エレベータ用
アクチュエータ103,106の制御信号SDE1 ,S
DE2 、各鋳型開放用アクチュエータ101,104の制
御信号SDO1 、SDO2 、シュータ案内方向可変用アクチ
ュエータ112の制御信号SDSにより駆動制御する。
【0070】図10は、製品部鋳型61を開放した態様
を示す構成図で、図9と同一符号は同一部分を示す。す
なわち、シュータ107はシュータ用アクチュエータ1
12により製品鋳物収納箱110へ案内方向を向け、一
方、製品部鋳型61の開放用アクチュエータ101をエ
レベータ用アクチュエータ103で上昇させて係合爪1
02を製品部鋳型61の係合片72に係合させ、係合爪
102を開放用アクチュエータ101で図上の左右方向
に開放移動させることによって、製品部鋳型61が図示
しない支軸に沿って左右方向に開放される。
【0071】これにより、製品鋳物77が落下し、シュ
ータ107に案内されて製品鋳物収納箱110に収納さ
れる。なお、製品部鋳型61を開放すると突出しピン6
8がピン押片71に当接して押し出され、製品鋳物77
が製品部鋳型61内に付着していたとしても、強制的に
落下させられることになる。
【0072】図11は、湯口部鋳型62を開放した態様
を示す構成図で、図9と同一符号は同一部分を示す。す
なわち、案内板109はシュータ用アクチュエータ11
2の駆動で湯口鋳物収納箱111の方向へ向けられる
が、製品部鋳型61は開放したまま(図10のまま)と
する。次いで、湯口部鋳型62の開放用アクチュエータ
104をエレベータ用アクチュエータ106で下降させ
て係合爪105を湯口部鋳型62の係合片73に係合さ
せ、係合爪105を開放用アクチュエータ104で図上
の左右方向に開放移動させることによって、湯口部鋳型
62が図3に示す支軸64に沿って左右方向に開放され
る。
【0073】これにより、湯口鋳物78が落下し、シュ
ータ107に案内されて湯口鋳物収納箱111に収納さ
れる。なお、製品部鋳型61と同様に、湯口部鋳型62
を開放すると突出しピン68がピン押片71に当接して
押し出され、湯口鋳物78が湯口部鋳型62内に付着し
ていたとしても、強制的に落下させられることになる。
【0074】次に、動作について説明する。
【0075】本実施例では図1の制御装置I25および
制御装置II44にマイクロコンピュータシステムを使用
し、これを相互を通信させながら全体として1つの鋳造
装置を作動させている。したがって、鋳造装置の制御手
順をそのソフトウェア上で実現する。
【0076】また、各工程の制御を並列的に行う必要か
ら、タイムシェアリングシステム上で各制御ソフトウェ
アを作動させている。そして、各制御ソフトウェア間の
データ交換はそのメモリ空間上に通信データテーブルを
作成して行い、各制御ソフトウェアは通信データテーブ
ルを参照してデータの受渡しおよび通信を行う構成とす
る。ちなみに、このような手法はマイクロコンピュータ
システムを使用した制御系の常套手段である。
【0077】〔注湯制御手順〕図12は、制御装置I2
5の注湯制御手順を示すフローチャートである。図1お
よび図5を参照しつつその制御手順を説明する。なお、
(1)〜(11)は各ステップを示す。
【0078】すなわち、ステップ(1)で電源9がオン
されて鋳造装置が起動すると、ステップ(2)で、はん
だ槽2および副はんだ槽5は準備完了となったか否かを
確認する。すなわち、それぞれの槽2,5が温度制御装
置11,15の操作部14,18に指示された所定温度
に到達してはんだが溶融状態となったか否かを通信信号
R1および通信信号SR2で確認し、準備完了となった場
合にのみステップ(3)へ移行する。
【0079】ステップ(3)では、通信バス54を介し
て制御装置II44からの通信信号SCOM に準備完了の通
知があるか否かを確認する。すなわち、ターンテーブル
6の位置が所定位置にあり、鋳型7の温度が所定温度に
達し、その他の各機構が作動待機状態となっているか否
かを制御装置II44からの通信によって確認する。そし
て、準備完了の場合にのみステップ(4)へ移行し、溶
融はんだ供給用開閉弁4を開く(制御信号SDB1 として
開信号を出力する)。
【0080】続いて、ステップ(5)で副はんだ槽5の
液位が所定液位に達したか否かを検出信号SL で確認
し、所定液位に達した場合にはステップ(6)へ移行し
て、溶融はんだ供給用開閉弁4を閉じる(制御信号S
DB1 として閉信号を出力する)。
【0081】そして、ステップ(7)で再びステップ
(3)と同様に制御装置II44から準備完了の通知があ
るか否かを確認し、準備が完了している場合にのみステ
ップ(8)へ移行し、副はんだ槽5を傾けて鋳型7に溶
融はんだ1を注湯する。すなわち、制御信号SDM1 とし
て注湯方向の傾斜駆動信号を出力するとともに、エンコ
ード信号SE1を参照してあらかじめ決めた所定の傾斜角
度とする。これにより、副はんだ槽5中の溶融はんだ1
が鋳型7に注湯される。
【0082】この場合、傾斜角度を90°以上に設定す
れば副はんだ槽5中の全溶融はんだ1を注湯することが
できるが、90°以下に設定すれば、角度によって決ま
る量だけ溶融はんだ1を鋳型7に注湯することもでき
る。
【0083】続いて、ステップ(9)へ移行し、タイマ
(マイクロコンピュータシステム内のハードウェア上の
タイマもしくはソフトウェア上のタイマ)を参照してあ
らかじめ決めた所定時間t1 が経過するまで待ち、所定
時間t1 経過した後にステップ(10)へ移行し、副は
んだ槽5をホームポジションに戻す。すなわち、傾斜制
御信号SDM1 としてホームポジション方向の駆動信号を
出力するともに、エンコード信号SE1を参照してホーム
ポジションの角度とする。ステップ(9)で所定時間t
1 を待機する理由は、副はんだ槽5を傾斜させても直ち
に注湯が完了するわけではないからである。
【0084】そして、ステップ(11)へ移行し、注湯
完了を制御装置II44へ通知する。すなわち、通信バス
52を介して通信信号SCOM により通知する。そしてそ
の後はステップ(4)に戻り、以上に手順を繰り返す。
【0085】〔制御装置IIの統合制御手順〕図13は、
制御装置II44のプログラム構造と統合制御手順を示す
図で、図13(a)はプログラム構造を説明するチャー
トであり、図13(b)は統合制御手順を説明するフロ
ーチャートである。なお、(21)〜(31)は買うス
テップを示す。
【0086】図1に例示するように、本実施例では制御
装置を制御装置I25と制御装置II44との2つに分け
て鋳造装置に制御を行わせているが、両制御装置のうち
でも制御装置II44には、制御装置I25を含めて鋳造
装置の各部を統括制御する作業を分担・付与してある。
【0087】すなわち、制御装置II44の統合制御ソフ
トウェアは、図13(a)に示すように通信バス54を
介して制御装置I25の注湯制御を統括するとともに、
ターンテーブル回転制御および冷却制御、切断制御、取
出し制御、を統括制御する構造である。
【0088】図13(b)は、統括制御手順を説明する
フローチャートである。すなわち、ステップ(21)で
電源9がオンされて鋳造装置が起動すると、ステップ
(22)でターンテーブル回転制御プログラムに起動モ
ード作動指令を与えてステップ(23)へ移行する。こ
こで起動モードとは、鋳造装置の起動直後では鋳型7が
十分に予熱されていないので、ターンテーブルを回転さ
せながら予熱を行う作業モードのことを指す(詳細は後
述する)。
【0089】そして、ステップ(23)で注湯工程の鋳
型温度があらかじめ決めた所定温度T1 に達したか否か
を確認し(検出信号STPを参照)、達した場合にはステ
ップ(24)へ移行してターンテーブル回転制御プログ
ラムに運転モード作動指令を与える。ここで、所定温度
1 とは、はんだの融点よりも低い温度であって融点に
近い温度である。例えば、融点180℃のはんだでは1
00℃に設定する。
【0090】以上のステップ(22)〜ステップ(2
4)は予熱起動手順であり、以後の通常運転状態への準
備手順である。
【0091】続いてステップ(25)へ移行し、各制御
プログラム(ターンテーブル回転制御、冷却制御、切断
制御、取出し制御)の作動が完了して待機状態となって
いるか否かを確認し、待機状態となっている場合にのみ
ステップ(26)へ移行して鋳型温度があらかじめ決め
た所定温度T2 に達したか否かを確認(検出信号STP
参照)する。ここで、所定温度T2 とは、はんだの融点
よりも低い温度であって融点に近い温度である。例え
ば、融点180℃のはんだでは150℃に設定する。
【0092】そして、所定温度T2 に達したらステップ
(27)へ移行して注湯準備が完了していることを制御
装置I25へ通知する(通信信号SCOM として準備完了
信号を出力する)。
【0093】続いて、ステップ(28)では制御装置I
25から注湯完了の通知(注湯完了の通信信号SCOM
があるか否かを判断し、注湯完了通知があったらステッ
プ(29)へ移行してターンテーブル回転制御プログラ
ムに1ステップ回転指令を与える。すなわち、ターンテ
ーブル6を1工程部だけ進めるように指令を与える。そ
して、ステップ(30)で回転完了通知がターンテーブ
ル回転制御プログラムからあるか否かを判断し、回転が
完了した場合にステップ(31)へ移行して冷却制御プ
ログラムおよび切断制御プログラム、取出し制御プログ
ラム、に作動開始指令を与える。すなわち、これによ
り、冷却工程での鋳型冷却、切断工程での湯口切断、取
出し工程での製品取出しと湯口取出しが各制御プログラ
ムによって行われる。その後ステップ(25)に戻り、
以上の手順を繰り返す。なお、各制御プログラムの詳細
については以降に詳述する。
【0094】〔ターンテーブル回転制御手順〕図14
は、ターンテーブル6の回転制御手順を示すフローチャ
ートで、図14(a)は起動モードの回転制御手順を説
明するフローチャート、図14(b)は通常運転モード
の回転制御手順を説明するフローチャートである。な
お、(41),(42),(51)〜(53)は各ステ
ップを示す。
【0095】すなわち、図1を参照しつつ説明すると、
起動モードは先に説明したように鋳造装置起動時にのみ
鋳型7の予熱を行うモードであり、図14(a)のよう
にステップ(41)でタイマを参照して予め決めた所定
時間t2 経過したか否かを判断し、経過した場合にステ
ップ(42)へ移行してターンテーブル6を1ステッ
プ、すなわち1工程分回転させる。すなわち、エンコー
ド信号SE2を参照しつつ制御信号SDM2 を出力して1ス
テップ分の角度を回転させる。
【0096】その後、ステップ(41)に戻って以上の
手順を繰り返す。ここで、所定時間t2 は鋳型7を注湯
工程のヒータ上に停止させておいて予熱を行う時間であ
り、例えば3min 程度である。すなわち、このようにし
てターンテーブル6を順次回転させることで次第に鋳型
7が昇温し、目的とする温度に予熱することができる。
【0097】次に、通常運転モードでは、図14(b)
のようにステップ(51)で統合制御プログラムから1
ステップ、すなわち1工程分の作動指令があるか否かを
判断し、指令があったらステップ(52)へ移行して、
ターンテーブル6を1ステップ回転させる。ちなみに、
この制御は前記図14(a)のステップ(42)と同じ
である。そして、ステップ(53)へ移行して1ステッ
プ回転が完了したことを統合制御プログラムに通知し、
ステップ(51)に戻って以上の手順を繰り返す。これ
により、各工程の作業に歩調を合わせてターンテーブル
6を回転させることができる。
【0098】〔冷却制御手順〕本実施例においては、図
6に強制空冷の冷却工程例を示し、図7に水冷による冷
却工程例を示している。ここでは、図1も参照しつつこ
れらの制御手順を説明する。
【0099】図15は、冷却工程の制御手順を示すフロ
ーチャートで、図15(a)は強制空冷(図6)の場合
のフローチャート、図15(b)は水冷(図7)の場合
のフローチャートである。なお、(61)〜(65),
(71)〜(75)は各ステップを示す。
【0100】すなわち、強制空冷の場合では、ステップ
(61)で統合制御プログラムから作動開始指令がある
か否かを判断し、指令があったらステップ(62)へ移
行してエア供給開閉弁35を開く。つまり開閉制御信号
DB2 として開信号を出力する。
【0101】続いて、ステップ(63)へ移行して第3
冷却工程の鋳型温度が予め決めた所定温度T3 に降温し
たか否かを判断する。この所定温度T3 は鋳型7内のは
んだが完全に凝固している温度で、例えば融点180℃
のはんだでは100℃に設定する。なお、この鋳型温度
は検出信号STCを参照する。
【0102】そして所定温度T3 以下に降温したらステ
ップ(64)へ移行し、エア供給開閉弁35を閉じる。
つまり開閉制御信号SDB2 として閉信号を出力する。続
いてステップ(65)へ移行し、統合制御プログラムに
冷却完了を通知し、その後ステップ(61)に戻って以
上の手順を繰り返す。
【0103】これにより、第1〜第3の冷却工程を経て
鋳型7は順次に冷却されて湯を素早く凝固させて鋳物を
形成することができる。
【0104】また、水冷の場合ではステップ(71)で
統合制御プログラムから作動開始指令があるか否かを判
断し、指令があったらステップ(72)へ移行してエレ
ベータ用アクチュエータ83を上昇駆動して冷却水槽8
2を上昇させる。すなわち、制御信号SDEとして上昇信
号を出力して鋳型7を冷却用水81内に浸漬させる。
【0105】続いて、ステップ(73)へ移行して、第
3冷却工程の鋳型温度があらかじめ決めた所定温度T3
に降温したか否かを判断する。この点は前記の強制空冷
の場合と同じである。そして所定温度T3 以下に降温し
たらステップ(74)へ移行し、エレベータ用アクチュ
エータ83を下降駆動して冷却水槽82を下降させる。
すなわち、制御信号SDEとして下降信号を出力して鋳型
7を冷却用水81から離脱させる。
【0106】そしてステップ(75)へ移行し、統合制
御プログラムに冷却完了を通知し、その後ステップ(7
1)に戻って以上の手順を繰り返す。
【0107】〔切断制御手順〕図16は、切断制御手順
を示すフローチャートである。なお、(81)〜(8
6)は各ステップを示す。すなわち、図8および図1を
参照して説明すると、ステップ(81)で統合制御プロ
グラムから作動開始指令があるか否かを判断し、指令が
あったらステップ(82)へ移行してエレベータ用アク
チュエータ92を上昇駆動し製品部鋳型61を保持治具
91で保持する。つまり制御信号SDHとして上昇信号を
出力し、製品部鋳型61を固定する。
【0108】続いてステップ(83)へ移行し、切断用
アクチュエータ94を駆動してハンマ93で湯口部鋳型
62の係合片73を叩き押して湯口63を切断する。つ
まり、制御信号SDCとして伸長信号を出力し、湯口63
を切断する。その後、ステップ(84)へ移行し、切断
用アクチュエータ94をホームポジションに復帰駆動す
る。つまり、制御信号SDCとして短縮信号を出力し、ハ
ンマ93を復帰させる。
【0109】そして、ステップ(85)でエレベータ用
アクチュエータ92を下降駆動し、製品部鋳型61から
保持治具91を離脱させる。つまり、制御信号SDHとし
て下降信号を出力し、製品部鋳型61の固定を解除す
る。
【0110】切断が完了したらステップ(86)へ移行
し、統合制御プログラムに切断完了を通知してステップ
(81)に戻り、以上の手順を繰り返す。
【0111】〔取出し制御手順〕図17は、鋳物取出し
制御手順を示すフローチャートである。なお、(91)
〜(102)は各ステップを示す。すなわち、図9ない
し図11を参照して説明すると、ステップ(91)で統
合制御プログラムから作動開始指令があるか否かを判断
し、指令がある場合にはステップ(92)へ移行し、シ
ュータ用アクチュエータ112を駆動して、シュータ1
07の案内板109を製品鋳物収納箱110側へ移動す
る。すなわち、制御信号SDSとして製品収納箱選択信号
を出力し、シュータ107に落下する製品鋳物77を製
品鋳物収納箱110に案内できるようにする。
【0112】続いて、ステップ(93)へ移行し、エレ
ベータ用アクチュエータ103を上昇駆動して製品部鋳
型61の開放用の係合爪102を製品部鋳型61の係合
爪72に係合させる。すなわち、制御信号SDE1 として
上昇駆動信号を出力して係合爪102を係合片72に係
合させる。
【0113】そして、ステップ(94)では製品部鋳型
61の開放用アクチュエータ101を開放駆動し、製品
部鋳型61を開放する。すなわち、制御信号SDO1 とし
て開信号を出力し製品部鋳型61を開く。この時、製品
鋳物77は製品部鋳型61から脱落してシュータ107
に案内され、製品鋳物収納箱110に収納される。
【0114】その後、ステップ(95)へ移行すると、
シュータ用アクチュエータ112を駆動して、今度はシ
ュータ107の案内板109を湯口鋳物収納箱111側
へ移動する。すなわち、制御信号SDSとして湯口収納箱
選択信号を出力し、シュータ107に落下する湯口鋳物
78を湯口鋳物収納箱111側に案内できるようにす
る。
【0115】続いて、ステップ(96)へ移行し、エレ
ベータ用アクチュエータ106を下降駆動して湯口部鋳
型62の開放用の係合爪105を湯口部鋳型62の係合
片73に係合させる。すなわち、制御信号SDE2 として
下降駆動信号を出力して係合爪105を係合片73に係
合させる。
【0116】そして、ステップ(97)では湯口部鋳型
62の開放用アクチュエータ104を開放駆動し、湯口
部鋳型62を開放する。すなわち、制御信号SDO2 とし
て開信号を出力し、湯口部鋳型62を開く。この時、湯
口鋳物78は湯口部鋳型62から脱落してシュータ10
7に案内板109に案内され、湯口鋳物収納箱111に
収納される。
【0117】以上のようにして鋳物の取出しが完了する
と、ステップ(98)へ移行し、湯口部鋳型62の開放
用アクチュエータ104を閉鎖駆動して湯口部鋳型62
を閉じる。すなわち、制御信号SDO2 として閉信号を出
力し湯口部鋳型62を閉じる。続いてステップ(99)
へ移行し、エレベータ用アクチュエータ106を上昇駆
動して湯口部鋳型62の開放用の係合爪105を係合片
73から離脱させる。
【0118】そしてステップ(100)へ移行し、製品
部鋳型61の開放用アクチュエータ101を閉鎖駆動し
て製品部鋳型61を閉じる。すなわち、制御信号SDO1
として閉信号を出力し、製品部鋳型61を閉じる。続い
てステップ(101)へ移行し、エレベータ用アクチュ
エータ103を下降駆動して製品部鋳型61の開放用の
係合爪102を係合片72から離脱させる。
【0119】以上のように製品鋳物77と湯口鋳物78
の取出しが完了するとステップ(102)へ移行し、取
出しを完了したことを統合制御プログラムに通知してス
テップ(91)へ戻り、以上の手順を繰り返す。
【0120】このように上記の制御手順により、鋳造装
置の各工程が歩調を合わせて連動作動し、高品質の鋳物
を短時間に製造することができる。すなわち、低コスト
で高品質の鋳物を製造することができるようになる。
【0121】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば各請求項
に対応して次のような効果がある。
【0122】請求項1記載の鋳造装置によれば、鋳型に
注湯する溶融金属の温度を低くしても良好な湯廻りが得
られ、また、鋳型内におけるガス発生も極めて少なくす
ることができる。そのため、巣の発生が解消される。そ
して注湯工程、冷却工程、湯口切断工程および鋳物取出
し工程をそれぞれ循環する一連の製造工程としているの
で、少ない鋳型で大量の鋳物を製造することができると
ともに、注湯してから鋳物が完成するまでの時間を短く
することも可能となり、鋳物製造時間のタクトを短くす
ることができる。また、エネルギー消費量も少なくする
ことができる。その結果、高品質の鋳物を極めて低コス
トで製造することができるようになる。
【0123】請求項2記載の制御方法によれば、注湯量
を正確に制御することが可能となり鋳型に不必要な大き
な湯口を形成することもない。また、鋳型温度を所定の
値に制御しているので湯温を融点温度に近い温度の低い
温度にしても良好な湯廻りが得られ、また鋳型内におけ
るガス発生も無くなる。そして、湯の溶融加熱エネルギ
ーも少なくて済む。すなわち、原料の無駄や溶融エネル
ギーの無駄を少なくし、高品質の鋳物を少ない消費エネ
ルギーで製造することができるようになる。
【0124】そして、確実に冷却されて強度が保証でき
る状態となってから切断されるので切断の信頼性も高
い。なお、注湯温度が低いので冷却も素早く行われる。
【0125】また、各工程の作業が歩調を合わせて行わ
れるように制御しているので、各工程の作業を休止する
ことなく連続して行うことが可能であり、注湯から製品
の取出しまで効率良く行うことができる。
【0126】すなわち、全体として高品質の鋳物を低コ
ストで製造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の鋳型の構成を示す平面図である。
【図3】図2のI−I線およびII−II線による断面図で
ある。
【図4】図2の鋳型および治具のターンテーブルに対す
る取付構造を示す図である。
【図5】注湯工程を示す各部の構成図である。
【図6】冷却工程を示す構成図である。
【図7】冷却工程の他の例を示す構成図である。
【図8】鋳型保持機構と切断機構とを示す図である。
【図9】鋳物取出し工程を示す構成図である。
【図10】製品部鋳型を開放した態様を示す構成図であ
る。
【図11】湯口部鋳型を開放した態様を示す構成図であ
る。
【図12】制御装置Iの注湯制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図13】制御装置IIのプログラム構造と統合制御手順
を示す図である。
【図14】ターンテーブルの回転制御手順を示すフロー
チャートである。
【図15】冷却工程の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図16】切断制御手順を示すフローチャートである。
【図17】鋳物取出し制御手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 溶融はんだ 2 はんだ槽 3 供給路 4 開閉弁 5 副はんだ槽 6 ターンテーブル 7 鋳型 8 送風装置 11 温度制御装置 12 ヒータ 13 温度センサ 14 操作部 15 温度制御装置 16 ヒータ 17 温度センサ 18 操作部 22 液位センサ 23 アクチュエータ 25 制御装置I 33 ヒータ 34 温度センサ 38 温度センサ 39 鋳型保持機構 40 切断機構 41 製品部鋳型開放機構 42 湯口部鋳型開放機構 44 制御装置II

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属の状態で保持する溶融槽と、こ
    の溶融槽から開閉弁を備えた供給路を介して供給される
    前記溶融金属を一時的に貯溜するとともに、貯溜量を検
    出する液位センサを設けた副溶融槽を備え、この副溶融
    槽を傾斜させて前記溶融金属を鋳型に注湯せしめる注湯
    手段を備え、 前記鋳型を製品部鋳型と湯口部鋳型とに分けて構成する
    とともに、さらに、これらの製品部鋳型と湯口部鋳型を
    それぞれ開閉可能に構成し、また、前記鋳型の複数個を
    循環路上に配設して搬送せしめる循環搬送手段と、前記
    循環路上に前記溶融金属を注湯する前の鋳型を予熱する
    予熱手段と、注湯後の前記鋳型を強制的に冷却する冷却
    手段と、前記溶融金属の注湯により形成された鋳物の製
    品鋳物と湯口鋳物とを乖離するために前記鋳物の湯口の
    部分を切断する切断手段と、前記製品部鋳型と湯口部鋳
    型を開放して前記製品鋳物と湯口鋳物とを取り出す取出
    し手段とを順次設けて、注湯工程と冷却工程と切断工程
    と取出し工程とを順次形成し、 また、予熱された前記鋳型の温度を検出する予熱温度セ
    ンサと、前記冷却された鋳型の温度を検出する冷却温度
    センサとを備え、さらに、前記副溶融槽の貯溜量を検出
    する液位センサの検出結果と前記鋳型の予熱温度センサ
    と冷却温度センサの検出結果とを入力するとともに、前
    記溶融槽の前記溶融金属を前記副溶融槽へ供給する前記
    開閉弁を開閉せしめる動作と、前記副溶融層を傾斜して
    前記溶融金属を注湯せしめる動作と、前記鋳型を前記循
    環搬送手段により搬送せしめる動作と、前記鋳型を前記
    冷却手段により冷却せしめる動作と、前記鋳型を前記切
    断手段により切断せしめる動作と、前記鋳型を前記開放
    手段により開放せしめる動作とをそれぞれ制御する制御
    手段とを備えた、 ことを特徴とする鋳造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鋳造装置の制御方法で
    あって、 溶融金属の貯溜量を検出する液位センサの検出結果に基
    づいて溶融槽から副溶融槽へあらかじめ決めた所定量の
    湯を注湯し、 注湯工程において前記副溶融槽内の前記溶融金属を鋳型
    へ注湯するときの鋳型温度が、前記鋳型に注湯される溶
    融金属の融点温度に近い温度であって、かつ前記融点温
    度よりも低い温度であらかじめ決めた所定の温度に達し
    ている場合に、前記副溶融槽から前記鋳型に注湯し、 また、前記溶融金属の前記鋳型への注湯が完了するとと
    もに、冷却工程において鋳型冷却時の鋳型温度があらか
    じめ決めた所定の温度以下に降温し、切断工程において
    鋳物を製品鋳物と湯口鋳物とに切断し、取出し工程にお
    いて製品鋳物と湯口鋳物の取出しが完了したことをもっ
    て、循環搬送手段を1工程分だけ進める、 ことを特徴とする鋳造装置の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990054885A (ko) * 1997-12-26 1999-07-15 오상수 알루미늄 중력주조물 절단장치
JP2008149364A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Maeda Sheru Service:Kk 鋳型造型システム
JP2018060479A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 本田技研工業株式会社 協調制御方法

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