JPH0975581A - 電気洗濯機の防振装置 - Google Patents

電気洗濯機の防振装置

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Publication number
JPH0975581A
JPH0975581A JP7236451A JP23645195A JPH0975581A JP H0975581 A JPH0975581 A JP H0975581A JP 7236451 A JP7236451 A JP 7236451A JP 23645195 A JP23645195 A JP 23645195A JP H0975581 A JPH0975581 A JP H0975581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
sliding member
sliding
vibration isolator
spring holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP7236451A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Aida
修司 会田
Kihachiro Tanaka
基八郎 田中
Doshu Ida
道秋 井田
Tamotsu Shikamori
保 鹿森
Hiroshi Osugi
寛 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0975581A publication Critical patent/JPH0975581A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】防振装置を小型にし、遠心脱水をする際に、内
槽の衣類の片寄りのため発生するアンバランスが原因で
発生する振動と定格回転時の騒音を低減した電気洗濯
機。 【構成】防振装置13は、摺動装置16が有する摺動部
材19,ばね座17,ばね受け18の少なくとも一つに
突起20a,20b,20cを設け、摺動部材19の上
下面とばね座17,ばね受け18の間には隙間を設け
る。摺動部材19内周面とばね受け18の間にも隙間を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用の洗濯機に係
り、振動・騒音の低減に有効な防振装置の構造を有する
電気洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯物の洗濯と脱水とを兼用する
電気洗濯機は、図2に示すように、内槽9は洗濯物の洗
濯と脱水とに兼用され、内槽9を回転自在に内設し、か
つ水を受けるための外槽3は、カバー2を有する外枠1
に少なくとも一個の防振装置13と吊り棒12で構成さ
れる防振支持機構11を介し弾性支持されている。外槽
3の底部に変速機5およびモータ6からなる駆動機構4
がベース7を介し固定されている。モータ6の駆動力は
ベルト8を介し変速機5に伝達される。変速機5は2軸
構造になっており、外周側の軸には内槽9が中心側の軸
には歯車機構を介して撹拌翼10が固定されている。
【0003】次にその動作を説明する。洗濯したい衣類
と洗剤を内槽9に入れ通電することにより、一定量の水
が給水され、給水が終わると自動的に撹拌翼10が回転
を始め、衣類を撹拌しながら洗濯する。洗濯が終わる
と、排水・すすぎを行い、さらに排水終了後は、内槽9
が回転し衣類は遠心脱水される。この脱水工程中に衣類
の片寄りによりアンバランスを生じ、内槽9や中心軸を
介して外槽3が激しく振動する。その振動が防振支持機
構11を介して外枠1に伝達され、外枠1から騒音が発
生する。一般に防振支持機構11は、吊り棒12と防振
装置13で構成され、図3のように防振装置13は、防
振ばね14と摩擦減衰を発生する筒体15と摺動装置1
6で構成されている。摺動装置16は、一般にばね座1
7とばね受け18の間にリング状の摺動部材19をはさ
む構造になっている。そして、脱水起動時や振動振幅が
大きくなった場合には摺動部材19と筒体15の摺動減
衰を大きく、脱水定格回転数時には摺動減衰を小さくす
ることにより、低振動,低騒音化を図ることが可能にな
る。
【0004】そこで、これらのことを解決する手段とし
て、例えば特開昭51−72181 号公報に示すように、防振
ばねの外周に被嵌した筒体の内周壁に摺動すべき摺動体
を有し、ばね受けと吊り棒の下端との間において吊り棒
に遊嵌した防振装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭51−
72181 号公報に示すように構成された防振装置では、有
している隙間以上の振幅になると減衰が発生されるため
に、吊り棒と摺動体がぶつかり、その衝撃が吊り棒を介
して外枠に伝わり振動や騒音などになるという問題点が
あった。
【0006】本発明の目的は、簡単な構造で脱水起動時
の共振時の振動を低減するとともに、脱水定格回転時の
騒音を低減する防振装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】目的を達成するため、本
発明に係る電気洗濯機の防振装置は、防振装置に大きな
振動が加わった場合に、摺動部材を変形させ摺動部材と
筒体の摩擦力を大きくするために、摺動部材,ばね座,
ばね受けの少なくとも一つに突起を設けて構成してい
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、電気洗濯機の防振装置におい
て、防振装置が有するばね座とばね受けが、摺動部材を
上下面の隙間を有して保持しており、摺動部材,ばね
座,ばね受けの少なくとも一つに突起を設けることによ
り、防振装置に隙間以上の振動が加わると摺動部材が外
周側に変形し、摺動部材と筒体の摩擦力が大きくなり摺
動減衰が増加するが、隙間以下の振動の場合は、摺動部
材は筒体にしか接触しておらず、摺動部材と筒体は一体
で振動し摺動減衰を小さくすることが可能になる。その
ため、脱水起動時など振動が大きい場合は、筒体と摺動
部材の摺動減衰を大きくし振動を低減するとともに、脱
水定格回転時など振動が小さいときは、摺動減衰を小さ
くし騒音を低減することが可能になる。また、摺動部材
が変形して減衰を増す構造になっているため、防振装置
に急激に大きな振動が加わった場合でも、摺動部材が衝
撃を吸収して、外枠に振動が伝わることを防止できる。
そして、予測外の振動増加時にも、振動振幅が大きくな
り隙間以上の振動になれば摺動減衰が大きくなり振動を
低減することが可能である。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1,図4を参照しなが
ら説明する。なお、図4の(a)は防振装置13に加わ
る振動が小さい場合であり、(b)は防振装置13に大
きな振動が加わったときの摺動装置16が防振ばね14
が縮む方向に変形した場合で、(c)は防振ばね14が
伸びる方向に変形した場合である。図のように、摺動装
置13のばね座17とばね受け18に突起20a,20
bを設けた構成になっている。そして、摺動部材19の
上下面とばね座17,ばね受け18の間には隙間を設け
ている。そのうえ、摺動部材19の内周面とばね受け1
8の間にも隙間を設けている。そのため、防振装置13
に加わる振動が隙間以下の場合は、摺動部材19の内周
面とばね受け18の間に隙間があるため、摺動部材19
は筒体15と一体になり振動し、摺動減衰はほとんど発
生しない。そして、防振装置13に加わる振動が隙間以
上の場合は、摺動部材19は筒体15に引きづられて、
その位置に残り、ばね座17とばね受け18が防振ばね
14と一緒に移動し、摺動部材19がばね座17あるい
はばね受け18の突起20a,20bに接触し、摺動部
材が外周側に変形する。つまり、図4の(b)または
(c)のような状態になる。すると、筒体15と摺動部
材19の摩擦力が大きくなるので摺動減衰が増加する。
【0010】このような構成にすることにより、脱水起
動時などの振動が大きい場合は、筒体15と摺動部材1
9の摺動減衰を大きくし振動を低減すると同時に、脱水
定格回転時など振動が小さいときは、摺動減衰を小さく
し騒音を低減することが可能になる。そして、予測外の
振動増加時にも、摺動減衰を大きくし振動を低減するこ
とが可能である。
【0011】そして、突起20a,20bの形状はどの
ような形状でも良く、摺動部材19の内周面とばね受け
18の間の隙間の代わりに、摺動抵抗の少ない処理をし
たものでも良い。また、図5のように摺動部材19に突
起23cを設けることによって、前述した実施例と同様
の効果を得ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、電気洗濯機の防振装置
において、防振装置が有するばね座とばね受けが、摺動
部材の上下面に隙間を持って保持するとともに、大きな
振動が発生し摺動部材を変形させるために、摺動部材,
ばね座,ばね受けの少なくとも一つに突起を設けること
により、脱水起動時などの振動が大きい場合は、筒体と
摺動部材の摺動減衰を大きくし振動を低減するととも
に、脱水定格回転時など振動が小さいときは、摺動減衰
を小さくし騒音を低減することが可能になる。そして、
予測外の振動増加時にも、摺動減衰を大きくし振動を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の防振装置の部分縦断面図。
【図2】電気洗濯機の縦断面図。
【図3】本発明の一実施例の防振装置の縦断面図。
【図4】本発明の一実施例の防振装置の部分縦断面図。
【図5】本発明の一実施例の防振装置の部分縦断面図。
【符号の説明】
12…吊り棒、13…防振装置、14…防振ばね、15
…筒体、16…摺動装置、17…ばね座、18…ばね受
け、19…摺動部材、20a,20b…突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿森 保 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯物の洗濯と脱水を兼用する内槽と、前
    記内槽を回転自在に内設する外槽と、前記外槽にベース
    を介して取り付けられ前記内槽を回転する駆動機構と、
    前記外槽との間に少なくとも一個の防振装置を設けた外
    枠とからなる電気洗濯機において、前記防振装置が有す
    るばね座とばね受けが、摺動部材を上下面の隙間を有し
    て保持しており、前記隙間以上の振動が加わることによ
    って変形し、前記防振装置が有する筒体との摩擦力が大
    きくなる摺動部材を備えたことを特徴とする電気洗濯機
    の防振装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記防振装置が有する
    ばね座とばね受けが、摺動部材を上下面の隙間を有して
    保持しており、摺動部材,ばね座,ばね受けの少なくと
    も一つに突起を有して構成され、前記防振装置に前記隙
    間以上の振動が加わることによって変形し、前記防振装
    置が有する筒体との摩擦力が大きくなる摺動部材を備え
    た電気洗濯機の防振装置。
JP7236451A 1995-09-14 1995-09-14 電気洗濯機の防振装置 Pending JPH0975581A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767066A (zh) * 2012-07-21 2012-11-07 海尔集团公司 洗衣机减振组件及洗衣机
CN103088599A (zh) * 2013-01-31 2013-05-08 昌邑市永富弹簧有限公司 波轮洗衣机用减振组件
WO2022121292A1 (zh) * 2020-12-09 2022-06-16 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102767066A (zh) * 2012-07-21 2012-11-07 海尔集团公司 洗衣机减振组件及洗衣机
CN103088599A (zh) * 2013-01-31 2013-05-08 昌邑市永富弹簧有限公司 波轮洗衣机用减振组件
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