JPH0975387A - カイロ - Google Patents
カイロInfo
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- JPH0975387A JPH0975387A JP23548595A JP23548595A JPH0975387A JP H0975387 A JPH0975387 A JP H0975387A JP 23548595 A JP23548595 A JP 23548595A JP 23548595 A JP23548595 A JP 23548595A JP H0975387 A JPH0975387 A JP H0975387A
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- Japan
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- shell
- air
- body warmer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用中に発熱性組成物を収納した袋が破れて
内容物がこぼれることによる衣服および身体の汚れを防
止し、時に起こる惧れのある火傷などの事故を防止する
ことができるカイロを提供する。 【解決手段】 （ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組
成物と、（ｂ）該発熱性組成物を収容するための通気性
の収納袋１と、（ｃ）該収納袋１を収容するための、少
なくとも１個の通気孔３が形成された殻体２とからなる
ことを特徴とするカイロ。
内容物がこぼれることによる衣服および身体の汚れを防
止し、時に起こる惧れのある火傷などの事故を防止する
ことができるカイロを提供する。 【解決手段】 （ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組
成物と、（ｂ）該発熱性組成物を収容するための通気性
の収納袋１と、（ｃ）該収納袋１を収容するための、少
なくとも１個の通気孔３が形成された殻体２とからなる
ことを特徴とするカイロ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカイロに関する。さ
らに詳しくは使用中に通気孔より微粉が出たり、発熱性
組成物を収納した袋が破れて内容物がこぼれることによ
る衣服および身体の汚れを防止し、時に起こる惧れのあ
る火傷などの事故を防止することができるカイロに関す
る。
らに詳しくは使用中に通気孔より微粉が出たり、発熱性
組成物を収納した袋が破れて内容物がこぼれることによ
る衣服および身体の汚れを防止し、時に起こる惧れのあ
る火傷などの事故を防止することができるカイロに関す
る。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、身体、とくに手先を温めるために、空気の存在下
で発熱する発熱性組成物を通気性を有する比較的小型の
収納袋（内袋）に収納し、この内袋を非通気性の袋（外
袋）で包装してなるカイロが用いられている。前記内袋
は、通常、合成樹脂などからなるフィルムまたは不織布
などから作製されており、柔軟性を有している。このよ
うなカイロは、手指を温めるために衣服のポケットに入
れたり、手で持ったりして使用される。
より、身体、とくに手先を温めるために、空気の存在下
で発熱する発熱性組成物を通気性を有する比較的小型の
収納袋（内袋）に収納し、この内袋を非通気性の袋（外
袋）で包装してなるカイロが用いられている。前記内袋
は、通常、合成樹脂などからなるフィルムまたは不織布
などから作製されており、柔軟性を有している。このよ
うなカイロは、手指を温めるために衣服のポケットに入
れたり、手で持ったりして使用される。
【０００３】しかし、従来の内袋は通気孔より微粉が出
やすく、またあまり耐久性が高くないため、使用中に破
れやすい。それによって内容物（発熱性組成物）がこぼ
れて、手が汚れたり、時には火傷することがある。一
方、内袋の材料を耐久性の高いものに変更すれば高価に
なるため、製造コストの面から好ましくない。
やすく、またあまり耐久性が高くないため、使用中に破
れやすい。それによって内容物（発熱性組成物）がこぼ
れて、手が汚れたり、時には火傷することがある。一
方、内袋の材料を耐久性の高いものに変更すれば高価に
なるため、製造コストの面から好ましくない。
【０００４】本発明は、かかる問題を解消するためにな
されたものであり、使用中に通気孔より微粉が出たり、
発熱性組成物を収納した袋が破れて内容物がこぼれるこ
とによる衣服および身体の汚れを防止し、時に起こる惧
れのある火傷などの事故を防止することができるカイロ
を提供することを目的とする。
されたものであり、使用中に通気孔より微粉が出たり、
発熱性組成物を収納した袋が破れて内容物がこぼれるこ
とによる衣服および身体の汚れを防止し、時に起こる惧
れのある火傷などの事故を防止することができるカイロ
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１発明（請求項１）の
カイロは、（ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組成物
と、（ｂ）該発熱性組成物を収容するための通気性の収
納袋と、（ｃ）該収納袋全体を収容するための、少なく
とも１個の通気孔が形成された殻体とからなることを特
徴とする。
カイロは、（ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組成物
と、（ｂ）該発熱性組成物を収容するための通気性の収
納袋と、（ｃ）該収納袋全体を収容するための、少なく
とも１個の通気孔が形成された殻体とからなることを特
徴とする。
【０００６】前記通気孔に通気性を有する部材が貼着さ
れてなるのが好ましい。
れてなるのが好ましい。
【０００７】第２発明（請求項３）のカイロは、（ａ）
空気の存在下で発熱する発熱性組成物と、（ｂ）該発熱
性組成物を収容するための、少なくとも１個の通気孔が
形成された殻体と、（ｃ）前記通気孔に貼着されてなる
通気性を有する部材とからなることを特徴とする。
空気の存在下で発熱する発熱性組成物と、（ｂ）該発熱
性組成物を収容するための、少なくとも１個の通気孔が
形成された殻体と、（ｃ）前記通気孔に貼着されてなる
通気性を有する部材とからなることを特徴とする。
【０００８】第３発明（請求項４）のカイロは、（ａ）
空気の存在下で発熱する発熱性組成物と、（ｂ）該発熱
性組成物を収納するための通気性の収納袋と、（ｃ）該
収納袋を収納するための通気性の殻体とからなることを
特徴とする。
空気の存在下で発熱する発熱性組成物と、（ｂ）該発熱
性組成物を収納するための通気性の収納袋と、（ｃ）該
収納袋を収納するための通気性の殻体とからなることを
特徴とする。
【０００９】第４発明（請求項５）のカイロは、（ａ）
空気の存在下で発熱する発熱性組成物と、（ｂ）該発熱
性組成物を収納するための通気性の殻体とからなること
を特徴とする。
空気の存在下で発熱する発熱性組成物と、（ｂ）該発熱
性組成物を収納するための通気性の殻体とからなること
を特徴とする。
【００１０】前記殻体の内面に吸水材が設けられてなる
のが好ましい。
のが好ましい。
【００１１】前記殻体の表面の少なくとも一部に織布ま
たは不織布が貼着されてなるのが好ましい。
たは不織布が貼着されてなるのが好ましい。
【００１２】前記殻体が織布または不織布により包み込
まれてなるのが好ましい。
まれてなるのが好ましい。
【００１３】前記殻体の表面の少なくとも一部にフロッ
ク加工により植毛がなされてなるのが好ましい。
ク加工により植毛がなされてなるのが好ましい。
【００１４】前記殻体の少なくとも一部が、前記発熱性
組成物または収納袋を交換できるように、開閉可能にさ
れてなるのが好ましい。
組成物または収納袋を交換できるように、開閉可能にさ
れてなるのが好ましい。
【００１５】
【発明の実施の形態】第１発明（請求項１）のカイロに
よれば、通気孔を有する殻体の内部に発熱性組成物を入
れた収納袋（内袋）を収容したことにより、従来のカイ
ロと異なり内袋が破損することがなく、内容物が流出す
るおそれがない。また、殻体の通気孔を通して空気が出
入りできるため、発熱性組成物は従来通り発熱すること
ができる。
よれば、通気孔を有する殻体の内部に発熱性組成物を入
れた収納袋（内袋）を収容したことにより、従来のカイ
ロと異なり内袋が破損することがなく、内容物が流出す
るおそれがない。また、殻体の通気孔を通して空気が出
入りできるため、発熱性組成物は従来通り発熱すること
ができる。
【００１６】第２発明（請求項３）のカイロによれば、
殻体の通気孔に通気性を有する部材が貼着され、かかる
殻体内部に発熱性組成物を収容したことにより、従来の
カイロと異なり破損することがなく、内容物が流出する
おそれがない。また、殻体の通気孔を通して空気が出入
りできるため、発熱性組成物は従来通り発熱することが
できる。
殻体の通気孔に通気性を有する部材が貼着され、かかる
殻体内部に発熱性組成物を収容したことにより、従来の
カイロと異なり破損することがなく、内容物が流出する
おそれがない。また、殻体の通気孔を通して空気が出入
りできるため、発熱性組成物は従来通り発熱することが
できる。
【００１７】第３発明（請求項４）のカイロによれば、
通気性の殻体の内部に発熱性組成物を入れた収納袋（内
袋）を収容したことにより、従来のカイロと異なり内袋
が破損することがなく、内容物が流出するおそれがな
い。また、殻体の壁を通して空気が出入りできるため、
発熱性組成物は従来通り発熱することができる。
通気性の殻体の内部に発熱性組成物を入れた収納袋（内
袋）を収容したことにより、従来のカイロと異なり内袋
が破損することがなく、内容物が流出するおそれがな
い。また、殻体の壁を通して空気が出入りできるため、
発熱性組成物は従来通り発熱することができる。
【００１８】第４発明（請求項５）のカイロによれば、
通気性の殻体の内部に発熱性組成物を収容したことによ
り、従来のカイロと異なり破損することがなく、内容物
が流出するおそれがない。また、殻体の壁を通して空気
が出入りできるため、発熱性組成物は従来通り発熱する
ことができる。
通気性の殻体の内部に発熱性組成物を収容したことによ
り、従来のカイロと異なり破損することがなく、内容物
が流出するおそれがない。また、殻体の壁を通して空気
が出入りできるため、発熱性組成物は従来通り発熱する
ことができる。
【００１９】つぎに、図面を参照しながら、本発明のカ
イロを詳細に説明する。図１は第１発明のカイロの一実
施例を示す一部切欠正面図、図２は第２発明のカイロの
一実施例を示す一部切欠正面図である。
イロを詳細に説明する。図１は第１発明のカイロの一実
施例を示す一部切欠正面図、図２は第２発明のカイロの
一実施例を示す一部切欠正面図である。
【００２０】図１に示されるカイロは、発熱性組成物
（図示せず）を収容した通気性の収納袋１を収容するた
めに、収納袋１全体を通気孔３を有する殻体２で被覆し
た構造になっている。また、殻体２の内部には、後述す
るシール部材４およびスポンジ５が配設されている。
（図示せず）を収容した通気性の収納袋１を収容するた
めに、収納袋１全体を通気孔３を有する殻体２で被覆し
た構造になっている。また、殻体２の内部には、後述す
るシール部材４およびスポンジ５が配設されている。
【００２１】前記収納袋１は、少なくともその一部が通
気性面である。すなわち、一方の面が通気性面で、他方
の面が非通気性面であってもよいし、また両面とも通気
性面であってもよい。さらに、片面のうち、一部が通気
性面で残りが非通気性面であってもよい。
気性面である。すなわち、一方の面が通気性面で、他方
の面が非通気性面であってもよいし、また両面とも通気
性面であってもよい。さらに、片面のうち、一部が通気
性面で残りが非通気性面であってもよい。
【００２２】前記収納袋１の材質としては、とくに制限
はないが、毛羽立たず、柔らかく、強度があり、品質が
安定しており、ヒートシール性を有するものが好まし
く、ポリウレタン、ポリプロピレンもしくはポリエチレ
ンまたはそれらを改質したプラスチック質またはゴム質
のような柔軟性の熱可塑性シートないしフィルムや、不
織布、あるいはポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリス
チレンの単層または複合層などを用いることができる。
はないが、毛羽立たず、柔らかく、強度があり、品質が
安定しており、ヒートシール性を有するものが好まし
く、ポリウレタン、ポリプロピレンもしくはポリエチレ
ンまたはそれらを改質したプラスチック質またはゴム質
のような柔軟性の熱可塑性シートないしフィルムや、不
織布、あるいはポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリス
チレンの単層または複合層などを用いることができる。
【００２３】収納袋１の大きさは、本発明においてとく
に限定されないが、通常、２×５ｃｍ〜１０×２０ｃｍ
の範囲の大きさのものを用いることができる。
に限定されないが、通常、２×５ｃｍ〜１０×２０ｃｍ
の範囲の大きさのものを用いることができる。
【００２４】収納袋１に封入する発熱組成物としては、
たとえば鉄粉などの金属粉（好ましくは、イオウまたは
含イオウ化合物で処理された金属粉）、活性炭、水、保
水剤（木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライ
ト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など）、食塩な
どからなるものを用いることができるが、これらに限定
されるものではない。
たとえば鉄粉などの金属粉（好ましくは、イオウまたは
含イオウ化合物で処理された金属粉）、活性炭、水、保
水剤（木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライ
ト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など）、食塩な
どからなるものを用いることができるが、これらに限定
されるものではない。
【００２５】殻体２は、収納袋１を保護するための中空
体であり、収納袋１と比較して剛性が高くなるように成
型されている。たとえば、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリエチレンなどからなる硬質樹脂を用いて射出成
型などの成型方法により成型される。
体であり、収納袋１と比較して剛性が高くなるように成
型されている。たとえば、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリエチレンなどからなる硬質樹脂を用いて射出成
型などの成型方法により成型される。
【００２６】なお、ウレタン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなどからなる軟質または硬質樹脂の発泡体を用い
て真空成型などの成型方法により殻体を成型することも
できる。とくに発泡体を用いて成型するばあいには、通
気性をもたせるために連続気泡が形成されるように成型
するのが、通気性部材を貼着して孔をふさぐ必要がなく
なり、しかも、吸水材を省略することができる点で好ま
しい。
ピレンなどからなる軟質または硬質樹脂の発泡体を用い
て真空成型などの成型方法により殻体を成型することも
できる。とくに発泡体を用いて成型するばあいには、通
気性をもたせるために連続気泡が形成されるように成型
するのが、通気性部材を貼着して孔をふさぐ必要がなく
なり、しかも、吸水材を省略することができる点で好ま
しい。
【００２７】殻体２の形状および大きさは、本発明にお
いてはとくに限定されるものではないが、ポケットに出
し入れしやすく、しかも手で握りやすい形状および大き
さのものが好ましく、たとえば最大直径が３〜１０ｃｍ
程度の卵形や球形のものなどがよい。
いてはとくに限定されるものではないが、ポケットに出
し入れしやすく、しかも手で握りやすい形状および大き
さのものが好ましく、たとえば最大直径が３〜１０ｃｍ
程度の卵形や球形のものなどがよい。
【００２８】さらに、殻体２を再利用することにより、
製造コストを低減させるという観点から、前記殻体２の
少なくとも一部が、前記発熱性組成物を収容した収納袋
を交換できるように、開閉可能にされてなるのが好まし
い。たとえば、図１に示される殻体２は、上下２つの部
分に分割にされ、一方にリング状の突条２ａが形成さ
れ、他方に当該突条２ａに相補的な形状を呈するリング
状の溝２ｂが形成されている。突条２ａと溝２ｂとを分
離することにより、容易に殻体２を２分割して発熱性組
成物を収容した収納袋を交換することができ、さらに突
条２ａと溝２ｂとを結合させることにより容易に元通り
の殻体２に戻すことができる。なお、殻体２を２分割す
る構成の代わりに、一体形成された殻体２の適宜の場所
に発熱性組成物を収容した収納袋を交換するための開口
を形成し、かかる開口を蓋で閉めておいてもよい。
製造コストを低減させるという観点から、前記殻体２の
少なくとも一部が、前記発熱性組成物を収容した収納袋
を交換できるように、開閉可能にされてなるのが好まし
い。たとえば、図１に示される殻体２は、上下２つの部
分に分割にされ、一方にリング状の突条２ａが形成さ
れ、他方に当該突条２ａに相補的な形状を呈するリング
状の溝２ｂが形成されている。突条２ａと溝２ｂとを分
離することにより、容易に殻体２を２分割して発熱性組
成物を収容した収納袋を交換することができ、さらに突
条２ａと溝２ｂとを結合させることにより容易に元通り
の殻体２に戻すことができる。なお、殻体２を２分割す
る構成の代わりに、一体形成された殻体２の適宜の場所
に発熱性組成物を収容した収納袋を交換するための開口
を形成し、かかる開口を蓋で閉めておいてもよい。
【００２９】通気孔３は、殻体２の前後両面に適宜の大
きさおよび数量で形成されればよく、たとえば、図１に
示される通気孔３は、丸形、波形および星形の孔が装飾
性よく配置されるようにして形成されている。
きさおよび数量で形成されればよく、たとえば、図１に
示される通気孔３は、丸形、波形および星形の孔が装飾
性よく配置されるようにして形成されている。
【００３０】また、前記通気孔３には、通気性を有す
る、綿糸、ナイロンまたはポリエステルなどからなる織
布または不織布、または紙などからなるシール部材４が
殻体２の内側より貼着されている。これにより、万一、
収納袋１が破損したばあいであっても、殻体２の外部
へ、発熱性組成物がこぼれ落ちたり、また発熱時に発生
する水滴がもれたりすることをより確実に防止すること
ができる。なお、シール部材４がないばあいでも実用上
あまり影響はなく、とくにこのばあいには安価に製造す
ることができるという利点がある。また、シール部材４
は殻体２の外側から貼着してもよい。
る、綿糸、ナイロンまたはポリエステルなどからなる織
布または不織布、または紙などからなるシール部材４が
殻体２の内側より貼着されている。これにより、万一、
収納袋１が破損したばあいであっても、殻体２の外部
へ、発熱性組成物がこぼれ落ちたり、また発熱時に発生
する水滴がもれたりすることをより確実に防止すること
ができる。なお、シール部材４がないばあいでも実用上
あまり影響はなく、とくにこのばあいには安価に製造す
ることができるという利点がある。また、シール部材４
は殻体２の外側から貼着してもよい。
【００３１】さらに、前記殻体２の内部の上下の端部に
それぞれ１個づつ吸水材であるスポンジ５が配設されて
いる。したがって、発熱時に水滴が発生するばあいでも
当該水滴をスポンジ５によって吸い取るため、殻体２の
外部へもれることをより確実に防止することができる。
それぞれ１個づつ吸水材であるスポンジ５が配設されて
いる。したがって、発熱時に水滴が発生するばあいでも
当該水滴をスポンジ５によって吸い取るため、殻体２の
外部へもれることをより確実に防止することができる。
【００３２】また、図示されていないが、前記殻体２の
表面の少なくとも一部に織布または不織布を貼着した
り、たとえば繊維粉をフロック加工により植毛すれば、
手触り（触感）がよくなる。
表面の少なくとも一部に織布または不織布を貼着した
り、たとえば繊維粉をフロック加工により植毛すれば、
手触り（触感）がよくなる。
【００３３】また、前記殻体２を織布または不織布によ
り包み込んでも手触りがよくなる。
り包み込んでも手触りがよくなる。
【００３４】前記実施例のカイロでは、発熱体として、
発熱性組成物を収納袋に収納したものを採用したが、発
熱性組成物そのものを直接殻体に収容してもよい。たと
えば、図２に示されるカイロは、前記図１に示された殻
体と同様の通気孔３を有する殻体２の内部に発熱性組成
物６が収容され、前記通気孔３に内側より通気性を有す
るシール部材７が貼着されることにより構成されてい
る。
発熱性組成物を収納袋に収納したものを採用したが、発
熱性組成物そのものを直接殻体に収容してもよい。たと
えば、図２に示されるカイロは、前記図１に示された殻
体と同様の通気孔３を有する殻体２の内部に発熱性組成
物６が収容され、前記通気孔３に内側より通気性を有す
るシール部材７が貼着されることにより構成されてい
る。
【００３５】殻体２は前記実施例と同様の成型方法で成
型されればよい。とくに発泡体を用いて成型するばあい
には、通気性をもたせるために連続気泡が形成されるよ
うに成型するのが、通気性部材を貼着して孔をふさぐ必
要がなくなり、しかも、吸水材を省略することができる
点で好ましい。
型されればよい。とくに発泡体を用いて成型するばあい
には、通気性をもたせるために連続気泡が形成されるよ
うに成型するのが、通気性部材を貼着して孔をふさぐ必
要がなくなり、しかも、吸水材を省略することができる
点で好ましい。
【００３６】発熱性組成物６は、前記実施例と同様のも
のを採用すればよい。
のを採用すればよい。
【００３７】シール部材７は、通気孔３から外部へ発熱
性組成物６がこぼれ落ちないようにし、かつ発熱時に発
生する水滴のもれを防止するためのものであり、前記実
施例のシール部材と同様に、綿糸、ナイロン、ポリエス
テルなどからなる織布または不織布、または紙などから
なるものを採用すればよい。また、シール部材７は、殻
体２の外側から貼着してもよい。
性組成物６がこぼれ落ちないようにし、かつ発熱時に発
生する水滴のもれを防止するためのものであり、前記実
施例のシール部材と同様に、綿糸、ナイロン、ポリエス
テルなどからなる織布または不織布、または紙などから
なるものを採用すればよい。また、シール部材７は、殻
体２の外側から貼着してもよい。
【００３８】また、図示されていないが、前記実施例と
同様に、発熱時に発生する水滴のもれを防止するため
に、前記殻体２の内面に少なくとも１個の吸水材である
スポンジを設けられているのが好ましい。
同様に、発熱時に発生する水滴のもれを防止するため
に、前記殻体２の内面に少なくとも１個の吸水材である
スポンジを設けられているのが好ましい。
【００３９】さらに、前記実施例と同様に、殻体２の手
触りをよくするために、前記殻体２の表面の少なくとも
一部に織布または不織布を貼着したり、たとえば繊維粉
をフロック加工により植毛したり、または殻体２を織布
または不織布により包み込むのが好ましい。
触りをよくするために、前記殻体２の表面の少なくとも
一部に織布または不織布を貼着したり、たとえば繊維粉
をフロック加工により植毛したり、または殻体２を織布
または不織布により包み込むのが好ましい。
【００４０】しかも、前記実施例と同様に、前記殻体２
の少なくとも一部が、前記発熱性組成物を交換できるよ
うに、開閉可能にされているのが好ましい。
の少なくとも一部が、前記発熱性組成物を交換できるよ
うに、開閉可能にされているのが好ましい。
【００４１】
【発明の効果】本発明によれば、使用中に通気孔より微
粉が出たり、発熱性組成物を収納した袋が破れて内容物
がこぼれることによる衣服および身体の汚れを防止し、
時に起こる惧れのある火傷などの事故を防止することが
できる。
粉が出たり、発熱性組成物を収納した袋が破れて内容物
がこぼれることによる衣服および身体の汚れを防止し、
時に起こる惧れのある火傷などの事故を防止することが
できる。
【図１】第１発明のカイロの一実施例を示す一部切欠正
面図である。
面図である。
【図２】第２発明のカイロの一実施例を示す一部切欠正
面図である。
面図である。
１ 収納袋 ２ 殻体 ３ 通気孔 ４ シール部材 ５ スポンジ ６ 発熱性組成物 ７ シール部材
Claims (10)
- 【請求項１】 （ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組
成物と、（ｂ）該発熱性組成物を収容するための通気性
の収納袋と、（ｃ）該収納袋を収容するための、少なく
とも１個の通気孔が形成された殻体とからなることを特
徴とするカイロ。 - 【請求項２】 前記通気孔に通気性を有する部材が貼着
されてなる請求項１記載のカイロ。 - 【請求項３】 （ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組
成物と、（ｂ）該発熱性組成物を収容するための、少な
くとも１個の通気孔が形成された殻体と、（ｃ）前記通
気孔に貼着されてなる通気性を有する部材とからなるこ
とを特徴とするカイロ。 - 【請求項４】 （ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組
成物と、（ｂ）該発熱性組成物を収納するための通気性
の収納袋と、（ｃ）該収納袋を収納するための通気性の
殻体とからなることを特徴とするカイロ。 - 【請求項５】 （ａ）空気の存在下で発熱する発熱性組
成物と、（ｂ）該発熱性組成物を収納するための通気性
の殻体とからなることを特徴とするカイロ。 - 【請求項６】 前記殻体の内面に吸水材が設けられてな
る請求項１、２、３、４または５記載のカイロ。 - 【請求項７】 前記殻体の表面の少なくとも一部に織布
または不織布が貼着されてなる請求項１、２、３、４ま
たは５記載のカイロ。 - 【請求項８】 前記殻体が織布または不織布により包み
込まれてなる請求項１、２、３、４または５記載のカイ
ロ。 - 【請求項９】 前記殻体の表面の少なくとも一部にフロ
ック加工により植毛がなされてなる請求項１、２、３、
４または５記載のカイロ。 - 【請求項１０】 前記殻体の少なくとも一部が、前記発
熱性組成物または収納袋を交換できるように、開閉可能
にされてなる請求項１、２、３、４または５記載のカイ
ロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23548595A JPH0975387A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | カイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23548595A JPH0975387A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | カイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0975387A true JPH0975387A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16986763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23548595A Pending JPH0975387A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | カイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0975387A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000064720A1 (fr) * | 1999-04-21 | 2000-11-02 | Nippon Shooter Ltd. | Systeme de transfert |
| US20130226087A1 (en) * | 2010-09-15 | 2013-08-29 | David R. King | Method and Apparatus for Warming Intravenous Fluids |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23548595A patent/JPH0975387A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000064720A1 (fr) * | 1999-04-21 | 2000-11-02 | Nippon Shooter Ltd. | Systeme de transfert |
| US20130226087A1 (en) * | 2010-09-15 | 2013-08-29 | David R. King | Method and Apparatus for Warming Intravenous Fluids |
| US9642974B2 (en) * | 2010-09-15 | 2017-05-09 | The General Hospital Corporation | Method and apparatus for warming intravenous fluids |
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