JPH0975282A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0975282A
JPH0975282A JP23732995A JP23732995A JPH0975282A JP H0975282 A JPH0975282 A JP H0975282A JP 23732995 A JP23732995 A JP 23732995A JP 23732995 A JP23732995 A JP 23732995A JP H0975282 A JPH0975282 A JP H0975282A
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広 横山
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毅 佐野
Hidenori Hirano
英紀 平野
Hiroshi Uzawa
博 鵜沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風路カバーの着脱に多くの手間と時間が係らな
い電気掃除機を提供する。 【解決手段】熱風循環路73の少なくとも一部は掃除機
本体20の底面に開口する風路用溝50とこの風路用溝
50を閉成する風路カバー60から構成されていると共
に、配線31a、32aを熱風循環路内に配設した電気
掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動ファンの排気側
と集塵室の吸込口とを連通させる熱風循環路を掃除機本
体の下部に設けた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気掃除機としては、例えば、
特公平6−104096号公報に開示されたようなもの
がある。この電気掃除機では、電動ファンの排気風を熱
風循環路を介して吸込口から集塵室内に戻した後、再度
電動ファンに吸い込ませることにより、排気風を循環さ
せて集塵室内の塵埃を加熱して、集塵室内の有害微生物
を死滅させるようにしている。尚、この熱風循環路は、
掃除機本体の底面に開口する風路用溝と、この風路用溝
を閉成する風路カバーから構成されている。しかも、風
路カバーは複数箇所がネジで掃除機本体の底部に着脱可
能に固定されている。
【0003】また、従来の電気掃除機には、例えば図1
0(a)に示した様に、掃除機本体内1に図10(b)の集塵
室1aを設け、この集塵室1aに連通する吸込口1bを
掃除機本体1の前端部に設け、この吸込口1bに集塵ホ
ース2の一端の接続パイプ3を着脱可能に嵌合接続し、
把持部4aが設けられた接続パイプ4を集塵ホース2の
他端部に設け、この接続パイプ4に手元操作部としての
スイッチ部5を設けると共に、この接続パイプ4に延長
管6,6を介して吸込口体7を接続し、この吸込口体7
にモータで駆動される回転ブラシ(回転清掃体)を設け
たものがある。
【0004】この電気掃除機では、スイッチ部5が集塵
ホース2内に設けられた導電線で接続パイプ部3に設け
られた4つのホース側端子(図示せず)に接続されてい
ると共に、表面が絶縁被覆された導電線8a,8b,8
c,8d等の配線で掃除機本体1内の制御回路(図示せ
ず)に接続された4つの本体側端子(図示せず)が吸込
口1bの部分に設けられていて、この両端子は接続パイ
プ3を吸込口1bに嵌合接続することにより互いに接触
して導通させられるようになっている。そして、この状
態でスイッチ部5を操作することにより、掃除機本体1
内の電動ファン(図示せず)のON・OFFおよび回転数の制
御が制御回路により行われると共に、吸込口体7のモー
タ(図示せず)のON・OFFが制御回路によりようになって
いる。
【0005】しかも、掃除機本体1の集塵室1aを形成
する側壁1cに開口端1dに沿う配線溝1eを設け、こ
の配線溝1eに配線8a,8b,8c,8dを配設する
と共に、開口端1dに沿って側壁1cにバンパーラバー
9を設け、このバンパーラバー9の上端部9aで配線溝
1eの上方への開放端を閉成し、この上端部9aと開口
端1dとをシール材(パッキン)で気密に接着固定して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特公平6−
104096号公報に開示されたような電気掃除機の風
路カバーは、複数箇所をネジで掃除機本体の底部に固定
していたため、着脱に時間がかかると共に手数がかかる
ものであった。この結果、修理の必要が生じて、風路カ
バーを取り外す必要がある場合には、手数がかかる共に
時間がかかるものであった。
【0007】また、図10(a)に示した様な電気掃除機
では、導電線8a〜8dの配線溝1eへの配設状態によ
っては、上端部9aが開口端1dから浮き上がって、上
端部9aと開口端1dとの間の気密性が低下することが
考えられる。この場合には、掃除機の使用時に、上端部
9aと開口端1dとの間から集塵室1a内に外部の空気
が洩れて侵入し、掃除機の塵埃吸引性能を低下させるも
のであった。
【0008】そこで、この発明の主目的は、掃除機の塵
埃吸引性能の低下を招くような配線をする必要がなく、
配線が容易である電気掃除機を提供することにある。ま
た、この発明の他の目的は、風路カバーの着脱に多くの
手間と時間がかからず、しかもケース廃棄時にネジの取
り外しが必要なく手間がかからない電気掃除機を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この主目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電動送風機を内蔵し、この電動
送風機の吸込側に連通する集塵室を内部に設け、かつこ
の集塵室と外部を連通する吸込口を設けた掃除機本体
と、 前記吸込口に着脱自在に接続されるホースとから
なり、前記掃除機本体は、前記電動送風機の排気側を前
記吸込口に連通させる熱風循環路と、前記吸込口の近傍
に設けられ掃除機本体内の制御回路に配線を介して接続
された本体側端子を備え、前記熱風循環路の少なくとも
一部は前記掃除機本体の底面に下方に開口する風路用溝
と該風路用溝を閉成する風路カバーから構成されている
と共に、前記配線を前記熱風循環路内に配設した電気掃
除機としたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は前記両目的を達成
するため、前記風路カバーは、前記掃除機本体の風路用
溝に係止爪で着脱可能に装着されていると共に、風路用
溝から取り外す際に破壊される脆弱破壊部を有すること
を特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、前記脆弱破壊部は前記
風路カバーの幅方向に向け両側縁まで延設された薄肉部
であることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、前記薄肉部は平面形状
がV字状又は円弧状に形成されていることを特徴とす
る。
【0013】請求項5の発明は、前記風路用溝の底面に
は前記配線を保持させる少なくとも2つの突部を一組と
する配線保持部が複数設けられていると共に、前記配線
保持部の少なくとも2つの間隔は前記本体側端子を係止
可能な大きさに形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図9に基づいて説明する。
【0015】<第1実施例>図1〜図8はこの発明の一
実施例を示したもので、図7(a)はこの発明に係る電気
掃除機の全体を概略的に示した斜視図である。この電気
掃除機は、吸込具10と掃除機本体20を有する。この
吸込具10は、集塵ホース11と集塵ホース11の一端
部に設けられた手元接続パイプ13と、手元接続パイプ
13に接続された延長管14,14と、延長管14に接
続された吸込口体15を有する。この手元接続パイプ1
3は、握り部13aが設けられていると共に、手元スイ
ッチ13b(電動動作部としてのリモートコントロール
部)が設けられている。また、吸込口体15(電動動作
部)は、吸込口内に配置した図示しない回転清掃体と、
この回転清掃体を駆動する子モータを有する。
【0016】しかも、接続パイプ12の端部には、手元
スイッチ部13bに接続した一対の低圧用の吸込具側端
子(図示せず)と、子モータに接続された一対の高圧用
の吸込具側端子(図示せず)が設けられている。この構
成は周知のものを採用しているので具体的構造は省略す
る。
【0017】図1,図6に示した様に、掃除機本体20
は合成樹脂からなるケースC(本体ケース)を有し、こ
のケースCの前部には上方に開放する集塵室21が設け
られ、掃除機本体20ケースCの中央には隔壁20a及
び円形の内方フランジ状の隔壁20bで区画された吸い
込み室22が設けられ、掃除機本体20のケースCの後
部にはファン室23が設けられている。この隔壁20a
には複数の連通孔20cが形成されていると共に、この
隔壁20aの前面側には二次フィルター24が着脱可能
に装着されている。この二次フィルター24は、集塵室
21と吸い込み室22との間を区画すると共に、集塵室
21と吸い込み室22とを互いに連通させている。集塵
室21の上部はヒンジ25aの部分を中心に上下回動す
る集塵カバー25で開閉可能に閉成されている。
【0018】また、掃除機本体20の前端部には吸込口
部品26が着脱可能に取り付けられ、この吸込口部品2
6の前面には前カバー27が着脱可能に取り付けられ、
この吸込口部品26と前カバー27との間にはシャッタ
ー収納用の隙間28が形成されている。しかも、集塵室
21の前壁21aには集塵室21に開口するゴム等から
なる弁体21bが装着され、吸込口部品26には弁体2
1bの筒部21cに嵌合する筒部26aが形成され、こ
の弁体21bの筒部26aが吸込口29を構成してい
る。この吸込口29は、一端が集塵室21に連通し且つ
他端が掃除機本体の前面(外面)に開口している。この
吸込口部品26と前カバー27との間には、シャッター
30が上下スライドして、吸込口29を開閉するように
保持されている。
【0019】この吸込口29には図3に示したように高
圧用の本体側端子31,31と低圧用端子32,32が
設けられていて、接続パイプ12を吸込口29に嵌合接
続(嵌着)することにより、接続パイプ12に設けた低
圧用の吸込具側端子及び高圧用の吸込具側端子(図示せ
ず)が本体側端子31,31及び32,32にそれぞれ
接触して導通するようになっている。この構造も周知の
ものを採用している。この端子31,31,32,32
は、掃除機本体20内の図示しない制御回路に配線(外
面が絶縁部材で被覆された導電線、すなわちリード線)
31a,31a及び32a,32aを介して接続されて
いる。
【0020】しかも、この集塵室21内には一次フィル
ターとしての紙パックフィルター33が集塵袋として装
着されていて、この紙パックフィルター33の口枠33
aに設けた図示しないパイプ挿通孔が吸込口29に臨ま
せられている。
【0021】掃除機本体20のファン室23内には電動
ファン34(電動送風機)が配設されている。この電動
ファン34は送風ファン34a及びこの送風ファン34
aを駆動するモータ34bから構成され、送風ファン3
4aの吸込側は吸込室22に開口している。このモータ
34bの周面には排気口34cが形成されている。これ
により、送風ファン34aにより吸入された後にモータ
34b内を流れて内部を冷却した排気風が、排気口34
cから周囲の第1の排気室35に排出されるようになっ
ている。尚、吸い込み室22と排気室35は、送風ファ
ン34aと隔壁20bとの間に配設した弾性シール部材
36を介して気密シールされている。また、集塵カバー
25の上部には熱風スイッチsが装着されている。この
熱風スイッチsを押してON操作することにより、制御
回路が電動ファン34を作動させるようになっている。
【0022】第1の排気室35後方には排気室35に図
示しない排気通路を介して連通している第2の排気室3
7が形成され、掃除機本体20の後壁38には排気口3
9が形成されていると共に、排気口39の前面には排気
フィルター40が設けられている。そして、通常は、モ
ータ34bの排気口34cから排気された排気風は、第
1の排気室35,図示しない排気通路、第2の排気室3
7、排気フィルター40及び排気孔39を介して大気に
排出される。
【0023】掃除機本体20の底部には、図1,図2
(b)に示した如く前後の延び且つ下方に開放する風路
用溝50が形成されている。この風路用溝50の側部に
は図2(b)の如く一段高い位置に設けられた係合溝5
1,51が形成されている。この係合溝51,51には
断面コ字状の風路カバー60の側壁61,61が気密に
嵌合させられている。この風路カバー60の一端部には
係止突部62が図4(a),(c)図5(b),(c)
の如く形成されていて、この係止突部62は前カバー2
7に設けた係止孔27aに図1の如く嵌着されている。
また、風路カバー60の他端部及び他端部近傍の側部に
は係止爪63,64が図2(c),(d)図4(b),
(c),図5(a),(e),(h)の如く設けられて
いて、この係止爪63は第1の排気室37に開口する連
通口52の壁部52aに係止され、係止爪は風路用溝5
0の側面に開口する係止孔53に係合させられている。
この風路カバー60には、後部側に位置させて薄肉部6
5を脆弱破壊部として形成されている。即ち、この薄肉
部65は、風路カバー60の長手方向中間部に幅方向に
向け両側縁まで延長されている。この薄肉部65は車輪
(後述する後輪80)の外径の内側に位置している。な
お、風路カバー60は、ケースCを形成している合成樹
脂材料と同一または類似する合成樹脂材料から構成され
ている。
【0024】この風路カバー60と風路用溝50との間
には循環路70が形成され、吸込口部品26と集塵室2
1の前壁21aとの間には循環路71が形成され、吸込
部品26の筒部26aの側部には循環路71に開口する
連通口72が形成されている。この循環路70,71及
び連通口52,72は、第1の排気室37と吸込口29
を連通させる熱風循環路73を構成している。
【0025】また、風路用溝50の底面には、少なくと
も2つの突部54,54を一組とする配線保持部55が
複数箇所に設けられている。しかも、熱風循環路73の
うち連通口72を除く部分には上述した配線31a,3
1a及び32a,32aが配設され、これらの配線31
a,31a及び32a,32aは突部54,54間に保
持されている。また、配線保持部55の少なくとも2つ
の突部54,54の間隔は本体側端子31,31,3
2,32を係止可能な大きさに形成されている。
【0026】尚、図2,図6,図7,図8において80
は後輪、図2,図6において81は前輪である。この前
輪81は、掃除機本体20の底部に水平回動自在に取り
付けられた旋回部材81aと、旋回部材81aに装着さ
れた車輪81bを有する。
【0027】次に、この様な構成の電気掃除機の作用を
説明する。
【0028】この様な電気掃除機を用いて、通常の清掃
作業を行う場合には、接続パイプ12を吸込口29に嵌
合装着して、接続パイプ12の先端部を紙パックフィル
ター33の口枠33aに設けたパイプ挿通孔を介して紙
パックフィルター33内に挿入する。これにより、熱風
循環路73の吸込口29への連通口72が接続パイプ1
2で閉成される。
【0029】一方、接続パイプ12に設けた低圧用の吸
込具側端子及び高圧用の吸込具側端子が本体側端子3
1,31及び32,32にそれぞれ接触して導通する。
この状態で手元スイッチ部13bを操作することによ
り、制御回路(図示せず)を介して、電動ファン34の
ON・OFF及び電動ファン34の回転数制御を行うこ
とができると共に、吸込口体15の図示しない子モータ
のON・OFFを行うことができる。しかも、電動ファ
ン34の作動時には、電動ファン34の吸気負圧が吸い
込み室22、集塵室21、集塵ホース11、延長管1
4,14を介して吸込口体15の図示しない吸込口に作
用する。この状態で、吸込口体15を清掃面上で移動操
作することにより、塵埃がエアと共に吸込口体15、延
長管14,14、集塵ホース11を介して、紙パックフ
ィルター33内に吸入される。この際、塵埃が紙パック
フィルター33内に捕集されて、清浄化されたエアが二
次フィルター24を介して更に清浄された後に吸い込み
室22を介して電動ファン34に吸入される。
【0030】この電動ファン34に吸入されたエアは、
モータ34b内を冷却した後、排気口34cから排気室
35に排気され、図示しない排気通路、排気室37、排
気フィルター40を介して大気に排出される。
【0031】この様な清掃の終了後、紙パックフィルタ
ー33内に捕集された塵埃中の有害微生物を駆除する場
合には、集塵ホース11の接続パイプ12を図8(a)
の如く吸込口29から抜き取ると共に、シャッター30
を図8(b)の如く上方にスライド操作して、図8
(a)の吸込口29をシャッター30で図8(c)の如
く閉成する。これにより、熱風循環路73が吸込口29
と介して集塵室21に連通する。この状態で熱風スイッ
チsを押圧してONさせることにより、制御回路を介し
て電動ファン34を作動させる。これにより、電動ファ
ン34は集塵室21のエアを二次フィルター24、吸い
込み室22を介して吸入する。この吸入させたエアは、
電動ファン34のモータ34b内を冷却した後、排気口
34cから排気室35内に排出されて、熱風循環路73
及び吸込口9を介して紙パックフィルター33内に流入
し、次に紙パックフィルター33を透過する。この後エ
アは、集塵室21から二次フィルター14、吸い込み室
22を介して電動ファン34に吸入されて、上述した様
に紙パックフィルター33に循環させられる。このエア
の循環により、エアの温度がモータ34b内の発熱で上
昇させられ、紙パックフィルター33内の有害微生物が
死滅させられることになる。
【0032】また、熱風循環路73内にゴミが詰まった
りした場合には、前カバー27を掃除機本体20から外
して、風路カバー60を風路用溝50から離反する方向
に引っ張る。これにより、風路カバー60は薄肉部65
の部分で破壊されて折れるので、この後、風路カバー6
0の残りの部分を風路用溝50から剥すように引っ張る
ことで、係止爪63,64を壁部52a及び係止孔53
から抜き取る。
【0033】この様にして、風路用溝50を露出させ
て、風路用溝50内に詰まったゴミを除去した後、新た
な風路カバー60で風路用溝50を閉成し、前カバー2
7を掃除機本体20に取り付けることにより、熱風循環
路73の清掃が完了する。
【0034】さらに、配線31a,32aと本体側端子
31a,32aとの接続不良又は配線31a,32a等
に不具合が生じた場合にも、上述と同様にして、風路カ
バー60を風路用溝50から除去し、吸込口部品26を
掃除機本体20から外して、配線31a,32aを点検
補修した後、吸込口部品26を掃除機本体20に取り付
けると共に前カバー27、新たな風路カバー60を上述
の如く掃除機本体に取り付けることで、配線31a,3
2aの点検補修が終了する。
【0035】また、掃除機本体20のケースの廃棄時や
配線31a,32aを掃除機本体20から取り外す場合
には、風路カバー60は風路用溝50から取り外さずに
このままの状態にしておいて、吸込口部品26を掃除機
本体20から取り外し、本体側端子31,32を吸込口
部品26から取り外した後、配線31a,32aを電動
ファン34側から強く引っ張ることにより、本体側端子
31,32が配線保持部55の突部54,54に係止さ
れて配線31a,32aから分離させられ、配線31a
32aのみが電動ファン34側に抜き取られることにな
る。
【0036】以上説明した実施例の風路カバー60を透
明な合成樹脂から形成することもできる。この場合に
は、熱風循環路73内の状態が外部から容易に視認でき
るので、ゴミ詰まり等や配線31a,32aの不具合を
早期に発見して、ゴミ除去や点検補修を早期に行うこと
ができる。
【0037】また、以上説明した実施例では、風路カバ
ー60に設けた薄肉部65を直線状に形成した例を示し
たが、必ずしもこの形状に限定されるものではない。例
えば、図9(a)に示した様に、V字状の薄肉部65´
を風路カバー60に設けて良いし、図9(b)に示した
様に、円弧状の薄肉部65´´を風路カバー60に設け
ても良い。これらの場合には、風路カバー60を風路用
溝50から取り外す際に、薄肉部65´,65´´の両
端の部分から切断される状態になるので、風路カバー6
0の破断が容易となる。また、脆弱破壊部を後輪80の
外径内に設ければ、敷居等を乗り越える際に直接風路カ
バー60が衝撃を受けることがないので、風路カバーが
敷居等により損傷したりするのを回避できる。
【0038】
【発明の効果】この目的を達成するため、請求項1の発
明は、電動送風機を内蔵し、この電動送風機の吸込側に
連通する集塵室を内部に設け、かつこの集塵室と外部を
連通する吸込口を設けた掃除機本体と、前記吸込口に着
脱自在に接続されるホースとからなり、前記掃除機本体
は、前記電動送風機の排気側を前記吸込口に連通させる
熱風循環路と、前記吸込口の近傍に設けられ掃除機本体
内の制御回路に配線を介して接続された本体側端子を備
え、前記熱風循環路の少なくとも一部は前記掃除機本体
の底面に下方に開口する風路用溝と該風路用溝を閉成す
る風路カバーから構成されていると共に、前記配線を前
記熱風循環路内に配設した構成としたので、掃除機の塵
埃吸引性能の低下を招くような配線をする必要がないと
同時に、風路用溝は幅が広いので配線が容易である。
【0039】請求項2の発明は、前記風路カバーは、前
記掃除機本体の風路用溝に係止爪で着脱可能に装着され
ていると共に、風路用溝から取り外す際に破壊される脆
弱破壊部を有する構成としたので、風路カバーの着脱に
多くの手間と時間が係らず、配線作業後の風路カバーの
装着に時間が係らない。しかも、配線の点検修理等が必
要な場合や、ゴミ詰まり等のために、風路カバーを取り
外す必要がある場合でも、風路カバーを簡易且つ短時間
で取り外すことができる。その上、この取り外しに際
し、風路カバーの係止爪が損傷したり変形したりして、
次の使用ができないこともあるが、この取り外しのとき
の力で風路カバーを脆弱破壊部の部分で積極的に破壊す
ることで、一度取り外した風路カバーを使用できなくす
ることにより、新しい風路カバーを使用するように認識
させることができる。これにより、一度取り外した風路
カバーの再使用による熱風循環路の気密性低下を防止で
きる。また、風路カバーの取り付けにネジ等の金属部材
(異種材料)を使用していないので、掃除機本体のケー
ス(本体ケース)を廃棄する際に、風路カバーを掃除機
本体のケースから取り外すことなくケースと共に廃棄し
たり、再利用のために風路カバーをケースと共に供する
ことができる。
【0040】請求項3の発明は、前記脆弱破壊部は前記
風路カバーの幅方向に向け両側縁まで延設された薄肉部
である構成としたので、風路カバーの取り外し力で薄肉
部の部分から簡易に破壊できる。
【0041】請求項4の発明は、前記薄肉部は平面形状
がV字状又は円弧状に形成されている構成としたので、
風路カバーの取り外しに際して、薄肉部を端の部分から
中央に向けて順次破壊できる。
【0042】請求項5の発明は、前記風路用溝の底面に
は前記配線を保持させる少なくとも2つの突部を一組と
する配線保持部が複数設けられていると共に、前記配線
保持部の少なくとも2つの間隔は前記本体側端子を係止
可能な大きさに形成されている構成としたので、本体側
端子を吸込口から取り外して、配線を本体の後部側すな
わち電動ファン側から引っ張ることにより、本体側端子
が配線保持部の部分に引っかかって配線から分離させら
れ、配線のみを電動ファン側に引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電気掃除機の要部を部分的に破
断して示した説明図である。
【図2】(a)は図1に示した電気掃除機の底面図、(b)は
(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は(a)のB−B線に沿
う断面図、(d)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
【図3】図1に示した電気掃除機の一部を破断して示し
た正面図である。
【図4】(a)は図2(a)のD−D線に沿う風路カバーの断
面図、(b)は図4(a)の右側面図、(c)は図4(b)の右側面
図である。
【図5】(a)は図4(b)の風路カバー端部の係止爪を矢印
E方向から見た説明図、(b)は図4(a)の風路カバーを矢
印F方向から見た係止突部の説明図、(c)は(b)の拡大
図、(d)は(b)の風路カバーの係止突部側の平面図、(e)
は図4(b)のG−G線に沿う係止爪の断面図、(f)は図4
(b)のH−H線に沿う断面図、(g)は図4(b)のI−I線
に沿う断面図、(h)は図4(b)のJ−J線に沿う断面図で
ある。
【図6】図7(b)の掃除機本体のK−K線に沿う断面図
である。
【図7】(a)は図1〜図6に示した構造を備える電気掃
除機の斜視図、(b)は(a)の集塵ホースを掃除機本体から
取り外した状態の説明図である。
【図8】(a)〜(c)は熱風循環のための操作説明図であ
る。
【図9】(a),(b)は図1〜図6の風路カバーの変形例を
示す説明図である。
【図10】(a)は従来の電気掃除機の斜視図、(b)は(a)
のL−L線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10…吸込具 12…接続パイプ 13b …手元スイッチ部(電動動作部) 15…吸込口体(電動動作部) 20…掃除機本体 21…集塵室 29…吸込口 30…シャッター 31a、32a…本体側端子 34…電動ファン(電動送風機) 50…風路用溝 54…突部 55…配線保持部 60…風路カバー 63、64…係止爪 65、65´、65´´…薄肉部 73…熱風循環路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜沢 博 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を内蔵し、この電動送風機の
    吸込側に連通する集塵室を内部に設け、かつこの集塵室
    と外部を連通する吸込口を設けた掃除機本体と、 前記
    吸込口に着脱自在に接続されるホースとからなり、 前記掃除機本体は、前記電動送風機の排気側を前記吸込
    口に連通させる熱風循環路と、前記吸込口の近傍に設け
    られ掃除機本体内の制御回路に配線を介して接続された
    本体側端子を備え、 前記熱風循環路の少なくとも一部は前記掃除機本体の底
    面に下方に開口する風路用溝と該風路用溝を閉成する風
    路カバーから構成されていると共に、前記配線を前記熱
    風循環路内に配設したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記風路カバーは、前記掃除機本体の風
    路用溝に係止爪で着脱可能に装着されていると共に、風
    路用溝から取り外す際に破壊される脆弱破壊部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記脆弱破壊部は前記風路カバーの幅方
    向に向け両側縁まで延設された薄肉部であることを特徴
    とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記薄肉部は平面形状がV字状又は円弧
    状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の
    電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記風路用溝の底面には前記配線を保持
    させる少なくとも2つの突部を一組とする配線保持部が
    複数設けられていると共に、前記配線保持部の少なくと
    も2つの間隔は前記本体側端子を係止可能な大きさに形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃
    除機。
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