JP2003219998A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003219998A
JP2003219998A JP2002021854A JP2002021854A JP2003219998A JP 2003219998 A JP2003219998 A JP 2003219998A JP 2002021854 A JP2002021854 A JP 2002021854A JP 2002021854 A JP2002021854 A JP 2002021854A JP 2003219998 A JP2003219998 A JP 2003219998A
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electric
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JP2002021854A
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English (en)
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Noriaki Senda
典明 千田
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池を取り出す際におけるアークの発生を確
実に防止できる電気掃除機を提供する。 【解決手段】 掃除機本体1の電池収容室34にバッテリ
を収容させ、電池収容口31にバッテリカバーを取り付け
る。放電防止スイッチ39がオンし、バッテリから電動送
風機への電流の供給が可能となる。電池収容口31からの
バッテリカバーの取り外しで放電防止スイッチ39がオフ
し、バッテリから電動送風機への電流を停止する。バッ
テリにて電動送風機を駆動させた状態でも、バッテリの
電気的な接続を解除させた際のアークの発生を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池が電動送風機
の電源である電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は、電動送風
機が内部に収容された掃除機本体を備えており、この掃
除機本体の内部には、電動送風機の電源となる電池が収
容されている。そして、この電池は、掃除機本体に開口
された電池収容口から取り出し可能に収容されており、
この電池収容口には、掃除機本体内に収容させた電池を
保持する蓋体が取り外し可能に取り付けられている。ま
た、この蓋体を掃除機本体の電池収容口から取り外すこ
とにより掃除機本体の内部から電池を取り出すことが可
能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
電気掃除機では、掃除機本体内に収容させた電池にて電
動送風機を駆動させている状態で、この掃除機本体の電
池収容口から蓋体を取り外して、この電池収容口内の電
池の電気的な接続を解除させた際に、この電池からの電
池電力によりアークなどが生じるおそれがあるという問
題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、電池を取り出す際のアークを確実に防止できる電
気掃除機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
電池を掃除機本体に収容させる電池収容口に開閉可能に
設けられる蓋体と、この蓋体の開放に基づき少なくとも
電池から電動送風機への電流を停止させる停止手段とを
具備したものである。そして、掃除機本体の電池を電源
として電動送風機を駆動させた状態であっても、蓋体を
開放したときに少なくとも電池から電動送風機への電流
を停止手段が停止させるので、この電池の電気的な接続
を解除させた際のアークが防止される。
【0006】また、本発明の電気掃除機は、掃除機本体
の電池収容口に開閉可能に設けられる蓋体と、電動送風
機への電流を制御して出力を可変させ、蓋体の開放に基
づき電池から電動送風機への電流を停止させる制御手段
とを具備したものである。そして、掃除機本体の電池を
電源として電動送風機を駆動させた状態であっても、電
動送風機への電流を制御して出力を可変させる制御手段
が、蓋体の開放に基づき電池から電動送風機への電流を
停止または低減させるので、電池からの比較的大きな電
流が電動送風機へと流れなくなり、この電池の電気的な
接続を解除させた際のアークが防止される。
【0007】さらに、本発明の電気掃除機は、掃除機本
体に着脱可能に設けられ電動送風機の電源となる電池
と、この電池の出力接点に電気的に接続される入力接点
と、電池を掃除機本体から取り外す際に、入力接点およ
び出力接点の電気的接続の開放より先に電池から電動送
風機への電流を停止させる停止手段とを具備したもので
ある。そして、電池で電動送風機を駆動させた状態で掃
除機本体から電池を取り外すことにより、電池の出力接
点と入力接点との電気的接続の開放より先に、電池から
電動送風機への電流が停止手段により停止されるので、
この電池の電気的な接続を解除させた際のアークがより
確実に防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の第1
の実施の形態を図1ないし図4を参照して説明する。
【0009】図1ないし図4において、1は掃除機本体
で、この掃除機本体1は、吸込風を旋回させて、この吸
込風から塵埃を遠心分離するサイクロン方式の電気掃除
機である。また、この掃除機本体1は、ケース体2と、
このケース体2の上部に後部が連結して回動により上部
を開放可能に覆って取り付けられる蓋体3とを備えた本
体ケース4を有している。さらに、ケース体2内におけ
る後側には、電動送風機5が収容されている。
【0010】そして、ケース体2の両側には、一対の側
板部6が上方に向けて突出するように配設されている。
これら一対の側板部6は、上下方向の略中間部における
前側の対向距離が次第に狭くなるように内側に湾曲して
いる。そして、これら一対の側板部6それぞれにおける
湾曲する前側部分には、電動送風機5に連通して略前側
側方に向けて開口した排気口7が複数穿設されている。
さらに、本体ケース4の蓋体3の上面には、取手手段と
してのハンドル8が設けられている。このハンドル8
は、平面視略Y字状に形成されている。
【0011】さらに、一対の側板部6の内側面それぞれ
には、ケース体2の後部下側に位置した車輪としての走
行輪11がそれぞれ回転可能に軸支されている。また、ケ
ース体2の底面部2aの前側中央には、この底面部2aの面
方向に沿って旋回可能であるとともに、この旋回方向に
直交する方向に回転可能な車輪である旋回輪12が設けら
れている。よって、これら走行輪11および旋回輪12のそ
れぞれにより、掃除機本体1が被掃除面としての床面を
走行可能となる。
【0012】さらに、本体ケース4の蓋体3の前側に
は、前方に向けて開口した本体吸込口13が設けられてい
る。そして、この本体吸込口13の基端側には、本体ケー
ス4のケース体2内における前側に着脱可能に取り付け
られた有底円筒状の集塵装置としての略有底円筒状のダ
ストカップ14の吸込側が気密に連通している。そして、
このダストカップ14の排気側は、電動送風機5の吸込側
に気密に連通されている。また、このダストカップ14の
外側面には、取手部としてのハンドル部15が一体的に設
けられている。
【0013】また、掃除機本体1の本体吸込口13には、
可撓性を有するホース体21の基端が連通されて着脱可能
に接続されている。このホース体21の先端には、略く字
状に屈曲した操作手段としての手許操作部22が設けられ
ている。この手許操作部22における屈曲する部分の基端
側に面する部分には、電動送風機5などの駆動状態を設
定する停止設定用ボタン23a、弱設定用ボタン23bおよび
強設定用ボタン23cが一列に設けられている。さらに、
ホース体21の手許操作部22の先端には、伸縮可能な接続
管としての延長管24を介してノズル体である吸込口体と
しての床ブラシ25が着脱可能に連通されて接続されてい
る。
【0014】一方、図1および図3に示すように、電動
送風機5より前側である本体ケース4のケース体2の底
面部2aには、このケース体2の幅方向に沿った長手方向
を有する細長矩形状の開口部としての電池収容口31が形
成されている。この電池収容口31は、バッテリ着脱用の
開口である。また、この電池収容口31には、平板状の蓋
体としての電池収容蓋であるバッテリカバー32がねじ体
33にて開閉可能、すなわち取り外し可能に取り付けられ
て、この電池収容口31を閉塞するとともに、この電池収
容口31から収容させたバッテリ35を保持する。
【0015】ここで、バッテリカバー32の内側面の幅方
向における両側域には、このバッテリカバー32を電池収
容口31に取り付けた際に、この電池収容口31から電池収
容室34へと収容させたバッテリ35を弾性変形による弾性
力にて押圧する矩形平板状の1対のクッション32a,32b
が取り付けられている。
【0016】さらに、この電池収容口31の内部である本
体ケース4の内部には、この電池収容口31に連通した電
池収容部としての断面細矩形筒状の電池収容室34が区画
形成されている。この電池収容室34には、電源としての
二次電池パックである充電可能な上下方向に高さ方向を
有する横断面細長矩形状のバッテリ35が上下方向に沿っ
て挿入されて着脱可能、すなわち取り外し可能に収容さ
れている。このバッテリ35は、電動送風機5の電源とな
り、この電動送風機5へと電力を供給してこの電動送風
機5を駆動させる。
【0017】一方、図1および図2に示すように、電池
収容室34の下端面に位置する底面部37には、この底面部
37の長手方向、すなわち掃除機本体1の幅方向に沿った
長手方向を有する断面凹溝状の取付凹部38が設けられて
いる。この取付凹部38は、掃除機本体1の一方の側板部
6側である底面部37の長手方向における一端域に設けら
れている。
【0018】また、この取付凹部38の内部には、オンす
ることによりバッテリ35から電動送風機5への電流の供
給を可能にするとともに、電池収容口31からのバッテリ
カバー32の開放、すなわち取り外しにてオフすることに
より少なくともバッテリ35から電動送風機5への電流を
停止させて、この電動送風機5の駆動を停止させる停止
手段としてのスイッチ手段である放電防止スイッチ39が
取り付けられている。
【0019】この放電防止スイッチ39は、バッテリ35を
収容させた電池収容口31にバッテリカバー32を取り付け
て、このバッテリカバー32を電池収容口31にねじ体33に
てねじ止め固定した際における、このバッテリカバー32
によるバッテリ35を介した押え付けである付勢、すなわ
ち押圧によりオンされる。よって、この放電防止スイッ
チ39は、電池収容口31からバッテリカバー32を取り外す
際に、このバッテリカバー32による押圧が解除されるの
で、バッテリ35と電動送風機5との電気的接続の開放よ
り先にオフされる。
【0020】さらに、この放電防止スイッチ39は、矩形
平板状の基体部41を備えており、この基体部41の上端面
における長手方向の一端側には、弾性変形可能で導線性
を有する金属などにて成形された平板状のスイッチ体42
の長手方向における一端側が傾斜させた状態で接続され
ている。このスイッチ体42の長手方向における他端側
は、基体部41の上端面より上方に位置し、電池収容室34
の底面部37よりこの電池収容室34の内部空間へと突出し
ている。また、基体部41の下端面には、1対の端子部43
a,43bがそれぞれ突出しており、これら1対の端子部43
a,43bは、基体部41の上端面へと貫通している。
【0021】次に、上記第1の実施の形態の掃除動作を
説明する。
【0022】まず、掃除機本体1の電池収容室34にバッ
テリ35を収容させて、この掃除機本体1の電池収容口31
をバッテリカバー32で閉塞し、この掃除機本体1の電池
収容室34に収容させたバッテリ35にて放電防止スイッチ
39のスイッチ体42を押圧して、この放電防止スイッチ39
をオンさせる。
【0023】すると、この放電防止スイッチ39のオンに
より、バッテリ35から電動送風機5への電流の供給が可
能となる。
【0024】この状態で、掃除機本体1の本体吸込口13
にホース体21の基端を接続し、このホース体21の手許操
作部22の先端に床ブラシ25が嵌合された延長管24や、図
示しない隙間ノズルなどを接続する。
【0025】この後、ホース体21の手許操作部22を把持
した状態で、この手許操作部22の弱設定用ボタン23bお
よび強設定用ボタン23cのいずれかをオンし、バッテリ3
5からの電池電力を電動送風機5へと供給してこの電動
送風機5を駆動させる。
【0026】すると、床ブラシ25あるいは隙間ノズルか
ら塵埃とともに空気が吸い込まれる。
【0027】このとき、この塵埃を含んだ空気は吸込風
となり、延長管24やホース体21それぞれの内部を順次通
過して掃除機本体1の本体吸込口13へと吸気された後、
掃除機本体1内のダストカップ14へと吸気される。
【0028】そして、このダストカップ14へと吸気され
た吸込風は、このダストカップ14内で渦巻き状に回転し
てこの吸込風とともに吸い込まれた塵埃がダストカップ
14内に遠心分離にて捕捉された後、このダストカップ14
から電動送風機5へと吸気されて排気風となり、この排
気風は掃除機本体1の排気口7から外部へと排気され
る。
【0029】この状態で、掃除機本体1の電池収容室34
からバッテリ35を取り出す場合には、この掃除機本体1
のケース体2のバッテリカバー32に固定された各ねじ体
33を取り外した後、このバッテリカバー32をケース体2
の電池収容口31から取り外す。
【0030】すると、このバッテリカバー32による電池
収容室34内へのバッテリ35の保持が解除されるので、こ
のバッテリカバー32を電池収容口31に取り付けた際にお
けるバッテリ35の底部による放電防止スイッチ39のスイ
ッチ体42への押圧が解除されて、この放電防止スイッチ
39がオフされる。
【0031】この結果、この放電防止スイッチ39により
バッテリ35から電動送風機5への電流が遮断されるの
で、電動送風機5を駆動させた状態でのバッテリ35を取
り外す際に生じるおそれのあるこのバッテリ35や電動送
風機5などからの電気放電、すなわちアークの発生が確
実に防止される。
【0032】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、掃除機本体1の電池収容室34の底面部37に取り
付けた放電防止スイッチ39のスイッチ体42を押して、こ
の放電防止スイッチ39をオンさせなければ、バッテリ35
からの電池電流が電動送風機5へと流れないので、この
電動送風機5を駆動させることができない。
【0033】このため、掃除機本体1の電池収容室34に
収容させたバッテリ35を取り出すために、この掃除機本
体1の電池収容口31からバッテリカバー32を取り出すこ
とにより、このバッテリカバー32によるバッテリ35を介
した放電防止スイッチ39のスイッチ体42への押圧が解除
されて、この放電防止スイッチ39がオフとなる。
【0034】よって、余計な神経を使うことなく電動送
風機5の駆動中における大電流の遮断を確実に防止でき
るから、電動送風機5を駆動させた状態で、掃除機本体
1の電池収容口31からバッテリカバー32を取り外して、
この掃除機本体1の電池収容室34に収容させたバッテリ
35の電気的な接続を解除させた際における、このバッテ
リ35あるいは電動送風機5などからのアークの発生を確
実に防止できるから、バッテリ35の取り出しが容易にな
り、使用者の使い勝手および安全性がより向上する。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態の構成を
図5ないし図7を参照して説明する。
【0036】この図5ないし図7に示す電気掃除機は、
基本的には図1ないし図4に示す電気掃除機と同様であ
るが、掃除機本体1の電池収容口31へのバッテリカバー
32の取り付けで、この電池収容口31の開口縁に設けた1
対の接点51a,51b間を、バッテリカバー32の内側面に取
り付けた金属片52にて電気的に接続させるものである。
ここで、これら1対の接点51a,51bおよび金属片52によ
り放電防止スイッチ39が構成される。
【0037】そして、1対の接点51a,51bそれぞれは、
導電性を有する銅などの金属にて細長平板状にそれぞれ
が成形されており、掃除機本体1の電池収容口31の開口
縁における掃除機本体1の後側の両側部にそれぞれ一体
的に設けられた1対の係合凹部53a,53bの一方である係
合凹部53a内にそれぞれ取り付けられている。また、こ
れら1対の接点51a,51bは、一方の係合凹部53aの幅方向
における両側部に互いに平行に離間された状態で取り付
けられている。さらに、これら各1対の接点51a,51bそ
れぞれには、伝送線としてのリード線54a,54bの一端が
電気的に接続されている。
【0038】一方、金属片52は、導電性を有する銅など
の金属にて矩形平板状に成形されており、バッテリカバ
ー32の幅方向における一側縁の両側部にそれぞれ一体的
に突設された1対の係合爪部55a,55bの一方である係合
爪部55aの内側面に取り付けられている。また、この金
属片52は、一方の係合爪部55aの内側面に幅方向に沿っ
て突設された係合凸部56に係合される凹状の両側を内側
に屈曲させ、さらに先端を外側に屈曲させた状態でバッ
テリカバー32の厚さ方向に向けて弾性変形可能に設けら
れている。さらに、この金属片52の幅方向における両端
部である下端縁には、この金属片52の長手方向に沿った
接点部52a,52bが取り付けられている。
【0039】ここで、1対の係合爪部55a,55bそれぞれ
は、掃除機本体1の電池収容口31にバッテリカバー32を
取り付ける際に、この電池収容口31の係合凹部53a,53b
にそれぞれが係合される。さらに、これら1対の係合爪
部55a,55bに対向したバッテリカバー32の幅方向におけ
る他側縁の両側部には、厚さ方向に向けて貫通したねじ
挿通孔57がそれぞれに穿設された1対のねじ止め片58a,
58bが一体的に突設されている。また、これら1対のね
じ止め片58a,58bの各ねじ挿通孔57は、各係合凹部53a,5
3bに対向した電池収容口31の開口縁における掃除機本体
1の前側の両側部のそれぞれに設けられた凹溝状の嵌合
溝部59a,59bに穿設されたねじ止め孔61にそれぞれが連
通されて、ねじ体33によりねじ止め固定される。
【0040】よって、バッテリカバー32の各係合爪部55
a,55bそれぞれを掃除機本体1の係合凹部53a,53bに係合
させた後、このバッテリカバー32のねじ止め片58a,58b
を掃除機本体1の嵌合溝部59a,59bに嵌合させた状態
で、これらねじ止め片58a,58bの各ねじ挿通孔57にねじ
体33を挿通させて、これらねじ体33を掃除機本体1の嵌
合溝部59a,59bのねじ止め孔61にねじ止め固定すること
により、バッテリカバー32の一方の係合爪部55aの内側
面に取り付けた金属片52の両側の接点部52a,52bそれぞ
れが、掃除機本体1の一方の係合凹部53aに取り付けた
1対の接点51a,51bに接触して、これら1対の接点51a,5
1b間が電気的に接続されるので、図1ないし図4に示す
電気掃除機と同様の作用効果を奏することができる。
【0041】また、掃除機本体1の電池収容口31とバッ
テリカバー32との間に放電防止スイッチ39を設けたの
で、この掃除機本体1の電池収容口31からのバッテリカ
バー32の取り外しに基づき、放電防止スイッチ39をより
確実にオフできるので、電動送風機5の駆動中における
バッテリ35などからのアークの発生をより確実に防止で
き、使用者の使い勝手および安全性をより向上できる。
【0042】次に、本発明の第3の実施の形態の構成を
図8を参照して説明する。
【0043】この図8に示す電気掃除機は、基本的には
図1ないし図4に示す電気掃除機と同様であるが、電動
送風機5への電流を制御して出力を可変させる制御手段
としての制御回路63により、電池収容口31からのバッテ
リカバー32の取り外しでバッテリ35から電動送風機5へ
の電流の流れを停止させるものである。
【0044】そして、制御回路63は、制御部としてのマ
イクロコンピュータ64を備えており、このマイクロコン
ピュータ64には、掃除機本体1の電池収容室34へのバッ
テリ35の収容で、このバッテリ35から導出された1対の
出力接点35a,35bのそれぞれに電気的に着脱可能に接続
される1対の入力接点65a,65bがそれぞれ接続されてい
る。
【0045】また、これら1対の入力接点65a,65b間に
は、電動送風機5と、電流抑制手段としてのスイッチン
グ素子である電界効果トランジスタQ1のドレインおよび
ソース間とが直列に接続されている。この電界効果トラ
ンジスタQ1は、バッテリ35への駆動電流の抑制で、この
バッテリ35への放電電流を抑制させる。また、この電界
効果トランジスタQ1のドレインは、電動送風機5の負極
に接続されており、この電界効果トランジスタQ1のソー
スは、マイクロコンピュータ64に接続されている。
【0046】さらに、これら1対の入力接点65a,65b間
には、抵抗R1および抵抗R2が直列に接続されており、こ
れら抵抗R1および抵抗R2間は、マイクロコンピュータ64
に接続されている。さらに、これら1対の入力接点65a,
65b間には、抵抗R3および電圧検知手段としてのツェナ
ダイオードZD1が直列に接続されている。
【0047】そして、これら抵抗R3およびツェナダイオ
ードZD1のカソード間には、抵抗R4を介してスイッチン
グ用のトランジスタQ2のベースに接続されている。この
トランジスタQ2のエミッタは、正極の入力接点65aおよ
び電動送風機5の正極間に接続されており、また、この
トランジスタQ2のコレクタは、放電防止スイッチ39を介
して定電圧手段としての三端子レギュレータ66の入力端
子に接続されている。
【0048】ここで、この放電防止スイッチ39は、掃除
機本体1の電池収容口31からのバッテリカバー32の取り
外しに基づき、マイクロコンピュータ64へのマイコン電
源である信号電流が流れる結線を遮断して、この信号電
流を停止させる。さらに、マイクロコンピュータ64は、
放電防止スイッチ39による信号電流の停止、すなわち遮
断に基づいて、掃除機本体1の入力接点65a,65bとバッ
テリ35の出力接点35a,35bとの電気的接続の開放より先
に、バッテリ35から電動送風機5への電流を停止させ
る。
【0049】また、三端子レギュレータ66の共通端子
は、マイクロコンピュータ64とツェナダイオードZD1の
アノードとの間に接続されており、この三端子レギュレ
ータ66の出力端子は、マイクロコンピュータ64に接続さ
れている。さらに、このマイクロコンピュータ64には、
抵抗R5を介してスイッチング用のトランジスタQ3のベー
スが接続されている。
【0050】このトランジスタQ3のエミッタは、マイク
ロコンピュータ64および負極の入力接点65bのそれぞれ
に接続されており、このトランジスタQ3のコレクタに
は、抵抗R6を介してスイッチング用のトランジスタQ4の
ベースが接続されている。さらに、このトランジスタQ4
のエミッタは、三端子レギュレータ66の入力端子に接続
されており、このトランジスタQ4のコレクタは、電界効
果トランジスタQ1のゲートに接続されている。また、こ
の電界効果トランジスタQ1のゲートは、抵抗R7を介して
この電界効果トランジスタQ1のソースとトランジスタQ3
のエミッタとの間に接続されている。
【0051】一方、マイクロコンピュータ64には、1対
の接続端子64a,64bを介して手許操作部22の1対の接続
端子22a,22bのそれぞれが着脱可能に接続される。この
手許操作部22は、停止設定用ボタン23aに対応する停止
設定用スイッチ67および抵抗R8の直列回路、弱設定用ボ
タン23bに対応する弱設定用スイッチ68および抵抗R9の
直列回路、強設定用ボタン23cに対応する強設定用スイ
ッチ69および抵抗R10の直列回路、および、抵抗R11がそ
れぞれ並列に接続されている。
【0052】さらに、このマイクロコンピュータ64に
は、電動送風機5の温度を検知して、この電動送風機5
の過剰な温度上昇を防止させる温度検知手段としての抵
抗回路素子であるサーミスタTH1が接続されている。こ
のサーミスタTH1は、バッテリ35から電動送風機5への
過剰な電流の供給を停止させて、この電動送風機5の損
傷などを防止する。
【0053】よって、この図8に示す電気掃除機は、掃
除機本体1の電池収容口31からのバッテリカバー32の取
り外しに基づき、制御回路63の放電防止スイッチ39がマ
イクロコンピュータ64への信号電流を停止させ、このマ
イクロコンピュータ64がバッテリ35から電動送風機5へ
の電流を停止させるので、図1ないし図4に示す電気掃
除機と同様の作用効果を奏することができる。
【0054】さらに、放電防止スイッチ39によるマイク
ロコンピュータ64への微小電流である信号電流の遮断
で、バッテリ35から電動送風機5への電流を停止できる
ので、このバッテリ35からの大電流である電池電流を放
電防止スイッチ39にて直接遮断させる場合に比べ、この
放電防止スイッチ39を別個に新たに設ける必要がなくこ
の放電防止スイッチ39の構成が簡略であるとともに、バ
ッテリ35からの比較的大きな電流が電動送風機5へと流
れなくなるので、このバッテリ35の電気的な接続を解除
させた際におけるアークの発生をより簡単な構成で確実
に防止できる。
【0055】次に、本発明の第4の実施の形態の構成を
図9を参照して説明する。
【0056】この図9に示す電気掃除機は、基本的には
図8に示す電気掃除機と同様であるが、バッテリ35から
電動送風機5への電流を停止させる放電防止スイッチ39
を接点構造にしたものである。
【0057】そして、この放電防止スイッチ39は、バッ
テリ35が収容された電池収容口31へのバッテリカバー32
の取り付けによるバッテリ35の押圧で閉成されるととも
に、この電池収容口31からのバッテリカバー32の取り外
しで開成される。
【0058】よって、この図9に示す電気掃除機は、掃
除機本体1の電池収容口31からのバッテリカバー32の取
り外しに基づき、制御回路63の放電防止スイッチ39が開
成してマイクロコンピュータ64への信号電流を停止させ
るので、図8に示す電気掃除機と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0059】なお、上記各実施の形態では、サイクロン
方式によるキャニスタ型の電気掃除機について説明した
が、サイクロン方式以外のダストパックを用いた電気掃
除機や、循環式の電気掃除機であっても適応させて使用
できるとともに、アップライト型およびハンディ型のい
ずれの電気掃除機でも適応させて使用できる。
【0060】また、バッテリ35から電動送風機5へと流
れる電流を放電防止スイッチ39にて完全に停止させなく
ても、このバッテリ35と電動送風機5との間にて生じる
アークを確実に防止できれば、バッテリ35から電動送風
機5へと流れる電流を低減させるだけでも、上記各実施
の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0061】さらに、バッテリ35からの電流の供給で電
動送風機5を駆動させている際であっても、掃除機本体
1の入力接点65a,65bとバッテリ35の出力接点35a,35bと
の電気的接続の開放より先に、バッテリ35から電動送風
機5への電流を放電防止スイッチ39にて停止できれば、
掃除機本体1の電池収容口31からバッテリカバー32が取
り外せなくてもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、蓋体の開放に基づき、
少なくとも電池から電動送風機への電流を停止手段が停
止するので、電動送風機の駆動中でのこの電池の電気的
な接続を解除させた際のアークを防止できる。
【0063】また、本発明によれば、電動送風機への電
流を制御して出力を可変させる制御手段が、蓋体の開放
に基づき電池から電動送風機への電流を停止または低減
させるので、電池からの比較的大きな電流が電動送風機
へと流れなくなり、電動送風機の駆動中でのこの電池の
電気的な接続を解除させた際のアークを防止できる。
【0064】さらに、本発明によれば、電動送風機の駆
動中に電池を取り外すと、電池の出力接点と入力接点と
の電気的接続の開放より先に、電池から電動送風機への
電流を停止手段が停止するので、この電池の電気的な接
続を解除させた際のアークをより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1実施の形態の一部を
示す斜視図である。
【図2】同上電気掃除機の一部を示す説明断面図であ
る。
【図3】同上電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図であ
る。
【図4】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の一部
を示す斜視図である。
【図6】同上電気掃除機の蓋体を示す斜視図である。
【図7】同上電気掃除機の一部を示す説明断面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施の形態の電気掃除機を示す
回路図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の電気掃除機を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 5 電動送風機 31 電池収容口 32 蓋体としてのバッテリカバー 35 電池としてのバッテリ 35a,35b 出力接点 39 停止手段としての放電防止スイッチ 63 制御手段としての制御回路 65a,65b 入力接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収容した掃除機本体と、 この掃除機本体に設けられ、前記電動送風機の電源とな
    る電池を前記掃除機本体に収容させる電池収容口と、 この電池収容口に開閉可能に設けられて前記掃除機本体
    に収容した前記電池を保持する蓋体と、 前記蓋体の開放に基づき少なくとも前記電池から電動送
    風機への電流を停止させる停止手段とを具備しているこ
    とを特徴とした電気掃除機。
  2. 【請求項2】 電動送風機を収容した掃除機本体と、 この掃除機本体に設けられ、前記電動送風機の電源とな
    る電池を前記掃除機本体に収容させる電池収容口と、 この電池収容口に開閉可能に設けられて前記掃除機本体
    に収容した前記電池を保持する蓋体と、 前記電動送風機への電流を制御して出力を可変させ、前
    記蓋体の開放に基づき前記電池から電動送風機への電流
    を停止または低減させる制御手段とを具備していること
    を特徴とした電気掃除機。
  3. 【請求項3】 電動送風機を収容した掃除機本体と、 出力接点を備え、前記掃除機本体に着脱可能に設けられ
    前記電動送風機の電源となる電池と、 この電池の出力接点に電気的に接続される入力接点と、 前記電池を前記掃除機本体から取り外す際に、前記入力
    接点および出力接点の電気的接続の開放より先に前記電
    池から電動送風機への電流を停止させる停止手段とを具
    備していることを特徴とした電気掃除機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010273417A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Honda Motor Co Ltd 電動車両
KR20170014334A (ko) * 2015-07-29 2017-02-08 엘지전자 주식회사 진공 청소기
US11160430B2 (en) 2015-07-29 2021-11-02 Lg Electronics Inc. Vacuum cleaner

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