JPH0974384A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0974384A
JPH0974384A JP7338525A JP33852595A JPH0974384A JP H0974384 A JPH0974384 A JP H0974384A JP 7338525 A JP7338525 A JP 7338525A JP 33852595 A JP33852595 A JP 33852595A JP H0974384 A JPH0974384 A JP H0974384A
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modulation system
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Masayuki Natsumi
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0008Modulated-carrier systems arrangements for allowing a transmitter or receiver to use more than one type of modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D9/00Demodulation or transference of modulation of modulated electromagnetic waves

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  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信された信号が搬送波変調方式か単―パル
ス変調方式かを自動的に判別して、その方式に応じた復
調出力を取り出せるようにして、利用者の負担を軽減す
る。 【解決手段】 搬送波変調方式で伝送されてくる信号を
復調する復調回路3と、単一パルス変調方式で伝送され
てくる信号を復調する復調回路4と、各復調回路3,4
のいずれか一方を選択出力するスイッチ回路5とを備え
るとともに、搬送波変調方式の搬送波の周波数成分の有
無を検出する搬送彼検出回路2を設け、スイッチ回路5
は、搬送波検出回路2で搬送波変調方式の搬送波が検出
された場合には、単―パルス変調方式から搬送波変調方
式の復調出力に切り替えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置の受信部
分に係り、詳しくは光を媒体としたシリアル受信回路の
小型化に関する。
【0002】
【従来の技術】小型携帯端末の高機能化に伴い、その通
信機能の高速化の需要が高まっている。また、光を媒体
とすることで端末間の配線の必要性がなく、利用者にと
ってより便利な通信方法も開発されている。
【0003】このような光を媒体としたシリアル通信方
式では、シリアル出力される伝送信号を光信号に変換す
る必要があるが、その変換方法として、現在、図11に
示されるように、シリアルデータ(同図(a))の各ビット
の正負を一定の搬送波の有無に変調する方式(同図(b))
と、各ビットを単―パルスに変換する方式(同図(c))と
が主として使用されている。ここでは、前者を搬送波変
調方式、後者を単―パルス変調方式とよぶことにする。
【0004】従来の技術では、図12に示すように、受
信回路19によって光などの他の媒体から電気信号に変
換された伝送信号s1またはs2が、搬送波変調方式のとき
には一方の復調回路20によって、単一パルス変調方式
のときには他方の復調回路21によってそれぞれシリア
ル信号s0に復調される。
【0005】利用者は、通信がいずれの変調方式によっ
て行われているかによって、変調方式の設定信号を入力
すると、この設定信号がスイッチ回路22に与えられる
ので、スイッチ回路22は、この設定信号に応じていず
れか一方の復調回路20または21の出力を選択し、こ
れによって、変調方式に適合した所望のシリアルの受信
信号が取り出される。
【0006】このようなスイッチ回路22としては、特
開昭63―34519号公報に示されるように、情報伝
送路とは別の信号線を用いて伝送路を切り替える方法が
知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、不特定の通信
方式を持つ端末間で通信を行なう場合には、利用者は、
搬送波変調方式で通信が行なわれるのか、単―パルス変
調方式で通信が行なわれるのか、通信を行うたびに予め
確認しないと、いずれの変調方式の設定信号をスイッチ
回路22に入力すべきか分からず、このことは、利用者
に対して通信方式の認識という負担を強いるものであ
る。
【0008】また、入力波形の通信方式を認識した後
に、復調回路を切り替えたような場合には、復調後の受
信データの先頭部分に欠落が生じるという問題が発生す
る。
【0009】さらに、従来のものでは、両変調方式に応
じてそれぞれ個別に復調回路20,21が設けられてお
り、その分、回路規模が増えるとともに消費電力の増加
をもたらしている。
【0010】そこで、本発明は、受信された信号が搬送
波変調方式か単―パルス変調方式かを自動的に判別し
て、各変調方式に応じた復調出力を取り出せるようにし
て、利用者の負担を軽減することを第1の課題とし、ま
た、自動認識の際のデータの欠落を防ぐことを第2の課
題とし、さらに、復調回路を統一化することで回路規模
の縮小や消費電力の低減を図ることを第3の課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、搬送波変調方式で伝送されてくる信号を
復調する復調回路と、単―パルス変調方式で伝送されて
くる信号を復調する復調回路と、各々の復調回路のいず
れか一方の復調出力を選択するスイッチ回路とを備えた
通信装置において、次の構成を採用している。
【0012】すなわち、請求項1にかかる発明では、搬
送波変調方式の搬送波の周波数成分の有無を検出する搬
送彼検出回路を設けるとともに、スイッチ回路は、この
搬送波検出回路で搬送波変調方式の搬送波が検出された
場合には、単―パルス変調方式から搬送波変調方式の復
調回路の出力を切り替え選択するように構成されてい
る。
【0013】また、請求項2にかかる発明では、請求項
1記載の通信装置において、各復調回路の前段側に、前
記搬送波検出回路の検出処理に必要な時間分だけ入力信
号を遅延させる遅延回路を設けている。
【0014】さらに、請求項3にかかる発明では、搬送
波変調方式で伝送されてくる信号と単一パルス変調方式
で伝送されてくる信号とを共に入力してこれらの信号を
復調する単一の復調回路を備え、この復調回路は、搬送
波変調方式で伝送されてくる信号を復調するための第1
基準信号と単一パルス変調方式で伝送されてくる信号を
復調するための第2基準信号とのいずれか一方を選択す
る基準信号選択部と、伝送されてきた入力信号と前記基
準信号選択部で選択された第1または第2基準信号とに
基づいて変調前の元の信号に再生する信号再生部とを備
えてなる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施形態1 図1は本発明の実施形態1に係る通信装置の構成を示す
ブロック図、図2は同装置の搬送波検出回路の構成を示
すブロック図である。
【0016】これらの図において、1は光ファイバケー
ブルなどの他の媒体から伝送されてくる光信号を電気信
号に変換する受信回路、3は搬送波変調方式で伝送され
てきた信号をシリアルの受信データに復調する復調回
路、4は単―パルス変調方式で伝送されてきた信号をシ
リアルの受信データに復調する復調回路、5はスイッチ
回路である。そして、このスイッチ回路5は、後述の搬
送波検出回路2からの判定信号に基づいて、各復調回路
3,4のいずれか一方の出力を選択して取り出すように
なっている。
【0017】さらに、この実施形態1では、搬送波検出
回路2と遅延回路6とを備えている。搬送波検出回路2
は、図2に示すように、搬送波周波数成分を抽出するた
めの帯域通過型のフィルタ7、このフィルタ7で抽出さ
れた搬送波を単一波形に整流するための整流回路8、こ
の整流回路8で整流された搬送彼のパルス幅を測定する
パルス幅測定回路9、および同回路9の測定結果に基づ
いて搬送波変調方式と単―パルス変調方式のいずれであ
るかの判定信号を出力する判定回路10からなる。な
お、上記の帯域通過型のフィルタ7は、図3に示すよう
に、搬送波の周波数成分(同図中、f0で示す)を優先的に
通過させるように、フィルタ特性が予め設定されてい
る。
【0018】また、遅延回路6は、判定回路10からの
判定信号を予め設定された所定時間だけ遅延して出力す
るものである。このような遅延回路6を設けたのは、次
の理由による。
【0019】搬送波変調方式においては、受信信号が途
切れたり、受信信号の特定のビット構成によっては、搬
送波を出さない状態がある(たとえば、データ“0”が
継続するような場合)ので、通信中には、時として搬送
波が途切れるときがある。
【0020】ここで、搬送波検出回路2の判定信号を直
接にスイッチ回路5に与えて、同回路5を動作させた場
合には、スイッチ回路5が頻繁に各々の復調回路3また
は4側に切り替わる動作をするために、受信動作の安定
性の面から見て不利となる。そのため、判定信号を直接
にスイッチ回路5に入力せずに、その間に遅延回路6を
設け、この遅延回路6によって搬送波検出回路2の出力
が途切れても暫くの間は判定信号を有効にしておくよう
にしている。
【0021】上記構成の通信装置において、受信回路1
9によって光などの他の媒体から電気信号に変換された
伝送信号s1またはs2は、そのまま搬送波検出回路2、搬
送波変調方式と単―パルス変調方式の各復調回路3,4
にそれぞれ入力される。
【0022】搬送波検出回路3に入力される受信信号s1
が、搬送波変調方式である場合には、帯域通過型のフィ
ルタ7を通ることによって搬送波s11の周波数成分が抽
出され、その抽出された搬送波s11が整流回路8によっ
て単―波形s12に整流される。この場合の波形s12のパル
ス幅τ1は、シリアル信号の少なくともlビット分のパ
ルス幅となる。
【0023】一方、搬送波検出回路3に入力される受信
信号s2が、単一パルス変調方式である場合でも、帯域通
過型のフィルタ7を通ることによって搬送波s211の周波
数成分が抽出され、その抽出された搬送波s21が整流回
路8によって単―波形s22に整流される。その場合の波
形s22のパルス幅τ2は、シリアル信号のlビット分のパ
ルス幅に満たないごく短い波形しか得られない。
【0024】そこで、次に、パルス幅測定回路9は、波
形整形された波形s12あるいはs22のパルス幅τ1あるい
はτ2を測定し、その測定結果を次段の判定回路10に
送る。判定回路10は、パルス幅測定回路9の測定結果
に基づき、そのパルス幅τ1,τ2がシリアル信号のlビ
ット分のパルス幅τに相当する一定のしきい値以上の場
合には、スイッチ回路5に対して入力信号が搬送波変調
方式であることを示す判定信号(ここではハイレベルの
信号)を出力する。また、パルス幅τ1,τ2が一定のし
きい値未満の場合には、スイッチ回路5に対して入力信
号が単一パルス変調方式であることを示す判定信号(こ
こではローレベルの信号)を出力する。
【0025】これらの判定信号は、遅延回路6によって
所定の時間分だけ遅延された後、スイッチ回路5に入力
されるので、スイッチ回路5は、判定回路10からの判
定信号が上記の例でハイレベルの場合には、搬送波変調
方式の復調回路3の出力を選択するように切り替えられ
る。逆に、判定回路10からの判定信号が上記の例でロ
ーレベルの場合には、単一パルス変調方式の復調回路4
の出力を選択するように切り替えられる。
【0026】このように、図1に示した実施形態1の構
成の場合には、各変調方式に応じて自動的に復調後のシ
リアル信号出力が選択されることになるので、利用者の
負担を軽減することができる。また、上述のように、遅
延回路6を設けることにより、通信中に搬送波が途切れ
た場合でも、暫くの間は判定信号を有効にしておけるの
で、搬送波変調方式による受信を継続することができ
る。
【0027】なお、この実施形態1では、図1に示すよ
うにハードウェアで構成しているが、CPUの制御によ
って、図4のフローチャートに示すように、ソフトウェ
ア的に処理することも可能である。図4のフローチャー
トの処理は、基本的には図1に示した各回路の動作と同
じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0028】実施形態2 図5は本発明の実施形態2に係る通信装置の構成を示す
ブロック図であり、図1に示した構成に対応する部分に
は同一の符号を付す。
【0029】図5において、1は受信回路、2は搬送波
検出回路、3は搬送波変調方式の復調回路、4は単一パ
ルス変調方式の復調回路、5はスイッチ回路であり、こ
れらの構成は実施例1の場合と同様である。
【0030】この実施形態2の特徴は、受信回路1と両
復調回路3,4との間に遅延回路6'を設けたことであ
る。
【0031】すなわち、搬送波検出回路2に受信信号s1
またはs2が到着してから搬送波を判別し結果を出力する
までには、一定の時間(少なくとも1ビット分)を要する
ために、判別信号出力には遅延が発生することから、受
信開始の際には、復調回路3または4からの復調後のシ
リアル信号出力を判別信号に基づいてスイッチ回路5で
選択したときに、当初の受信データに欠落が生じる場合
がある。
【0032】そこで、各々の復調回路3,4に受信信号
s1,s2が入力される前に、搬送波検出回路2で生じる検
出処理に必要な期間に対応する時間だけ予め遅延回路
6'で遅延させ、入力信号の先頭を受信方式の切り替え
に間に合わせるようにして、受信信号のデータの欠落が
生じるのを無くしている。
【0033】しかも、図5に示した構成の場合には、搬
送波が途切れてスイッチ回路5の切り換えタイミングが
遅れても、その途切れた時間分だけ各復調回路3,4の
出力タイミングが遅延回路6'によって遅延されるの
で、次の搬送波の判別結果が出るタイミングに合わせて
正しい入力信号が得られることになり、実施形態1のよ
うな遅延回路6を用いる必要がなくなる。
【0034】このように、上記の実施形態1の構成で
は、各方式に応じて自動的にシリアル信号出力が選択さ
れることになるので、利用者の負担を軽減することがで
きるものの、搬送波検出回路2の搬送波検出に伴う遅延
に起因した先頭データの欠落を防止することができな
い。
【0035】これに対して、この実施形態2では、各変
調方式に応じて自動的にシリアル信号出力が選択される
ことになるので、利用者の負担を軽減することができ、
また、搬送波検出回路2の搬送波検出に伴う遅延や、搬
送波が途切れた場合でも、受信信号のデータの欠落は生
じないので、より一層好ましい態様と言える。
【0036】なお、この実施形態2においても、図5に
示したように、ハードウェアで構成しているが、CPU
の制御によって、図6のフローチャートに示すように、
ソフトウェア的に処理することも可能である。図6のフ
ローチャートの処理は、基本的には図5に示した各回路
の動作と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0037】実施形態3 図7は本発明の実施形態3に係る通信装置の構成を示す
ブロック図である。
【0038】この実施形態3の通信装置は、搬送波変調
方式で伝送されてくる信号と単一パルス変調方式で伝送
されてくる信号とを共に入力してこれらの信号を復調す
る単一の復調回路12を備えている。
【0039】この復調回路12は、搬送波変調方式で伝
送されてくる信号s1を復調するための第1基準信号sb1
と単一パルス変調方式で伝送されてくる信号s2を復調す
るための第2基準信号sb2とのいずれか一方を選択する
基準信号選択部13と、伝送されてくる入力信号s1また
はs2と基準信号選択部13で選択された第1または第2
基準信号sb1,sb2とに基づいて変調前の元の信号に再生
する信号再生部14とを備えてなる。
【0040】そして、本例では、基準信号選択部13
は、利用者によって予め与えられる変調方式の設定信号
に基づいて両基準信号sb1,sb2のいずれか一方を選択出
力するようになっている。しかし、実施形態1,2のよ
うに、搬送波検出回路2を設け、その検出出力に基づい
て自動的に両基準信号sb1、sb2のいずれか一方を選択す
るように構成することも可能である。なお、第1基準信
号sb1は、搬送波変調方式の変調波の周波数よりも十分
に高い周波数となるように設定されており、また、第2
基準信号sb2は、単一パルス変調方式で変調された信号s
2よりも僅かに高い周波数(ただし第1基準信号sb1より
も周波数は低い)となるように設定されている。
【0041】信号再生部14は、本例ではアンドゲート
15とカウンタ16とからなる。
【0042】アンドゲート15は、その一方の入力部に
図外の受信回路から出力される搬送波変調方式または単
一パルス変調方式の信号s1,s2が、また、他方の入力部
には基準信号選択部13で選択された基準信号sb1また
はsb2がそれぞれ入力されるようになっている。
【0043】また、カウンタ16は、本例ではダウンカ
ウンタで構成されており、アンドゲート15の出力がロ
ード端子LODに、基準信号選択部13の出力がクロッ
ク端子CKに、カウント出力部Qの出力がクリア端子C
LRにそれぞれ加わるようになっている。
【0044】次に、図7に示した構成の復調回路12に
おける復調動作を、図8および図9に示すタイミングチ
ャートを参照して説明する。
【0045】搬送波変調方式では、図8に示すように、
パルス幅がt0のシリアル信号s0は、これよりも十分に小
さいパルス幅t3をもつ搬送波信号s3によって複数のパル
ス状の信号s1に変調されて送信される。
【0046】搬送波変調方式の信号s1が図外の受信回路
によって受信されて出力される場合には、その信号s1
復調回路12のアンドゲート15の一方の入力部に加わ
る。また、基準信号選択部13は、利用者によって搬送
波変調方式を復調するための第1基準信号sb1を選択す
るように切り換えられているから、この第1基準信号s
b1がアンドゲート15の他方の入力部に加わるととも
に、カウンタ16にも入力される。
【0047】搬送波変調方式で変調されている受信信号
s1が、たとえば連続的したn個のパルス状の信号p1
p2,…pnで構成されているとしたとき、アンドゲート1
5は、1番目のハイレベルのパルス信号p1によりゲート
が開かれて第1基準信号sb1の出力を許容するので、こ
の第1基準信号sb1の立ち上がりによってカウンタ16
にプリセット値がロードされるとともに、カウンタ16
は第1基準信号sb1が入力されるたびにそのロードした
プリセット値を減カウントする。カウンタ16の出力Q
は、プリセット値がロードされた直後にはその出力がハ
イレベルとなり、減カウントされた値が予め設定された
値(パルスp1'のハイレベルの期間t5の経過後に相当)に
達すると、その出力Qがローレベルになろうとする。し
かし、このとき、次の2番目のパルス信号p2がアンドゲ
ート15に入力されるため、ゲートが開かれて第1基準
信号sb1がカウンタ16に加わってプリセット値がロー
ドされるので、カウンタ16の出力Qはハイレベルのま
まとなる。この状態が最後のパルス信号pnまで継続され
るので、結果的にカウンタ16の出力Qとしては、p1'
+p2'+…+pn'で示される波形の信号s5が得られる。そ
して、この信号5は変調前のシリアル信号s0に等しいも
のとなる。
【0048】一方、単一パルス変調方式では、図9に示
すように、パルス幅がt0のシリアル信号s0は、これより
も小さいパルス幅t1をもつ信号s2に変調されて送信され
る。
【0049】この単一パルス変調方式の信号s2が図外の
受信回路によって受信されて出力される場合には、その
信号s2は復調回路12のアンドゲート15の一方の入力
部に加わる。また、基準信号選択部13は、利用者によ
って単一パルス変調方式を復調するための第2基準信号
sb2を選択するように切り換えられているから、この第
2基準信号sb2がアンドゲート15の他方の入力部に加
わるとともに、カウンタ16のクロック端子CKにも入
力される。
【0050】単一パルス変調方式で変調されている受信
信号s2がハイレベルのとき、アンドゲート15はゲート
が開かれて第2基準信号sb2の出力を許容するので、こ
の第2基準信号sb2の立ち上がりによってカウンタ16
にプリセット値がロードされるとともに、カウンタ16
は第2基準信号sb2が入力されるたびにそのロードした
プリセット値を減カウントする。カウンタ16の出力Q
は、プリセット値がロードされた直後にはその出力がハ
イレベルとなり、減カウントされた値が予め設定された
値(期間t2の経過後に相当)に達すると、その出力Qがロ
ーレベルになる。その結果、カウンタ16から出力され
る信号s6は、変調前のシリアル信号s0に等しいものとな
る。
【0051】なお、この実施形態3においては、カウン
タ16を設けているが、これに限定されるものではな
く、たとえば、アンドゲート15の出力により一定パル
ス幅のパルスを出力するリトリガモノマルチ回路を適用
することもできる。
【0052】また、この実施形態3では、図7に示した
ように復調回路12をハードウェアで構成しているが、
CPUの制御によって、図10のフローチャートに示す
ように、ソフトウェア的に処理することも可能である。
図10のフローチャートの処理は、基本的には図7に示
した各回路の動作と同じであるから、ここでは詳しい説
明は省略する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0054】(1) 請求項1記載にかかる発明では、搬
送波変調方式か単一パルス変調方式かの種類に応じて自
動的にシリアル信号出力が選択されることになるので、
従来よりも利用者の負担を軽減することができる。
【0055】(2) 請求項2記載にかかる発明では、搬
送波検出回路の搬送波検出に伴う遅延や、搬送波が途切
れた場合でも、受信信号の欠落が生じないので、より確
実に受信信号を復調することが可能となる。
【0056】(3) 請求項3記載にかかる発明では、従
来必要であった二種類の復調回路を単一の復調回路に統
一することができるので、回路規模を縮小できるととも
に、消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の通信装置を構成する搬送波検出回路のブ
ロック図である。
【図3】図2の搬送波検出回路を構成する帯域通過型フ
ィルタのフィルタ特性を示す図である。
【図4】本発明の実施形態1の通信装置において、受信
信号をソフトウェア的に処理する場合の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の実施形態2に係る通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態2の通信装置において、受信
信号をソフトウェア的に処理する場合の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施形態3に係る通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7の通信装置において搬送波変調方式の入力
信号を復調する場合のタイミングチャートである。
【図9】図7の通信装置において単一パルス変調方式の
入力信号を復調する場合のタイミングチャートである。
【図10】本発明の実施形態3の通信装置において、受
信信号をソフトウェア的に処理する場合の手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】搬送波変調方式と単一パルス変調方式の説明
図である。
【図12】従来の通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
l…受信回路、2…搬送波検出回路、3…振幅変調方式
の復調回路、4…単―パルス変調方式の復調回路、5…
スイッチ回路、6,6'…遅延回路、12…復調回路、
13…基準信号選択部、14…信号再生部、15…アン
ドゲート、16…カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 25/02 27/06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送波変調方式で伝送されてくる信号を
    復調する復調回路と、単一パルス変調方式で伝送されて
    くる信号を復調する復調回路と、各々の復調回路のいず
    れか一方の復調出力を選択するスイッチ回路とを備えた
    通信装置において、 前記搬送波変調方式の搬送波の周波数成分の有無を検出
    する搬送彼検出回路を設けるとともに、スイッチ回路
    は、この搬送波検出回路で搬送波変調方式の搬送波が検
    出された場合には、単―パルス変調方式から搬送波変調
    方式の復調回路の出力を切り替え選択するように構成さ
    れていることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 前記各復調回路の前段側に、前記搬送波検出回路の検出
    処理に必要な時間分だけ入力信号を遅延させる遅延回路
    を設けたことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 搬送波変調方式で伝送されてくる信号と
    単一パルス変調方式で伝送されてくる信号とを共に入力
    してこれらの信号を復調する単一の復調回路を備え、 この復調回路は、搬送波変調方式で伝送されてくる信号
    を復調するための第1基準信号と単一パルス変調方式で
    伝送されてくる信号を復調するための第2基準信号との
    いずれか一方を選択する基準信号選択部と、伝送されて
    きた受信信号と前記基準信号選択部で選択された第1ま
    たは第2基準信号とに基づいて変調前の元の信号に再生
    する信号再生部とを備えてなること特徴とする通信装
    置。
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