JPH0974145A - マスクrom装置とその製造方法 - Google Patents

マスクrom装置とその製造方法

Info

Publication number
JPH0974145A
JPH0974145A JP7255464A JP25546495A JPH0974145A JP H0974145 A JPH0974145 A JP H0974145A JP 7255464 A JP7255464 A JP 7255464A JP 25546495 A JP25546495 A JP 25546495A JP H0974145 A JPH0974145 A JP H0974145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
layer
polysilicon
silicon
memory transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7255464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3434630B2 (ja
Inventor
Kazutaka Ishida
一孝 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP25546495A priority Critical patent/JP3434630B2/ja
Publication of JPH0974145A publication Critical patent/JPH0974145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3434630B2 publication Critical patent/JP3434630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属配線の下地の凹凸を顕著に増大させず、
かつソース・ドレインを低抵抗化し、コンタクト抵抗も
低下させる。 【解決手段】 ゲート電極6の延びる方向と直交する方
向でゲート電極間の基板2にはソース・ドレイン8が形
成されている。ゲート電極6は複数のメモリトランジス
タについて連続しており、ゲート電極6上には耐酸化性
絶縁膜としてシリコン窒化膜10が形成されている。エ
ンハンスメント型メモリトランジスタ12eではゲート
電極6及びその上のシリコン窒化膜10のまわりがシリ
コン酸化膜14で囲まれており、デプレッション型メモ
リトランジスタ12dではシリコン窒化膜10上に更に
ポリシリコンキャップ層16が形成され、ゲート電極側
面にはシリコン酸化膜18を介してポリシリコンサイド
ウォール20が形成され、ポリシリコンキャップ層16
上、ポリシリコンサイドウォール20上及びソース・ド
レイン8上には連続したシリサイド層22が形成され
て、そのメモリトランジスタ12dのソースとドレイン
を短絡している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスクROM装置と
その製造方法に関し、特にゲート電極に駆動電圧を与え
ない状態でもソース・ドレイン間が導通するデプレッシ
ョン型メモリトランジスタと、ゲート電極に駆動電圧を
与えない状態ではソース・ドレイン間が導通しないエン
ハンスメント型メモリトランジスタとの組み合わせによ
って情報を記憶するNAND型マスクROM装置とその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NAND型マスクROMで記憶すべき情
報に従ったプログラムをゲート電極形成以前に行なう方
法では、受注から製品完成までの期間TAT(Turn Around
Time)が長くなる問題がある。そこで、TATを短くするた
めの製造方法として、ゲート電極形成後、メモリセルト
ランジスタのソース・ドレインをゲート電極をまたぐ導
電体層によって短絡することによりデプレッション型と
してプログラムする方法がいくつか提案されている。
【0003】デプレッション型トランジスタの変わりに
ソース・ドレイン間をアルミニウムなどの金属配線で短
絡する方法では、通常の金属配線の下にプログラム用の
金属配線層を作る(特開昭60−9157号公報参
照)。プログラム用の金属配線はソース・ドレインを短
絡させてデプレッション型とするゲート電極のところの
みにその金属配線を残す場合と、全てのメモリトランジ
スタを短絡させておき、エンハンスメント型とするメモ
リトランジスタの所のみその金属配線を断線させる場合
の2通りが紹介されている。全てのメモリトランジスタ
を短絡させておき、エンハンスメント型とする所のみを
断線する方法は特開平2−194648号公報にも紹介
されている。金属配線に代えて低抵抗化したポリシリコ
ン層やシリサイド層を使用することも示されている(特
開平4−257259号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの提案されてい
る方法では、ワードラインのゲート電極と通常の金属配
線との間に、記憶すべき情報に応じてデプレッション型
とするメモリトランジスタについては、部分的に更にも
う1層の配線層が必要となる。そのため、デバイス表面
の凹凸が著しくなり、微細化に伴って金属配線の断線や
短絡、パッシベーション膜のクラック発生などの問題が
生じてくる。
【0005】また、エンハンスメント型トランジスタの
ソース・ドレイン領域の表面やビットコンタクト部、デ
プレッション型とする導電体層とソース・ドレインとの
コンタクト部は不純物拡散層のままであるので、微細化
に伴ってシート抵抗やコンタクト抵抗の上昇が顕著とな
り、デバイスの動作速度が低下する問題がある。
【0006】そこで、本発明はNAND型マスクROM
のデプレッション型にすべきメモリトランジスタのソー
ス・ドレインをゲート電極をまたぐ導電体層により短絡
することによりプログラムする点では提案されたものと
同じであるが、その短絡用の導電体層によってその上層
に形成される金属配線の下地の凹凸を顕著に増大させ
ず、かつソース・ドレインを低抵抗化し、コンタクト抵
抗も低下させることのできるNAND型マスクROMと
その製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
で互いに平行に延びた複数のゲート電極と、ゲート電極
の延びる方向と直交する方向でゲート電極間の半導体基
板に設けられたソース・ドレイン用不純物領域とにより
直列接続されたMOSメモリトランジスタ列を構成した
NAND型マスクROM装置であり、ゲート電極を挾ん
で隣接するソース・ドレイン間をそのゲート電極をまた
ぐ導電体層により短絡させるか否かによりプログラムが
施されており、かつ、その導電体層は基板のシリコン上
に形成されたシリサイド層、ゲート電極の側面に絶縁膜
を介して形成されたポリシリコンサイドウォール上に形
成されたシリサイド層、及びゲート電極上面に耐酸化性
絶縁層を介して形成されたポリシリコンキャップ層上に
形成されたシリサイド層からなる連続したものである。
【0008】このマスクROM装置を製造する本発明の
方法は、半導体基板上にゲート酸化膜を介して互いに平
行に延びた複数のゲート電極を形成した後、デプレッシ
ョン型メモリトランジスタとするゲート電極のまわりを
ポリシリコンで被い、エンハンスメント型メモリトラン
ジスタとするゲート電極のまわりをシリコン酸化膜で被
い、ソース・ドレイン領域の基板シリコンを露出させた
状態にした後、高融点金属膜を堆積し、熱処理を施して
ポリシリコン上と基板シリコン上に自己整合的にシリサ
イド層を形成する。
【0009】
【発明の実施の形態】メモリトランジスタのゲート電極
は、ゲート酸化膜上に形成されたポリシリコン層又はそ
の上層にさらにシリサイド層が形成されたポリサイド層
にてなり、そのゲート電極上には耐酸化性絶縁層を介し
てキャップ層が形成され、そのゲート電極の側面には絶
縁膜を介してサイドウォールが形成されており、ゲート
電極に駆動電圧を与えない状態ではソース・ドレイン間
が導通しないエンハンスメント型のメモリトランジスタ
ではキャップ層とサイドウォールが絶縁体となってお
り、ゲート電極に駆動電圧を与えない状態でもソース・
ドレイン間が導通するデプレッション型のメモリトラン
ジスタではキャップ層とサイドウォールがポリシリコン
で、それらのポリシリコン上にプログラム用の導電体層
としてシリサイド層が形成されている。ソース・ドレイ
ンを低抵抗化し、コンタクト抵抗も低下させるために
は、全てのメモリトランジスタ及び周辺トランジスタの
ソース・ドレイン領域上がシリサイド化されていること
が好ましい。
【0010】製造方法においては、半導体基板上にゲー
ト酸化膜を介してポリシリコン層、その上に耐酸化性絶
縁層、さらにその上にポリシリコン層を形成した後、ゲ
ート酸化膜上の層をゲート電極形状にパターン化し、ゲ
ート電極表面を酸化膜で被った状態でポリシリコン膜を
形成しエッチバックを施してゲート電極の側面にポリシ
リコンサイドウォールを形成し、デプレッション型メモ
リトランジスタとするゲート電極の表面のみを耐酸化性
絶縁膜で被った状態で酸化処理を施し、ソース・ドレイ
ン領域の基板シリコンが露出するまで酸化膜のエッチバ
ックを施すことによりデプレッション型メモリトランジ
スタとするゲート電極のまわりをポリシリコンで被い、
エンハンスメント型メモリトランジスタとするゲート電
極のまわりをシリコン酸化膜で被い、ソース・ドレイン
領域の基板シリコンを露出させた状態とする。
【0011】
【実施例】図1に本発明のNAND型マスクROMの一
実施例を示す。(A)は概略平面、(B)は(A)のX
−X’線位置での断面図である。シリコン基板2上にゲ
ート酸化膜4を介して互いに平行に延びた複数のワード
ラインを兼ねるゲート電極6がN型不純物導入により低
抵抗化されたポリシリコン層により形成されている。ゲ
ート電極6の延びる方向と直交する方向でゲート電極間
の基板2にはN型不純物拡散層によるソース・ドレイン
8が形成されている。ゲート電極6は複数のメモリトラ
ンジスタについて連続しており、ゲート電極6上には耐
酸化性絶縁膜としてシリコン窒化膜10が形成されてい
る。
【0012】エンハンスメント型メモリトランジスタ1
2eではゲート電極6及びその上のシリコン窒化膜10
のまわりがシリコン酸化膜14で囲まれている。一方、
デプレッション型メモリトランジスタ12dではシリコ
ン窒化膜10上に更にポリシリコンキャップ層16が形
成され、ゲート電極側面にはシリコン酸化膜18を介し
てポリシリコンサイドウォール20が形成され、ゲート
電極上のポリシリコンキャップ層16上、ポリシリコン
サイドウォール20上及びソース・ドレイン8上には連
続したシリサイド層22が形成されて、そのメモリトラ
ンジスタ12dのソースとドレインを短絡している。
【0013】このメモリトランジスタはLDD構造をな
しており、サイドウォール20,14の下部に低濃度不
純物層8aが形成され、それにつながってその外側に高
濃度不純物層8bが形成されている。デプレッション型
メモリトランジスタのシリサイド層22は自己整合的に
形成されたサリサイド構造であり、短絡のために提案さ
れた方法のような導電体層を別途堆積するのに比べると
工程も簡単であり、膜厚も薄く、その上部の通常の金属
配線が形成される層間絶縁膜の表面の段差も小さくな
る。
【0014】次に、この実施例を製造する方法について
図2と図3を参照して説明する。 (A)通常行なわれているように、P型シリコン基板2
の表面に熱酸化によりゲート酸化膜4を形成し、その上
にゲート電極用のN型ポリシリコン層6を形成する。ポ
リシリコン層6は、不純物を含んでいないポリシリコン
層をCVD法により堆積した後、イオン注入法や拡散法
によりN型不純物の砒素やリンを導入したものでもよ
く、CVD法によりそのような不純物を含んだポリシリ
コン層として堆積したものであってもよい。ここまでの
工程は通常行なわれているところである。
【0015】ポリシリコン層6上に膜厚約1000Åの
シリコン窒化膜10をCVD法により堆積し、更にその
上にキャップ層となるN型ポリシリコン層16を数10
0〜2000Åの厚さに堆積する。ポリシリコン層16
もポリシリコン層6と同様に、不純物を含んでいないポ
リシリコン層をCVD法により堆積した後、イオン注入
法や拡散法によりN型不純物の砒素やリンを導入したも
のでもよく、CVD法によりそのような不純物を含んだ
ポリシリコン層として堆積したものであってもよい。な
お、ここでシリコン窒化膜10とポリシリコン層16の
間にストレスを緩和するために更にシリコン酸化膜を形
成しておいてもよい。
【0016】(B)ワードラインを兼ねるゲート電極を
形成するために、互いに平行な帯状のレジストパターン
を形成し、それをマスクとしてポリシリコン層16、シ
リコン窒化膜10及びポリシリコン層6を順次エッチン
グすることにより、互いに平行な帯状のゲート電極を形
成する。このとき、ゲート電極間の領域ではゲート酸化
膜4が除去されてシリコン基板2が露出する。
【0017】次に、熱酸化によりシリコン基板2上で数
10〜数100Åの膜厚となるように再酸化を行ないシ
リコン酸化膜18を形成する。シリコン酸化膜18はシ
リコン基板2及びゲート電極を被うように形成される。
その後、ソース・ドレインのLDD構造の低濃度不純物
層とするための砒素又はリンによるイオン注入を行な
う。8aは注入された不純物イオン層を表している。
【0018】(C)全面にポリシリコン膜を1000〜
3000Åの厚さになるようにCVD法により堆積し、
エッチバックを施すことによりゲート電極の側面にシリ
コン酸化膜18を介してポリシリコンサイドウォール2
0を形成する。
【0019】(D)全面にシリコン窒化膜をCVD法に
より数100Å〜2000Åの厚さに堆積する。デプレ
ッション型にしたいメモリトランジスタ部分のみにその
シリコン窒化膜30が残るように写真製版とエッチング
によりシリコン窒化膜30をパターン化する。図3
(D)で斜線が施されている部分はシリコン窒化膜30
が残された部分である。エンハンスメント型とすべきメ
モリトランジスタ上のシリコン窒化膜はエッチングによ
り除去されている。この時点ではメモリトランジスタは
全てエンハンスメント型になるように条件を設定してお
く。
【0020】(E)酸化を行ない、シリコン窒化膜30
で被われていないメモリトランジスタ、すなわちエンハ
ンスメント型にしておきたいメモリトランジスタのポリ
シリコンサイドウォール22及びゲート電極上層のポリ
シリコンキャップ層16を全てシリコン酸化膜14に変
える。この酸化工程では、ポリシリコンは柱状グレイン
から構成されているので、酸化は基板面に対して垂直方
向に選択的に進み、基板面内方向すなわち横方向への酸
化は抑制され、ほぼシリコン窒化膜30のパターン通り
に酸化と非酸化が区別される。
【0021】また、ポリシリコンキャップ層16とポリ
シリコンサイドウォール22が酸化されるエンハンスメ
ント型メモリトランジスタにおいても、ゲート電極のポ
リシリコン層6上には耐酸化性絶縁膜であるシリコン窒
化膜10が設けられているので、そのシリコン窒化膜1
0が酸素分子の拡散を阻止し、ゲート電極のポリシリコ
ン層6は酸化されず、上層のポリシリコンキャップ層1
6とポリシリコンサイドウォール22のみが酸化され
る。
【0022】その後、シリコン窒化膜30を除去し、更
にシリコン酸化膜を1部エッチングすることにより、活
性領域のシリコン基板表面と、デプレッション型メモリ
トランジスタの上層のポリシリコンキャップ層16を露
出させる。図3(E)の斜線部は、上層のポリシリコン
キャップ層16及びポリシリコンサイドウォール20が
残っている部分を表わしている。
【0023】(F)ソース・ドレインの高濃度不純物層
8bのためのリン又は砒素によるN型不純物注入を行な
い、その後不純物層8aと8bの活性化のための熱処理
を行なう。その後、全面にチタン膜を堆積し、アニール
を行なって基板シリコン又はポリシリコン層16,20
と接触している部分のチタンとシリコンによるシリサイ
ド化反応を行なわせた後、アルカリ溶液で未反応チタン
のみを除去する。これにより、デプレッション型メモリ
トランジスタのドレイン8−ポリシリコンサイドウォー
ル20−上層ポリシリコンキャップ層16−ポリシリコ
ンサイドウォール20−ソース8間が連続したシリサイ
ド層で接続され、そのメモリトランジスタが短絡された
状態になる。
【0024】また活性領域の不純物拡散層(ソース・ド
レイン)8の表面もシリサイド化されており、ビットラ
インの抵抗及びビットコンタクトの抵抗が低下する。そ
の後、既知の工程に従って層間絶縁膜を形成し、コンタ
クトホールを開け、層間絶縁膜上にメタル配線を形成
し、パッシベーション膜を形成して半導体装置が完成す
る。
【0025】
【発明の効果】本発明ではデプレッション型メモリトラ
ンジスタとするソースとドレイン間の短絡を、アルミニ
ウムやポリシリコン層のような別途堆積した導電体層に
よるのではなく、サリサイド化プロセスによる導電体層
により形成するので、デバイスの平坦化が実現されて、
その上方に形成されるメタル配線の断線やパッシベーシ
ョン膜のクラック発生を抑えることができる。また本発
明では拡散層上も全てシリサイド化されるため、ビット
拡散層のシート抵抗及びビットコンタクトのコンタクト
抵抗が低減され、デバイスの高速化が可能となる。ソー
ス・ドレイン間の短絡のための導電体層の元になるポリ
シリコン層をゲート電極のまわりにセルフアラインで形
成しているため、微細化、高集積化が可能である。ま
た、シリサイド化させたくない部分のポリシリコン層を
酸化してシリコン酸化膜にしているが、ゲート電極のポ
リシリコン層上には耐酸化層が設けられているので、十
分な酸化を行なってもゲート電極が酸化されることはな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のマスクROMを示す図であり、
(A)は概略平面図、(B)はそのX−X’線位置での
断面図である。
【図2】本発明の製造方法の実施例の工程の前半部を示
す工程断面図である。
【図3】同製造方法の実施例の後半部を示す図であり、
(D)〜(F)はそれぞれの工程を平面図として示した
もの、(d)〜(f)はそれぞれの平面図のX−X’線
位置での断面図を表したものである。
【符号の説明】
2 P型シリコン基板 4 ゲート酸化膜 6 ゲート電極のポリシリコン層 8 ソース・ドレイン 10 シリコン窒化膜 16 ポリシリコンキャップ層 18 シリコン酸化膜 20 ポリシリコンサイドウォール 22 シリサイド層 30 シリコン窒化膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上で互いに平行に延びた複数
    のゲート電極と、ゲート電極の延びる方向と直交する方
    向でゲート電極間の半導体基板に設けられたソース・ド
    レイン用不純物領域とにより直列接続されたMOSメモ
    リトランジスタ列を構成したNAND型マスクROM装
    置において、 ゲート電極を挾んで隣接するソース・ドレイン間をその
    ゲート電極をまたぐ導電体層により短絡させるか否かに
    よりプログラムが施されており、かつ、その導電体層は
    基板のシリコン上に形成されたシリサイド層、ゲート電
    極の側面に絶縁膜を介して形成されたポリシリコンサイ
    ドウォール上に形成されたシリサイド層、及びゲート電
    極上面に耐酸化性絶縁層を介して形成されたポリシリコ
    ンキャップ層上に形成されたシリサイド層からなる連続
    したものであることを特徴とするマスクROM装置。
  2. 【請求項2】 メモリトランジスタの前記ゲート電極
    は、ゲート酸化膜上に形成されたポリシリコン層又はそ
    の上層にさらにシリサイド層が形成されたポリサイド層
    にてなり、そのゲート電極上には耐酸化性絶縁層を介し
    てキャップ層が形成され、そのゲート電極の側面には絶
    縁膜を介してサイドウォールが形成されており、 ゲート電極に駆動電圧を与えない状態ではソース・ドレ
    イン間が導通しないエンハンスメント型のメモリトラン
    ジスタでは前記キャップ層とサイドウォールが絶縁体と
    なっており、 ゲート電極に駆動電圧を与えない状態でもソース・ドレ
    イン間が導通するデプレッション型のメモリトランジス
    タでは前記キャップ層とサイドウォールがポリシリコン
    で、それらのポリシリコン上に前記プログラム用の導電
    体層としてシリサイド層が形成されている請求項1に記
    載のマスクROM装置。
  3. 【請求項3】 全てのメモリトランジスタ及び周辺トラ
    ンジスタのソース・ドレイン領域上がシリサイド化され
    ている請求項1又は2に記載のマスクROM装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上にゲート酸化膜を介して互
    いに平行に延びた複数のゲート電極を形成した後、 デプレッション型メモリトランジスタとするゲート電極
    のまわりをポリシリコンで被い、 エンハンスメント型メモリトランジスタとするゲート電
    極のまわりをシリコン酸化膜で被い、ソース・ドレイン
    領域の基板シリコンを露出させた状態にした後、高融点
    金属膜を堆積し、熱処理を施してポリシリコン上と基板
    シリコン上に自己整合的にシリサイド層を形成すること
    を特徴とするマスクROM装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にゲート酸化膜を介してポ
    リシリコン層、その上に耐酸化性絶縁層、さらにその上
    にポリシリコン層を形成した後、ゲート酸化膜上の層を
    ゲート電極形状にパターン化し、ゲート電極表面を酸化
    膜で被った状態でポリシリコン膜を形成しエッチバック
    を施してゲート電極の側面にポリシリコンサイドウォー
    ルを形成し、 デプレッション型メモリトランジスタとするゲート電極
    の表面のみを耐酸化性絶縁膜で被った状態で酸化処理を
    施し、ソース・ドレイン領域の基板シリコンが露出する
    まで酸化膜のエッチバックを施すことによりデプレッシ
    ョン型メモリトランジスタとするゲート電極のまわりを
    ポリシリコンで被い、エンハンスメント型メモリトラン
    ジスタとするゲート電極のまわりをシリコン酸化膜で被
    い、ソース・ドレイン領域の基板シリコンを露出させた
    状態とする請求項4に記載のマスクROM装置の製造方
    法。
JP25546495A 1995-09-06 1995-09-06 マスクrom装置とその製造方法 Expired - Fee Related JP3434630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25546495A JP3434630B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 マスクrom装置とその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25546495A JP3434630B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 マスクrom装置とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0974145A true JPH0974145A (ja) 1997-03-18
JP3434630B2 JP3434630B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=17279134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25546495A Expired - Fee Related JP3434630B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 マスクrom装置とその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3434630B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222241B1 (en) * 1999-10-29 2001-04-24 Advanced Micro Devices, Inc. Method and system for reducing ARC layer removal by providing a capping layer for the ARC layer
KR100683852B1 (ko) * 2004-07-02 2007-02-15 삼성전자주식회사 반도체 소자의 마스크롬 소자 및 그 형성 방법
KR100719738B1 (ko) * 2005-06-29 2007-05-18 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 소자, 그 구동 방법 및 제조 방법
US7750384B2 (en) 2005-06-29 2010-07-06 Hynix Semiconductor Inc. Flash memory device having intergated plug

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222241B1 (en) * 1999-10-29 2001-04-24 Advanced Micro Devices, Inc. Method and system for reducing ARC layer removal by providing a capping layer for the ARC layer
KR100683852B1 (ko) * 2004-07-02 2007-02-15 삼성전자주식회사 반도체 소자의 마스크롬 소자 및 그 형성 방법
US7541653B2 (en) 2004-07-02 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Mask ROM devices of semiconductor devices and method of forming the same
KR100719738B1 (ko) * 2005-06-29 2007-05-18 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 소자, 그 구동 방법 및 제조 방법
US7750384B2 (en) 2005-06-29 2010-07-06 Hynix Semiconductor Inc. Flash memory device having intergated plug
US8034681B2 (en) 2005-06-29 2011-10-11 Hynix Semiconductor Inc. Method of forming flash memory device having inter-gate plug

Also Published As

Publication number Publication date
JP3434630B2 (ja) 2003-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2509706B2 (ja) マスクromの製造方法
US6747321B2 (en) Semiconductor memory device with a silicide layer formed on regions other than source regions
JP2002164536A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH09283643A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造法
JP2874626B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH10223770A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH07135264A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH0883852A (ja) 半導体素子及びその製造方法
US6380584B1 (en) Semiconductor memory device with single and double sidewall spacers
KR100324149B1 (ko) 실리사이드층을 구비한 반도체 장치 및 그 제조방법
JP3434630B2 (ja) マスクrom装置とその製造方法
JPH11135779A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20060076603A1 (en) Semiconductor device having polycide wiring layer, and manufacturing method of the same
JP2773221B2 (ja) 半導体装置
JPH07142589A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH10303309A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US6562680B1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US5290728A (en) Method for producing a semiconductor device
US6686276B2 (en) Semiconductor chip having both polycide and salicide gates and methods for making same
JPH1012745A (ja) 半導体装置とその製造方法
JPH11297817A (ja) 半導体装置の製造方法およびその設計方法ならびに半導体装置
US6756269B2 (en) Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory device
JPH10289983A (ja) 半導体装置の配線形成方法
JPH10150046A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH07273197A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees