JPH0972919A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH0972919A
JPH0972919A JP22988295A JP22988295A JPH0972919A JP H0972919 A JPH0972919 A JP H0972919A JP 22988295 A JP22988295 A JP 22988295A JP 22988295 A JP22988295 A JP 22988295A JP H0972919 A JPH0972919 A JP H0972919A
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JP
Japan
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reaction
cleaning
reaction time
cycle
container
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JP22988295A
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English (en)
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Katsuaki Takahashi
克明 高橋
Hideaki Azeyanagi
英昭 畔柳
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】反応時間を延長させたい項目の反応容器23が
洗浄機構41の直下にきている時は、洗浄ノズルの反応
容器内への挿入を停止し、2周目の反応まで移行させ
る。延長させたい反応容器の近くの反応容器2,8は、
空にしておくか水を注入して洗浄のノズルの試薬による
汚染を防止し、また、洗浄が不充分になる反応容器は使
用しないようにする。 【効果】反応容器洗浄機構の構成が簡単で、反応ライン
の大きさも小さくでき、反応時間延長項目と標準反応時
間項目の同時分析が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液,尿等の自動分析
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来技術は、特開平2−259468
号公報に見られるように、主循環ループとは別に洗浄用
の小グループを設けることにより、大幅に反応時間の異
なる分析項目のランダムアクセスを可能にしている。し
かし、このような主循環ループと洗浄用のループを構成
することは装置が複雑になってしまうという欠点があ
る。その他の反応時間延長方法として、分析のサイクル
タイムを変更する方法もあるが、全ての項目の反応時間
が延長されてしまい、処理能力が大幅にダウン(サイク
ルタイムを2倍にして反応時間を2倍にしたとしても、
処理能力は半分になる)するという欠点がある。
【0003】また、その他にターンテーブル状をなす反
応ラインを有した自動分析装置では、洗浄機構の多段の
洗浄ノズルの吸引,吐出動作,ノズルの反応容器の挿入
動を各ノズル独立に制御して、反応時間を1周の時間以
上に延長したい時は、1周目の終了時に洗浄せず通過さ
せて、2周目まで測定を行う方法もある。この方法に
も、洗浄ノズル(多段で少なくとも8本は必要)の上下
独立制御が必要となり、洗浄機構が複雑になってしまう
欠点がある。
【0004】また、反応ラインを長くして、反応時間の
長い項目も分析できるようにすれば良いが、反応ライン
が多くなり、装置が大型化してしまう欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、多くの項目は、
約10分反応の項目である。しかし、近年免疫やガンマ
ーカ等、特殊な項目として20分という長い反応時間の
項目も散見されるようになってきた。全ての依頼項目数
のうち、2〜3%の依頼項目数がこのような長い反応時
間を要する項目である。この非常に稀な項目のために、
装置を複雑化してしまったり、大形化してしまうのは得
策ではない。
【0006】本発明の目的は、装置構成も複雑化せず、
処理能力の低下も軽微で、装置の大形化もせず、標準の
反応時間の項目と、延長した項目の同時ランダムアクセ
ス分析が可能な装置を提供することにある。
【0007】また、反応時間延長項目が稀にしか依頼さ
れないという事実に好都合な考案である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、標準反応時間
(反応ライン約1周の時間)を延長する際に、反応ライ
ンを多周目まで使用することとし、その際、2周目以降
に移行する反応液の入った反応セルが、セル洗浄ノズル
の下にきた時は、反応液を吸い上げてはいけないので、
セル洗浄ノズル上機構を停止させ、セル洗浄ノズル全て
をセル内に下降させないようにすることである。したが
って、反応時間を延長した反応セルの隣り近くの反応セ
ルも洗浄されず、2周目まで移行することになる。
【0009】そして、プログラムで反応セルの状態を常
に監視し、セル洗浄ノズル群の下に1ヶでも反応時間延
長のセルがあったならば、ノズル洗浄機構を下降させな
いようにコントロールする。
【0010】多段洗浄して反応容器を洗浄すべき所、洗
浄を省略するから、1ヶの反応時間延長した反応容器の
近くに道づれとなって洗浄されてない反応容器(実際は
1周目反応が終了して吸上洗浄されても良いのではある
が)が発生する。1周目の終了時に洗浄されなかった反
応容器は2周目までの測定を継続していく。また、道づ
れとなって2周目まで移行してしまう反応容器の測定は
不要である。
【0011】
【作用】洗浄ノズル上下を一括して動作させる機構を採
用しているために装置構成が非常に単純化されている。
また、反応時間を延長して反応ラインが2周目まで測定
を延長したい反応容器が洗浄ノズルの直下に停止した
ら、数サイクル洗浄ノズル上下機構の上下動作を停止さ
せ、反応時間を延長したい反応容器が洗浄ノズルの直下
に停止するサイクルを通過してから、再度洗浄機構のノ
ズル下降動作を開始するようにしている。どの反応容器
に何の項目が割り当てられているかは、コンピュータに
より常に監視されており、どのサイクルで洗浄機構の上
下動作を停止すべきかは予測されている。
【0012】また、道づれとなる反応容器もすべて予測
されるので、請求項2によれば道づれとなる反応容器は
分析には使用しないで、空セル(試料,試薬の分注を行
わない)としたり、試料,試薬の代りに水を分注したり
することもできる。
【0013】このように、道づれとなる反応容器を空と
したり、水を分注したりすることは、2周目終了時の洗
浄ノズル下降時に、初段の洗浄ノズルのみが反応液に挿
入されるようにし、後段の洗浄ノズルは空気あるいは水
に接するようにし、後段の洗浄ノズルを反応液で汚染す
るのを防止することができる。後段の洗浄ノズルが反応
液で汚染されてしまうと、反応容器を洗浄するどころ
か、逆に反応容器を汚染することになってしまう。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を以下図面を用いて説明す
る。図1,図2,図3は、反応ラインの動きを示したも
ので、各サイクル毎に何をやっているかを示したもので
ある。簡単なため、反応容器の数を8ヶにした場合の反
応ライン42を例に説明する。洗浄機構としてこれらも
簡単なため2段洗浄(2本の洗浄ノズル)を用いた場合
を例とした。洗浄機構は実際は図4に示すような多数の
洗浄ノズル28を有しており(図4では7本の洗浄ノズ
ルがある)、これらのノズルの上下は洗浄アーム27を
モータ29を駆動させて上下させることにより行う。洗
浄ノズル28は7本とも一括して上下する機構等の構造
が単純である。
【0015】図5に反応容器23の洗浄手順を示す。洗
浄ノズル28はさらに、吸上ノズル30,洗浄水注入ノ
ズル31,オーバーフロー吸上ノズル32より構成され
る。洗浄アーム27の下降によって吸上ノズル30は反
応容器23内に挿入され容器内の内容液を吸い上げる。
吸い上げは、真空ポンプ37によって得られる真空力
で、チャンバ34内の真空を電磁弁36を制御すること
で行われる。チャンバ34内に内容液は吸い上げられ、
廃液電磁弁35を開くことにより排水される。一方、洗
浄水40の注入は、ポンプ39の加圧と電磁弁38の開
閉にて行われる。反応容器23より注入水がオーバーフ
ローしないように、オーバーフロー吸上ノズル32によ
り余分な洗浄水は吸い上げられる。以上のような洗浄手
段を用いて反応容器23内を洗浄する。
【0016】図1に戻り、反応時間延長の手段について
説明する。
【0017】各サイクル毎に反応テーブル42は1ピッ
チずつ移動し停止する。各サイクルの反応テーブル42
の動きは、現在多くの自動分析装置で行われている1回
転プラス1ピッチを繰り返し行う方法でも結果的に1ピ
ッチずつ移動していくことに変わりはない。いずれの方
法でも良い。反応テーブル内に付した番号は反応容器の
番号である。8ヶあるので8サイクルで1周することと
なる。
【0018】第1サイクルでは、洗浄機構41を動作さ
せる反応容器1,8の洗浄を行う。第2サイクルでは反
応容器1,2の洗浄を行う。
【0019】以後、反応容器1の項目が反応時間延長し
たい項目として、反応容器1に注目して説明する。第3
サイクルでは、反応容器1に試料容器44内の検体をサ
ンプル分注器(図示せず)で分注する。さらに、反応容
器2,23の洗浄が行われる。
【0020】第4サイクルでは、反応容器1に試薬45
を試薬分注器(図示せず)で分注する。同時に反応容器
4,23の洗浄を行う。
【0021】第5サイクルでは、反応容器2に水を分注
する。
【0022】第6,第7,第8サイクルでは試料の分
注,試薬の分注,反応容器の洗浄が繰り返される。
【0023】第9サイクルは、いよいよ反応時間を延長
したい項目である反応容器1が第1洗浄(初段)ノズル
の直下に停止する。ここで、洗浄機構41は上下動作は
せず停止したままである。
【0024】第10サイクルも洗浄機構41は停止した
ままである。
【0025】このようにして反応容器1に入った反応液
は吸い上げられず、2周目へと移行(反応時間延長)す
る。
【0026】第11サイクルで洗浄機構は再び反応容器
23を洗浄しようとして(反応容器23は標準反応時間
の項目)下降する。その際、反応容器2の中へ第2(後
段)洗浄ノズルが前段洗浄なしに挿入されるが、反応容
器2の中は空か水なので、第2洗浄ノズルが汚染される
ことはない。
【0027】以後、反応容器1は測定を繰り返し、第1
7,第18サイクルで洗浄され新たな検体の分析に再利
用される。
【0028】ここで、反応容器2および8は反応容器1
の道づれとなり、分析に使用されなかった反応容器であ
り、無駄となったものである。その他の3〜7の反応容
器は標準反応時間項目に使用されたものである。図1な
いし図3を見ればわかるように処理能力の低下は軽微で
あり、反応時間延長を必要とする項目数が全体の依頼項
目数の2〜3%であれば、使用上無視できる程軽微であ
る。
【0029】図6に請求項3に対応する実施例を示す。
反応容器の数は全部で16ヶの例を取り上げた。洗浄機
構は2ユニット存在し、絶対面の位置に配置する。反応
ディスクは1サイクルに半回転プラス1ピッチつまり9
ピッチずつ回転して停止する。洗浄はA,B,C,Dノ
ズルの4段洗浄である。AとCノズルは同時に上下、B
とDノズルは同時に上下する。また、第1洗浄機構41
と第2洗浄機構21は各々独立に上下が可能である。
【0030】反応容器1(反応時間延長項目)に着目し
て見ると、第1〜第4サイクルでは前洗浄を行い、第5
サイクルで検体44の分注,第6サイクルで試薬45の
分注が行われる。反応容器の使用していく順番は1,1
0,3,12,5,14…の順である。
【0031】第17サイクルは、反応容器1が洗浄ノズ
ルAの直下に停止するので第1洗浄機構41は停止す
る。しかし、第2洗浄機構は下降する。第18サイクル
では、第2洗浄機構が停止し、第1洗浄機構は下降す
る。第19サイクルでは、第1洗浄機構が停止し、第2
洗浄機構が下降する。第20サイクルでは、第2洗浄機
構が停止し、第1洗浄が下降する。第21サイクルで
は、第1,第2洗浄機構両方がが下降する。このように
して、反応時間延長を要求されている反応容器1を洗浄
ノズルを挿入することなく通過させ、第2周目以降の反
応へ延長移動させることができる。道づれとなる反応容
器は、反応容器23(洗浄ノズル試薬汚染防止のため空
にするか水を入れる)と反応容器15(洗浄回数不足に
より2周目まで道づれとなり移行する)である。
【0032】この実施例では大切なことは、第17,第
18,第19,第20サイクルを見てわかるように偶数
の反応容器は、正常に4段洗浄されて、1周後再利用可
能な状況にある。このように、奇数の反応容器のみに反
応時間延長要求項目を割り当てるようにし、二つのユニ
ットの洗浄機を途中交互に動作させるようにすれば、偶
数の反応容器はいつも標準反応時間で使用可であるとい
う事実である。この事実は次の2の利点を生む。一つ
は、反応時間延長する項目数が多くなっても、偶数の反
応容器が常に標準反応時間の項目も並行して行えるの
で、処理能力の最大の低下が半分でおさえられることに
ある。もう一つの利点は、反応時間延長項目が多くて、
奇数反応容器が満杯で、新たな分注が休止状態にあって
も、偶数の反応容器が常に標準反応時間の項目を並行し
て行えるので、緊急検体の分析(ほとんどが標準反応時
間の項目)の割り込みがいつでも可能な状態にある。
【0033】
【発明の効果】請求項1により、洗浄機構の構造が簡単
で、標準反応時間の項目と反応時間延長項目との同時分
析が可能な自動分析装置を提供することができる。
【0034】請求項2により、洗浄ノズルの試薬による
汚染を防止でき、また反応容器も確実に多段洗浄された
ものが再利用されるので、分析データの信頼性が向上す
る。請求項3により、反応時間延長要求項目が多くなっ
ても処理能力の低下をミニマムにおさえることができ、
かつ、緊急検体の割り込みも即時可能な自動分析装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本動作の説明図。
【図2】図1の動作の説明図。
【図3】図1の動作の説明図。
【図4】反応容器洗浄機構の斜視図。
【図5】反応容器の洗浄動作の説明図。
【図6】請求項3の具体的実施例の説明図。
【図7】図6の動作の説明図。
【図8】図6の動作の説明図。
【符号の説明】
23…反応容器、28…洗浄ノズル、41…洗浄機構、
42…反応ライン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体供給部,複数の生化学測定項目に対応
    する試薬供給部,測光部および洗浄部を有し、多数の反
    応容器が搬送される反応ラインを備えた自動分析装置に
    おいて、上記洗浄部は複数の液吸引,吐出可能な洗浄ノ
    ズルを有し、上記複数の洗浄ノズルを一括上下動作させ
    る洗浄機構を単数または複数ユニットを有し、上記反応
    容器に検体と試薬が添加され反応が開始し、反応ライン
    が1周して洗浄機構に洗浄されるまでの反応時間よりも
    長い反応時間を要求する反応容器が上記洗浄ノズルのい
    ずれかのノズルの真下に停止した時は、上記洗浄機構の
    上下動作を停止することを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、1周の反応時間よりも
    長い反応時間を要求する反応容器の近くの反応容器には
    検体及び試薬を分注せず、空の反応容器とするか、ある
    いは水を注入する自動分析装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、分析サイクルをnサイ
    クルに分類し、上記1周の反応時間よりも長い反応時間
    を要求する項目の検体および試薬は、上記nサイクル分
    類のうち、特定のサイクルのみ分注する自動分析装置。
JP22988295A 1995-09-07 1995-09-07 自動分析装置 Pending JPH0972919A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292394A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toshiba Corp 自動分析装置
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WO2018173636A1 (ja) * 2017-03-24 2018-09-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置

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