JPH0972589A - レンジフード用アジャスタパネル - Google Patents

レンジフード用アジャスタパネル

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JPH0972589A
JPH0972589A JP7230202A JP23020295A JPH0972589A JP H0972589 A JPH0972589 A JP H0972589A JP 7230202 A JP7230202 A JP 7230202A JP 23020295 A JP23020295 A JP 23020295A JP H0972589 A JPH0972589 A JP H0972589A
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Kikuo Shimono
喜久夫 下野
Masayoshi Obara
正義 小原
Hiroyuki Yamashiroya
博之 山代谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンジフードとレンジフード用フィルタとのサ
イズが合致せず、レンジフード用フィルタの横に隙間が
生じるような場合に、この隙間を簡易な手段によって適
切にかつ手際良く解消することができるようにする。 【解決手段】レンジフード6の開口部6aに取付けられ
て使用されるレンジフード用アジャスタパネルであっ
て、所定の一定幅に形成された第1パネルエレメント1
と、この第1パネルエレメント1と同一または略同一の
一定幅に形成された第2パネルエレメント2とが伸縮自
在に連結されているとともに、上記第1パネルエレメン
ト1と第2パネルエレメント2とは、これら両パネルエ
レメント1,2が伸長する方向へ弾性部材によって弾発
付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、レンジフード用アジャスタパ
ネル、さらに詳しくは、一般家庭や飲食店のキッチンな
どに設置されているレンジフードの開口部に取付けて用
いるアジャスタパネルに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】周知のとおり、家庭の
台所などに設置されている換気扇をそのまま使用したの
では、換気扇やその他の部位に油成分などが短期間で付
着し、早期に汚れてしまう。また、その清掃も面倒であ
る。そこで、従来では、たとえば図8に示すように、換
気扇9が装着されているレンジフード6の開口部6a
に、レンジフード用フィルタ7を取付ける手段が採用さ
れている。
【0003】しかしながら、上記レンジフード6やレン
ジフード用フィルタ7としては、従来より種々のタイプ
のものが販売されている実情があり、予め準備したレン
ジフード用フィルタ7が、常に、所望のレンジフード6
のサイズに合致するとは限らない。すなわち、たとえば
各家庭のレンジフード6にレンジフード用フィルタ7を
取付けて、これを定期的に交換するといったサービスを
提供するような場合、このサービス提供者が予め準備し
たレンジフード用フィルタ7が、レンジフード6の開口
部6aのサイズに合致しない場合がある。また、このよ
うなケース以外として、たとえば消費者が自己の家庭に
設置されているレンジフード6とはサイズが合致しない
レンジフード用フィルタ7を誤って購入し、準備してし
まうような場合もある。
【0004】このため、従来では、たとえば図9に示す
ように、レンジフード6に取付けられたレンジフード用
フィルタ7,7の横幅のサイズが、レンジフード6の開
口部6aの横幅と一致しないことに原因して、これらレ
ンジフード用フィルタ7,7の横に隙間Sが生じる場合
があった。その結果、従来では、油汚れなどが上記隙間
Sを通過してレンジフード6の奥へ進入してしまい、そ
の内部の換気扇9やその周辺が汚れてしまうという不具
合が生じていた。
【0005】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、レンジフードの開口部とレンジ
フード用フィルタとのサイズが合致せず、レンジフード
用フィルタの横に隙間が生じるような場合に、この隙間
を簡易な手段によって適切にかつ手際良く解消すること
ができるようにし、もってレンジフード内の汚れ防止を
的確に図れるようにすることをその課題としている。
【0006】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本願発明は、レンジフードの開
口部に取付けられて使用されるレンジフード用アジャス
タパネルであって、所定の一定幅に形成された第1パネ
ルエレメントと、この第1パネルエレメントと同一また
は略同一の一定幅に形成された第2パネルエレメントと
が伸縮自在に連結されているとともに、上記第1パネル
エレメントと第2パネルエレメントとは、これら両パネ
ルエレメントが伸長する方向へ弾性部材によって弾発付
勢されていることを特徴としている。
【0008】本願発明においては、レンジフードの開口
部の幅とレンジフード用フィルタとの幅が合致せず、レ
ンジフード用フィルタの横に隙間が生じる場合に、この
隙間の位置に本願発明に係るレンジフード用アジャスタ
パネルを取付けることによって、この隙間をなくし、油
成分などの汚れが上記隙間を通過してレンジフードの奥
へ進入することを防止できることとなる。とくに、本願
発明では、レンジフード用アジャスタパネルを構成する
第1パネルエレメントと第2パネルエレメントとは同一
または略同一の一定幅を有するものであるから、レンジ
フード用フィルタの横に生じる一定幅の隙間の全域また
は略全域を、このレンジフード用アジャスタパネルによ
って各所均等な状態に塞ぐことが可能となる。したがっ
て、レンジフードの開口部のサイズに合致しないレンジ
フード用フィルタを有効に使用しつつ、レンジフード内
の汚れ防止が図ることができるという格別な効果が得ら
れる。
【0009】また、本願発明に係るアジャスタパネル
は、第1パネルエレメントと第2パネルエレメントとを
伸縮自在に連結することにより構成されているために、
アジャスタパネルの全長を伸縮調整することによって、
このアジャスタパネルを種々の開口幅のレンジフードに
取付けて使用することが可能となる。したがって、レン
ジフードの種類と同種類数だけアジャスタパネルを予め
製作して準備しておく必要もなくなり、アジャスタパネ
ルの準備に要する手間やコストを少なくできるという効
果も得られる。
【0010】さらに、重要な効果として、本願発明で
は、上記第1パネルエレメントと第2パネルエレメント
とは、これら両者が伸長する方向に弾性部材によって弾
発付勢されているために、このアジャスタパネルをレン
ジフードの開口部に取付けた状態では、これら第1パネ
ルエレメントと第2パネルエレメントとが伸長しようと
する力を利用し、このアジャスタパネルの両端部をレン
ジフードの開口部に突っ張らせた状態とすることができ
る。したがって、この突っ張り力を利用して、レンジフ
ードの開口部へアジャスタパネルを確実に取付けること
が可能となり、レンジフードの開口部からアジャスタパ
ネルが不用意に落下するといった事態を解消することが
できるという効果も得られる。
【0011】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
第1パネルエレメントの左右両側縁部の背面側には、こ
の第1パネルエレメントの背面側に重ねられた上記第2
パネルエレメントをこの第1パネルエレメントに沿って
スライド自在に保持するように、上記第2パネルエレメ
ントの左右両側縁部を嵌入させるための凹溝部を形成す
る左右一対の突起部が設けられている構成とすることが
できる。
【0012】このような構成によれば、第2パネルエレ
メントを第1パネルエレメントの背面側に重ね合わせ、
かつその両側縁部を第1パネルエレメントの凹溝部に嵌
入させただけの簡単な構造によって、これら2つのパネ
ルエレメントを伸縮自在に連結することができ、各パネ
ルエレメントの構成を簡素なものにすることができる。
また、上記凹溝部を形成する突起部は第1パネルエレメ
ントの背面側に設けられているとともに、上記第2パネ
ルエレメントの正面側は第1パネルエレメントの背面に
摺接させればよいから、これら2つのパネルエレメント
の正面を凹凸の多い複雑な形状に形成する必要もない。
これら2つのパネルエレメントの正面側は、見栄えの良
好な平面状または平面に近い形態にでき、アジャスタパ
ネルをレンジフードに装着して正面から見た場合の外観
体裁を良好にすることができるという利点も得られる。
【0013】また、本願発明の他の好ましい実施の形態
では、上記第1パネルエレメントの背面側に設けられた
左右一対の突起部によって形成された凹溝部に第2パネ
ルエレメントの左右両側縁部を嵌入することにより、こ
れら2つのパネルエレメントを伸縮自在に連結した構成
において、上記第2パネルエレメントの背面側には、上
記凹溝部に嵌入するこの第2パネルエレメントの左右両
側縁部よりも幅広な左右一対の突出縁部が設けられてい
る構成とすることができる。
【0014】このような構成によれば、上記第2パネル
エレメントの左右一対の突出縁部の幅を第1パネルエレ
メントの幅と正確に一致させることが可能となる。すな
わち、第1パネルエレメントの左右一対の突起部によっ
て形成された凹溝部に第2パネルエレメントの左右両側
縁部を嵌入させた構造では、この第2パネルエレメント
の左右両側縁部の位置における幅を第1パネルエレメン
トの幅と正確に一致させることは困難であり、第2パネ
ルエレメントの幅は、第1パネルエレメントに設けられ
ている突起部の幅の寸法分だけ第1パネルエレメントよ
りも幅狭となる。ところが、上記のように、第2パネル
エレメントにその左右両側縁部よりも幅広な突出縁部を
別途設ければ、この突出縁部を第1パネルエレメントの
幅と正確に一致させることが可能となる。したがって、
第1パネルエレメントと第2パネルエレメントとの幅を
正確に一致させることにより、これら両パネルエレメン
トの側面部に段差が生じないようにすることができ、所
定の一定幅に形成されるレンジフードの開口部の隙間を
このアジャスタパネルによって適切に閉塞することがで
きるという利点が得られる。
【0015】さらに、本願発明の他の好ましい実施の形
態では、上記第2パネルエレメントのうち、この第2パ
ネルエレメントと第1パネルエレメントとが最も伸長し
たときに上記第1パネルエレメントと重なる箇所に、こ
の第2パネルエレメントの長手方向に延びる長孔が設け
られているとともに、上記第1パネルエレメントには、
上記長孔に挿通する固定ピンが取付けられており、か
つ、この固定ピンと上記第2パネルエレメントの背面側
に別途設けられた支持部との両者間に、上記弾性部材が
連結されている構成とすることができる。
【0016】このような構成によれば、第1パネルエレ
メントと第2パネルエレメントとを伸縮させるときに、
第2パネルエレメントの長孔に挿通する固定ピンがこの
長孔内で相対移動することとなり、上記固定ピンが長孔
内で相対移動するストローク範囲内において上記2つの
パネルエレメントが伸縮自在となる。すなわち、上記2
つのパネルエレメントは弾性部材によって伸長する方向
に弾発付勢されているものの、上記固定ピンと長孔との
両者によって2つのパネルエレメントの伸縮範囲が規制
されることとなる。したがって、上記2つのパネルエレ
メントの連結状態が適切に保持されることとなり、上記
2つのパネルエレメントの連結状態が上記弾性部材の弾
発力に原因して抜け外れてしまうようなことを解消する
ことができる。
【0017】また、上記第2パネルエレメントに設けら
れている長孔は、第1パネルエレメントと第2パネルエ
レメントとが最も伸長した状態において第1パネルエレ
メントと重なる位置に設けられているために、上記2つ
のパネルエレメントが最も伸長したときは勿論のこと、
これら2つのパネルエレメントが収縮するように設定さ
れた際においても、上記長孔は第1パネルエレメントの
背面側に隠れることとなる。したがって、アジャスタパ
ネルを正面から見た場合に、上記長孔が不当に見えると
いったことはなく、アジャスタパネルの外観体裁を良好
なものにでき、さらには汚れ成分が上記長孔を通過して
レンジフードの奥へ進入するといった不具合も防止する
ことができるという利点が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0019】図1(a)は、本願発明に係るレンジフー
ド用アジャスタパネルPの一例を示す正面図であり、図
1(b)は、その背面図である。図2は、図1(b)の
X1−X1線断面図であり、図3は、図2の要部拡大断
面図である。図4は、図1(a)のX2−X2線断面図
である。
【0020】図1に示すように、このアジャスタパネル
Aは、第1パネルエレメント1、第2パネルエレメント
2、および弾性部材の一例としてのバネ3を具備して構
成されている。
【0021】上記第1パネルエレメント1および第2パ
ネルエレメント2は、たとえばアルミ製またはアルミ合
金製であり、その概略形状は、いずれも正面視形状にお
いてやや長細な矩形状をなすプレート状である。上記第
1パネルエレメント1の各所の幅は、所定の一定幅Lで
ある。これに対し、上記第2パネルエレメント2につい
ても、後述するようにその幅は上記第1パネルエレメン
ト1と同一寸法幅Lである。
【0022】図2および図3に示すように、上記第1パ
ネルエレメント1の左右両側縁部1a,1aの背面側に
は、上記第2パネルエレメント2の左右両側縁部2a,
2aをスライド自在に嵌入させるための凹溝部10,1
0が設けられている。これらの凹溝部10,10は、第
1パネルエレメント1の背面側に、この第1パネルエレ
メント1の厚み方向に突出する起立部11aと、この起
立部11aからこの第1パネルエレメント1の幅方向中
央側へ屈曲した形態の屈曲部11bとを有する左右一対
の突起部11,11を設けることにより形成されたもの
である。
【0023】上記一対の突起部11,11は、第1パネ
ルエレメント1の長手方向の全長にわたって一連に設け
られている結果、上記凹溝部10,10も第1パネルエ
レメント1の長手方向に沿って一連に設けられている。
したがって、第1パネルエレメント1の基本的な断面形
状は各所一様であり、この第1パネルエレメント1をた
とえば押出し成形によって製作することが可能である。
【0024】上記第2パネルエレメント2は、その左右
両側縁部2a,2aが上記凹溝部10,10に嵌入され
ることにより、上記第1パネルエレメント1の背面側に
重なったままこの第1パネルエレメント1に相対してス
ライド自在に保持され、これにより上記2つのパネルエ
レメント1,2は伸縮自在に連結されている。
【0025】上記第2パネルエレメント2の背面側に
は、左右一対の突出縁部20,20が設けられている。
これら一対の突出縁部20,20は、この第2パネルエ
レメント2の背面部からこの第2パネルエレメント2の
厚み方向に突出する起立部20aと、この起立部20a
から第2パネルエレメント2の幅方向外側へ屈曲した形
態の屈曲部20bとから構成されており、上記第2パネ
ルエレメント2の長手方向に沿って一連に設けられてい
る。したがって、この第2パネルエレメント2について
も、上記第1パネルエレメント1と同様に、その基本的
な断面形状は各所一様であり、押出し成形によって製作
することが可能である。
【0026】この第2パネルエレメント2は、その両側
縁部2a,2aを第1パネルエレメント1の突起部1
1,11によって形成された凹溝部10,10間に嵌入
させるものであるから、これら両側縁部2a,2aの左
右両端面間の幅Laは、第1パネルエレメント1の幅L
よりも小さくなっている。しかし、上記一対の突出縁部
20,20の左右両端面間の幅Lは、上記幅Laよりも
大きな幅に形成されており、上記第1パネルエレメント
1の幅Lと同一寸法に設定されている。
【0027】なお、上記一対の突出縁部20,20は、
2つのパネルエレメント1,2を相互にスライドさせる
ときの支障にならないように、第1パネルエレメント1
の突起部11,11との干渉を避けるように設けられて
いる。具体的には、これら突出縁部20,20は、第2
パネルエレメント2の両側縁部2a,2aとの相互間
に、第1パネルエレメント1の各突起部11の屈曲部1
1bをスライド自在に嵌入させるための凹溝部21を形
成するように構成されている。このような構成によれ
ば、上記凹溝部21と上記突起部11の屈曲部11bと
の嵌合作用によっても、2つのパネルエレメント1,2
をスライドガイドさせることができ、これら2つのパネ
ルエレメント1,2を一層がたつきの少ない状態に連結
できるという利点が得られる。ただし、2つのパネルエ
レメント1,2のスライドガイドは、既述した凹溝部1
0,10と第2パネルエレメント2の両側縁部2a,2
aとの嵌合作用によって得られるため、必ずしも上記の
ように構成する必要はない。
【0028】図1(b)および図4に示すように、上記
第2パネルエレメント2には、この第2パネルエレメン
ト2の長手方向に延びる長孔4が設けられている。ま
た、この長孔4には、第1パネルエレメント1に設けら
れた固定ピン5が挿通している。したがって、上記2つ
のパネルエレメント1,2をスライドさせると、上記長
孔4内における固定ピン5の相対位置が変化することと
なり、この固定ピン5が上記長孔4内において相対移動
し得る一定の寸法範囲内で上記2つのパネルエレメント
1,2は伸縮自在となる。
【0029】上記バネ3は、上記第2パネルエレメント
2の背面側に配置されており、このバネ3の一端部は上
記固定ピン5に、また他端部は第2パネルエレメント2
の背面側に突出して設けられた支持部8に掛止して連結
されている。上記バネ3は、引張バネである。したがっ
て、このアジャスタパネルAでは、常に、上記バネ3の
弾発力によって、第2パネルエレメント2の下部が第1
パネルエレメント1の下方へ突出する方向(矢印a方
向)へ引張力を受け、これら全体が伸長するように、こ
れら2つのパネルエレメント1,2が常時弾発付勢され
ている。なお、上記支持部8は、たとえば上記第2パネ
ルエレメント2の一部をその背面側へ突出させるように
プレス加工して形成すればよい。
【0030】次に、上記構成のレンジフード用アジャス
タパネルAの使用例、ならびに作用について説明する。
【0031】まず、先に述べた図8および図9に示すよ
うに、所望のレンジフード6の開口部6aにレンジフー
ド用フィルタ7を装着する場合には、これらレンジフー
ド用フィルタ7の横幅のサイズが上記開口部6aの横幅
と合致しないことに原因し、上記レンジフード用フィル
タ7の横に一定幅の隙間Sが発生する場合がある。この
ような場合には、図5に示すように、上記アジャスタパ
ネルAを上記隙間Sの位置へ取付ければよい。なお、上
記レンジフード用フィルタ7としては、アルミ製または
アルミ合金製の正面視中空矩形状の枠体70に、難燃性
のガラス繊維製フィルタ71を貼設したものなどが用い
られる。
【0032】上記アジャスタパネルAは、第1パネルエ
レメント1と第2パネルエレメント2とがスライド自在
に連結されており、これらの全長Hを伸縮調整自在であ
るから、このアジャスタパネルAの全長Hを上記レンジ
フード6の開口部6aの高さ寸法に一致させることによ
り、取付けることができる。具体的には、上記アジャス
タパネルAの全長を、レンジフード6の開口部6aを構
成する上下の枠溝60a,60bの高さに合わせてか
ら、その上下両端部、すなわち、第1パネルエレメント
1の上端部1bと第2パネルエレメント2の下端部2b
とを、上記レンジフード6の枠溝60a,60b内に嵌
入すればよい。このようにアジャスタパネルAを伸縮自
在としたことにより、一種類のアジャスタパネルAを種
々の開口幅のレンジフード6に取付けることができる。
【0033】また、上記第1パネルエレメント1と第2
パネルエレメント2とは、バネ3の弾発力によって常時
伸長する方向に弾力付勢されているために、このアジャ
スタパネルAは、上記枠溝60a,60bをその上下方
向に突っ張った状態で取付けることができる。したがっ
て、このアジャスタパネルAが枠溝60a,60bから
不用意に外れ難くなり、その取付けが確実なものとな
る。
【0034】上記のようにして、アジャスタパネルAに
よってレンジフード6の隙間Sを塞げば、もはや大量の
汚れ成分が上記隙間Sを通過してレンジフード6の奥へ
進入することが防止される。とくに、上記アジャスタパ
ネルAは、第2パネルエレメント2の背面側に、第1パ
ネルエレメント1の幅Lと同一幅Lの突出縁部20,2
0を設けた構成であるために、これら両パネルエレメン
ト1,2の各左右両側面17,27どうしを段差の無い
面一状態に設定することができる。このため、このアジ
ャスタパネルAとその隣りに位置するレンジフード用フ
ィルタ7とを密接または略密接させ、これら両者間に大
きな隙間が形成されないように設定し、この部分からの
汚れの進入を効率良く阻止することができる。
【0035】また、上記アジャスタパネルAでは、バネ
3などはその背面側に配置されている他、このアジャス
タパネルAを構成する2つのパネルエレメント1,2の
正面には、固定ピン5の頭部以外の不体裁な突起部など
も設けられていない。さらには、第2パネルエレメント
2に設けられている長孔4は、アジャスタパネルAが最
大限に伸長した場合であっても、第1パネルエレメント
1の背面側に隠れて見えないようになっている。したが
って、上記長孔4の形成箇所を汚れなどが不当に通過し
ないことは勿論のこと、これらアジャスタパネルAの取
付け使用時における体裁をも良好なものにできることと
なる。さらには、油汚れなどの汚れ成分は、略平面状の
アジャスタパネルAの正面部分に付着することとなっ
て、背面側のバネ3などの汚れが極力防止できる、清掃
なども容易となる。
【0036】なお、上記実施の形態では、レンジフード
用フィルタ7の横に形成される隙間Sの幅とアジャスタ
パネルAの幅Lとが一致している場合について説明した
が、上記隙間Sの幅が一定せず、その幅が多岐にわたる
場合には、アジャスタパネルAとして種々の寸法幅のも
のを予め複数種類準備して対処すればよい。ただし、い
ずれの場合であっても、アジャスタパネルAは伸縮調整
することによって種々の開口高さのレンジフードに対応
できるものであるから、複数種類準備するアジャスタパ
ネルAとしては、幅寸法が相違するもののみでよい。し
たがって、予め準備しておくアジャスタパネルAは少数
種類でよく、その準備に要する経済的負担は少なくて済
む。
【0037】上述した実施の形態では、第2パネルエレ
メント2にその左右両側縁部2a,2aよりも幅広な左
右一対の突出縁部20,20を設けて、これら突出縁部
20,20の幅を第1パネルエレメントと同一幅に設定
したが、本願発明は必ずしもこのように構成する必要は
ない。本願発明では、たとえば図6に示すように、第2
パネルエレメント2の左右両側縁部2a,2aを第1パ
ネルエレメント1の凹溝部10,10に嵌入させた構成
において、上述した突出縁部20を有しない構成として
もよい。たとえば上記突出縁部20に代えて、単なる起
立部20aのみを設けた構成にしてもよい。この場合で
あっても、実質的には、第2パネルエレメント2の幅
(最大幅)Laは、第1パネルエレメント1の幅Lと比
較して、各突起部11の肉厚tの2倍の寸法分だけ小さ
くなるに過ぎない。したがって、上記肉厚tが小さい場
合には、上記寸法L,Laどうしを同一寸法に近い値と
することができる。本願発明では、必ずしも厳密な意味
で2つのパネルエレメントの幅を正確に一致させる必要
はなく、たとえば図7に示すように、2つのパネルエレ
メント1,2の各側面部17,27間に僅かな段差Lb
が存在してもよい。
【0038】その他、本願発明は、第1パネルエレメン
トと第2パネルエレメントとの具体的な形状やサイズ、
これら2つのパネルエレメントの具体的な連結構造、お
よびこれらパネルエレメントを弾発付勢するための具体
的な機構などについても上記実施の形態のように限定さ
れず、各部の具体的な構成は種々に設計変更自在であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本願発明に係るレンジフード用アジ
ャスタパネルの一例を示す正面図、(b)は、その背面
図。
【図2】図1(b)のX1−X1線断面図。
【図3】図2の要部拡大断面図。
【図4】図1(a)のX2−X2線断面図。
【図5】レンジフード用アジャスタパネルの使用状態の
一例を示す斜視図。
【図6】本願発明に係るレンジフード用アジャスタパネ
ルの他の例を示す断面図。
【図7】図6に示すレンジフード用アジャスタパネルの
正面図。
【図8】レンジフードの一例を示す斜視図。
【図9】レンジフードにレンジフード用フィルタを装着
した状態の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 第1パネルエレメント 1a 側縁部(第1パネルエレメントの) 2 第2パネルエレメント 2a 側縁部(第2パネルエレメントの) 3 バネ(弾性部材) 4 長孔 5 固定ピン 6 レンジフード 7 レンジフード用フィルタ 8 支持部 10 凹溝部 11 突起部 20 突出縁部 A レンジフード用アジャスタパネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジフードの開口部に取付けられて使
    用されるレンジフード用アジャスタパネルであって、 所定の一定幅に形成された第1パネルエレメントと、こ
    の第1パネルエレメントと同一または略同一の一定幅に
    形成された第2パネルエレメントとが伸縮自在に連結さ
    れているとともに、 上記第1パネルエレメントと第2パネルエレメントと
    は、これら両パネルエレメントが伸長する方向へ弾性部
    材によって弾発付勢されていることを特徴とする、レン
    ジフード用アジャスタパネル。
  2. 【請求項2】 上記第1パネルエレメントの左右両側縁
    部の背面側には、この第1パネルエレメントの背面側に
    重ねられた上記第2パネルエレメントをこの第1パネル
    エレメントに沿ってスライド自在に保持するように、上
    記第2パネルエレメントの左右両側縁部を嵌入させるた
    めの凹溝部を形成する左右一対の突起部が設けられてい
    る、請求項1に記載のレンジフード用アジャスタパネ
    ル。
  3. 【請求項3】 上記第2パネルエレメントの背面側に
    は、上記凹溝部に嵌入するこの第2パネルエレメントの
    左右両側縁部よりも幅広な左右一対の突出縁部が設けら
    れている、請求項2に記載のレンジフード用アジャスタ
    パネル。
  4. 【請求項4】 上記第2パネルエレメントのうち、この
    第2パネルエレメントと第1パネルエレメントとが最も
    伸長したときに上記第1パネルエレメントと重なる箇所
    に、この第2パネルエレメントの長手方向に延びる長孔
    が設けられているとともに、 上記第1パネルエレメントには、上記長孔に挿通する固
    定ピンが取付けられており、かつ、 この固定ピンと上記第2パネルエレメントの背面側に別
    途設けられた支持部との両者間に、上記弾性部材が連結
    されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のレン
    ジフード用アジャスタパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1061294C (zh) * 1998-06-29 2001-01-31 旭丽股份有限公司 聚氨基甲酸乙酯按键的制造方法

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