JP3858403B2 - パネルの取付け構造および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネルの取付け構造、およびそのパネルの取付け構造が適用される画像形成装置に関するもので、詳しくは、フレームと、これを覆うメインパネルと、そのメインパネルに設けられた開口を閉じるように位置するサブパネルとからなるパネルの取付け構造、およびそのパネルの取付け構造が適用される画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、プリンタなどの画像形成装置には、所望の態様で動作させるためのボタンスイッチや所定の作動状態を表示するための各種の表示ランプが設けられている。図9には、そのようなプリンタの部分を示している。図9において、図には現れない本体フレームはトップカバー1によって覆われており、このトップカバー1がプリンタ2の外観を構成している。ボタンスイッチ3および各種の表示ランプ4は、図示しない基板に設けられており、トップカバー1に設けられた開口5を閉じるように位置されるパネルカバー6が、この基板を覆うように設けられている。基板を覆うパネルカバー6がトップカバー1と別の部材とされているのは、基板を覆うカバー上には、ボタンスイッチ3および各種の表示ランプ4のそれぞれが表示している機能を説明するための印刷7を施す必要があり、その印刷を容易に行ない、かつボタンスイッチ3および各種の表示ランプ4との位置合わせの容易化を図り、さらに、その印刷が不良であったときなどに、トップカバー1ごと廃棄せずともパネルカバー6のみを廃棄できるようにしておいて、製造コストの低減を図る要請があるからである。そして、パネルカバー6は、図には現れないが、パネルカバー6の裏側に位置される本体フレームに、固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成においては、外観上の観点より、パネルカバー6の周端縁が、トップカバー1の開口5の周端縁から略等間隔で配置されていることが好ましい(図9に示す状態)。しかし、パネルカバー6は本体フレームに固定されており、トップカバー1で本体フレームを覆ったときには、各部材の寸法誤差によって、たとえば、図10に示すように、パネルカバー6が、トップカバー1の開口5の左右どちらか(図10では右側)に偏って配置されてしまうことがある。このような状態では、パネルカバー6の配置の左右のバランスが大きくずれて非常に外観を損ねるという不具合を生じる。
【0004】
一方、パネルカバー6とトップカバー1の開口5との隙間は、ごくわずかであり、各部材の寸法を管理しても、その隙間を等間隔とすることは難しく、また、長期の使用によって、次第に寸法誤差を生じる場合もある。本発明の目的は、上記した不具合を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、パネルカバーとトップカバーの開口との隙間を、常に略等間隔に保つことができ、その外観を良好に保つことができる、パネルの取付け構造およびそのパネルの取付け構造が適用される画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、フレームを覆うように、メインパネルと前記メインパネルに設けられた開口を閉じるように位置するサブパネルとからなるパネルを取付ける、パネルの取付け構造であって、前記サブパネルは、前記フレームに対して移動可能に支持されて前記フレームに取り付けられ、前記メインパネルには、前記フレームに前記サブパネルが移動可能に支持された状態で、前記メインパネルを、前記フレームを覆うように取り付けるときに、前記開口内において前記サブパネルを前記メインパネルに対する所定の位置まで移動させるように案内するガイド部と、前記ガイド部により前記所定位置まで移動された前記サブパネルの前記メインパネルに対する移動を規制するための規制部とを備えた移動規制手段が設けられていることを特徴としている。
【0006】
このような構成によると、メインパネルがフレームを覆う状態としたときに、メインパネルに設けられるサブパネルの移動を規制するための移動規制手段が、フレームに対して移動可能に支持されるサブパネルの移動を規制する。そのため、メインパネルの開口内において、サブパネルの位置がこのときにはじめて固定されることになる。したがって、各部材の寸法を厳密に管理せずとも、メインパネルによってフレームを覆えば、メインパネルに設けられる移動規制手段によって、サブパネルは常に所望の位置で固定されることとなり、また、長期の使用により、各部材の寸法誤差が次第に生じても、その所望の位置を保つことができる。
そして、メインパネルがフレームを覆うときに、移動規制手段のガイド部が、サブパネルをメインパネルに対する所定の位置まで移動させた後に、規制部が、その移動されたサブパネルの位置を規制して、メインパネルに対してサブパネルを所定の位置で固定する。そのため、メインパネルがフレームを覆うときには、サブパネルを、メインパネルに対する所定の位置に円滑に誘い込んでから、しっかりと固定することができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フレーム側には、熱源が設置されていることを特徴としている。フレーム側に熱源が設置されていると、その熱源の熱がフレームに伝わって、フレーム自体が伸縮してしまい、その寸法が狂うことがあるが、サブパネルはフレームに固定されることなく移動可能に支持されており、メインパネルによってフレームを覆うことによって、メインパネルに設けられる移動規制手段がサブパネルを位置固定するので、そのような場合にも、サブパネルを常に所望の位置に保持させることができる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、記録媒体上に記録剤を付着させて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により前記記録剤が付着された前記記録媒体を加熱して画像を定着する画像定着手段と、前記画像形成手段および前記画像定着手段が取り付けられるフレームとを有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は、前記フレームを覆う第1のカバーと、前記第1のカバーに設けられた開口を閉じるように位置し、かつ前記フレームに支持される操作部を覆う第2のカバーを有するとともに、前記第2のカバーは、前記フレームに対して前記第2のカバーの延びる方向に移動可能に支持されて前記フレームに取り付けられ、前記第1のカバーには、前記フレームに前記第2のカバーが移動可能に支持された状態で、前記第1のカバーを、前記フレームを覆うように取り付けるときに、前記開口内において前記第2のカバーを前記第1のカバーに対する所定の位置まで移動させるように案内するガイド部と、前記ガイド部により前記所定位置まで移動された前記第2のカバーの前記第1のカバーに対する移動を規制するための規制部とを備えた移動規制手段が設けられていることを特徴としている。
【0009】
このような構成によると、第1のカバーがフレームを覆う状態としたときに、第1のカバーに設けられる第2のカバーの移動を規制するための移動規制手段が、フレームに対して第2のカバーの延びる方向に移動可能に支持される第2のカバーの移動を規制する。そのため、第1のカバーの開口内において、操作部を覆う第2のカバーの位置がこのときにはじめて固定されることになる。したがって、各部材の寸法を厳密に管理せずとも、第1のカバーによってフレームを覆えば、第1のカバーに設けられる移動規制手段によって、第2のカバーは常に所望の位置に固定されることとなり、また、長期間使用して、各部材の熱歪みにより生じた寸法誤差が次第に大きくなっても、その所望の位置を保つことができる。そのため、画像形成装置において、操作をする者が必ず見る部分である操作部に、このような構成を採用することで、画像形成装置の良好な外観を維持することができる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第2のカバーは、前記画像定着手段の長手方向の端部側において前記フレームに支持されていることを特徴としている。画像定着手段の長手方向の端部側に位置されるフレームは、画像定着手段が発生する熱により、その画像定着手段の長手方向に伸縮するため、寸法の狂いが非常に大きくなり易い。そのため、そのようなフレームに支持される第2のカバーの位置は変動し易いが、このような場合においても、第2のカバーはフレームに固定されることなく移動可能に支持されており、第1のカバーによってフレームを覆うことによって、第1のカバーに設けられる移動規制手段が第2のカバーを位置固定するので、第2のカバーを常に所望の位置に保持させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1ないし図8は、本発明の一実施形態によるパネルの取付け構造を説明するためのものである。この実施形態にかかる取付け構造は、図1にその外観を示すような画像形成装置としてのプリンタ21に適用されている。図1を参照して、図1には現れない本体フレーム22が、メインパネルあるいは第1のカバーとしてのトップカバー23で覆われている。本体フレーム22内には、記録媒体としての用紙上に記録剤としてのトナーを付着させて画像を形成する画像形成手段としてのプロセスユニット17と、このプロセスユニット17によりトナーが付着された用紙を加熱して画像を定着する画像定着手段としての定着ユニット24とが、その本体フレーム22内の幅方向に取り付けられている。そして、定着ユニット24の長手方向の端部側に位置される本体フレーム22には、サブパネルあるいは第2のカバーとしてのパネルカバー25が支持されている。
【0012】
図2は、パネルカバー25を含むプリンタ21の要部を示す上面図である。図2において、このパネルカバー25は、トップカバー23に設けられた開口28を閉じるように位置されており、所望の態様で動作させるためのボタンスイッチ26や所定の作動状態を表示するための各種の表示ランプ27が設けられる操作部としての基板16(図2には現れない)を覆っている。また、パネルカバー25における表示ランプ27の側方には、各ランプの機能を説明するための印刷20がそれぞれ施されている。
【0013】
図3、図4および図5は、このパネルカバー25の上面図、側面図、および正面図、図6は、図2に示すプリンタ21の要部のX1−X1断面図、図7は、図2に示すプリンタ21の要部のX2−X2断面図、図8は、図2に示すプリンタ21の要部のY1−Y1断面図をそれぞれ示している。なお、これら図3ないし図8においては、ボタンスイッチ26および表示ランプ27は省略して示している。以下、図2および図8を用いて、本実施形態におけるパネルカバー25の取付け構造について詳しく説明する。
【0014】
図3、図4および図5において、パネルカバー25は、平面視略矩形の板状体であって、その長手方向に沿って4つの表示ランプ27をそれぞれ受け入れるランプ用凹所23と、1つのボタンスイッチ26を受け入れるスイッチ用凹所19とが設けられている。また、長手方向の両側端部には、そのパネルカバー25が延びる方向に対して略垂直方向(取付け時における下側方向)に延びる2つの脚29が一体に形成されており、脚29の先端には、本体フレーム22に係止される爪31がそれぞれ形成されている。なお、図3において印刷20は省略して示している。
【0015】
一方、図6ないし図8に示すように、本体フレーム22は、パネルカバー25がトップカバー23に設けられた開口28を閉じるように位置されたときに、そのパネルカバー25の長手方向(前後方向)両端部に向かってそれぞれ延びる2つの縦フレーム30と、この2つの縦フレーム30を、パネルカバー25の対向位置において連結する横フレーム18とを有している。横フレーム18上には、基板16が支持されている。
【0016】
そしてこのパネルカバー25は、本体フレーム22に対してそのパネルカバー25の延びる方向に移動可能に支持されている。すなわち、図6に示すように、本体フレーム22の縦フレーム30には、パネルカバー25の爪31とそれぞれ係合する2つの係合段部32が、互いに内向きに形成されており、この2つの係合段部32とパネルカバー25の2つの爪31とがそれぞれ互いに係合することによって、パネルカバー25が本体フレーム22に支持されている。なお、2つの縦フレーム30と、パネルカバー25の2つの脚29とは、それぞれわずかの間隔を隔てて配置されるように形成されている。
【0017】
また、図7に示すように、パネルカバー25の後縁には、斜め下方向に屈曲する後側端部34が形成されるとともに、その前縁には、略垂直下方向に屈曲する前側端部35が形成されている。前側端部35には、トップカバー23の開口28の前縁に当接する前側段部36が形成されている。一方、横フレーム18には、パネルカバー25の後側端部34と、4つの表示ランプ27を受け入れるための凹所33のうち、最も後側に位置する凹所33との間に向かって突出する後側突出部37が形成されている。この後側突出部37は、後側端部34との間、およびその凹所33との間に、それぞれ少し間隔を隔てている。また、横フレーム18における前側端部35の内側の位置には、前側突出部38が形成されている。そして、この後側突出部37と前側突出部38とで、本体フレーム22に対するパネルカバー25の前後方向移動を一定範囲で許容しつつ、本体フレーム22によって支持されるパネルカバー25の高さを規制している。この高さ規制によって、トップカバー23が本体フレーム22を覆ったときに、トップカバー23とパネルカバー25との外面が面一となるように形成する。
【0018】
また、図8に示すように、パネルカバー25の両側縁には、略垂直下方向に屈曲する右側端部38および左側端部39が形成されている。この右側端部38および左側端部39には、トップカバー23の開口28の側縁に当接する右側段部40および左側段部41がそれぞれ形成されている。一方、本体フレーム22の横フレーム18には、パネルカバー25の右側端部38および左側端部39のやや内側に向かってそれぞれ突出する右側突出部42および左側突出部43が形成されている。そして、この右側突出部42および左側突出部43で、本体フレーム22に対するパネルカバー25の左右方向の移動を一定範囲で許容しつつ、本体フレーム22によって支持されるパネルカバー25の高さを規制している。この高さ規制によって、トップカバー23が本体フレーム22を覆ったときに、トップカバー23とパネルカバー25との外面が面一となるように形成する。
【0019】
このようにして、本体フレーム22に対して前後方向および左右方向に移動可能に支持されたパネルカバー25は、前述したように、本体フレーム22がトップカバー23によって覆われたときに、トップカバー23に設けられた開口28を閉じるような位置に位置される。一方、トップカバー23には、本体フレーム22を覆う状態としたときに、パネルカバー25の前後方向および左右方向の移動を規制するための移動規制手段が設けられている。
【0020】
すなわち、図7に示すように、トップカバー23の開口28の後縁は、パネルカバー25の後側端部34に沿った傾斜状に形成されており、一方、トップカバー23の開口28の前縁には、パネルカバー25の前側端部35の前端段部36に係合する開口前側段部45が形成されている。そして、トップカバー23が、仮想線で示す状態から実線で示す状態となって本体フレーム22を覆ったときには、パネルカバー25の後側端部34は、トップカバー23の開口28の後縁に沿って良好に導かれる一方、パネルカバー25の前端段部36に、開口前側段部45が係合することによって、パネルカバー25の前後方向の移動が規制される。このとき規制されるパネルカバー25の前後方向の位置は、パネルカバー25の後側端部34とトップカバー23の開口28の後縁との間、およびパネルカバー25の前側端部35とトップカバー23の開口28の前縁との間に、等間隔の隙間が形成されるような位置にしておく。
【0021】
また、図8に示すように、トップカバー23の開口28の両側には、その裏面側であって幅方向に延びる位置決めリブ46が突出されている。この位置決めリブ46は、その開口28側の下側を面取りして、パネルカバー25をトップカバー23に対して所定の位置まで移動させるように案内するガイド部47を備えるとともに、その開口28側の上側に、パネルカバー25の右側段部40および左側段部41に沿う形状であって、所定位置まで移動されたパネルカバー25のトップカバー23に対する移動を規制するための規制部48を備えている。
【0022】
このように、ガイド部47と規制部48とを持つ位置決めリブ46を形成することにより、トップカバー23が本体フレーム22を覆うときには、先ず、ガイド部47が、パネルカバー25の右側段部40および左側段部41に当たり、ガイド部47に沿ってパネルカバー25を所定の位置まで移動させた後に、規制部48によって、その移動されたパネルカバー25を位置固定することができる。そのため、トップカバー23が本体フレーム22を覆うときには、パネルカバー25を、所定の位置に円滑に誘い込んでから、しっかりと固定することができ、トップカバー23の開口28内において、パネルカバー25の位置固定を円滑かつ確実に行なうことができる。このとき固定されるパネルカバー25の左右方向の所定位置は、パネルカバー25の右側端部38とトップカバー23の開口28の右縁との間、およびパネルカバー25の左側端部39とトップカバー23の開口28の左縁との間に、等間隔の隙間が形成されるような位置にしておく。
【0023】
このように構成すると、トップカバー23が本体フレーム22を覆う状態としたときに、トップカバー23の開口28内において、本体フレーム22に移動可能に支持されるパネルカバー25の位置がこのときにはじめて固定されることになる。したがって、各部材の寸法を厳密に管理せずとも、トップカバー23によって本体フレーム22を覆うのみで、パネルカバー25は常に所望の位置に配置されることとなり、また、長期の使用により、各部材の寸法誤差が次第に生じても、その所望の位置を保つことができる。したがって、簡易な構成にもかかわらず、図2に示すように、パネルカバー25は、そのパネルカバー25の周端縁が、トップカバー23の開口28の周端縁から略等間隔で配置されることができ、トップカバー23の開口28において、常にバランスよく良好に配置され、その外観を良好に保つことができる。
【0024】
また、本実施形態では、図1に示したように、本体フレーム22内の幅方向に、熱源としての定着ユニット24が設置されており、定着ユニット24の長手方向の端部側に位置される本体フレーム22に、パネルカバー25が支持されている。このような配置においては、定着ユニット24による熱の発生により、本体フレーム22が左右方向(定着ユニット24の長手方向)に伸縮し、本体フレーム22の寸法が大きく狂うことがあり、そのためパネルカバー25の位置が大きく変動することがある。しかし、このような場合にも、本実施形態においては、パネルカバー25は本体フレーム22に固定されることなく移動可能に支持されており、トップカバー23によって本体フレーム22を覆うことによって、パネルカバー25を位置固定するので、パネルカバー25を常に所望の位置に保持させることができる。したがって、パネルカバー25が、定着ユニット24の長手方向の端部側において本体フレーム22に支持されていても、パネルカバー25は、トップカバー23の開口28において、常にバランスよく良好に配置されることができ、その外観を良好に保つことができる。
【0025】
また、本実施形態では、本発明のパネルの取付け構造を、画像形成装置としてのプリンタ21に適用している。プリンタ21では、ボタンスイッチ26や各種の表示ランプ27が設けられる基板16を、トップカバー23とは別のパネルカバー25で覆うことが多く、また、このようなボタンスイッチ26や各種の表示ランプ27が設けられる部分は、プリンタ21を使用する者が、操作のために必ず見る部分であるため、その外観を良好に保つ必要がある。そのため、本発明のパネルの取付け構造を、このようなプリンタ21に適用することによって、外観が良好なプリンタ21を、簡易な構成でかつ低コストで製造することができる。なお、本発明のパネルの取付け構造は、画像形成装置以外の構造物に適用できることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、各部材の寸法を厳密に管理せずとも、メインパネルによってフレームを覆えば、メインパネルに設けられる移動規制手段によって、サブパネルは常に所望の位置で固定されることとなり、また、長期の使用により、各部材の寸法誤差が次第に生じても、その所望の位置を保つことができる。したがって、簡易な構成にもかかわらず、サブパネルは、メインパネルの開口において、常にバランスよく良好に配置されることができ、その外観を良好に保つことができる。
そして、メインパネルがフレームを覆うときに、ガイド部によって、サブパネルをメインパネルに対する所定の位置に円滑に誘い込んでから、規制部によって、その位置でしっ かりと固定することができる。したがって、メインパネルの開口内において、サブパネルの位置固定を円滑かつ確実に行なうことができる。
【0027】
請求項2に記載の発明によれば、熱源の熱がフレームに伝わって、フレーム自体が伸縮してしまい、その寸法が狂うことがあっても、サブパネルを常に所望の位置に配置することができる。したがって、サブパネルは、メインパネルの開口において、常にバランスよく良好に配置されることができ、その外観を良好に保つことができる。
【0028】
請求項3に記載の発明によれば、各部材の寸法を厳密に管理せずとも、第1のカバーによってフレームを覆えば、第1のカバーに設けられる移動規制手段によって、第2のカバーは常に所望の位置に固定されることとなり、また、長期間使用して、各部材の熱歪みにより生じた寸法誤差が次第に大きくなっても、その所望の位置を保つことができる。したがって、簡易な構成にもかかわらず、第2のカバーは、第1のカバーの開口において、常にバランスよく良好に配置されることができ、画像形成装置において、操作をする者が必ず見る部分である操作部に、このような構成を採用することで、画像形成装置の良好な外観を維持することができる。
【0029】
請求項4に記載の発明によれば、画像定着手段が発生する熱によって、その画像定着手段の長手方向の端部側に位置されるフレームに大きな寸法の狂いが生じても、第2のカバーを常に所望の位置に保持させることができる。したがって、第2のカバーは、第1のカバーの開口において、常にバランスよく良好に配置されることができ、画像形成装置の良好な外観を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルの取付け構造の一実施形態を適用したプリンタの外観を示す上面図である。
【図2】パネルカバーを含むプリンタの要部を示す上面図である。
【図3】図2に示すパネルカバーの上面図である。
【図4】図2に示すパネルカバーの側面図である。
【図5】図2に示すパネルカバーの正面図である。
【図6】図2に示すプリンタの要部のX1−X1断面図である。
【図7】図2に示すプリンタの要部のX2−X2断面図である。
【図8】図2に示すプリンタの要部のY1−Y1断面図である。
【図9】パネルカバーを含むプリンタの従来例であって、図2に対応した図である。図である。
【図10】パネルカバーが偏って配置された状態を示す、図9に対応した図である。
【符号の説明】
16 基板
21 プリンタ
22 本体フレーム
23 トップカバー
24 定着器
25 パネルカバー
28 開口
30 支持フレーム
46 位置決めリブ
47 ガイド部
48 規制部
Claims (4)
- フレームを覆うように、メインパネルと前記メインパネルに設けられた開口を閉じるように位置するサブパネルとからなるパネルを取付ける、パネルの取付け構造であって、
前記サブパネルは、前記フレームに対して移動可能に支持されて前記フレームに取り付けられ、
前記メインパネルには、前記フレームに前記サブパネルが移動可能に支持された状態で、前記メインパネルを、前記フレームを覆うように取り付けるときに、前記開口内において前記サブパネルを前記メインパネルに対する所定の位置まで移動させるように案内するガイド部と、前記ガイド部により前記所定位置まで移動された前記サブパネルの前記メインパネルに対する移動を規制するための規制部とを備えた移動規制手段が設けられていることを特徴とする、パネルの取付け構造。 - 前記フレーム側には、熱源が設置されている、請求項1に記載のパネルの取付け構造。
- 記録媒体上に記録剤を付着させて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により前記記録剤が付着された前記記録媒体を加熱して画像を定着する画像定着手段と、前記画像形成手段および前記画像定着手段が取り付けられるフレームとを有する画像形成装置であって、
前記画像形成装置は、前記フレームを覆う第1のカバーと、前記第1のカバーに設けられた開口を閉じるように位置し、かつ前記フレームに支持される操作部を覆う第2のカバーを有するとともに、
前記第2のカバーは、前記フレームに対して前記第2のカバーの延びる方向に移動可能に支持されて前記フレームに取り付けられ、
前記第1のカバーには、前記フレームに前記第2のカバーが移動可能に支持された状態で、前記第1のカバーを、前記フレームを覆うように取り付けるときに、前記開口内において前記第2のカバーを前記第1のカバーに対する所定の位置まで移動させるように案内するガイド部と、前記ガイド部により前記所定位置まで移動された前記第2のカバーの前記第1のカバーに対する移動を規制するための規制部とを備えた移動規制手段が設けられていることを特徴とする、画像形成装置。 - 前記第2のカバーは、前記画像定着手段の長手方向の端部側において前記フレームに支持されている、請求項3に記載の画像形成装置。
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