JPH0972362A - ブレーキステータ - Google Patents

ブレーキステータ

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Publication number
JPH0972362A
JPH0972362A JP7246900A JP24690095A JPH0972362A JP H0972362 A JPH0972362 A JP H0972362A JP 7246900 A JP7246900 A JP 7246900A JP 24690095 A JP24690095 A JP 24690095A JP H0972362 A JPH0972362 A JP H0972362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
coil
stator
brake
brake stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP7246900A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Hosaka
興平 保坂
Jiichi Miki
治一 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKI PUURII KK
Miki Pulley Co Ltd
Original Assignee
MIKI PUURII KK
Miki Pulley Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルの絶縁固定部分と摩擦面構成部分とを
一体成形してブレーキステータの製作工程を少なくし、
製作時間の短縮化を図るとともに、ブレーキステータの
部品点数を少なくしてブレーキステータの品質の向上を
図る。 【解決手段】 ステータボディ2の溝6にコイル10を
置き、この溝6内に熱可塑性樹脂であるPPS(ポリフ
ェニレンサルファイド)を射出成形によって充填し、溝
6にコイル10を固定するとともに溝6の開口部にPP
Sによる摩擦平面14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁ブレーキに用い
られるブレーキステータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキステータは、ステータボ
ディのコイル収納溝にコイルを遊嵌配置し、この溝にエ
ポキシ材を充填させてコイルを絶縁固定化するととも
に、エポキシ材に摩擦材を接着材を用いて固着し、この
摩擦材によって摩擦平面を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コイルの絶縁、固定材
として用いられるエポキシ材は、硬化前は、粘度のある
液状であるため、取扱いがやっかいであり、特に作業者
の手や服につくとなかなかとれず、エポキシ材を用いた
作業が容易でなかった。また、摩擦材をステ−タボデイ
に固定するためには、溝加工が必要であり、摩擦材とエ
ポキシ材とは接着材を用いて固定するため、その工数が
多くかかり接着不良時の摩擦材の回転が問題であった。
さらにまた、エポキシ材を硬化させるのに時間がかかる
という問題点が存した。本発明は上記問題点を解決する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、本発
明は、ステータボディ(2)の溝(6)にコイル(1
0)を遊嵌配置し、前記溝(6)内に摩擦材に使用可能
な熱可塑性樹脂例えばPPSを射出成形によって充填
し、該熱可塑性樹脂によって前記コイル(10)を前記
溝(6)内に絶縁固定するとともに、前記溝(6)の開
口部に前記熱可塑性樹脂の摩擦平面(14)を形成した
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
した図面を参照して詳細に説明する。2はブレーキステ
ータ4のステータボディであり、その管状肉厚部2a
に、円周方向にコイル収納用の溝6が穿設されている。
前記溝6の開口側の所定範囲は、ブレーキアーマチュア
8との対向面積を広げるため、コイル収納部分6aより
も幅方向に拡大された拡大部分6bが形成されている。
【0006】前記溝6のコイル収納部分6aにはコイル
10が収納されている。前記溝6のコイル収納部分6a
と拡大部分6bには、絶縁固定材と摩擦材としての特性
を有する熱可塑性樹脂材であるポリフェニレンサルファ
イド(PPS)が射出成形によって充填されている。こ
のポリフェニレンサルファイド即ちPPS12は、耐熱
性に優れ、摩擦係数が大きく、コイル10の絶縁と固定
化を行うとともに、溝6の拡大部分6bに充填された部
分が摩擦材として機能する。
【0007】また、このPPS12はエポキシ材に比し
硬化時間が短く、且つ膨張係数が小さいという特性を有
する。前記溝6の拡大部分6b内のPPS12には、ス
テータボデイ2の管状肉厚部2aの端面と略同一平面の
摩擦平面14が形成されている。前記熱可塑性樹脂はP
PS以外にも、耐熱性および摩擦係数が摩擦材として仕
様があえば、仕様可能である。
【0008】
【発明の効果】本発明は上述の如く、ブレーキステータ
のボディの溝にコイルを置いて該溝に熱可塑性樹脂を一
体成形し、該熱可塑性樹脂でコイルの絶縁固定化を行う
とともに該熱可塑性樹脂で摩擦平面を形成するようにし
たので、ブレーキステータの製作工程が省け、製作時間
を短縮することができる。また、材料部品が省け、構造
がシンプル化されるとともに、熱膨張係数が小さいこと
で摩擦平面の変形が少ないことで、熱によるトルク変動
が従来よりも少ないというブレ−キの品質が安定する等
の効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレーキステータの縦断面図である。
【図2】ブレーキの一部を切り欠いた外観図である。
【符号の説明】
2 ステータボディ 2a 管状肉厚部 4 ブレーキステータ 6 溝 8 ブレーキアマチュア 10 コイル 12 PPS(ポリフェニレンサルファイド) 14 摩擦平面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータボディ(2)の溝(6)にコイ
    ル(10)を遊嵌配置し、前記溝(6)内にPPSなど
    の熱可塑性樹脂を射出成形によって充填し、該熱可塑性
    樹脂によって前記コイル(10)を前記溝(6)内に絶
    縁固定するとともに、前記溝(6)の開口部に前記熱可
    塑性樹脂の摩擦平面(14)を形成したことを特徴とす
    るブレーキステータ。
JP7246900A 1995-08-31 1995-08-31 ブレーキステータ Pending JPH0972362A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6753628B1 (en) * 1999-07-29 2004-06-22 Encap Motor Corporation High speed spindle motor for disc drive

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6753628B1 (en) * 1999-07-29 2004-06-22 Encap Motor Corporation High speed spindle motor for disc drive

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