JPH0140306Y2 - - Google Patents

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JPH0140306Y2
JPH0140306Y2 JP1983124116U JP12411683U JPH0140306Y2 JP H0140306 Y2 JPH0140306 Y2 JP H0140306Y2 JP 1983124116 U JP1983124116 U JP 1983124116U JP 12411683 U JP12411683 U JP 12411683U JP H0140306 Y2 JPH0140306 Y2 JP H0140306Y2
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JP
Japan
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magnet
yoke
bracket
protrusion
flange
Prior art date
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JP1983124116U
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JPS6031144U (ja
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はモータのヨークの内径部に収納するマ
グネツト固定構造の改善に関するものである。
従来におけるモータのマグネツト固定構造は、
第1図に図示する如く、2分割したマグネツト
1,1の背面又はヨーク2の内周面にエポキシ系
等の接着剤3を塗布してヨーク2の内径部に挿入
し、内周面に設けた突起4に突き当て或いは、接
着治具によつて位置決めした後、スプリング5に
よつて仮止めしてから電気炉に入れ、加熱乾燥し
て接着剤3を硬化させヨーク2の内周面にマグネ
ツト1,1を接着固定していた。しかし、このマ
グネツトの固定構造には次の様な欠点があつた。
接着剤の塗布作業及び接着剤が硬化するまで
のマグネツトの仮止め管理作業等が非能率的で
ある上、接着力の均一的な強度確保をする為の
接着剤の管理が難かしかつた。
ヨークの内周面に接着固定されたマグネツト
は、落下等の衝撃に対して割れ易く、特に突き
出したマグネツトの隅部に組付けするロータが
当たるなどすると簡単に欠ける欠点があつた。
組付け後に欠け落ちたマグネツト片が、回転
するロータとマグネツト間のエアーギヤツプに
挟まつてモータをロツクさせると言う危険性が
あつた。
本考案は上記の不具合に鑑みなされたもので、
ヨークの内径部に配置するマグネツトの固定を一
体樹脂成形してなるマグネツトカバーに収納して
ヨークの内部に固定するモータのマグネツト固定
構造を提供するものである。
以下本考案に係るモータのマグネツト固定構造
についての一実施例を図面に基づき説明する。第
2図イにおいて、11は一体樹脂成形してなる筒
状のマグネツトカバーで詳細は後述する。12は
2分割された円弧状のマグネツトで、一方の軸方
向端の中央には凹溝24が形成されている。13
はカツプ状のヨークで、その底部にはマグネツト
カバー11を位置決めするボス22が本実施例の
場合2個打ち出されている。26はヨーク13の
一端を閉塞するフロントブラケツトでヨーク13
の開口にインロー嵌合するようになつている。マ
グネツトカバー11は、マグネツト12の内面が
当接する筒部15、上下一対のフランジ18,2
0、側壁17で構成されている。筒部15は樹脂
厚をできるだけ薄く(例えば0.1〜0.3m/m程
度)成形されており、側壁17はマグネツト12
の側面を覆うとともに樹脂厚を薄く成形している
筒部15の枠としてマグネツトカバー11の縦方
向の補強リブにもなつている。本実施例ではスル
ーボルト14がヨーク13の内側を挿通する構造
になつているため、マグネツトカバー11の側壁
17間にはこのスルーボルト14が通る凹溝16
が形成されている。上部のフランジ18は周方向
へ適宜間隔をもつて切溝19を穿設して可撓自在
になつており、分割されたフランジ18にはブラ
ケツト26側に突出する突起28が形成されると
ともに、マグネツト12の凹部24と嵌合する凸
部25が突起28と反対側に形成されている。下
部のフランジ20には第2図ロに図示する如く、
マグネツトカバー11やフランジ20が撓むこと
を防ぐ複数のリブ21が形成され、一部のリブ2
1にはヨーク13のボス22と嵌合する穴23が
設けられている。
次に組付けについて説明する。マグネツトカバ
ー11の筒部15の側壁17、上下のフランジ1
8,20に囲まれた空間にマグネツト12を配設
し、マグネツトカバー11とマグネツト12とを
ヨーク13に嵌挿する。マグネツトカバー11は
そのリブ21の穴23がヨーク13の底部のボス
22に嵌合し、ヨーク13に対して位置決めされ
る。そして、マグネツト12は、マグネツトカバ
ー11の筒部15、側壁17、上下のフランジ1
8,20、ヨーク13の内周面に包囲されるとと
もに、フランジ18の凸部25とマグネツト12
の凹部とが嵌合し位置決めされる。ブラケツト2
6をヨーク13に嵌着しスルーボルト14によつ
て締め付けると、ブラケツト26の端面27がマ
グネツトカバー11のフランジ18に形成した突
起28に当接し、フランジ18を撓ませてマグネ
ツト12をフランジ18,20間に挟持する状態
になり、マグネツト12に多少の寸法誤差が生じ
ても問題なく吸収され弾性的に押えつけられる。
このようにマグネツト12はヨーク13の内周
面に支持固定されるが、必要に応じて接着剤等を
充填する時には、フランジ18側から充填剤を充
填すると切溝19からマグネツトカバー11、マ
グネツト12、ヨーク13の間へ浸入し効率よく
固着することができる。
尚、本実施例ではスルーボルト14がヨーク1
3の内側を挿通する場合を示したが、本実施例に
限らずスルーボルト14をヨーク13の外側に配
置してもよく、この場合にはマグネツトカバー1
1の側壁17間の凹溝16を省略できる。
以上に詳述する如く、本考案に係るモータのマ
グネツト固定構造は、マグネツトをマグネツトカ
バーに収納し、ヨークに圧挿入により組込み固定
する機械的な固定構造で、マグネツトは樹脂特有
の弾力性に富んだマグネツトカバーによつて包囲
される為、組付けの際マグネツトに割れが発生し
て破片が抜け落ちることもない。例え、落下衝撃
等によつてマグネツトに割れが発生したとしても
破片の抜け落ちを防止する為、ロータのギヤツプ
に破片が挟まりモータをロツクに導くことはな
い、又組付け作業等も非常に簡単になる為、量産
性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来におけるモータのマグネツト固
定構造説明図、第2図、イ,ロは、本考案に係る
モータのマグネツト固定構造説明図。 符号の説明、1:マグネツト、2:ヨーク、
3:接着剤、4:突起、5:スプリング、11:
マグネツトカバー、12:マグネツト、13:ヨ
ーク、14:スルーボルト、15:筒部、16:
凹溝、17:側壁、18:フランジ、19:切
溝、20:フランジ、21:リブ、22:ボス、
23:穴、24:凹部、25:凸部、26:フロ
ントブラケツト、27:ブラケツト端面、28:
突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カツプ状のヨーク13、このヨーク13の内周
    に配置されるマグネツト12、このマグネツト1
    2の内周面および軸方向両端面を蔽うマグネツト
    カバー11、ヨーク13の開口端側を閉塞するよ
    うにスルーボルト14によつて固着されたブラケ
    ツト26とを備えるモータにおいて、マグネツト
    カバー11は筒状に一体樹脂成形されるととも
    に、マグネツト12の内面が当接する筒部15、
    上下一対のフランジ18,20および側壁17と
    を有し、ヨーク13の底部側に位置するフランジ
    20にはリブ21を形成し、このリブ21にヨー
    ク13の底部に突出したボス22に嵌合する穴2
    3を形成し、ブラケツト側に位置するフランジ1
    8には切溝19、ブラケツト26側へ突出しブラ
    ケツト26の端面27と当接する突起28および
    この突起28と反対側に突出しマグネツト12の
    凹部24に係合する凸部25を形成したことを特
    徴とするモータのマグネツト固定構造。
JP12411683U 1983-08-10 1983-08-10 モ−タのマグネット固定構造 Granted JPS6031144U (ja)

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JP12411683U JPS6031144U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 モ−タのマグネット固定構造

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JP12411683U JPS6031144U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 モ−タのマグネット固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031144U JPS6031144U (ja) 1985-03-02
JPH0140306Y2 true JPH0140306Y2 (ja) 1989-12-01

Family

ID=30283062

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JP12411683U Granted JPS6031144U (ja) 1983-08-10 1983-08-10 モ−タのマグネット固定構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921528U (ja) * 1972-05-24 1974-02-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55170870U (ja) * 1979-05-25 1980-12-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921528U (ja) * 1972-05-24 1974-02-23

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JPS6031144U (ja) 1985-03-02

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