JPH0972265A - 自動車用スタータ及びその取り付け方法 - Google Patents
自動車用スタータ及びその取り付け方法Info
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- JPH0972265A JPH0972265A JP22885695A JP22885695A JPH0972265A JP H0972265 A JPH0972265 A JP H0972265A JP 22885695 A JP22885695 A JP 22885695A JP 22885695 A JP22885695 A JP 22885695A JP H0972265 A JPH0972265 A JP H0972265A
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Abstract
ームの変更を不要とした自動車用スタータ及びその取り
付け方法を提供する。 【解決手段及び発明の効果】エンジンの側壁2に開口さ
れたスタータ嵌合孔20にスタータモータ1のヨーク1
3を密合させ、更に、取り付けステー3によりエンジン
の側壁2の外側面22とヨーク13の外周面とを固定す
る。本構成によれば、自動車用スタータ1の取り付けフ
レーム(スタ−タハウジング)14はスタータ1全体を
エンジンの側壁2に固定するベース部材としての機能を
もつ必要がなく、取り付けフレーム14の重量や強度を
従来より格段に軽減することができる。また、ヨーク1
3は径が一定であるのでエンジン機種やエンジンルーム
設計に応じて所望の位置まで自由に軸方向に変位させる
ことができる。
Description
及びその取り付け方法に関する。
図6を参照して説明する。内燃機関(エンジン)本体の
側壁100の外側面101は平坦加工されたスタータ取
り付け面となっており、側壁100にはスタータ嵌合孔
2aがリングギヤ1aに近接して設けられている。スタ
ータ200は、スタータモータ4aに一体に組付けされ
た取り付けフレーム5aを有し、取り付けフレーム5a
に形成された円柱形状のインロ−部(嵌合突起)60a
は側壁100のスタータ嵌合孔2aに挿入されている。
その後、ピニオン3aとリングギヤ1aとの噛合を可能
とするために、取り付けボルト9aが取り付けフレーム
5aから張り出したフランジ部7aの取り付け穴8aに
挿入された後、内燃機関の側壁100の取り付けボルト
穴に締結される。
は、エンジンブロックやクラッチハウジングなどの側壁
に開口されたスタータ嵌合孔や取り付けボルト穴に合致
した形状の取り付けフレーム(スタータハウジングとも
いう)を上記側壁に固定している。従来の取り付けフレ
ームは複雑な形状を有する鋳造部品であって、しかもエ
ンジン振動、スタータの駆動、ピニオンとリングギヤと
の噛合などにおいて取り付けフレームが撓んだり変形し
たりするのを防止する必要があり、鉄又はアルミなどの
金属を素材として高強度、大重量に作製されている。
ンルーム内のスタ−タ設置用のスペースは車種毎に異な
るので、それに合わせてスタータ嵌合孔と取り付けボル
ト穴との相対位置関係や、側壁のスタ−タ取り付け面か
らリングギヤまでの軸方向距離などが変動するため、従
来はほとんどの場合においてエンジンの種類が変わる毎
に取り付けフレーム(スタ−タハウジング)を新たに準
備する必要があった。このような多種類の取り付けフレ
ームの準備と製造は、製造工程の複雑化の点で大きな問
題となっていた。
で自動車用スタータの軽量化が困難となっていた。ま
た、従来の自動車用スタータでは、金属鋳造品である取
り付けフレームは、スタータ嵌合孔に嵌合する外周面や
側壁100の取り付け面200に当接する面を切削加工
して精度を確保するのが通常である。しかしながら、こ
のような精密切削加工作業を一々、行うことは、製造工
程の複雑化及び費用の増加の点で大きな問題となってい
た。更に、最近におけるスタータモータの小型高回転化
に伴い、スタータモータの冷却性能の向上が一層重要と
なっている。
あり、エンジンの機種変更にかかわらず取り付けフレー
ムの変更を不要とした自動車用スタータ及びその取り付
け方法を提供することをその第1の目的としている。ま
た、本発明は取り付けフレームの撓みや変形を抑止しつ
つ取り付けフレームの軽量化が可能な自動車用スタータ
及びその取り付け方法を提供することをその第2の目的
としている。また、本発明はがた増大を回避しつつ取り
付けフレームの作製工程簡素化を実現可能な自動車用ス
タータ及びその取り付け方法を提供することをその第3
の目的としている。更に、本発明はスタータモータの冷
却性の向上が可能な自動車用スタータ及びその取り付け
方法を提供することをその第4の目的としている。
第1の構成は、エンジン(エンジン付属装置例えばクラ
ッチハウジングを含む)の側壁に開口されたスタータ嵌
合孔にヨークが密合するスタータモータと、前記エンジ
ンの取り付けボルト穴に締結されるとともに前記ヨーク
の外周面に固定される取り付けステーとを備えることを
特徴とする自動車用スタータである。本構成によれば、
以下の作用効果を奏する。
のヨークがエンジンの側壁に開口されたスタータ嵌合孔
に密合(いんろう嵌合)して自動車用スタータの径方向
への変位不能に保持されるので、自動車用スタータの取
り付けフレーム(スタ−タハウジング)はスタータ全体
をエンジンの側壁に固定するベース部材としての機能を
もつ必要がなく、取り付けフレームの重量や強度を従来
より格段に軽減することができる。また、ヨークは径が
一定であるのでエンジン機種やエンジンルーム設計に応
じて所望の位置まで自由に軸方向に変位させることがで
きる。言い換えれば、リングギヤとエンジンの側壁の取
り付け面との間の距離の変化に対応することができる。
また、スタータモータで生じる発熱はヨークからこのス
タータ嵌合孔を通じてエンジン(又はクラッチハウジン
グ)の側壁に直接伝達でき、スタータモータの冷却性が
向上する。
の外側面とは取り付けステーにより軸方向相対変位不能
に固定、締結されるので、ヨークの位置決め、固定が簡
単であり、また、側壁に対する自動車用スタータの軸方
向相対位置の変更も容易に実現することができる。更
に、取り付けフレームにスタータ嵌合孔や取り付け面を
切削加工により形成する手間を省くことができる。
自動車用スタータの取り付け方法において更に、前記取
り付けステーの形状を変更することにより前記側壁と前
記ヨークとの相対位置を調節することを特徴としてい
る。たとえば、取り付けステーの取り付けボルト穴の位
置や取り付けステーの厚さを調節すれば、側壁の取り付
けボルト穴の位置が変更されたり、側壁の外側面とリン
グギヤとの距離が変化しても、自動車用スタータの取り
付けが可能となる。
自動車用スタータの取り付け方法において更に、前記ヨ
ークに対する前記取り付けステーの固定位置を変更する
ことにより前記側壁と前記ヨークとの相対位置を調節す
ることを特徴としている。たとえば、ヨークに取り付け
ステーを固定する取り付けボルト穴の位置を代えれば、
側壁の外側面とリングギヤとの距離が変化しても、自動
車用スタータの取り付けが可能となる。
例に基づいて説明する。
取り付け方法を図1〜図3を参照して説明する。1は自
動車用スタータであって、モータ部(スタータモータ)
10と、スタータ機構部11とマグネットスイッチ部1
2とからなる。
ク13内に収容されている。ヨーク13は軟鉄からなる
円筒形状を有して静止磁路をなしており、ヨーク13の
外周面には取り付けボルト穴16が形成されている。ス
タータ機構部11は、ヨーク13の前端面に固定されて
そのフロントブラケットを兼ねるスタ−タハウジング1
4と、スタ−タハウジング14内に収容される減速機構
(図示せず)と、前記減速機構を通じてモータ部10に
より駆動されるピニオン15とを有している。スタータ
機構部11は実際には更に複雑な機構を有しているが、
スタータ機構部11の構造及び動作自体は要旨ではなく
周知であるのでこれ以上の図示及び説明は省略する。6
はリングギヤである。マグネットスイッチ部12は、ヨ
ーク13の後端面に固定されてそのリヤブラケットを兼
ねるエンドフレーム15と、エンドフレーム15内に収
容されるマグネットスイッチ(図示せず)とを有してい
る。マグネットスイッチ自体の構造及び動作は周知であ
るのでこれ以上の説明は省略する。7はターミナルであ
る。
合孔20とその周囲に一対の取り付けボルト穴21とを
有している。3は2個の取り付けステーであって、鋼鉄
を素材とするL字(アングル)板からなる。取り付けス
テー3は図3に示すように、一対の取り付けボルト貫通
穴31、32を有している。33は取り付けステー3の
平坦な第1の取り付け面であって側壁の外側面(取り付
け面)22に密接している。34は部分円筒面からなる
取り付けステー3の第2の取り付け面であって、ヨーク
13の外周面に密接している。
付けステー3の取り付けボルト貫通穴31を貫通して側
壁2の取り付けボルト穴22に締結されている。5は第
2の取り付けボルトであって、取り付けステー3の取り
付けボルト貫通穴32を貫通してヨーク13の外周面の
取り付けボルト穴16に締結されている。これより、自
動車用スタータ1がエンジンの側壁1に固定される。
肉厚を変更すれば、リングギヤ6と側壁2との距離の変
更を吸収することができる。ヨーク13の取り付けボル
ト穴16の位置を変更しても同じ作用効果を奏すること
ができる。また、自動車用スタータ1の軸方向の重心は
ヨーク13内にあるので、自動車用スタータ特にそのモ
ータ部の振動が低減される。
イッチ部12とが軸方向にタンデム配置された構造のス
タータについて説明したが、マグネットスイッチ部12
の配置位置は自動車用スタータの側壁2への固定に支障
がなければ変更可能である。また、取り付けステー3の
形状としては各種形状が可能であり、また取り付けステ
ー3をヨーク13に固定するには、上述したボルト固定
の他、かしめ、圧入溶接など既知の各種固定方式を適用
可能である。
アルミ鋳物で形成されるが、加えられる荷重が大幅に低
減できることから樹脂成形などで作製することができ
る。 (実施例2)他の実施例を図4を参照して説明する。こ
の実施例では、ヨーク13に偏心リング8が例えば圧入
などの方法で嵌着されており、この偏心リング8がエン
ジンの側壁のスタータ嵌合孔2に密合している。したが
って、この偏心リング8は本発明でいうヨークに包含さ
れる構成要素又はエンジンの側壁2に包含される構成要
素である。
軸方向に直角な方向への変位も可能となる。 (実施例3)他の実施例を図5を参照して説明する。こ
の実施例では、取り付けステー9をヨーク13に嵌着さ
れたボス部90とこのボス部90の一端に形成されたフ
ランジ部91とをもつフランジ形状とし、抵抗溶接又は
かしめによりヨーク13に固定するものである。このよ
うにすれば、取り付けステー9を単一の部材とすること
ができ、取り付け工程が簡素となる。
す側面図である。
図であり、(b)はその正面図である。
示す正面図である。
示す正面図である。
正面図である。
ーク、20はスタータ嵌合孔、21は側壁2に形成され
た取り付けボルト穴、3は取り付けステー。
Claims (3)
- 【請求項1】エンジンの側壁に開口されたスタータ嵌合
孔にヨークが密合するスタータモータと、前記エンジン
の取り付けボルト穴に締結されるとともに前記ヨークの
外周面に固定される取り付けステーとを備えることを特
徴とする自動車用スタータ。 - 【請求項2】前記取り付けステーの形状を変更すること
により前記側壁と前記ヨークとの相対位置を調節する請
求項1記載の自動車用スタータの取り付け方法。 - 【請求項3】前記ヨークに対する前記取り付けステーの
固定位置を変更することにより前記側壁と前記ヨークと
の相対位置を調節する請求項1記載の自動車用スタータ
の取り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22885695A JP3570582B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 自動車用スタータ及びその取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22885695A JP3570582B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 自動車用スタータ及びその取り付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972265A true JPH0972265A (ja) | 1997-03-18 |
JP3570582B2 JP3570582B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=16882960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22885695A Expired - Fee Related JP3570582B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 自動車用スタータ及びその取り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3570582B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014074392A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用スタータの取付構造 |
JP2014196681A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のクランクケース構造 |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP22885695A patent/JP3570582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014074392A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用スタータの取付構造 |
JP2014196681A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のクランクケース構造 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3570582B2 (ja) | 2004-09-29 |
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