JPH0972166A - 扉 - Google Patents
扉Info
- Publication number
- JPH0972166A JPH0972166A JP25469395A JP25469395A JPH0972166A JP H0972166 A JPH0972166 A JP H0972166A JP 25469395 A JP25469395 A JP 25469395A JP 25469395 A JP25469395 A JP 25469395A JP H0972166 A JPH0972166 A JP H0972166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel material
- synthetic resin
- metal
- panel
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
軽量であって反りの心配の無い、施工性と取扱性に優れ
る扉に関する。 【構成】 合成樹脂性発泡板の両面へ金属箔及び表面材
を貼り合わせてパネル材を形成し、凹溝を有する金属製
端材を前記パネル材の両縦縁に装着したことを特徴とし
ている。これにより極めて簡単に軽量な扉が形成され、
反りを防ぎ、施工性及び装着性を向上せしめる。
る扉に関する。 【構成】 合成樹脂性発泡板の両面へ金属箔及び表面材
を貼り合わせてパネル材を形成し、凹溝を有する金属製
端材を前記パネル材の両縦縁に装着したことを特徴とし
ている。これにより極めて簡単に軽量な扉が形成され、
反りを防ぎ、施工性及び装着性を向上せしめる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、家具、厨房、建具等に
好適に使用することができる扉に関し、具体的には温
度、湿度の変化による反りの心配の無い、軽量で施工性
が良く取り扱いの簡単な扉に関する。
好適に使用することができる扉に関し、具体的には温
度、湿度の変化による反りの心配の無い、軽量で施工性
が良く取り扱いの簡単な扉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、木質集成材、ハニカムコア等から
なるパネル面上に壁紙、クロス、板紙等の表面化粧材を
貼り合わせた後に、その周縁に木質製の框材を嵌め込み
形成した扉が家具、厨房、建具等に使用されている。昨
今ではこのような扉が仕切り材あるいは収納家具の扉と
しても用いられるようになっており、スムースな開閉と
取付支持部の負担を少なくするために軽量な扉が要求さ
れている。このような要求のために、実開昭５８−５２
２９３号公報に示すように、軽量な合成樹脂製発泡板を
芯材としてこの表裏面に金属及び紙材等の化粧板を貼り
合わせ形成したパネル材が開発され実用に付されてい
る。
なるパネル面上に壁紙、クロス、板紙等の表面化粧材を
貼り合わせた後に、その周縁に木質製の框材を嵌め込み
形成した扉が家具、厨房、建具等に使用されている。昨
今ではこのような扉が仕切り材あるいは収納家具の扉と
しても用いられるようになっており、スムースな開閉と
取付支持部の負担を少なくするために軽量な扉が要求さ
れている。このような要求のために、実開昭５８−５２
２９３号公報に示すように、軽量な合成樹脂製発泡板を
芯材としてこの表裏面に金属及び紙材等の化粧板を貼り
合わせ形成したパネル材が開発され実用に付されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな軽量な合成樹脂製発泡板（１ａ）を芯材に用いたパ
ネル材（１）は、図面を基に説明すると、図４に示すよ
うに、確かに軽量であってもその周囲を廻る框材（２）
がパネル材（１）の全体の剛性補強材として機能するた
め重量的に不利となる材料で形成される場合が多く、ま
た現場作業において支持金具（３）を容易にビス等で扉
に取付けさせるためにその上下部の框材（２）を木製と
することも重量を重くする一因であった。
うな軽量な合成樹脂製発泡板（１ａ）を芯材に用いたパ
ネル材（１）は、図面を基に説明すると、図４に示すよ
うに、確かに軽量であってもその周囲を廻る框材（２）
がパネル材（１）の全体の剛性補強材として機能するた
め重量的に不利となる材料で形成される場合が多く、ま
た現場作業において支持金具（３）を容易にビス等で扉
に取付けさせるためにその上下部の框材（２）を木製と
することも重量を重くする一因であった。
【０００４】このように重量の嵩む材料からなる框材
（２）を軽量な合成樹脂発泡材製のパネル材（１）に取
付けると、その框材（２）の重量によって該パネル材
（１）に歪・反りの発生する恐れが有り、そのためにパ
ネル材（１）の四方に強剛性の框材（２）を設けより強
度を高める必要が生じるなど悪循環に陥っていると言え
るものであった。本発明はこのような欠点に鑑み、軽量
で反りの無い取扱の簡単な扉を提供することを目的とし
て開発されたものである。
（２）を軽量な合成樹脂発泡材製のパネル材（１）に取
付けると、その框材（２）の重量によって該パネル材
（１）に歪・反りの発生する恐れが有り、そのためにパ
ネル材（１）の四方に強剛性の框材（２）を設けより強
度を高める必要が生じるなど悪循環に陥っていると言え
るものであった。本発明はこのような欠点に鑑み、軽量
で反りの無い取扱の簡単な扉を提供することを目的とし
て開発されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、図１に示すよ
うに、家具、厨房、建具等に使用する扉であって、図２
に示すように適度の強度を有する合成樹脂製発泡板（１
ａ）の両表面へ剛性のある金属箔（１ｂ）を接着すると
共にその両外側面に表面材（１ｃ）を貼り合わせてパネ
ル材（１）となし、凹溝（４ａ）の設けられた軽量金属
製の端材（４）の該凹溝（４ａ）を前記パネル材（１）
の両側の縦縁に嵌め込み接着し、パネル材（１）の上下
部の補強框材（２）を省略してなることを特徴としてい
る。
うに、家具、厨房、建具等に使用する扉であって、図２
に示すように適度の強度を有する合成樹脂製発泡板（１
ａ）の両表面へ剛性のある金属箔（１ｂ）を接着すると
共にその両外側面に表面材（１ｃ）を貼り合わせてパネ
ル材（１）となし、凹溝（４ａ）の設けられた軽量金属
製の端材（４）の該凹溝（４ａ）を前記パネル材（１）
の両側の縦縁に嵌め込み接着し、パネル材（１）の上下
部の補強框材（２）を省略してなることを特徴としてい
る。
【０００６】
【作用】本発明は、上記したように、パネル材（１）に
軽量な合成樹脂製発泡板（１ａ）を芯材に用いて、この
芯材へ金属箔（１ｂ）及び表面材（１ｃ）を積層せし
め、このパネル材（１）へ軽量金属製の端材（４）を嵌
め込み、図１のような扉を形成しており、従来の扉で欠
くことのできなかったパネル材（１）の上下部の補強框
材（２）を省略することに成功したものである。
軽量な合成樹脂製発泡板（１ａ）を芯材に用いて、この
芯材へ金属箔（１ｂ）及び表面材（１ｃ）を積層せし
め、このパネル材（１）へ軽量金属製の端材（４）を嵌
め込み、図１のような扉を形成しており、従来の扉で欠
くことのできなかったパネル材（１）の上下部の補強框
材（２）を省略することに成功したものである。
【０００７】
【実施例】本発明を実施するに、パネル材（１）を構成
する合成樹脂製発泡板（１ａ）は、スチレン、ウレタン
等からなる合成樹脂発泡板、あるいは炭酸カルシウム、
パーライト等の発泡軽量板を採用し、これによって適度
の剛性を保ちつつ軽量化を図ることができる。
する合成樹脂製発泡板（１ａ）は、スチレン、ウレタン
等からなる合成樹脂発泡板、あるいは炭酸カルシウム、
パーライト等の発泡軽量板を採用し、これによって適度
の剛性を保ちつつ軽量化を図ることができる。
【０００８】この合成樹脂製発泡板（１ａ）の表面に張
り合わされる金属箔（１ｂ）としては、アルミニウム箔
あるいは材料費に優位性を持つ鉄箔等を採用することが
でき、前記アルミニウム箔の場合その厚さを７〜２０ミ
クロンに、鉄箔の場合５０〜１００ミクロンに設定する
と充分な剛性を保持し鋸やナイフでの切断が容易となる
利点を生じる。
り合わされる金属箔（１ｂ）としては、アルミニウム箔
あるいは材料費に優位性を持つ鉄箔等を採用することが
でき、前記アルミニウム箔の場合その厚さを７〜２０ミ
クロンに、鉄箔の場合５０〜１００ミクロンに設定する
と充分な剛性を保持し鋸やナイフでの切断が容易となる
利点を生じる。
【０００９】次に、この金属箔（１ｂ）の表面へ紙、ク
ロス、合成樹脂板あるいはフィルム等の表面材（１ｃ）
が貼り合わされてパネル材（１）を形成する。このパネ
ル材（１）へ嵌め込まれる軽量金属製の端材（４）は通
常安価で成形性の良いアルミニウム材を用いるが、価格
あるいは成形性から金属材と合成樹脂材との複合材を採
用しても差し支えない。
ロス、合成樹脂板あるいはフィルム等の表面材（１ｃ）
が貼り合わされてパネル材（１）を形成する。このパネ
ル材（１）へ嵌め込まれる軽量金属製の端材（４）は通
常安価で成形性の良いアルミニウム材を用いるが、価格
あるいは成形性から金属材と合成樹脂材との複合材を採
用しても差し支えない。
【００１０】この軽量金属製の端材（４）の形状におい
ては、図２及び図３に示すように、パネル材（１）を掴
み固定する凹溝（４ａ）を形成しており、折戸とか間仕
切り扉の場合その一方に連結具（６）の装着可能な奥広
溝（４ｂ）を設けてその各々を連結せしめる構造とする
ことができる。また、図２に示すように、吊り具あるい
は固定具等の金具（５）を取付けることのできる装着部
（４ｃ）をその上下端部へ設けることにより、扉を形成
する全ての重要な構造材が前記軽量金属製の端材（４）
に取付けられることとなり、さらに軽量化を果たすこと
によってパネル材（１）の荷重負担を取り去り、ここで
も反り、ねじれ、あるいは歪が防止される。
ては、図２及び図３に示すように、パネル材（１）を掴
み固定する凹溝（４ａ）を形成しており、折戸とか間仕
切り扉の場合その一方に連結具（６）の装着可能な奥広
溝（４ｂ）を設けてその各々を連結せしめる構造とする
ことができる。また、図２に示すように、吊り具あるい
は固定具等の金具（５）を取付けることのできる装着部
（４ｃ）をその上下端部へ設けることにより、扉を形成
する全ての重要な構造材が前記軽量金属製の端材（４）
に取付けられることとなり、さらに軽量化を果たすこと
によってパネル材（１）の荷重負担を取り去り、ここで
も反り、ねじれ、あるいは歪が防止される。
【００１１】また、本発明の扉を複数突き詰めて使用す
る場合、前記奥広溝（４ｂ）へ外部へ臨むパッキン材
（図示せず）を装着することができ、この構造では仕切
り性と突き音低減に威力を発揮せしめる。また、現場に
おける取付施工性においては、扉の上下部に構造材を配
置していないから極めて容易に造形あるいは寸法出しが
でき、施工作業性の飛躍的な向上を見せる。このパネル
材（１）の上下の端縁については、構造材の直接の露出
を嫌って、コ字形あるいはＬ字形に形成されたの飾り縁
材（図示せず）を装着すると見映えの上から好ましいも
のとなる。
る場合、前記奥広溝（４ｂ）へ外部へ臨むパッキン材
（図示せず）を装着することができ、この構造では仕切
り性と突き音低減に威力を発揮せしめる。また、現場に
おける取付施工性においては、扉の上下部に構造材を配
置していないから極めて容易に造形あるいは寸法出しが
でき、施工作業性の飛躍的な向上を見せる。このパネル
材（１）の上下の端縁については、構造材の直接の露出
を嫌って、コ字形あるいはＬ字形に形成されたの飾り縁
材（図示せず）を装着すると見映えの上から好ましいも
のとなる。
【００１２】
【発明の効果】上記のような構成によって、以下に示す
優れた効果が得られる。本発明の扉は合成樹脂製発泡板
（１ａ）の両表面へ金属箔（１ｂ）が貼り合わされてい
るため、湿気の浸透による反りやねじれを生じることが
ない。また、このパネル材（１）に取付けられる軽量金
属製の端材（４）はその両側縦縁に嵌め込み接着され、
従来のような上下部の補強のための框材（２）を省略し
ているので軽量が保たれ、従ってここでもパネル材
（１）の変形荷重を低減している。
優れた効果が得られる。本発明の扉は合成樹脂製発泡板
（１ａ）の両表面へ金属箔（１ｂ）が貼り合わされてい
るため、湿気の浸透による反りやねじれを生じることが
ない。また、このパネル材（１）に取付けられる軽量金
属製の端材（４）はその両側縦縁に嵌め込み接着され、
従来のような上下部の補強のための框材（２）を省略し
ているので軽量が保たれ、従ってここでもパネル材
（１）の変形荷重を低減している。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明の端部を示す断面図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図４】本発明を用いない従来の扉を示す斜視図であ
る。
る。
１ パネル材 １ａ 合成樹脂製発泡板 １ｂ 金属箔 １ｃ 表面材 ２ 框材 ３ 支持金具 ４ 端材 ４ａ 凹溝 ４ｂ 奥広溝 ４ｃ 装着部 ５ 金具 ６ 連結具
Claims (3)
- 【請求項１】 適度の強度を有する合成樹脂製発泡板の
両表面へ金属箔を接着すると共にその両外側面に表面材
を貼り合わせてパネル材となし、軽量金属からなる端材
の縦方向部に凹溝を設け、該凹溝を前記パネル材の両側
の縦縁に嵌め込み接着してなることを特徴とする扉。 - 【請求項２】 前記軽量金属製端材の縦方向部に連結具
の装着可能な奥広溝を設けてなることを特徴とする請求
項１の扉。 - 【請求項３】 前記軽量金属製端材の上下端部に金具の
取付けられる装着部を設けてなることを特徴とする請求
項１ないし２の扉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25469395A JPH0972166A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25469395A JPH0972166A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 扉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972166A true JPH0972166A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17268554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25469395A Pending JPH0972166A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 扉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0972166A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100334978B1 (ko) * | 1998-04-02 | 2002-05-02 | 가네꼬 히사시 | 포토마스크 및 그 제조방법 |
| JP4530303B1 (ja) * | 2009-10-05 | 2010-08-25 | 金剛産業株式会社 | 金属積層パネル |
| JP2013102620A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Meidensha Corp | 盤の扉構造 |
| WO2021162655A1 (en) * | 2020-02-12 | 2021-08-19 | Alkan Temel | Door edge protecting cover |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP25469395A patent/JPH0972166A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100334978B1 (ko) * | 1998-04-02 | 2002-05-02 | 가네꼬 히사시 | 포토마스크 및 그 제조방법 |
| JP4530303B1 (ja) * | 2009-10-05 | 2010-08-25 | 金剛産業株式会社 | 金属積層パネル |
| JP2011079177A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Kongo Sangyo Kk | 金属積層パネル |
| JP2013102620A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Meidensha Corp | 盤の扉構造 |
| WO2021162655A1 (en) * | 2020-02-12 | 2021-08-19 | Alkan Temel | Door edge protecting cover |
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