JPH0971547A - 潤滑性物質とこれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents

潤滑性物質とこれを用いた磁気記録媒体

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JPH0971547A
JPH0971547A JP25461795A JP25461795A JPH0971547A JP H0971547 A JPH0971547 A JP H0971547A JP 25461795 A JP25461795 A JP 25461795A JP 25461795 A JP25461795 A JP 25461795A JP H0971547 A JPH0971547 A JP H0971547A
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Takahiro Furuya
隆博 古谷
Hiroyuki Mitsuhashi
裕之 光橋
Sayaka Sasamoto
さやか 篠本
Ichiji Miyata
一司 宮田
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、低速、高負荷、低負荷にかかわらず、
接触する2固体間を低摩擦、低摩耗で摺動させることが
でき、しかも環境にやさしい潤滑性物質を得ること、ま
たこの潤滑性物質を潤滑剤として用いて耐久性および走
行性が改善された磁気記録媒体を得ることを目的とす
る。 【解決手段】 潤滑性物質として、非フツ化ブロツクと
フツ化ブロツクとが、一方のブロツクのエポキシ基と他
方のブロツクの水酸基、カルボキシル基またはアミノ基
との反応により、連結されたブロツク体からなり、分子
内に上記反応にて生成する少なくとも1個のエ―テル結
合、エステル結合または炭素−窒素結合を有するものを
使用する。また、非磁性支持体の片面または両面に磁性
層を有し、この磁性層の内部または表面に潤滑剤として
上記構成の潤滑性物質を存在させて磁気記録媒体を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速、低速、高負
荷、低負荷にかかわらず、接触する2固体間を低摩擦、
低摩耗で摺動させる潤滑性物質と、この潤滑性物質を潤
滑剤として用いた磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】接触する2固体間を低摩擦、低摩耗で摺
動させ、機器、装置の使用期間を延ばす目的のため、固
体表面の硬質化と潤滑剤の開発が行われている。とく
に、OA機器の分野では、サイズダウンの要求が強く、
摺動部位には年々精密な機構が採用されている。精密部
品が幅広い環境下で継続的または断続的に摺動する将来
の機器では、これまで以上に摺動開始時、摺動時または
終了時の摩擦、摩耗を低下させ、モ―タなどの負荷を低
下させる必要がある。
【0003】これまで、保護潤滑剤系では、摺動部位に
硬く摩耗しにくい表面層を設けて、潤滑剤としてグリ―
スやオイル状の半固体または液体潤滑剤が用いられてき
た。しかしながら、接触部位の平滑化が進んだ精密機器
においては、未だ、高速、低速、高負荷、低負荷にかか
わらず、接触する2固体間を低摩擦、低摩耗で摺動させ
る潤滑性物質は得られておらず、このため、起動不良や
摺動時に偶発的に摩擦力が急増する問題を回避できなか
つた。
【0004】たとえば、強磁性金属またはそれらの合金
などを真空蒸着などによつて非磁性支持体上に被着して
つくられる強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体では、塗布
型の磁気記録媒体に比べて、磁性層の高抗磁力化や薄膜
化を図りやすく、高密度記録特性にすぐれる反面、靱性
のある結合剤樹脂を用いず、また強磁性金属薄膜や保護
膜の表面活性がよいため、磁気ヘツドとの摩擦係数が大
きくなつて摩耗や損傷を受けやすく、耐久性や走行性に
劣るという難点がある。
【0005】このため、たとえば、特開昭60−854
27号、特開昭62−236118号、特開平2−21
0615号などの公報において、パ―フルオロポリエ―
テル系潤滑剤、フツ化カルボン酸系潤滑剤、部分フツ化
カルボン酸系潤滑剤などの各種の潤滑剤を用いて、これ
らの潤滑剤を強磁性金属薄膜上に存在させて、耐久性お
よび走行性を改善することが提案されている。
【0006】また、磁性粉を樹脂で結合させた塗布型の
磁気記録媒体においても、記録の高密度化が進み、従来
の炭化水素系潤滑剤やシリコン系潤滑剤に代わるすぐれ
た潤滑剤として、上記のようなフツ素系潤滑剤の使用が
望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のフツ
素系潤滑剤によつても、磁気記録媒体の耐久性や走行性
を高度に改善できるものとは必ずしもいえず、しかも、
この種の潤滑剤を磁性層中に含有させ、また磁性層表面
に付着させるには、この潤滑剤をフツ素系有機溶剤に溶
解させて、塗布、浸漬、噴霧などの操作を行わなければ
ならない。フツ素系有機溶剤は、オゾン層の破壊などの
環境破壊につながり、また溶剤が高価なために回収の費
用が必要となるなどの問題点が多い。
【0008】本発明は、上述の事情に鑑み、接触部位の
平滑化が進む将来の精密機器においても、高速、低速、
高負荷、低負荷にかかわらず、接触する2固体間を低摩
擦、低摩耗で摺動させることができ、しかも環境にやさ
しい潤滑性物質を得ること、また、この潤滑性物質を潤
滑剤として用いることにより、耐久性や走行性を高度に
改善した磁気記録媒体を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため、鋭意検討した結果、フツ素系潤滑剤
として、非フツ化ブロツクとフツ化ブロツクとを特定の
官能基同志の反応にて連結してなるブロツク体を用いる
ことにより、汎用の有機溶剤で潤滑剤の塗布、浸漬、噴
霧などの操作が可能となつて、フツ素系有機溶剤の使用
による環境破壊などの弊害を招くことなく、接触する2
固体間を低摩擦、低摩耗で摺動させることができ、ま
た、これをとくに磁気記録媒体用の潤滑剤として用いた
ときには、耐久性および走行性が高度に改善された磁気
記録媒体が得られることを知り、本発明を完成するに至
つたものである。
【0010】すなわち、本発明の第1は、非フツ化ブロ
ツクとフツ化ブロツクとが、一方のブロツクのエポキシ
基と他方のブロツクの水酸基、カルボキシル基またはア
ミノ基との反応により、連結されたブロツク体からな
り、分子内に上記反応にて生成する少なくとも1個のエ
―テル結合、エステル結合または炭素−窒素結合を有す
ることを特徴とする潤滑性物質に係るものである。
【0011】また、本発明の第2は、非磁性支持体の片
面または両面に磁性層を有する磁気記録媒体において、
磁性層の内部または表面に、潤滑剤として、上記第1の
発明に係る潤滑性物質を有することを特徴とする磁気テ
―プ、磁気デイスクなどの磁気記録媒体に係るものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に用いるブロツク体は、非
フツ化ブロツクとフツ化ブロツクとが、一方のブロツク
のエポキシ基と他方のブロツクの水酸基、カルボキシル
基またはアミノ基との反応により、連結されてなるもの
で、このブロツク体には、式(1)〜(3)で示される
ような1:1ブロツク体や、式(4)〜(6)で示され
るような1:2ブロツク体などが含まれる。各式中、
「Ra」,「Rb」は、一方がフツ化ブロツク、他方が
非フツ化ブロツクである。
【0013】
【0015】これらのブロツク体は、いずれも、分子内
にエポキシ基と水酸基、カルボキシル基またはアミノ基
との反応により生成する少なくとも1個のエ―テル結
合、エステル結合または炭素−窒素結合を有している。
また、分子内にエポキシ基の開環反応により生成する水
酸基を少なくとも1個有しているが、この水酸基は、上
記反応後にナトリウム塩やフツ素などの他の置換基に変
換してもよい。さらに、このブロツク体は、分子片末端
または両末端に、必要により、反応前のブロツク試剤に
由来する水酸基、カルボキシル基、アミノ基、塩素、メ
ルカプト基などの各種の官能基を有していてもよい。
【0016】このようなブロツク体によると、フツ化ブ
ロツクは汎用の有機溶剤にはほとんど溶解しないが、非
フツ化ブロツクが汎用の有機溶剤に対し高い溶解性を示
すため、汎用の有機溶剤中では分子全体として溶解性を
示すものとなる。また、分子内に存在するエ―テル結
合、エステル結合または炭素−窒素結合や水酸基または
その塩により、磁性層表面や保護膜表面に安定に吸着
し、潤滑性物質として安定した性能を発揮する。水酸基
を前記置換基に変性して、上記の吸着安定性を調節すれ
ば、上記性能にさらに好ましい結果が得られる。
【0017】このトリブロツク体は、既述の式(1)〜
(6)に示したように、フツ化ブロツクと非フツ化ブロ
ツクとを、その一方に含まれるエポキシ基と、他方に含
まれる水酸基、カルボキシル基またはアミノ基との間
で、官能基間による反応を行わせることにより、容易に
合成することができる。ブロツク試剤は、市販されるも
のをいずれも使用でき、たとえば、エポキシ基を有する
ブロツク試剤は、(株)ダイキンフアインケミカル研究
所、三菱ガス化学(株)、長瀬産業(株)、坂本薬品
(株)などから容易に入手可能である。
【0018】フツ化ブロツクは、炭素数1〜1,000
のフロロアルキル鎖、とくにパ―フロロアルキル鎖が好
ましいが、炭素の一部が水素化されたものであつてもよ
い。炭素鎖は飽和でも不飽和でもよく、また分岐状でも
環状でもよく、さらに分子内にエ―テル性酸素や塩素、
臭素、窒素、硫黄、リンなどの元素を含んでいてもよ
い。汎用の有機溶剤中では鎖が収縮するため、溶解性に
及ぼす鎖長の効果は小さいが、フツ素特有の潤滑性を得
るために、フツ素の結合した炭素の数は1以上、とくに
4以上であるのがよい。
【0019】非フツ化ブロツクは、アルキル鎖が好まし
いが、炭素鎖は飽和でも不飽和でもよく、また分岐状で
も環状でもよく、さらに分子内にエ―テル性酸素や塩
素、臭素、窒素、硫黄、リンなどの元素を含んでいても
よい。炭素数は1〜1,000であるが、有機溶剤に対
する溶解性を向上させるため、4以上、好ましくは6以
上であるのがよく、多いほど有機溶剤や濃度の選択幅が
広くなる。
【0020】本発明の潤滑性物質は、上記のブロツク体
の1種または2種以上を有効成分としたものであるが、
この潤滑性物質は、使用に際して、必要により、脂肪酸
またはその金属塩、脂肪酸エステル、脂肪族アミド、脂
肪族アルコ―ル、モノサルフアイド、パラフイン類、シ
リコ―ン化合物、脂肪族とフツ化物のエステル、パ―フ
ルオロポリエ―テル、ポリテトラフルオロエチレンなど
の他の一般の潤滑性物質との混合系で、用いるようにし
てもよい。
【0021】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体の
片面または両面に磁性層を有して、この磁性層の内部ま
たは表面に、潤滑剤として、上記構成のブロツク体から
なる潤滑性物質を有することを特徴としている。ここ
で、上記の潤滑性物質を磁性層の内部または表面に設け
るには、潤滑性物質を炭化水素、アルコ―ル、ケトン、
エ―テルなどの汎用の有機溶剤に溶解させ、この溶液を
非磁性支持体上にあらかじめ形成された磁性層上に、塗
布または噴霧して乾燥するか、あるいは逆に上記の溶液
中に磁性層を浸漬して乾燥すればよい。
【0022】磁性層が強磁性金属薄膜からなる場合、こ
の薄膜上に真空蒸着、スパツタリング、プラズマなどで
炭素(ダイヤモンド状やアモルフアス状)膜、酸化珪素
膜、酸化クロム膜や、その他有機化合物などからなる保
護膜を設けたものであつてもよい。また、それらにフツ
素や珪素などを含ませた保護膜を設けてもよい。さら
に、この強磁性金属薄膜は表面に微量の水分が付着した
ものであつてもよいし、ベンゾトリアゾ―ル系などの防
錆剤を塗布したものであつてもよい。
【0023】強磁性金属薄膜上への潤滑性物質の付着量
は、薄膜表面に対し0.5〜20mg/m2の範囲とするの
がよい。過少では、薄膜表面に均一に付着させにくく、
スチル耐久性を十分に向上させることができない。ま
た、過多となると、磁気ヘツドと強磁性金属薄膜とが貼
り付いたりするため、好ましくない。
【0024】塗布型の磁気記録媒体では、塗布,噴霧,
浸漬などによる付着形成以外に、汎用の有機溶剤を用い
た磁性塗料中に潤滑剤を混合し、これを非磁性支持体上
に塗着して、潤滑剤含有の磁性塗膜を形成するようにし
てもよい。また、この磁性塗膜上にさらに塗布,噴霧,
浸漬などにて再度付着形成してもよく、付着後、余分な
潤滑剤などを溶剤により洗浄してもよい。さらに、磁性
塗膜の反対側に潤滑剤を含有させておき、これを磁性塗
膜側に転写させるようにしてもよい。磁性塗膜中の潤滑
性物質の含有量は、10〜100mg/m2であるのがよ
い。
【0025】本発明の磁気記録媒体において、非磁性支
持体としては、ポリエチレンテレフタレ―ト、ポリエチ
レンナフタレ―ト、ポリカ―ボネ―ト、ポリイミド、ポ
リ塩化ビニルなどのプラスチツクや、アルミニウム合
金、チタン合金などが好適に使用される。また、この非
磁性支持体は、テ―プ、シ―ト、デイスク、カ―ドなど
のいずれの形態でもよく、表面に突起を設けたものでも
よい。
【0026】強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体では、上
記の非磁性支持体の片面または両面に、Co、Ni、F
e、Co−Ni、Co−Cr、Co−P、Co−Ni−
P、Fe−Co−B、Fe−Co−Ni、Co−Ni−
Fe−B、Fe−Ni、Fe−Co、Co−Pt、Co
−Ni−Ptまたはこれらに酸素を加えたものなどから
なる種々の強磁性材が、真空蒸着、イオンプレ―テイン
グ、スパツタリング、メツキなどの方法で、薄膜形成さ
れる。このように形成される強磁性金属薄膜の膜厚は、
通常0.03〜1μmの範囲にあるのがよい。
【0027】塗布型の磁気記録媒体では、上記の非磁性
支持体の片面または両面に、磁性粉および結合剤樹脂を
含む磁性塗料が塗着されて、厚さが通常0.1〜10μ
m程度の磁性塗膜が形成される。磁性塗料には、充てん
剤、帯電防止剤、分散剤、着色剤など従来公知の各種の
配合剤を、任意に含ませることができる。
【0028】磁性粉としては、γ−Fe23 、Fe3
4 、γ−Fe23 とFe34との中間酸化状態の
酸化鉄、Co含有γ−Fe23 、Co含有γ−Fe3
4、CrO2 、バリウムフエライトなどの酸化物系磁
性粉や、Fe、Co、Fe−Ni−Cr合金などの金属
磁性粉、窒化鉄の如き窒化物系磁性粉など、従来公知の
各種の磁性粉が広く使用される。針状の磁性粉では、平
均粒子径(長軸)が通常0.1〜1μm程度、平均軸比
(平均長軸径/平均短軸径)が通常5〜10程度である
のがよい。板状の磁性粉では、平均長軸径が通常0.0
7〜0.3μm程度であるのが好ましい。
【0029】結合剤樹脂としては、たとえば、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルブチラ―ル
系樹脂、ポリアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、フエノ
―ル系樹脂、ポリイソシアネ―ト化合物など、磁気記録
媒体の結合剤樹脂として通常用いられるものが、いずれ
も好適に使用される。
【0030】本発明の磁気記録媒体において、非磁性支
持体の一面側にのみ磁性層を形成したものでは、その反
対面側にバツクコ―ト層を設けてもよい。このバツクコ
―ト層は、カ―ボンブラツク、炭酸カルシウムなどの非
磁性粉を、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリウ
レタン系樹脂、繊維素系樹脂などの結合剤樹脂および有
機溶剤などとともに混合分散して、バツクコ―ト層用塗
料を調製し、これを非磁性支持体の反対面側に塗布,乾
燥して、形成される。
【0031】本発明の潤滑性物質は、上記の磁気記録媒
体用の潤滑剤のほか、各種分野の潤滑剤として使用で
き、また、塗料用樹脂(防食ライニング、非接着コ―テ
イング、耐候性塗料)、繊維処理剤(撥水、撥油加
工)、離型剤、耐油紙、リベリング剤、接着剤、消火
剤、消泡剤、光フアイバ―(鞘成分として)、光学レン
ズ、医用高分子材料などにも使用することができる。
【0032】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。なお、以下、部とあるのは重量部を意
味する。また、以下の実施例では、本発明の潤滑性物質
を磁気記録媒体に応用した例について述べるが、物質、
製造方法および用途などがこれらの例に限定されないこ
とは言うまでもない。
【0033】実施例1 3−パ―フロロヘキシル−1,2−エポキシプロパン1
モルとステアリルアルコ―ル1モルとに、四塩化スズ
0.2gを加え、100℃で6時間反応させた。その
後、蒸留により精製し、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2O(CH2)17CH3 で表されるブロツク体1を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0034】実施例2 ステアリルアルコ―ルに代えて、オレイルアルコ―ル1
モルを用いた以外は、実施例1と同様に反応させて、下
記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCH2(CH2)7CH=CH(CH2)7CH3 で表されるブロツク体2を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0035】実施例3 ステアリルアルコ―ルに代えて、ブチルセロソルブ1モ
ルを用いた以外は、実施例1と同様に反応させて、下記
の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCH2CH2O(CH2)3CH3 で表されるブロツク体3を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0036】実施例4 ステアリルアルコ―ルに代えて、ベンジルアルコ―ル1
モルを用いた以外は、実施例1と同様に反応させて、下
記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCH2C6H5 で表されるブロツク体4を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0037】実施例5 ステアリルアルコ―ルに代えて、3,7−ジメチル−1
−オクタノ―ル1モルを用いた以外は、実施例1と同様
に反応させて、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCH2CH2(CH3)CH(CH2)3CH(CH3)2 で表されるブロツク体5を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0038】実施例6 3−パ―フロロヘキシル−1,2−エポキシプロパン1
モルとステアリン酸1モルとに、ベンジルジメチルアミ
ン0.2gを加え、100℃で6時間反応させた。その
後、蒸留により精製し、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCO(CH2)16CH3 で表されるブロツク体6を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0039】実施例7 ステアリン酸に代えて、リノ―ル酸1モルを用いた以外
は、実施例6と同様に反応させて、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCO(CH2)7(CH=CHCH2)2(CH2)3CH3 で表されるブロツク体7を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0040】実施例8 ステアリン酸に代えて、オレイン酸1モルを用いた以外
は、実施例6と同様に反応させて、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCO(CH2)7CH=CH(CH2)7CH3 で表されるブロツク体8を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0041】実施例9 ステアリン酸に代えて、エクアシツド酸〔出光石油化学
(株)製の商品名〕1モルを用いた以外は、実施例6と
同様に反応させて、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCOC(CH3)[(CH3)CH(CH3)CHCH3]2 で表されるブロツク体9を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0042】実施例10 ステアリン酸に代えて、ホモフタル酸1モルを用いた以
外は、実施例6と同様に反応させて、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2OCOCH2C6H4COOH で表されるブロツク体10を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0043】実施例11 3−パ―フロロヘキシル−1,2−エポキシプロパンに
代えて、3−(1H,1H,7H−ドデカフロロヘプチ
ルオキシ)−1,2−エポキシプロパン1モルを用いた
以外は、実施例1と同様に反応させて、下記の構造式: H(CF2)6CH2OCH2CH(OH)CH2O(CH2)17CH3 で表されるブロツク体11を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0044】実施例12 3−パ―フロロヘキシル−1,2−エポキシプロパンに
代えて、3−パ―フロロ−5−メチルヘキシル−1,2
−エポキシプロパン1モルを用いた以外は、実施例1と
同様に反応させて、下記の構造式: (CF3)2CF(CF2)4CH2CH(OH)CH2O(CH2)17CH3 で表されるブロツク体12を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0045】実施例13 3−パ―フロロヘキシル−1,2−エポキシプロパン1
モルと、ジステアリルアミン1モルとに、イソプロパノ
―ル0.3gを加え、100℃で6時間反応させた。そ
の後、蒸留により精製し、下記の構造式: F(CF2)6CH2CH(OH)CH2N[(CH2)17CH3]2 で表されるブロツク体13を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0046】実施例14 2−エチルヘキシルグリシジルエ―テル1モルと2−パ
―フロロヘキシルエタノ―ル1モルとに、四塩化スズ
0.2gを加え、100℃で6時間反応させた。その
後、蒸留により精製し、下記の構造式: CH3(CH2)3CH(CH2CH3)CH2OCH2CH(OH)CH2OCH2CH2(CF2)5CF
3 で表されるブロツク体14を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0047】実施例15 2−エチルヘキシルグリシジルエ―テル1モルとパ―フ
ロロヘプタン酸1モルとに、ベンジルジメチルアミン
0.2gを加え、100℃で6時間反応させた。その
後、蒸留により精製し、下記の構造式: CH3(CH2)3CH(CH2CH3)CH2OCH2CH(OH)CH2OCO(CF2)5CF3 で表されるブロツク体15を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0048】実施例16 実施例1で得たブロツク体1の1gと、ジエチルアミノ
三フツ化硫黄0.2gとに、塩化メチレン800gを加
え、−78℃で10時間反応させた。その後、蒸留によ
り精製し、下記の構造式: F(CF2)6CH2CHFCH2O(CH2)17CH3 で表されるブロツク体16を得、これを潤滑性物質とし
た。
【0049】比較例1 従来公知のフツ素系潤滑剤Aとして、分子片末端にカル
ボキシル基を有するフツ化エ―テル化合物(カルボキシ
ル変性ガルデン;平均分子量650)を使用し、これを
潤滑性物質とした。
【0050】比較例2 従来公知のフツ素系潤滑剤Bとして、分子片末端にカル
ボキシル基を有するフツ素化合物である、パ―フルオロ
−n−オクタン酸を使用し、これを潤滑性物質とした。
【0051】比較例3 従来公知のフツ素系潤滑剤Cとして、分子両末端にエス
テル基を有するフツ化エ―テル化合物(イタリア国のモ
ンテカチ―ニ社製のDEAL)を使用し、これを潤滑性
物質とした。
【0052】以上の実施例1〜16のブロツク体1〜1
6および比較例1〜3のフツ素系潤滑剤A〜Cからなる
各潤滑性物質について、汎用溶剤に対する溶解性を調べ
た。汎用溶剤としてはn−ヘキサンを用い、潤滑性物質
をこの溶剤に少量ずつ加えてよく撹拌し、0.05重量
%以上溶解するものを○、それ以下のものを×、と評価
した。結果は、下記の表1に示されるとおりであつた。
【0053】
【表1】
【0054】実施例17 厚さが10μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム
上に、Co−Ni合金を、酸素ガス雰囲気下で斜め蒸着
して、上記フイルム上に厚さが0.15μmのCo−N
i−O〔Co:Ni(重量比)=80:20〕からなる
強磁性金属薄膜を形成し、その後8mm幅に裁断した。
【0055】つぎに、潤滑剤として、実施例1で得たブ
ロツク体1からなる潤滑性物質を使用し、これをn−ヘ
キサンに0.1重量%濃度となるように溶解させて、潤
滑剤溶液を調製した。この潤滑剤溶液中に、上記の強磁
性金属薄膜を浸漬し、乾燥して、強磁性金属薄膜上にブ
ロツク体1からなる潤滑剤被膜を有するビデオテ―プを
作製した。
【0056】実施例18〜32 潤滑剤として、実施例2〜16で得たブロツク体2〜1
6からなる潤滑性物質を用いた以外は、実施例17と同
様にして、強磁性金属薄膜上にブロツク体2〜16から
なる潤滑剤被膜を有するビデオテ―プを作製した。
【0057】比較例4〜6 潤滑剤として、比較例1〜3のフツ素系潤滑剤A〜Cを
用い、これらを1,1,2−トリフロロ−1,2,2−
トリクロロエタンに0.1重量%濃度に溶解させて、3
種の潤滑剤溶液を調製した。この溶液中に強磁性金属薄
膜を浸漬し、乾燥するようにした以外は、実施例17と
同様にして、強磁性金属薄膜上にフツ素系潤滑剤A〜C
からなる潤滑剤被膜を有するビデオテ―プを作製した。
【0058】以上の実施例17〜32および比較例4〜
6の各ビデオテ―プについて、スチル耐久性として、2
0℃,50%RHの条件下で、8mmVTR(ソニ―社製
のEV−S900)を用い、再生出力が初期に比べて6
dB低下するまでのスチル時間を測定した。結果は、下記
の表2に示されるとおりであつた。
【0059】
【表2】
【0060】実施例33 厚さが6μmのポリエチレンテレフタレ―トフイルム上
に、Coを酸素ガス雰囲気下で斜め蒸着して、上記フイ
ルム上に厚さが0.15μmのCo−Oからなる強磁性
金属薄膜を形成した。つぎに、13.56MHzのRF
(RadioFrequency)を用い、モノマ―ガ
スとしてエチレン、キヤリア―ガスとして水素を用い
て、プラズマ重合法により、上記強磁性金属薄膜上に厚
さが20nmのDLC(ダイアモンドライクカ―ボン)
保護膜を形成し、その後8mm幅に裁断した。
【0061】つぎに、潤滑剤として、実施例1で得たブ
ロツク体1からなる潤滑性物質を使用し、これをn−ヘ
キサンに0.1重量%濃度となるように溶解させて、潤
滑剤溶液を調製した。この潤滑剤溶液中に、上記のDL
C保護膜を有する強磁性金属薄膜を浸漬し、乾燥して、
強磁性金属薄膜(のDLC保護膜)上にブロツク体1か
らなる潤滑剤被膜を有するビデオテ―プを作製した。
【0062】実施例34〜48 潤滑剤として、実施例2〜16で得たブロツク体2〜1
6からなる潤滑性物質を用いるようにした以外は、実施
例33と同様にして、強磁性金属薄膜(のDLC保護
膜)上にブロツク体2〜16からなる潤滑剤被膜を有す
るビデオテ―プを作製した。
【0063】比較例7〜9 潤滑剤として、比較例1〜3のフツ素系潤滑剤A〜Cを
使用し、これらを1,1,2−トリフロロ−1,2,2
−トリクロロエタンに0.1重量%濃度に溶解させて、
3種の潤滑剤溶液を調製した。この溶液中にDLC保護
膜を有する強磁性金属薄膜を浸漬し、乾燥するようにし
た以外は、実施例33と同様にして、強磁性金属薄膜
(のDLC保護膜)上にフツ素系潤滑剤A〜Cからなる
潤滑剤被膜を有するビデオテ―プを作製した。
【0064】以上の実施例33〜48および比較例7〜
9の各ビデオテ―プについて、前記の場合と同様にし
て、スチル耐久性(スチル時間)を調べた。結果は、下
記の表3に示されるとおりであつた。
【0065】
【表3】
【0066】実施例49 α−Fe磁性粉(保磁力1,500エルステツド、飽和
磁化120emu /g)100部、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル−ビニルアルコ―ル共重合体(UCC社製のVAG
H)20部、多官能イソシアネ―ト化合物5部、カ―ボ
ンブラツク3部、α−Al23 粉3部、ミリスチン酸
2部、潤滑剤として実施例1で得たブロツク体1からな
る潤滑性物質2.5部、シクロヘキサノン150部およ
びトルエン130部からなる配合組成物を、ボ―ルミル
中で72時間混合分散して、磁性塗料を調製した。
【0067】この磁性塗料を、厚さが15μmのポリエ
チレンテレフタレ―トフイルム上に乾燥後の厚さが5μ
mとなるように塗布し、乾燥して、磁性塗膜を形成し、
カレンダ―処理後、8mm幅に裁断して、ビデオテ―プを
作製した。
【0068】実施例50〜64 磁性塗料中に配合する潤滑剤として、実施例2〜16で
得たブロツク体2〜16からなる潤滑性物質を用いた以
外は、実施例49と同様にして、15種のビデオテ―プ
を作製した。
【0069】比較例10〜12 磁性塗料中に配合する潤滑剤として、比較例1〜3のフ
ツ素系潤滑剤A〜Cを用いた以外は、実施例49と同様
にして、3種のビデオテ―プを作製した。
【0070】以上の実施例49〜64および比較例10
〜12の各ビデオテ―プについて、前記の場合と同様に
して、スチル耐久性(スチル時間)を調べた。結果は、
下記の表4に示されるとおりであつた。
【0071】
【表4】
【0072】上記の表1から明らかなように、ブロツク
体1〜16を用いた実施例1〜16の潤滑性物質は、比
較例1〜3の従来のフツ系潤滑剤A〜Cに比べて、汎用
溶剤に対する溶解性にすぐれていることがわかる。ま
た、上記の表2〜表4から明らかなように、潤滑剤とし
てブロツク体1〜16を用いた実施例17〜64のビデ
オテ―プは、従来のフツ系潤滑剤A〜Cを用いた比較例
4〜12のビデオテ―プに比べ、いずれもスチル時間が
長くなつており、とくに強磁性金属薄膜型のビデオテ―
プ、とりわけ上記薄膜上にDLC保護膜を設けたビデオ
テ―プにおいて、スチル耐久性が大幅に改善されている
ことがわかる。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明では、接触する2
固体間を低摩擦、低摩耗で摺動でき、かつ汎用の有機溶
剤にて塗布、浸漬、噴霧などの操作が可能で、フツ素系
有機溶剤の使用による環境破壊などの弊害を招くおそれ
のない、環境にやさしい潤滑性物質を提供できる。ま
た、これをとくに磁気記録媒体用の潤滑剤として用いる
ことにより、耐久性や走行性が改善された磁気記録媒体
を提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 215/10 7457−4H C07C 215/10 G11B 5/71 G11B 5/71 // C10M 105/18 C10M 105/18 105/40 105/40 105/62 105/62 C10N 30:06 40:18 (72)発明者 宮田 一司 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非フツ化ブロツクとフツ化ブロツクと
    が、一方のブロツクのエポキシ基と他方のブロツクの水
    酸基、カルボキシル基またはアミノ基との反応により、
    連結されたブロツク体からなり、分子内に上記反応にて
    生成する少なくとも1個のエ―テル結合、エステル結合
    または炭素−窒素結合を有することを特徴とする潤滑性
    物質。
  2. 【請求項2】 分子内に少なくとも1個の水酸基を有す
    る請求項1に記載の潤滑性物質。
  3. 【請求項3】 フツ化ブロツクが炭素数1〜1,000
    のフロロアルキル鎖からなる請求項1に記載の潤滑性物
    質。
  4. 【請求項4】 フツ化ブロツクにおけるフツ素の結合し
    た炭素の数が4以上である請求項1に記載の潤滑性物
    質。
  5. 【請求項5】 非フツ化ブロツクが炭素数1〜1,00
    0のアルキル鎖からなる請求項1に記載の潤滑性物質。
  6. 【請求項6】 非磁性支持体の片面または両面に磁性層
    を有する磁気記録媒体において、磁性層の内部または表
    面に、潤滑剤として、請求項1〜5のいずれかに記載の
    潤滑性物質を有することを特徴とする磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 磁性層が強磁性金属薄膜からなり、この
    薄膜表面への潤滑性物質の塗布量が0.5〜20mg/m2
    である請求項6に記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 強磁性金属薄膜の表面に炭素膜、酸化珪
    素膜または酸化クロム膜を有する請求項7に記載の磁気
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 磁性層が磁性塗膜からなり、この塗膜中
    の潤滑性物質の含有量が10〜100mg/m2である請求
    項6に記載の磁気記録媒体。
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