JPH097116A - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH097116A
JPH097116A JP7156185A JP15618595A JPH097116A JP H097116 A JPH097116 A JP H097116A JP 7156185 A JP7156185 A JP 7156185A JP 15618595 A JP15618595 A JP 15618595A JP H097116 A JPH097116 A JP H097116A
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JP
Japan
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flux guide
layer
magnetic
gap layer
insulating layer
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JP7156185A
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Kosuke Narisawa
浩亮 成沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録媒体からの信号磁界の引き込み効果
に優れ、高い再生出力が得られる薄膜磁気ヘッド及びそ
の製造方法を提供する。 【構成】 磁性材料からなる下層シールド1上に下部ギ
ャップ層2を介して磁気抵抗効果素子3及びフラックス
ガイド4が形成されるとともに、上記磁気抵抗効果素子
3及びフラックスガイド4上に絶縁層5,8a,8b及
び上部ギャップ層9を介して磁性材料からなる上層シー
ルド10が形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、フ
ラックスガイド4と上層シールド10との間の最短距離
tと、フラックスガイド4上に最初に成膜された絶縁層
5の膜厚とを略同一とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気抵抗効果素子を用
いた薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関する。詳しく
は、磁気記録媒体からの信号磁界を効率良く磁気抵抗効
果素子に引き込むためのフラックスガイドを有する薄膜
磁気ヘッドの出力の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体からの信号磁界によって抵
抗が変化する磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と称す
る。)の抵抗変化を再生出力として検出する磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッド(以下、MRヘッドと称する。)
は、その再生出力が媒体速度に依存せず、媒体速度が遅
くても高再生出力が得られるという特徴を有しており、
例えばハードディスク装置の小型大容量化を実現する磁
気ヘッドとして注目されている。
【0003】このようなMRヘッドは、図13に示すよ
うに、軟磁性材料からなる下層シールド31と、下層シ
ールド31上に形成された非磁性材料からなる下部ギャ
ップ層32と、下部ギャップ層32上に形成されたMR
素子33と、MR素子33上に形成された第1の絶縁層
34と、MR素子33の後端部33aに一部が重なるよ
うに形成されたセンス電流用導体層35と、MR素子3
3の上を横切るように第1の絶縁層34上に形成された
バイアス電流用導体層36と、バイアス電流用導体層3
6とセンス電流用導体層35を覆うように形成された第
2の絶縁層37と、MR素子33と先端部33bにおい
て接続するように形成された非磁性材料からなる上部ギ
ャップ層38と、上部ギャップ層38上に形成された軟
磁性材料からなる上層シールド39とから構成される。
【0004】このようなMRヘッドで磁気記録媒体から
信号を再生する際には、バイアス電流用導体層36を流
れる電流によってMR素子33にバイアス磁界が印加さ
れるとともに、センス電流用導体層35及び上層シール
ド38を介して、MR素子33にセンス電流が供給され
る。そして、磁気記録媒体からMR素子33に引き込ま
れる信号磁界の大きさに依存するMR素子33の抵抗変
化に基づいて、磁気記録媒体からの信号が再生される。
【0005】ところで、MRヘッドにおいて、MR素子
の抵抗変化は磁気記録媒体からの信号磁界によるため、
再生信号出力を向上させるためには、上記信号磁界が効
率良くMR素子に導かれることが望ましい。そこで、信
号磁界を効率良くMR素子に導くために、MR素子の後
端部に接するように、磁性材料からなるフラックスガイ
ドを配することが検討されている。
【0006】このようなフラックスガイドを有するMR
ヘッドは、例えば、図14に示すように、下層シールド
41と、下層シールド41上に形成された下部ギャップ
層42と、下部ギャップ層42上に形成されたMR素子
43と、MR素子43の後端部43aに一部が重なるよ
うに形成されたフラックスガイド44と、MR素子43
及びフラックスガイド44上に形成された第1の絶縁層
45と、フラックスガイド44の後端部44aに重なる
ように形成されたセンス電流用導体層46と、MR素子
43の上を横切るように第1の絶縁層45上に形成され
たバイアス電流用導体層47と、バイアス電流用導体層
47とセンス電流用導体層46を覆うように形成された
第2の絶縁層48と、MR素子43と先端部43bにお
いて接続するように形成された上部ギャップ層49と、
上部ギャップ層49上に形成された上層シールド50と
から構成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなMRヘッ
ドでは、フラックスガイドによって信号磁界が比較的に
効率良くMR素子に導かれるために、比較的に高い再生
出力が得られる。しかしながら、より高記録密度化を図
るために挟ギャップ化を進めていった場合には、更に信
号磁界の引き込み効果を高める必要がある。
【0008】そこで、本発明は、従来のこのような実情
に鑑みて提案されたものであり、磁気記録媒体からの信
号磁界の引き込み効果に優れ、今まで以上に高い再生出
力が得られる薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに完成された本発明に係る薄膜磁気ヘッドは、磁性材
料からなる下層シールド上に、下部ギャップ層を介して
磁気抵抗効果素子及びフラックスガイドが形成されると
ともに、上記磁気抵抗効果素子及びフラックスガイド上
に、絶縁層及び上部ギャップ層からなる磁気ギャップ層
を介して、磁性材料からなる上層シールドが形成されて
なる薄膜磁気ヘッドであって、上記フラックスガイド上
における上記磁気ギャップ層の少なくとも一部の厚さ
が、上記磁気抵抗効果素子上における上記磁気ギャップ
層の厚さよりも薄いことを特徴とするものである。ここ
で、フラックスガイドと上層シールドとの間の最短距離
と、上記フラックスガイド上に最初に成膜された絶縁層
の膜厚とは、略同一であることが好ましい。
【0010】一方、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法は、磁性材料からなる下層シールド上に下部ギャッ
プ層を形成し、上記下部ギャップ層上に磁気抵抗効果素
子及びフラックスガイドを形成し、上記磁気抵抗効果素
子及びフラックスガイド上に絶縁層及び上部ギャップ層
を形成し、上記フラックスガイド上に形成された絶縁層
及び上部ギャップ層の一部を除去し、上記上部ギャップ
層上に磁性材料からなる上層シールドを形成することを
特徴とするものである。なお、フラックスガイド上に形
成された絶縁層及び上部ギャップ層の一部を除去する際
には、上記フラックスガイドと前記上層シールドとの間
の最短距離と、上記フラックスガイド上に最初に成膜さ
れた絶縁層の膜厚とが略同一となるように、絶縁層及び
上部ギャップ層の一部を除去することが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の薄膜磁気ヘッドでは、フラックスガイ
ドと上層シールドとの間の距離が短いため、フラックス
ガイドだけでなく、上層シールドも磁気記録媒体からの
信号磁界を効率良くMR素子に導くように機能する。し
たがって、この薄膜磁気ヘッドでは、非常に効率良く信
号磁界がMR素子に導かれる。
【0012】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
では、フラックスガイド上に形成された絶縁層及び上部
ギャップ層の一部を除去した上で、上部ギャップ層上に
上層シールドを形成するため、フラックスガイドと上層
シールドとの間の距離が短くなる。したがって、このよ
うに製造された薄膜磁気ヘッドでは、フラックスガイド
だけでなく、上層シールドも磁気記録媒体からの信号磁
界を効率良くMR素子に導くように機能する。したがっ
て、このように製造された薄膜磁気ヘッドでは、非常に
効率良く信号磁界がMR素子に導かれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】本実施例のMRヘッドは、図1に示すよう
に、下層シールド1と、下層シールド1上に形成された
下部ギャップ層2と、下部ギャップ層2上に形成された
MR素子3と、MR素子3の後端部3aに一部が重なる
ように形成されたフラックスガイド4と、MR素子3及
びフラックスガイド4上に形成された絶縁層5と、フラ
ックスガイド4の後端部4aに重なるように形成された
センス電流用導体層6と、MR素子3の上を横切るよう
に絶縁層5上に形成されたバイアス電流用導体層7と、
バイアス電流用導体層7を覆うように形成された絶縁層
8aと、センス電流用導体層6を覆うように形成された
絶縁層8bと、MR素子3と先端部3bにおいて接続す
るように形成された上部ギャップ層9と、これらの上に
形成された上層シールド10とから構成される。
【0015】ここで、上層シールド10とフラックスガ
イド4との間の最短距離tと、フラックスガイド4上に
形成された絶縁層5の膜厚とは、ほぼ同じである。すな
わち、フラックスガイド4の少なくとも一部において
は、絶縁層5だけを介してフラックスガイド4上に上層
シールド10が形成されている。
【0016】上記MRヘッドにおいて、下層シールド1
と上層シールド10は磁性材料からなり、下部ギャップ
層2は電気的に非導体である非磁性材料からなり、上部
ギャップ層9は電気的に良導体である非磁性材料からな
り、フラックスガイド4は電気的に良導体である磁性材
料からなる。
【0017】ここで、下層シールド1、上層シールド1
0、下部ギャップ層2及び上部ギャップ層9は、磁気記
録媒体からの信号磁界のうち、再生対象外の磁界がMR
素子3に引き込まれないように機能する。すなわち、下
層シールド1及び上層シールド10が、MR素子3の上
下に下部ギャップ層2及び上部ギャップ層9を介して配
されているため、磁気記録媒体からの信号磁界のうち、
再生対象以外の磁界は下層シールド1及び上層シールド
10に導かれ、再生対象の磁界だけがMR素子3に引き
込まれる。
【0018】一方、フラックスガイド4及びセンス電流
用導体層6と、上部ギャップ層9とは、MR素子3にセ
ンス電流を供給するための電極として機能する。すなわ
ち、MR素子3は、後端部3aにおいてフラックスガイ
ド4を介してセンス電流用導体層6と電気的に接続され
ており、先端部3bにおいて上部ギャップ層9と電気的
に接続されている。そして、磁気記録媒体から信号磁界
を検出する際に、これらを介してMR素子3にセンス電
流が供給される。
【0019】また、フラックスガイド4及び上層シール
ド10は、信号磁界を効率良くMR素子に導くようにも
機能する。すなわち、MR素子3の後端部3aに接続さ
れたフラックスガイド4によって、磁気記録媒体からの
信号磁界が効率良くMR素子3に導かれるとともに、フ
ラックスガイド4の上に絶縁層5を介して配されている
上層シールド10によっても、磁気記録媒体からの信号
磁界が効率良くMR素子3に導かれる。したがって、こ
のMRヘッドでは、非常に効率良く信号磁界がMR素子
3に導かれる。
【0020】また、MR素子3の上を横切るように絶縁
層5上に形成されたバイアス電流用導体層7は、MR素
子3にバイアス磁界を印加するためものである。すなわ
ち、磁気記録媒体から信号磁界を検出する際に、このバ
イアス電流用導体層7に電流を流すことにより、より高
い磁気抵抗効果が得られるように、MR素子3にバイア
ス磁界が印加される。
【0021】以上のようなMRヘッドを作製する際は、
先ず、図2に示すような軟磁性材料からなる下層シール
ド1上に、図3に示すように、下部ギャップ層2を形成
し、この下部ギャップ層2上にMR素子3を形成する。
ここで、下部ギャップ層2は、Al23等のような電気
的に非導体である非磁性材料からなり、MR素子3の下
部を電気的に絶縁するとともに、MR素子3の下部に磁
気的ギャップを形成する。一方、MR素子3は、MRヘ
ッドの感磁部となるものであり、磁気抵抗効果を有する
材料からなる。
【0022】次に、図4に示すように、MR素子3の後
方に露出している下部ギャップ層2上、及びMR素子3
の後端部3a上に、MR素子3の後端部3aにおいてM
R素子3と電気的及び磁気的に接続するように、フラッ
クスガイド4を形成する。このフラックスガイド4は、
MR素子3に信号磁界を効率良く引き込むとともに、M
R素子3にセンス電流を提供するためのものである。そ
して、このフラックスガイド4は、電気的に良導体であ
る磁性材料からなり、例えば、単層のパーマロイ薄膜、
Ta薄膜とパーマロイ薄膜の積層膜、パーマロイ薄膜と
Ti薄膜の積層膜等からなる。
【0023】次に、図5に示すように、MR素子3及び
フラックスガイド4上に絶縁層5を成膜し、その後に、
図6に示すように、絶縁層5にフラックスガイド4の後
端部4aへ通じる接続孔を形成する。
【0024】次に、図7に示すように、フラックスガイ
ド4の後端部4a上に、フラックスガイド4の後端部4
aにおいてフラックスガイド4と電気的に接続するよう
に、センス電流用導体層6を形成するとともに、MR素
子3の上を横切るように絶縁層5上にバイアス電流用導
体層7を形成する。ここで、センス電流用導体層6は、
MR素子3にフラックスガイド4を介して、センス電流
を供給するためのものであり、バイアス電流用導体層7
は、MR素子3にバイアス磁界を印加するためのもので
ある。
【0025】次に、図8に示すように、センス電流用導
体層6、バイアス電流用導体層7及び絶縁層5上に、絶
縁層8を形成し、その後、MR素子3の先端部3bが露
出するように、絶縁層5及び絶縁層8に、MR素子3の
先端部3bに通じる接続孔を形成する。
【0026】次に、図9に示すように、MR素子3の先
端部3b及び絶縁層8上に、MR素子3の先端部3bに
おいてMR素子3と電気的に接続するように、上部ギャ
ップ層9を形成する。この上部ギャップ層9は、MR素
子3にセンス電流を供給するとともに、MR素子3の上
部に磁気的ギャップを形成するためのものであり、電気
的に良導体である非磁性材料からなる。
【0027】なお、以上の工程で形成された絶縁層5、
絶縁層8及び上部ギャップ層9は、MR素子3及びフラ
ックスガイド4と、後工程で形成される上層シールド1
0との間に磁気的ギャップを形成する磁気ギャップ層と
なる。
【0028】次に、図10に示すように、フラックスガ
イド4の上部の上部ギャップ層9及び絶縁層8の一部、
すなわち磁気ギャップ層の一部を除去した上で、図11
に示すように、軟磁性材料からなる上部シルード10を
積層する。このように、上部ギャップ層9及び絶縁層8
の一部を除去した上で上部シルード10を積層すること
により、フラックスガイド4と上層シールド10との間
の最短距離tと、絶縁層5の膜厚とがほぼ同一となる。
したがって、このMRヘッドでは、フラックスガイド4
と上層シールド10との間の距離が短く、フラックスガ
イド4だけでなく、上層シールド10も磁気記録媒体か
らの信号磁界をMR素子に導くように機能する。そのた
め、このMRヘッドでは、非常に効率良く信号磁界がM
R素子3に導かれ、高い再生出力が得られる。
【0029】以上の工程の後、所定の形状に切り出すこ
とによってMRヘッドが完成するが、MRヘッドは再生
専用磁気ヘッドであるため、記録再生用磁気ヘッドとす
るために、このMRヘッド上に記録用磁気ヘッドを積層
してもよい。そこで、記録用磁気ヘッドとして、図12
に示すような、上記MRヘッドの上層シールド10を記
録用磁気コアとして使用するインダクティブヘッドを、
上記MRヘッド上に形成する方法について、以下に説明
する。
【0030】図12に示すようなインダクティブヘッド
を形成する際は、先ず、一方の記録用磁気コアとして機
能する上層シールド10上に、Al23等の非磁性材料
からなる磁気ギャップ膜21を形成する。
【0031】次に、磁気ギャップ膜21の一部を除去し
て、一方の記録用磁気コアとして機能する上層シールド
10と、後工程で形成する他方の記録用磁気コアとの磁
気的結合を図るためのコンタクトホール22を形成す
る。
【0032】次に、上層シールド10と、後工程で形成
する記録用コイルとの絶縁を図るとともに、平坦なコイ
ル形成面を得るために、有機材料等からなる平坦化層2
3を磁気ギャップ膜21上に形成する。
【0033】次に、Cu等の良導体金属をパターンメッ
キして、平坦化層23上に記録用コイル24をスパイラ
ル状に形成する。
【0034】次に、上記記録用コイル24上に、記録用
コイル24と、後工程で形成する記録用磁気コアとの絶
縁を図るとともに、平坦な磁気コア形成面を得るため
に、有機材料等からなる平坦化層25を、平坦化層23
及び記録用コイル24上に形成する。
【0035】次に、平坦化層25上に、軟磁性材料から
なる記録用磁気コア26を形成し、その後、外部回路と
記録用コイル24とを接続するための端子(図示せず)
を形成する。
【0036】次に、記録用磁気コア26上に、Al23
等からなる保護膜27を形成し、その後、前工程で形成
した端子が露出するように保護膜27の一部を研磨し、
露出した端子上に外部回路と接続するためのボンディン
グパッド(図示せず)を形成する。
【0037】以上の工程により、記録用磁気コアとして
機能する上層シールド10と、記録用磁気コア26との
間に磁気ギャップgが形成されたインダクティブヘッド
がMRヘッド上に形成され、再生用のMRヘッドと、記
録用のインダクティブヘッドとを備えた記録再生用の複
合型薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0038】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、上層シールドが磁気記録媒体からの信号磁
界をMR素子に導くように機能し、磁気記録媒体からの
信号磁界の引き込み効果に優れた、高い再生出力が得ら
れる薄膜磁気ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの一構成例を
示す要部横断面図である。
【図2】下層シールドの一例を示す要部横断面図であ
る。
【図3】下部ギャップ層及びMR素子を形成する工程を
示す要部横断面図である。
【図4】フラックスガイドを形成する工程を示す要部横
断面図である。
【図5】絶縁層を形成する工程を示す要部横断面図であ
る。
【図6】フラックスガイド上に接続孔を形成する工程を
示す要部横断面図である。
【図7】バイアス電流用導体層及びセンス電流用導体層
を形成する工程を示す要部横断面図である。
【図8】絶縁層を形成する工程を示す要部横断面図であ
る。
【図9】上部ギャップ層を形成する工程を示す要部横断
面図である。
【図10】上部ギャップ層及び絶縁層の一部を除去を形
成する工程を示す要部横断面図である。
【図11】上層シールドを形成する工程を示す要部横断
面図である。
【図12】MRヘッド上に積層されたインダクティブヘ
ッドの一構成例を示す要部横断面図である。
【図13】従来のMRヘッドの一構成例を示す要部横断
面図である。
【図14】従来のMRヘッドの他の構成例を示す要部横
断面図である。
【符号の説明】
1 下層シールド 2 下部ギャップ層 3 MR素子 4 フラックスガイド 5,8,8a,8b 絶縁層 6 センス電流用導体層 7 バイアス電流用導体層 9 上部ギャップ層 10 上層シールド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料からなる下層シールド上に、下
    部ギャップ層を介して磁気抵抗効果素子及びフラックス
    ガイドが形成されるとともに、上記磁気抵抗効果素子及
    びフラックスガイド上に、絶縁層及び上部ギャップ層か
    らなる磁気ギャップ層を介して、磁性材料からなる上層
    シールドが形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記フラックスガイド上における上記磁気ギャップ層の
    少なくとも一部の厚さが、上記磁気抵抗効果素子上にお
    ける上記磁気ギャップ層の厚さよりも薄いことを特徴と
    する薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記フラックスガイドと前記上層シール
    ドとの間の最短距離と、上記フラックスガイド上に最初
    に成膜された絶縁層の膜厚とが略同一であることを特徴
    とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記上層シールド上に、磁気記録用の薄
    膜磁気ヘッドが積層されていることを特徴とする請求項
    1記載の薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 磁性材料からなる下層シールド上に下部
    ギャップ層を形成し、 上記下部ギャップ層上に磁気抵抗効果素子及びフラック
    スガイドを形成し、 上記磁気抵抗効果素子及びフラックスガイド上に絶縁層
    及び上部ギャップ層を形成し、 上記フラックスガイド上に形成された絶縁層及び上部ギ
    ャップ層の一部を除去し、 上記上部ギャップ層上に磁性材料からなる上層シールド
    を形成することを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 フラックスガイド上に形成された絶縁層
    及び上部ギャップ層の一部を除去する際に、 上記フラックスガイドと前記上層シールドとの間の最短
    距離と、上記フラックスガイド上に最初に成膜された絶
    縁層の膜厚とが略同一となるように、絶縁層及び上部ギ
    ャップ層の一部を除去することを特徴とする請求項4記
    載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記上層シールド上に磁気記録用の薄膜
    磁気ヘッドを積層することを特徴とする請求項4記載の
    薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP7156185A 1995-06-22 1995-06-22 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 Withdrawn JPH097116A (ja)

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