JP3294742B2 - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド

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JP3294742B2 JP24559295A JP24559295A JP3294742B2 JP 3294742 B2 JP3294742 B2 JP 3294742B2 JP 24559295 A JP24559295 A JP 24559295A JP 24559295 A JP24559295 A JP 24559295A JP 3294742 B2 JP3294742 B2 JP 3294742B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録装置、特
に、磁気ディスク装置に用いられる磁気抵抗効果を利用
した磁気抵抗効果型ヘッドに適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来技術】磁気記録の分野では、装置の小型化と共
に、面記録密度の向上が要求されている。そのために、
従来の記録再生兼用の誘導型磁気ヘッドでは十分な再生
出力が得られず、ヘッドと媒体との相対速度に依存せず
高い再生出力が得られる磁気抵抗効果型ヘッド(以下、
MRヘッドと略記する)の採用が必須である。
【0003】MRヘッドは、磁気抵抗効果層の電気抵抗
が磁化の方向によって変化する物理現象を利用して記録
媒体上の磁気的信号を電気的信号に変える変換器であ
る。高面記録密度の記録媒体から記録データを読み取る
ために、MRヘッドの磁気抵抗効果センサ部分は2つの
磁気シールド層の間に配置される必要がある。例えば、
米国特許第4639806号の技術では、シールドされ
た磁気抵抗効果センサ部を含むMRヘッドを開示してい
る。更に、同技術では磁気シールド層の材料として、N
iZnフェライト、MnZnフェライト、および一般に
センダストと呼ばれているFe−Si−Al合金、また
は一般にパーマロイと呼ばれているNi−Fe合金など
の高い透磁率を持つ磁性材料で作られることが開示され
ている。
【0004】従来、パーマロイなどを、磁気シールド層
とする磁性材料の形成にはスパッタリング技術が使用さ
れていた。そのために、形成される膜は一般に多結晶薄
膜となり、膜表面の平均面粗さは10nm程度になる。
従来のMRヘッドでは、下部シールド層をスパッタリン
グ法で膜形成した後に、アルミナなどを材料とした絶縁
層をスパッタリング法で膜形成して、その絶縁層上に磁
気抵抗効果層を膜形成していた。絶縁層表面の平均面粗
さは下地となる下部シールド層表面の平均面粗さと同程
度、あるいはそれ以上になる。
【0005】一般に、凹凸が激しい表面、すなわち膜表
面の隣あう凸部の間隔が、その凸部の高さより小さい表
面に磁気抵抗効果層を形成した場合には、静磁気エネル
ギーが小さくなるように膜表面の凹部、あるいは凸部に
磁極が発生して、磁区を生じさせる原因となる。そのた
め、スパッタリング法で膜形成した従来のシールド層の
上に磁気抵抗効果層を形成すると、磁気抵抗効果層内部
に磁区が発生する。
【0006】さらに、凹凸が緩やかでも平均面粗さが大
きい表面、すなわち、膜表面の隣あう凸部の間隔は、そ
の凸部の高さよりも大きいけれども、凸部の高さがその
上に形成する膜の膜厚と比較して無視できない表面の場
合にも問題が生じる。なぜなら、良く知られているよう
に、実際に磁気抵抗効果型センサとして使用する場合に
は磁気抵抗効果層のみではなく、磁気抵抗効果層上にバ
イアスを加えるために、非磁性金属層、磁気的にハード
な磁性金属層等を形成するからである。このような磁性
積層膜を凹凸が緩やかでも平均面粗さが大きい下地上に
形成すると、その磁性積層膜中での静磁気エネルギーが
小さくなるように、磁気抵抗効果層中の磁化と、バイア
スに用いる磁気的にハードな磁性金属層中の磁化とが静
磁気的に結合して磁区を生じさせる原因となる。
【0007】以上のことから、従来のMRヘッドで、絶
縁層表面に何も加工を加えずに磁気抵抗効果センサ部を
形成すると、磁気抵抗効果センサ部内部には磁区が発生
してしまう。磁気抵抗効果センサ部内部の磁区の存在
は、一般に、バルクハウゼンノイズとして知られる磁気
抵抗効果センサ特有の信号ノイズを生じさせるという問
題を起こす。
【0008】上記問題を防止するためには磁気抵抗効果
センサ部を形成する下地膜の凹凸が緩やかで、かつ下地
膜表面の平均面粗さを小さくする必要がある。そのため
に従来は絶縁層表面を研磨して平滑にしていた。しか
し、記録媒体の面記録密度の向上は、記録媒体から記録
データを読み取るヘッドの幾何学的寸法を小さくするこ
と、特に、上部シールド層と、下部シールド層との間の
間隔であるシールド間隔を狭くすることになる。このこ
とは、磁気抵抗効果センサ部と、下部シールド層との間
隔が狭くなるということであり、従来と同じように絶縁
層表面を研磨して平滑にすると、下部シールド層の表面
凹凸の凸部での絶縁層の膜厚が所望の膜厚よりも薄くな
り、静電破壊や、MRヘッド動作時の通電破壊の原因と
なる困難が生じる。
【0009】更に、絶縁層表面を研磨するということ
は、製造工程での作業性の複雑化をもたらし、製品の生
産効率を低下させる。
【0010】上記困難の解決のために、1〜2μmの所
定膜厚を形成しても、表面の平均面粗さが磁気抵抗効果
センサ部の膜表面の平均面粗さと同程度である材料、例
えばアモルファス磁性膜が下部シールド層に用いられて
いる。スパッタリング法で膜形成したアモルファス薄膜
の場合、膜表面の平均面粗さが磁気抵抗効果センサ部の
膜表面の平均面粗さと同程度であり、アモルファス薄膜
上に絶縁層を形成した後に、絶縁層表面を研磨して平滑
にする必要がなく、直接絶縁層上に磁気抵抗効果センサ
部を形成できる。アモルファス磁性膜を下部シールド層
として用いることにより、記録媒体の高密度化に対応し
たMRヘッドを提供でき、製品の生産効率も高められ
た。従来、アモルファス磁性膜をMRヘッドのシールド
層として用いた例として、特開昭59−90222号公
報に開示される技術があり、アモルファス磁性膜として
CoNbZr合金を用いて、透磁率ならびに飽和磁束密
度のいずれもが従来のシールド層材料に比べ優れた特性
をもつことを開示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般に、多結晶薄膜と
比較して、アモルファス薄膜では、電気的な比抵抗が従
来の合金シールド層、たとえばパーマロイ膜に比べて大
きい。ヴィーデマン・フランツの法則によれば、熱伝導
度と比抵抗とは反比例するから、MRヘッド通電時の磁
気抵抗効果センサ部の放熱効率は、アモルファスシール
ド層の場合、従来の合金シールド層に比べて低下する。
磁気抵抗効果センサの出力は温度変化に敏感であるた
め、アモルファス磁性膜を下部シールド層として用いる
場合の磁気抵抗効果センサ部の温度上昇を極力低減させ
ることが、磁気抵抗効果センサによる再生出力信号の安
定化等の観点から重要な課題となる。
【0012】本発明の目的は、余分な加工を必要とする
ことなく、シールド層における平均面粗さの低減と熱伝
導性の向上とを両立させることが可能な磁気抵抗効果型
ヘッドを提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、製造プロセスを複雑
化させることなく、磁気抵抗効果センサにおける構造的
および熱的なノイズの発生を抑制することが可能な磁気
抵抗効果型ヘッドを提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、製造プロセス
を複雑化させることなく、シールド層における平均面粗
さの低減および熱伝導性の向上を実現して、磁気記録媒
体の高密度化に対応することが可能な磁気抵抗効果型ヘ
ッドを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気抵抗効果型
ヘッドでは、磁気抵抗効果センサを構成する磁気抵抗効
果層を絶縁膜を介して挟む上部シールド層および下部シ
ールド層の少なくとも一方を、例えば、磁気抵抗効果層
に臨む比抵抗の小さい磁性金属薄膜と、アモルファス膜
の様な平均面粗さの小さな平滑な層とからなる2層以上
の積層構造とする。磁性金属薄膜としては、たとえば、
NiFeなどを用いることができ、アモルファス膜とし
ては、たとえばCoNbZrアモルファスを用いること
ができる。
【0016】上記した本発明の磁気抵抗効果型ヘッドに
よれば、シールド層に対して、好ましい表面粗さと、熱
伝導特性とを付与することが可能となる。この結果、シ
ールド層と磁気抵抗効果層とを隔てる絶縁膜の研磨等の
煩雑な工程を必要とすることなく、たとえばシールド層
の表面粗さの低減による磁気抵抗効果層における磁区の
発生の抑止によるバルクハンゼンノイズの低減と、シー
ルド層を介した磁気抵抗効果層の放熱効率の向上による
熱的なノイズ低減を実現でき、磁気記録媒体の高記録密
度化を容易かつ安価に実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である磁気抵抗効果型ヘッドの構成の一例を示す
略断面図である。なお、図1における磁気抵抗効果型ヘ
ッドの断面は、図示しない記録媒体面に垂直な方向から
見た状態を示している。
【0019】本実施の形態の磁気抵抗効果型ヘッド10
は、例えば基板11、ベース絶縁層12、下部シールド
層13、第1絶縁層14、磁気抵抗効果機能部15、ハ
ードバイアス層16、電極層17、第2絶縁層18、お
よび上部シールド層19から構成される。
【0020】基板11はMRヘッドを支持するスライダ
本体として用いる。基板11上にベース絶縁層12で隔
離して下部シールド層13が積層される。磁気抵抗効果
機能部15は、下部シールド層13上に所望の厚さに着
層した第1絶縁層14上に形成され、下部シールド層1
3から隔離されている。磁気抵抗効果機能部15の両端
には、第1絶縁層14によって下部シールド層13から
隔離した磁気的にハードな強磁性金属のハードバイアス
層16と、ハードバイアス層16上に積層された導電性
の電極層17とが形成されている。次に、第2絶縁層1
8が所望の厚さに積層され、第2絶縁層18上に上部シ
ールド層19が形成される。
【0021】基板11は、たとえば、厚さ2mm程度の
AlTiC等のセラミックスで構成される。ベース絶縁
層12は、たとえば、スパッタ等によって形成される厚
さ5μm程度のアルミナ(Al2 3)で構成される。第
1絶縁層14は、たとえば、スパッタ等によって形成さ
れる厚さ5μm程度のアルミナで構成される。ハードバ
イアス層16は、たとえば、スパッタ等によって形成さ
れる厚さ0.1μm程度のCoPt合金で構成される。電
極層17は、たとえば、スパッタ等によって形成される
厚さ0.5μm程度の金(Au)または銅(Cu)で構成
される。第2絶縁層18は、たとえば、スパッタ等によ
って形成される厚さ5μm程度のアルミナで構成され
る。上部シールド層19は、たとえば、スパッタ等によ
って形成される厚さ2μm程度のNiFe合金で構成さ
れる。
【0022】本実施の形態の場合、下部シールド層13
は、以下のような多層構造を呈している。すなわち、図
2は、本実施の形態における下部シールド層13の構造
の一例を示す断面図である。本実施の形態の下部シール
ド層13は、基板11上に被着されたアルミナ等を材料
とするベース絶縁層12の上に積層されたアモルファス
磁性層21および結晶質金属層22より構成されてい
る。結晶質金属層22はMRヘッド動作時の放熱効率を
改善することが主要な目的である。従って、結晶質金属
層22の材料としては、耐食性、磁気特性等のMRヘッ
ドに要求される条件に適合するものであれば、磁性金属
材料でも、非磁性金属材料でも構わない。さらに、アモ
ルファス磁性層21および結晶質金属層22からなる積
層膜を少なくとも2層以上含めて、所望の回数積層して
下部シールド層13を形成しても構わない。
【0023】さらに、上部シールド層19を、下部シー
ルド層13と同様の積層磁性層にしても構わない。
【0024】図3は、上部シールド層19を多層構造に
した磁気抵抗効果型ヘッド10Aの構成の一例を示す略
断面図である。上部シールド層19は記録ヘッドの下部
コアを兼ねる場合が多い。この時、上部シールド層19
の比抵抗が大きい方が高周波記録の点で有利であるが、
高比抵抗材料は熱伝導性が劣る。そこで、放熱効果を高
めるために、第2絶縁層18上に、まず結晶質金属層2
2Aを所望の厚さに形成し、続いてアモルファス磁性層
21Aを所望の厚さに形成する。公知されているアモル
ファス磁性膜の透磁率ならびに飽和磁束密度の特性は磁
気誘導型ヘッドの磁極としても優れた特性を有してお
り、かつ結晶質金属層22Aの存在により、ヘッド動作
時のうず電流の発生を抑制して高周波特性に優れた記録
再生複合型ヘッドが提供される。
【0025】アモルファス磁性層21として1.5μm程
度の厚さのCoNbZrアモルファス合金を用い、結晶
質金属層22として0.5μm程度のパーマロイ合金を用
いた場合の下部シールド層13の特性の一例を図9に示
す。図9には、本実施の形態の磁気抵抗効果型ヘッドの
特性と比較するために、従来シールド層として用いられ
ていたCoNbZrアモルファス合金の特性、ならびに
NiFe合金の特性も併せて表記してある。図9におい
て、HceおよびHchは、各々、磁化容易軸および磁
化困難軸の保磁力であり、Hkは異方性磁界であり、B
re/Bseは残留磁束密度と飽和磁束密度との比率
(角形比)である。
【0026】本実施の形態のような多層構造の下部シー
ルド層13の磁気特性と、従来のCoNbZrアモル
ファス磁性膜の磁気特性、およびNiFe結晶質磁性
膜の磁気特性とを比較すると、Hkが小さくなる以外
は磁気特性はCoNbZrアモルファス磁性膜の場合と
ほぼ同じである。平均面粗さはCoNbZrアモルファ
ス磁性膜の場合が最も小さく、NiFe結晶質磁性膜の
場合が最も大きい。本実施の形態の場合の多層構造の下
部シールド層13の平均面粗さはCoNbZrアモルフ
ァス磁性膜と、NiFe結晶質磁性膜とのあいだの値に
なる。しかし、熱伝導率はNiFe結晶質磁性膜の場合
が最も大きく、CoNbZrアモルファス磁性膜の場合
が最も小さい。本実施の形態の多層構造の下部シールド
層13の場合には、熱伝導率が、単一のCoNbZrア
モルファス磁性膜の場合に比べて60%程度改善され
る。従って、本実施の形態の下部シールド層13は、磁
気特性および表面粗さをアモルファス薄膜と同程度に保
ちながら、放熱特性がアモルファス薄膜と比べて顕著に
改良されていることを示している。
【0027】図4に、本実施の形態の磁気抵抗効果型ヘ
ッドにおける磁気抵抗効果機能部15の構造30の一例
を示す。磁気抵抗効果機能部15は、当技術分野で一般
的なソフト膜バイアスと呼び慣わされているハードバイ
アス構造であり、磁気抵抗効果層31上に非磁性金属の
分離層32を形成し、分離層32上に磁気抵抗効果層3
1へ横バイアスを加えるための磁気的にソフトな磁性金
属層33を形成した構造になっている。さらに、ヘッド
製造工程での膜の変質を防ぐために、磁気的にソフトな
磁性金属層33上に第2の保護層34が形成されてもよ
い。
【0028】各層の物質および厚さの一例を示すと、磁
気抵抗効果層31は、たとえばスパッタ等の方法で形成
される厚さ10〜20nm程度のNiFe合金からな
る。分離層32は、たとえば、スパッタ等の方法で形成
される厚さ5nm程度のタンタル(Ta),ニオブ(N
b),チタン(Ti)等の非磁性金属薄膜からなる。磁
性金属層33は、たとえばスパッタ等の方法で形成され
る厚さ10〜20nm程度のNiFeNb合金からな
る。第2の保護層34は、たとえばスパッタ等の方法で
形成される厚さ5nm程度のTaからなる。
【0029】このように、本実施の形態1の磁気抵抗効
果型ヘッド10では、第1絶縁層14を介してハードバ
イアス構造の磁気抵抗効果機能部15に接する下部シー
ルド層13を、熱伝導性の良好な結晶質金属層22と、
平均面粗さが小さく平坦度の良好なアモルファス磁性層
21とからなる多層構造にしたので、研磨等の余分な加
工工程を必要とすることなく、磁気抵抗効果機能部15
の形成プロセスの下地となる下部シールド層13(第1
絶縁層14)の平坦度を、磁気抵抗効果機能部15にお
けるバルクハウゼンノイズ等の構造的なノイズの発生を
抑止できる程度に平滑化できるとともに、高い熱伝導率
による放熱効率の向上によって磁気抵抗効果機能部15
の温度変化等に起因する熱的なノイズの発生を抑止でき
る。この結果、図示しない記録媒体上の微弱な磁気信号
の再生精度が向上し、記録媒体における記録密度の向上
に対応することができる。
【0030】(実施の形態2)図5に、本発明の他の実
施の形態である磁気抵抗効果型ヘッドの構造の一例を示
す断面図である。図5はヘッド断面を記録媒体面に垂直
な方向から見た状態を示している。本実施の形態の磁気
抵抗効果型ヘッド40は、例えば基板41、ベース絶縁
層42、下部シールド層43、第1絶縁層44、磁気抵
抗効果機能部45、ハードバイアス層46、電極層4
7、第2絶縁層48、および上部シールド層49から構
成される。
【0031】基板41はMRヘッドを支持するスライダ
本体として用いる。基板41上にベース絶縁層42で隔
離して下部シールド層43が積層される。磁気抵抗効果
機能部45は、下部シールド層43上に所望の厚さに着
層した第1絶縁層44上に形成され、下部シールド層4
3から隔離されている。磁気抵抗効果機能部45の両端
には、第1絶縁層44によって下部シールド層43から
隔離した磁気的にハードな強磁性金属のハードバイアス
層46と、ハードバイアス層46上に積層された導電性
の電極層47とが形成されている。次に、第2絶縁層4
8が所望の厚さに積層され、第2絶縁層48上に上部シ
ールド層49が形成される。
【0032】この実施の形態2の場合、下部シールド層
43は、前述の実施の形態1の場合と同様に、アモルフ
ァス磁性層21上に結晶質金属層22を積層した構造を
呈しているが、磁気抵抗効果機能部45が前述の実施の
形態1に例示した磁気抵抗効果機能部15と異なってい
る。
【0033】図6は、本実施の形態の磁気抵抗効果型ヘ
ッド40における磁気抵抗効果機能部45の構造50の
一例を示す断面図である。磁気抵抗効果機能部45の構
造は、当技術分野で呼び慣わされているスピンバルブ構
造である。例えば、下地の第1絶縁層44上に、反強磁
性体を材料とする配向性制御層51を形成し、配向性制
御層51上に、順に磁気的にソフトな第1の強磁性層5
2、非磁性金属層53、および磁気的にソフトな第2の
強磁性層54を形成する。さらに、ヘッド製造工程での
膜の変質を防ぐために、磁気的にソフトな第2の強磁性
層54上に保護層55が形成されてもよい。
【0034】反強磁性体を材料とする配向性制御層51
は第2の強磁性層54の上に形成してもよい。この場合
には、下地の第1絶縁層44上に、順に磁気的にソフト
な第1の強磁性層52、非磁性金属層53、および磁気
的にソフトな第2の強磁性層54を形成して、第2の強
磁性層54上に配向性制御層51を形成する。この場合
も、ヘッド製造工程での膜の変質を防ぐために、配向性
制御層51を形成した後に、保護層55が形成されてい
てもよい。
【0035】磁気抵抗効果機能部45を構成する各層の
物質および厚さの一例を示すと、配向性制御層51は、
たとえばスパッタ等の方法で形成される厚さ50nm程
度のNiO等からなる。第1の強磁性層52は、たとえ
ばスパッタ等の方法で形成される厚さ10nm程度のN
iFe合金等からなる。非磁性金属層53は、たとえば
スパッタ等の方法で形成される厚さ5nm程度のCu等
からなる。第2の強磁性層54は、たとえばスパッタ等
の方法で形成される厚さ10nm程度のNiFe合金等
からなる。保護層55は、たとえばスパッタ等の方法で
形成される厚さ10nm程度のNiFePt合金あるい
はNiFeCo合金等からなる。
【0036】この実施の形態2の場合にも、前記実施の
形態1の場合(図3の構造)と同様に、上部シールド層
49を多層構造にしても構わない。その場合は、放熱効
果を高めるために、第2絶縁層48上にまず結晶質金属
層22Aを所望の厚さに形成し、続いてアモルファス磁
性層21Aを所望の厚さに形成する。公知されているア
モルファス磁性膜の透磁率ならびに飽和磁束密度の特性
は磁気誘導型ヘッドの磁極としても優れた特性を有して
おり、かつ結晶質金属層22Aの存在により、ヘッド動
作時のうず電流の発生を抑制して高周波特性に優れた記
録再生複合型ヘッドが提供される。
【0037】このように、本実施の形態2の磁気抵抗効
果型ヘッド40では、第1絶縁層44を介してスピンバ
ルブ構造の磁気抵抗効果機能部45に接する下部シール
ド層43を、熱伝導性の良好な結晶質金属層22と、平
均面粗さが小さく平坦度の良好なアモルファス磁性層2
1とからなる多層構造にしたので、研磨等の余分な加工
工程を必要とすることなく、磁気抵抗効果機能部45の
形成プロセスの下地となる下部シールド層43(第1絶
縁層44)の平坦度を、磁気抵抗効果機能部45におけ
るバルクハウゼンノイズ等の構造的なノイズの発生を抑
止できる程度に平滑化できるとともに、高い熱伝導率に
よる放熱効率の向上によって磁気抵抗効果機能部45の
温度変化等に起因する熱的なノイズの発生を抑止でき
る。この結果、図示しない記録媒体上の微弱な磁気信号
の再生精度が向上し、記録媒体における記録密度の向上
に対応することができる。
【0038】(実施の形態3)図7は、本発明のさらに
他の実施の形態である磁気抵抗効果型ヘッドの構成の一
例を示す断面図である。この図7はヘッド断面を記録媒
体面に垂直な方向から見た状態を示している。本実施の
形態3の磁気抵抗効果型ヘッド60は、例えば基板6
1、ベース絶縁層62、下部シールド層63、第1絶縁
層64、磁気抵抗効果機能部65、ハードバイアス層6
6、電極層67、第2絶縁層68、および上部シールド
層69から構成される。
【0039】基板61はMRヘッドを支持するスライダ
本体として用いる。基板61上にベース絶縁層62で隔
離して下部シールド層63が積層される。磁気抵抗効果
機能部65は、下部シールド層63上に所望の厚さに着
層した第1絶縁層64上に形成され、下部シールド層6
3から隔離されている。磁気抵抗効果機能部65の両端
には、第1絶縁層64によって下部シールド層63から
隔離した磁気的にハードな強磁性金属のハードバイアス
層66と、ハードバイアス層66上に積層される導電性
の電極層67とが形成されている。次に、第2絶縁層6
8が所望の厚さに積層され、第2絶縁層68上に上部シ
ールド層69が形成される。
【0040】この実施の形態3の場合も、前述の実施の
形態1の場合と同様に、下部シールド層63は、アモル
ファス磁性層21上に結晶質金属層22を積層した構造
をしている。
【0041】本実施の形態3の場合、磁気抵抗効果機能
部65の構造が、前述の実施の形態1に例示した磁気抵
抗効果機能部15、および実施の形態2に例示した磁気
抵抗効果機能部45のいずれとも異なっている。
【0042】図8に、本実施の形態3の磁気抵抗効果型
ヘッド60における磁気抵抗効果機能部65の構造70
を示す。磁気抵抗効果機能部65の構造は、当技術分野
で呼び慣わされている巨大磁気抵抗効果を利用した構造
(GMR構造)である。すなわち、本実施の形態3の磁
気抵抗効果機能部65における磁気抵抗変化は、前述の
実施の形態1に例示した磁気抵抗効果機能部15が、た
とえば0.5%程度であるのに対して、5%程度と極めて
大きな値である。
【0043】磁気抵抗効果機能部65の構造は、例え
ば、下地の第1絶縁層64上に、順に磁気的にソフトな
第1の強磁性金属層71、非磁性金属層72を形成し、
その後、非磁性金属層72上に必要なだけ第1の強磁性
金属層71と、非磁性金属層72とを周期とする積層構
造を反復形成する。そして、第1の強磁性金属層71
と、非磁性金属層72とを所望の回数積層した後に、磁
気的にソフトな第2の強磁性金属層73を形成する。さ
らに、ヘッド製造工程での膜の変質を防ぐために、磁気
的にソフトな第2の強磁性金属層73上に保護層74が
形成されていてもよい。
【0044】また、下地の第1絶縁層64上に配向性を
制御するための第1の磁性金属層75を形成した後に、
図8の層構造を形成して、磁気的にソフトな第2の強磁
性金属層73を形成した後に、第2の強磁性金属層73
上に配向性を制御するための第2の磁性金属層76を形
成してもよい。この場合には、第1の磁性金属層75
と、第2の磁性金属層76とのうちいずれか一方だけで
もよい。配向性制御のための第1の磁性金属層75と、
第2の磁性金属層76とを形成する場合にも、ヘッド製
造工程での膜の変質を防ぐために、磁気的にソフトな第
2の強磁性金属層73上、あるいは配向性制御のための
第2の磁性金属層76上に保護層74が形成されてもか
まわない。
【0045】本実施の形態3における磁気抵抗効果機能
部65を構成する各層の物質および厚さの一例を以下に
示す。第1の磁性金属層75は、たとえばスパッタ等の
方法で形成される厚さ10nm程度のNiMn合金等か
らなる。第1の強磁性金属層71は、たとえばスパッタ
等の方法で形成される厚さ5nm程度のNiFe合金等
からなる。非磁性金属層72は、たとえばスパッタ等の
方法で形成される厚さ2〜2nm程度のCuまたは銀
(Ag)等からなる。第2の強磁性金属層73は、たと
えばスパッタ等の方法で形成される厚さ10nm程度の
NiMn合金あるいはFeMn合金等からなる。第2の
磁性金属層76は、たとえばスパッタ等の方法で形成さ
れる厚さ5nm程度のCoPt合金等からなる。保護層
74は、たとえばスパッタ等の方法で形成される厚さ5
nm程度のTaあるいはアルミナ等からなる。
【0046】この実施の形態3の場合にも、前記実施の
形態1の場合(図3の構造)と同様に、上部シールド層
69を多層構造にしても構わない。その場合は、放熱効
果を高めるために、第2絶縁層68上にまず結晶質金属
層22Aを所望の厚さに形成し、続いてアモルファス磁
性層21Aを所望の厚さに形成する。公知されているア
モルファス磁性膜の透磁率ならびに飽和磁束密度の特性
は磁気誘導型ヘッドの磁極としても優れた特性を有して
おり、かつ結晶質金属層22Aの存在により、ヘッド動
作時のうず電流の発生を抑制して高周波特性に優れた記
録再生複合型ヘッドが提供される。
【0047】このように、本実施の形態3の磁気抵抗効
果型ヘッド60では、第1絶縁層64を介してGMR構
造の磁気抵抗効果機能部65に接する下部シールド層6
3を、熱伝導性の良好な結晶質金属層22と、平均面粗
さが小さく平坦度の良好なアモルファス磁性層21とか
らなる多層構造にしたので、研磨等の余分な加工工程を
必要とすることなく、磁気抵抗効果機能部65の形成プ
ロセスの下地となる下部シールド層63(第1絶縁層6
4)の平坦度を、磁気抵抗効果機能部65におけるバル
クハウゼンノイズ等の構造的なノイズの発生を抑止でき
る程度に平滑できるとともに、高い熱伝導率による放熱
効率の向上によって磁気抵抗効果機能部65の温度変化
等に起因する熱的なノイズの発生を抑止できる。この結
果、図示しない記録媒体上の微弱な磁気信号の再生精度
が向上し、記録媒体における記録密度の向上に対応する
ことができる。
【0048】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0049】たとえば、磁気抵抗効果型ヘッドおよび磁
気抵抗効果機能部の構造や素材さらには寸法としては前
述の各実施の形態に例示されたものに限定されない。
【0050】
【発明の効果】本発明の磁気抵抗効果型ヘッドによれ
ば、余分な加工を必要とすることなく、シールド層にお
ける平均面粗さの低減と熱伝導性の向上とを両立させる
ことができる、という効果が得られる。
【0051】また、本発明の磁気抵抗効果型ヘッドによ
れば、製造プロセスを複雑化させることなく、磁気抵抗
効果センサにおける構造的および熱的なノイズの発生を
抑制することができる、という効果が得られる。
【0052】また、本発明の磁気抵抗効果型ヘッドによ
れば、製造プロセスを複雑化させることなく、シールド
層における平均面粗さの低減および熱伝導性の向上を実
現して、磁気記録媒体の高密度化に対応することができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である磁気抵抗効果型ヘ
ッドの構成の一例を示す略断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である磁気抵抗効果型ヘ
ッドの一部を取り出して示す断面図である。
【図3】本発明の一実施である磁気抵抗効果型ヘッドの
構成の変形例を示す略断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態の形態である磁気抵抗効
果型ヘッドにおける磁気抵抗効果機能部の構造の一例を
示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態である磁気抵抗効果型
ヘッドの構造の一例を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である磁気抵抗効果型
ヘッドにおける磁気抵抗効果機能部の構造の一例を示す
断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態である磁気抵抗
効果型ヘッドの構成の一例を示す断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態である磁気抵抗
効果型ヘッドにおける磁気抵抗効果機能部の構造の一例
を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である磁気抵抗効果型ヘ
ッドにおけるシールド層の特性と従来のシールド層の特
性を対照して示すテーブルである。
【符号の説明】 10,10A…磁気抵抗効果型ヘッド、11…基板、1
2…ベース絶縁層、13…下部シールド層、14…第1
絶縁層、15…磁気抵抗効果機能部、16…ハードバイ
アス層、17…電極層、18…第2絶縁層、19…上部
シールド層、21…アモルファス磁性層、21A…アモ
ルファス磁性層、22…結晶質金属層、22A…結晶質
金属層、31…磁気抵抗効果層、32…分離層、33…
磁性金属層、34…第2の保護層、40…磁気抵抗効果
型ヘッド、41…基板、42…ベース絶縁層、43…下
部シールド層、44…第1絶縁層、45…磁気抵抗効果
機能部、46…ハードバイアス層、47…電極層、48
…第2絶縁層、49…上部シールド層、51…配向性制
御層(反磁性層)、52…第1の強磁性層、53…非磁
性金属層、54…第2の強磁性層、55…保護層、60
…磁気抵抗効果型ヘッド、61…基板、62…ベース絶
縁層、63…下部シールド層、64…第1絶縁層、65
…磁気抵抗効果機能部、66…ハードバイアス層、67
…電極層、68…第2絶縁層、69…上部シールド層、
71…第1の強磁性金属層、72…非磁性金属層、73
…第2の強磁性金属層、74…保護層、75…第1の磁
性金属層、76…第2の磁性金属層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光岡 勝也 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所 ストレージシステム事 業部内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/39

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シールド層と、前記下部シールド層
    上に形成された電気絶縁材料からなる第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に形成された磁気抵抗効果機能部
    と、前記磁気抵抗効果機能部上に形成された電気絶縁材
    料からなる第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層上に形成
    された上部シールド層とを含む磁気抵抗効果型ヘッドで
    あって、前記下部シールド層および上部シールド層のう
    ち少なくとも前記下部シールド層が結晶質膜とアモルフ
    ァス膜からなる2層以上の積層構造を呈することを特徴
    とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッドに
    おいて、前記磁気抵抗効果機能部は、磁気抵抗効果層お
    よび前記磁気抵抗効果層に信号検出電流を流すために前
    記磁気抵抗効果層の両端に形成された一対の電極導体か
    らなり、前記磁気抵抗効果層は、磁気的にソフトな第1
    の強磁性層と、前記第1の強磁性層上に形成された非磁
    性の金属層と、前記金属層上に形成された磁気的にソフ
    トな第2の強磁性層と、前記第1の強磁性層下、あるい
    は前記第2の強磁性層上に形成された反強磁性層とから
    構成されることを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気抵抗効果型ヘッドに
    おいて、前記磁気抵抗効果機能部は、磁気抵抗効果層お
    よび前記磁気抵抗効果層に信号検出電流を流すために前
    記磁気抵抗効果層の両端に形成された一対の電極導体か
    らなり、前記磁気抵抗効果層の内には、磁気的にソフト
    な強磁性層と、前記磁気的にソフトな強磁性層上に形成
    された非磁性の金属層とから構成される積層体を少なく
    とも2層以上反復形成したことを特徴とする磁気抵抗効
    果型ヘッド。
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